JP2010195812A - コラゲナーゼ阻害作用を有する創傷改善剤および潰瘍形成改善剤 - Google Patents

コラゲナーゼ阻害作用を有する創傷改善剤および潰瘍形成改善剤 Download PDF

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【課題】従来より食品もしくは食品素材として利用されており、安全性に問題がない農水産物に由来する成分を有効成分とするコラゲナーゼ阻害剤を提供する。
【解決手段】ホップ(Humulus Lupulus L.)の抽出物を有効成分として含有してなる、コラゲナーゼ阻害剤(特にコラゲナーゼ阻害作用を有する創傷改善剤および潰瘍形成改善剤)、コラゲナーゼ阻害剤を含有することを特徴とする食品もしくは食品素材、並びにビールまたは発泡酒を製造するにあたり、ホップ使用量の50〜90%を麦汁に添加して煮沸して得た高温の該麦汁に残りのホップを加えて静置し、濾過した後、発酵、熟成することを特徴とする、コラゲナーゼ阻害活性を有するビールまたは発泡酒の製造法。
【選択図】なし

Description

本発明は、ホップに由来する物質を有効成分とするコラゲナーゼ阻害剤、並びにこれを含有する食品もしくは食品素材に関する。
マトリックス線維の分解をするマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)が種々の病体に関係していることが明らかとなっている。MMPの中でも、線維芽細胞等の間葉系細胞や、炎症部位に存在する好酸球等により産生される間質系のコラゲナーゼが、ガン細胞の転移や潰瘍形成、歯周炎やう歯形成等に関与することが報告されている(非特許文献1、特許文献1)。
一方、人の皮膚のシワやタルミの形成過程で起きる皮膚弾性の減少は、真皮線維芽細胞より産生されるコラゲナーゼがコラーゲンの傷害による3次元構造の変性に関わることが明らかとなっている。従って、そのコラゲナーゼの活性を抑制し、皮膚の弾力や張りを維持するコラーゲンの変性を防止することがシワやタルミの形成阻止、すなわち、皮膚の老化防止に重要である。
特開2001−181129号公報
河医研研究年報 38、1988、p25-32
本発明は、線維芽細胞等の間葉系細胞や好酸球等により産生される間質系のコラゲナーゼに対して特異的に阻害活性を示し、炎症や創傷、ガンの転移、潰瘍形成、皮膚の老化等コラゲナーゼの関与する病体を改善し、或いは防止し得ることのできる物質、並びにこれを含有する食品もしくは食品素材を提供することを目的とするものである。
本発明者は、上記目的を達成するため、従来より食品もしくは食品素材として利用されており、人体に対して副作用の心配が殆どない農水産物の中から当該物質を検索すべく検討を重ねた。その結果、ビールの原料であるホップの有機溶媒もしくは水による抽出物に高いコラゲナーゼ阻害活性を有する成分があることを見出し、係る知見に基づいて本発明に到達した。
すなわち、請求項1に記載の本発明は、ホップ(Humulus Lupulus L.)を80〜100℃で熱水抽出し、陽イオン交換樹脂に吸着させて水洗浄し、得られたエタノール可溶画分を有効成分として含有してなる、コラゲナーゼ阻害作用を有する創傷改善剤である。
請求項2に記載の本発明は、前記エタノール可溶画分が80%エタノール可溶画分である、請求項1に記載の創傷改善剤である。
請求項3に記載の本発明は、ホップ(Humulus Lupulus L.)を80〜100℃で熱水抽出し、陽イオン交換樹脂に吸着させて水洗浄し、得られたエタノール可溶画分を有効成分として含有してなる、コラゲナーゼ阻害作用を有する潰瘍形成改善剤。
請求項4に記載の本発明は、前記エタノール可溶画分が80%エタノール可溶画分である、請求項3に記載の潰瘍形成改善剤である。
本発明によれば、従来より食品素材として利用されており、安全性の上で心配のないホップに由来する特定の化合物を有効成分として含有するコラゲナーゼ阻害剤、並びに該阻害剤を含有する食品もしくは食品素材が提供される。
さらに、ホップを原料として用いたビール等のアルコール飲料であって、高いコラゲナーゼ阻害活性を有するアルコール飲料の製造方法が提供される。
本発明に係るコラゲナーゼ阻害作用剤は、炎症、創傷、潰瘍形成、皮膚の老化などコラゲナーゼの関与する病体の改善や防止に有効である。
本発明のコラゲナーゼ阻害剤の有効成分は、ホップ(Humulus Lupulus L.)に含まれている。ホップは、イラクサ目の麻科に属し、宿根、雌雄異株の多年生植物であり、ビールの原料として世界中で広く使用されている。
ホップは、ビールに苦味と芳香を付与し、泡持ちも良くする。また、雑菌の繁殖を抑える他、薬効作用も多くあり、骨多孔症治療効果、抗ガン作用、動脈硬化予防作用があると報告されている(Biendl,M.:Hopfen Rundschau International, p.60,1999)。さらに、更年期障害への治療効果もあると言われている。しかし、コラゲナーゼ阻害効果については未だ報告がない。
ホップには低分子と高分子のポリフェノールが含まれている。フラボノイド類は、麦芽に含まれていないため、ビール中に存在するフラボノイドは、ホップ由来のポリフェノールであると認められる。
上記文献の記載によれば、上記したホップの薬効作用は、ホップに含まれているポリフェノールによるものである。しかしながら、ホップ由来のポリフェノールによるマトリックスメタロプロテアーゼの阻害作用については、これまでに報告がない。
ホップからポリフェノールを含む成分を抽出する場合には、水もしくは有機溶媒が使用される。はじめに、水を用いて抽出する場合について説明する。乾燥ホップを粉砕し、粉砕直後のホップ重量に対して水を5〜100倍量、好ましくは30〜70倍量を加える。
次に、ホップを含んだ溶液を1〜30分間、好ましくは1〜5分間加熱(80〜100℃)を行って、目的とする成分を抽出する。その後、抽出液を栓付遠心管に入れ1000〜3000rpm、好ましくは2000rpmで5〜30分間、好ましくは10分間の遠心分離を行って沈殿物を除き、清澄なホップ抽出液を得る。
抽出液は、そのままでコラゲナーゼ阻害剤として用いられるが、所望により、該抽出液をエバポレーターを用いて減圧下で濃縮乾固して得られたものを阻害作用剤として用いることができる。
一方、有機溶媒を使用して抽出を行う場合について述べると、有機溶媒としては、エタノール、メタノール、アセトン、アセトニトリル等が使用でき、特にエタノール、アセトンが好ましい。抽出法の1例を示すと、乾燥ホップを粉砕し、分液ロート等の適当な容器に入れ、エタノール等の有機溶媒を加えて振盪することにより抽出を行う。このとき、有機溶媒の使用量は、ホップ重量の5〜20倍量、好ましくは10倍量が適当である。
