JP2010194312A - ミルクおよび/またはミルクフォームの分配装置ならびにそのような分配装置を備えるコーヒーメーカー - Google Patents

ミルクおよび/またはミルクフォームの分配装置ならびにそのような分配装置を備えるコーヒーメーカー Download PDF

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Abstract

【課題】ミルクおよび/またはミルクフォームの分配装置、ならびにそのような分配装置を備えるコーヒーメーカーを提供すること。
【解決手段】ミルクおよび/またはミルクフォームの分配装置(10)は、蒸気、ミルク、および/または空気を混合する混合装置(11)を備え、混合装置(11)は、チャンバ(19)と、ミルクをチャンバ(19)内に供給する第1のライン(15)と、蒸気をチャンバ(19)内に供給する第2のライン(16)と、空気をチャンバ(19)内に供給する第3のライン(17)と、ミルクおよび/またはミルクフォームをチャンバ(19)から分配する少なくとも1つの排出口(30、30.1)と、調節軸(22)を調整することによって、ミルクの流れを、かつ空気の流れを変更することができる。分配装置(10)は、駆動モータ(25)を制御することによって、調節できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ミルクおよび/またはミルクフォームの分配装置、ならびにそのような分配装置を備えるコーヒーメーカーに関する。
ミルクおよび/またはミルクフォーム用の既知の分配装置では、加熱したミルクもしくはミルクフォームおよび/または加熱したミルクとミルクフォームの混合物を作り出すため、通常、ミルクは蒸気(特に水蒸気)および場合によっては空気と混合される。そのような分配装置は、コーヒーメーカーに統合される場合も非常に多いが、それは特に、コーヒーメーカーが、一般に、水蒸気を作り出す装置も備えるためである。既知の手法でミルクおよび/またはミルクフォームを分配する装置が統合されたコーヒーメーカーによって、コーヒー(ミルクを添加していないもの)、加熱したミルク(コーヒーを添加していないもの)、ホワイトコーヒー(ミルクフォームを添加していないもの)、あるいは、ミルクフォームまたは泡立てたミルクを含むスペシャルティコーヒー(例えば、カプチーノもしくはラテマキアート)のいずれかを作り出すことが可能になる。
コーヒーメーカーと組み合わせて使用される、ミルクおよび/またはミルクフォームの分配装置では、一般に、適切な形状のノズル(「ベンチュリノズル」)内の蒸気の噴流によって真空が作り出され(「ベンチュリ効果」)、それによって、ノズルとミルクで充填されたリザーバ(ミルク容器)との間のラインを通してリザーバからミルクの一部分を吸引し、前記ミルクの一部分をノズル内へと導くことが可能になる。加熱したミルクのみ(ミルクフォームを含まない)を作り出すため、吸引されたミルクは、個別の分配装置のチャンバ内で、ノズルに注入された蒸気と混合され、その結果として加熱されてもよい。その後、このようにして作り出されたミルクと蒸気の混合物は、安定した出力噴流の形態で、分配装置から排出口を通して適切なレセプタクル内へと分配されてもよい。ミルクフォームおよび/または泡立てたミルクを作り出すため、追加の空気が蒸気噴流とともに吸引され(例えば、周囲空気用の連続ラインを通して)、チャンバ内で個別の吸引されたミルクと混合されてもよい。この変形例では、安定した出力噴流の形態のミルクと蒸気の混合物は、チャンバから排出口を通して適切なレセプタクル内へと分配されてもよく、この場合、加熱したミルクとミルクフォームの混合物はレセプタクル内に溜まる。
従来、ミルク、蒸気、および空気の混合物に基づいた、上述のタイプのミルクおよび/またはミルクフォームの複数の分配装置であって、ユーザが異なる様々なミルクおよび/またはミルクフォームを作り出すことができるものが提案されてきた。
例えば、ミルクフォームを作り出す分配装置は、EP1115317B1によって知られており、ここでは、ミルクの流れは、ミルクを供給するライン内に配列された弁を用いて蒸気噴流によって個別に吸引され、また、ミルクの供給を調節するための手動で調整可能な調節軸を備え、調節軸の手動調整によって予め選択され、かつ/または調節軸の手動調整によって変更されてもよい。この例では、調節軸は、ミルク用の貫通穴を備えた調整可能なボディである。調節軸を適切に調整することによって、ユーザは、蒸気噴流によって吸引されるミルクの量に影響を与え、かつ/またはそれを限定することができる。個別に吸引されミルクと混合される空気は、この分配装置では具体的に影響を受けないことがある。この分配装置には、異なるタイプのミルクおよび/またはミルクフォームを作り出す可能性が限定されるという欠点がある。調節軸を調整することによって、吸引されるミルクの量のみが変更されるので、ユーザは、この分配装置を用いてミルクを泡立てることしかできず、結果として、作り出されるミルクフォームおよび/または作り出される加熱したミルクとミルクフォームの混合物の量ならびに温度にしか影響を与えることができない。