JP2010192532A - 遮光ユニット、照明光学系、露光装置及びデバイスの製造方法 - Google Patents

遮光ユニット、照明光学系、露光装置及びデバイスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被照射面上の位置毎の角度方向の光強度分布を調整することができる遮光ユニット、照明光学系、露光装置、及びデバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】光源装置12から射出される露光光ELをオプティカルインテグレータ28を介して被照射面Raに照明する照明光学系13に設けられ、被照射面Raに到達する光束の角度方向の光強度分布を調整する遮光ユニット47は、露光光ELの光路におけるオプティカルインテグレータ28よりも被照射面Ra側に配置され、照明光学系13の光軸方向と交差する方向に沿って並列して配置された複数の遮光部材55と、各遮光部材55を露光光ELの光路内で前記光軸方向と交差する方向に変位可能とする変位機構と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源から射出された光の光量を調整する遮光ユニット、該遮光ユニットを備える照明光学系、該照明光学系を備える露光装置、及び該露光装置を用いたデバイスの製造方法に関する。
一般に、半導体集積回路などのマイクロデバイスを製造するための露光装置においては、光源から射出された光が、オプティカルインテグレータとしてのフライアイレンズを介して、多数の光源からなる実質的な面光源としての二次光源を形成する。なお、二次光源とは、照明瞳での光強度分布(以下、「瞳強度分布」という。)を示している。また、照明瞳とは、マスクの被照射面に対して光学的にフーリエ変換の関係にある位置として定義される。
そして、二次光源からの光は、コンデンサレンズにより集光された後、所定のパターンが形成されたマスクを重畳的に照明する。続いて、マスクを透過した光は、投影光学系を介して、感光性材料の塗布されたウエハ上に結像し、ウエハ上にはマスクパターンが投影露光(転写)される。
このとき、ウエハ上には、マスクに形成されたマスクパターンを正確に転写するために均一な照度分布を得ることが不可欠となる。そこで、従来から、マスクパターンをウエハ上に正確に転写するために、例えば輪帯状や複数極状(2極状、4極状など)の瞳強度分布を形成し、投影光学系の焦点深度や解像力を向上させる技術が提案されている(特許文献1参照)。
米国特許公開第2006/0055834号公報
ところで、マスクパターンをウエハ上に忠実に転写する際には、最終的な被照射面としてのウエハ上の各点に照射される光束の角度方向の光強度分布(瞳強度分布)を、どの点においてもほぼ等しくなるように調整する必要がある。しかしながら、特許文献1に示すように、従来の露光装置では、ウエハ上の各点での瞳強度分布にばらつきが生じた場合に、その瞳強度分布のばらつきを抑制することができなかった。そのため、ウエハ上の位置毎にパターンがばらつくことにより、マスクの微細パターンを露光領域の全体に亘ってウエハ上に忠実に転写することができない虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被照射面上の位置毎の光強度を調整することができる遮光ユニット、照明光学系、露光装置、及びデバイスの製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、実施形態に示す図1〜図19に対応付けした以下の構成を採用している。
本発明の遮光ユニットは、光源(12)から射出される光(EL)をオプティカルインテグレータ(28)を介して被照射面(Ra)に照明する照明光学系(13)に設けられ、前記被照射面(Ra)に到達する光束の角度方向の光強度分布を調整する遮光ユニット(47)において、前記光(EL)の光路における前記オプティカルインテグレータ(28)よりも前記被照射面(Ra)側となる位置にて、前記照明光学系(13)の光軸方向と交差する方向に沿って並列して配置された複数の遮光部材(55)と、前記各遮光部材(55)を前記光(EL)の光路内で前記光軸方向と交差する方向に変位可能とする変位機構(58)と、を備えたことを要旨とする。
