JP2010197591A - 画像形成装置 - Google Patents

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勇 石河
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Abstract

【課題】耐久性に優れた静電潜像保持体を備え、ゴーストの発生を抑制しうる画像形成装置を提供する。
【解決手段】表面層がアクリル酸(メタクリ酸)フッ化アルキルエステルとエーテル基アルキル基カルボン酸基を有するアクリル酸(メタクリ酸)エステルとを共重合したフッ化アルキル基含有共重合体とフッ素系樹脂粒子とを含有する静電潜像保持体。
【選択図】なし

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
電子写真方式による画像形成は、高速且つ高印字品質という利点を有するため、複写機及びレーザービームプリンター等の分野において広く利用されている。
このような電子写真方式による画像形成装置に用いられる静電潜像保持体(以下、「感光体」と称することがある。)としては、無機光導電材料を用いた無機感光体に比べ、安価で製造性及び廃棄性の点で優れた利点を有する有機光導電材料を用いた有機感光体が主流を占める様になってきている。中でも、露光により電荷を発生する電荷発生層と電荷を輸送する電荷輸送層とを積層させた機能分離型の有機感光体は、電子写真特性の点で優れており、種々の提案が成され、実用化されている。
また、従来より、感光体における感光層の耐久性を向上させる方法が検討されている。
例えば、表面層中にフッ素系樹脂粒子を分散することにより、感光体の表面層の表面エネルギーを低減する方法が提案されている。また、フッ素系樹脂粒子は分散性が低いため、分散助剤としてフッ素系グラフトポリマーを添加することによって、フッ素系樹脂粒子の分散性を改善する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭63−221355号公報
本発明は、従来の技術に鑑みて成されたものであり、耐久性に優れた静電潜像保持体を備え、ゴーストの発生を抑制しうる画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
請求項1に係る発明は、導電性基体上に感光層を有し、且つ、表面層が下記構造式A及び下記構造式Bで表される繰り返し単位を含むフッ化アルキル基含有共重合体とフッ素系樹脂粒子とを含有する静電潜像保持体と、該静電潜像保持体表面を帯電させる帯電手段と、該帯電手段により帯電された前記静電潜像保持体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像が形成された前記静電潜像保持体表面に現像剤を付与してトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像を前記静電潜像保持体表面から転写媒体に転写する転写手段と、を備え、
該転写手段によって前記静電潜像保持体表面から前記トナー像が転写された後、該静電潜像保持体表面を除電することなく前記帯電手段によって該静電潜像保持体表面を新たに帯電させる画像形成装置ある。
Figure 2010197591
上記構造式A及び構造式B中、l、m、及びnは各々独立に1以上の整数を表し、p、q、r、及びsは各々独立に0又は1以上の整数を表し、tは1以上7以下の整数を表し、R、R、R、及びRは各々独立に水素原子又はアルキル基を表し、Xは無置換アルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖、−S−、−O−、−NH−、又は単結合を表し、Yは無置換アルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖、−(C2z−1(OH))−、又は単結合を表す。zは1以上の整数を表す。
請求項1に記載の発明によれば、耐久性に優れた静電潜像保持体を備え、ゴーストの発生を抑制しうる画像形成装置が提供される。
本実施形態に係る静電潜像保持体(感光体)の層構成の一例を示す模式断面図である。 本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 (A)乃至(C)はゴーストの評価に用いた画像パターンを示す図である。
本実施形態に係る画像形成装置は、導電性基体上に感光層を有し、且つ、表面層が後記構造式A及び後記構造式Bで表される繰り返し単位を含むフッ化アルキル基含有共重合体とフッ素系樹脂粒子とを含有する静電潜像保持体と、該静電潜像保持体表面を帯電させる帯電手段と、該帯電手段により帯電された前記静電潜像保持体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像が形成された前記静電潜像保持体表面に現像剤を付与してトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像を前記静電潜像保持体表面から転写媒体に転写する転写手段と、を備え、
該転写手段によって前記静電潜像保持体表面から前記トナー像が転写された後、該静電潜像保持体表面を除電することなく前記帯電手段によって該静電潜像保持体表面を新たに帯電させる画像形成装置である。
一般に、電子写真方式による画像形成装置では、高速印字、低電圧での帯電、転写工程の制御による低電力消費を実現しようとする際、転写工程後の静電潜像保持体(感光体)表面を除電することなく、次の帯電が行われる手法を用いる。この際、ドラム状の静電潜像保持体(感光体)には、1周目に書き込まれた静電潜像が、2周目以降にも履歴として現れるゴーストと呼ばれる現象が頻繁に観測される場合がある。この現象は、露光履歴のある領域は、残留電荷が存在するため、非露光部と比較して帯電性が悪くなり、その結果、表面電位差が大きくなるために発生する。
そこで、感光層中に含まれる電荷輸送材料の添加量の最適化を図る技術などが、ゴースト現象の解消のために検討されているが、この技術では未だ不十分であった。
また、前述のように、静電潜像保持体(感光体)の耐久性向上のために、表面層にフッ素系樹脂粒子とその分散助剤であるフッ素系グラフトポリマーとを含有させる手法が知られている(前記特許文献1)。
しかしながら、表面層中に、フッ素系樹脂粒子に吸着していない余剰のフッ素系グラフトポリマーが遊離した状態で存在すると、電荷を蓄積するトラップサイトを発現させてしまい、局所的に残留電位の上昇をさせてしまうことがある。この局所的な残留電位の上昇は、上述のように、転写工程後に静電潜像保持体(感光体)表面の除電が行われない画像形成装置では、ゴースト現象の発生を促進させてしまうことがある。
本実施形態で用いる共重合体は、後述の構造式A及び後述の構造式Bで表される繰り返し単位を含んでおり、フッ素系グラフトポリマーであるが、構造式Aにおけるtが1以上7以下(望ましくは2以上6以下)であることで、フッ素系樹脂粒子への吸着性が向上し、且つ、表面層に含まれる結着樹脂との相溶性も向上したものである。
