JP2010203064A - 免震構造物の潜り戸付伸縮柵 - Google Patents

免震構造物の潜り戸付伸縮柵 Download PDF

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隆志 荒井
Tsukasa Kawada
司 川田
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浩 松原
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Abstract

【課題】 移動自在に設けられた2枚のパネル体からなる免震構造物の潜り戸付伸縮柵において、パネル体の伸縮量を最大限に確保できるようにする。
【解決手段】 免震構造物の潜り戸付伸縮柵1は免震側パネル体40と非免震側パネル体50とが設けられ、先端から中央部までが互いに重複した状態で平行に配置され、その長手方向に進退自在となっている。非免震側パネル体50は、基部側縦枠53と中間枠55との間において潜り戸としての回転扉60が設けられている。回転扉60は中間枠55にヒンジ66で回転自在に取り付けられている。先端側縦框64には、非免震側パネル体50の基部側縦枠53に設けられた錠のロックピンが係合する係合孔が形成されている。基部側縦枠53には、ラッチ、ラッチの出没機構等からなる錠が設けられている。基部側縦枠53の両側には、施錠、解錠するための操作部としてのシリンダー錠67が突出して設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、免震建物等の免震構造物と、その周囲に位置する地盤又は非免震構造物との間に設けられる免震構造物の伸縮柵に関し、さらに詳しくは、回転扉からなる潜り戸付の伸縮柵に関するものである。
近年、地震による被害を最小限にするために、免震構造物が広く採用されるようになった。この免震構造物は、基礎部分に積層ゴムアイソレータを設け、この積層ゴムアイソレータの上に構造物を建設するものであり、積層ゴムアイソレータにより地震の固有振動周期を長周期化して免震効果を得ようとするものである。このような免震構造物は、地震の際、地盤の揺れに追随せず水平方向へ揺れるものであるので、免震構造物と、その周囲の地盤との間には、溝状の間隙が設けられている。そして、この間隙には、免震構造物と地盤との往来を可能とするために、渡り廊下が設けられている。
以上のような免震構造物においては、免震構造物と地盤との間に侵入防止等の目的で柵が設けられたり、また、渡り廊下の側部において転落防止等の目的で柵が設けられている。このような柵は、地震時において、免震構造物が水平方向に揺れるので、水平方向の変形に追随できるように伸縮可能に構成されており、免震構造側に回動自在に連結されたユニット(パネル体)と、非免震構造側に回動自在に連結されたユニット(パネル体)との2枚のユニット(パネル体)を、それらの一部が重複するとともに平行に移動自在に配置されたものがある(特許文献1参照)。
このような2枚のパネル体からなる伸縮柵においては、非常時や、点検時において伸縮柵を通り抜け出来るように、パネル体の一部に潜り戸としての回転扉を設けたものがあり、回転扉には、不使用時において回転扉が開かないように錠によりパネル体に固定する構造となっていた。そして、従来、このような回転扉の錠の操作部(錠を開放するためのレバー等)は、回転扉の縦框に設けられていた。
特許第3855192号公報
しかしながら、上述した従来の回転扉の錠においては、操作部が回転扉に設けられているので、パネル体間の伸縮量が制限されるものであった。すなわち、錠の操作部は、レバー等で構成され、回転扉の縦框より外側に突出しているので、回転扉が設けられていないパネル体の走行を妨げるものとなり、その結果、パネル体の伸縮量をパネル体の巾の最大限に広く設定することが出来なかった。
本発明は以上の問題点を解決し、回転扉の錠の操作部をパネル体の基部側縦枠に設けることにより、伸縮柵の伸縮量を最大限に確保できるようにした免震構造物の潜り戸付伸縮柵を提供することを目的とする。
