JP2010192601A - 半導体発光素子およびそれを用いた光パルス試験器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の波長帯の光を発光可能であり、特に、複数の異なる波長帯の光を複数の縦モードで発振可能な半導体発光素子およびそれを用いた小型且つ低価格な光パルス試験器を提供する。
【解決手段】1.55μm帯に利得波長λ1を有する活性層13aと1.3μm帯に利得波長λ2を有する活性層13bが、光の導波方向に沿って光学的に結合されて、利得波長λ1、λ2の長さの順に直列に配置され、短い利得波長λ2を有する活性層13b近傍、且つ、活性層13aと活性層13bのバットジョイント結合部19近傍に、短い利得波長λ2のブラッグ波長を有する回折格子20が形成された構成を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体発光素子およびそれを用いた光パルス試験器に関する。
光通信の分野において、複数波長の光を出力するシステムが用いられている。そして、例えば2波長のレーザ光を出力するシステムの場合には、各波長用に製作された2つの半導体レーザを用意し、各半導体レーザからの出力光を合波して出力する構成としていた(例えば、特許文献1参照)。
一方、光通信用の光源として、一つの素子で1.3μm帯から1.5μm帯までの波長差の大きな光を出射する集積型の半導体レーザが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−209266号公報 特開平11−68224号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成においては、光学部品の点数が多く、各光学部品の光軸を調整するための機構構造が複雑であり、小型化および低価格化の実現が困難であった。
また、特許文献2に開示された半導体レーザは、単一の縦モードで発振する分布帰還型(DFB:Distributed-FeedBack)レーザであり、例えば、光パルス試験器に用いられた場合には、コヒーレントノイズの増大による測定精度の低下を引き起こす恐れがあった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、複数の波長帯の光を発光可能であり、特に、複数の波長帯の光を複数の縦モードで発振可能な半導体発光素子およびそれを用いた小型且つ低価格な光パルス試験器を提供することを目的とする。
本発明の半導体発光素子は、劈開によって形成された第1の光出射端面と第2の光出射端面とを有し、異なる波長帯域に利得波長を有する複数の活性層が光の導波方向に結合されてなる半導体発光素子において、前記複数の活性層が、前記第1の光出射端面から前記第2の光出射端面に向かって前記利得波長の長さの順に配置され、隣接する2つの活性層のうち、短い利得波長を有する活性層近傍、且つ、該2つの活性層の境界面近傍に、該短い利得波長のブラッグ波長を有する回折格子が形成されており、最も長い利得波長を有する活性層で生成された光が、前記第1の光出射端面と前記第2の光出射端面とで構成される共振器で発振し、短い利得波長を有する活性層で生成された光が、前記回折格子と前記第2の光出射端面とで構成される共振器で発振し、ともに前記第2の光出射端面から出射される構成を有している。
この構成により、1つの素子で複数の波長帯の光を複数の縦モードで発振させることができる。
本発明の半導体発光素子は、前記第2の光出射端面から出射される光に対する反射率が、前記第1の光出射端面から出射される光に対する反射率より低く形成された構成を有していてもよい。
本発明の半導体発光素子は、前記複数の活性層が、第1の活性層および第2の活性層からなり、前記第1の活性層の前記利得波長が1.52〜1.58μmであり、前記第2の活性層の前記利得波長が1.28〜1.34μmである構成を有している。
この構成により、1つの素子で1.3μm帯および1.55μm帯の光を複数の縦モードで発振させることができる。
本発明の半導体発光素子は、前記複数の活性層が、第1の活性層、第2の活性層および第3の活性層からなり、前記第1の活性層の前記利得波長が1.60〜1.65μmであり、前記第2の活性層の前記利得波長が1.52〜1.58μmであり、前記第3の活性層の前記利得波長が1.28〜1.34μmである構成を有している。
この構成により、1つの素子で1.3μm帯、1.55μm帯および1.625μm帯の光を複数の縦モードで発振させることができる。
