JP2010203581A - 回転部材の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持体に回転部材を支持するための支持孔が設けられ、支持孔内で支持体に摩耗防止用のスリーブが固定される回転部材の支持構造であって、より強度の高い材料で形成されるスリーブが、半径方向にがたつかないようにして支持体との一体性を確保する。
【解決手段】支持体17を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料から成るスリーブ38Aの外周から半径方向外方に突出するようにしてスリーブ38Aに一体に設けられる突部47の先端に、支持体17に係合する係合鍔部48が、支持孔39の軸方向に延びる部分を少なくとも有して一体に連設される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、支持体に回転部材を支持するための支持孔が設けられ、支持孔内で前記支持体に摩耗防止用のスリーブが固定される回転部材の支持構造に関する。
エンジンのクランクケースの一側を覆うサイドカバーに、摩耗防止用のスリーブが鋳包まれ、クランクシャフトの一端部およびスリーブ間にボールベアリングが介装されるようにしたクランクシャフトの支持構造が、特許文献1で知られている。
特開平10−131975号公報
上記特許文献1で開示されたものでは、サイドカバーおよびスリーブが線膨張係数を同一としたアルミニウム合金から成るものであるので、クランクシャフトの一端支持部が高温となってもスリーブにがたつきが生じることはない。一方、スリーブの剛性をより高めるために、スリーブをより強度の高い材料たとえば鋳鉄で形成することが考えられ、その場合、熱間時には、たとえば鋳鉄製であるスリーブの線膨張係数と、たとえばアルミニウム合金製であるサイドカバーの線膨張係数とが異なるので、相互の密着性が失われ、クランク打音や、フレッティング摩耗の原因となることが懸念される。
また上記特許文献1では、スリーブの外周に複数の溝が設けられ、それらの溝にサイドカバーの凝固部が入り込むようにして、スリーブの軸方向および回転方向移動を規制するようにしているが、スリーブの半径方向移動は規制されていないので、上述のように、スリーブおよびサイドカバーが線膨張係数の異なる材料で形成される場合には、スリーブの外周がサイドカバーから離間し、クランク打音や、フレッティング摩耗の原因となり、ひいてはクランクシャフトの一端支持部の剛性低下につながるという課題が生じる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、より強度の高い材料で形成されるスリーブが、半径方向にがたつかないようにして支持体との一体性を確保し得るようにした回転部材の支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、支持体に回転部材を支持するための支持孔が設けられ、支持孔内で前記支持体に摩耗防止用のスリーブが固定される回転部材の支持構造において、前記支持体を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料から成る前記スリーブの外周から半径方向外方に突出するようにして前記スリーブに一体に設けられる突部の先端もしくは前記支持孔の内周から半径方向内方に突出するようにして前記支持体に一体に設けられる突部の先端に、前記支持体もしくは前記スリーブに係合する係合鍔部が、前記支持孔の軸方向に延びる部分を少なくとも有して一体に連設されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記係合鍔部が、前記突部とともに断面L字状をなすようにして前記突部に一体に連設されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記係合鍔部が、前記突部とともに断面T字状をなすようにして前記突部に一体に連設されることを特徴とする。
本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記係合鍔部が、前記突部とともに断面U字状をなすようにして前記突部に一体に連設されることを第4の特徴とする。
本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記係合鍔部が、側面視で前記スリーブの軸方向両端よりも内方に配置されることを第5の特徴とする。
本発明は、第1〜第5の特徴のいずれかの構成に加えて、前記突部および前記係合鍔部が、前記スリーブの周方向に等間隔をあけた複数箇所で前記スリーブの外周に配設されることを第6の特徴とする。