つまり、本実施形態で用いる共重合体は、フッ素系樹脂粒子への吸着性を維持しながら、表面層に含まれる結着樹脂との相溶性をもたせることができ、かかる共重合体が表面層中での遊離した状態で存在するものも減少し、仮に、遊離していても結着樹脂との界面がトラップサイトとなることも抑制される。
その結果、本実施形態における静電潜像保持体の表面層は、フッ素系樹脂粒子が均一に分散され、高い耐久性を発現しうると共に、トラップサイトに起因する局所的な残留電位の上昇を防止しうるものである。
本実施形態に係る画像形成装置では、上述のような静電潜像保持体を備えることから、ゴーストの発生が抑制されるものである。
以下、本実施形態に係る画像形成装置を構成する静電潜像保持体について説明する。
−静電潜像保持体(感光体)−
本実施形態に係る画像形成装置に用いられる静電潜像保持体(感光体)は、導電性基体上に感光層を少なくとも有し、表面層が後記構造式A及び後記構造式Bで表される繰り返し単位を含むフッ化アルキル基含有共重合体(以下、適宜、「特定共重合体」と称する。)、及びフッ素系樹脂粒子を含有するものであれば、その層構成等に特に限定はない。
特に、感光体を構成する感光層は、電荷輸送能と電荷発生能とを併せ持つ機能一体型の感光層であってもよいし、電荷輸送層と電荷発生層とを含む機能分離型の感光層であってもよい。感光体は、更に、下引き層、中間層、及び保護層等を必要に応じて設けることもできる。
本実施形態に係る感光体において、機能一体型の感光層が表面層となる場合には、該機能一体型の感光層に特定共重合体とフッ素系樹脂粒子とを含有する。また、電荷輸送層と電荷発生層とを含む機能分離型の感光層のうちのいずれかの層が表面層となる場合には、表面層に該当する層が特定共重合体とフッ素系樹脂粒子とを含有する。また、感光層上に表面層として保護層が設けられる場合には、該保護層が特定共重合体とフッ素系樹脂粒子とを含有する。
図1は、本実施形態に係る感光体の一例を示す断面図である。図1に係る電子写真感光体(単に「感光体」と称する場合もある。)1は、導電性基体2上に、下引き層4と、電荷発生層5及び電荷輸送層6からなる感光層3と、がこの順序で積層された構造を有している。ここで、電荷発生層5及び電荷輸送層6が機能分離型の感光層3となる。
この構成の場合、電荷輸送層6が感光体1における表面層(導電性基体2から最も遠い側に配置される層)となる。そのため、図1に示す感光体1においては、電荷輸送層6が特定共重合体とフッ素系樹脂粒子とを含有する。
以下、感光体1の各要素について説明する。
導電性基体2としては、従来から使用されているものであれば、如何なるものを使用してもよい。例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム、ステンレス鋼等の金属類、及びアルミニウム、チタニウム、ニッケル、クロム、ステンレス鋼、金、バナジウム、酸化錫、酸化インジウム、ITO等の薄膜を設けたプラスチックフィルム等、或いは導電性付与剤を塗布、又は含浸させた紙、及びプラスチックフィルム等が挙げられる。導電性基体2の形状はドラム状に限られず、シート状、プレート状としてもよい。
導電性基体2として金属パイプを用いる場合、表面は素管のままであってもよいし、予め鏡面切削、エッチング、陽極酸化、粗切削、センタレス研削、サンドブラスト、ウエットホーニングなどの処理が行われていてもよい。
下引き層4は、導電性基体2表面における光反射の防止、導電性基体2から感光層3への不要なキャリアの流入の防止などの目的で、必要に応じて設けられる。
下引き層4の材料としては、アルミニウム、銅、ニッケル、銀などの金属粉体や、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛などの導電性金属酸化物や、カーボンファイバ、カーボンブラック、グラファイト粉末などの導電性物質等を結着樹脂に分散し、基体上に塗布したものが挙げられる。また、金属酸化物粒子は2種以上混合して用いてもよい。更に、金属酸化物粒子へカップリング剤による表面処理を行うことで、粉体抵抗を制御して用いてもよい。
下引き層4に含まれる結着樹脂としては、ポリビニルブチラールなどのアセタール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、カゼイン、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ゼラチン、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノール樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂などの公知の高分子樹脂化合物、また、電荷輸送性基を有する電荷輸送性樹脂や、ポリアニリン等の導電性樹脂などを用いてもよい。中でも上層の塗布溶剤に不溶な樹脂が望ましく、特にフェノール樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂などが望ましい。
下引き層4中の金属酸化物粒子と結着樹脂との比率は特に制限されず、所望する電子写真感光体特性を得られる範囲で任意に設定しうる。
下引き層4の形成の際には、上記成分を所定の溶媒に加えた塗布液が使用される。かかる溶媒としては、例えば、トルエン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶剤、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n―ブタノール等の脂肪族アルコール系溶剤、アセトン、シクロヘキサノン、2−ブタノン等のケトン系溶剤、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール、ジエチルエーテル等の環状或いは直鎖状エーテル系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系溶剤、などの有機溶剤が挙げられる。これらの溶剤は単独で又は2種以上混合して用いてもよい。混合する際、使用される溶剤としては、混合溶剤として結着樹脂を溶解しうるものであれば、いかなるものでも使用しうる。
また、下引き層形成用塗布液中に金属酸化物粒子を分散させる方法としては、ボールミル、振動ボールミル、アトライター、サンドミル、横型サンドミル等のメディア分散機や、攪拌、超音波分散機、ロールミル、高圧ホモジナイザー等のメディアレス分散機を利用してもよい。更に、高圧ホモジナイザーとして、高圧状態で分散液を液−液衝突や液−壁衝突させて分散する衝突方式や、高圧状態で微細な流路を貫通させて分散する貫通方式などが挙げられる。
このようにして得られる下引き層形成用塗布液を導電性基体1上に塗布する方法としては、浸漬塗布法、突き上げ塗布法、ワイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、ブレード塗布法、ナイフ塗布法、カーテン塗布法等が挙げられる。
