JP2010200061A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定サイズにおいて、近接通信に適した所定距離の通信を行うことができ、かつ柔軟性を有するアンテナ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】磁性シート上に形成したアンテナ12と、インダクタ16と整合用コンデンサ14とアンテナ12とを直列に接続した送信回路と、アンテナ12と整合用コンデンサ14と抵抗17とコンデンサ18とを直列に接続した受信回路とを備え、磁性シートは、少なくとも複数の固片状の磁性体からなり、抵抗17は所定の関係からなることを特徴とするものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯電話等の小型の通信装置に実装されるアンテナ装置に関し、とりわけ、NFC(Near Field Communication)機能を有する携帯電話等の通信装置に適応されるアンテナ装置に関するものである。
従来より、近接通信を行うシステムとしては、例えば、ICカードシステムが広く知られている。ICカードシステムにおいては、リーダ/ライタが電磁波を発生することにより、いわゆるRFフィールド(磁界)を形成する。そして、リーダ/ライタに、ICカードが近づくと、ICカードは電磁誘導によって電源の供給を受けるとともに、リーダ/ライタとの間でデータ伝送を行う。
かかるICカードシステムに代表される近接通信を行うための通信プロトコルとしては、例えばNFCがある。近年、携帯電話にこのNFCによる通信プロトコルに従って近接通信を実行させ、携帯電話等の通信装置にカード機能を持たせるようにしている。さらに、対象物に取り付けられているタグ内の情報をNFC通信プロトコルを利用して携帯電話で読み取ることも提案されている(リーダ機能)。NFCに従う通信プロトコルを実行するためのアンテナ装置の一例は特許文献1に開示されている。
特開2008−48376号公報
しかしながら、例えば携帯電話にアンテナ装置を実装する場合、携帯電話のサイズに合わせてアンテナ装置を小さくする必要があり、例えばチップアンテナを用いると、アンテナを小さくすることは可能であるが、NFCが必要とする所定の通信距離(例えば30mm)を確保することができず、約5mmの距離までしか安定した通信を実行することができなかった。
また、従来のアンテナ装置では、コイル部分に一個のフェライトコアを利用しているため、生産性、品質の点で問題になる恐れがある。例えば、フェライトコアを用いているため、柔軟性に欠け、アンテナ装置を携帯電話等に搭載しにくい恐れがある。
そこで本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、所定サイズにおいて、近接通信に適した所定距離の通信を行うことができ、かつ柔軟性を有するアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明のアンテナ装置は、磁性シート上に形成したコイル部と、インダクターと第1のコンデンサと前記コイル部とを直列に接続した送信回路と、コイル部と第1のコンデンサと抵抗部と第2のコンデンサとを直列に接続した受信回路とを備え、磁性シートは、少なくとも複数の固片状の磁性体からなり、抵抗部は、所定の関係式からなることを特徴とする。
本発明によれば、所定サイズにおいて、近接通信に適した所定距離の通信を行うことができ、かつ柔軟性を有するアンテナ装置を得ることができる。
本発明のアンテナ装置は、磁性シート上に形成したコイル部と、インダクターと第1のコンデンサと前記コイル部とを直列に接続した送信回路と、コイル部と第1のコンデンサと抵抗部と第2のコンデンサとを直列に接続した受信回路とを備え、磁性シートは、少なくとも複数の固片状の磁性体からなり、抵抗部は、所定の関係式からなることにより、所定サイズにおいて、近接通信に適した所定距離の通信を行うことができ、かつ柔軟性を有するアンテナ装置を得ることができる。
また、コイル部は、板状であることにより、固片状の磁性体をコイル部によって保持することができる。
さらに、コイル部の磁性シートとは反対側の面に、複数の固片状の補強部材を設け、前記補強部材は、前記磁性体より硬いことにより、柔軟性を確保しつつ、アンテナ装置全体の強度を確保することができる。
また、固片状の磁性体と固片状の補強部材の大きさが同じであることにより、容易にアンテナ装置全体を折り曲げることができる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1におけるアンテナ装置を示す構成図である。
