JP7253993B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、開口部を開閉自在に仕切る遮蔽体を備えた建具に関する。
開口部を開閉自在に仕切る遮蔽体を備えた建具は、下記非特許文献1に記載されているように、障子の屋内側に遮蔽体が配された建具が知られている。
三協立山株式会社のWEBカタログ。[令和1年6月10日検索]、インターネット<URL:http://buildingsash.net/products/sash/kino/is100/index.html
非特許文献1に記載された従来の建具の遮蔽体は折畳み式の網戸であり、網戸の戸先が引戸式の障子の戸先に対して係脱自在に係合されていると共に、網戸の戸尻がサッシの竪枠に固定されており、障子の開閉に連動して伸縮するように開閉するようにされている。
障子は、ロック装置によって開方向のスライド量が規制されており、設定された規制位置まで障子をスライドさせるとロック装置が作用して、規制位置以上の障子の開方向のスライドが規制されている。このとき、遮蔽体は、障子の開方向のスライドに連動して伸長するように開き、障子の戸先とサッシの竪枠との間の開口を遮蔽するようになっている。
遮蔽体の最大伸長幅は、障子が規制位置でスライド規制されている状態において、障子の戸先とサッシの竪枠との間の開口を遮蔽できる幅として設定されており、ロック装置の規制を解除して開かれる障子に連動して伸長する遮蔽体が最大伸長状態になった時点で、遮蔽体の伸長が止まるようになっている。そして、遮蔽体の伸長が止まった位置から障子を開方向にスライドさせることで、障子との係合が外れて障子のみが開方向にスライドするようになっている。
しかしながら、遮蔽体の最大伸長状態で障子を開いた場合、窓の開口に遮蔽体が伸長した状態(閉じられた状態)で残り、残った遮蔽体が窓の開口の邪魔になってしまうため、遮蔽体を収縮させる(開く)作業が必要であると共に、スライド規制が解除された障子を開くたびに遮蔽体を収縮させる作業が面倒であるという問題があった。また、遮蔽体を使用せずにスライド規制されている障子を開く場合においては、障子と遮蔽体との係合を外さなければならず、この作業についても面倒であるという問題があった。
このことから、スライド規制が解除された障子およびスライド規制がされた障子を開く際に、遮蔽体を連動させて閉じさせる状態と、遮蔽体を連動させずに開いた状態が保持できる状態とに切換え自在な建具が求められていた。
前述の課題を解決するために請求項1記載による建具は、障子と、遮蔽体と、ストッパーとを備え、障子は、相対向する第1の枠および第2の枠に対して開閉自在に支持され、遮蔽体は、障子の屋内側に配置されていると共に、遮蔽体の戸先が障子の戸先に対して係脱自在に係合され、且つ遮蔽体の戸尻がこの戸尻と対向する屋内側の開口端部に固定され、障子の開閉動に連動して開閉動するようにされ、ストッパーは、遮蔽体の屋内側に配置され、全開位置の遮蔽体に対して係脱自在にされていると共に、係合状態において遮蔽体の閉動作を阻止するようにされていることを特徴とする。
本発明は、以上の構成により、スライド規制が解除された障子およびスライド規制がされた障子を開く際に、遮蔽体を連動させて閉じさせる状態と、遮蔽体を連動させずに開いた状態が保持できる状態とに切換え自在な建具を提供できる。
本発明に係る実施形態の建具の正面図であり、スライド規制された障子が閉じられており、遮蔽体が開いた状態を示す。 図1において障子の開方向のスライドに連動して網戸が閉方向にスライドした状態を示す。 図1の(3)-(3)線一部切欠断面図である。 図1の(4)-(4)線一部切欠断面図である。 図4の(5)-(5)線一部切欠断面図である。 図2の(6)-(6)線一部切欠断面図である。 図1において、スライド規制が解除された障子が開いている状態を示す。 図7の(8)-(8)線一部切欠断面図である。 図7の(9)-(9)線一部切欠断面図である。 図7において障子が全開にされている状態を示す。 遮蔽体の建て込み順を示す工程図である。 (a)~(d)は、台座の装着順を示す工程図である。
