JP2010196266A - 建設機械の油圧回路における圧力検出システム - Google Patents

建設機械の油圧回路における圧力検出システム Download PDF

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Abstract

【課題】操作具操作に基づいて二つのパイロットラインのうち何れか一方に択一的にパイロット圧を出力するパイロット圧出力手段を備えた建設機械において、出力されたパイロット圧の圧力を検出するにあたり、圧力センサの数を減らして、コストダウンを図る。
【解決手段】パイロット圧の圧力を検出する圧力検出手段を、下降側パイロットライン18へのパイロット圧出力の有無を検出する圧力スイッチ20と、下降側、上昇側パイロットライン18、19のうち高圧側の圧力を選択するシャトル弁21と、該シャトル弁21により選択された高圧側の圧力を検出する圧力センサ22とを用いて構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械の油圧回路における圧力検出システムの技術分野に関するものである。
一般に、油圧ショベル等の建設機械においては、ブームを上下動せしめるブームシリンダや、スティックを揺動せしめるスティックシリンダ、バケットを揺動せしめるバケットシリンダ、或いは上部旋回体を旋回せしめる旋回モータ等の各種油圧アクチュエータが設けられると共に、これら油圧アクチュエータに対する油給排制御を行なうコントロールバルブは、各油圧アクチュエータ用操作具の操作に基づいてパイロットバルブから出力されるパイロット圧により切換えられるように構成されている。例えば、ブームシリンダに対する油給排制御を行なうブーム用コントロールバルブは、ブーム用操作レバーが操作されることに基づいてパイロットバルブから出力されるパイロット圧により切換わるが、この場合、パイロットバルブとブーム用コントロールバルブとの間は、上昇用、下降用の各パイロットラインを介して接続されると共に、ブーム用操作レバーが上昇側或いは下降側に操作されることに基づいてパイロットバルブから上昇側或いは下降側のパイロットラインに択一的にパイロット圧油が出力され、これによりブーム用コントロールバルブは、ブーム上昇用の油給排制御を行なう上昇側位置、或いはブーム下降用の油給排制御を行なう下降側位置に切換わるように構成されている。この様な建設機械の油圧回路において、従来、パイロットバルブからパイロットラインに出力されるパイロット圧の圧力を検出し、該パイロット圧の検出値に基づいて、操作性や作業効率を向上するべく、油圧シリンダからの排出流量を制御する排出用バルブや、油圧シリンダの一方の油室から他方の油室への再生油量を制御する再生用バルブ等の種々のバルブの制御を行なう技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−227501号公報
ところで、前記従来のものでは、パイロットバルブからパイロットラインに出力されるパイロット圧の圧力を検出するにあたり、操作具操作に基づいて択一的にパイロット圧が出力される両方のパイロットラインにそれぞれ圧力センサが設けられている。しかるに、圧力センサは高価なものであって、特に、油圧ショベルのように複数のパイロットバルブが設けられているものにおいては、コスト低減のためになるべく圧力センサの使用数を減らすことが要求されており、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、操作具操作に基づいて第一、第二パイロットラインのうち何れか一方のパイロットラインに択一的にパイロット圧を出力するパイロット圧出力手段を備えてなる建設機械の油圧回路において、前記パイロット圧出力手段から出力されたパイロット圧の圧力を検出する圧力検出手段を、第一パイロットラインへのパイロット圧出力の有無を検出する圧力スイッチと、第一、第二パイロットラインのうち高圧側の圧力を選択するシャトル弁と、該シャトル弁により選択された高圧側の圧力を検出する圧力センサとを用いて構成する一方、該圧力センサにより検出された圧力を、前記圧力スイッチにより第一パイロットラインへのパイロット圧出力が検出された場合には第一パイロットラインへの出力パイロット圧と判断し、圧力スイッチにより第一パイロットラインへのパイロット圧出力が検出されない場合には第二パイロットラインへの出力パイロット圧と判断する制御部を設けたことを特徴とする建設機械の油圧回路における圧力検出システムである。
