JP2010195351A - ニーエアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ガスが流入して取付面部と乗員の下肢部との間に膨張展開するエアバッグと、ガスを発生させるインフレータ14とからなるニーエアバッグ装置において、前記エアバッグは、隔壁3によって区画形成された1の分室6と2の分室5とを備えており、エアバッグ展開時に前記1の分室6より内圧の高い前記2の分室5が前記1の分室6より上部に位置し、前記2の分室5は、前記1の分室6の車幅方向側に延在部を有してなるニーエアバッグ装置。
【選択図】図1
Description
エアバッグ装置は、乗員を受け止め衝撃を緩和するエアバッグと、エアバッグを膨らませるためのガスを発生するインフレータと、起動前の状態として折り畳まれたエアバッグを収納するとともにエアバッグとインフレータとを接続状態に支持する容器部と、用途に応じて適宜樹脂や布などで構成したカバーなどからなっている。
従来技術としては、着座した乗員の膝の前方側の下方に折り畳まれて収納されるとともに、膨張用ガスを流入させて、乗員の膝を保護可能に車両後方側の上方に向かって展開して膨張する構成のエアバッグを備えた膝保護用エアバッグ装置であって、前記エアバッグが、左右両縁側の各々に、前記エアバッグの下部に流入した膨張用ガスを、前記エアバッグの中央側に流出させることなく、前記エアバッグの膨張完了時における上部側に配設されて前記乗員の膝を保護可能とする保護部側へ、優先的に到達可能とするガス流路を備えていることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置(例えば、特許文献1参照)が存在している。
また、エアバッグ内部に別基布によって流路を設ける構成のため、別基布である流路部分のボリュームが増えてしまい、収納時のスペースが多く必要となり、ニーエアバッグ装置が大きくなってしまうという問題もある。
本発明は、これらの問題を解決したものであり、隔壁によりエアバッグ内部を比較的大柄な乗員の拘束部位であるエアバッグ上部と、比較的小柄な乗員の拘束部位であるエアバッグ中央部とに区画し、かつエアバッグ上部、エアバッグ中央部の各分室へのガス流入口の大きさを、エアバッグ上部>エアバッグ中央部とし、また、インフレータの設置箇所はエアバッグ中央部近傍とすることで、各分室の膨張タイミングとエアバッグ内圧とを乗員の体格により好適に合わせたニーエアバッグ装置を提供するものである。
ガスが流入して取付面部と乗員の下肢部との間に膨張展開するエアバッグと、ガスを発生させるインフレータとからなるニーエアバッグ装置において、前記エアバッグは、隔壁によって区画形成された1の分室と2の分室とを備えており、エアバッグ展開時に前記1の分室より内圧の高い前記2の分室が前記1の分室より上部に位置し、前記2の分室は、前記1の分室の車幅方向側に延在部を有してなる構成である。
請求項1に記載された発明に加えて、エアバッグ内部を区画形成する前記隔壁に、インフレータより発生したガスの各分室への流入量を調節することが可能な供給口を各分室それぞれに備えている構成である。
(1)小柄な乗員はエアバッグの反力が低い部分で、大柄な乗員はエアバッグの反力が高い部分で拘束し、膝の保護をすることが可能であり、体格の異なる乗員に対して、より好ましい反力を与えるエアバッグ展開を行うことができる。
(2)インフレータがエアバッグ中央部へのガス流入口近傍に設置されているため、エアバッグ中央部がエアバッグ上部より早く膨張を始めるが、エアバッグ中央部のガス流入口は小さく設定されているので、多量のガスが一度に流れ込むことはなく、膨張のピーク前段階で小柄な乗員をエアバッグにより拘束可能であり、ガス流入口の径を大きくしたエアバッグ上部には多量のガスが流れ込むため、膨張ピーク時にエアバッグ上部で大柄な乗員のエアバッグによる拘束が可能である。
(3)エアバッグ展開に順序を作るために、別基布を使う構成ではないので、ニーエアバッグ本体が大きくならずに形成できるため、ニーエアバッグ装置がコンパクトにできる。