したがって、コーヒー、ミルク、および/またはミルクフォームの組合せに基づくスペシャルティコーヒーを作り出すことに関しては、特に、特定のスペシャルティコーヒーを作り出す前に、ユーザは最初に、ユーザの希望に対応する弁の調節軸の最適な設定を実験によって決定しなければならないので、この分配装置をコーヒーメーカーと組み合わせて使用することは、ユーザにとって非常に厄介である。この際、数回の試みが一般に必要である。これに関して、調節軸の手動調整は、一般に時間がかかり、不正確にしか再現できないことが欠点である。したがって、ユーザが、異なるタイプのミルクフォーム、および/または加熱したミルクとミルクフォームの混合物、および/または異なるタイプのスペシャルティコーヒーを作り出すことは困難である。
ミルクフォームおよび加熱したミルクを作り出すための、ミルク、蒸気、および空気の混合物に基づく分配装置は、また、EP1688074B1によって知られており、ここでは、給気を制御する弁を備える給気ライン内の空気のための入口開口部が選択的に開閉されてもよい。電気モータを起動させることによって、弁を開き、かつこのようにして給気を可能にし、あるいは、弁を閉じ、かつこのようにして給気を止めるというのを選択的に行うため、弁のクロージャボディは電気モータによって移動されてもよい。分配装置は、ミルクの供給ラインをさらに備え、ユーザは、このラインを介するミルクの流れを調節する(すなわち、スイッチを切る、スイッチを入れる、かつ/または変更する)ことができない。したがって、この分配装置では、ユーザは、蒸気噴流とともに予め定められた量のミルクを吸引し、それと同時に、吸引された空気を、蒸気および予め定められた量の空気のどちらかと混合する(給気を制御する弁が開いている場合)か、または単に蒸気と混合(給気を制御する弁が閉じている場合)してもよい。この分配装置では、弁を作動させることによって、ユーザは、ある割合のミルクフォームを含まない、予め定められた量の加熱したミルク(弁が閉じている場合)、または予め定められた濃度を有する予め定められた量の泡立てたミルク(弁が開いている場合)という2つの異なるタイプの乳飲料を作り出すことしかできない。したがって、この分配装置にも、異なるタイプのミルクおよび/またはミルクフォームを作り出す可能性が限定されているという欠点がある。したがって、コーヒーメーカーと組み合わせて、この分配装置によって、ユーザは、コーヒー、ミルク、および/またはミルクフォームの組合せに基づくスペシャルティコーヒーを作り出すときの選択の自由度をほとんど持たない。
EP1115317B1 EP1688074B1
本発明の目的は、上述の欠点を回避するとともに、単純な手法で、それぞれの場合において予め定められた性質で、かつそれぞれの場合において予め定められた品質で、ミルクおよび/またはミルクフォームに基づく多数の異なるタイプの乳飲料を再現可能な手法で繰り返し作り出すことができる、ミルクおよび/またはミルクフォームの分配装置を提供することである。分配装置はまた、コーヒーメーカーと組み合わせて使用できることが意図される。
この目的は、請求項1の特徴を有する分配装置によって達成される。
この分配装置は、蒸気、ミルク、および/または空気を混合する混合装置を備え、混合装置は、チャンバと、ミルクをチャンバ内に供給する第1のラインと、蒸気をチャンバ内に供給する第2のラインと、空気をチャンバ内に供給する第3のラインと、ミルクおよび/またはミルクフォームをチャンバから分配する少なくとも1つの排出口と、調節軸を異なる予め定められた位置の間で調整することによって、少なくとも1つのミルクの流れをスイッチオン・オフおよび/または変更することができ、かつ空気の流れをスイッチオン・オフおよび/または変更することができる、チャンバ内へのミルクおよび/または空気の供給を調節する調整可能な調節軸を備える弁とを備える。
第1のライン、第2のライン、および第3のラインを通して、結果的に、ミルク、蒸気、および場合によっては空気をチャンバ内に供給することができるので、ミルク、蒸気、および場合によっては空気が、チャンバ内で混合物を形成することができる。
チャンバはまた、例えば、「真空チャンバ」として構成されてもよい。用語「真空チャンバ」は、この文脈では、蒸気を上述のチャンバ内に供給することによって、第1のライン内の圧力および/または第2のライン内の圧力および/または第3のライン内の圧力よりも低い圧力をその中に作り出すことができるチャンバであると理解される(ベンチュリ原理)。この場合、蒸気の供給によって、第1のライン内に個別に広がっている圧力に対して真空をチャンバ内に作り出し、その結果として、ミルクをチャンバ内に供給することができる。それに応じて、蒸気の供給によって、第3のライン内に個別に広がっている圧力に対して真空をチャンバ内に作り出し、その結果として、空気をチャンバ内に供給することができる。
