JP2010193819A - 作物洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作物43の洗浄に使用された水を回収して、再利用できるようにし、かつ作業場が泥土や夾雑物を含んだ水で汚れないようにした作物43洗浄装置を提供すること。
【解決手段】水槽32の底部を搬送部Bの搬送始端部側から前下がり傾斜面と、次いで水平面、さらに搬送終端部側に向けて前上がりの傾斜面とすることによって、排水時に水量が少なくなった際に水が水平面部分に集まるので、排水時に水槽32内に水が残りにくくなり、機体のメンテナンス性が向上する。さらに、作物43に付着していた泥土や夾雑物が沈殿して平面部に集まるため、平面部より上方に設けたポンプ32aによって水槽32内の水を吸い出し、洗浄水として循環させて噴水装置38から作物43に噴出しても水に泥土や夾雑物が混ざることが防止できるので、作物43の洗浄精度が向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、圃場で収穫した泥土付き作物を洗浄する洗浄装置に関するものである。
従来より、圃場に植生する大根や牛蒡などの作物は、圃場から抜き上げて収穫するため泥土が大量に付着している。従って、出荷前にはこの泥土を洗い落とす必要があり、このため、例えば特許文献1に開示されているように、作物搬送装置とその上方に縦向き姿勢の回転軸を中心に複数の噴水ノズルを回転させながら噴水を行う噴水装置を備えた作物洗浄装置が提案されている。
特開2007−143502号公報
上記特許文献1記載の作物洗浄装置においては、搬送装置及び噴水装置の周囲で且つ下方に水槽が設けられておらず、作物の洗浄に使用された水は作物洗浄装置の周囲に撒き散らされるため、作業場が泥土や夾雑物を含んだ水で汚れるという問題がある。また、水を循環させて使うことができないので、水資源を浪費してしまう問題がある。
本発明の課題は、作物の洗浄に使用された水を回収して、再利用できるようにし、かつ作業場が泥土や夾雑物を含んだ水で汚れないようにした作物洗浄装置を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決すべく次の技術的手段を用いる。
請求項1記載の発明は、作物(43)を直線的に搬送させる水槽(32)を設け、該水槽(32)の底部を搬送始端部側から前下がり傾斜面、次いで搬送方向略中央部で且つ最深部を水平面、該水平面の後方を搬送終端部側に向けて前上がり傾斜面をそれぞれ形成し、水槽(32)の底部の水平面部分に排水口を設け、水槽(32)の水平面部分より上方で且つ搬送始端部側に水槽内の水を汲み上げるポンプ(32a)を配置し、水槽(32)内に、該水槽(32)の搬送始端部から搬送終端部までの長さよりも短い、多数の搬送回転体を、その軸心が作物搬送方向に直交する方向に向けて並列配置させて作物(43)を搬送する搬送部(B)を設け、該搬送部(B)の上方で、同一水平面上に設けた複数の噴水口(39)を回転軸(24)を中心する同一水平面上を回転させながら前記ポンプ(32a)から吸い上げた水を噴出する噴水装置(38)を設けた作物洗浄装置である。
請求項2記載の発明は、水槽(32)内の作物(43)の搬送方向に対して左右一側に搬送部(B)を片寄らせて配置し、水槽(32)内の作物(43)の搬送方向に対して左右他側で搬送方向下手側で且つ水槽(32)の液面寄りに水槽(32)の水を作物(43)の搬送方向始端部側に移送する水中回転体(51)を設けた請求項1記載の作物洗浄装置である。
請求項3記載の発明は、搬送部(B)の作物(43)の搬送始端部に、作物(43)を引上げやすくするための曲面形状の案内部材(52)を設けた請求項1または2記載の作物洗浄装置である。
請求項1記載の発明によれば、水槽(32)の底部を搬送部(B)の搬送始端部側から前下がり傾斜面、次いで水平面、さらにその後ろの搬送終端部に向けて前上がり傾斜面とすることによって、排水時に水量が少なくなった際に水が水平面部分に集まるので、排水時に水槽(32)内に水が残りにくくなり、機体のメンテナンス性が向上する。さらに、作物(43)に付着していた泥土や夾雑物が沈殿して水槽(32)の底部平面部に集まるため、該平面部より上方に設けたポンプ(32a)によって水槽(32)内の水を吸い出し、洗浄水として循環させて噴水装置(38)から作物(43)に噴出しても水に泥土や夾雑物が混ざることが防止できるため、作物(43)の洗浄精度が向上する。