請求項2の発明は、建設機械は、下部走行体に旋回自在に支持される上部旋回体に、ブーム、スティック、バケットを備えたフロント作業機を装着してなる油圧ショベルであり、パイロット圧出力手段は、ブーム用操作レバーの操作に基づいてパイロット圧を出力するブーム用パイロットバルブ、或いは、スティック用操作レバーの操作に基づいてパイロット圧を出力するスティック用パイロットバルブ、或いは、バケット用操作レバーの操作に基づいてパイロット圧を出力するバケット用パイロットバルブ、或いは、旋回用操作レバーの操作に基づいてパイロット圧を出力する旋回用パイロットバルブであることを特徴とする請求項1に記載の建設機械の油圧回路における圧力検出システムである。
請求項1の発明とすることにより、第一、第二パイロットラインに出力されたパイロット圧の圧力を検出するための圧力センサとしては、両方のパイロットラインで一つの圧力センサがあれば良いことになり、而して、高価な圧力センサの使用数の削減を確実に達成できることになって、コスト低減に寄与できる。
請求項2の発明とすることにより、油圧ショベルに設けられたブーム用、スティック用、バケット用、或いは旋回用パイロットバルブから出力されるパイロット圧を検出する場合に、圧力センサの使用数を削減することができる。
油圧ショベルの側面図である。 ブームシリンダの油圧回路図である。 制御部の制御を示すブロック図である。 (A)はブーム用操作レバーのレバー操作量とブーム用パイロットバルブの出力パイロット圧との関係を示すグラフ図、(B)は特殊作業モードスイッチがONの場合の圧力センサの検出値と下降側、上昇側電磁比例減圧弁の出力圧との関係を示すグラフ図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1は油圧ショベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2、該下部走行体2に旋回自在に支持される上部旋回体3、該上部旋回体3に装着されるフロント作業機4から構成され、さらに該フロント作業機4は、上部旋回体3に基端部が上下揺動自在に支持されるブーム5、該ブーム5の先端部に前後揺動自在に支持されるスティック6、該スティック6の先端部に揺動自在に取付けられるバケット7等を備えて構成されている。さらに、油圧ショベル1には、前記ブーム5、スティック6、バケット7をそれぞれ揺動せしめるためのブームシリンダ8、スティックシリンダ9、バケットシリンダ10や、上部旋回体3を旋回せしめる旋回モータ11等の各種油圧アクチュエータが設けられている。
前記ブームシリンダ8の油圧回路について、図2に基づいて説明すると、12はブームシリンダ8の油圧供給源である油圧ポンプ、13はパイロット油圧源であるパイロットポンプ、14は油タンク、15はブームシリンダ8に対する油給排制御を行なうブーム用コントロールバルブである。
前記ブーム用コントロールバルブ15は、下降側、上昇側の各パイロットポート15a、15bを有した三位置切換弁であって、両パイロットポート15a、15bにパイロット圧が入力されていない状態では、ブームシリンダ8に対する油給排を行なわない中立位置Nに位置しているが、下降側パイロットポート15aにパイロット圧が入力されることにより、油圧ポンプ12の圧油をブームシリンダ8のロッド側油室8aに供給する一方、ヘッド側油室8bからの排出油を油タンク14に流す下降側位置Xに切換わり、また、上昇側パイロットポート15bにパイロット圧が入力されることにより、油圧ポンプ12の圧油をヘッド側油室8bに供給する一方、ロッド側油室8aからの排出油を油タンク14に流す上昇側位置Yに切換わるように構成されている。尚、該ブーム用コントロールバルブ15のスプールの移動量は、下降側、上昇側パイロットポート15a、15bに入力されるパイロット圧の増減に対応して増減すると共に、該スプールの移動量の増減に応じて、ブームシリンダ8のロッド側、ヘッド側油室8a、8bに対する油排出流量が増減制御されるようになっている。
さらに、16はブーム用操作レバー(本発明の請求項1の操作具に相当する)17の操作に基づいてパイロット圧を出力するブーム用パイロットバルブ(本発明の請求項1のパイロット圧出力手段に相当する)であって、該ブーム用パイロットバルブ16と前記ブーム用コントロールバルブ15の下降側、上昇側パイロットポート15a、15bとは、下降側、上昇側パイロットライン(本発明の第一、第二パイロットラインに相当する)18、19を介してそれぞれ接続されている。そして、このブーム用パイロットバルブ16は、ブーム用操作レバー17が下降側或いは上昇側に操作されることに基づいて、前記下降側或いは上昇側パイロットライン18或いは19の何れか一方に択一的にパイロット圧を出力するように構成されている。つまり、ブーム用操作レバー17が下降側に操作された場合には、ブーム用パイロットバルブ16から下降側パイロットライン18にパイロット圧が出力され、これによりブーム用コントロールバルブ15の下降側パイロットポート15aにパイロット圧が供給される一方、ブーム用操作レバー17が上昇側に操作された場合には、ブーム用パイロットバルブ16から上昇側パイロットライン19にパイロット圧が出力され、これによりブーム用コントロールバルブ15の上昇側パイロットポート15bにパイロット圧が供給されるようになっている。尚、前記ブーム用パイロットバルブ16から出力されるパイロット圧の圧力は、図4(A)に示す如く、ブーム用操作レバー17のレバー操作量に対応して増減するように制御される。