下引き層4の膜厚は15μm以上が望ましく、20μm以上50μm以下がより望ましい。
また、下引き層4には、表面粗さ調整のために樹脂粒子を添加してもよい。樹脂粒子としては、シリコーン樹脂粒子、架橋型PMMA樹脂粒子等が用いられる。
また、表面粗さ調整のために下引き層4の表面を研磨してもよい。
研磨方法としては、バフ研磨、サンドブラスト処理、ウエットホーニング、研削処理等が用いられる。
また、図示は省略するが、電気特性向上、画質向上、画質維持性向上、感光層接着性向上などのために、下引き層4上に中間層を更に設けてもよい。
中間層に用いられる結着樹脂としては、ポリビニルブチラールなどのアセタール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、カゼイン、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ゼラチン、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂などの高分子樹脂化合物のほかに、ジルコニウム、チタニウム、アルミニウム、マンガン、シリコン原子などを含有する有機金属化合物などがある。これらの化合物は単独で、或いは複数の化合物の混合物或いは重縮合物として用いられる。中でも、ジルコニウム若しくはシリコンを含有する有機金属化合物は残留電位が低く環境による電位変化が少なく、また繰り返し使用による電位の変化が少ないなど性能上優れている。
中間層の形成に使用される溶媒としては、公知の有機溶剤、例えば、トルエン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶剤、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n―ブタノール等の脂肪族アルコール系溶剤、アセトン、シクロヘキサノン、2−ブタノン等のケトン系溶剤、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール、ジエチルエーテル等の環状或いは直鎖状エーテル系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系溶剤等が挙げられる。また、これらの溶剤は単独で、或いは2種以上混合して用いられる。混合する際、使用される溶剤としては、混合溶剤として結着樹脂を溶融しうる溶剤であれば、いかなるものも使用しうる。
中間層を形成する塗布方法としては、浸漬塗布法、突き上げ塗布法、ワイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、ブレード塗布法、ナイフ塗布法、カーテン塗布法等の通常の方法が用いられる。
中間層は上層の塗布性改善の他に、電気的なブロッキング層の役割も果たすが、膜厚が大きすぎる場合には電気的な障壁が強くなりすぎて減感や繰り返しによる電位の上昇を引き起こす。
したがって、中間層を形成する場合には、0.1μm以上3μm以下の膜厚範囲に設定される。また、この場合の中間層を下引き層4として使用してもよい。
電荷発生層5は、電荷発生材料を適当な結着樹脂中に分散してなる。
電荷発生材料としては、無金属フタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニン、ジクロロスズフタロシアニン、チタニルフタロシアニン等のフタロシアニン顔料が使用され、特に、CuKα特性X線に対するブラッグ角(2θ±0.2゜)の少なくとも7.4゜、16.6゜、25.5゜及び28.3゜に強い回折ピークを有するクロロガリウムフタロシアニン結晶、CuKα特性X線に対するブラッグ角(2θ±0.2゜)の少なくとも7.7゜、9.3゜、16.9゜、17.5゜、22.4゜及び28.8゜に強い回折ピークを有する無金属フタロシアニン結晶、CuKα特性X線に対するブラッグ角(2θ±0.2゜)の少なくとも7.5゜、9.9゜、12.5゜、16.3゜、18.6゜、25.1゜及び28.3゜に強い回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶、CuKα特性X線に対するブラッグ角(2θ±0.2゜)の少なくとも9.6゜、24.1゜及び27.2゜に強い回折ピークを有するチタニルフタロシアニン結晶を使用される。特に、高速化に必要な高感度の点から、CuKα特性X線に対するブラッグ角(2θ±0.2゜)の少なくとも7.5゜、9.9゜、12.5゜、16.3゜、18.6゜、25.1゜及び28.3゜に強い回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を用いることが望ましい。
その他、電荷発生材料としては、キノン顔料、ペリレン顔料、インジゴ顔料、ビスベンゾイミダゾール顔料、アントロン顔料、キナクリドン顔料等を使用してもよい。
また、これらの電荷発生材料は、単独で又は2種以上を混合して使用される。
電荷発生層5における結着樹脂としては、例えば、ビスフェノールAタイプ或いはビスフェノールZタイプ等のポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリビニルアセテート樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリスルホン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、塩化ビニリデン−アクリルニトリル共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール樹脂等が用いられる。これらの結着樹脂は、単独で、或いは2種以上混合して用いられる。
電荷発生材料と結着樹脂との配合比は、10:1〜1:10の範囲が望ましい。
電荷発生層5の形成の際には、上記成分を所定溶剤に加えた塗布液が使用される。
かかる溶剤としては、例えば、トルエン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶剤、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノール等の脂肪族アルコール系溶剤、アセトン、シクロヘキサノン、2−ブタノン等のケトン系溶剤、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール、ジエチルエーテル等の環状或いは直鎖状エーテル系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系溶剤、などの有機溶剤が挙げられる。これらの溶剤は単独で、或いは2種以上混合して用いられる。混合する際、使用される溶剤としては、混合溶剤として結着樹脂を溶解しうるものであれば、いかなるものも使用しうる。
電荷発生材料を樹脂中に分散させるために、塗布液には分散処理が施される。