請求項2記載の発明によれば、搬送部(B)を水槽の作物搬送方向に対して左右一側に配置したことによって、作業者は搬送部(B)に近づいて作業することができるので、作物の搬送装置への移送や選別を効率的に行え、作業能率が向上する。
また、水槽(32)の作物搬送方向に対して左右他側で搬送方向下手側で且つ水槽(32)の上下方向の上部に水槽(32)内の水を搬送方向上手側に送る水中回転体(スクリュー)(51)を設けたことによって、水槽(32)の上部の比較的清浄な水を搬送始端側に送ることができるので、搬送始端側の作物(43)が泥土等によって汚濁した水に接触していっそう汚れることが防止され、作物(43)の洗浄精度が向上する。
請求項3記載の発明によれば、搬送部(B)の作物搬送始端部に、作物(43)を引上げやすくするための案内部材(52)を設けたことによって、作業者が容易に作物(43)を搬送部(B)上に案内することができるので、作業能率が向上する。また、案内部材(52)は曲面形状(R形状)であるので、作物(43)が接触する際に傷付くことを防止でき、作物(43)の商品価値が向上する。
作物洗浄装置の側面図である。 作物洗浄装置の正面図である。 作物洗浄装置の背面図である。 作物洗浄装置の平面図である。 図4における噴水ノズルを底面部側から見た拡大図である。
本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は本実施例の作物洗浄装置の側面図、図2は作物洗浄装置の正面図、図3は作物洗浄装置の背面図、図4は作物洗浄装置の平面図である。
図1〜図4において、四本の支柱フレーム1,1,1,1を、平面視で長方形の各頂点に配置し、機体両側面上端部にフレーム2a,2aを、該フレーム2a,2aの下方であって前記支柱フレーム1の上下方向中央近傍にフレーム2b,2bを設ける。そして、機体正面及び背面の上端部にフレーム3a,3aを、該フレーム3a,3aの下方であって前記支柱フレーム1の中央近傍にフレーム3b,3bを設け、両側面の支持フレーム2a、2bの下端から上端部近傍に板状のカバー4を設けて機体フレームAを構成する。
前記機体フレームAの両側面に該機体フレームAよりも長いカバーフレーム5を設け、該カバーフレーム5の両端部内側には一対のスプロケット6a,6bが該カバーフレーム5の外側より固定され、これらスプロケット6a,6b間にはチェーン7,7を無端状に掛け回す。該チェーン7には、両端のホイールプレート8a,8b間に樹脂素材のパイプ9を自由に回転するように挟み込んだ搬送ローラ10が等間隔に軸10aによって軸着され、搬送部Bを構成する。
作物43の搬送方向における後側の支柱フレーム1上部に固定板11を設け、該固定板11に駆動装置12を設けるとともに、前記カバーフレーム5の搬送方向における後端外側にスプロケット13を設ける。前記駆動装置12と該スプロケット13間にはチェーン14を無端状に掛け回すとともにカバー15によって被覆して、駆動部Cを構成する。
前記機体フレームAを構成する該機体フレームAの上端側のフレーム2a,2bとフレーム3a,3bの内側に形成される空間に上方が開放されたケース18を設けるとともに、該機体フレームAの前後両端に門型フレーム16を前記ケース18を跨ぐように設ける。そして、該門型フレーム16の中央部には下方がねじ式であり、上端部にベベルギア19a,19b(図2と図3)を備えた上下動軸17a,17bをケース18の底部を貫通するように設ける。また、その上方には門型フレーム16の上方に設ける軸受21a,21bで支持される、両端部にベベルギア20a,20bを備えたシャフト21を該上下動軸17a,17bに設けられたベベルギア19a,19bと噛み合うように設ける。そして、該シャフト21の一方端にハンドル22を設けることにより、上下位置調節部Dが構成される。