請求項1に係る免震構造物の潜り戸付伸縮柵は、免震構造物又は免震構造物が建設された基礎上に設置された支柱に水平方向に回動自在に連結された免震側パネル体と、非免震構造物又は非免震基礎上に設置された支柱に水平方向に回動自在に連結された非免震側パネル体と、前記免震側パネル体及び非免震側パネル体の少なくとも一方に設けられた回転扉とからなり、前記免震パネル体と非免震パネル体とが一部重複するとともに平行に移動自在に配置された伸縮柵であって、該回転扉が、免震側パネル体にあっては免震構造側において開閉自在に設けられ、非免震側パネル体にあっては非免震構造側において開閉自在に設けられ、該回転扉における錠の操作部が、免震側パネル体にあっては免震構造側の基部側縦枠に設けられ、非免震側パネル体にあっては非免震構造側の基部側縦枠に設けられていることを特徴として構成されている。
請求項1に係る免震構造物の潜り戸付伸縮柵においては、回転扉が免震側パネル体に設けられる場合と、非免震側パネル体に設けられる場合の2つの態様があり、免震側パネル体に設けられる場合にあっては、回転扉が免震構造側において開閉自在に設けられるとともに、その錠の操作部が免震構造側の基部側縦枠に設けられており、また、非免震側パネル体に設けられる場合にあっては、回転扉が非免震構造側において開閉自在に設けられるとともに、その錠の操作部が非免震構造側の基部側縦枠に設けられている。したがって、回転扉が設けられていない方のパネル体は、その先端が回転扉を通り越して走行することができる(従来は、回転扉に設けられた操作部に走行が妨げられ、回転扉を越えて走行することが出来ない。)。その結果、潜り戸付伸縮柵の伸縮量を、パネル体の巾の略全長にまで拡大することができる。
本発明による免震構造物の潜り戸付伸縮柵の一実施形態の正面図 本発明による免震構造物の潜り戸付伸縮柵の一実施形態の平面図 本発明による免震構造物の潜り戸付伸縮柵の一実施形態におけるローラーとガイド溝との関係を示す図
本発明の免震構造物の潜り戸付伸縮柵は、回転扉の錠の操作部がパネル体の基部側縦枠に設けられているが、この操作部は、レバー(回転又は摺動)、ノブ等、錠の開閉を行うことが出来るものであれば特に限定されない。また、錠の開閉機構は特に限定されず、従来公知の開閉機構を採用することができる。
本発明の免震構造物の伸縮柵の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は免震構造物の潜り戸付伸縮柵の正面図、図2は免震構造物の潜り戸付伸縮柵の平面図、図3は免震構造物の潜り戸付伸縮柵におけるローラーとガイド溝との関係を示す図である。
図1及び図2において、1は免震構造物の潜り戸付伸縮柵で、免震構造物が建設された基礎上の地面2に設置された免震側支柱21と、非免震基礎上の地面3に設置された非免震側支柱31との間に設けられている。免震構造物の潜り戸付伸縮柵1は、免震側支柱21に継手22で水平方向に回動自在に連結された免震側パネル体40と、非免震側支柱31に継手32で水平方向に回動自在に連結された非免震側パネル体50とが設けられ、これら免震側パネル40と非免震側パネル50とは、先端から中央部までが互いに重複した状態で平行に配置され、その長手方向に進退自在となっている。
免震側パネル体40は、上枠41、下枠42、基部側縦枠43及び先端側縦枠44で矩形の枠が形成され、これらの内側に複数の縦格子45が形成されている。そして、基部側縦枠43が前記継手22に連結されることにより、免震側支柱21に片持ち状に取り付けられている。
非免震側パネル体50も、免震側パネル体40と同様に、上枠51、下枠52、基部側縦枠53、先端側縦枠54で矩形の枠が形成されるとともに、基部側縦枠53と先端側縦枠54の間の中間枠55が形成され、先端側縦枠54と中間枠55との間の内側において複数の縦格子56が設けられるとともに、基部側縦枠53と中間枠55との間の内側において潜り戸としての回転扉60が設けられている。
回転扉60は、上側横框61、下側横框62、基端側縦框63及び先端側縦框64とで枠が形成され、この枠の内側において複数の縦格子65が形成されている。そして、基端側縦框63が中間枠55にヒンジ66で回転自在に取り付けられ、先端側縦框64には、非免震側パネル体50の基部側縦枠53に設けられた錠のロックピンが係合する係合孔(図示せず)が形成されている。
非免震側パネル体50の基部側縦枠53には、ラッチ、ラッチの出没機構等からなる錠(図示せず)が設けられており、前記係合孔にロックピンが係合することにより、回転扉60の回転を規制できるようになっている。また、基部側縦枠53の両側には、施錠、解錠するための操作部としてのシリンダー錠67が突出して設けられ、このシリンダー錠67により施錠又は解錠できるようになっている。