分散方法としては、ボールミル、振動ボールミル、アトライター、サンドミル、横型サンドミル等のメディア分散機や、攪拌、超音波分散機、ロールミル、高圧ホモジナイザー等のメディアレス分散機を利用しうる。更に、高圧ホモジナイザーとして、高圧状態で分散液を液−液衝突や液−壁衝突させて分散する衝突方式や、高圧状態で微細な流路を貫通させて分散する貫通方式なども適用される。
このようにして得られる塗布液を下引き層4上に塗布する方法としては、浸漬塗布法、突き上げ塗布法、ワイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、ブレード塗布法、ナイフ塗布法、カーテン塗布法等が挙げられる。
電荷発生層5の膜厚は、望ましくは0.01μm以上5μm以下、より望ましくはは0.05μm以上2.0μm以下の範囲に設定される。
電荷輸送層6は感光体1における表面層に相当するため、前述の通り、特定共重合体とフッ素系樹脂粒子とを含有する。
本実施形態に係る特定共重合体は、下記構造式A及び下記構造式Bで表される繰り返し単位を含むフッ素系グラフトポリマーである。
Figure 2010197591
上記構造式A及び構造式B中、l、m、及びnは各々独立に1以上の整数を表し、p、q、r、及びsは各々独立に0又は1以上の整数を表し、tは1以上7以下の整数を表し、R、R、R、及びRは各々独立に水素原子又はアルキル基を表し、Xは無置換アルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖、−S−、−O−、−NH−、又は単結合を表し、Yは無置換アルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖、−(C2z−1(OH))−、又は単結合を表す。zは1以上の整数を表す。
この特定共重合体は、アクリル酸エステル化合物、メタクリル酸エステル化合物等からなるマクロモノマー、及びパーフルオロアルキルエチル(メタ)アクリレート、パーフルオロアルキル(メタ)アクリレートを用いて、例えば、グラフト重合により合成される樹脂である。
ここで、本明細書において、(メタ)アクリレートはアクリレート及び/又はメタクリレートを示す。
特定共重合体の重量平均分子量は、10000以上100000以下が望ましく、更に望ましくは30000以上100000以下である。重量平均分子量が10000以上であれば、表面層中のフッ素系樹脂粒子の分散安定性に優れる。また、重量平均分子量が100000以下であれば表面層に含まれる結着樹脂との相溶性に優れるため、特定共重合体と結着樹脂との界面が電荷のトラップサイトとはならず、高温高湿下での繰り返し使用の際においても残留電位が上昇しにくい。
−分子量測定方法−
ここで、本実施形態の重量平均分子量は以下の方法によって測定された値をいう。
ゲルパミエーションクロマトグラフィー(GPC)として「HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)社製)装置」を用い、カラムは「TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)社製、6.0mmID×15cm)」を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いて測定した。尚、実験条件としては、試料濃度0.5%、流速0.6ml/min、サンプル注入量10μl、測定温度40℃、IR検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー社製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−1000」、「A−2500」、「A−5000」、「F−1」、「F−2」、「F−4」、「F−10」、「F−40」、「F−80」の9サンプルから作製した。
本実施形態に係る共重合体において、構造式Aと構造式Bとの含有比、即ちl:mは、繰り返し数比で1:9〜9:1が望ましく、3:7〜7:3が更に望ましい。
このl:mが3:7〜7:3の範囲であると、フッ素系樹脂粒子をより良好に分散しうる。
また、構造式A及び構造式Bにおいて、R、R、R、及びRで表されるアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられる。R、R、R、及びRとしては、水素原子、メチル基が望ましく、これらの中でもメチル基が特に望ましい。
表面層、即ち、電荷輸送層6における特定共重合体の含有量は、フッ素系樹脂粒子の表面層中の含有量(質量基準)に対して1質量%以上5質量%以下であることが望ましい。特定共重合体の含有量が1質量%以上であれば、電荷輸送層6中におけるフッ素系樹脂粒子を均一に分散しうる。また、特定共重合体の含有量が5質量%以下であれば、フッ素系樹脂粒子の表面に吸着しない状態の特定共重合体の量を減らし、遊離した特定共重合体に起因する電荷のトラップサイトの発生を防止しうる。
本実施形態に係る感光体は、このような表面層を有することで、高温高湿下での繰り返し使用の際においても残留電位が上昇しにくく、濃度低下を生じにくい。
表面層、即ち、電荷輸送層6の固形分全量に対するフッ素系樹脂粒子の含有量は1質量%以上15質量%以下%が望ましく、1質量%以上12質量%以下がより望ましい。フッ素系樹脂粒子の含有量が1質量%以上であれば、電荷輸送層6の表面エネルギーを低くし、電子写真感光体の耐久性を向上が図れる。また、フッ素系樹脂粒子の含有量が15質量%以下であれば、光透過性の低下及び膜強度の低下が起こりにくい。
フッ素系樹脂粒子としては、4フッ化エチレン樹脂(PTFE)、3フッ化塩化エチレン樹脂、6フッ化プロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、2フッ化2塩化エチレン樹脂、及びそれらの共重合体の中から1種或いは2種以上を適宜選択するのが望ましいが、中でも、4フッ化エチレン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂がより望ましく、4フッ化エチレン樹脂が特に望ましい。
フッ素系樹脂粒子が4フッ化エチレン樹脂を含む場合、特に、耐磨耗性の向上効果が得られる。
フッ素系樹脂粒子の平均一次粒径は0.05μm以上1μm以下が望ましく、更に望ましく0.1μm以上0.5μm以下である、平均一次粒径が0.05μm以上であれば分散時の凝集が進みにくい。一方、1μm以下であれば画質欠陥が発生しにくくなる。
本実施形態において、フッ素系樹脂粒子の平均一次粒径は、レーザー回折式粒度分布測定装置LA−700(堀場製作所製)を用いて、フッ素系樹脂粒子が分散された分散液と同じ溶剤に希釈した測定液を屈折率1.35で測定された値をいう。
電荷輸送層6は上記成分に加えて、電荷輸送層としての本来的機能を発現させるための電荷輸送材料、更には結着樹脂を含む。