あるいは、チャンバ内に広がっている圧力に対して、個別のライン内に過剰圧力を個別に作り出すのに適した手段を個別のラインに備え、また、ミルク、蒸気、および場合によっては空気を、個別のラインを通してチャンバに導入することが可能である。この目的のため、ラインは、例えば、ポンプに個別に接続されてもよい。
本発明によれば、分配装置は、弁の調節軸を調整する駆動モータと、駆動モータを制御する制御装置とを備え、制御装置を用いて駆動モータを制御することによって、調節軸を個別の予め定められた位置に移動させることができる。
本発明による分配装置によって、第2のラインを介してチャンバ内への蒸気の供給を開始することが可能になり、また、調節軸の個別の位置に応じて、第1のラインおよび/または第2のラインを通して個別の異なる流量でミルクおよび/または空気をチャンバ内に注入し、チャンバ内で個別に作り出された蒸気、ミルク、および/または空気の混合物を、排出口を通して分配することが可能になる。
調節軸を調整することによって(すなわち、単一要素を調整することによって)、第1のラインを介するミルクの貫流および第3のラインを介する空気の貫流の両方を変更することができるので、分配装置によって、単純な手法で、蒸気、ミルク、および/または空気の多種多様な異なる混合物を作り出し、排出口を通して前記混合物を分配することが可能になる。
分配装置は、弁の調節軸を調整する駆動モータと、駆動モータを制御する制御装置とを備え、制御装置を用いて駆動モータを制御することによって、調節軸を異なる予め定められた位置に移動させることができるので、予め定められた速度および高精度で調節軸を異なる予め定められた位置へと自動的に移動させ、このようにして、蒸気、ミルク、および/または空気の個別の所望の混合物を作り出すことが可能である。
調節軸の異なる予め定められた位置は、制御ユニットに格納されてもよい。制御ユニットは、好ましくは、予め定められた位置をそれぞれユーザが選択し、ユーザの命令で作動させることができるように構成される。したがって、分配装置によって、単純な手法で、任意の手順で、任意の繰り返し数で、それぞれの場合において予め定められた性質で、かつそれぞれの場合において予め定められた品質で、ミルクおよび/またはミルクフォームに基づく多数の異なるタイプの乳飲料を再現可能な手法で作り出すことが可能になる。
混合装置はまた、ミルクおよび/またはミルクフォームがさらなる添加物と、例えばチョコレートおよび/またはココアと混合されてもよいように構成されてもよい。
分配装置は、ミルクおよび/またはミルクフォームに基づく乳飲料を作り出すために別個に、あるいは他の飲料を作り出す装置と組み合わせて使用されてもよい。コーヒーメーカーと組み合わせて、この分配装置は、コーヒー、ミルク、および/またはミルクフォームの組合せに基づく多種多様なスペシャルティコーヒーを作り出す可能性をユーザに提供する。
分配装置の一実施形態では、駆動モータの駆動軸は、解放可能な接続部を通して調節軸に連結される。この実施形態の好ましい変形例では、混合装置は、解放可能な接続部を解放した後に、ミルク分配装置の残りの部品から全体が除去されてもよい。これらの手段によって、使用後に、例えば分配装置および/または混合装置からミルク残留物を排除するため、また結果として、通常の衛生基準を維持できるようにするため、分配装置を、特に混合装置を洗浄することが容易になる。
本発明による分配装置は、例えば、コーヒーメーカーと組み合わせて使用されてもよく、この目的のため、個別のコーヒーメーカーのコーヒー排出口ヘッドの周囲に配列されてもよい。この文脈では、用語「コーヒー排出口ヘッド」は、コーヒー飲料を分配する少なくとも1つの排出口または複数の排出口と、個別の排出口をコーヒーメーカー上の予め定められた位置で保持する支持構造とを備えるサブアセンブリであると理解される。
分配装置は、好ましくは、混合装置がコーヒーメーカーのハウジングの外面上に配列されるように、コーヒーメーカー上に配列されてもよい。これは、ミルクを(例えば、ミルクのリザーバから)混合装置に搬送するすべてのラインが、コーヒーメーカーのハウジングの外面上に排他的に配置されてもよく、それによって、ハウジングによって画定されるコーヒーメーカーの内部の中へとミルクを案内する必要がないという利点を有する。このようにして、ミルク残留物がコーヒーメーカーの内部に生じる可能性を回避することができる。したがって、ミルクを混合装置に搬送するすべてのラインは、容易にアクセス可能であり、また、ほとんど労力を払わずに監視し、かつ任意に除去、交換、または洗浄することができる。
上述のコーヒーメーカーのさらなる変形例では、コーヒー排出口ヘッドはコーヒーメーカーのハウジングの外面上に配列され、分配装置はコーヒー排出口ヘッドに締結される。この場合、コーヒー排出口ヘッドおよび分配装置は小型のユニットを形成する。個別のコーヒー排出口ヘッドおよび分配装置は、好ましくは互いに近接して配列されるので、コーヒー排出口ヘッドから分配されるコーヒー飲料と、同時にもしくは連続的に分配装置から個別に分配されるミルクおよび/または分配装置から個別に分配されるミルクフォームは、レセプタクルの位置をコーヒー排出口ヘッドに対して、または分配装置に対して変更する必要なく、同じレセプタクルに流入することができる。