以下でいう「遮蔽体」とは、引き戸式の障子の開状態における開口を障子の開閉方向に沿って開閉動し、閉状態において開口を遮蔽する機能を有するものであり、網戸、開閉方向に伸縮する折畳み式又はロール式の網戸やカーテン等が例示できる。
この「遮蔽体」を用いた建具は、例えば、障子によって開閉される開口が出入り部である窓や玄関ドアの屋内側に設けられるもの、或いは障子によって開閉される開口が腰壁部である窓の屋内側に設けられるものである。
また、以下でいう「下仕上げ材」とは、屋内の開口周りに設けられる額縁やケーシングの下端側を構成する部材を意味し、「上仕上げ材」とは、屋内の開口周りに設けられる額縁やケーシングの上端側を構成する部材を意味し、「竪仕上げ材」とは、屋内の開口周りに設けられる額縁やケーシングの側端側を構成する部材を意味する。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態の建具1を説明する。以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
[建具の構成]
建具1は、図1および図2に示すように、障子2a、2bと、遮蔽体3と、遮蔽体下枠(第1の遮蔽体枠)4と、遮蔽体上枠(第2の遮蔽体枠)5と、台座6a、6bと、ストッパー7とを備えている。
建具1は、遮蔽体3を折畳み式の網戸として、引戸式の2枚の障子2a、2bによって開閉される開口A1が遮蔽体3によって遮蔽される状態(図1および図2参照)および開口A1を換気用または出入り用とする状態(図7および図10参照)にできるサッシ窓Aとして設置されたものである。また、図3および図6に示すように、障子2aと遮蔽体3の戸先同士が係合部8を介して係脱自在に連結されており、係合状態において障子2aの開閉動と遮蔽体3の開閉動が連動し、非係合状態において障子2aの開閉動と遮蔽体3の開閉動を夫々独立して行えるようにされている。
障子2a、2bは、図1および図2に示すように、開口A1の開閉方向に沿って引き違いに配置されており、図4に示すように、開口A1を構成するサッシ枠A2の上枠(第1の枠)A20と下枠(第2の枠)A21とにわたるように開閉自在に支持されている。
また、障子2a、2bは、図1および図2に示すように、ロック装置Bによって開方向のスライドが規制されている。ロック装置Bで障子2a、2bのスライドが規制されている状態での開口A1の幅は、図7に示すように、人の通過ができない程度に設定されている。ロック装置Bが障子2a、2bのスライドを規制解除した状態では、図10に示すように、障子2a、2bを全開でき、これによって、開口A1を人が通過できる幅にすることができる。
遮蔽体3は、図3および図4、図8および図9に示すように、ストッパー7によって閉状態の保持および保持解除が自在にされており、図8および図9に示すように、遮蔽体3の開状態が保持されているときには、障子2aの開動作によって係合部8の係合が外れて障子2aのみを開動作させることができるようになっている。
一方、図3および図4に示すように、遮蔽体3の閉状態の保持が解除されているときには、障子2aの開動作に対して係合部8が係合が解除されず、遮蔽体3を障子2aの開閉動に連動して開閉動させることができるようになっている。
[遮蔽体の構成]
遮蔽体3は、図3および図4に示すように、収縮(開状態)・伸長(閉状態)自在に形成された網状体30と、網状体30の戸先側に取付けられた可動竪枠31と、網状体30の戸尻側に取付けられた固定竪枠32と、網状体30に対して見付方向に貫通するように設けられたガイドワイヤー33とを備えている。網状体30は、可動竪枠31および固定竪枠32ごと遮蔽体下枠4と遮蔽体上枠5とにわたるように配置されていると共に、遮蔽体下枠4と遮蔽体上枠5とに開閉方向に伸縮スライドすることで開閉自在に支持されている。
