JP2010198526A - タイミング検証方法及びタイミング検証装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】集積回路の接続情報を解析し、複数のタイミング検証対象パスを抽出するタイミング検証対象パス抽出工程と、複数のタイミング検証対象パスに対して、集積回路の製造条件および動作条件を含む代表タイミング検証条件に基づいて、信号の遅延関連情報を求め、当該遅延関連情報から複数のタイミング検証対象パスの信号遅延時間を求めて複数のタイミング検証対象パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う第1のタイミング解析工程と、複数のタイミング検証対象パスから特定の判別条件を入力する工程と、特定の判別条件に合致する一部のパスを特定パスとして選択する特定パス選択工程と、特定パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う第2のタイミング解析工程とを有するタイミング検証方法。
【選択図】図3
Description
初めに一般的なタイミング検証方法について説明する。
はじめに、配置配線処理工程S1において、集積回路を構成するセルの接続を表すネットリストに基づいて、セルとそれらを接続する
配線等が配置される。
配線RC抽出工程S2において、配置配線処理工程S1で生成されたセルをつなぐ各々の配線の長さや幅等応じて、配線抵抗値と配線容量値が算出される。そして、配線の長さや幅等とともに、配線抵抗値と配線容量値が配線RC情報として保存される。また、配線RC情報には、配線抵抗値と配線容量値の積(以下、配線RCと称する。)を有してもよい。なお、この配線抵抗値と配線容量値の算出の際には、例えば、セルに寄生する容量等に基づき、配線容量を校正するなどの処理が適宜行われる。
静的タイミング解析工程S3において、静的タイミング解析が行われる。静的タイミング解析では、集積回路を構成するパス毎に伝搬する信号の遅延計算が行われ、その結果に基づいてパス毎にタイミングの検証が行われ、タイミングの厳しいクリティカルパスやタイミングマージンが規定値未満になったパス(以下、クリティカルパス等と称する。)が検出される。なお、静的タイミング解析の詳細については後述する。
静的タイミング解析工程S3で検出されたクリティカルパス等が、回路設計上のタイミング許容範囲内であるか否かの判定が行われる。そして、許容範囲内ならばタイミング検証は終了し、許容範囲を超えているならば、必要に応じて回路修正工程S5に処理が移される。
回路修正工程S5において、タイミング許容範囲を超えているパスのタイミングを改善するために、ネットリスト等の修正や遅延セルの追加が行われる。そして、その修正後に、再び処理は配置配線処理工程S1に移され、以下、同様の処理が繰り返される。
タイミング検証対象パス抽出工程S31では、ネットリストd11に基づいてタイミング検証の対象となる全てのタイミング検証対象パスが抽出され、それらを表すパス情報d21が生成される。つまり、パス情報d21は、抽出されたタイミング検証対象パス毎のセルと配線の情報とそれらの接続情報とを有する。
タイミング解析工程S32では、データベースdb1のセルの特性ライブラリd12と制約条件d14が参照され、タイミング検証対象パス中の素子(セルと配線)毎に、遅延関連情報d22が算出される。遅延関連情報d22は、例えば、セルと配線の遅延値、スルーレート値、クロストーク遅延値等を有する。そして、それらが素子毎に関連づけられる。次に、タイミング検証対象パス毎に、各素子に関連づけられた遅延値が累積され、タイミング検証対象パスの遅延時間が算出される。そして、これらの遅延時間も遅延関連情報d22のとして対応するタイミング検証対象パスに関連づけられる。
タイミング検証工程S33では、タイミング解析工程S32で算出された遅延時間に基づいて、パス毎のタイミングの検証が行われ、タイミングの猶予時間を示すスラック値d23が算出される。そして、これらのスラック値d23も、遅延関連情報d22として対応するタイミング検証対象パスに関連づけられる。そして、このスラック値に基づいてクリティカルパス等が検出される。