上述のコーヒーメーカーのさらなる変形例では、コーヒー排出口ヘッドは混合装置が中に収容されるハウジングを備える。これは、混合装置が汚れから保護されるという利点を有し、ユーザがコーヒーメーカーの動作中に混合装置に触れるのを防ぐことができる。後者は、特に、熱蒸気に晒される混合装置の部品との不用意な接触を防ぎ、したがって、皮膚のやけどからユーザを保護する。
好ましい一実施形態では、コーヒー排出口ヘッドはコーヒーメーカー上に配列されるので、混合装置はハウジングの外部からアクセス可能であり、全体をコーヒーメーカーから分離することができる。これは、混合装置を使用後に容易に除去し洗浄することができるという利点を有する。
さらなる実施形態では、分配装置は、駆動モータがコーヒーメーカーのハウジングの内部に配列され、駆動モータの駆動軸、および/または調節軸、および/または駆動軸と調節軸とを接続する歯車機構、もしくは駆動軸と調節軸とを接続する連結具が、コーヒーメーカーのハウジングの開口部を介して突出するようにして、コーヒーメーカーのハウジングに対して位置付けられる。この変形例は、一方では、駆動モータがハウジングによってカバーされ保護され、他方では、混合装置をハウジングの外部に位置付けることができるという利点を有する。したがって、分配装置がハウジングの外部に必要とする空間がより少なく、混合装置はコーヒーメーカーのハウジングの外部からアクセス可能なままであり、したがって、容易にアクセス可能であるとともに、ほとんど労力を払わずに監視し、また必要に応じて除去、交換、もしくは洗浄することができる。
上述のコーヒーメーカーのさらなる変形例では、コーヒー排出口ヘッドおよび分配装置は、コーヒーメーカーのハウジングに対して移動可能に配列され、コーヒー排出口ヘッドの垂直位置および分配装置の垂直位置を同時に変更することができる。その結果、コーヒー排出口ヘッドおよび分配装置の個別の垂直位置を、ともにかつ単純な手法で、コーヒーおよび/またはミルクおよび/またはミルクフォームがコーヒー排出口ヘッドおよび/または分配装置から分配されることが意図される個別のレセプタクルの高さに合わせて、最適に適合させることができる。
本発明の、特に本発明によるミルクおよび/またはミルクフォームの分配装置の代表的実施形態のさらなる詳細を、添付図面を参照して以下に説明する。
本発明によるミルクおよび/またはミルクフォームの分配装置であって、コーヒー排出口ヘッドのハウジングに部分的に収容された分配装置と組み合わせた、コーヒー排出口ヘッドを備えたコーヒーメーカーを示す図である。 図1による分配装置とコーヒー排出口ヘッドのハウジングとを示す縦断面図である。 図1による分配装置およびコーヒー排出口ヘッドを示す横断面図である。
図1は、複数の異なる飲料を作成するように、またその目的のため、特に、コーヒー、加熱したミルク、および泡立てたミルクを作成するように、かつ場合によってはミルクおよび/またはミルクフォームを含むスペシャルティコーヒーを作成するように設計された、コーヒーメーカー1の正面図を示す。コーヒーメーカー1のハウジング2の前面には、コーヒー飲料を分配するコーヒー排出口ヘッド4が取り付けられる。この実施例では、コーヒー排出口ヘッド4は、コーヒー飲料を分配する2つのコーヒー排出口6と、コーヒー排出口6に接続されたハウジング5とを備える。コーヒー排出口6およびハウジング5は、垂直に調整可能であるように配列され、またこの目的のため、コーヒーメーカー1のハウジング2上で、両矢印7によって図1に示されるように、垂直線の方向で案内される(図1〜3には図示されない案内手段による)。このようにして、コーヒー排出口6を通して分配されるコーヒー飲料を受け入れるために提供され、またこの目的のため、コーヒー排出口6の下方に位置付けられるレセプタクル8に対して、コーヒー排出口ヘッド4の垂直位置を適切な手法で適合させることができる。図1に示されるように、個別に分配されたコーヒー飲料は、コーヒー噴流6’の形態で個別のコーヒー排出口6を出る。
本発明によるミルクおよび/またはミルクフォームの分配装置10が、コーヒーメーカー1のハウジング2の前面上にさらに配列される。この実施例では、分配装置10は、図3と組み合わせてより詳細に後述するように、コーヒー排出口ヘッド4に締結され、コーヒー排出口ヘッド4のハウジング5によって少なくとも部分的に密閉される。分配装置10はコーヒー排出口ヘッド4に締結されるので、分配装置10は、コーヒー排出口ヘッド4とともに、レセプタクル8に対して垂直に調整可能である。
図1が示すように、コーヒーメーカー1の内部には、コーヒーメーカーが実施することができるプロセスのすべてを、特に個別の所望のコーヒー飲料の作成および分配と、ミルクおよび/またはミルクフォームの分配とを制御する、制御装置35が収容される。個別のコーヒー飲料の作成および分配に関与するコーヒーメーカー1の構成要素は、図1〜3には示されない(コーヒー排出口ヘッド4を除く)。