可動竪枠31には、図3および図4、図6に示すように、係合部8の一方を構成する後述のマグネット80が設けられており、係合部8の他方を構成し、障子2aの戸先側の障子竪枠20aの把手200に設けられた後述の磁性体81に吸着することで、障子2aと遮蔽体3とが係合するようにされている。固定竪枠32は、開口A1を構成するケーシングCの竪仕上げ材(固定竪枠32と対向する開口端部)C1に固定されており、図6に示すように、遮蔽体3が開くときに固定竪枠32を不動とし、可動竪枠31のみがスライドするようにされている。
ガイドワイヤー33は、図4および図5に示すように、両端に取付け部33a、33bが備えられており、取付け部33aが遮蔽体下枠4に配された台座6aに固定されていると共に、取付け部33bが遮蔽体上枠5に配された台座6bに固定されている。また、ガイドワイヤー33は、網状体30に対して開閉方向と平行に挿通されていると共に、可動竪枠31内および固定竪枠32内に挿通されており、遮蔽体3のたるみを防止するように遮蔽体3を支持すると共に、遮蔽体3の開閉動をガイドするようにされている。
[遮蔽体下枠および遮蔽体上枠の構成]
遮蔽体下枠4と遮蔽体上枠5とは、図1において上下方向で相対向するように配置されている。
遮蔽体下枠4は、図4および図5に示すように、遮蔽体3の下端側が挿入され、遮蔽体3の開閉動を案内する案内溝40を有するものであり、溝方向を遮蔽体3の開閉方向として配置されている。また、遮蔽体下枠4は、屋内側の開口周りに設けられたケーシングCの下端側を構成する部材である下仕上げ材(第1の仕上げ材)C2に、案内溝40の上端縁(内周側端部)41が下仕上げ材C2の表面(内周側面)C20と同面となるように呑み込まれて固定されている。尚、案内溝40の上端縁41は、下仕上げ材C2の表面C20よりも下方に位置するようにしてもよい。
遮蔽体上枠5は、図4および図5に示すように、遮蔽体3の上端側が挿入され、遮蔽体3の開閉動を案内する案内溝50を有するものであり、溝方向を遮蔽体3の開閉方向として配置されている。また、遮蔽体上枠5は、屋内側の開口周りに設けられたケーシングCの下端側を構成する部材である上仕上げ材(第2の仕上げ材)C3に、案内溝50の下端縁(内周側端部)51が上仕上げ材C3の表面(内周側面)C30と同面となるように呑み込まれて固定されている。尚、案内溝50の下端縁51は、上仕上げ材C3の表面C30よりも上方に位置するようにしてもよい。
ここで、下仕上げ材C2は、図4に示すように、表面C20が床D1の表面D10と同面となるように配されており、床D1から下仕上げ材C2にわたる範囲をフラットにしている。また、上仕上げ材C3は、図4に示すように、表面C30が天井D2の表面D20と同面となるように配されており、天井D2から上仕上げ材C3にわたる範囲をフラットにしている。
すなわち、案内溝40の上端縁41が下仕上げ材C2の表面C20と同面であると共に、案内溝50の下端縁51が上仕上げ材C3の表面C30と同面であるので、開口A1の床側および天井側をフラットにすることができる。
これによって、開口A1の床側にあっては、開口A1の通過時における歩行や車いすを妨げることがないと共に、遮蔽体下枠4の破損の心配がなく、且つ開口A1周りの外観を良好なものとすることができ、開口A1の床側にあっては、開口A1周りの外観デザインを良好なものとすることができる。
また、遮蔽体下枠4および遮蔽体上枠5の長さは、スライド規制された障子2aのスライド量と同一程度として設定されており、障子2aのスライド規制位置までの開方向のスライドにおいて、遮蔽体3の全閉位置で障子2aと遮蔽体3との係合が外れないようにすることができる。