図1は、本発明のニーエアバッグ装置におけるニーエアバッグ本体の一実施例を示すもので、1はニーエアバッグ本体の乗員側パネル、2はニーエアバッグ本体のインストルメントパネル側パネル、3は隔壁、4はガスコントロール布、5は2の分室、6は1の分室、7は大きいガス供給孔、8は小さいガス供給孔、14はニーエアバッグ用インフレータを示したものである。
図1からも理解できるように、本発明のニーエアバッグには、2の分室5と1の分室6とにニーエアバッグ本体を区分けする隔壁3を有し、ニーエアバッグ用インフレータ14側にはガスコントロール布4が設けられており、ニーエアバッグ展開時には、ニーエアバッグ用インフレータ14から噴出されたガスがガスコントロール布4に設けられたガス供給孔7、8を通り、1の分室6、2の分室5のそれぞれに供給されていくものである。
この際、前記1の分室6に入るガス供給孔8は、孔を小さくし、2の分室5に入るガス供給孔7は、大きな孔としてある。
このことにより、ニーエアバッグ展開時にインフレータ14から噴出されたガスは先ず、近くにある小さいガス供給孔8を通って1の分室6に噴出されるが、ガス供給孔8は孔が小さいため、1の分室6は一気に膨張せず、ガス供給孔8に入らなかったガスは大きいガス供給孔7を通って2の分室5に噴出され、1の分室6、2の分室5をそれぞれ膨らませ、ニーエアバッグを展開させるものである。
本発明のニーエアバッグは、衝突展開時に、助手席下に設けられたインフレータ14からガスが噴出され、先ずインフレータ14の近傍に設けられた小さいガス供給孔8を通って1の分室6を膨張させる。
このことにより、例えば小柄な乗員が席に座っている場合に、座席前部に近接して着座する小柄な乗員の膝部を1の分室6によっていち早く拘束保護することができる。この際、1の分室6は小さいガス供給孔8によってガスが供給されるため、内圧が一気に高圧になることがなく、エアバッグ膨張のピーク時に達する前に高圧による反力により衝撃を受けることなく、乗員の膝の保護をより好適に行うことができるものである(図3参照)。
そして、1の分室6を膨張させるとほぼ同時に大きいガス供給孔7を通って2の分室5が膨張する。
この際、2の分室5には大きなガス供給口より一気に多量のガスが流れ込み、2の分室5の内圧を一気に高圧にすることができ、例えば大柄な乗員が席に座っている場合であっても、2の分室5の反力により大きい乗員の膝を十分に拘束保護することができ、インストルメントパネル11への接触を防ぐことができるものである(図3参照)。
このように、ニーエアバッグ内に1の分室6と2の分室5、ガスコントロール布4を設け、さらにガスコントロール布4にそれぞれ径の異なるガス供給孔8、7を設けることによって体型の異なる乗員の膝部をニーエアバッグの反力の違う部位で拘束保護することによって、より好適な乗員保護を行うことができるものである。
2・・・・ニーエアバッグ本体のインストルメントパネル側パネル
3・・・・隔壁
4・・・・ガスコントロール布
5・・・・2の分室
6・・・・1の分室
7・・・・大きいガス供給孔
8・・・・小さいガス供給孔
9・・・・フロントガラス
10・・・・助手席用エアバッグ
11・・・・インストルメントパネル
12・・・・大柄な乗員
13・・・・小柄な乗員
14・・・・ニーエアバッグ用インフレータ
15・・・・逆止弁
Claims (2)
- ガスが流入して取付面部と乗員の下肢部との間に膨張展開するエアバッグと、ガスを発生させるインフレータとからなるニーエアバッグ装置において、前記エアバッグは、隔壁によって区画形成された1の分室と2の分室とを備えており、エアバッグ展開時に前記1の分室より内圧の高い前記2の分室が前記1の分室より上部に位置し、前記2の分室は、前記1の分室の車幅方向側に延在部を有してなることを特徴とするニーエアバッグ装置。
- エアバッグ内部を区画形成する前記隔壁に、インフレータより発生したガスの各分室への流入量を調節することが可能な供給口を各分室それぞれに備えていることを特徴とする請求項1に記載のニーエアバッグ装置。
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