JP2010201997A - タイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のタイヤは、タイヤ内面に、繊維が厚さ方向に配向してなる不織布から構成される吸音層を具えることを特徴とし、前記繊維は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリベンゾイミダゾール、ポリフェニレンサルファイド、ポリビニルアルコール、芳香族ポリアミド、芳香族ポリイミド、炭素繊維、フッ素繊維、ガラス繊維、金属繊維からなる群より選択されるのが望ましい。
【選択図】図1
Description
すなわち、本発明のタイヤは、タイヤ内面に、繊維が厚さ方向に配向してなる不織布から構成される吸音層を具えることを特徴とする。
前記繊維は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリベンゾイミダゾール、ポリフェニレンサルファイド、ポリビニルアルコール、芳香族ポリアミド、芳香族ポリイミド、セルロース、炭素繊維、フッ素繊維、ガラス繊維、金属繊維からなる群より選択されるものであってもよい。
さらに、前記繊維は、互いに接着剤により結合してなるのが望ましく、この場合、接着剤の使用量は、不織布の総重量100質量%中、20〜50質量%の範囲内であるのが好ましい。
前記不織布は、両面粘着テープを介してタイヤ内面に接着されてなるのが望ましい。
図1は、本発明に係る代表的なタイヤをリムRに装着して構成した際の、タイヤとリムRの組立体のタイヤ幅方向における断面を示している。図2は、図1に示すタイヤ1のタイヤ周方向断面図である。
表1〜2に示す不織布を、図1のタイヤ構成に従ってタイヤサイズ195/65R15および215/45R17の乗用車用ラジアルタイヤを作製し、それぞれサイズ15×5×1/2J、サイズ17×7JJのリムに取り付けてタイヤ車輪として車両に装着し、空気圧:210kPa(相対圧)、タイヤ負荷荷重:3.92kNを適用した状態で、各種性能の評価に供した。結果を表1〜2に示す。
表1〜2に示す不織布の平均密度を、不織布の目付(g/m2)/不織布の厚み(mm)により測定した。
表1〜2に示す各不織布をサイズ(φ4.0cm、厚み20mm)のサンプルとして、25℃で10mm圧縮させた際(=厚み方向に50%圧縮)における応力値を測定した。
表1〜2に示す不織布の曲げ剛性を、下記式に従い、不織布の押し込み量10mmあたりの不織布への押し込み力(N)として算出した。
押し込み力(N)/押し込み量(10mm)
サイズ195/65R15のタイヤを装着した上記車両を、速度60km/hで30000km走行させた際における、走行前後の不織布の厚みを測定した。走行時厚み保持性は、走行前の厚さT0に対する、走行後の厚さT1を百分率(%)で算出したものであり、その評価結果を表1〜2に示す。なお、表中の評価結果の数値が大きいほど圧縮変形しにくく、厚み保持性が良好であることを示す。
上記走行時厚み保持性を評価した後、上記タイヤを2週間放置し、吸音材の剥がれの有無を目視により観察した。
サイズ215/45R17のタイヤを装着した上記車両を、速度60km/hでアルファルト走行させた際における運転席での車内騒音を測定し、周波数分析した。230Hz付近に見られるピークが空洞共鳴のピークである。数値が大きい程、吸音効果に優れることを示す。
一方、厚み保持性や接着性を改善すべく不織布をより高密度化した比較例2は、不織布の繊維間隙が減少するために吸音効果が低下しているのに対し、実施例1は、極めて優れた吸音効果を発揮するだけでなく、他の良好な性能を兼ね備えることができることがわかる。また、実施例1において繊維の結合方法を代えた実施例2〜3についても、同等の効果を発揮することが示された。
また、不織布の曲げ剛性が1.0〜20.0N/10mmの範囲内にある実施例2〜4は、実施例1よりも有効に走行後の剥がれを防止できることも明らかである。
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 タイヤ本体部
6 ビードコア
7 カーカス
8 ベルト
9 タイヤ内腔
10 インナーライナ
11、11’ 吸音層
12、12’ 繊維
R リム
Claims (9)
- タイヤ内面に、繊維が厚さ方向に配向してなる不織布から構成される吸音層を具えることを特徴とするタイヤ。
- 前記繊維が、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリベンゾイミダゾール、ポリフェニレンサルファイド、ポリビニルアルコール、芳香族ポリアミド、芳香族ポリイミド、セルロース、炭素繊維、フッ素繊維、ガラス繊維、金属繊維からなる群より選択される請求項1に記載のタイヤ。
- 前記繊維が、ニードルパンチ法、サーマルボンド法、またはケミカルボンド法により結合してなる請求項1または2に記載のタイヤ。
- 前記ケミカルボンド法において用いる接着剤が、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、エストラマー系樹脂から選ばれる請求項3に記載のタイヤ。
- 前記接着剤の使用量が、不織布の総重量100質量%中、20〜50質量%の範囲内である請求項4に記載のタイヤ。
- 前記不織布の平均密度が5〜20kg/m3であり、かつ平均厚みが10〜30mmである請求項1〜5のいずれかに記載のタイヤ。
- 前記不織布の50%圧縮応力が、0.1〜5kN/m2である請求項1〜6のいずれかに記載のタイヤ。
- 前記不織布の曲げ剛性が、1.0〜20.0N/10mmである請求項1〜7のいずれかに記載のタイヤ。
- 前記不織布が、両面粘着テープを介してタイヤ内面に接着されてなる請求項1〜8のいずれかに記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
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JP2009047832A JP2010201997A (ja) | 2009-03-02 | 2009-03-02 | タイヤ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012073721A1 (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-07 | 株式会社ブリヂストン | リムホイール、タイヤ組体及びリムホイールの製造方法 |
US9315076B2 (en) | 2012-08-02 | 2016-04-19 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Assembly of pneumatic tire and rim |
US9517661B2 (en) | 2014-07-04 | 2016-12-13 | Hyundai Motor Company | Low noise tire |
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JP2004082387A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤの製造方法、空気入りタイヤ、及びタイヤ・リム組立体 |
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- 2009-03-02 JP JP2009047832A patent/JP2010201997A/ja active Pending
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