本発明の光パルス試験器は、上記のいずれかの半導体発光素子、および、該半導体発光素子に光パルスを発するためのパルス状の駆動電流を印加する発光素子駆動回路を有し、該半導体発光素子の前記第2の光出射端面から出射された前記光パルスを被測定光ファイバに出力する発光部と、前記被測定光ファイバからの前記光パルスの戻り光を電気信号に変換する受光部と、前記受光部によって変換された電気信号に基づいて前記被測定光ファイバの損失分布特性を解析する信号処理部と、を備える構成を有している。
この構成により、複数の波長帯の光を複数の縦モードで発振可能な半導体発光素子を備えるため、小型且つ低価格な光パルス試験器を実現できる。
本発明の半導体発光素子は、劈開によって形成された第1の光出射端面と第2の光出射端面とを有し、異なる波長帯域に発光波長を有する複数の活性層が光の導波方向に結合されてなる半導体発光素子において、前記複数の活性層が、前記第1の光出射端面から前記第2の光出射端面に向かって前記発光波長の長さの順に配置され、前記第1の光出射端面および前記第2の光出射端面に無反射コートが形成されており、最も長い発光波長を有する活性層で生成された光が、前記第1の光出射端面および前記第2の光出射端面から出射され、短い発光波長を有する活性層で生成された光が、前記第2の光出射端面から出射される構成を有している。
この構成により、従来よりも広帯域の発光スペクトルを有するスーパールミネッセントダイオードを実現できる。
本発明は、複数の波長帯の光を発光可能であり、特に、複数の異なる波長帯の光を複数の縦モードで発振可能な半導体発光素子およびそれを用いた小型且つ低価格な光パルス試験器を提供するものである。
本発明の第1の実施形態の半導体発光素子の構成を示す断面図 本発明の第2の実施形態の半導体発光素子の構成を示す断面図 本発明の第3の実施形態の光パルス試験器の構成を示すブロック図 本発明の第4の実施形態の半導体発光素子の構成を示す断面図
以下、本発明に係る半導体発光素子およびそれを用いた光パルス試験器の実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
本発明に係る半導体発光素子の第1の実施形態を図1に示す。図1は、第1の実施形態の半導体発光素子10を光の伝搬方向に沿って切断した断面図である。
半導体発光素子10は、図1に示すように、例えば、n型InP(インジウム・リン)からなるn型半導体基板11と、n型InPクラッド層12と、利得波長λ1を有するInGaAsP(インジウム・ガリウム・砒素・リン)からなる第1の活性層13aを有する第1の利得領域Iと、利得波長λ2(<λ1)を有するInGaAsPからなる第2の活性層13bを有する第2の利得領域IIと、を備える。
ここで、利得波長とは、後述する複数の縦モードの発振波長のうち所望の縦モードのピーク波長を示すものとする。本実施形態では、利得波長λ1、λ2として光パルス試験器で用いる波長1.55μm、1.3μmを例にして説明する。なお、利得波長λ1、λ2は、それぞれ1.52≦λ1≦1.58、1.28≦λ2≦1.34の範囲内の値であってもよい。
第1の活性層13aと第2の活性層13bは、光の導波方向に沿って配置され、バットジョイント手法により光学的に結合されている。なお、ここで言う第1の活性層13aおよび第2の活性層13bは、多重量子井戸(MQW:Multiple Quantum Well)構造とそれを挟む光分離閉じ込め(SCH:Separate Confinement Heterostructure)層を含んでいる。
また、第1の活性層13aおよび第2の活性層13bの上面にはp型InPクラッド層14、p型InGaAs(インジウム・ガリウム・砒素)からなるコンタクト層15がこの順に積層されている。
また、n型半導体基板11の下面には下部電極16、コンタクト層15上には第1の利得領域I用の第1の上部電極17aおよび第2の利得領域II用の第2の上部電極17bが蒸着形成されている。
また、第1の活性層13aおよび第2の活性層13bは、劈開によって形成された第1の光出射端面10aおよび第2の光出射端面10bをそれぞれ有する。第1の光出射端面10aには高反射(HR)コート18aが、第2の光出射端面10bには低反射(LR)コート18bがそれぞれ施されており、第2の光出射端面10bから出射される光に対する反射率が、第1の光出射端面10aから出射される光に対する反射率より低くなっている。
ここで、HRコート18aが施された第1の光出射端面10a側の反射率は90%以上、LRコート18bが施された第2の光出射端面10b側の反射率は1〜10%程度とすることが好ましい。