1は、1ターンのループ形状をしているアンテナ1である。2はアンテナの下に設けられ、アンテナ周辺の金属の影響を低減するための磁性シート2であり、複数の固片状の磁性体2aにより形成されている。なお、本実施例ではアンテナ装置の小型化を実現すべく、磁性シート2の三辺の好ましいサイズを図1に表示している。このサイズは、携帯電話等の小型の通信端末に備え付けるには適したサイズである。なお、このサイズでは複数ターンのアンテナを構成するとなると、アンテナの開口面積を十分に確保することができず、要求される通信距離を得ることが困難である。以下に、図1を用いてアンテナ装置を構成する各部の詳細について説明する。
まず、アンテナ1について説明する。
アンテナ1は、1ターンのループアンテナで形成される。アンテナ1の構造としては、中央に開口部を備えた形状であればよく、その形状は円形または略矩形または多角形のいずれであってもよい。このような構造とすることで、十分な磁界を得て、誘導電力の発生と相互インダクタンスによる無線通信媒体と無線通信媒体処理装置との通信を可能とするものである。
さらに、アンテナ1の材料としては、金、銀、銅、アルミ、ニッケル等の導電性の金属製線材、金属製板材、金属製箔材、または金属製筒材等から適宜選択することができ、金属線、金属箔、導電性ペースト、めっき転写、スパッタ、蒸着、もしくは、スクリーン印刷により形成することができる。
なお、アンテナ1の材料として金属製板材等の複数の磁性体を保持することが可能なものを使用することが好ましく、本実施例では、アンテナ1の材料として銅板を用いている。
次に、磁性シート2について説明する。
本実施例の磁性シート2は、複数の磁性体固片2aの集合体であり、整合配置されている。
また、全ての磁性体固片がその上下面を略同一面となるように配置することで、磁性シート2に要求される厚み寸法や、機械的強度、その他の物理的性能の範囲において磁性体の最大限の体積を利用することができ、高い磁気性能を得ることができる。
磁性シート2の材料としては、フェライトやパーマロイ、センダスト、珪素合板等の金属材料で構成される。磁性材としては、軟磁性フェライトが好ましく、フェライト粉体を乾式プレス成形し、焼成することにより焼成体、高密度のフェライト焼成体とすることができ、軟磁性フェライトの密度が3.5g/cm3以上であることが好ましい。さらに軟磁性フェライトの磁性体の大きさが、結晶粒界以上であることが好ましい。また磁性シート2は、0.05mm〜3mm程度で形成されるシート状(あるいは板状、膜状、層状)のものである。
軟磁性フェライトとしては、Ni−ZnO3、ZnO、NiO、CuO、または、Fe23、ZnO、MnO、CuOからなっていてもよい。さらにアモルファス合金、パーマロイ、電磁鋼、珪素鉄、Fe−Al合金、センダスト合金のいずれかの磁性体の単層であってもよく、フェライト、アモルファス箔、パーマロイ、電磁鋼、センダストの積層体であってもよく、また、様々な磁性体を組み合わせた積層体であってもよい。磁性材を積層する際には、樹脂、紫外線硬化型樹脂、可視光硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、耐熱性樹脂、合成ゴム、両面テープ、粘着層、またはフィルムの少なくとも1つの手段により、磁性材が接着され積層構造となるが、上述したようにそれぞれ、固片形状となっている。
さらに本発明の磁性シート2は、フェライト、アモルファス合金、パーマロイ、電磁鋼、珪素鉄、Fe−Al合金、センダスト合金の単体、または積層体を樹脂、紫外線硬化型樹脂、可視光硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、耐熱性樹脂、合成ゴム、両面テープ、粘着層、またはフィルムの少なくとも1つの手段によりコーティングをおこなったものでもよい。
本発明の磁性シート2は、樹脂、紫外線硬化型樹脂、可視光硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、耐熱性樹脂、合成ゴム、両面テープ、粘着層、またはフィルムの少なくとも1つの手段によりコーティングを行うことで、柔軟性が高くて耐久性に優れる上、表面抵抗が高く、表面にアンテナ印刷やめっきなどによる回路形成を行うことが容易である。
本実施例において磁性シート2は、Ni−Zn系フェライトまたは、Mn−Zn系フェライト材を800℃〜1000℃で焼成したもので、焼成した磁性シート2を保護テープ、両面テープ等の保護部材によりコーティングし、ローラー等で磁性シート2を粉砕することで柔軟性を有した磁性シート2を作製する。