図4に示すように、遮蔽体下枠4の案内溝40および遮蔽体上枠5の案内溝50の深さは同じであり、図11に示すように、遮蔽体上枠5における台座6bが取付けられていない遮蔽体上枠5の案内溝50に、後述するけんどん方式で遮蔽体3の上端側を限界まで挿入したとき、遮蔽体3の下端側を案内溝40の上端縁41に引っ掛けずに、遮蔽体下枠4の案内溝40よりもわずかに上に移動させることができる状態となるように設定されている。同様に、遮蔽体下枠4における台座6aが取付けられていない遮蔽体上枠4の案内溝40に、けんどん方式で遮蔽体3の下端側を限界まで挿入したとき、遮蔽体3の上端側を遮蔽体上枠5の案内溝50の下端縁51に引っ掛けずに、案内溝50よりもわずかに下に移動させることができる状態となる。
このような遮蔽体下枠4の案内溝40および遮蔽体上枠5の案内溝50に対する遮蔽体3を建て込みは、図11に示すように、遮蔽体3を収縮させた状態でけんどん方式により行うことができる。具体的には、最初に、破線で示した遮蔽体3の上端側を竪仕上げ材C1側に向けると共に、遮蔽体3下端側を障子2a側に向けて遮蔽体3を傾斜させた状態で遮蔽体3の上端側を遮蔽体上枠5の案内溝50に限界まで挿入する。次に、一点鎖線で示した遮蔽体3の上端側を中心として遮蔽体3の下端側を竪仕上げ材C1側に向かうように回転させて、遮蔽体3を竪仕上げ材C1と平行にする。そして、実線で示した遮蔽体3を竪仕上げ材C1と平行にした状態で下方に下げることで、遮蔽体3の下端側が遮蔽体下枠4の案内溝40に挿入される。なお、遮蔽体下枠4の案内溝40には、あらかじめ台座6aを挿入して案内溝40をかさ上げしておくとよい。
すなわち、遮蔽体3の建て込みを、遮蔽体下枠4および遮蔽体上枠5が下仕上げ材C2および上仕上げ材C3に呑み込まれている状態で行えると共に、遮蔽体下枠4および遮蔽体上枠5の分解・組立てをすることなく行うことができる。したがって、遮蔽体3の建て込みの作業容易性・作業迅速性の向上が期待できる。
また、図4および図5に示すように、遮蔽体3の下端側が台座6aによってかさ上げされた案内溝40に挿入されており、台座6aによるかさ上げによって遮蔽体3が持ち上がって、遮蔽体3の上端側が遮蔽体上枠5の案内溝50に挿入されることで、遮蔽体3を遮蔽体下枠4と遮蔽体上枠5とで支持できる。また、遮蔽体上枠5の案内溝50にも台座6bを挿入することで、遮蔽体3の上端側と案内溝50との間の空間を埋めることができる。
遮蔽体3の取外しについては、台座6a、6bの少なくとも一方を外した状態、且つ遮蔽体3を収縮させた状態で、前述した遮蔽体3の建て込み工程と逆工程によって取り外すことができる。
[台座の構成]
台座6aは、図4および図5に示すように、上方が開放された溝60aを有しており、遮蔽体下枠4の案内溝40に対して嵌合されている。台座6aは、案内溝40の案内方向(図4において左右方向)沿った台座6aの中央部分の下方に、案内溝40の内側に設けられた支持板42に当接する当接板61aが突設されており、案内溝40に台座6aを嵌合したときに、支持板42に当接板61aが当接して台座6aの位置が決められる。案内溝40に嵌合された台座6aは、溝60aの内側の底部分から案内溝40の底部分に対してビス62aによって締付け固定されている。台座6aの溝60aには、ガイドワイヤー33の取付け部33aが嵌合されていると共に、溝60aの底部分にビス63aによって固定されている。
台座6aを、遮蔽体下枠4の案内溝40に取付ける場合、前述したように遮蔽体3の建て込み前に行うとよく、案内溝40内に台座6aを挿し込んで、挿し込まれた台座6aをビス62aで締付け固定する。