さらに、n型InPクラッド層12の第2の利得領域IIにおいて、第1の活性層13aと第2の活性層13bのバットジョイント結合部19近傍に、1.3μmのブラッグ波長λgおよび100cm-1以上の結合係数κを有する回折格子20が形成されている。
ここで、結合係数κとは、回折格子が形成された導波路を光が単位距離だけ伝搬する際に反射される光の割合を示すパラメータである。この結合係数κが大きいと、回折格子内で光の反射が多発し、複数の縦モードの発振が生じる。なお、上記のようにκ≧100cm-1である本実施形態の回折格子20においては、回折格子20の光の導波方向の長さLが200μm程度あれば反射率は90%以上となる。
さらに、回折格子20の光の導波方向の長さLが第2の活性層13bの長さよりも十分短く構成されることにより、回折格子20の長さLが第2の活性層13bの長さと等しい場合と比較して、回折格子20の波長選択性が低下するとともに吸収損失を低減することができる。このため、さらに複数の縦モードの発振が生じやすくなるとともに高出力化が可能となる。
なお、回折格子20が形成される位置は、図1に示したように第2の活性層13bの下方であってもよく、あるいは第2の活性層13bの上方のp型InPクラッド層14内であってもよい(図示せず)。また、第1の利得領域Iの第1の光出射端面10a近傍にも回折格子が形成されていてもよい。
以下、本発明に係る半導体発光素子10の製造方法の一例を図1を参照しながら説明する。
まず、有機金属気相成長(MOVPE)法を用いてn型InPからなるn型半導体基板11上に、n型InPクラッド層12を成長形成する。
次に、フォトレジスト(図示せず)または電子ビームレジスト(図示せず)をn型InPクラッド層12の第2の利得領域IIであって、光の導波方向の長さL(=200μm)に亘る表面に塗布する。そして、レジストが塗付された第2の利得領域IIに干渉露光法または電子ビーム描画法によって回折格子パターン露光を行い、現像およびウェットエッチングによって高さ0.1μm程度の回折格子20を作製する。ここで、回折格子20のピッチは利得波長1.3μmに対応する約0.2μmとすればよい。
次に、n型InPクラッド層12の上面に、利得波長が1.55μmとなるInGaAsPからなる第1の活性層13aを成長形成する。
次に、第1の活性層13aの上にSiO2またはSiNxからなる絶縁膜(図示せず)をプラズマCVD法等により数10nm堆積し、さらにその上にフォトレジスト(図示せず)を塗布する。
続いて、フォトリソグラフィにより、第2の利得領域II側のレジストを取り除き、エッチング処理により、レジストで覆われていない領域の絶縁膜を除去する。
さらに、残っているレジストを剥離して、絶縁膜をマスクとするエッチング処理により、絶縁膜に覆われていない領域の第1の活性層13aを除去する。
次に、上述のようにエッチング処理された部分のn型InPクラッド層12の上に、利得波長が1.3μmとなるInGaAsPからなる第2の活性層13bを、第1の活性層13aと連続するようにバットジョイント成長させる。
次に、第1の利得領域Iに残った絶縁膜を剥離してから、第1の活性層13aおよび第2の活性層13b上に、p型InPクラッド層14の一部を成長形成する。さらに、新たに絶縁膜(図示せず)をp型InPクラッド層14の上面に堆積させ、その上にフォトレジスト(図示せず)を塗布する。
そして、メサ構造を作製するために、フォトリソグラフィによりレジストの中央部を残し、その両側を除去する。さらに、一定幅の線状に残ったレジストをマスクとして、絶縁膜の両側をエッチング処理により除去する。
続いて残ったレジストを剥離除去して、絶縁膜をマスクとするエッチングを行い、メサ構造(図示せず)を形成する。
次に、絶縁膜を成長阻害マスクとして利用して、第1の活性層13aおよび第2の活性層13bの両側にp型InPからなる埋め込み層(図示せず)とn型InPからなる埋め込み層(図示せず)を形成する。この後、絶縁膜を除去して全面に再びp型InPクラッド層14を成長形成し、さらにその上にp型InGaAsからなるコンタクト層15を形成する。
そして、コンタクト層15上の第1の利得領域Iに、Au、Ti、Ptからなる第1の上部電極17aを蒸着し、第2の利得領域IIにも、Au、Ti、Ptからなる第2の上部電極17bを蒸着し、さらに、n型半導体基板11の下面側を研磨してAu、Ge、Ptからなる下部電極16を蒸着し、半導体ウエハを完成する。
次に、この半導体ウエハを所定位置で劈開し、チップ化する。さらに第1の利得領域I側の第1の光出射端面10aに反射率90%以上の高反射(HR)コート18aを形成し、第2の利得領域II側の第2の光出射端面10bに反射率1〜10%程度の低反射(LR)コート18bを形成する。これで本実施形態の半導体発光素子10が完成する。