また、保護部材によりコーティングされた磁性シート2は、非常に優れた柔軟性を有しているので、パンチング等により、容易に打ち抜き成形加工ができるので、複雑な形状の加工も低コストで、しかも大量に成形できるという特徴も有する。
さらに、磁性シート2の形状としては、略三角柱、略四角柱、略円柱、略球等の形状で構成されていてもよい。
本発明の磁性シート2は、両面テープまたは微粘着テープ等に固定されローラーにて粉砕されることにより、磁性シート2に柔軟性を与えることができる。また、ローラーにて粉砕されることで磁性シート2の加工性がよくなり、加工時の負荷も少なくなるので、製品の低コスト化も実現できる。さらに、磁性シート2がローラーにより粉砕されることで、磁性シート2に隙間ができ、磁性シート2の上に樹脂を印刷した際に、樹脂が磁性シート2に滲みこみ、樹脂がバインダーの役割を果たし磁性シート2にさらに柔軟性をもたせることが可能となる。
また、本発明の磁性シート2は、磁性材にスリットを設けることにより、磁性シート2を容易に分割することができ、柔軟性および加工性に優れた磁性シート2を実現できる。
次に、図2について説明する。
図2は、本発明のアンテナ1の概略構成図であり、1ターンのコイルを形成している。アンテナ1の寸法サイズは、SIMカードのサイズを基準になされていて、アンテナ1の幅は、アンテナ1の通信特性とアンテナ1のQ値による電磁界シミュレーションの最適値から3mmとなった。
本実施例における図1、図5、図6、図7では、アンテナ装置に背面金属を設けていないが、アンテナ装置が周囲の環境により共振周波数が変化しないようにする目的から、アンテナ装置の背面に金属を設ける構成にしてもよい。その時の背面金属の材料としては一般的に銅箔が用いられるが、金、銀、銅、アルミ、ニッケル等の導電性の金属製線材、金属製板材、金属製箔材、または金属製筒材等から適宜選択することができ、金属板、金属線、金属箔、導電性ペースト、めっき転写、スパッタ、蒸着、もしくは、スクリーン印刷により形成することができる。
また、アンテナ装置における端子は、アンテナ装置の上面、側面もしくは裏面のいずれの面に設置されていてもよく、アンテナ装置を組み込む機器の設置状態に応じて端子位置を変更することができる。また、図5、図6、図7に示されているようなスイッチング回路24、34、43によるアンテナ1との接続でもよいし、さらにはコネクター等によるアンテナ1との接続でも問題ない。
図1で示した好適なサイズを用いた磁性シート2を用いるために本実施例のアンテナ1の寸法サイズを図2に表示している。これらのサイズを用いたアンテナ1および磁性シート2を用いることにより携帯電話等の小型の通信端末に簡単に備え付けることができる。
次に、図3について説明する。
図3は、本発明のアンテナ装置に適用された送・受信回路図であり、図3に示されているようにICチップ11・アンテナ12・共振用コンデンサ13、整合用コンデンサ14、フィルター用コンデンサ15、コンデンサ18・インダクタ16・抵抗17からなる。
この回路は、送信時にはICチップ11から出た送信信号が、矢印19のようにローパスフィルターや整合用コンデンサ14を通過してアンテナ12に達し、アンテナ12に磁界を生じさせて通信が行われる。一方、受信時にはアンテナコイルを通過する磁界により誘起電圧が生じ、矢印20のように受信回路の抵抗17・コンデンサ18を通過してICチップ11に受信信号が伝達される。
本発明では、アンテナ装置のリーダ/ライタモード時の電力伝達を最大にするためにアンテナ12のQ値を高くする必要から、1ターンのコイルをアンテナ12として用いている。なお、リーダ/ライタモードとは、アンテナ装置がリーダ/ライタとして機能することであり、相手側であるタグ(ICカード)にむけて信号を送信し、タグからの情報を受信する通信モードのことである。従来のアンテナ装置のように3ターンから4ターンのループアンテナを形成するアンテナ12では、SIMサイズ(25mm×15mm)のように小型化すると、アンテナ12の開口面積を十分に確保できず、また、アンテナ12のターン数が増えることで、アンテナ12のインピーダンスが増加する。その結果、アンテナ12のQ値が低下し、ICチップ11からの信号が十分にアンテナ12に伝達することが出来ず、通信特性が30mm以下になってしまっていた。