一方、20は前記下降側パイロットライン18に接続される圧力スイッチであって、該圧力スイッチ20は、前記ブーム用パイロットバルブ16から下降側パイロットライン18にパイロット圧が出力されていない状態ではOFFで、パイロット圧が出力されることによりONに切換るように構成されている。而して、該圧力スイッチ20のON/OFFによって、パイロットバルブ16から下降側パイロットライン18へのパイロット圧出力の有無が検出される構成になっている。
また、21はシャトル弁であって、該シャトル弁21は、前記下降側パイロットライン18の圧力と上昇側パイロットライン19の圧力とのうち高圧側の圧力を選択する。そして、該シャトル弁21により選択された高圧側の圧力は、圧力センサ22により検出されるようになっている。尚、本発明の圧力検出手段は、前記圧力スイッチ20とシャトル弁21と圧力センサ22とによって構成されている。
一方、23、24は前記下降側、上昇側パイロットライン18、19にそれぞれ配される下降側、上昇側電磁比例減圧弁であって、これら下降側、上昇側電磁比例減圧弁23、24は、後述する制御部25から出力される制御信号に基づいて、前記パイロットバルブ16から出力されるパイロット圧を減圧してブーム用コントロールバルブ15の下降側、上昇側パイロットポート15a、15bに供給するように構成されている。尚、前記圧力スイッチ20及び圧力センサ22は、これら下降側、上昇側電磁比例減圧弁23、24の上流側(ブーム用パイロットバルブ16側)に配されている。
前記制御部25は、マイクロコンピュータ等を用いて構成されるものであって、入力側に、前記圧力スイッチ20、圧力センサ22、及び特殊作業モードスイッチ26が接続される一方、出力側には、前記下降側、上昇側電磁比例減圧弁23、24が接続されている。ここで、前記特殊作業モードスイッチ26は、油圧ショベル1の行なう作業内容に応じてオペレータが操作するスイッチであって、本実施の形態では、例えば油圧ショベル1を用いてクレーン作業を行なう場合等、作業速度を遅くすることが要求される特殊な作業の場合にオペレータがON操作するように設定されている。
次いで、前記制御部25の行なう制御について説明すると、制御部23は、まず、前記圧力スイッチ20および圧力センサ22からの入力信号に基づいて、ブーム用パイロットバルブ16から上昇側、下降側パイロットライン18、19に出力されたパイロット圧の圧力を求める。
前記上昇側、下降側パイロットライン18、19への出力パイロット圧を求める制御について、図3のブロック図に基づいて説明すると、制御部25は、まず、圧力スイッチ20から入力されるON/OFF信号、及び圧力センサ22の検出値を、第一、第二切換スイッチ27、28に入力する。
前記第一切換スイッチ27は、圧力スイッチ20からON信号が入力された場合には、圧力センサ22から入力される検出値を、ブーム用パイロットバルブ16から下降側パイロットライン18への出力パイロット圧として出力する。一方、圧力スイッチ20からOFF信号が入力された場合には、下降側パイロットライン18への出力パイロット圧を「0」として出力する。
また、第二切換スイッチ28は、圧力スイッチ20からON信号が入力された場合には、ブーム用パイロットバルブ16から上昇側パイロットライン19への出力パイロット圧を「0」として出力する。一方、圧力スイッチ20からOFF信号が入力された場合には、圧力センサ22から入力される検出値を、ブーム用パイロットバルブ16から上昇側パイロットライン19への出力パイロット圧として出力する。