第1のタイミング解析工程S13では、代表的な条件(代表タイミング条件)からなる検証条件で、検出された全てのタイミング検証対象パスに対してタイミング解析が行われる。代表タイミング検証条件には、集積回路の製造条件や動作条件の組み合わせから、例えば、パスを伝搬する信号の速度が最も早くなると想定される組み合わせと、最も遅くなると想定される組み合わせからなる条件(以下、境界条件と称する。)が採用される。集積回路の製造条件や動作条件としては、プロセス条件に伴うセルの動作速度、電源電圧、動作温度、配線RC値などがある。そして、この代表タイミング検証条件に基づいて、静的タイミング解析が行われ、クリティカルパス等が検出される。
第2のタイミング解析工程S16では、第1のタイミング解析工程S13でタイミングマージンが少ないと判定されたクリティカルパス等に対してのみ、代表タイミング検証条件とは異なる各パスに固有の検証条件(固有タイミング検証条件)に基づいて静的タイミング解析が行われる。
ステップS4と同様に、第2のタイミング解析工程S16で検出されたクリティカルパス等が、回路設計上のタイミング許容範囲内であるか否かの判定が行われる。
図3は、本実施の形態におけるタイミング検証方法を示すフローチャートである。
特定パスのタイミング解析工程S36では、特定パスの判別条件j10が入力され、前述したパス情報d21と遅延関連情報d22から特定の判別条件j10に合致する一部のパスが特定パスd42として選択される。例えば、判別条件j10がセルの電源電圧と動作温度の変化に対する遅延値の変動が大きい「特性変動セルを含むパス」の場合、前述したパス情報d21が有するセルと配線の情報とそれらの接続情報に基づいて、その判別条件j10に合致するパスが特定パスd42として選択される。同様に例えば、判別条件j10が「スルーレート値の大きいセルを含むパス」の場合、前述したパス情報d21と遅延関連情報d22が有するセルと配線の情報とそれらの接続情報およびスルーレート値に基づいて、その判別条件j10に合致するパスが特定パスd42として選択される。
次に、本実施の形態のパス情報d21と遅延関連情報d22の一例を示すために、具体的に静的タイミング解析を行った結果を以下に示す。
次に、タイミング検証を行う装置に関して説明する。
以下の図10〜19に、本実施の形態におけるタイミング検証方法の具体例を示す。
近年の半導体集積回路には、低消費電力化のために多電源構成が採用される場合がある。このような場合は、電源をまたぐパスのような特定のパスについて、電源電圧を変えてのより詳細な追加検証が要求される。そこで、本実施の形態において、多電源回路をタイミング検証する場合の手順を以下に示す。
図12は、スルーレート値が大きいセルを有する集積回路の一例である。図12に示す集積回路は、フリップフロップFF1〜FF3とセルc1〜c11を有し、実線のデータパスと破線のクロックパスがレジスタFF2、FF3に入力されている。セルに入力される信号のスルーレートは、パスの遅延時間に影響を与える。そのため、スルーレート値が大きいセルを有するパスは、そのパスに固有のタイミング検証条件よって、タイミングマージンレスとして検出される可能性があり、詳細なタイミング検証が要求される。そこで、スルーレート値に制限値を設けることにより、第1のタイミング解析の結果から、その制限値を超えるセルを有するパスを特定パスd42として検出し、その特定パスd42に対して固有の第2のタイミング検証が行われる。
配線抵抗値と配線容量値は、その配線を伝播する信号の遅延値に影響を与える。例えば、配線抵抗値と配線容量値が大きいほどその遅延値が大きい。配線抵抗と配線容量値が大きい配線は、長い配線や、分岐の多い配線に代表されるが、長い配線は配線抵抗値と配線容量値の変化に対する遅延値の変化も大きい。さらに、長く配線抵抗値と配線容量値が大きい配線を伝搬する信号のスルーレートは悪くなる。それにより、後のセルの遅延値等に影響がでる。
まず、特性変動セルに関して説明する。
静的タイミング解析では、各々のセルにセルの特性ライブラリd11に基づいて算出された遅延値が割り当てられるが、その際、プロセスに伴う動作速度や動作電圧や動作温度等のばらつきに伴う遅延値のばらつきが考慮される。例えば、遅延値の平均値に対してばらつき係数を積算した値が、ばらつきを考慮して修正されたセルの遅延値として割り当てられる。