本発明では、SIMサイズを実現しつつ、アンテナ12の性能を確保するために、アンテナ12を1ターンのコイルにし、アンテナのQ値および回路定数のQ値を高めることで、ICチップ11からの信号をアンテナ12に最大限に伝達し、SIMサイズのアンテナ装置においても通信特性が30mm以上確保できるようにした。
一方、アンテナ12を1ターンにすることで、アンテナ装置のタグモードにおける誘起電圧が低下する問題が生じる。ここで、タグモードとは、アンテナ装置がタグ(ICカード)として機能することであり、相手側である外部のリーダ/ライタ装置から信号を受信し、アンテナ装置内部の情報を送信する通信モードのことである。
アンテナ12における誘起電圧は、Em=E0×Q×μe×(2π×N×A/λ) Em:誘起電圧、E0:電界強度 Q:アンテナ性能 μe:磁性シートの実効透磁率 N:ターン数 A:アンテナ面積 λ:波長 で表され、図4に示されているようにアンテナコイルのターン数Nが減ることで、誘起電圧が減少することが分かる。従って、アンテナ装置のアンテナ12を1ターンにした場合、アンテナ装置のタグモードにおける誘起電圧が低下してしまい、十分な受信信号が得られなくなり、通信できなくなってしまう。
そこで本発明では、ICチップ11に十分な受信信号を供給するために、図4に示されているようにアンテナコイルのターン数の低下にともない、抵抗17の値を調整する。図4から明らかなように、アンテナ12を1ターンにした場合、ICチップ11の好適な誘起電圧(200mV)を確保するためには抵抗17の抵抗値を約0.54kΩする必要がある。
上記、抵抗値の算出方法について、以下に説明する。アンテナ装置において、受信回路の抵抗Rには以下の関係が存在する。
R=(S×μe×H×Q×2πf)2/W
S:アンテナ12の縦と横の寸法の積 R:抵抗17の抵抗値 W:ICチップ11の受信時の駆動電力 H:アンテナ12における磁界強度 Q:アンテナ12のアンテナ性能 μe:磁性シートの実効透磁率 f:送受信時の周波数
ここで、Qはアンテナ12の性能を示すもので、具体的にはアンテナ12の抵抗値、およびアンテナ12の巻き数等に依存する。
つまり、従来のものとアンテナ12のターン数を変更したことによって、アンテナ12のインピーダンスが変化し、アンテナ装置の回路部分とのマッチングが取れなくなったため、抵抗17の最適の値を上記関係式によって導出している。
このときのアンテナサイズSは、アンテナ12の縦と横の寸法の積であり、本実施例においては、図2に示されているように、アンテナ装置の縦寸法23mmと横寸法13mmの積になる。
また、上記で示す磁界強度Hは、アンテナ装置を30mm離したときのアンテナ装置にかかる磁界強度であり、上記式によって、アンテナ装置は30mmときにアンテナ性能が良くなるように最適化される。
上記のように抵抗17を調整する方法の他に、トランスにより受信回路の電圧を昇圧させる方法や、コンパレータにて受信回路の電流を検知し、バラクターダイオードにて電流量を変える方法で受信感度と高めさせる手段等がある。
これらの手段を用いることで、従来なら複数ターンが必要であったアンテナ12が、1ターンのアンテナ12でリーダ/ライタモード・タグモードにおいて30mm以上の通信特性を得ることが可能となった。
以上のように、携帯電話に実装可能なサイズのアンテナ装置を得ることができ、かつ近接通信に適した通信距離を確保できるアンテナ装置を得ることができる。
また、1ターンのアンテナのインピーダンスに合わせて受信回路の抵抗値をインピーダンス変換器により調整することで、小型で通信特性に優れたアンテナ装置を供給することができる。
また、磁性シートを磁性体固片の集合体により形成したため、柔軟性および加工性に優れたアンテナ装置を実現できる。
(実施例2)
以下、図5〜図7を用いて本発明の実施例2について説明する。なお、詳細な説明については、実施例1を援用する。
図5は、本発明の実施例2におけるアンテナ装置の上面図である。図5において、リーダ/ライタモード時のアンテナ21とタグモード時のアンテナ22が同一平面上に構成されており、アンテナ21、22の下には磁性シート23が形成されている。
なお、この磁性シート23は、アンテナ周辺に金属体がない場合は樹脂層であってもかまわない。
また、アンテナ21、22にはスイッチング回路24が接続されており、リーダ/ライタモード時およびタグモード時において端子の切り替えをおこなう。25と28はアンテナ装置がリーダ/ライタモード時の端子であり、それぞれアンテナ21に接続されており、同様に26と27はアンテナ装置がタグモード時の端子であり、それぞれアンテナ22に接続されている。