次に、以上のように構成された本実施形態の半導体発光素子10の動作について説明する。
第1の利得領域I用の第1の上部電極17aと下部電極16との間に電流が印加された場合には、第1の活性層13aの内部が発光状態となる。
第1の活性層13aで生成された1.55μm帯の光は、利得波長が1.3μmの第2の活性層13bでは吸収されず、且つ、1.3μmのブラッグ波長λgを有する回折格子20で反射されずに、第1の活性層13aおよび第2の活性層13bに沿って伝搬する。
従って、第1の活性層13aで生成された1.55μm帯の光は、第1の光出射端面10aと第2の光出射端面10bで構成された共振器において、1.55μm帯の複数の縦モードで発振し、LRコート18bが形成された第2の光出射端面10bから出射される。
一方、第2の利得領域II用の第2の上部電極17bと下部電極16との間に電流が印加された場合には、第2の活性層13bの内部が発光状態となる。
第2の活性層13bで生成された1.3μm帯の光は、第2の活性層13bに沿って伝搬する。この1.3μmの光は、1.3μmのブラッグ波長λgを有する回折格子20で90%以上反射されるため、利得波長が1.5μmの第1の活性層13aにおける光吸収を抑制することができる。
従って、第2の活性層13bで生成された1.3μm帯の光は、回折格子20と第2の光出射端面10bで構成された共振器において、1.3μm帯の複数の縦モードで発振し、LRコート18bが形成された第2の光出射端面10bから出射される。
なお、第1の上部電極17aおよび第2の上部電極17bと下部電極16との間に同時に電流が印加されてもよく、この場合には、第2の光出射端面10bから1.3μm帯および1.55μm帯の光が同時に出射される。
以上説明したように、本実施形態の半導体発光素子は、第2の利得領域IIに回折格子を有することにより、1.3μm帯および1.55μm帯の波長帯の光を複数の縦モードで発振させることができる。
(第2の実施形態)
本発明に係る半導体発光素子の第2の実施形態について図面を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。本実施形態では、利得波長λ1、λ2、λ3として光パルス試験器で用いる波長1.625μm、1.55μm、1.3μmを例にして説明する。なお、利得波長λ1、λ2、λ3は、それぞれ1.60≦λ1≦1.65、1.52≦λ2≦1.58、1.28≦λ3≦1.34の範囲内の値であってもよい。
図2は、第2の実施形態の半導体発光素子30を光の伝搬方向に沿って切断した断面図である。
半導体発光素子30は、図2に示すように、利得波長λ1が1.625μmのInGaAsPからなる第1の活性層33aを有する第1の利得領域Iと、利得波長λ2が1.55μmのInGaAsPからなる第2の活性層33bを有する第2の利得領域IIと、利得波長λ3が1.3μmのInGaAsPからなる第3の活性層33cを有する第3の利得領域IIIと、を備える。
第1の活性層33a、第2の活性層33bおよび第3の活性層33cは、光の導波方向に沿ってこの順に配置され、バットジョイント手法によりそれぞれが光学的に結合されている。なお、ここで言う第1の活性層33a、第2の活性層33bおよび第3の活性層33cは、MQW構造とそれを挟むSCH層を含んでいる。
また、n型半導体基板11の下面には下部電極16、コンタクト層15上には第1の利得領域I用の第1の上部電極37a、第2の利得領域II用の第2の上部電極37bおよび第3の利得領域III用の第3の上部電極37cが蒸着形成されている。
また、第1の活性層33aおよび第3の活性層33cは、劈開によって形成された第1の光出射端面30aおよび第2の光出射端面30bをそれぞれ有する。第1の実施形態と同様に、第1の光出射端面30aにはHRコート18aが、第2の光出射端面30bにはLRコート18bがそれぞれ施されている。
さらに、n型InPクラッド層12の第2の利得領域IIにおいて、第1の活性層33aと第2の活性層33bのバットジョイント結合部39a近傍に、1.55μmのブラッグ波長λgaおよび100cm-1以上の結合係数κを有する回折格子40aが形成されている。ここで、回折格子40aのピッチは約0.24μmである。
同様に、n型InPクラッド層12の第3の利得領域IIIにおいて、第2の活性層33bと第3の活性層33cのバットジョイント結合部39b近傍に、1.3μmのブラッグ波長λgbおよび100cm-1以上の結合係数κを有する回折格子40bが形成されている。