振盪は、適当な振盪機を用いて150〜600rpm、好ましくは200〜400rpmにて20〜25℃(または室温)で10分間〜2時間、好ましくは20分間〜1時間ほど行って、目的とする成分を抽出する。得られた抽出液を栓付遠心管に入れ1000〜3000rpm、好ましくは2000rpmで5〜30分間、好ましくは10分間の遠心分離を行い、沈殿物を除いて清澄なホップ抽出液を得る。
この抽出液をコラゲナーゼ阻害剤として用いてもよいが、好ましくは、前述の如く、濃縮、乾固したものを用いる。
このようにして得られたホップの抽出物は、ポリフェノールを含んでおり、これがコラゲナーゼ阻害剤の有効成分である。なお、抽出物には、ポリフェノール以外の成分も含まれているが、精製品を望む場合の他は、これらを除去する必要はない。
ポリフェノールを選択的に抽出する場合には、乾燥ホップ、好ましくは粉砕物に、ホップ重量に対して5〜100倍量、好ましくは30〜70倍量の水を加え、1〜30分間、好ましくは1〜5分間加熱(80〜100℃)を行う。
得られた煮沸液を栓付遠心管に入れ1000〜3000rpm、好ましくは2000rpmで5〜30分間、好ましくは10分間の遠心分離を行い、沈殿物を除き、清澄なホップ抽出液を得る。
次いで、エバポレーターを用いて減圧下で1〜20mL、好ましくは10mLまで濃縮する。濃縮液に0.2〜1mL、好ましくは0.5mLの6N塩酸と水酸化カルシウム1〜5g、好ましくは3gを加える。次に、適当な振盪機を用いて150〜600rpm、好ましくは200〜400rpmで1〜15分間、好ましくは10分間振盪する。混合液を栓付遠心管に入れて1000〜3000rpm、好ましくは2000rpmで5〜30分間、好ましくは10分間の遠心分離を行い、得られた沈殿物を10%酢酸溶液5〜20mL、好ましくは10mLを添加して沈殿物を溶解させる。
この溶液を水酸化ナトリウム溶液でpHを5.5〜7.5、好ましくは6.5に調整後、陽イオン交換樹脂(ワットマン SE52)3gから10g、好ましくは5gを添加してポリフェノールを吸着後、混合液を栓付遠心管に入れ1000〜3000rpm、好ましくは2000rpmで5〜30分間、好ましくは10分間の遠心分離を行い、樹脂を回収したのち、蒸留水で洗浄後、80%エタノールで樹脂を洗浄してポリフェノールを回収する。
得られたエタノール可溶画分を、エバポレーターを用いて減圧下で濃縮乾固した後、得られた乾固物をポリフェノールを有効成分として含むコラゲナーゼ阻害剤として好適に用いることができる。
これらの抽出物等は、食品や医薬品などの形態で提供される。食品もしくは食品素材として用いる場合は、単独で各種食品等に添加する他、必要に応じて安定剤、増量剤、膨張剤などの補助剤と併用して用いることができる。本発明に係る有効成分の食品等への添加量は、用途などを考慮して適宜決定すればよい。
また、医薬品として用いる場合には、散剤、顆粒、錠剤、トローチ剤、カプセル剤、液剤、シロップ剤などの任意の剤形を採用することができる。製剤化にあたっては、賦形剤、結合剤などの常用の成分を必要に応じて適宜配合することができる。なお、有効成分の使用量については、用途などを考慮して適宜決定すればよい。
ホップに含まれているポリフェノールは、水などに容易に溶解する。従って、上記のようにして得られたポリフェノールを含む抽出物等は、例えばアルコール飲料、スポーツドリンクなどの飲料に加えて利用することができる。この場合の配合量についても、用途などを考慮して適宜決定すればよい。
次に、高いコラゲナーゼ阻害活性を有するビールまたは発泡酒の製造法について説明する。ビールまたは発泡酒の製造に用いる原料や製造方法などの条件は、基本的に従来法と同じで良く、麦汁を得る際におけるホップの用い方のみが通常の製造方法と異なる。
すなわち、仕込み工程において、麦汁を作る際にホップ使用量の50〜90%を麦汁に添加して常法により煮沸し、得られた高温の該麦汁に残りのホップを加えて静置する。静置時間は、10〜30分間が適当であり、好ましくは15〜25分間である。次いで、該麦汁を濾過した後、通常の発酵工程、熟成工程などを経て製品のビール、発泡酒を得る。
次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1
ホップペレット3gを100mLの蒸留水に加え、3分間煮沸した。冷却後、3000rpmで10分間の遠心分離を行い、得られた上清を脱イオン水で10倍希釈した溶液80μLをサンプルとした(試験区1)。ホップの代わりに緑茶を用いて同様に処理を行って得た溶液80μLと、ザクロを使用して得た溶液80μLを、それぞれ試験区2、試験区3とした。
上記3種類のサンプルについてコラゲナーゼ阻害活性を測定した。I型コラゲナーゼの活性測定は次の通り行った。すなわち、1.5mLマイクロチューブに蛍光標識I型コラーゲン(50μg/50μL/tube)を入れ、0.4M塩化ナトリウム、0.01M塩化カルシウムの入った0.1Mトリス塩酸緩衝液(pH7.5)緩衝液50μLと試料100μLを加え、さらに、0.5unit/mLコラゲナーゼ(株式会社ヤガイ)10μLを添加した後、37℃で酵素反応を2時間行った。
反応終了後に,エタノール溶液200μLを添加して反応を停止させ、2000×gで15分間遠心分離して得た上澄液を励起光495nm、蛍光520nmで強度を測定した。なお、対照として、試料の代わりに水を用いた場合についても、同様の測定を行った。
反応活性阻害率は下記の(1)式により算出した。式中、B1は反応液中の試料として水を用いたときの蛍光強度を、B2はB1の反応液のコラゲナーゼをトリス緩衝液にしたときの蛍光強度を、S1は試料添加時の蛍光強度を、S2はS1の反応液中のコラゲナーゼをトリス緩衝液にしたときの蛍光強度を、それぞれ示す。
Figure 2010195812
一方、IV型コラゲナーゼの活性測定は次の通り行った。すなわち、1.5mLマイクロチューブに蛍光標識IVコラーゲン(25μg/25μL/tube)を入れ、0.4M塩化ナトリウム、0.01M塩化カルシウムの入った0.1Mトリス塩酸緩衝液(pH7.5)緩衝液25μL、試料50μLを加え、さらに、0.5unit/mLコラゲナーゼ(株式会社ヤガイ)10μLを添加した後、42℃で酵素反応を2時間行った。
反応終了後に、エタノール溶液300μLを添加して反応を停止させ、2000×gで15分間遠心分離して得た上澄液を励起光495nm、蛍光520nmで強度を測定した。なお、対照として、試料の代わりに水を用いた場合についても、同様の測定を行った。反応活性阻害率は上記(1)式により算出した。式中のB1、B2、S1およびS2は、それぞれ前記した蛍光強度を示す。
I型コラゲナーゼの活性測定結果を表1に、IV型コラゲナーゼの活性測定結果を表2に示す。これらの表から明らかなように、ホップ抽出成分は、緑茶やザクロの抽出成分と同等のコラゲナーゼ阻害活性を示した。
Figure 2010195812
Figure 2010195812