上記構成によれば、光源から射出されて被照射面を照明する光は、変位機構が遮光部材を変位させると、遮光部材によって遮光される遮光量が変化するため、被照射面上の位置毎における光強度、特に角度方向の光強度分布が独立的に調整される。
なお、本発明をわかりやすく説明するために実施形態に示す図面の符号に対応付けて説明したが、本発明が実施形態に限定されるものではないことは言うまでもない。
本発明によれば、被照射面上の位置毎の光強度、特に角度方向の光強度分布を調整することができる。
第1の実施形態の露光装置を示す概略構成図。 照明瞳面に形成される4極状の二次光源を示す模式図。 (a)はレチクル上に形成される照明領域を示す模式図、(b)はウエハ上に形成される静止露光領域を示す模式図。 静止露光領域内の中心点に入射する露光光によって形成される第1瞳強度分布を示す模式図。 静止露光領域内の周辺点に入射する露光光によって形成される第2瞳強度分布を示す模式図。 第1の実施形態の遮光ユニットを示す概略側面図。 第1の実施形態の制御装置を示すブロック図。 (a)は各面光源から射出される露光光がレチクルブラインドの開口部の中心点に入射した状態を示す模式図、(b)は各面光源からレチクルブラインドの開口部の中心点に入射する露光光の光束断面と遮光ユニットとの位置関係を示す概略側面図。 (a)は各面光源から射出される露光光がレチクルブラインドの開口部の周辺点に入射した状態を示す模式図、(b)は各面光源からレチクルブラインドの開口部の周辺点に入射する露光光の光束断面と遮光ユニットとの位置関係を示す概略側面図。 (a)はレチクルブラインドの開口部の中心点に入射する露光光に対する遮光ユニットの作用を示す図8(a)の10a−10a線矢視断面図、(b)はレチクルブラインドの開口部の周辺点に入射する露光光に対する遮光ユニットの作用を示す図9(a)の10b−10b線矢視断面図。 (a)は図8(b)に示す状態の遮光ユニットがX軸方向に平行移動した状態を示す概略側面図、(b)は図9(b)に示す状態の遮光ユニットがX軸方向に平行移動した状態を示す概略側面図。 (a)はレチクルブラインドの開口部の中心点に入射する露光光に対する遮光ユニットの作用を示す模式図、(b)はレチクルブラインドの開口部の周辺点に入射する露光光に対する遮光ユニットの作用を示す模式図。 第2の実施形態の露光装置を示す概略構成図。 第2の実施形態の遮光ユニットを示す概略側面図。 (a)はレチクルブランドの開口部の中心点に入射する露光光に対する遮光ユニットの作用を示す模式図、(b)はレチクルブラインドの開口部の周辺点に入射する露光光に対する遮光ユニットの作用を示す模式図。 第2の実施形態の遮光ユニットがZ軸方向に平行移動した状態を示す概略側面図。 (a)はレチクルブラインドの開口部の中心点に入射する露光光に対する遮光ユニットの作用を示す模式図、(b)はレチクルブラインドの開口部の周辺点に入射する露光光に対する遮光ユニットの作用を示す模式図。 デバイスの製造例のフローチャート。 半導体デバイスの場合の基板処理に関する詳細なフローチャート。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について図1〜図12に基づき説明する。なお、本実施形態では、後述する投影光学系15の光軸と平行な方向(図1における上下方向)にZ軸方向を、図1における左右方向にY軸方向を、さらに、図1において紙面と直交する方向にX軸方向を、それぞれ設定しているものとする。
図1に示すように、本実施形態の露光装置11は、所定の回路パターンが形成された透過型のレチクルRに露光光ELを照明することにより、表面(+Z方向側の面であって、図1では上面)にレジストなどの感光材料が塗布された感光性基板としてのウエハWに回路パターンの像を投影するための装置である。こうした露光装置11は、光源としての光源装置12から射出された露光光ELをレチクルRの被照射面Ra(+Z方向側の面)に導く照明光学系13と、レチクルRを保持するレチクルステージ14と、レチクルRを透過した露光光ELをウエハWの被照射面Waに導く投影光学系15と、ウエハWを保持するウエハステージ16とを備えている。なお、本実施形態の光源装置12は、193nmの波長の光を出力するArFエキシマレーザ光源を有し、該ArFエキシマレーザ光源から出力される光が露光光ELとして露光装置11内に導かれる。