a2×μ=μ-Sg_a
つまり、現実的なばらつき幅Sg_rを平均化した値を個々のセルのばらつき幅Sg_aとする。そして、遅延値の中心値μにばらつき係数a1、a2が積算されることにより、そのばらつきの最大値「μ+Sg_a」、または最小値「μ-Sg_a」が算出される。そして、それらが、ばらつきを考慮して修正されたセルの遅延値として割り当てられる。逆に、以上のように定義された、分布遅延値B_rに基づくばらつき係数a1、a2を用いて、セルに割り当てられる遅延値が修正されることにより、それらを累積して求めた出力端子Qoutでの分布遅延値のばらつき幅は、実際のばらつき幅Sg_rに近づく。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
集積回路のタイミング検証方法において、
コンピュータが、集積回路の接続情報を解析し、セルとそれを接続する配線とを有するパスであって、タイミング検証の対象となる複数のタイミング検証対象パスを抽出するタイミング検証対象パス抽出工程と、
コンピュータが、前記複数のタイミング検証対象パスから特定のパスを選択するための特定の判別条件を入力する工程と、
コンピュータが、前記複数のタイミング検証対象パスから、前記特定の判別条件に合致する一部のパスを特定パスとして選択する特定パス選択工程と、
コンピュータが、前記特定パスに対して、当該特定パスに固有の複数のタイミング検証条件に基づいて特定パス内の信号遅延時間を求めて特定パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う特定パスタイミング解析工程とを有し、
前記特定の判別条件は、前記セルまたは配線に関する条件であるタイミング検証方法。
集積回路のタイミング検証方法において、
コンピュータが、集積回路の接続情報を解析し、セルとそれを接続する配線とを有するパスであって、タイミング検証の対象となる複数のタイミング検証対象パスを抽出するタイミング検証対象パス抽出工程と、
コンピュータが、前記複数のタイミング検証対象パスに対して、前記集積回路の製造条件および動作条件を含む代表タイミング検証条件に基づいて、前記複数のタイミング検証対象パスを伝搬する信号の遅延関連情報を求め、当該遅延関連情報をそれぞれの前記タイミング検証対象パスに関連付けると共に、当該遅延関連情報から前記複数のタイミング検証対象パスの信号遅延時間を求めて前記複数のタイミング検証対象パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う第1のタイミング解析工程と、
コンピュータが、前記複数のタイミング検証対象パスから特定のパスを選択するための特定の判別条件を入力する工程と、
コンピュータが、前記遅延関連情報が関連づけられた前記複数のタイミング検証対象パスから、前記特定の判別条件に合致する一部のパスを特定パスとして選択する特定パス選択工程と、
コンピュータが、前記特定パスに対して、当該特定パスに固有の複数のタイミング検証条件に基づいて特定パスの信号遅延時間を求めて特定パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う第2のタイミング解析工程とを有するタイミング検証方法。
前記特定の判別条件は、前記セル、配線または遅延関連情報に関する条件である付記2記載のタイミング検証方法。
前記第2のタイミング解析工程は、前記特定パスに加えて、前記第1のタイミング解析工程で、タイミングマージンが規定値未満のタイミング検証対象パスに対しても行われる付記3または3記載のタイミング検証方法。
前記タイミング検証対象パスは、区分された複数の電源領域に配設され、異なる電源領域の境界にレベルシフターセルを有するパスを含み、
前記代表タイミング検証条件では、前記各電源領域に配設されたセルの電源電圧は同一であり、
前記特定の判別条件は、前記セルに関する条件としてレベルシフターセルを含むことであり、
前記固有タイミング検証条件では、前記各電源領域に配設されたセルの電源電圧は各電源領域に対応して異なることを特徴とする付記3記載のタイミング検証方法。