本発明は、第1〜第6の特徴の構成のいずれかに加えて、前記スリーブの周方向に等間隔をあけた複数箇所に配置される前記係合鍔部の、前記突部に対する屈曲方向が同一方向に設定されることを第7の特徴とする。
本発明は、第1〜第6の特徴の構成のいずれかに加えて、前記スリーブの軸方向に間隔をあけるとともに前記スリーブの周方向に間隔をあけた位置に複数の前記突部が配置され、前記スリーブの軸方向に間隔をあけた位置に配置される突部に対する前記係合鍔部の相対配置が相互に逆に設定されることを第8の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第8の特徴の構成のいずれかに加えて、前記突部および前記係合鍔部が一体に設けられる前記スリーブが鋳鉄製であることを第9の特徴とする。
なお実施の形態のクランクシャフト15が本発明の回転部材に対応し、実施の形態の第1および第2ケース半体17,18が本発明の支持体に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、スリーブの外周から半径方向外方に突出するようにしてスリーブに一体に設けられる突部の先端もしくは支持孔の内周から半径方向内方に突出するようにして支持体に一体に設けられる突部の先端に係合鍔部が一体に連設され、係合鍔部は、支持孔の軸方向に延びる部分を少なくとも有して支持体もしくはスリーブに係合するので、支持体の熱膨張時、係合鍔部によって支持体およびスリーブが係合しているので、支持体およびスリーブの密着性を高め、スリーブが半径方向にがたつくことを抑制して一体性を保持することができる。このため、スリーブが、支持体を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料から成るものであっても、回転部材の支持剛性を高く維持することができ、隙間が生じることに起因する打音やフレッティング摩耗を防止することができ、スリーブや支持体が破損することを防止することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、係合鍔部および突部が断面L字状をなすように形成されるので、係合鍔部を単純な形状として成形性を高めることができる。
本発明の第3の特徴によれば、係合鍔部および突部が断面T字状をなすように形成されるので、スリーブの半径方向でスリーブもしくは支持体に係合する係合鍔部の突部への連設部が係合鍔部の略中央部となることにより、係合鍔部に作用する荷重を均等化し、スリーブおよび支持体をより安定して一体化することができる。
本発明の第4の特徴によれば、係合鍔部および突部が断面U字状をなすように形成されるので、係合鍔部のスリーブもしくは支持体への係合面積を増大し、スリーブおよび支持体をより安定して一体化することができる。
本発明の第5の特徴によれば、係合鍔部が側面視でスリーブの軸方向両端よりも内方にあるので、係合鍔部がスリーブの周辺の部品と干渉することを避けつつ、回転部材の支持構造をコンパクト化することができる。
本発明の第6の特徴によれば、突部および係合鍔部がスリーブの周方向に等間隔をあけた複数箇所でスリーブの外周に配設されるので、突部および係合鍔部がスリーブの外周の周方向全周にわたるものと比べて係合力が大きく落ちることがないようにして安定した密着性を保持するとともに、スリーブの軽量化を図ることができる。
本発明の第7の特徴によれば、係合鍔部がスリーブの周方向に等間隔をあけた複数箇所に配置され、それらの係合鍔部の突部に対する屈曲方向が同一方向に設定されるので、係合鍔部がスリーブの周方向全周にわたるものと比べて係合力が大きく落ちることがないようにして安定した密着性を保持しつつ、複数の係合鍔部の形成を容易とし、加工工数低減に寄与することができる。
本発明の第8の特徴によれば、スリーブの軸方向に間隔をあけるとともにスリーブの周方向に間隔をあけた位置に複数の突部が配置され、スリーブの軸方向に間隔をあけた位置に配置される突部に対する係合鍔部の相対配置が相互に逆に設定されるので、スリーブの軸方向移動をより確実に規制して、スリーブおよび支持体をより安定して一体化することができる。
さらに本発明の第9の特徴によれば、突部および係合鍔部を一体に有するスリーブを鋳鉄製とすることで、アルミニウム等の軽合金製とした場合に比べてコストを削減しながらスリーブの剛性を高め、振動吸収性の向上を図ることができる。