台座6bは、図4および図5に示すように、下方が開放された溝60bを有しており、遮蔽体上枠5の案内溝50に対して嵌合されている。台座6bは、案内溝50の案内方向(図4において左右方向)沿った台座6bの中央部分の上方に、案内溝50の内側に設けられた支持板52に当接する当接板61bが突設されており、案内溝50に台座6bを嵌合したときに、支持板52に当接板61bが当接して台座6bの位置が決められる。案内溝50に嵌合された台座6bは、溝60bの内側の底部分から案内溝50の底部分に対してビス62bによって固定されている。台座6bの溝60bには、ガイドワイヤー33の取付け部33aが嵌合されていると共に、溝60bの底部分にビス63bによって固定されている。
台座6bを、遮蔽体上枠5の案内溝50に取付ける場合、遮蔽体3の下端側が台座6aが取付けられた案内溝40に挿入された状態で、案内溝50と遮蔽体3の上端側との間の隙間に台座6bを挿し込んで、ビス62bで締付け固定することで取り付けることができる。
台座6bの取付けは、図12に示す工程により行われる。具体的には、最初に、図12(a)に示すように、台座6bを傾斜させて案内溝50と遮蔽体3の上端側との間に挿し込む。次に、図12(b)に示すように、挿し込まれた台座6bを持ち上げて、案内溝50内に案内溝50と平行となるように挿入する。次に、図12(c)に示すように、台座6bを案内溝50内で案内溝50の案内方向(図4において左右方向)にずらしながら位置を決める。最後に、図12(d)に示すように、台座6bを案内溝50に対してビス62bで締め付けることで固定することができる。
台座6a、6bの高さや長さを含む形状は、双方同じであるため、部品の共通化を図ることができる。また、台座6a、6bが案内溝40、50に固定された状態において、遮蔽体3の上端側と下端側がそれぞれ案内溝40、50に挿入されて、案内溝40、50の深さを遮蔽体3が外れないように支持できるようにすることができる。さらに、台座6a、6bは、ガイドワイヤー33の取付け部33a、33bが固定されているため、遮蔽体3の建て込み時において、台座6a、6bを案内溝40、50に取付ければ、ガイドワイヤー33の取付け部33a、33bも同時に取付けることができる。
台座6a、6bは、遮蔽体下枠4の案内溝40と遮蔽体上枠5の案内溝50にそれぞれ取付ける構成に限らず、台座6a、6bのいずれか一方を案内溝40、50に取付けた構成としてもよい(図示せず)。
[ストッパーの構成]
ストッパー7は、図3および図4、図8および図9に示すように、遮蔽体3の開閉方向(図3において左右方向)と平行な軸を有して竪仕上げ材C1に回転自在に軸支された掛止部70と、遮蔽体3の可動竪枠31に固定された被掛止部71とを備えている。掛止部70は回転軸に対して径方向に突設されており、遮蔽体3が全開状態であるときに、回転することによって被掛止部71に対して掛脱できるようになっている。
掛止部70が被掛止部71に掛合しているときには、図8および図9に示すように、全開状態の遮蔽体3の閉方向のスライドが阻止される一方、図3および図4に示すように、掛止部70が被掛止部71に対して掛合解除されているときには、全開状態の遮蔽体3の閉方向のスライドを行うことができるようにされている。
すなわち、掛止部70の被掛止部71に対して掛合状態である場合には、障子2aを開方向へスライドさせたときに、係合部8による障子2aと遮蔽体3との係合が外れて、遮蔽体3を開いた状態で竪仕上げ材側に残して障子2aのみを開方向へスライドさせることができる。
一方、掛止部70が被掛止部71に対して非掛合状態である場合には、係合部8による障子2aと遮蔽体3との連結状態が保持され、障子2aの開方向へのスライドに連動して遮蔽体3を閉方向へスライドさせることができる。