前記複数の電源領域は第1と第2の領域であり、
前記代表タイミング検証条件は、前記第1と第2の領域の電圧を第1の電圧とする第1の条件と、前記第1と第2の領域の電圧を前記第1の電圧より高い第2の電圧とする第2の条件を有し、
前記固有タイミング検証条件は、前記第1の領域の電圧を第3の電圧とし、前記第2の領域の電圧を第4の電圧とする第3の条件と、前記第1の領域の電圧を前記第3の電圧よりも高い第5の電圧とし、前記第2の領域の電圧を前記第4の電圧よりも高い第6の電圧である第4の条件とを有する付記6記載のタイミング検証方法。
前記代表タイミング検証条件は、少なくともセルの動作速度と、セルの電源電圧と、セルの動作温度と、配線抵抗値および配線容量値の積との組み合わせであって、第1の動作速度と、第1の電源電圧と、第1の動作温度と、第1の配線抵抗値と配線容量値の積とを有する第1の条件と、前記第1の動作速度より速い第2の動作速度と、前記第1の電源電圧より高い第2の電源電圧と、前記第1の動作温度よりも低い第2の動作温度と、前記第1の配線抵抗値と配線容量値の積よりも小さい第2の配線抵抗値と配線容量値の積とを有する第2の条件を有し、
前記特定の判別条件は、前記遅延関連情報に関する条件としてセルの入力信号または出力信号のスルーレート値が制限値を超えているセルを含むことであり、
前記固有タイミング検証条件は、前記第1、第2の条件において、前記第1と第2の駆動電圧を入れ替えた第3、第4の条件と、前記第1と第2の動作温度を入れ替えた第5、第6の条件と、前記第1と第2の配線抵抗値と配線容量値の積を入れ替えた第7、第8の条件のいずれかを有する付記3記載のタイミング検証方法。
前記代表タイミング検証条件は、少なくともセルの動作速度と、セルの電源電圧と、セルの動作温度と、配線抵抗値と配線容量値との組み合わせであって、第1の動作速度と、第1の電源電圧と、第1の動作温度と、第1の配線抵抗値と、第1の配線容量値とを有する第1の条件と、前記第1の動作速度より速い第2の動作速度と、前記第1の電源電圧より高い第2の電源電圧と、前記第1の動作温度よりも低い第2の動作温度と、前記第1の配線抵抗値よりも大きい第2の配線抵抗値と、前記第1の配線容量値よりも小さい第2の配線容量値を有する第2の条件を有し、
前記特定の判別条件は、前記配線に関する条件として配線抵抗値または配線容量値が制限値を超えている配線を含むことであり、
前記固有タイミング検証条件は、前記第2の配線抵抗値と、前記第2の配線容量値よりも大きい第3の配線容量値とを有する第3の条件と、前記第1の配線抵抗値と、前記第1の配線容量値よりも小さい第4の配線容量値とを有する第4の条件を有する付記3記載のタイミング検証方法。
前記代表タイミング検証条件は、少なくともセルの動作速度と、セルの電源電圧と、セルの動作温度と、配線抵抗値および配線容量値の積との組み合わせであって、第1の動作速度と、第1の電源電圧と、第1の動作温度と、第1の配線抵抗値と配線容量値の積とを有する第1の条件と、前記第1の動作速度より速い第2の動作速度と、前記第1の電源電圧より高い第2の電源電圧と、前記第1の動作温度よりも低い第2の動作温度と、前記第1の配線抵抗値と配線容量値の積よりも小さい第2の配線抵抗値と配線容量値の積とを有する第2の条件を有し、
前記特定の判別条件は、前記セルに関する条件として前記セルの電源電圧および動作温度の変化に対して遅延特性が変化する特定のセルを含むことであり、
前記固有タイミング検証条件は、前記第1、第2の条件において、前記第1と第2の電源電圧を入れ替えた第3、第4の条件と、前記第1と第2の動作温度を入れ替えた第5、第6の条件とのいずれかを有する付記3記載のタイミング検証方法。
前記第1のタイミング解析工程において、各々のセルに割り当てられる遅延時間が前記パスが有する経路内のセルの段数に関わらず第1のばらつき係数に基づいて修正され、
前記特定の判別条件は、セルの段数が制限値以下の経路を有するパスであり、
前記第2のタイミング解析工程において、前記経路に存在するセルの遅延時間が前記特定パスが有する経路内のセルの段数に対応する第2のばらつき係数に基づいて修正される付記3記載のタイミング検証方法。