リーダ/ライタモード時には、1ターンのアンテナ21を用いることでアンテナ21のQ値を低下させて、ICチップからの伝送信号を最大限に伝達させてやる。一方、受信時にはスイッチング回路にてアンテナを複数ターンのアンテナ22にすることで、受信時の誘起電圧を上げてやり、アンテナ22からの受信信号をICチップ11に伝達してやる。なお、これらのモード時の切り替えにおいては、モードを検出しスイッチング回路24にて自動的に行うようにしてもよいし、利用者が手動にて切り替えを行ってもよい。
リーダ/ライタモード時のアンテナ21が外側でタグモード時のアンテナ22が内側であるのは、リーダ/ライタモードのアンテナ21は、無給電のタグのICチップを駆動させる必要があることから、すこしでも大きなアンテナ21が好ましく、一方、タグモードのアンテナは、電力を供給された相手側のリーダ/ライタから信号が送られてくることから、リーダ/ライタモード時のアンテナ21より大きくなくてもよいからである。
図5のようにアンテナ21、22を配置することで、アンテナ装置の厚みを薄くすることができ、また、受信回路にインピーダンス変換器等を配置する必要がなくなる。このように、アンテナに接続された回路を工夫することなく、アンテナ自体と回路への接続を工夫することにより、アンテナのサイズを大きくすることなく、上記2つのモードに対応できるアンテナ装置を提供することができる。
次に、図6について説明する。
図6は、リーダ/ライタモード時のアンテナ31とタグモード時のアンテナ32が上下に構成されており、リーダ/ライタモード時のアンテナ31とタグモード時のアンテナ32との間には、絶縁層39が形成されている。これらのアンテナ31、32の下には磁性シート33が形成されているが、アンテナ周辺に金属体がない場合は樹脂層であってもかまわない。また、アンテナ31、32にはスイッチング回路34が接続されており、リーダ/ライタモード時およびタグモード時において端子の切り替えをおこなう。
リーダ/ライタモード時には、1ターンのアンテナ31を用いることでアンテナ31のQ値を低下させて、ICチップ11からの伝送信号を最大限に伝達させてやる。一方、受信時には複数ターンのコイルのアンテナ32を用いることで、受信時の誘起電圧を上げてやり、アンテナ32からの受信信号をICチップ11に伝達してやる。
リーダ/ライタモード時のアンテナ31が上側でタグモード時のアンテナ32が下側であるのは、リーダ/ライタモード時のアンテナ31は、無給電のタグのICチップを駆動させる必要があることから、すこしでもアンテナ31がタグに近い方が好ましく、一方、タグモード時のアンテナ32は、電力を供給された相手側のリーダ/ライタから信号が送られてくることから、リーダ/ライタモード時のアンテナ31より近くなくてもよいからである。
図6のようにアンテナ31、32を配置することで、アンテナ31、32の端子位置を自由にアンテナ装置に配置することが可能となる。また、タグモード時のアンテナ32の大きさを図5のアンテナ22よりも大きくすることができ、またタグモード時のアンテナ32のターン数を自由に増やすことが可能となる。
次に、図7について説明する。
図7は、同一平面上に形成された1本のアンテナ40において、アンテナ40の所々に設置された接続端子41からアンテナ信号を送受信することにより、アンテナ40が1ターンのコイルにも複数ターンのコイルにも自由に変化することのできるアンテナ装置である。これらのアンテナ40の下には磁性シート42が形成されているが、アンテナ周辺に金属体がない場合は樹脂層であってもかまわない。また、アンテナ40にはスイッチング回路43が接続されており、リーダ/ライタモード時およびタグモード時において端子の切り替えをおこなう。
リーダ/ライタモード時には、端子44と端子45をもちいて、1ターンのアンテナ40にすることでアンテナ40のQ値を低下させて、ICチップ11からの伝送信号を最大限に伝達させてやる。一方、受信時には端子44と端子46をもちいて、複数ターンのコイルのアンテナ40にすることで、受信時の誘起電圧を上げてやり、アンテナ40からの受信信号をICチップ11に伝達してやる。
図7のようにアンテナ40を形成することで、同一平面上にリーダ/ライタモードおよびタグモードの機能をもったアンテナを容易に作製することが可能であり、薄くて低コストのアンテナ装置を提供することができる。
上記のように本発明によるアンテナ1、21、22、31、32、40を設定することで、小型で低コストのアンテナ装置を作製することができ、しかもアンテナ装置の通信距離を30mm以上確保することが可能となる。
(実施例3)