照明光学系13は、光源装置12から射出される露光光ELを所定の断面形状(例えば、断面略矩形状)をなす平行な光束に変換するための整形光学系17と、該整形光学系17から射出された露光光ELをレチクルR側(ここでは、+Y方向側であって図1における右側)に反射する第1反射ミラー18とを備えている。この第1反射ミラー18の射出側(レチクルR側)には、レチクルRの被照射面Raに対する露光光ELの照射態様を調整するための光学素子としての回折光学素子19が設けられている。この回折光学素子19は、ガラス基板に露光光ELの波長と同程度のピッチを有する複数の段差を形成することにより構成されており、入射側(光源装置12側)から入射した露光光ELを所定の角度に回折する作用を有している。例えば、輪帯照明用の回折光学素子19を用いる場合、回折光学素子19に入射側から断面略矩形状をなす平行な光束の露光光ELが入射すると、回折光学素子19からは、断面形状が輪帯状(略円環状)をなす光束がレチクルR側に射出される。また、複数極(2極、4極、8極など)照明用の回折光学素子19を用いる場合、回折光学素子19に入射側から断面略矩形状をなす平行な光束の露光光ELが入射すると、回折光学素子19からは、分極数に応じた複数(例えば4つ)の光束がレチクルR側に射出される。
また、照明光学系13には、回折光学素子19から射出される露光光ELが入射するアフォーカル光学系20(「無焦点光学系」ともいう。)が設けられている。このアフォーカル光学系20は、第1レンズ群21(図1では一枚のレンズのみを図示)と、該第1レンズ群21よりも射出側に配置される第2レンズ群22(図1では一枚のレンズのみを図示)とを有している。そして、アフォーカル光学系20は、その入射側の焦点位置と回折光学素子19の設置位置とがほぼ一致するように露光光ELの光路上に配置されている。
また、第1レンズ群21と第2レンズ群22との間の光路内において、後述するオプティカルインテグレータ28の入射面と光学的に共役な位置には、露光光ELの入射位置に応じて透過率の異なる透過率分布を有する補正フィルタ24が設けられている。この補正フィルタ24は、平板状をなすガラス基板の入射面上に、クロム(Cr)や酸化クロム(CrO)などから構成される遮光性ドットが形成されたフィルタである。
また、アフォーカル光学系20のレチクルR側には、σ値(σ値=照明光学系13のレチクルR側の開口数/投影光学系15のレチクルR側の開口数)を可変させるためのズーム光学系27が設けられており、該ズーム光学系27は、アフォーカル光学系20の射出側の焦点位置に位置する所定面23(図1において破線で示す)よりも射出側に配置されている。そして、ズーム光学系27から射出される露光光ELは、ズーム光学系27によって平行な光束に変換された後、該ズーム光学系27の射出側に配置されるオプティカルインテグレータ28に入射するようになっている。そして、オプティカルインテグレータ28は、入射した露光光ELを複数の光束に波面分割し、その射出側(+Y方向側)に位置する照明瞳面29に所定の光強度分布(「瞳強度分布」ともいう。)を形成するようになっている。なお、瞳強度分布が形成される照明瞳面29のことを、多数の面光源からなる二次光源30ともいう。
オプティカルインテグレータ28は、その入射面(−Y方向側の面であって、図1では左面)がズーム光学系27の射出側の焦点位置(瞳面ともいう。)又は該焦点位置近傍に位置するように配置されている。すなわち、ズーム光学系27は、所定面23とオプティカルインテグレータ28の入射面とが実質的にフーリエ変換の関係であると共に、アフォーカル光学系20の瞳面(即ち、補正フィルタ24の設置位置)とオプティカルインテグレータ28の入射面とが光学的にほぼ共役となる位置に配置されている。
オプティカルインテグレータ28の射出側には、投影光学系15の入射瞳面と光学的にほぼ共役な位置に配置され、且つ二次光源30の照明に寄与する範囲を規定するための図示しない照明開口絞りが設けられている。この照明開口絞りは、大きさ及び形状の異なる複数の開口部を有している。そして、照明開口絞りでは、二次光源30から射出される露光光ELの断面形状に対応した開口部が露光光ELの光路内に配置される。すなわち、二次光源30から射出される露光光ELの断面形状が輪帯状である場合、照明開口絞りは、輪帯状に対応した形状の開口部が露光光ELの光路内に位置するように駆動される。また、二次光源30から射出される露光光ELの断面形状が4極状である場合、照明開口絞りは、4極状に対応した形状の開口部が露光光ELの光路内に位置するように駆動される。