実施例1の内燃機関の要部縦断側面図である。 図1の2矢示部拡大図である。 スリーブの斜視図である。 実施例2の図2に対応した断面図である。 スリーブの斜視図である。 実施例3の図2に対応した断面図である。 スリーブの斜視図である。 実施例4の図2に対応した断面図である。 スリーブの斜視図である。 実施例5の図2に対応した断面図である。 スリーブの斜視図である。 実施例6の図2に対応した断面図である。 スリーブの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3を参照しながら本発明の実施例1について説明すると、先ず図1において、この内燃機関は、回転部材であるクランクシャフト15を回転自在に支承するクランクケース16と、前記クランクシャフト15にクランクピン20およびコネクティングロッド21を介して連接されるピストン22を摺動自在に嵌合せしめるシリンダボア23を有して前記クランクケース16に結合されるシリンダブロック24と、前記ピストン22の頂部を臨ませる燃焼室25を前記シリンダブロック24との間に形成するようにしてシリンダブロック24に結合されるシリンダヘッド26とを備える。
前記クランクケース16は、たとえばアルミニウウム合金によって鋳造成形される第1および第2ケース半体17,18が前記クランクシャフト15の軸線と直交する平面に沿う合わせ面19で結合されて成るものであり、クランクシャフト15は、第1ケース半体17および第2ケース半体18にそれぞれ設けられる第1および第2軸受部17a,18aを回転自在に貫通する。
第1軸受部17aから突出したクランクシャフト15の一端部には、第1ケース半体17に結合される第1サイドカバー27に固定されるステータ29とともに発電機28を構成するロータ30が固定される。また発電機28および第1軸受部17a間でクランクシャフト15には駆動スプロケット31が固定されており、シリンダヘッド26側に設けられる動弁装置のカム(図示せず)にクランクシャフト15からの回転動力を伝達するための無端状のカムチェーン32が駆動スプロケット31に巻き掛けられ、第1ケース半体17、シリンダブロック24およびシリンダヘッド26には、前記カムチェーン32を走行させるためのカムチェーン通路33が形成される。
また第2軸受部18aから突出したクランクシャフト15の他端部には、図示しない変速装置側にクランクシャフト15からの回転動力を減速しつつ伝達するための一次減速装置34の一部を構成する駆動歯車35が固定され、一次減速装置34を覆う第2サイドカバー36が第2ケース半体18に結合される。
支持体である第1ケース半体17の第1軸受部17aには、前記クランクシャフト15が備える第1ジャーナル部15aを回転自在に支承するための第1支持孔39と、第1支持孔39よりも小径の第1挿通孔40とが、第1挿通孔40を第1支持孔39の外端に同軸に連ならせるようにして設けられ、支持体である第2ケース半体18の第2軸受部18aには、前記クランクシャフト15が備える第2ジャーナル部15bを回転自在に支承するための第2支持孔41と、第2支持孔41よりも小径の第2挿通孔42とが、第2挿通孔42を第2支持孔41の外端に同軸に連ならせるようにして設けられる。
第1支持孔39内で第1ケース半体17には摩耗防止用のスリーブ38Aが固定され、第2支持孔41内で第2ケース半体18には摩耗防止用のスリーブ38Aが固定され、第1ジャーナル部15aおよび一方のスリーブ38A間にはボールベアリング43が介装され、第2ジャーナル部15bおよび他方のスリーブ38A間にはローラベアリング44が介装される。また第1および第2ジャーナル部15a,15bの外面と、第1および第2挿通孔40,42の内面との間に環状のシール部材45,46がそれぞれ介装される。
図2および図3を併せて参照して、第1支持孔39内で第1ケース半体17に固定されるスリーブ38Aは、第1ケース半体17を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料、この実施例1では、第1ケース半体17がアルミニウム合金製であるのに対してスリーブ38Aは鋳鉄によって形成されるものであり、第1ケース半体17の鋳造成形時に鋳包まれるようにして、スリーブ38Aが第1ケース半体17に固定される。
前記スリーブ38Aにはその外周から半径方向外方に突出するようにして複数たとえば3つの突部47…が一体に設けられ、それらの突部47…の先端に、第1ケース半体17に係合する係合鍔部48…が、第1支持孔39の軸方向に延びるようにして一体に連設される。
前記突部47…は、スリーブ38Aの軸線に直交する平面内に配置されるようにして、該スリーブ38Aの軸方向中央部の外周に周方向等間隔をあけて一体に突設されるものであり、スリーブ38Aの軸線に沿う中央部に配置される。また前記係合鍔部48…は、各突部47…の先端からスリーブ38Aの軸方向すなわち第1支持孔39の軸方向に延びるものであり、各突部47…とともに断面L字状をなすようにして前記突部47…の先端に一体に連設される。
しかも前記係合鍔部48…の前記突部47…に対する屈曲方向は同一方向に設定されるものであり、さらに係合鍔部48…は、側面視でスリーブ38Aの軸方向両端よりも内方に配置される。