前記第1のタイミング解析工程において、各々のセルに割り当てられる遅延時間が前記パスが有する経路内のセルの段数に関わらず第1のばらつき係数に基づいて修正され、
前記特定の判別条件は、セルの段数が制限値以下の経路を有するパスであり、
前記第2のタイミング解析工程において、前記特定パスが有する各々のセルにばらつきを含む遅延時間が割り当てられ、当該ばらつきを含む遅延時間に基づいてモンテカルロ法または近似法による遅延時間の算出を行う統計的タイミング解析が行われる付記3記載のタイミング検証方法。
集積回路のタイミング検証プログラムにおいて、コンピュータに、
集積回路の接続情報を解析し、セルとそれを接続する配線とを有するパスであって、タイミング検証の対象となる複数のタイミング検証対象パスを抽出するタイミング検証対象パス抽出手順と、
前記複数のタイミング検証対象パスから特定のパスを選択するための特定の判別条件を入力する手順と、
前記複数のタイミング検証対象パスから、前記特定の判別条件に合致する一部のパスを特定パスとして選択する特定パス選択手順と、
前記特定パスに対して、当該特定パスに固有の複数のタイミング検証条件に基づいて特定パス内の信号遅延時間を求めて特定パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う特定パスタイミング解析手順を実行させ、
前記特定の判別条件は、前記セルまたは配線に関する条件であるコンピュータに読み取り可能なタイミング検証プログラム。
集積回路のタイミング検証プログラムにおいて、コンピュータに、
集積回路の接続情報を解析し、セルとそれを接続する配線とを有するパスであって、タイミング検証の対象となる複数のタイミング検証対象パスを抽出するタイミング検証対象パス抽出手順と、
前記複数のタイミング検証対象パスに対して、前記集積回路の製造条件および動作条件を含む代表タイミング検証条件に基づいて、前記複数のタイミング検証対象パスを伝搬する信号の遅延関連情報を求め、当該遅延関連情報をそれぞれの前記タイミング検証対象パスに関連付けると共に、当該遅延関連情報から前記複数のタイミング検証対象パスの信号遅延時間を求めて前記複数のタイミング検証対象パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う第1のタイミング解析手順と、
前記複数のタイミング検証対象パスから特定のパスを選択するための特定の判別条件を入力する手順と、
前記遅延関連情報が関連づけられた前記複数のタイミング検証対象パスから、前記特定の判別条件に合致する一部のパスを特定パスとして選択する特定パス選択手順と、
前記特定パスに対して、当該特定パスに固有の複数の固有タイミング検証条件に基づいて特定パスの信号遅延時間を求めて特定パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う第2のタイミング解析手順を実行させるコンピュータに読み取り可能なタイミング検証プログラム。
集積回路におけるパスのタイミング検証を行うタイミング検証装置において、
集積回路の接続情報を解析し、セルとそれを接続する配線とを有するパスであって、タイミング検証の対象となる複数のタイミング検証対象パスを抽出するタイミング検証対象パス抽出手段と、
前記複数のタイミング検証対象パスから特定のパスを選択するための特定の判別条件を入力する手段と、
前記複数のタイミング検証対象パスから、前記特定の判別条件に合致する一部のパスを特定パスとして選択する特定パス選択手段と、
前記特定パスに対して、当該特定パスに固有の複数のタイミング検証条件に基づいて特定パス内の信号遅延時間を求めて特定パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う特定パスタイミング解析手段とを有し、
前記特定の判別条件は、前記セルまたは配線に関する条件であるタイミング検証装置。
集積回路におけるパスのタイミング検証を行うタイミング検証装置において、
集積回路の接続情報を解析し、セルとそれを接続する配線とを有するパスであって、タイミング検証の対象となる複数のタイミング検証対象パスを抽出するタイミング検証対象パス抽出手段と、