電荷輸送材料としては、例えば、2,5−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール誘導体、1,3,5−トリフェニル−ピラゾリン、1−[ピリジル−(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノスチリル)ピラゾリン等のピラゾリン誘導体、トリフェニルアミン、N,N’−ビス(3,4−ジメチルフェニル)ビフェニル−4−アミン、トリ(p−メチルフェニル)アミニル−4−アミン、ジベンジルアニリン等の芳香族第3級アミノ化合物、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニルベンジジン等の芳香族第3級ジアミノ化合物、3−(4’−ジメチルアミノフェニル)−5,6−ジ−(4’−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアジン等の1,2,4−トリアジン誘導体、4−ジエチルアミノベンズアルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾン等のヒドラゾン誘導体、2−フェニル−4−スチリル−キナゾリン等のキナゾリン誘導体、6−ヒドロキシ−2,3−ジ(p−メトキシフェニル)ベンゾフラン等のベンゾフラン誘導体、p−(2,2−ジフェニルビニル)−N,N−ジフェニルアニリン等のα−スチルベン誘導体、エナミン誘導体、N−エチルカルバゾール等のカルバゾール誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾール及びその誘導体などの正孔輸送物質、クロラニル、ブロアントラキノン等のキノン系化合物、テトラアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン等のフルオレノン化合物、キサントン系化合物、チオフェン化合物等の電子輸送物質、及び上記した化合物からなる基を主鎖又は側鎖に有する重合体などが挙げられる。これらの電荷輸送材料は、1種で、又は2種以上を組み合わせて使用しうる。
また、電荷輸送層6における結着樹脂としては、例えば、ビスフェノールAタイプ或いはビスフェノールZタイプ等のポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリスルホン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、塩化ビニリデン−アクリルニトリル共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリアミド樹脂、塩素ゴム等の絶縁性樹脂、及びポリビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレン等の有機光導電性ポリマー等が挙げられる。これ等の結着樹脂は、単独で、或いは2種以上混合して用いられる。
電荷輸送層6は、上記成分を所定溶剤に加えてなる塗布液を用いて形成される。
電荷輸送層の形成に使用される溶剤としては、公知の有機溶剤、例えば、トルエン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶剤、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノール等の脂肪族アルコール系溶剤、アセトン、シクロヘキサノン、2−ブタノン等のケトン系溶剤、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール、ジエチルエーテル等の環状或いは直鎖状エーテル系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系溶剤等が挙げられる。また、これらの溶剤は単独で、或いは2種以上混合して用いられる。混合する際、使用される溶剤としては、混合溶剤として結着樹脂を溶解しうるものであれば、いかなるものも使用しうる。
電荷輸送材料と結着樹脂との配合比は10:1〜1:5が望ましい。
電子写真感光体は一般的に浸漬塗布方法によって製造されるが、表面層は良好な画像を得るために平滑な表面を得ることが重要である。
電荷輸送層形成用塗布液には有機溶剤が用いられるが、乾燥時に膜表面にオレンジピール(ユズ肌)などが発生しやすく、これを防止するためにレベリング剤を用いることが多い。レベリング剤としては、例えば、ジメチルシリコーンオイルが用いられる。
電荷輸送層6を形成するのに用いられる電荷輸送層形成用塗布液中にフッ素系樹脂粒子を分散させるための分散方法としては、ボールミル、振動ボールミル、アトライター、サンドミル、横型サンドミル等のメディア分散機や、攪拌、超音波分散機、ロールミル、高圧ホモジナイザー等のメディアレス分散機が利用される。更に、高圧ホモジナイザーとして、高圧状態で分散液を液−液衝突や液−壁衝突させて分散する衝突方式や、高圧状態で微細な流路を貫通させて分散する貫通方式などを用いてもよい。
本実施形態において、電荷輸送層形成用塗布液の調製方法については特に限定されるものではなく、フッ素系樹脂粒子、特定共重合体、結着樹脂、電荷輸送材料、及び溶剤、更に必要に応じてその他の成分を混合し、上述の分散機を用いて調製してもよいし、フッ素系樹脂粒子、特定共重合体、及び溶剤を含む混合液Aと、結着樹脂、電荷輸送材料、及び溶剤を含む混合液Bと、の2液を別々に準備した後に、これら混合液Aと混合液Bとを混合することにより調製してもよい。フッ素系樹脂粒子と特定共重合体とを溶剤中で混合することにより、フッ素系樹脂粒子の表面に特定共重合体を十分に付着させうる。
また、結着樹脂を含む溶剤にフッ素系樹脂粒子と特定共重合体とを添加して混合液A’を準備し、この混合液A’と上述の混合液Bとを混合することにより電荷輸送層形成用塗布液を調製してもよい。予め、結着樹脂を含む溶剤にフッ素系樹脂粒子と特定共重合体とを添加して得られた混合液A’を用いて調製された電荷輸送層形成用塗布液を用いて電荷輸送層を形成することにより、感光体の感度を向上させうる。
混合液A’を調製する際、混合液A’に含まれる結着樹脂の量は、フッ素系樹脂粒子に対して1質量%以上70質量%以下が望ましく、5質量%以上30質量%以下が更に望ましい。
このようにして得られた電荷輸送層形成用塗布液を電荷発生層5上に塗布する方法としては、浸漬塗布法、突き上げ塗布法、ワイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、ブレード塗布法、ナイフ塗布法、カーテン塗布法等の通常の方法が用いられる。
電荷輸送層の膜厚は、望ましくは5μm以上50μm以下、より望ましく10μm以上40μm以下の範囲に設定される。
また、本実施形態において、画像形成装置中で発生するオゾンや窒素酸化物、或いは光、熱による感光体の劣化を防止する目的で、感光層3を構成する各層中には、酸化防止剤、光安定剤、熱安定剤などの添加剤を添加してもよい。
例えば、酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール、ヒンダードアミン、パラフェニレンジアミン、アリールアルカン、ハイドロキノン、スピロクロマン、スピロインダノン及びそれらの誘導体、有機硫黄化合物、有機リン化合物等が挙げられる。