再び図1に注目して、第2支持孔41内で第2ケース半体18に固定される摩耗防止用のスリーブ38Aは、係合鍔部48…に対する突部47…の屈曲方向が、第1支持孔39内で第1ケース半体17に固定されるスリーブ38Aとは反対側となるようにして、第2ケース半体18の鋳造成形時に鋳包まれる。
この実施例1の作用について説明すると、クランクケース16を構成する第1および第2ケース半体17,18には、その第1および第2支持孔39,41内で摩耗防止用のスリーブ38A,38Aが固定されるのであるが、第1および第2ケース半体17,18を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料から成る前記スリーブ38A…の外周から半径方向外方に突出するようにして前記スリーブ38A…に一体に設けられる突部47…の先端に、第1および第2ケース半体17,18に係合する係合鍔部48…が、第1および第2支持孔39,41の軸方向に延びて一体に連設されている。したがって第1および第2ケース半体17,18の熱膨張時、係合鍔部48…によって第1および第2ケース半体17,18およびスリーブ38A…が係合しているので、第1および第2ケース半体17,18およびスリーブ38A…の密着性を高め、スリーブ38A…が半径方向にがたつくことを抑制して一体性を保持することができる。このため、スリーブ38A…が第1および第2ケース半体17,18を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料から成るものであっても、クランクシャフト15の支持剛性を高く維持することができ、隙間が生じることに起因する打音やフレッティング摩耗を防止することができ、スリーブ38A…や第1および第2ケース半体17,18が破損することを防止することができる。
しかも前記突部47…および前記係合鍔部48…が一体に設けられる前記スリーブ38Aが鋳鉄製であるので、アルミニウム等の軽合金製とした場合に比べてコストを削減しながらスリーブ38Aの剛性を高め、振動吸収性の向上を図ることができる。
また係合鍔部48…が、前記突部47…とともに断面L字状をなすようにして前記突部47…に一体に連設されるものであるので、係合鍔部48…を単純な形状として成形性を高めることができる。
また係合鍔部48…が、側面視で前記スリーブ38A…の軸方向両端よりも内方に配置されるので、係合鍔部48…がスリーブ38A…の周辺の部品と干渉することを避けつつ、クランクシャフト15の支持構造をコンパクト化することができる。
また前記突部47…および前記係合鍔部48…が、スリーブ38A…の周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば3箇所で前記スリーブ38A…の外周に配設されるものであるので、突部47…および係合鍔部48…がスリーブ38A…の外周の周方向全周にわたるものと比べて係合力が大きく落ちることがないようにして安定した密着性を保持するとともに、スリーブ38A…の軽量化を図ることができる。しかも係合鍔部48…の前記突部47…に対する屈曲方向が同一のスリーブ38Aでは同一方向に設定されるので複数の係合鍔部48…の形成を容易とし、加工工数低減に寄与することができる。
本発明の実施例2について図4および図5を参照しながら説明するが、上記実施例1に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
第1支持孔39内で第1ケース半体17に固定されるスリーブ38Bは、第1ケース半体17を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料、この実施例2では鋳鉄によって形成されるものであり、第1ケース半体17の鋳造成形時に鋳包まれるようにして、第1ケース半体17に固定される。
前記スリーブ38Bにはその外周から半径方向外方に突出するようにして複数たとえば3つの突部49…が一体に設けられ、それらの突部49…の先端に、第1ケース半体17に係合する係合鍔部50…が、第1支持孔39の軸方向に延びるようにして一体に連設される。
前記突部49…は、スリーブ38Bの軸線に直交する平面内に配置されるようにして、該スリーブ38Bの軸方向中央部の外周に周方向等間隔をあけて一体に突設されるものであり、スリーブ38Bの軸線に沿う一端部に配置される。また前記係合鍔部50…は、各突部49…の先端からスリーブ38Bの軸方向すなわち第1支持孔39の軸方向に延びるものであり、各突部49…とともに断面L字状をなすようにして前記突部49…の先端に一体に連設される。
