JP2010203347A - 過給機の潤滑装置 - Google Patents

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修 五十嵐
Yoshiro Kato
吉郎 加藤
Keiji Yotsueda
啓二 四重田
Naruto Yamane
成人 山根
Satoshi Sugiyama
怜 杉山
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Abstract

【課題】過給機の運転状態に拘わらず安定的にオイル漏れを防止できる過給機の潤滑装置を提供する。
【解決手段】潤滑装置1Aは、ターボチャージャー2のコンプレッサ室6と、オイルが供給される軸受室7とを区画するとともに回転軸4が挿入される貫通孔9aが形成された区画壁9に、コンプレッサ室6及び軸受室7間のオイル漏れを防止する一対のオイルシール21、22が回転軸4の軸線Ax方向に関して距離を隔てて装着されている。一対のオイルシール21、22に挟まれて回転軸4の外周面と貫通孔9aの内周面との間に形成される空間Sと、軸受室7に供給されたオイルをオイルパン11に戻すためのオイル戻り通路10とを連通する連通路23が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、過給機の潤滑を行う潤滑装置に関する。
ターボチャージャーやスーパーチャージャー等の過給機は回転軸が高速回転するため回転軸の軸受を収容する軸受室にオイルを供給して潤滑及び冷却を行うことが必要である。こうした軸受室からのオイル漏れを防止する潤滑装置として、ターボチャージャーの軸受とオイルシールとの間に空間を設け、その空間内に堰部とスリンガーとを配置したものが知られている(特許文献1)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2及び3が存在する。
特開2001−289052号公報 特開平9−217630号公報 特開平7−14128号公報
上述した潤滑装置においては、過給機の運転状態によって軸受室とその外部との間に差圧が発生し、その差圧がこれらの境界に設けられたオイルシールに作用して軸受室からのオイル漏れを誘発する場合がある。
そこで、本発明は、過給機の運転状態に拘わらず安定的にオイル漏れを防止できる過給機の潤滑装置を提供することを目的とする。
本発明の過給機の潤滑装置は、過給機の回転軸に設けられた回転翼を収容する回転翼室と、前記回転軸を回転自在に支持する軸受を収容しかつ前記軸受を潤滑するためのオイルが供給される軸受室とを区画するとともに前記回転軸が挿入される貫通孔が形成された区画壁に、前記回転翼室及び前記軸受室間のオイル漏れを防止する一対のオイルシールが前記回転軸の軸線方向に関して距離を隔てて装着された過給機の潤滑装置において、前記一対のオイルシールに挟まれて前記回転軸の外周面と前記貫通孔の内周面との間に形成される空間と、前記軸受室に供給されたオイルが戻され、かつ負圧源に通じているオイル回収手段とを連通する連通路が設けられているものである(請求項1)。
この潤滑装置によれば、一対のオイルシールに挟まれた空間が、連通路を介して負圧源に通じたオイル回収手段に繋がるため、この空間内の圧力がオイル回収手段の圧力と略等しい負圧となる。そのため、仮に過給機の運転状態の変化によって回転翼室内の圧力が負圧になった場合でも、回転翼室側のオイルシールの前後差圧、即ち上記空間と回転翼室との差圧が低減する。また、軸受室側のオイルシールを通過して軸受室から空間内に漏れたオイルは連通路を経由してオイル回収手段に戻される。従って、過給機の運転状態に拘わらず軸受室から回転翼室へのオイル漏れを安定的に防止することができる。
以上説明したように、本発明の潤滑装置によれば、回転翼室側のオイルシールの前後差圧が低減し、軸受室側のオイルシールを通過して軸受室から空間内に漏れたオイルが連通路を経由してオイル回収手段に戻されるから、過給機の運転状態に拘わらず軸受室から回転翼室へのオイル漏れを安定的に防止できる。
本発明の第1の形態に係る潤滑装置の構成を模式的に示した図。 本発明の第2の形態に係る潤滑装置の構成を模式的に示した図。
(第1の形態)
図1は本発明の第1の形態に係る潤滑装置の構成を模式的に示している。潤滑装置1Aは不図示の内燃機関に搭載される過給機としてのターボチャージャー2に適用されている。ターボチャージャー2は、内燃機関の排気にて駆動される不図示のタービンと、そのタービンにて駆動されるコンプレッサ3とを備えている。コンプレッサ3は不図示のタービンホイールが結合された回転軸4に取り付けられ、複数の翼5aが周方向に設けられた回転翼としてのコンプレッサホイール5を備えている。コンプレッサホイール5は回転翼室としてのコンプレッサ室6に収容されている。回転軸4は図示しない一対の軸受にて回転自在に支持されており、各軸受は軸受室7に収容されている。軸受室7には各軸受を潤滑及び冷却するためのオイルが供給されている。軸受室7は軸受ハウジング8にて規定されており、その軸受ハウジング8は回転軸4にて貫かれている。軸受ハウジング8はコンプレッサ室6と軸受室7とを区画する区画壁9を有しており、その区画壁9には回転軸4が挿入される貫通孔9aが形成されている。