光安定剤の例としては、ベンゾフェノン、ベンゾアゾール、ジチオカルバメート、テトラメチルピペン等の誘導体が挙げられる。
以上、図1を参照して、電荷輸送層が表面層である態様について説明したが、本実施形態における感光体においては、保護層が表面層であってもよい。
保護層は、感光体の帯電時の感光層の化学的変化を防止したり、感光層の機械的強度を更に改善するために用いられる。なお、保護層の下層である感光層は、機能一体型の単一の層である感光層であってもよいし、電荷輸送層と電荷発生層とを含む機能分離型の感光層であってもよい。
本実施形態において、保護層は、フッ素系樹脂粒子と特定共重合体とに加え、導電性材料を適当な結着樹脂中に含有させた塗布液を感光層上に塗布することにより形成されるものが望ましい。
保護層に用いられる導電性材料は特に限定されるものではなく、例えば、N,N’−ジメチルフェロセン等のメタロセン化合物、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジアミン等の芳香族アミン化合物、酸化モリブデン、酸化タングステン、酸化アンチモン、酸化錫、酸化チタン、酸化インジウム、酸化錫とアンチモン、硫酸バリウムと酸化アンチモンとの固溶体の担体、上記金属酸化物の混合物、酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛又は硫酸バリウムの単一粒子中に上記の金属酸化物を混合したもの、或いは、酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛、又は硫酸バリウムの単一粒子中に上記の金属酸化物を被覆したもの等が挙げられる。
保護層に使用する結着樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルケトン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂等の公知の樹脂が用いられる。また、これらは必要に応じて互いに架橋させて使用してもよい。
保護層の膜厚は1μm以上20μm以下であることが望ましく、2μm以上10μm以下であることがより望ましく。
保護層を形成するための塗布液の塗布方法としては、ブレード塗布法、ワイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、浸漬塗布法、ビード塗布法、エアーナイフ塗布法、カーテン塗布法等の通常の方法が用いられる。
また、保護層を形成するための塗布液に用いる溶剤としては、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、クロロホルム、クロルベンゼン、トルエン等の通常の有機溶剤を、単独で、或いは2種以上を混合して用いられる。中でも、この塗布液が塗布される感光層を溶解しにくい溶剤を用いることが望ましい。
なお、保護層形成用塗布液は、上述の電荷輸送層形成用塗布液の調製方法において電荷輸送材料の代わりに導電性材料を用いる以外は同様にして調製される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置の構成、及び動作について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
この実施形態の画像形成装置1000は、片面出力用のカラープリンタである。
この画像形成装置1000には、図の矢印Bk、Bc、Bm、By方向にそれぞれ回転する、感光体(静電潜像保持体)61K、61C、61M、61Yが備えられている。ここで、本実施形態では、感光体61K、61C、61M、61Yが、前述した静電潜像保持体(感光体)に相当する。
また、各感光体の周囲には、各感光体に接触しながら回転することで感光体表面を帯電する帯電手段である帯電部材65K、65C,65M、65Y、帯電した各感光体上にレーザ光の照射により、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色についての静電潜像を形成する静電潜像形成手段である露光部7K、7C、7M、7Y、更に、各感光体上の静電潜像を各色のトナーを含む現像剤で現像して各色のトナー画像を形成する画像形成手段である現像器64K、64C、64M、64Yが備えられている。
この画像形成装置1000では、上記の各構成要素のうち、ブラック用の、帯電部材65K、感光体61K、クリーニング装置62K、及び現像器64Kは、一体化されてプロセスカートリッジ100Kの構成要素となっており、同様に、シアン用の、帯電部材65C、感光体61C、クリーニング装置62C、現像器64Cの組、マゼンタ用の、帯電部材65M、感光体61M、クリーニング装置62M、現像器64Mの組、及び、イエロー用の、帯電部材65Y、感光体61Y、クリーニング装置62Y、現像器64Yの組が、それぞれ一体化されてプロセスカートリッジ100C、100M、100Yの構成要素となっている。
画像形成装置1000にこれら4つのプロセスカートリッジが組み込まれることにより、これらのプロセスカートリッジの構成要素である各部が画像形成装置1000に備えられることとなる。
また、この画像形成装置1000には、各感光体上で形成された各色のトナー画像の転写(1次転写)を受けて1次転写像を運搬する中間転写体である中間転写ベルト5、中間転写ベルト5への各色のトナー画像の1次転写が行われる1次転写ロール50K、50C、50M、50Y、用紙への2次転写が行われる2次転写ロール対9、用紙上の2次転写されたトナー画像の定着を行う定着手段である定着器10、4つの現像器にそれぞれの色成分のトナーをそれぞれ補給する、4つのトナーカートリッジ4K、4C、4M、4Y、用紙を蓄える用紙蓄積部材1も備えられている。
なお、本実施形態に係る被転写体とは、感光体上に形成されたトナー像を転写する媒体であれば特に制限はない。例えば、感光体から直接、紙等の被転写体に転写する場合は、紙等が被転写体である。また、中間転写体を用いる場合には、中間転写体が被転写体である。
ここで、中間転写ベルト5は、駆動ロール5aから駆動力を受けながら2次転写ロール9bと駆動ロール5aとに張架された状態で図の矢印A方向に循環移動する。
なお、上述の説明においては中間転写体として中間転写ベルト5を使用する場合について説明したが、中間転写体は、上記中間転写ベルト5のようにベルト状であってもよく、ドラム状であってもよい。ベルト状とする場合中間転写体の基材として用いる樹脂材料としては、従来公知の樹脂が用いられる。例えば、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリアルキレンテレフタレート(PAT)、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)/PC、ETFE/PAT、PC/PATのブレンド材料、ポリエステル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミド等の樹脂材料及びこれらを主原料としてなる樹脂材料が挙げられる。更に、樹脂材料と弾性材料をブレンドして用いてもよい。