前記上下位置調節部Dのケース18の内部に、該ケース18の底部にベアリングを内蔵した複数の軸受ケース23を固定し、回転軸24を該軸受ケース23に通すとともに前記ケース18を貫通するように設ける。そして、該回転軸24にプーリ25a,25bをねじ止めして設け、両プーリ25a,25b間にベルト26を掛け回し、該ベルト26の張りを調節するテンションプーリ27を該ベルト26の略中央に設ける。更に、前記ケース18の内側前寄りに固定台28を備えてモータ29を設け、該モータ29下部と最近傍の回転軸24にプーリ30a、30bを設けてベルト31を掛け回すことにより、噴水装置回転部Eが構成される。
前記噴水装置回転部Eのモータ29の近傍に、水槽32からポンプ32aによって高圧ホース32cを通して送られてくる水の送水管33と、後述する各噴水装置38へ送られてくる水を配水する配水管34をジョイント35で繋いで設ける。そしてカップリング36により前記回転軸24と接続し、該配水管34に配水の出し止めを切替えるコック37を設けることにより、配水部Fが構成される。
前記洗浄装置回転部Eから下方向に伸びる回転軸24を回転軸心とする十字型の噴水装置38を搬送部Bの上方に設け、該噴水装置38底部に放射状に噴水ノズル39を複数個設ける。更に、回転軸24の最下端であり噴水装置38の中心部に噴水ノズル40を設けることにより、洗浄部Gが構成される。
収穫された大根や牛蒡などの長尺な作物43は、搬送部Bに向かって傾斜している作物投入部T1に人手により載せられると駆動部Cにより回転する搬送部Bへと転がり洗浄部Gへと運ばれる。そして、搬送ローラ10が洗浄部Gの下方から搬送部Bの終端近傍にかけて設けられる固定フレーム42a,42bに、搬送部Bの上段側にある搬送ローラ10の最下点が接触する位置に設けられる弾性体で構成される抵抗体41a,41bに接触して回転することによって回転させられながら噴水装置38からの噴水によって洗浄された後、排出部まで搬送され人手によって選別されるまで連続して、且つ自動的に工程順に移送することができる。
前記上下位置調節部Dのような構成にすることにより、ハンドル22を回すことによってシャフト21の両端に設けられたベベルギア20a,20bと上下動軸17a,17bに設けられたベベルギア19a,19bが噛み合うことによって下方がねじ式になっている該上下動軸17a,17bが上昇し、ケース18を持ち上げることによってベアリングを内蔵する軸受23を通り該ケース18の底部を貫通する回転軸24も同時に上昇し、回転軸24の下部に設けられる噴水装置38も共に上昇する。このため、作物43が大径なものや大きく曲がっているようなものでも洗浄可能な位置に噴水装置38を調節することができる。
また、作物43が小径なものである場合などは噴水装置38より遠過ぎると噴水の勢いが弱く、泥土の落ちが悪くなるが、ハンドル22を逆に操作し噴水装置38の位置を下降させることによって適切な勢いの噴水をあてることができ、泥土を効果的に落とすことができる。
ハンドル22は作業者が操作しやすいように作物投入側と取出側の両方に設けると、作物投入側の作業者と取出側の作業者の両者が噴水装置38の高さ調節ができるので、作業能率が向上するとともに、噴水装置38の上下位置を作物43の形状や汚れの度合に応じて適切な高さに設定でき、洗浄精度が向上する。
洗浄部Gを構成する十字型の噴水装置38は、ベアリングを内蔵する軸受23を通り該ケース18の底部を貫通する回転軸24が噴水装置の回転部Eによって回転すると共に噴水ノズル40が回転することによって、該噴水装置38の底部に放射状に設けられた噴水ノズル39の噴水をより広範なものにすることができ、作物43が長尺なものでも泥土をよく落とすことができる。
また、回転軸24の下方に設ける噴水ノズル40は噴水形状が扇形になるようにテーパ形状のノズルヘッド44(図5)を噴射口に設け、回転軸24が回転することによって円錐形状に噴水することにより、洗浄水が作物43の表面を擦るように噴水されるため、作物の表面に付着した泥土をよく落とすことができる。
洗浄部Gの下方から駆動部Cによって回転させられる搬送部Bの終端部近傍にかけて固定フレーム42a,42bを設け、そして、搬送部Bの上段側にある搬送ローラ10の最下点が接触する位置に弾性体で構成される抵抗体41a,41bを設ける。そして、搬送ローラ10を該抵抗体41a,41bに接触する摩擦によって自転させ、該搬送ローラ10,10間に戴地された作物43を回転させることによって作物43の全面に噴水装置38の噴水をあてることができ、付着した泥土をよく落とすことができる。