オプティカルインテグレータ28及び上記照明開口絞りの射出側には、パワー(焦点距離の逆数)を有する少なくとも一枚の光学素子(図1では一枚のみ図示)から構成される第1コンデンサ光学系31が設けられている。なお、パワーを有する光学素子とは、露光光ELが光学素子に入射することにより、該露光光ELの特性が変化するような光学素子のことである。
また、第1コンデンサ光学系31の射出側であって且つレチクルRの被照射面Ra及びウエハWの被照射面Waと光学的に共役な位置には、レチクルブラインド33(「マスクブラインド」ともいう。)が設けられている。レチクルブラインド33には、長手方向がZ軸方向であって且つ短手方向がX軸方向となる矩形状の開口部34が形成されている。そして、第1コンデンサ光学系31から射出された露光光ELは、レチクルブラインド33を重畳的に照明するようになっている。
また、第1コンデンサ光学系31とレチクルブラインド33との間であって、且つレチクルブラインド33の開口部34の近傍には、第1コンデンサ光学系31から射出された露光光ELに対する遮光量を調整可能な遮光ユニット47が設けられている。そして、遮光ユニット47は、レチクルR上に形成される照明領域ER1(図3(a)参照)や該照明領域ER1と光学的に共役な関係にあるウエハW上に形成される静止露光領域ER2(図3(b)参照)内の各点における光強度を調整可能となっている。
また、レチクルブラインド33の射出側には、パワーを有するレンズから構成される第2コンデンサ光学系35が設けられており、該第2コンデンサ光学系35は、レチクルブラインド33側から入射した露光光ELを略平行な光束に変換するようになっている。また、第2コンデンサ光学系35の射出側には、第2反射ミラー37が設けられている。そして、第2コンデンサ光学系35から射出される露光光ELは、第2反射ミラー37により−Z方向側(図1では下側)に反射された後、該第2反射ミラー37の射出側に配置された、少なくとも一枚(図1では一枚のみ図示)のパワーを有する光学素子(レンズ)から構成されるレンズ群38に入射する。そして、レンズ群38から射出される露光光ELは、レチクルRの被照射面Raを重畳的に照明するようになっている。なお、本実施形態では、レチクルブラインド33の開口部34の形状は、上述したように、矩形状をなしている。そのため、レチクルR上の照明領域ER1及びウエハW上の静止露光領域ER2は、図3(a)(b)に示すように、長手方向がY軸方向となり、且つ短手方向がX軸方向となる矩形状にそれぞれ形成される。
レチクルステージ14は、投影光学系15の物体面側において、レチクルRの載置面が投影光学系の光軸方向(Z軸方向)とほぼ直交するように配置されている。また、レチクルステージ14には、保持するレチクルRをX軸方向に所定ストロークで移動させる図示しないレチクルステージ駆動部が設けられている。
また、レチクルステージ14の近傍には、瞳強度分布計測装置40が設けられている。この瞳強度分布計測装置40は、二次光源30においてレチクルR上の照明領域ER1内の一点に入射する入射光によって形成される瞳強度分布を点毎(位置毎)に計測する装置である。こうした瞳強度分布計測装置40は、レンズ群38からレチクルRに向けて射出される露光光ELの一部を反射させるビームスプリッタ41と、該ビームスプリッタ41により反射された反射光が入射する計測用レンズ42と、該計測用レンズ42から射出された反射光が入射する、CCD撮像素子やフォトダイオード等からなる検出部43とを備えている。なお、瞳強度分布計測装置40については、例えば、特開2006−54328号公報や特開2003−22967号公報及びこれに対応する米国特許公開2003/0038225号公報に開示されている。なお、瞳強度分布計測装置40をウエハステージ16又はウエハステージ16とは独立した計測ステージに設けても良い。