実施例2
乾燥ホップ3gを100mLの蒸留水で3分間煮沸した。得られた煮沸液を遠心分離(3000rpm、10分間)し、清澄な液を得た。次に、エバポレーターを用いて減圧下で10mLまで濃縮した。濃縮液に0.5mLの6N塩酸と水酸化カルシウム3gを加えた後、振盪機を使って強く振盪した(300rpm、5分間)。
混合液を遠心分離(3000rpm、10分間)して得た沈殿物に10%酢酸溶液10mLを添加して沈殿物を溶解させた。次いで、水酸化ナトリウム溶液でpHを6.5に調整後、陽イオン交換樹脂(ワットマンン SE52)5gを添加してポリフェノールを吸着後、遠心分離(3000rpm、10分間)を行って樹脂を回収した。この樹脂を蒸留水で洗浄後、80%エタノールで洗浄してポリフェノールを回収した。
エタノール可溶画分をエバポレーターを用いて減圧下で濃縮乾固し、得られた乾固物を脱イオン水5mLで溶解した。ホップから抽出されたポリフェノールを含む成分について、実施例1と同様にしてコラゲナーゼ阻害活性を測定したところ、強い阻害活性が認められた。なお、ポリフェノールを除いた画分には阻害活性が見られなかった。
実施例3
市販ビール、ホップを含まない麦汁、ホップを入れて90分間煮沸した麦汁のそれぞれから遠心分離して得た上清について、実施例1と同様にしてコラゲナーゼ阻害活性を測定した。結果を表3および表4に示した。これらの結果から明らかなように、市販ビール、ホップを含まない麦汁およびホップを添加し90分間煮沸した麦汁のいずれも阻害活性は低い値を示した。
Figure 2010195812
Figure 2010195812