作物43に付着する泥土の量は圃場条件によって異なるため、配水部Eに備える各噴水装置38に水を配水する配水管34に配水の出し止めを切替えるコック37を設け、少なくとも一つの噴水装置38への水の配水を止められるようにする。これによって、作物43に付着する泥土の量に応じて各噴水装置38への配水が決められるので、洗浄に使用する水の量を減らすことができる。
本実施例の特徴は多数の搬送ローラ10を設けた作物を搬送する搬送部Bと、該搬送部Bの上方に複数の噴水ノズル39を回転させながらポンプ32aから吸い上げた水を噴水する噴水装置38を水槽32の設定領域内に配置することである。
そして図1に示すように、水槽32の底部を作物の搬送始端部側から前下がり傾斜面に構成するとともに作物43の搬送終端部側に向けて前上がり傾斜面に構成し、搬送方向略中央部で且つ最深部に平面部を形成する。そして水槽の底部の平面部に排水口(排水ドレイン)32dを設け、該底部平面部より上方で且つ作物搬送始端部側に水槽内の水を汲み上げるポンプ32aを配置する。こうしてポンプ32aが底部平面部の近くに水汲み上げ口32eを設けているのでポンプ32a内に水が流れ易くなる。また、作物搬送部Bの上方に複数の噴水ノズル39を回転させながらポンプ32aから吸い上げた水を水槽32内に繰り返し循環させて噴水する噴水装置38を設ける。
水槽32内に張る水の液面は上側にある搬送ローラ10よりもやや下方までとすると、作物43が水槽32内で浮き上がることを防止できるので、作物43が搬送部Bの搬送方向に対して逆流し、作物43の搬送が停滞することがなくなり作業能率が向上する。また、作物43が搬送部Bの搬送速度をよりも速く流れて行くことを防止できるので、作物43に付着した泥土を噴水装置38によって確実に洗浄することができ、洗浄精度が向上する。
搬送ローラ10には複数の穴(図示せず)を要所に設け、搬送ローラ10の内部に水が入り込みやすくしている。これは搬送ローラ10が水の浮かないようにすると同時に、作物搬送中に搬送ローラ10との摩擦で作物43が傷むことがないようにするためである。
また、搬送ローラ10に設けた複数個の穴を互いに搬送ローラ10の相反する箇所に設けることで、搬送ローラ10内への水が入る穴と空気が入る穴が区別でき、水の出入りが容易になるので洗浄作業終了後に水抜きがしやすく、メンテナンス性が向上する。さらに、搬送ローラ10をPVC(塩化ビニル)、アクリル等の合成樹脂で構成すると、前記穴が形成しやすく、また水に浸けながら作業をしても錆び等の腐食が発生しなくなるので、耐久性が向上する。
また、搬送ローラ10の駆動モータ29を、洗浄ノズル39及び噴水ノズル40よりも上方に配置したことによって、洗浄ノズル39や噴水ノズル40から噴射される洗浄水が駆動モータ29に掛かることを防止できるので、作業中に駆動モータ29が壊れて作業が中断されることが防止され、作業能率が向上する。また、駆動モータ29の寿命自体が向上する。
また、チェーン7をステンレス等の耐食素材や、メッキ、樹脂皮膜等による耐食処理を施した素材で構成することによって、チェーン7は水中に浸かっていても錆難いので、洗浄装置の耐久性が向上する。また、チェーン7は水中に浸かっているので潤滑油を用いる必要がなく、潤滑油等で水槽32に貯留した水が汚染されることを防止できるので、作物43が汚れることが無く、商品価値が向上する。
さらに、搬送ローラ10駆動用のチェーンカバー15は図1に示すように水槽32の外部に配置することで、潤滑油などの汚染物質が水槽32内に入り込まなくなるので、該水槽32に貯留した水が汚染されることが防止され、作物43が汚れることが無く、商品価値が向上する。
またポンプ32aより上方の水供給ホース32cには該ホース32cを開け閉めするコック32b(図3)を設けるが、該コック32bは作業者が容易に操作できる位置に配置すると、作業者は作物43の洗浄状態の監視や選別作業をしながらコック32bを操作することができるので、作業能率が向上するとともに、コック32bを操作するために移動している間に水が余分に消費されることを防止できるので、節水を図ることができる。
さらに前記ポンプ32aの近傍に排水用ドレン32dを設けることで排水が容易になり、排水後にポンプ32a内に水が残らない。