しかも前記係合鍔部50…の前記突部49…に対する屈曲方向は同一方向に設定されるものであり、さらに係合鍔部50…は、側面視でスリーブ38Bの軸方向両端よりも内方に配置される。
この実施例2によっても上記実施例1と同様の効果を奏することができる。
本発明の実施例3について図6および図7を参照しながら説明するが、上記実施例1に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
第1支持孔39内で第1ケース半体17に固定されるスリーブ38Cは、第1ケース半体17を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料、この実施例3では鋳鉄によって形成されるものであり、第1ケース半体17の鋳造成形時に鋳包まれるようにして、第1ケース半体17に固定される。
前記スリーブ38Cにはその外周から半径方向外方に突出するようにして複数たとえば4つの突部51…が一体に設けられ、それらの突部51…の先端に、第1ケース半体17に係合する係合鍔部52…が、第1支持孔39の軸方向に延びるようにして一体に連設される。
前記突部51…は、スリーブ38Cの軸線に直交する平面内に配置されるようにして、該スリーブ38Cの軸方向中央部の外周に周方向等間隔をあけて一体に突設されるものであり、スリーブ38Cの軸線に沿う中央部に配置される。また前記係合鍔部52…は、各突部51…の先端からスリーブ38Cの軸方向すなわち第1支持孔39の軸方向に延びるものであり、各突部51…とともに断面L字状をなすようにして前記突部51…の先端に一体に連設される。
しかも前記係合鍔部52…の前記突部51…に対する屈曲方向は、周方向に隣合う同士では相互に逆方向となるように設定されるものであり、さらに係合鍔部52…は、側面視でスリーブ38Cの軸方向両端よりも内方に配置される。
この実施例3によれば、第1ケース半体17およびスリーブ38C…の密着性を高め、スリーブ38C…が半径方向にがたつくことを抑制して一体性を保持することができ、スリーブ38C…が第1ケース半体17を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料から成るものであっても、クランクシャフト15の支持剛性を高く維持することができ、隙間が生じることに起因する打音やフレッティング摩耗を防止することができ、スリーブ38C…や第1ケース半体17が破損することを防止することができる。
しかも前記突部51…および前記係合鍔部52…が一体に設けられるスリーブ38Cが鋳鉄製であるので、アルミニウム等の軽合金製とした場合に比べてコストを削減しながらスリーブ38Cの剛性を高め、振動吸収性の向上を図ることができる。
また係合鍔部52…が、前記突部47…とともに断面L字状をなすようにして前記突部47…に一体に連設されるものであるので、係合鍔部52…を単純な形状として成形性を高めることができる。
また係合鍔部52…が、側面視で前記スリーブ38C…の軸方向両端よりも内方に配置されるので、係合鍔部52…がスリーブ38C…の周辺の部品と干渉することを避けつつ、クランクシャフト15の支持構造をコンパクト化することができる。
また前記突部51…および前記係合鍔部52…が、スリーブ38C…の周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば4箇所で前記スリーブ38C…の外周に配設されるものであるので、突部51…および係合鍔部52…がスリーブ38C…の外周の周方向全周にわたるものと比べて係合力が大きく落ちることがないようにして安定した密着性を保持するとともに、スリーブ38C…の軽量化を図ることができる。
本発明の実施例4について図8および図9を参照しながら説明するが、上記実施例1に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
第1支持孔39内で第1ケース半体17に固定されるスリーブ38Dは、第1ケース半体17を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料、この実施例4では鋳鉄によって形成されるものであり、第1ケース半体17の鋳造成形時に鋳包まれるようにして、第1ケース半体17に固定される。
前記スリーブ38Dにはその外周から半径方向外方に突出するようにして複数たとえば4つの突部53…が一体に設けられ、それらの突部53…の先端に、第1ケース半体17に係合する係合鍔部54…が、第1支持孔39の軸方向に延びるようにして一体に連設される。