本実施形態においても、回折格子40a、40bの光の導波方向の長さLa、Lbがそれぞれ第2の活性層33b、第3の活性層33cの長さよりも十分短く構成されることにより、回折格子40a、40bの波長選択性が低下するとともに吸収損失を低減することができる。このため、第1の実施形態と同様に、複数の縦モードの発振が生じやすくなるとともに高出力化が可能となる。
なお、回折格子40a、40bが形成される位置は、上記および図2に示したように第2の活性層33bおよび第3の活性層33cの下方であってもよく、第2の活性層33bおよび(または)第3の活性層33cの上方のp型InPクラッド層14内であってもよい(図示せず)。また、第1の利得領域Iの第1の光出射端面30a近傍に回折格子が形成されていてもよい。
次に、以上のように構成された本実施形態の半導体発光素子30の動作について説明する。
第1の利得領域I用の第1の上部電極37aと下部電極16との間に電流が印加された場合には、第1の活性層33aの内部が発光状態となる。
第1の活性層33aで生成された1.625μm帯の光は、利得波長が1.55μmの第2の活性層33bおよび利得波長が1.3μmの第3の活性層33cでは吸収されず、且つ、1.55μmのブラッグ波長λgaを有する回折格子40aおよび1.3μmのブラッグ波長λgbを有する回折格子40bで反射されずに、第1の活性層33a、第2の活性層33bおよび第3の活性層33cに沿って伝搬する。
従って、第1の活性層33aで生成された1.625μm帯の光は、第1の光出射端面30aと第2の光出射端面30bで構成された共振器において、1.625μm帯の複数の縦モードで発振し、LRコート18bが形成された第2の光出射端面30bから出射される。
一方、第2の利得領域II用の第2の上部電極37bと下部電極16との間に電流が印加された場合には、第2の活性層33bの内部が発光状態となる。
第2の活性層33bで生成された1.55μm帯の光は、1.55μmのブラッグ波長λgaを有する回折格子40aで90%以上反射されるため、利得波長が1.625μmの第1の活性層33aにおける光吸収を抑制することができる。また、第2の活性層33bで生成された1.55μm帯の光は、利得波長が1.3μmの第3の活性層33cでは吸収されず、且つ、1.3μmのブラッグ波長λgbを有する回折格子40bで反射されずに、第2の活性層33bおよび第3の活性層33cに沿って伝搬する。
従って、第2の活性層33bで生成された1.55μm帯の光は、回折格子40aと第2の光出射端面30bで構成された共振器において、1.55μm帯の複数の縦モードで発振し、LRコート18bが形成された第2の光出射端面30bから出射される。
一方、第3の利得領域III用の第3の上部電極37cと下部電極16との間に電流が印加された場合には、第3の活性層33cの内部が発光状態となる。
第3の活性層33cで生成された1.3μm帯の光は、1.3μmのブラッグ波長λgbを有する回折格子40bで90%以上反射されるため、利得波長が1.625μmの第1の活性層33aおよび利得波長が1.55μmの第2の活性層33bにおける光吸収を抑制することができる。
従って、第3の活性層33cで生成された1.3μm帯の光は、回折格子40bと第2の光出射端面30bで構成された共振器において、1.3μm帯の複数の縦モードで発振し、LRコート18bが形成された第2の光出射端面30bから出射される。
なお、第1の上部電極37a、第2の上部電極37bおよび第3の上部電極37cと下部電極16との間に同時に電流が印加されてもよく、この場合には、第2の光出射端面30bから1.3μm帯、1.55μm帯および1.625μm帯の光が同時に出射される。
以上説明したように、本実施形態の半導体発光素子は、第2の利得領域IIおよび第3の利得領域IIIに回折格子を有することにより、1.3μm帯、1.55μm帯および1.625μm帯の波長帯の光を複数の縦モードで発振させることができる。
(第3の実施形態)
複数の異なる波長帯の光を複数の縦モードで発振可能な第1または第2の実施形態の半導体発光素子10、30は、光パルス試験器の光源として用いることができる。以下、半導体発光素子10または半導体発光素子30を備えた光パルス試験器の実施形態について図面を用いて説明する。