本実施例では、水槽32の底部を作物搬送始端部側から前下がり傾斜面に構成すると共に搬送方向略中央部で且つ最深部に平面部を形成し、該平面部から作物搬送終端部側に向けて前上がり傾斜姿勢に構成したことによって、水槽32からの排水時に水量が少なくなった際に水が水槽32の底部平面部に集まるので、排水時に水槽32内に水が残りにくくなり、水槽32内の水気の除去が容易になるため機体のメンテナンス性が向上するとともに、メンテナンス作業の作業能率が向上する。
また、作物43に付着していた泥土や夾雑物が沈殿して水槽32の底部平面部に集まるため、該平面部より上方に設けたポンプ32aによって水槽32内の水を吸い出し、洗浄水として循環させても水に泥土や夾雑物が混ざることが防止できるので、作物43の洗浄精度が向上する。また、水槽32から水を排水した際、泥土や夾雑物は底部平面部に残るため、泥土や夾雑物を集めて廃棄することができるので、作業能率が向上するとともに、洗浄作業場所の周辺に泥土や夾雑物が拡散することを防止でき、洗浄作業場所の掃除にかかる労力が大幅に軽減される。
さらに、作物搬送部Bを、水槽32内での作物の搬送方向に対して左右一側に片寄って配置している(図4の平面図参照)。作物43の搬送方向の前記左右他側には、作物搬送方向下手側で且つ水槽32の水層内の上部側に作物搬送方向始端部側に水を移送する水中回転体(スクリュー)51(図4)を設けている。
このように、作物搬送部Bを水槽32の左右一側に配置したことによって、作業者は噴水装置38に近づいて作業することができるので、作物43の搬送部Bへの移送や選別を効率的に行え、作業能率が向上する。
また、左右他側で搬送方向下手側で且つ水槽32の水層内の上部側に作物搬送方向始端部側に水を移送する水中回転体(スクリュー)51を設けたことによって、水槽32上部の比較的清浄な水を搬送始端側に送ることができるので、搬送始端側の作物43が泥土等によって汚濁した水に接触していっそう汚れることが防止され、作物43の洗浄精度が向上する。
排水ドレン32dから水槽32内の水を排水した後は、水槽32の下部と作物搬送部Bと噴水装置38を支持するフレーム3b,3bに取り付けたジャッキ55,55で作物搬送部Bと噴水装置38を上下させることができ、また作物搬送部Bと噴水装置38の移動も可能になる。
水槽32の作物43の搬送始端部より前方には水槽32内への作物投入部T1(図1)を張り出し状に設け、該作物投入部T1を作物投入用の水槽部とすることができる。
さらに前記作物投入部T1が位置する作物搬送部Bの搬送始端部に、作物43を引上げやすくするための案内部材(作物引き上げ用サイドシュータ)52を設けている。この曲面形状(R形状)により、作業者が容易に作物43を搬送部Bの上に案内することができるので、作業能率が向上する。また、案内部材52は曲面形状(R形状)であるので、作物43が接触する際に傷付くことを防止でき、作物43の商品価値を損なうおそれがない。
また作物引き上げ用サイドシュータ52の下方の延長部には金網やネット等の第1網部材53を設けたことによって、作物投入時に作物43から分離した泥土や夾雑物が洗浄部Gに侵入することを防止できるので、洗浄中の作物43に泥土や夾雑物が再度付着することがなく、洗浄精度が向上する。
また水槽32の作物搬送終端部側の作物取出部のスペースも水槽32を延長して設けておき、搬送ローラ10から作物43がこぼれ落ちても水槽32内に落ちるようにしておくことで、作物43を傷付けないようにする。また作物取出部T2(図1)のスペースは作物43の一時的貯蔵水槽となるようにしておく。
さらに作物搬送終端部と作物取出部T2との間には下方に向けて金網やネット等の第2網部材54を設けておき、作物取出部T2にごみや泥が水槽32内に侵入しないようにすることで、ローラ10側から泥土や夾雑物が洗浄部Gに侵入しないようにすることができるので、作物43に泥土や夾雑物が再度付着することがなく、洗浄精度が向上する。
作物搬送終端と作物取出部T2との間には設けた網部材のメッシュの間隔は作物投入部T1と搬送部Bの搬送始端部との間に設けた金網のメッシュの間隔よりも小さくすることによって、作物取出部T2には塵等の夾雑物が入り難くなり、洗浄後の作物43に夾雑物が付着することを防止できるので、作物43の商品価値が向上する。