動作中、コーヒーメーカー1は、複数の手動で作動可能なボタン37(この実施例では、8個)を備え、データおよび/または制御信号を伝達するライン35.1を通して制御装置35に接続された、ハウジング2上に配列された制御パネル36を用いて、ユーザによって操作されてもよい。コーヒーメーカーによって実施されてもよい特定のプロセスは、個別のボタン37それぞれと関連付けられる。個別のボタン37を作動させることによって、ユーザは、特に複数の異なる飲料の予め定められたリストから、コーヒーメーカー1を用いて作成することができる個別の所望の飲料を選択し、この飲料の作成を開始することができる。
制御装置35は、さらに、データおよび/または制御信号を伝達するライン35.2を通してディスプレイ38に接続されるので、対応するデータおよび/または制御信号を伝達することによって、ディスプレイ38を用いて、コーヒーメーカーの個別の動作状態に関する情報の表示を開始することができる。
図1がやはり示すように、ミルクおよび/またはミルクフォームの分配を制御できるようにするため(図2および3と組み合わせてより詳細に後述するように)、制御装置35は、データおよび/または制御信号を伝達するライン35.3を通して、ミルクおよび/またはミルクフォームの分配装置10に接続される。
この実施例では、ミルクリザーバ41を収容する容器40はコーヒーメーカー1に隣接して配列される。ミルクおよび/またはミルクフォームを含む飲料を作り出すことを可能にするため、分配装置10は、ミルクリザーバ41に入れられたパイプ42を通して容器40に接続される。必要であれば、ミルクの一部分を、パイプ42を通してミルクリザーバ41から吸引し(制御装置35によって開始される)、このようにして、ミルクを分配装置10に供給することができる。図1が示すように、分配装置10は2つの排出口30.1を有し、そこを通して、ミルクおよび/またはミルクフォームをミルク噴流および/またはミルクフォーム噴流30’の形態で分配装置10から、例えばレセプタクル8(図1)内へと流出させることができる。したがって、2つのレセプタクル8を同時に同じ充填レベルまで充填することが可能である。
パイプ42、および/またはミルクリザーバ41に入れられたパイプ42の一部分はまた、管および/または導管と置き換えられてもよい。ミルクリザーバ41を低温に保つため、容器40は、冷却装置(容器40を冷却するため、かつ/またはミルクリザーバ41を冷却するため)を備え、また、断熱材(容器40の周囲に対して)を備えてもよい。
図1が示すように、パイプ42は、ハウジングの外面上で直接分配装置10に向かって延びる。分配装置は、この実施例でも、分配装置10に供給されたミルクをコーヒーメーカー1の内部内へと搬送する必要がないようにして配列される。このようにして、ミルク残留物がコーヒーメーカー1の内部に生じる可能性が排除される。したがって、ミルクと接触するすべての部品は容易にアクセス可能であり、ほとんど労力を払わずに監視し、また必要に応じて除去、交換、または洗浄することができる。
図2および3を参照して、分配装置10のさらなる詳細を以下に概説する。
図2および3から明らかになるように、分配装置10は、中でも、蒸気、ミルク、および/または空気を混合する混合装置11を備える。混合装置11は、以下のものが中に配列および/または形成されるハウジング12を備える。
チャンバ19、
ミルクをチャンバ19内に供給する第1のライン15、
蒸気をチャンバ19内に供給する第2のライン16、
空気をチャンバ19内に供給する第3のライン17、
チャンバ19内で作り出された蒸気、ミルク、および/または空気の混合物を受け入れる、チャンバ19に接続された乳化チャンバ29と、ミルクおよび/またはミルクフォームを乳化チャンバ29(および/もしくは混合装置11)から排出する、この実施例ではミルクおよび/またはミルクフォームの2つの排出口30.1に通じるボア30とを備える、ミルクおよび/またはミルクフォームの排出装置28、ならびに、
ミルクおよび/または空気のチャンバ19内への供給を調節する調整可能な調節軸22を備える弁21。
容器40からのミルクの供給を確保するため、第1のライン15は、アダプタ15’を通してパイプ42に接続されてもよい。
必要に応じて蒸気を第2のラインに導入できるようにするため、第2のライン16は、コーヒーメーカー1の蒸気発生器(図1〜3には図示なし)に接続される。
図2が示すように、第3のライン17は、チャンバ19から離れた端部で開いており、この端部において、周囲空気をライン17に入れることができる。いずれにせよ、第3のラインは、一方では、逆止め弁18(空気の供給を限定する)内に形成された空気穴を周囲空気が通り抜けて第3のライン17に入り、結果として混合装置11のチャンバ19に入ることができ、しかし他方では、混合装置11に供給されるミルクが第3のライン17を通して逃げ、場合によっては上述の空気穴を汚し、結果として第3のライン17を通る空気の供給を制御できない形で妨げるのを防ぐことを確保するため、逆止め弁18(例えば、薄膜弁の形態)を備える。