以下、図8、図9を用いて本発明の実施例3について説明する。なお、詳細な説明は実施例1、および実施例2を援用する。
図8は、本発明の実施例3におけるアンテナ装置を示す構成図である。図8(a)に示すように、アンテナ装置51は、積層構造になっており、図8(b)に示すように、上から補強部材52、樹脂シート53、アンテナ54、樹脂シート55、磁性シート56、金属板57の順に積層され、中央に開口部を設けている。
ここで、それぞれの構成要素について詳細に説明する。
まず、アンテナ54は、上述した材料を用いることができ、本実施例では銅板が用いられる。
次に、磁性シート56は、上述した材料を用いることができ、本実施例では、フェライトを用いて、セル状のブロック56aを組み合わせて環状の磁性シート56を形成している。
次に、樹脂シート55について説明する。樹脂シート55としては、例えば光硬化樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂、耐熱性樹脂等に代表される樹脂が用いられ、本実施例ではエポキシ樹脂が用いられ、熱圧着によりアンテナ54と磁性シート56とを接着する。
ここで、本実施例ではさらに、樹脂シート55の中に、フィラーとして例えばアルミナ等の金属粒子を混ぜている。
これにより、熱圧着により接着する際に生じる樹脂の収縮を抑えることができ、アンテナ装置51の性能のばらつきを抑えることができる。
また、フィラーによって、樹脂シート55の厚さがある程度確保できるため、樹脂シート55によって、アンテナ54と磁性シート56との隙間を設けることができ、その結果、アンテナ装置51の通信特性を向上させることができ、特に周波数のばらつきを低減することができる。
なお、本実施例では、シート状の樹脂によって接着しているが、アンテナ54、もしくは磁性シート56に液状の接着剤を塗布して接着してもよい。
次に、補強部材52について説明する。補強部材52は、アンテナ装置51の強度を確保しつつ、アンテナ54を他の部材から絶縁するために設けられているものであり、磁性シート56より硬い材料、つまり抗折力が大きい材料によりなり、例えば、アルミナ(Al23)、ジルコニア(ZrO2)等のセラミック、硬質プラスチックが挙げられる。なお、本実施例では、アルミナを用いている。
また、補強部材52は、磁性シート56同様にセル状のブロック52aを組み合わせて形成している。
これにより、アンテナ装置51全体の強度を向上させることができ、アンテナ装置51を曲げたときに生じる、磁性シート56のクラック等を低減することができる。
なお、本実施例では、強度と絶縁性の観点から、補強部材52を用いたが、絶縁性のみを考慮して、アンテナ54の部分にカチオン電着を行い絶縁したり、樹脂でコーティングを行ってもよい。
特に、樹脂でコーティングする場合には、アンテナ54、磁性シート56を貼り合わせた後、樹脂をディップコーティングにより、全体に塗布したり、アンテナ54側の表面、または、アンテナ54側とは反対側の面に樹脂を塗布することによりコーティングしたり、または、上述した樹脂シート等を貼る事により絶縁性を確保しつつ表面を保護してもよい。
次に、樹脂シート53について説明する。
樹脂シート53は、アンテナ54と補強部材52とを貼り合わせるものであり、本実施例では上述した樹脂シート55と同じもの使用しているが、アンテナ54と補強部材52とを貼り合わせるものであればよい。
最後に、金属板57は、アンテナ装置51を金属面に配置する際に、性能のばらつきを低減させるものであり、金属面に配置しない場合や、アンテナ装置51への影響が小さい場合には設けなくともよい。
次に、アンテナ装置51の寸法について詳細に説明する。図9は、本発明の実施例3におけるアンテナ装置を示す概略図である。
図9(a)は、アンテナ装置51を上から見た上面図であり、アンテナ装置51のサイズは25.0mm×15.0mmとなっており、アンテナ54の電極部分が外周に3mmほど延伸している。
また、補強部材52の1つのブロック52aは、組み合わせによって様々な形状にできる正方形状になっており、その大きさは、本実施例では4.8mm×4.8mmであり、組み合わせる際に、折り曲げやすいようにブロック52a同士の隙間を0.2mm空けてある。
図9(b)は、アンテナ装置51を横から見た側面図であり、それぞれの厚さは、補強部材52が0.2mm、樹脂シート53、55が0.09mm、アンテナ54が0.1mm、磁性シート56が0.4mmとなっている。
なお、上述する樹脂シート53、55の厚さは、熱圧着後の厚さであり、本実施例では、厚さ0.11mmの樹脂シートを用いる。