軸受室7に供給されたオイルは軸受ハウジング8の下部に開口するオイル戻り通路10を通じて内燃機関のオイルパン11に戻される。周知のように、オイルパン11はクランクケース室12と繋がっており、そのクランクケース室12のブローバイガスはシリンダブロックに形成された換気通路を通じてシリンダヘッド13に導かれる。シリンダヘッド13に導かれたブローバイガスはブローバイ通路14を通じてコンプレッサ3の入口部15に導かれる。ターボチャージャー2の運転中にはコンプレッサ3の入口部15は負圧になるので、オイル戻り通路10及びオイルパン11は負圧源としての入口部15と図示の経路に従って通じることになる。従って、本形態においてはオイル戻り通路10及びオイルパン11を組み合わせたものが本発明のオイル回収手段に相当する。
潤滑装置1Aは、軸受室7及びコンプレッサ室6間のオイル漏れを防止するため、区画壁9の貫通孔9aと回転軸4との間に装着される一対のオイルシール21、22を備えている。これらのオイルシール21、22は回転軸4の軸線Ax方向に関して距離を隔てて装着されている。そのため、回転軸4の外周面と貫通孔9aの内周面との間には一対のオイルシール21、22に挟まれた円環状の空間Sが形成される。この空間Sとオイル戻り通路10とは連通路23によって連通している。連通路23は軸受ハウジング8とオイル戻り通路10のフランジ部10aとを貫くように形成されていて、その両端部は空間S及びオイル戻り通路10のそれぞれに開口している。
潤滑装置1Aによれば、連通路23によって空間S内の圧力がコンプレッサ3の入口部15に通じるオイルパン11の圧力と略等しい負圧となる。そのため、ターボチャージャー2の運転状態の変化によってコンプレッサ室6内の圧力が負圧になった場合でも、コンプレッサ室6側の第1オイルシール21の前後差圧、即ち空間Sとコンプレッサ室6との差圧が低減する。また、軸受室7側の第2オイルシール22を通過して軸受室7から空間S内に漏れたオイルは連通路23及びオイル戻り通路10を経由してオイルパン11に戻される。従って、ターボチャージャー2の運転状態に拘わらず軸受室7からコンプレッサ室6へのオイル漏れを安定的に防止することができる。
(第2の形態)
次の本発明の第2の形態を図2を参照して説明する。図2は第2の形態に係る潤滑装置の構成を模式的に示している。なお、第1の形態と共通の部材には同一の符号を図2に付して説明を省略する。潤滑装置1Bは、空間Sに接続された連通路25を有しており、この連通路25は二つの分岐通路26、27に分岐している。一方の分岐通路26は負圧源としての負圧ポンプ28に接続されており、他方の分岐通路27はオイルパン11に接続されている。連通路25がこのように構成されることで、オイルパン11は負圧ポンプ28に通じることになる。従って、本形態のオイルパン11は本発明のオイル回収手段に相当する。連通路25の分岐部にはオイルミストセパレータ29が装着されており、このオイルミストセパレータ29は連通路25内のオイルを分離し、これを分岐通路27に導くことができる。
負圧ポンプ28は電動式ポンプとして構成されており、その動作は不図示のコントロールユニットにて制御される。負圧ポンプ28は、ターボチャージャー2の運転状態のうち、例えばアイドル運転状態等のオイル漏れが起こり易い領域で限定的に運転制御され、又は負圧が消費されるように、換言すればオイル漏れを防止できる最小の負圧が得られるように運転制御される。これにより、負圧ポンプ28の運転に伴う燃費悪化を最小限に抑えることができる。
潤滑装置1Bによれば、負圧ポンプ28で強制的に空間S内のオイルを吸引するとともに、負圧ポンプ28の運転制御により適正な大きさに負圧を調整できるため、確実にオイル漏れを防止することが可能になる。
本発明は、上記各形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内において種々の形態にて実施してよい。上記各形態では潤滑装置を過給機としてのターボチャージャーのコンプレッサ側に適用したが、タービン側に適用することもできる。即ち、タービン室と軸受室とを区画する区画壁に一対のオイルシールを設け、これらオイルシールで挟まれた空間とオイル回収手段(オイルパン又はオイル戻り通路)とを連通路にて連通することによって、本発明を実施することもできる。この場合にはタービン室が本発明に係る回転翼室に相当し、回転軸に設けられたタービンホイールが回転翼に相当する。
また、本発明の潤滑装置の適用対象となる過給機はターボチャージャーに限定されるものではなく、例えば内燃機関等の発動機の出力にて駆動されるスーパーチャージャーに本発明の潤滑装置を適用して実施することもできる。
1A、1B 潤滑装置
2 ターボチャージャー(過給機)
4 回転軸
5 コンプレッサホイール(回転翼)
6 コンプレッサ室(回転翼室)
9 区画壁
9a 貫通孔
10 オイル戻り通路(オイル回収手段)
11 オイルパン(オイル回収手段)
15 入口部(負圧源)
21 第1オイルシール
22 第2オイルシール
23、25 連通路
S 空間

Claims (1)

  1. 過給機の回転軸に設けられた回転翼を収容する回転翼室と、前記回転軸を回転自在に支持する軸受を収容しかつ前記軸受を潤滑するためのオイルが供給される軸受室とを区画するとともに前記回転軸が挿入される貫通孔が形成された区画壁に、前記回転翼室及び前記軸受室間のオイル漏れを防止する一対のオイルシールが前記回転軸の軸線方向に関して距離を隔てて装着された過給機の潤滑装置において、
    前記一対のオイルシールに挟まれて前記回転軸の外周面と前記貫通孔の内周面との間に形成される空間と、前記軸受室に供給されたオイルが戻され、かつ負圧源に通じているオイル回収手段とを連通する連通路が設けられていることを特徴とする過給機の潤滑装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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