投影光学系15は、内部が窒素などの不活性ガスで充填された鏡筒44を備え、該鏡筒44内には、図示しない複数のレンズが露光光ELの光路に沿って設けられている。また、鏡筒44内において、ウエハWの被照射面Waの設置位置及びレチクルRの被照射面Raの設置位置と光学的にフーリエ変換の関係となる位置には、開口絞り45が配置されている。そして、露光光ELにて照明されたレチクルRの回路パターンの像は、投影光学系15を介して所定の縮小倍率に縮小された状態で、ウエハステージ16上のウエハWに投影転写される。ここで、光路とは、投影光学系15の使用状態において、露光光ELが通ることが意図されている経路のことを示している。
ウエハステージ16は、投影光学系15の光軸とほぼ直交する平面状の載置面46を備え、該載置面46上には、ウエハWが載置される。また、ウエハステージ16には、保持するウエハWをX軸方向に所定ストロークで移動させる図示しないウエハステージ駆動部が設けられている。さらに、ウエハステージ16には、ウエハWの被照射面Waが投影光学系15の光軸と直交するように、ウエハWの位置を微調整させる機能が設けられている。
そして、本実施形態の露光装置11を用いてウエハWにパターンの像を投影する場合、レチクルRは、上記レチクルステージ駆動部の駆動によって、+X方向側から−X方向側(図1では紙面手前側から紙面奥手側)に所定ストローク毎に移動する。すると、レチクルRにおける照明領域ER1は、該レチクルRの被照射面Raの−X方向側から+X方向側(図1では紙面奥手側から紙面手前側)に沿って移動する。すなわち、レチクルRのパターンが−X方向側から+X方向側に順にスキャンされる。また、ウエハWは、上記ウエハステージ駆動部の駆動によって、レチクルRのX軸方向に沿った移動に対して投影光学系15の縮小倍率に応じた速度比で−X方向側から+X方向側に同期して移動する。その結果、ウエハWの一つのショット領域には、レチクルR及びウエハWの同期移動に伴って、レチクルR上の回路パターンを所定の縮小倍率に縮小した形状のパターンが形成される。そして、一つのショット領域へのパターンの形成が終了した場合、ウエハWの他のショット領域に対するパターンの形成が連続して行われる。
ここで、回折光学素子19として輪帯照明用の回折光学素子が用いられる場合、オプティカルインテグレータ28の入射側には、照明光学系13の光軸AXを中心とした輪帯状の照野が形成される。その結果、オプティカルインテグレータ28の射出側に位置する照明瞳面29には、入射側に形成される輪帯状の照野と同じ、輪帯状の二次光源30が形成される。また、回折光学素子19として複数極照明用の回折光学素子19が用いられる場合、オプティカルインテグレータ28の入射側には、照明光学系13の光軸AXを中心とした複数の所定形状(円弧状、円形状など)の照野からなる複数極状の照野が形成される。その結果、オプティカルインテグレータ28の射出側に位置する照明瞳面29には、入射側に形成される複数極状の照野と同じ、複数極状の二次光源30が形成される。なお、本実施形態では、4極照明用の回折光学素子19が用いられるものとする。
すなわち、オプティカルインテグレータ28の射出側に位置する照明瞳面29には、図2に示すように、4つの円弧状の実質的な面光源(以下、単に「面光源」という。)50a〜50dからなる4極状の二次光源30(瞳強度分布)が形成される。具体的には、二次光源30は、照明光学系13の光軸AXの+X方向側に位置する円弧状の第1面光源50aと、照明光学系13の光軸AXの−X方向側に位置する円弧状の第2面光源50bとを有しており、第1面光源50aと光軸AXとの間隔は、第2面光源50bと光軸AXとの間隔とほぼ等間隔となっている。また、二次光源30は、照明光学系13の光軸AXの+Z方向側に位置する円弧状の第3面光源50cと、照明光学系13の光軸AXの−Z方向側に位置する円弧状の第4面光源50dとを有しており、第3面光源50cと光軸AXとの間隔は、第4面光源50dと光軸AXとの間隔とほぼ等間隔となっている。
こうした各面光源50a,50b,50c,50dから射出される各露光光ELがレチクルR上に導かれると、レチクルRの被照射面Ra上には、図3(a)に示すように、長手方向がY軸方向であり且つ短手方向がX軸方向となる矩形状の照明領域ER1が形成される。また、ウエハWの被照射面Wa上には、図3(b)に示すように、レチクルR上の照明領域ER1と対応した矩形状の静止露光領域ER2が形成される。この際、静止露光領域ER2(及び照明領域ER1)内の各点に入射する入射光が形成する4極状の瞳強度分布の各々は、露光光ELが入射する位置に依存することなく、互いにほぼ同一形状をなしている。ところが、静止露光領域ER2(及び照明領域ER1)内の各点に入射する入射光が形成する4極状の瞳強度分布の各々は、露光光ELが入射する位置に依存して、角度方向の光強度分布が互いに異なってしまう傾向がある。