前記突部53…は、スリーブ38Dの軸線に直交する平面内に配置されるようにして、該スリーブ38Dの外周に周方向等間隔をあけて一体に突設されるものであり、各突部53…は、スリーブ38Dの周方向に隣り合う同士が交互にスリーブ38Dの軸方向に沿う反対側の端部に配置されるようにしてスリーブ38Dの外周に一体に突設される。また前記係合鍔部54…は、各突部53…の先端からスリーブ38Dの軸方向すなわち第1支持孔39の軸方向に延びるものであり、各突部53…とともに断面L字状をなすようにして前記突部53…の先端に一体に連設される。
しかも前記係合鍔部54…の前記突部53…に対する屈曲方向は、周方向に隣合う同士では相互に逆方向となるように設定されるものであり、さらに係合鍔部54…は、側面視でスリーブ38Dの軸方向両端よりも内方に配置される。
この実施例4によれば、第1ケース半体17およびスリーブ38D…の密着性を高め、スリーブ38D…が半径方向にがたつくことを抑制して一体性を保持することができ、スリーブ38D…が第1ケース半体17を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料から成るものであっても、クランクシャフト15の支持剛性を高く維持することができ、隙間が生じることに起因する打音やフレッティング摩耗を防止することができ、スリーブ38D…や第1ケース半体17が破損することを防止することができる。
しかも前記突部53…および前記係合鍔部54…が一体に設けられるスリーブ38Dが鋳鉄製であるので、アルミニウム等の軽合金製とした場合に比べてコストを削減しながらスリーブ38Dの剛性を高め、振動吸収性の向上を図ることができる。
また係合鍔部54…が、前記突部53…とともに断面L字状をなすようにして前記突部53…に一体に連設されるものであるので、係合鍔部54…を単純な形状として成形性を高めることができる。
また係合鍔部54…が、側面視で前記スリーブ38D…の軸方向両端よりも内方に配置されるので、係合鍔部54…がスリーブ38D…の周辺の部品と干渉することを避けつつ、クランクシャフト15の支持構造をコンパクト化することができる。
また前記突部53…および前記係合鍔部54…が、スリーブ38D…の周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば4箇所で前記スリーブ38D…の外周に配設されるものであるので、突部53…および係合鍔部54…がスリーブ38D…の外周の周方向全周にわたるものと比べて係合力が大きく落ちることがないようにして安定した密着性を保持するとともに、スリーブ38D…の軽量化を図ることができる。
しかもスリーブ38Dの軸方向に間隔をあけるとともにスリーブ38Dの周方向に間隔をあけた位置に、複数たとえば4つの突部53…および係合鍔部54…が配置されるので、スリーブ38Dの軸方向移動をより確実に規制して、スリーブ38Dおよび第1ケース半体17をより安定して一体化することができる。
本発明の実施例5について図10および図11を参照しながら説明するが、上記実施例1に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
第1支持孔39内で第1ケース半体17に固定されるスリーブ38Eは、第1ケース半体17を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料、この実施例5では鋳鉄によって形成されるものであり、第1ケース半体17の鋳造成形時に鋳包まれるようにして、第1ケース半体17に固定される。
前記スリーブ38Eにはその外周から半径方向外方に突出するようにして複数たとえば3つの突部55…が一体に設けられ、それらの突部55…の先端に、第1ケース半体17に係合する係合鍔部56…が、第1支持孔39の軸方向に延びるようにして一体に連設される。
前記突部55…は、スリーブ38Eの軸線に直交する平面内に配置されるようにして、該スリーブ38Eの外周に周方向等間隔をあけてスリーブ38Eの軸方向中央部外周に一体に突設される。また前記係合鍔部56…は、各突部55…の先端からスリーブ38Eの軸方向すなわち第1支持孔39の軸方向に延びるものであり、各突部55…とともに断面T字状をなすようにして前記突部55…の先端に一体に連設される。
この実施例5によれば、第1ケース半体17およびスリーブ38E…の密着性を高め、スリーブ38E…が半径方向にがたつくことを抑制して一体性を保持することができ、スリーブ38E…が第1ケース半体17を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料から成るものであっても、クランクシャフト15の支持剛性を高く維持することができ、隙間が生じることに起因する打音やフレッティング摩耗を防止することができ、スリーブ38E…や第1ケース半体17が破損することを防止することができる。
しかも前記突部55…および前記係合鍔部56…が一体に設けられるスリーブ38Eが鋳鉄製であるので、アルミニウム等の軽合金製とした場合に比べてコストを削減しながらスリーブ38Eの剛性を高め、振動吸収性の向上を図ることができる。