図2が示すように、第2のライン16は、この実施例では、ライン16からノズル16’を通してチャンバ19に流入する蒸気が、チャンバ19内に真空を作り出す(ベンチュリ効果による)ように形成されたノズル16’を通して、チャンバ19に通じている。第1のライン15(ミルク用)および第3のライン17(空気用)はまた、チャンバ19を通して排出装置28に通じているので、第2のライン16を通してチャンバ19内に注入される蒸気噴流によって、第1のライン15内および第3のライン17内に吸引効果が生じ、(さらなるポンプの助けを借りることなく)第1のライン15を通してミルクが、また場合によっては第3のライン17を通して空気がチャンバ19内へと吸引され、そこで、ミルクを加熱するため(空気が第3のライン17を通して供給されない場合)もしくは空気と攪拌することによってミルクを泡立てるため、また、加熱したミルクおよびミルクフォーム(空気が第3のライン17を通して供給される場合)の混合物を作り出すため、蒸気と混合および/または攪拌できることが確保される。
弁21の調節軸22は、この例では、調節軸22がその長手方向軸線22.1を中心として回転することができ、したがって、長手方向軸線22.1を中心とした回転によって調整できるように、ハウジング11の内壁上に取り付けられる筒状体として構成される。
図3から得られるように、第1のライン15および第3のライン17は、調節軸22の外周面22.2上で直接ハウジング12の内部に通じており、図3では、参照番号15.1は第1のライン15の対応する開口部を示し、参照番号17.1は第3のライン17の対応する開口部を示す。したがって、調節軸22内に形成されたチャネルが、第1のライン15とチャンバ19との間および/または第3のライン17とチャンバ19との間の連続的な接続部を形成しない限り、調節軸22は、開口部15.1および/または開口部17.1を閉じ、その結果、第1のライン15を通るチャンバ19内へのミルクの供給、および/または第3のライン17を通るチャンバ19内への空気の供給を防いでもよい。
調節軸22を調整することによって(すなわち、長手方向軸線22.1を中心として特定の回転角だけ回転させることによって)、チャンバ19内へのミルクの供給を調節できるようにするため、調節軸22の外周面22.2に向かって通じ、開口部15.1のところで第1のライン15とチャンバ19との間に貫通路を形成するチャネル22.3が、調節軸内に形成され、この貫通路の断面は、調節軸22の個別の(角度)位置に応じて変わる。図3によるこの実施例では、第1のライン15とチャンバ19との間の貫通路の断面が最大であり、したがって、チャネル22.3を通るミルクの供給が最大流量で可能であるように、チャネル22.3および第1のライン15は開口部15.1のところで重なり合う。長手方向軸線22.1を中心として調節軸22を特定の回転角だけ回転させることで、第1のライン15とチャンバ19との間の貫通路の断面を変更し、特に予め定められた量だけ低減することができ、そのサイズは、チャネル22.3の形状および配列、第1のライン15の形状および配列、ならびに個別の回転角に応じて変わる。したがって、異なる予め定められた位置の間で調節軸22を調整することによって、第1のライン15を介してチャンバ19内に入るミルクの流れを変更し、場合によってはスイッチオン・オフすることができる。
同様の手法で、調節軸22内に、第3のライン17とチャンバ19との間に貫通路を作り出すさらなるチャネル(図1〜3には図示なし)が形成され、その断面は、調節軸22の回転角に応じて変更することができる。したがって、異なる予め定められた位置の間で調節軸22を調整することによって、第3のライン17を介してチャンバ19内に入る空気の流れを変更し、任意にスイッチオン・オフすることができる。
図3が示すように、分配装置10は、制御装置35を用いてライン35.3を通して起動させることができ、制御装置35を制御することによって、長手方向軸線22.1を中心として弁21の調節軸22を回転させ、結果としてそれを調整するのに使用される、駆動モータ25(例えば、ステッピングモータ)を備える。
駆動モータ25は、調節軸22の長手方向軸線22.1に対して軸方向に配列された駆動軸26を有する。駆動軸26は、好ましくは、混合装置11を可能な限り最も簡単な手法でコーヒー排出口ヘッド4および/またはコーヒーメーカー1から分離できるようにするため、調節軸22に解放可能に連結される。この実施例では、調節軸22は、一方の端部に軸方向ボア23を備え、その中に、駆動軸26が長手方向軸線22.1の方向で前向きに挿入されてもよい。駆動軸26と調節軸22との間の連結を作り出すため、駆動軸26の一端がボア23内に突出するようにして、混合装置11が駆動軸26上に位置付けられる。連結の安定性を改善するため、調節軸22は、任意に、締結手段(図1〜3には図示なし)によって駆動軸22に固定されてもよい。
弁21は、複数の予め定められた位置の間で調節軸22を回転させる(調整する)ことによって、第1のライン15を介するミルクの供給と第3のライン17を介する空気の供給の両方を変更できるように構成される。このようにして、ミルクおよび空気は異なる量で混合されてもよく、ミルクと空気との間の混合比は大きな範囲(例えば、100%〜0%)で変更することができる。