したがって、ストッパー7によって、スライド規制が解除された障子2aおよびスライド規制がされた障子2aを開く際に、遮蔽体3を連動させて閉じさせる状態と、遮蔽体3を連動させずに開いた状態が保持できる状態とに切換えることができる。そして、ストッパー7によって遮蔽体3の開状態を保持することによって、障子2aのみが開方向へスライドすることになるため、障子2aを開くたびに遮蔽体3を開方向へスライドさせることなく、遮蔽体3を使用しない状態の開口A1にすることができる。
また、図7、図8、図10に示すように、障子2aおよび遮蔽体3が開き、開口A1が開放されている状態において、遮蔽体3の開状態がストッパー7によって保持されていて、遮蔽体3が竪仕上げ材C1に納められた状態となっている。これによって、遮蔽体3を使用しない状態の開口A1の開放状態を保持することができると共に、風や接触による閉じられた遮蔽体3の閉方向へのスライドを防ぐことができる。
[係合部の構成]
係合部8は、遮蔽体3の可動竪枠31に設けられた前述のマグネット80と、障子2aの戸先側の障子竪枠20aに設けられた前述の磁性体81とを備えている。マグネット80と磁性体81とは、障子2aと遮蔽体3の開閉方向で正対するように配されており、障子2aまたは遮蔽体3の開閉方向のスライドによって、吸着による係合および係合解除が行われるようにされている。
すなわち、係合部8は、前述のように、ストッパー7が遮蔽体3の開閉方向のスライドを阻止している状態においては、障子2aを開方向にスライドさせることで係合が外れ、ストッパー7が遮蔽体3の開閉方向のスライドを阻止していない状態においては、障子2aと遮蔽体3との係合を保持して障子2aの開閉方向のスライドに連動して遮蔽体3を開閉方向にスライドさせることができる。
前述の実施形態の建具1では、障子2a、2bおよび遮蔽体3の開閉方向を図3において左右方向とした構成を例示しているが、障子2a、2bおよび遮蔽体3の開閉方向を、天井側と床側とにわたる上下方向とした建具1としてもよい。
以上、本発明に係る実施形態の建具を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、これらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、前述の各実施形態は、その目的および構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:建具
2a:障子
2b:障子
20a:障子竪枠
3:遮蔽体
30:網状体
31:可動竪枠
32:固定竪枠
33:ガイドワイヤー
33a:取付け部
33b:取付け部
4:遮蔽体下枠
40:案内溝
41:上端縁
42:支持板
5:遮蔽体上枠
50:案内溝
51:下端縁
52:支持板
6a:台座
60a:溝
61a:当接板
62a:ビス
63a:ビス
6b:台座
60b:溝
61b:当接板
62b:ビス
63b:ビス
7:ストッパー
70:掛止部
71:被掛止部
8:係合部
80:マグネット
81:磁性体
A:サッシ窓
A1:開口
A2:サッシ枠
A20:上枠
A21:下枠
B:ロック装置
C:ケーシング
C1:竪仕上げ材
C2:下仕上げ材
C20:表面
C3:上仕上げ材
C30:表面

Claims (1)

  1. 障子と、遮蔽体と、ストッパーとを備え、
    障子は、相対向する第1の枠および第2の枠に対して開閉自在に支持され、
    遮蔽体は、障子の屋内側に配置されていると共に、遮蔽体の戸先が障子の戸先に対して係脱自在に係合され、且つ遮蔽体の戸尻がこの戸尻と対向する屋内側の開口端部に固定され、障子の開閉動に連動して開閉動するようにされ、
    ストッパーは、遮蔽体の屋内側に配置され、全開位置の遮蔽体に対して係脱自在にされていると共に、係合状態において遮蔽体の閉動作を阻止するようにされていることを特徴とする建具。


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