また係合鍔部56…が、前記突部55…とともに断面T字状をなすようにして前記突部47…に一体に連設されるものであるので、スリーブ38Eの半径方向で第1ケース半体17に係合する係合鍔部56…の突部55…への連設部が係合鍔部56…の略中央部となることにより、係合鍔部56…に作用する荷重を均等化し、スリーブ38Eおよび第1ケース半体17をより安定して一体化することができる。
また係合鍔部56…が、側面視で前記スリーブ38E…の軸方向両端よりも内方に配置されるので、係合鍔部56…がスリーブ38E…の周辺の部品と干渉することを避けつつ、クランクシャフト15の支持構造をコンパクト化することができる。
また前記突部55…および前記係合鍔部56…が、スリーブ38E…の周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば3箇所で前記スリーブ38E…の外周に配設されるものであるので、突部55…および係合鍔部56…がスリーブ38E…の外周の周方向全周にわたるものと比べて係合力が大きく落ちることがないようにして安定した密着性を保持するとともに、スリーブ38E…の軽量化を図ることができる。
本発明の実施例6について図12および図13を参照しながら説明するが、上記実施例1に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
第1支持孔39内で第1ケース半体17に固定されるスリーブ38Fは、第1ケース半体17を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料、この実施例6では鋳鉄によって形成されるものであり、第1ケース半体17の鋳造成形時に鋳包まれるようにして、第1ケース半体17に固定される。
前記スリーブ38Fにはその外周から半径方向外方に突出するようにして複数たとえば3つの突部57…が一体に設けられ、それらの突部57…の先端に、第1ケース半体17に係合する係合鍔部58…が、第1支持孔39の軸方向に延びるようにして一体に連設される。
前記突部57…は、スリーブ38Fの軸線に直交する平面内に配置されるようにして、該スリーブ38Fの外周に周方向等間隔をあけてスリーブ38Fの軸方向中央部外周に一体に突設される。また前記係合鍔部58…は、各突部57…の先端からスリーブ38Fの軸方向に延びる部分を少なくとも有するものであり、各突部57…とともに断面U字状をなすようにして前記突部57…の先端に一体に連設される。
この実施例6によれば、第1ケース半体17およびスリーブ38F…の密着性を高め、スリーブ38F…が半径方向にがたつくことを抑制して一体性を保持することができ、スリーブ38F…が第1ケース半体17を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料から成るものであっても、クランクシャフト15の支持剛性を高く維持することができ、隙間が生じることに起因する打音やフレッティング摩耗を防止することができ、スリーブ38F…や第1ケース半体17が破損することを防止することができる。
しかも前記突部57…および前記係合鍔部58…が一体に設けられるスリーブ38Fが鋳鉄製であるので、アルミニウム等の軽合金製とした場合に比べてコストを削減しながらスリーブ38Fの剛性を高め、振動吸収性の向上を図ることができる。
また係合鍔部58…が、前記突部57…とともに断面U字状をなすようにして前記突部47…に一体に連設されるものであるので、係合鍔部58…の第1ケース半体17への係合面積を増大し、スリーブ38Fおよび第1ケース半体17をより安定して一体化することができる。
また係合鍔部58…が、側面視で前記スリーブ38F…の軸方向両端よりも内方に配置されるので、係合鍔部58…がスリーブ38F…の周辺の部品と干渉することを避けつつ、クランクシャフト15の支持構造をコンパクト化することができる。
また前記突部57…および前記係合鍔部58…が、スリーブ38F…の周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば3箇所で前記スリーブ38F…の外周に配設されるものであるので、突部57…および係合鍔部58…がスリーブ38F…の外周の周方向全周にわたるものと比べて係合力が大きく落ちることがないようにして安定した密着性を保持するとともに、スリーブ38F…の軽量化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例1〜6では、第1および第2支持孔39,41内で支持体である第1および第2ケース半体17,18に固定される摩耗防止用のスリーブ38A,38B,38C,38D,38E,38Fの外周に、半径方向外方に突出する突部47,49,51,53,55,57が一体に設けられ、該突部47,49,51,53,55,57の先端に、第1および第2ケース半体17,18に係合する係合鍔部48,50,52,54,56,58が一体に連設される構造について説明したが、支持体に設けられた支持孔の内周に、半径方向内方に突出する突部が一体に設けられ、その突部に、スリーブに係合する係合鍔部が連設されるようにしてもよい。