つまり、制御部25は、第一圧力スイッチ20からON信号が入力された場合には、ブーム用パイロットバルブ16から下降側パイロットライン18にパイロット圧が出力されていると判断すると共に、圧力センサ22により検出された圧力を、下降側パイロットライン18への出力パイロット圧と判断する。一方、圧力スイッチ20からOFF信号が入力された場合には、ブーム用パイロットバルブ16から上昇側パイロットライン19にパイロット圧が出力されていると判断すると共に、圧力センサ22により検出された圧力を、上昇側パイロットライン19への出力パイロット圧と判断する。尚、ブーム用パイロットバルブ16から下降側、上昇側の何れのパイロットライン18、19にもパイロット圧が出力されていない場合には、圧力スイッチ20からOFF信号が入力されると共に、圧力センサ22の検出値は「0(タンク圧)」となる。而して、圧力スイッチ20と圧力センサ22とによって、下降側、上昇側の何れのパイロットライン18にパイロット圧が出力されかの判断、及び該出力されたパイロット圧を検出できるようになっている。
さらに、制御部25は、前記圧力スイッチ20及び圧力センサ22からの入力信号に基づいて求められた上昇側、下降側パイロットライン18、19への出力パイロット圧と、特殊作業モードスイッチ26からの入力信号とに基づいて、前記下降側、上昇側電磁比例減圧弁23、24に対する制御を行なう。
つまり、特殊作業モードスイッチ26がOFFの場合には、制御部25は、下降側、上昇側電磁比例減圧弁23、24に対して、減圧の制御信号を出力しない。これにより、パイロットバルブ16から下降側、上昇側パイロットライン18、19に出力されたパイロット圧は、下降側、上昇側電磁比例減圧弁23、24によって減圧されることなくそのままブーム用コントロールバルブ15の下降側、上昇側パイロットポート15a、15bに供給される。而して、ブーム用コントロールバルブ15の下降側、上昇側パイロットポート15a、15bには、ブーム用操作レバーの操作量に応じた圧力のパイロット圧が供給されることになって、ブームシリンダ8はブーム用操作レバー16の操作量に応じた速度で伸縮作動することになる。
一方、特殊作業モードスイッチ26がONの場合には、制御部25は、下降側、上昇側電磁比例減圧弁23、24に対して、入力された圧力を減圧して出力するように制御信号を出力する。この場合、下降側、上昇側電磁比例減圧弁23、24の出力圧は、図4(B)に示すように、圧力センサ22の検出値に応じて決まるように設定されている。これにより、パイロットバルブ16から下降側、上昇側パイロットライン18、19に出力されたパイロット圧は、下降側、上昇側電磁比例減圧弁23、24によって減圧されてからブーム用コントロールバルブ15の下降側、上昇側パイロットポート15a、15bに供給されるようになっている。而して、ブーム用コントロールバルブ15の下降側、上昇側パイロットポート15a、15bには、ブーム用操作レバーの操作量に応じたパイロット圧よりも低圧のパイロット圧が供給されることになり、これにより、前述した特殊作業モードスイッチ26がOFFの場合と比して、同じレバー操作量であってもブームシリンダ8の作動速度が遅くなる、つまり、ブーム5の上下動をゆっくりと行うことができるようになっている。
叙述の如く構成された本形態において、ブーム用パイロットバルブ16は、ブーム用操作レバー17の操作に基づいて、下降側、上昇側のパイロットライン18、19のうち何れか一方のパイロットライン18或いは19に択一的にパイロット圧を出力することになるが、該ブーム用パイロットバルブ16から出力されたパイロット圧の圧力を検出する圧力検出手段として、下降側パイロットライン18へのパイロット圧出力の有無を検出する圧力スイッチ20と、下降側、上昇側パイロットライン18、19のうち高圧側の圧力を選択するシャトル弁21と、該シャトル弁21により選択された高圧側の圧力を検出する圧力センサ22とが設けられていると共に、制御部25は、前記圧力センサ22により検出された圧力を、圧力スイッチ20により下降側パイロットライン18へのパイロット圧出力が検出された場合には下降側パイロットライン18への出力パイロット圧と判断し、圧力スイッチ20により下降側第一パイロットライン18へのパイロット圧出力が検出されない場合には上昇側パイロットライン19への出力パイロット圧と判断することになる。
この結果、下降側、上昇側パイロットライン18、19に出力されたパイロット圧の圧力を検出するための圧力センサ22としては、両方のパイロットライン18、19で一つの圧力センサ22があれば良いことになり、而して、高価な圧力センサ22の使用数の削減を確実に達成できることになって、コスト低減に寄与できる。尚、圧力スイッチ20およびシャトル弁21は、圧力センサ22に比して格段に安価であるため、圧力検出手段全体としてのコスト低減を達成できることになる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されないことは勿論であって、上記実施の形態では、圧力スイッチ20が下降側パイロットライン18に接続されているが、上昇側パイロットライン19に接続される構成であっても、勿論良い。この場合には、圧力スイッチ20がONの場合には上昇側パイロットライン19にパイロット圧が出力されたと判断される一方、圧力スイッチ20がOFFの場合には下降側パイロットライン18にパイロット圧が出力されたと判断される。