前記免震側パネル体40の上枠41及び下枠42の先端近傍には、免震側ローラー70が非免震側パネル体50方向へ突出して設けられており、非免震側パネル体50の上枠51及び下枠52の先端近傍にも、同様に、非免震側ローラー80が免震側パネル体40方向へ突出して設けられている。また、免震側パネル体40の上枠41及び下枠42の非免震側パネル体50と対向する面には、免震側ガイド溝46が形成され、非免震側パネル体50の上枠51及び下枠52の免震側パネル体40と対向する面にも、同様に、非免震側ガイド溝57が形成されている。
免震側ローラー70は、図3に示すように、非免震側ガイド溝57に挿入されて走行自在となっており、その回転軸が軸受け71を介して上枠41及び下枠42に回転自在に設けられ、非免震側ローラー80も、同様に、免震側ガイド溝46に挿入されて走行自在となっており、その回転軸が軸受け81を介して上枠51及び下枠52に回転自在に設けられている。また、免震側ローラー70及び非免震側ローラー80の外周部の断面形状は略台形状に形成されるとともに、免震側ガイド溝46及び非免震側ガイド溝57の形状が、免震側ローラー70及び非免震側ローラー80の外周部の断面形状と略同一な台形状に形成され、免震側ローラー70及び非免震側ローラー80の外周部が、免震側ガイド溝46及び非免震側ガイド溝57に略嵌合した状態となっている。
以上のような免震構造物の潜り戸付伸縮柵1においては、地震が発生して免震側支柱21と非免震側支柱31との相対的な位置関係が変動(伸張又は収縮)すると、免震側パネル体40と非免震側パネル体50との伸張又は収縮に伴い、免震側ローラー70と非免震側ローラー80とが非免震側ガイド溝57と免震側ガイド溝46内を走行し、潜り戸付伸縮柵1が伸張又は収縮する。潜り戸付伸縮柵1が収縮する際は、免震側パネル体40と非免震側パネル体50とは重なり部分が大きくなるように走行、すなわち、免震側パネル体40の先端側縦枠44は、非免震側支柱31方向へ走行するが、回転扉60のシリンダー錠67は基部側縦枠53に設けられているので、レバー67に当接するまでは走行を遮るものが無いので、免震側パネル体40は、先端側縦枠44が回転扉60を超えた位置まで走行することができる。したがって、極めて大きな横揺れが発生した場合であっても、シリンダー錠67等を破損させることなく、変動を確実に吸収することが出来る。
1 免震構造物の伸縮柵
21 免震側支柱
22 継手
31 非免震側支柱
32 継手
40 免震側パネル体
43 基部側縦枠
44 先端側縦枠
46 免震側ガイド溝
50 非免震側パネル体
53 基部側縦枠
54 先端側縦枠
57 非免震側ガイド溝
60 回転扉
66 ヒンジ
67 シリンダー錠(操作部)
70 免震側ローラー
80 非免震側ローラー

Claims (1)

  1. 免震構造物又は免震構造物が建設された基礎上に設置された支柱に水平方向に回動自在に連結された免震側パネル体と、非免震構造物又は非免震基礎上に設置された支柱に水平方向に回動自在に連結された非免震側パネル体と、前記免震側パネル体及び非免震側パネル体の少なくとも一方に設けられた回転扉とからなり、前記免震パネル体と非免震パネル体とが一部重複するとともに平行に移動自在に配置された伸縮柵であって、該回転扉が、免震側パネル体にあっては免震構造側において開閉自在に設けられ、非免震側パネル体にあっては非免震構造側において開閉自在に設けられ、該回転扉における錠の操作部が、免震側パネル体にあっては免震構造側の基部側縦枠に設けられ、非免震側パネル体にあっては非免震構造側の基部側縦枠に設けられていることを特徴とする免震構造物の潜り戸付伸縮柵。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60117998U (ja) * 1984-01-20 1985-08-09 新日軽株式会社 引戸門扉
JP2001227073A (ja) * 2000-02-14 2001-08-24 Shimizu Corp 伸縮自在な目隠しパネル

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