また上記実施例1〜6では、突部突部47,49,51,53,55,57および係合鍔部が48,50,52,54,56,58がスリーブ38A,38B,38C,38D,38E,38Fの外周の周方向に等間隔をあけた複数箇所に配置される場合について説明したが、不等間隔に配置されるようにしてもよい。
15・・・回転部材であるクランクシャフト
17・・・支持体である第1ケース半体
18・・・支持体である第2ケース半体
38A,38B,38C,38D,38E,38F・・・スリーブ
39・・・第1支持孔
41・・・第2支持孔
47,49,51,53,55,57・・・突部
48,50,52,54,56,58・・・係合鍔部

Claims (9)

  1. 支持体(17,18)に回転部材(15)を支持するための支持孔(39,41)が設けられ、支持孔(39,41)内で前記支持体(17,18)に摩耗防止用のスリーブ(38A,38B,38C,38D,38E,38F)が固定される回転部材の支持構造において、前記支持体(17,18)を形成する材料よりも線膨張係数が低い材料から成る前記スリーブ(38A〜38F)の外周から半径方向外方に突出するようにして前記スリーブ(38A〜38F)に一体に設けられる突部(47,49,51,53,55,57)の先端もしくは前記支持孔(39,41)の内周から半径方向内方に突出するようにして前記支持体(17,18)に一体に設けられる突部の先端に、前記支持体(17,18)もしくは前記スリーブ(38A〜38F)に係合する係合鍔部(48,50,52,54,56,58)が、前記支持孔(39,41)の軸方向に延びる部分を少なくとも有して一体に連設されることを特徴とする回転部材の支持構造。
  2. 前記係合鍔部(48,50,52,54)が、前記突部(47,49,51,53)とともに断面L字状をなすようにして前記突部(47,49,51,53)に一体に連設されることを特徴とする請求項1記載の回転部材の支持構造。
  3. 前記係合鍔部(56)が、前記突部(55)とともに断面T字状をなすようにして前記突部(55)に一体に連設されることを特徴とする請求項1記載の回転部材の支持構造。
  4. 前記係合鍔部(58)が、前記突部(57)とともに断面U字状をなすようにして前記突部(57)に一体に連設されることを特徴とする請求項1記載の回転部材の支持構造。
  5. 前記係合鍔部(48,50,52,54,56,58)が、側面視で前記スリーブ(38A〜38F)の軸方向両端よりも内方に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の回転部材の支持構造。
  6. 前記突部(47,49,51,53,55,57)および前記係合鍔部(48,50,52,54,56,58)が、前記スリーブ(38A〜38F)の周方向に等間隔をあけた複数箇所で前記スリーブ(38A〜38F)の外周に配設されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の回転部材の支持構造。
  7. 前記スリーブ(38A,38B,38F)の周方向に等間隔をあけた複数箇所に配置される前記係合鍔部(48,50,58)の、前記突部(47,49,57)に対する屈曲方向が同一方向に設定されることを特徴とする請求項7記載の回転部材の支持構造。
  8. 前記スリーブ(38D)の軸方向に間隔をあけるとともに前記スリーブ(38D)の周方向に間隔をあけた位置に複数の前記突部(53)が配置され、前記スリーブ(38D)の軸方向に間隔をあけた位置に配置される突部(53)に対する前記係合鍔部(54)の相対配置が相互に逆に設定されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の回転部材の支持構造。
  9. 前記突部(47,49,51,53,55,57)および前記係合鍔部(48,50,52,54,56,58)が一体に設けられる前記スリーブ(38A〜38F)が鋳鉄製であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の回転部材の支持構造。
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