また、上記実施の形態では、ブーム用パイロットバルブから出力されたパイロット圧を検出する場合について説明したが、油圧ショベルは、操作具操作に基づいて第一、第二パイロットラインのうち何れか一方のパイロットラインに択一的にパイロット圧を出力するパイロット圧出力手段として、前記ブーム用パイロットバルブの他に、スティック用操作レバーの操作に基づいてパイロット圧を出力するスティック用パイロットバルブや、バケット用操作レバーの操作に基づいてパイロット圧を出力するバケット用パイロットバルブ、或いは旋回用操作レバーの操作に基づいてパイロット圧を出力する旋回用パイロットバルブ等を備えており、これらスティック用パイロットバルブ、バケット用パイロットバルブ、旋回用パイロットバルブから出力されるパイロット圧を検出する場合にも、本発明を実施できることは勿論である。そして、油圧ショベルのように複数のパイロット圧出力手段が設けられている建設機械においては、特に、圧力センサの使用数の削減に大きく貢献できることになって、有用である。
さらに、上記実施の形態では、制御部は、パイロット圧の検出値に基づいて、下降側、上昇側パイロットラインに配される下降側、上昇側電磁比例減圧弁の制御を行なう構成になっているが、本発明は、これに限定されることなく、例えば、油圧シリンダからの排出流量を制御する排出用バルブや、油圧シリンダの一方の油室から他方の油室への再生を行なう再生用バルブの制御、或いは、油圧アクチュエータの油圧供給源になるポンプの吐出流量制御、或いは、油圧アクチュエータの油圧供給源として二つのポンプが設けられている場合の各々のポンプから油圧アクチュエータへの油供給制御等、各種バルブやポンプの制御をパイロット圧の検出値に基づいて行なう場合に利用することができる。
さらにまた、本発明は、油圧ショベルに限定されることなく、クレーンやホイールロ−ダ等、操作具操作に基づいて第一、第二パイロットラインのうち何れか一方のパイロットラインに択一的にパイロット圧を出力するパイロット圧出力手段が設けられた各種建設機械において、パイロット圧の圧力を検出する場合に実施できる。
本発明は、油圧ショベル等の建設機械において、操作具操作に基づいて出力されるパイロット圧の圧力を検出し、該検出値に基づいてバルブやポンプの制御を行なう場合に利用することができる。
16 ブーム用パイロットバルブ
17 ブーム用操作レバー
18 下降側パイロットライン
19 上昇側パイロットライン
20 圧力スイッチ
21 シャトル弁
22 圧力センサ
25 制御部

Claims (2)

  1. 操作具操作に基づいて第一、第二パイロットラインのうち何れか一方のパイロットラインに択一的にパイロット圧を出力するパイロット圧出力手段を備えてなる建設機械の油圧回路において、前記パイロット圧出力手段から出力されたパイロット圧の圧力を検出する圧力検出手段を、第一パイロットラインへのパイロット圧出力の有無を検出する圧力スイッチと、第一、第二パイロットラインのうち高圧側の圧力を選択するシャトル弁と、該シャトル弁により選択された高圧側の圧力を検出する圧力センサとを用いて構成する一方、該圧力センサにより検出された圧力を、前記圧力スイッチにより第一パイロットラインへのパイロット圧出力が検出された場合には第一パイロットラインへの出力パイロット圧と判断し、圧力スイッチにより第一パイロットラインへのパイロット圧出力が検出されない場合には第二パイロットラインへの出力パイロット圧と判断する制御部を設けたことを特徴とする建設機械の油圧回路における圧力検出システム。
  2. 建設機械は、下部走行体に旋回自在に支持される上部旋回体に、ブーム、スティック、バケットを備えたフロント作業機を装着してなる油圧ショベルであり、パイロット圧出力手段は、ブーム用操作レバーの操作に基づいてパイロット圧を出力するブーム用パイロットバルブ、或いは、スティック用操作レバーの操作に基づいてパイロット圧を出力するスティック用パイロットバルブ、或いは、バケット用操作レバーの操作に基づいてパイロット圧を出力するバケット用パイロットバルブ、或いは、旋回用操作レバーの操作に基づいてパイロット圧を出力する旋回用パイロットバルブであることを特徴とする請求項1に記載の建設機械の油圧回路における圧力検出システム。
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