個別の予め定められた位置は制御装置35に格納され、制御装置35を制御することによって、自動、迅速で、かつ個別の所望の精度を有する手法で、駆動モータ25を使用して前記位置へと再現可能な手法で移動させることが可能である。
一変形例では、3つの異なる予め定められた位置が提供される。
調節軸22の第1の位置(休止位置)では、チャンバ19内へのミルクの供給が閉じられ、チャンバ19内への空気の供給が開かれる(第3のライン17とチャンバ19との間の貫通路は最大)。
調節軸22の第2の位置(ミルクフォーム位置)では、チャンバ19内へのミルクの供給および空気の供給が開かれる(第1のライン15とチャンバ19の間の貫通路は最大であり、また、第3のライン17とチャンバ19との間の貫通路は最大)。
調節軸22の第3の位置(ミルク位置)では、ミルクの供給が制限され(第1のライン15とチャンバ19との間の最大貫通路に対して)、チャンバ19内への空気の供給が閉じられる。
さらなる変形例では、調節軸22の上述の位置に対する中間位置として見なされてもよい、さらなる予め定められた位置が提供される。上述の第3の位置(ミルク位置)から進行して、例えば、ミルクの供給が異なる強度に制限される(第1のライン15とチャンバ19との間の最大貫通路に対して)中間位置が規定されてもよい。前記中間位置の間で調節軸22を調整することによって、ミルクを(ミルクフォームを添加することなく)異なる温度にすることが可能である。
上述の第2の位置(ミルクフォーム位置)から進行して、例えば、空気の供給が異なる強度に制限される(第3のライン17とチャンバ19との間の最大貫通路に対して)中間位置が規定されてもよい。前記中間位置の間で調節軸22を調整することによって、空気とミルクとの相対混合比率を変更することにより、個別に作り出されるミルクフォームの濃度を変更することが可能である。
また、上述の第2の位置および上述の第1の位置から進行して、ミルクの供給および空気の供給の両方が異なる強度に制限される(第1のライン15とチャンバ19との間の最大貫通路に対して、かつ/または第3のライン17とチャンバ19との間の最大貫通路に対して)中間位置を規定することが可能である。前記中間位置の間で調節軸22を調整することによって、個別に作り出される泡立てたミルクの温度および濃度を変更することが可能である。
コーヒーメーカー1では、調節軸22の異なる予め定められた位置は、複数の異なるボタン37と個別に関連付けられる。したがって、コーヒーメーカーのユーザは、ボタン37の1つを作動させることによって、調節軸22の個別の所望位置を予め選択し、調節軸の選択位置に従って、分配装置10に、蒸気、ミルク、および場合によっては空気を混合させることができる。
コーヒーメーカー1の場合、制御装置35によってコーヒー飲料の分配を開始させ、コーヒー飲料の分配の前、その最中、またはその後に、予め定められた位置の少なくとも1つに調節軸22を移動させることが可能である。さらに、制御装置35は、コーヒー飲料の分配の前、その最中、またはその後に、調節軸22を連続的に異なる予め定められた位置へと移動させることができるように構成される。これらの手段によって、ミルクおよび/またはミルクフォームを含む多種多様なスペシャルティコーヒーを自動的に作り出すことが可能になる。
図3が示すように、駆動モータ25は、コーヒーメーカー1のハウジング2の内部に配列され、一方、混合装置11はハウジング2の外部に配列される。このように、分配装置10が必要とする空間量は特に少ない。調節軸22と駆動モータ25の駆動軸26との間の連結を可能にするため、ハウジング2は、駆動軸2がそこを介してコーヒーメーカー1の外部の空間へと突出する開口部2.1を有する。さらに、駆動軸26は、コーヒー排出口ヘッド4のハウジング5内へと突出し、したがって、ハウジング5内部で調節軸22に連結することができる。
混合装置11を除去できるようにするため、ハウジング5は、例えばハウジング5の個々のセグメントを除去することによって開かれなければならない。その結果、混合装置11は自由にアクセス可能であり、駆動軸22およびアダプタ15’から分離し、また全体をコーヒーメーカー1から除去することができる。
あるいは、駆動モータ25の駆動軸26、および/または調節軸22、および/または駆動軸26と調節軸22とを接続する歯車機構、もしくは駆動軸26と調節軸22とを接続する連結具は、コーヒーメーカー1のハウジング2の開口部を介して突出するように配列されてもよい。さらなる代替例によれば、ハウジング内の空間が十分であれば、駆動部25もハウジング5に収容されてもよい。
1 コーヒーメーカー
2 ハウジング
2.1 開口部
4 コーヒー排出口ヘッド
5 ハウジング
6 コーヒー排出口
6’ コーヒー噴流
8 レセプタクル
10 分配装置
11 混合装置
12 ハウジング
15 第1のライン
15’ アダプタ