また、作物搬送終端部からの水が作物取出部T2に入り込まないように作物搬送終端部側には水槽32内に水を送る流水ファン(図示せず)を設けてもよい。
水槽32の作物取出部T2側から作物投入部T1側に作物43が流れやすいように、作物取り出し側の地面からの高さL1を作物投入側の地面からの高さL2より高くすることが望ましい(L1>L2)。
1 支柱フレーム 2a,2b,3a,3b フレーム
4 板状のカバー 5 カバーフレーム
6a,6b スプロケット 7 チェーン
8a,8b ホイールプレート
9 パイプ 10 搬送ローラ
11 固定板 12 駆動装置
13 スプロケット 14 チェーン
15 搬送ローラ駆動用チェーンカバー
16 門型フレーム 17a,17b 上下動軸
18 ケース 19a,19b ベベルギア
20a,20b ベベルギア 21 シャフト
21a,21b 軸受 22 ハンドル
23 軸受 23 軸受ケース
24 回転軸 25a,25b プーリ
26 ベルト 27 テンションプーリ
28 固定台 29 モータ
30a、30b プーリ 31 ベルト
32 水槽 32a ポンプ
32b コック 32c 水供給(高圧)ホース
32d 排水口(排水ドレイン)
32e 水汲み上げ口 33 送水管
34 配水管 35 ジョイント
36 カップリング 37 コック
38 噴水装置 39 噴水ノズル
40 噴水ノズル 42a,42b 固定フレーム
41a,41b 抵抗体 43 作物
44 ノズルヘッド 51 水中回転体(スクリュー)
52 案内部材(サイドシュータ)
53 第1網部材 54 第2網部材
55 ジャッキ
A 機体フレーム B 搬送部
C 駆動部 D 上下位置調節部
E 洗浄装置回転部 F 配水部
G 洗浄部 T1 作物投入部
T2 作物取出部

Claims (3)

  1. 作物(43)を直線的に搬送させる水槽(32)を設け、
    該水槽(32)の底部を搬送始端部側から前下がり傾斜面、次いで搬送方向略中央部で且つ最深部を水平面、該水平面の後方を搬送終端部側に向けて前上がり傾斜面をそれぞれ形成し、
    水槽(32)の底部の水平面部分に排水口を設け、
    水槽(32)の水平面部分より上方で且つ搬送始端部側に水槽内の水を汲み上げるポンプ(32a)を配置し、
    水槽(32)内に、該水槽(32)の搬送始端部から搬送終端部までの長さよりも短い、多数の搬送回転体を、その軸心が作物搬送方向に直交する方向に向けて並列配置させて作物(43)を搬送する搬送部(B)を設け、
    該搬送部(B)の上方で、同一水平面上に設けた複数の噴水口(39)を回転軸(24)を中心する同一水平面上を回転させながら前記ポンプ(32a)から吸い上げた水を噴出する噴水装置(38)を設けた
    ことを特徴とする作物洗浄装置。
  2. 水槽(32)内の作物(43)の搬送方向に対して左右一側に搬送部(B)を片寄らせて配置し、
    水槽(32)内の作物(43)の搬送方向に対して左右他側で搬送方向下手側で且つ水槽(32)の液面寄りに水槽(32)の水を作物(43)の搬送方向始端部側に移送する水中回転体(51)を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の作物洗浄装置。
  3. 搬送部(B)の作物(43)の搬送始端部に、作物(43)を引上げやすくするための曲面形状の案内部材(52)を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の作物洗浄装置。
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CN107475532A (zh) * 2017-07-07 2017-12-15 江苏海光金属有限公司 喷淋式铝灰渣除氮装置
JP2020014408A (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 吉泉産業株式会社 被加工野菜の皮剥き装置
CN111280463A (zh) * 2020-03-17 2020-06-16 绍兴市米莉农业科技有限公司 一种可以准确清洗苹果凹陷部分的清洗机

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