実施例4
ホップを含まない麦汁1Lにホップ2gを添加し、90分間煮沸した麦汁(試料a)、ホップを含まない麦汁1Lに1.4gのホップを添加し,90分間煮沸した後、加熱を止めた高温麦汁に0.6gのホップを添加し、20分間静置させて得た麦汁(試料b)のそれぞれの上清について、実施例1と同様にしてコラゲナーゼ阻害活性を測定した。結果を表5および表6に示した。これらの表から明らかなように、一部のホップを添加後、煮沸せずに20分間放置して作成した麦汁、すなわち試料bのコラゲナーゼ阻害活性は高い値を示した。
また、試料aおよび試料bのそれぞれの麦汁を発酵させて常法により製造したビールについて、同様にしてコラゲナーゼ阻害活性を測定した。その結果を表7に示した。表7より、試料b、すなわちホップ添加後高温で20分静置して作成した麦汁を発酵させて得たビールのコラゲナーゼ阻害活性が高いことが分かる。
Figure 2010195812
Figure 2010195812
Figure 2010195812

Claims (4)

  1. ホップ(Humulus Lupulus L.)を80〜100℃で熱水抽出し、陽イオン交換樹脂に吸着させて水洗浄し、得られたエタノール可溶画分を有効成分として含有してなる、コラゲナーゼ阻害作用を有する創傷改善剤。
  2. 前記エタノール可溶画分が80%エタノール可溶画分である、請求項1に記載の創傷改善剤。
  3. ホップ(Humulus Lupulus L.)を80〜100℃で熱水抽出し、陽イオン交換樹脂に吸着させて水洗浄し、得られたエタノール可溶画分を有効成分として含有してなる、コラゲナーゼ阻害作用を有する潰瘍形成改善剤。
  4. 前記エタノール可溶画分が80%エタノール可溶画分である、請求項3に記載の潰瘍形成改善剤。
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