15.1 開口部
16 第2のライン
16’ ノズル
17 第3のライン
17.1 開口部
18 逆止め弁
19 チャンバ
21 弁
22 調節軸
22.1 長手方向軸線
22.2 外周面
22.3 チャネル
23 ボア
25 駆動モータ
26 駆動軸
28 排出装置
29 乳化チャンバ
30 ボア
30’ ミルク噴流および/またはミルクフォーム噴流
30.1 排出口
35 制御装置
35.1 ライン
35.2 ライン
35.3 ライン
36 制御パネル
37 ボタン
38 ディスプレイ
40 容器
41 ミルクリザーバ
42 パイプ

Claims (12)

  1. 蒸気、ミルク、および/または空気を混合する混合装置(11)を備える、ミルクおよび/またはミルクフォームの分配装置(10)であって、前記混合装置(11)が、
    a)チャンバ(19)と、
    b)ミルクを前記チャンバ(19)内に供給する第1のライン(15)と、
    c)蒸気を前記チャンバ(19)内に供給する第2のライン(16)と、
    d)空気を前記チャンバ(19)内に供給する第3のライン(17)と、
    e)ミルクおよび/またはミルクフォームを前記チャンバ19から分配する少なくとも1つの排出口(30、30.1)と、
    f)調節軸(22)を異なる予め定められた位置の間で調整することによって、少なくとも1つのミルクの流れをスイッチオン・オフおよび/または変更することができ、かつ空気の流れをスイッチオン・オフおよび/または変更することができる、前記チャンバ(19)内へのミルクおよび/または空気の供給を調節することが可能な前記調節軸(22)を備える弁(21)と、を備える分配装置(10)において、
    前記弁(21)の前記調節軸(22)を調整する駆動モータ(25)と、前記駆動モータ(25)を制御する制御装置(35)とを備え、前記制御装置(35)を用いて前記駆動モータ(25)を制御することによって、前記調節軸(22)を前記個別の異なる予め定められた位置に移動させることができることを特徴とする、分配装置(10)。
  2. 前記駆動モータ(25)の駆動軸(26)が解放可能な接続部(23)を介して前記調節軸(22)に連結される、請求項1に記載の分配装置(10)。
  3. 前記解放可能な接続部(23)を解放した後、前記混合装置(11)全体を前記分配装置(10)の残りの部品から除去することができる、請求項2に記載の分配装置(10)。
  4. コーヒー飲料を分配するコーヒー排出口ヘッド(4)と、請求項1から3の何れか1項に記載の分配装置(10)とを備える、コーヒーメーカー(1)。
  5. 前記分配装置(10)の前記混合装置(11)が前記コーヒーメーカー(1)のハウジング(2)の外面上に配列される、請求項4に記載のコーヒーメーカー(1)。
  6. 前記コーヒー排出口ヘッド(4)が前記コーヒーメーカー(1)の前記ハウジング(2)の前記外面上に配列され、前記分配装置(10)が前記コーヒー排出口ヘッド(4)に締結される、請求項5に記載のコーヒーメーカー(1)。
  7. 前記コーヒー排出口ヘッド(4)がハウジング(5)を備え、前記混合装置(11)が前記ハウジング(5)に収容される、請求項6に記載のコーヒーメーカー(1)。
  8. 前記混合装置(11)が、前記コーヒーメーカー(1)の前記ハウジングの外部からアクセス可能であるとともに、前記コーヒーメーカー(1)から全体を分離することができる、請求項5から7の1項に記載のコーヒーメーカー(1)。
  9. 前記コーヒー排出口ヘッド(4)および前記分配装置(10)が前記コーヒーメーカー(1)の前記ハウジング(2)に対して移動可能に配列され、前記コーヒー排出口ヘッド(4)の垂直位置と前記分配装置(10)の垂直位置とを同時に変更することができる、請求項6から8の1項に記載のコーヒーメーカー(1)。
  10. 前記駆動モータ(25)が前記コーヒーメーカー(1)の前記ハウジング(2)の内部に配列され、前記駆動モータ(25)の前記駆動軸(26)、および/または前記調節軸(22)、および/または前記駆動軸(26)と前記調節軸(22)とを接続する歯車機構、もしくは前記駆動軸(26)と前記調節軸(22)とを接続する連結具が、開口部(2.1)を介して前記コーヒーメーカー(1)の前記ハウジング(2)内に突出する、請求項5から9の1項に記載のコーヒーメーカー(1)。
  11. コーヒー飲料の分配を前記制御装置(35)によって開始することができ、前記コーヒー飲料の分配の前、その最中、またはその後に、前記調節軸(22)を前記予め定められた位置の少なくとも1つに移動させることができる、請求項4から10の1項に記載のコーヒーメーカー(1)。
  12. 前記コーヒー飲料の分配の前、その最中、またはその後に、前記調節軸(22)を異なる予め定められた位置に連続的に移動させることができるように、前記制御装置(35)が構成される、請求項11に記載のコーヒーメーカー(1)。
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