図3に示すように、第3の実施形態の光パルス試験器は、半導体発光素子10、30および半導体発光素子10、30に光パルスを発するためのパルス状の駆動電流を印加する発光素子駆動回路2を有し、半導体発光素子10、30の第2の光出射端面10b、30bから出射された光パルスを被測定光ファイバ3に出力する発光部1と、被測定光ファイバ3からの光パルスの戻り光を電気信号に変換する受光部4と、受光部4によって変換された電気信号に基づいて被測定光ファイバ3の損失分布特性を解析する信号処理部5と、を備える。
なお、信号処理部5は、発光素子駆動回路2が半導体発光素子10、30に駆動電流を印加するタイミングを制御する。
さらに、本実施形態の光パルス試験器は、発光部1からの光パルスをバンドパスフィルタ(BPF)6に出力するとともに、被測定光ファイバ3からの戻り光を受光部4に出力する光カプラ7と、被測定光ファイバ3と光結合する光コネクタ8と、信号処理部5の処理結果を表示する表示部9と、を備える。
次に、以上のように構成された本実施形態の光パルス試験器の動作を説明する。なお、以下の説明においては、本実施形態の光パルス試験器は半導体発光素子10を備えているものとする。
まず、発光素子駆動回路2によって、半導体発光素子10の第1の利得領域I(または第2の利得領域II)にパルス状の駆動電流が印加されることにより、発光部1から1.55μm帯(または1.3μm帯)の光パルスが出力される。
そして、発光部1から出力された光パルスが、光カプラ7、BPF6、光コネクタ8を経て、被測定光ファイバ3に入射される。被測定光ファイバ3に入射された光パルスは、戻り光となって光カプラ7を介して受光部4に受光される。
戻り光は、受光部4によって電気信号に変換され、信号処理部5に入力される。そして、信号処理部5によって、被測定光ファイバ3の損失分布特性が算出される。算出された損失分布特性は表示部9に表示される。
以上説明したように、本実施形態の光パルス試験器は、1つの素子で複数の異なる波長帯の光を複数の縦モードで発振可能な半導体発光素子を備えるため、小型化および低価格化を実現できる。
(第4の実施形態)
本発明に係る半導体発光素子の第4の実施形態について図面を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。図4は、第4の実施形態の半導体発光素子50を光の伝搬方向に沿って切断した断面図である。
半導体発光素子50は、図4に示すように、第1の発光領域Iに発光波長λ1が1.35μmのInGaAsPからなる第1の活性層53a、第2の発光領域IIに発光波長λ2が1.25μmのInGaAsPからなる第2の活性層53bを有する。
ここで、発光波長とは、各活性層が発光する光のピーク波長を示すものとする。
第1の実施形態と同様に、第1の活性層53aと第2の活性層53bは、光の導波方向に沿って配置され、バットジョイント手法により光学的に結合されている。なお、ここで言う第1の活性層53aおよび第2の活性層53bは、多重量子井戸(MQW)構造とそれを挟む光分離閉じ込め(SCH)層を含んでいる。
また、第1の活性層53aおよび第2の活性層53bは、劈開によって形成された第1の光出射端面50aおよび第2の光出射端面50bをそれぞれ有する。
第1の光出射端面50aおよび第2の光出射端面50bにはレーザ発振を抑制するために無反射(AR)コート58a、58bがそれぞれ施されている。
なお、本実施形態の半導体発光素子50は、第1の実施形態と異なり、第1の活性層53aと第2の活性層53bのバットジョイント結合部59近傍に回折格子を有していない。
次に、以上のように構成された本実施形態の半導体発光素子50の動作について説明する。
第1の発光領域I用の第1の上部電極17aおよび第2の発光領域II用の第2の上部電極17bと下部電極16との間に同時に電流が印加されると、第1の活性層53aおよび第2の活性層53bが発光状態となる。
第1の活性層53aで生成された1.35μm帯の光は、発光波長が1.25μmの第2の活性層53bでは吸収されずに、第1の活性層53aおよび第2の活性層53bに沿って伝搬し、ARコート58a、58bが形成された第1の光出射端面50aおよび第2の光出射端面50bから出射される。
一方、第2の活性層53bで生成された1.25μmの光は、第2の活性層53bに沿って伝搬する。この1.25μmの光は、発光波長が1.35μmの第1の活性層53aにおいて吸収されるため、1.35μm帯の光を発光させる場合よりもさらにレーザ発振が抑制されて、第2の光出射端面50bから出射される。
このように構成された本実施形態の半導体発光素子50は、ピーク波長が1.35μm帯および1.25μm帯の光を同時に発光するため、従来よりも広帯域の発光スペクトルを有するスーパールミネッセントダイオード(SLD:Super Luminescent Diode)として利用可能である。