これにより、上述したように、樹脂シート55によって、アンテナ54と磁性シート56との隙間を設けることができ、その結果、アンテナ装置51の通信特性を向上させる、特に周波数のばらつきを低減することができる。
つまり、アンテナ54と磁性シート56との隙間として、具体的には、0.05mm〜0.1mmの間にすると、通信特性を向上させることができ、本実施例では、樹脂シート55を0.09mmにすることで、通信特性を向上させている。
図9(c)は、アンテナ装置51を下から見た裏面図であり、磁性シート56の1つのブロック56aは、組み合わせによって様々な形状にできる正方形状になっており、その大きさは、本実施例では補強部材52と同じ大きさである4.8mm×4.8mmである。
これにより、補強部材52と磁性シート56とを同じ大きさにすることにより、アンテナ54の両面のブロックのサイズが同じになるため、アンテナ装置51を曲げた際に容易に曲げることができる。
上述しように、通常携帯電話に搭載するためのサイズを考慮すると、アンテナを複数ターン形成することは、開口面積が小さくなるため、好ましくないが、アンテナ装置のサイズを大きくすると、図10のような形状が考えられる。
図10に示すように、アンテナ装置61は、補強部材62、樹脂シート63、アンテナ64、樹脂シート65、磁性シート66の順に積層されており、アンテナ64が複数ターンのループによって形成され、開口部側と外周側に電極を設けている。
このとき本実施例では、補強部材、磁性シートともにセル状のブロックを用いており、セル状のブロックを組み合わせることにより、上記のようにアンテナ装置のサイズを容易に変更することができ、サイズの異なるアンテナ装置を簡単に作成することができる。
なお、本実施例1〜3は、組み合わせて使用することも可能である。
本発明のアンテナ装置は、商品棚などに収納される非接触ICカードやICタグなどの無線通信媒体に電力と送信データを供給し、無線通信媒体から受信データを負荷変動により取得する無線通信媒体処理装置であって、特に自動で商品管理、書籍管理等が可能となる収納棚、展示棚以外の医薬品管理、危険物管理、貴重品管理システム等々などの、通信範囲を拡大させることが必要な用途にも適用できる。
本発明の実施例1におけるアンテナ装置を示す構成図 本発明の実施例1におけるアンテナの概略構成図 本発明の実施例1におけるアンテナ装置の回路図 本発明の実施例1におけるターン数と誘起電圧の関係図 本発明の実施例2におけるアンテナ装置の上面図 本発明の実施例2における上下に2つのアンテナを用いた場合の構成図 本発明の実施例2におけるアンテナを用いた場合の構成図 本発明の実施例3におけるアンテナ装置を示す構成図 本発明の実施例3におけるアンテナ装置を示す概略図 本発明の実施例3における別のアンテナ装置を示す構成図
1 アンテナ
2 磁性シート
11 ICチップ
12 アンテナ
13 共振用コンデンサ
14 整合用コンデンサ
15 フィルター用コンデンサ
16 インダクタ
17 抵抗
18 コンデンサ
51 アンテナ装置
52 補強部材
53、55 樹脂シート
54 アンテナ
56 磁性シート
57 金属板

Claims (4)

  1. 磁性シート上に形成したコイル部と、インダクターと第1のコンデンサと前記コイル部とを直列に接続した送信回路と、前記コイル部と前記第1のコンデンサと抵抗部と第2のコンデンサとを直列に接続した受信回路とを備え、前記磁性シートは、少なくとも複数の固片状の磁性体からなり、前記抵抗部は、以下の関係からなることを特徴とするアンテナ装置。
    R=(S×μe×H×Q×2πf)2/W
    S:コイル部の縦と横の寸法の積 R:抵抗部の抵抗値 W:ICチップ受信時の駆動電力 H:コイル部における磁界強度 Q:アンテナ性能 μe:磁性シートの実効透磁率 f:送受信時の周波数
  2. 前記コイル部は、板状であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記コイル部の前記磁性シートとは反対側の面に、複数の固片状の補強部材を設け、前記補強部材は、前記磁性体より硬いことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  4. 前記固片状の磁性体と前記固片状の補強部材の大きさが同じであることを特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
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