次に、この画像形成装置1000における画像形成の動作について説明する。
4つの感光体61K、61C、61M、61Yは、帯電部材65K、65C、65M、65Yによりそれぞれ帯電され、更に露光部7K、7C、7M、7Yから照射されるレーザ光を受けて各感光体上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、現像器64K、64C、64M、64Yによってそれぞれの色のトナーを含む現像剤で現像されてトナー画像が形成される。このようにして形成された各色のトナー画像は、各色に対応した1次転写ロール50K、50C、50M、50Yにおいて、中間転写ベルト5上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に順次転写(1次転写)されて重ね合わされていき、多色の1次転写像が形成される。
そして、この多色の1次転写像は、中間転写ベルト5により2次転写ロール対9まで運搬されていく。一方、多色の1次転写像の形成と呼応して、用紙が用紙蓄積部材1から取り出されて搬送ロール3によって搬送され、更にレジロール対8によって位置を整えられる。そして、2次転写ロール対9によって、上述の多色の1次転写像が、搬送されてきた用紙に転写(2次転写)され、更に定着器10によって用紙上の2次転写像に定着処理が施される。定着処理後、定着像を有する用紙は、送出ロール対13を通過して、排紙受け2に排出される。
本実施態様の画像形成装置は、1次転写後の感光体表面の除電を行う除電手段を有していない。
つまり、上述の1次転写後の感光体は、その表面が除電されることなく、帯電部材65K、65C、65M、65Yにより、次の静電潜像の形成のための帯電がなされる。
本実施形態では、表面層にフッ素系樹脂粒子と特定共重合体とを有する感光体を用いていることから、このように除電を行わず、次の帯電が行われても、ゴーストの発生を抑制しうるものである。
以上が、この画像形成装置1000における画像形成の動作についての説明である。
以下、実施例及び比較例に基づき本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
[実施例1]
酸化亜鉛(平均粒子径:70nm、テイカ社製、比表面積値:15m/g)100質量部をメタノール500質量部と攪拌混合し、シランカップリング剤として、KBM603(信越化学社製)1.25質量部を添加し、2時間攪拌した。その後、メタノールを減圧蒸留にて留去し、120℃で3時間焼き付けを行い、シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛粒子を得た。
前記表面処理を施した酸化亜鉛粒子60質量部と、アリザリン0.6質量部と、硬化剤としてブロック化イソシアネート(スミジュール3173、住友バイエルンウレタン社製)13.5質量部と、ブチラール樹脂(エスレックBM−1、積水化学社製)15質量部とを、メチルエチルケトン85質量部に溶解した溶液38質量部と、メチルエチルケトン25質量部とを混合し、直径1mmのガラスビーズを用いてサンドミルにて4時間の分散を行い、分散液を得た。得られた分散液に、触媒としてジオクチルスズジラウレート0.005質量部と、シリコーン樹脂粒子(トスパール145、GE東芝シリコーン社製)4.0質量部とを添加し、下引き層形成用塗布液を得た。この下引き層形成用塗布液を、浸漬塗布法にて直径24mmのアルミニウム基材上に塗布し、180℃、40分の乾燥硬化を行い、厚さ23.5μmの下引き層を得た。
次に、電荷発生材料として、CuKα特性X線に対するブラッグ角(2θ±0.2゜)の少なくとも7.5゜、9.9°、12.5°、16.3゜、18.6°、25.1°、及び28.3゜に強い回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶15質量部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂(VMCH、日本ユニオンカーバイト社製)10質量部、及びn−ブチルアルコール300質量部からなる混合物を、直径1mmのガラスビーズを用いてサンドミルにて4時間分散して電荷発生層形成用塗布液を得た。この電荷発生層形成用塗布液を前記下引き層上に浸漬塗布し、乾燥して、厚みが0.2μmの電荷発生層を得た。
次に、A:4フッ化エチレン樹脂粒子0.5質量部(平均一次粒径:0.2μm)、及び下記構造式で表される繰り返し単位を含むフッ化アルキル基含有共重合体(重量平均分子量50,000、l:m=1:1、s=1、n=60)0.01質量部を、テトラヒドロフラン4質量部、トルエン1質量部と共に、20℃の液温に保ち、48時間攪拌混合し、4フッ化エチレン樹脂粒子の懸濁液(A液)を得た。
次に、B:電荷輸送物質としてN,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニルベンジジン2質量部、N,N’−ビス(3,4−ジメチルフェニル)ビフェニル−4−アミン2質量部、結着樹脂としてビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:40,000)6質量部、酸化防止剤として2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール0.1質量部を混合して、テトラヒドロフラン24質量部及びトルエン11質量部と混合溶解した(B液)。
このB液に前記A液を加えて攪拌混合した後、微細な流路を持つ貫通式チャンバーを装着した高圧ホモジナイザー(吉田機械興行株式会社製)を用いて、500kgf/cmまで昇圧しての分散処理を6回繰り返した液に、ジメチルシリコーンオイル(商品名:FL−100 信越シリコーン社製)を5ppm添加し、十分に撹拌して電荷輸送層形成用塗布液を得た。
Figure 2010197591
この電荷輸送層形成用塗布液を電荷発生層上に塗布して135℃で25分間乾燥し、膜厚が22μmの電荷輸送層を形成し、目的の感光体を得た。
<評価>
このようにして得られた感光体を用いて、以下の評価を行なった。
得られた感光体を、DocuPrint C1100(富士ゼロックス製)に搭載し、転写電圧を可変とした改造機を作製し、転写電圧を300Vから500Vの間で変化させてプリント画像を得た。なお、この画像形成装置は除電手段を有さず、トナー像の転写後の感光体は、その表面が除電されることなく、帯電手段により次の静電潜像の形成のための帯電がなされるものである。
(ゴースト評価)
ゴーストは、図3に示すGの文字と黒領域とを有するパターンのゴーストチャートを印刷し、黒べた部分のGの文字の現れ具合を目視にて評価した。