なお、第1の発光領域I用および第2の発光領域II用のいずれか一方のみに電流を印加して用いてもよいことは言うまでもない。
1 発光部
2 発光素子駆動回路
3 被測定光ファイバ
4 受光部
5 信号処理部
10、30、50 半導体発光素子
10a、30a、50a 第1の光出射端面
10b、30b、50b 第2の光出射端面
13a、33a、53a 第1の活性層
13b、33b、53b 第2の活性層
18a 高反射(HR)コート
18b 低反射(LR)コート
19、39a、39b、59 バットジョイント結合部(境界面)
20、40a、40b 回折格子
33c 第3の活性層
58a、58b 無反射(AR)コート

Claims (6)

  1. 劈開によって形成された第1の光出射端面(10a、30a)と第2の光出射端面(10b、30b)とを有し、異なる波長帯域に利得波長を有する複数の活性層(13a、13b、33a、33b、33c)が光の導波方向に結合されてなる半導体発光素子において、
    前記複数の活性層が、前記第1の光出射端面から前記第2の光出射端面に向かって前記利得波長の長さの順に配置され、
    隣接する2つの活性層のうち、短い利得波長を有する活性層近傍、且つ、該2つの活性層の境界面(19、39a、39b)近傍に、該短い利得波長のブラッグ波長を有する回折格子(20、40a、40b)が形成されており、
    最も長い利得波長を有する活性層で生成された光が、前記第1の光出射端面と前記第2の光出射端面とで構成される共振器で発振し、短い利得波長を有する活性層で生成された光が、前記回折格子と前記第2の光出射端面とで構成される共振器で発振し、ともに前記第2の光出射端面から出射されることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記第2の光出射端面から出射される光に対する反射率が、前記第1の光出射端面から出射される光に対する反射率より低く形成されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記複数の活性層が、第1の活性層(13a、33a)および第2の活性層(13b、33b)からなり、
    前記第1の活性層の前記利得波長が1.52〜1.58μmであり、
    前記第2の活性層の前記利得波長が1.28〜1.34μmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体発光素子。
  4. 前記複数の活性層が、第1の活性層、第2の活性層および第3の活性層(33c)からなり、
    前記第1の活性層の前記利得波長が1.60〜1.65μmであり、
    前記第2の活性層の前記利得波長が1.52〜1.58μmであり、
    前記第3の活性層の前記利得波長が1.28〜1.34μmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体発光素子。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体発光素子、および、該半導体発光素子に光パルスを発するためのパルス状の駆動電流を印加する発光素子駆動回路(2)を有し、該半導体発光素子の前記第2の光出射端面から出射された前記光パルスを被測定光ファイバ(3)に出力する発光部(1)と、
    前記被測定光ファイバからの前記光パルスの戻り光を電気信号に変換する受光部(4)と、
    前記受光部によって変換された電気信号に基づいて前記被測定光ファイバの損失分布特性を解析する信号処理部(5)と、を備える光パルス試験器。
  6. 劈開によって形成された第1の光出射端面(50a)と第2の光出射端面(50b)とを有し、異なる波長帯域に発光波長を有する複数の活性層(53a、53b)が光の導波方向に結合されてなる半導体発光素子において、
    前記複数の活性層が、前記第1の光出射端面から前記第2の光出射端面に向かって前記発光波長の長さの順に配置され、
    前記第1の光出射端面および前記第2の光出射端面に無反射コート(58a、58b)が形成されており、
    最も長い発光波長を有する活性層で生成された光が、前記第1の光出射端面および前記第2の光出射端面から出射され、短い発光波長を有する活性層で生成された光が、前記第2の光出射端面から出射されることを特徴とする半導体発光素子。
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