前記複数のタイミング検証対象パスに対して、前記集積回路の製造条件および動作条件を含む代表タイミング検証条件に基づいて、前記複数のタイミング検証対象パスを伝搬する信号の遅延関連情報を求め、当該遅延関連情報をそれぞれの前記タイミング検証対象パスに関連付けると共に、当該遅延関連情報から前記複数のタイミング検証対象パスの信号遅延時間を求めて前記複数のタイミング検証対象パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う第1のタイミング解析手段と、
前記複数のタイミング検証対象パスから特定のパスを選択するための特定の判別条件を入力する手段と、
前記遅延関連情報が関連づけられた前記複数のタイミング検証対象パスから、前記特定の判別条件に合致する一部のパスを特定パスとして選択する特定パス選択手段と、
前記特定パスに対して、当該特定パスに固有の複数の固有タイミング検証条件に基づいて特定パスの信号遅延時間を求めて特定パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う第2のタイミング解析手段とを有するタイミング検証装置。
S5:回路修正工程 S13:第1のタイミング解析工程 S16,S37d:第2のタイミング解析工程 S31:タイミング検証対象パス抽出工程 S36:特定パスのタイミング解析工程
d11〜d14:セルの特性ライブラリ等 ls1:タイミング解析レポート
j2:代表タイミング検証条件 j3:固有タイミング検証条件 j10:判別条件
10:タイミング検証装置 FF1〜FF3:フリップフロップ c1〜c(n):セル
Claims (7)
- 集積回路のタイミング検証方法において、
コンピュータが、集積回路の接続情報を解析し、セルとそれを接続する配線とを有するパスであって、タイミング検証の対象となる複数のタイミング検証対象パスを抽出するタイミング検証対象パス抽出工程と、
コンピュータが、前記複数のタイミング検証対象パスから特定のパスを選択するための特定の判別条件を入力する工程と、
コンピュータが、前記複数のタイミング検証対象パスから、前記特定の判別条件に合致する一部のパスを特定パスとして選択する特定パス選択工程と、
コンピュータが、前記特定パスに対して、当該特定パスに固有の複数のタイミング検証条件に基づいて特定パス内の信号遅延時間を求めて特定パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う特定パスタイミング解析工程とを有し、
前記特定の判別条件は、前記セルまたは配線に関する条件であるタイミング検証方法。 - 集積回路のタイミング検証方法において、
コンピュータが、集積回路の接続情報を解析し、セルとそれを接続する配線とを有するパスであって、タイミング検証の対象となる複数のタイミング検証対象パスを抽出するタイミング検証対象パス抽出工程と、
コンピュータが、前記複数のタイミング検証対象パスに対して、前記集積回路の製造条件および動作条件を含む代表タイミング検証条件に基づいて、前記複数のタイミング検証対象パスを伝搬する信号の遅延関連情報を求め、当該遅延関連情報をそれぞれの前記タイミング検証対象パスに関連付けると共に、当該遅延関連情報から前記複数のタイミング検証対象パスの信号遅延時間を求めて前記複数のタイミング検証対象パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う第1のタイミング解析工程と、
コンピュータが、前記複数のタイミング検証対象パスから特定のパスを選択するための特定の判別条件を入力する工程と、
コンピュータが、前記遅延関連情報が関連づけられた前記複数のタイミング検証対象パスから、前記特定の判別条件に合致する一部のパスを特定パスとして選択する特定パス選択工程と、
コンピュータが、前記特定パスに対して、当該特定パスに固有の複数のタイミング検証条件に基づいて特定パスの信号遅延時間を求めて特定パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う第2のタイミング解析工程とを有するタイミング検証方法。 - 前記特定の判別条件は、前記セル、配線または遅延関連情報に関する条件である請求項2記載のタイミング検証方法。