ゴーストチャートの2、3Cycle目のゴーストをグレード付けし、そのチャートのゴーストとした。このグレード付けを連続2枚印字のそれぞれで実施し、2枚のゴーストグレードの平均値をその感光体のゴーストグレードとした。グレード付けの指標は以下の通りである。得られた結果を下記表1に示す。
−指標−
A:図3(A)のように、ゴーストの発生がなく良好である。
B:図3(A)と(B)の間、ゴーストが弱く発生。
C:図3(B)のように、ゴーストがやや発生。
D:図3(B)と(C)の間、ゴーストが発生
E:図3(C)のように、ゴーストが強く発生。
(感光体の耐久性評価)
感光体の耐久性を確認するために、28℃、85%RHの高温高湿環境下にて、A4サイズ、カラーで1ドットライン像を含むエリアカバレッジ5%の画像をもとに、50,000枚分の印刷を行った。更に、50,000枚印刷後の感光体の断面を電子顕微鏡で観察することにより、印刷後の電荷輸送層膜厚を測定し、感光体の摩耗量を求めた。摩耗量を電子写真感光体のサイクル数(感光体1回転を1サイクル)で正規化し、摩耗率を算出した。求められた磨耗率の結果を下記表2に示した。
[実施例2]
実施例1と同様にして下引き層及び電荷発生層を得た。
次に、下記構造式で表されるフッ化アルキル基含有共重合体(ランダム共重合体、重量平均分子量15,000、lとmとの比は等しく、nは約60)0.01質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして電荷輸送層を形成し、目的の感光体を得た。
得られた感光体を用いて、実施例1と同様の評価を行なった。得られた結果を下記表1、表2に示す。
Figure 2010197591
[実施例3]
実施例1と同様にして下引き層及び電荷発生層を得た。
次に、下記構造式で表されるフッ化アルキル基含有共重合体(ランダム共重合体、重量平均分子量15,000、lとmとの比は等しく、nは約60)0.01質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして電荷輸送層を形成し、目的の感光体を得た。
得られた感光体を用いて、実施例1と同様の評価を行なった。得られた結果を下記表1、表2に示す。
Figure 2010197591
[比較例1]
実施例1と同様にして下引き層及び電荷発生層を得た。
次に、下記構造式で表されるフッ化アルキル基含有共重合体(ランダム共重合体、重量平均分子量15,000、lとmとの比は等しく、nは約60)0.01質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして電荷輸送層を形成し、目的の感光体を得た。
得られた感光体を用いて、実施例1と同様の評価を行なった。得られた結果を下記表1、表2に示す。
Figure 2010197591
[比較例2]
実施例1と同様にして下引き層及び電荷発生層を得た。
次に、下記構造式で表されるフッ化アルキル基含有共重合体(ランダム共重合体、重量平均分子量15,000、lとmとの比は等しく、nは約60))0.01質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして電荷輸送層を形成し、目的の感光体を得た。
得られた感光体を用いて、実施例1と同様の評価を行なった。得られた結果を下記表1、表2に示す。
Figure 2010197591
Figure 2010197591
表1から、以下のことが分かる。
上述のように、除電手段を有さず、トナー像の転写後の感光体の表面が除電されることなく、帯電手段により次の静電潜像の形成のための帯電がなされる画像形成装置において、感光体(静電潜像保持体)の表面層が、構造式A及び構造式Bで表される繰り返し単位を含むフッ化アルキル基含有共重合体とフッ素系樹脂粒子とを含有していることで、転写電圧に関わらず、ゴースト現象が発生しないことが分かった。
Figure 2010197591
また、感光体の磨耗率(nm/cycle)は、上記表2の通りであり、実施例及び比較例における感光体の磨耗率は、かぶりなどの発生のない、問題ないレベルであった。
これらの結果から、本実施態様の画像形成装置は、耐久性に優れた感光体を備えており、ゴーストの発生を抑制しうる画像形成装置であることが分かる。
1 用紙蓄積部材
2 排紙受け
3 搬送ロール
4K、4C、4M、4Y トナーカートリッジ
5 中間転写ベルト
5a 駆動ロール
7K、7C、7M、7Y 露光部(露光手段)
8 レジロール対
9 2次転写ロール対
9b 2次転写ロール
10 定着器
13 送出ロール対
50K、50C、50M、50Y 1次転写ロール(転写手段)
61K、61C、61M、61Y 感光体(静電潜像保持体)
62K、62C、62M、62Y クリーニング装置
64K、64C、64M、64Y 現像器(トナー像形成手段)
65K、65C、65M、65Y 帯電部材(帯電手段)
1000 画像形成装置

Claims (1)

  1. 導電性基体上に感光層を有し、且つ、表面層が下記構造式A及び下記構造式Bで表される繰り返し単位を含むフッ化アルキル基含有共重合体とフッ素系樹脂粒子とを含有する静電潜像保持体と、該静電潜像保持体表面を帯電させる帯電手段と、該帯電手段により帯電された前記静電潜像保持体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像が形成された前記静電潜像保持体表面に現像剤を付与してトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像を前記静電潜像保持体表面から転写媒体に転写する転写手段と、を備え、
    該転写手段によって前記静電潜像保持体表面から前記トナー像が転写された後、該静電潜像保持体表面を除電することなく前記帯電手段によって該静電潜像保持体表面を新たに帯電させる画像形成装置。
    Figure 2010197591

    〔構造式A及び構造式B中、l、m及びnは各々独立に1以上の整数を表し、p、q、r、及びsは各々独立に0又は1以上の整数を表し、tは1以上7以下の整数を表し、R、R、R、及びRは各々独立に水素原子又はアルキル基を表し、Xは無置換アルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖、−S−、−O−、−NH−、又は単結合を表し、Yは無置換アルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖、−(C2z−1(OH))−、又は単結合を表す。zは1以上の整数を表す。〕
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016148766A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 シャープ株式会社 電子写真感光体、その検査方法および電子写真感光体を備えた画像形成装置

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