- 前記タイミング検証対象パスは、区分された複数の電源領域に配設され、異なる電源領域の境界にレベルシフターセルを有するパスを含み、
前記代表タイミング検証条件では、前記各電源領域に配設されたセルの電源電圧は同一であり、
前記特定の判別条件は、前記セルに関する条件としてレベルシフターセルを含むことであり、
前記固有タイミング検証条件では、前記各電源領域に配設されたセルの電源電圧は各電源領域に対応して異なることを特徴とする請求項3記載のタイミング検証方法。 - 前記代表タイミング検証条件は、少なくともセルの動作速度と、セルの電源電圧と、セルの動作温度と、配線抵抗値および配線容量値の積との組み合わせであって、第1の動作速度と、第1の電源電圧と、第1の動作温度と、第1の配線抵抗値と配線容量値の積とを有する第1の条件と、前記第1の動作速度より速い第2の動作速度と、前記第1の電源電圧より高い第2の電源電圧と、前記第1の動作温度よりも低い第2の動作温度と、前記第1の配線抵抗値と配線容量値の積よりも小さい第2の配線抵抗値と配線容量値の積とを有する第2の条件を有し、
前記特定の判別条件は、前記遅延関連情報に関する条件としてセルの入力信号または出力信号のスルーレート値が制限値を超えているセルを含むことであり、
前記固有タイミング検証条件は、前記第1、第2の条件において、前記第1と第2の駆動電圧を入れ替えた第3、第4の条件と、前記第1と第2の動作温度を入れ替えた第5、第6の条件と、前記第1と第2の配線抵抗値と配線容量値の積を入れ替えた第7、第8の条件のいずれかを有する請求項3記載のタイミング検証方法。 - 前記代表タイミング検証条件は、少なくともセルの動作速度と、セルの電源電圧と、セルの動作温度と、配線抵抗値と配線容量値との組み合わせであって、第1の動作速度と、第1の電源電圧と、第1の動作温度と、第1の配線抵抗値と、第1の配線容量値とを有する第1の条件と、前記第1の動作速度より速い第2の動作速度と、前記第1の電源電圧より高い第2の電源電圧と、前記第1の動作温度よりも低い第2の動作温度と、前記第1の配線抵抗値よりも大きい第2の配線抵抗値と、前記第1の配線容量値よりも小さい第2の配線容量値を有する第2の条件を有し、
前記特定の判別条件は、前記配線に関する条件として配線抵抗値または配線容量値が制限値を超えている配線を含むことであり、
前記固有タイミング検証条件は、前記第2の配線抵抗値と、前記第2の配線容量値よりも大きい第3の配線容量値とを有する第3の条件と、前記第1の配線抵抗値と、前記第1の配線容量値よりも小さい第4の配線容量値とを有する第4の条件を有する請求項3記載のタイミング検証方法。 - 集積回路のタイミング検証プログラムにおいて、コンピュータに、
集積回路の接続情報を解析し、セルとそれを接続する配線とを有するパスであって、タイミング検証の対象となる複数のタイミング検証対象パスを抽出するタイミング検証対象パス抽出手順と、
前記複数のタイミング検証対象パスに対して、前記集積回路の製造条件および動作条件を含む代表タイミング検証条件に基づいて、前記複数のタイミング検証対象パスを伝搬する信号の遅延関連情報を求め、当該遅延関連情報をそれぞれの前記タイミング検証対象パスに関連付けると共に、当該遅延関連情報から前記複数のタイミング検証対象パスの信号遅延時間を求めて前記複数のタイミング検証対象パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う第1のタイミング解析手順と、
前記複数のタイミング検証対象パスから特定のパスを選択するための特定の判別条件を入力する手順と、
前記遅延関連情報が関連づけられた前記複数のタイミング検証対象パスから、前記特定の判別条件に合致する一部のパスを特定パスとして選択する特定パス選択手順と、
前記特定パスに対して、当該特定パスに固有の複数の固有タイミング検証条件に基づいて特定パスの信号遅延時間を求めて特定パスを伝搬する信号のタイミング解析を行う第2のタイミング解析手順を実行させるコンピュータに読み取り可能なタイミング検証プログラム。
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