具体的には、図3(a)(b)及び図4に示すように、照明領域ER1内及び静止露光領域ER2内のY軸方向における中心点P1a、P1bに入射する露光光ELによって形成される第1瞳強度分布51では、Z軸方向に沿って配置される第3面光源51c及び第4面光源51dの光強度の方が、X軸方向に沿って配置される第1面光源51a及び第2面光源51bの光強度よりも強くなる傾向がある。一方、図3(a)(b)及び図5に示すように、照明領域ER1内及び静止露光領域ER2内において中心点P1a,P1bに対してY軸方向に沿って離間した各周辺点P2a,P2bに入射する露光光ELによって形成される第2瞳強度分布52では、Z軸方向に沿って配置される第3面光源52c及び第4面光源52dの光強度の方が、X軸方向に沿って配置される第1面光源52a及び第2面光源52bの光強度よりも弱くなる傾向がある。なお、ここでいう各瞳強度分布51,52は、照明光学系13内における露光光ELの光路内に補正フィルタ24及び遮光ユニット47が配置されていない場合に、照明瞳面29及び該照明瞳面29と光学的に共役な瞳共役面に形成される、静止露光領域ER2内の各点P1b,P2bに対応する光強度分布のことを示している。
次に、本実施形態の遮光ユニット47について図6に基づき説明する。
図6に示すように、遮光ユニット47は、レチクルブラインド33の開口部34の短手方向となるX軸方向に沿って並列して配置された複数(本実施形態では7つ)の矩形板状の遮光部材55をX軸方向への変位自在に備えている。そして、各遮光部材55は、それらの長手方向がレチクルブラインド33の開口部34の長手方向と平行となるように配置されている。また、これらの遮光部材55は、X軸方向で隣り合う遮光部材55との間の間隙が照明光学系13の光軸AXから離間するに従って次第に大きくなるように配置されている。
また、遮光ユニット47には、各遮光部材55を変位させるための変位機構58(図7参照)が設けられている。この変位機構58は、図7に示すように、制御装置60からの制御指令に応じて、レチクルブラインド33の開口部34の各点P1,P2に入射する露光光ELの光路内で、各遮光部材55をX軸方向に一律に変位させるようになっている。
次に、本実施形態の露光装置11の制御構成について説明する。
図7に示すように、露光装置11における装置全体の駆動状態を制御するための制御装置60は、CPUなどを備えたコントローラ(図示略)と、各装置を駆動させるための駆動回路(図示略)とを主体として構成されている。制御装置60の入力側インターフェース(図示略)には、瞳強度分布計測装置40の検出部43が接続されており、該検出部43からの検出信号を受信するようになっている。また、制御装置60の入力側インターフェースには、入力装置61が接続されており、入力装置61からの入力信号を受信するようになっている。
一方、制御装置60の出力側インターフェース(図示略)には、モニタ等からなる表示装置62が接続されている。そして、表示装置62は、瞳強度分布計測装置40の検出部43から受信した検出信号に基づいて導出された照明領域ER1の点毎の瞳強度分布を表示するようになっている。また、制御装置60の出力側インターフェース(図示略)には、遮光ユニット47の各遮光部材55を変位させるための変位機構58が接続されている。そして、制御装置60は、入力装置61からの入力信号に基づき、各遮光部材55の光路内での位置を制御するようになっている。
次に、上記のように構成された露光装置11の作用について、特に、静止露光領域ER2内のY軸方向に沿った各点P1b,P2bに入射する露光光ELの角度方向の光強度を調整する際の作用について以下説明する。
さて、図8(a)(b)に示すように、照明瞳面29上に形成される二次光源30の各面光源50a〜50dから射出される露光光ELのうち、レチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に入射する露光光ELは、遮光ユニット47の入射側の近傍に位置する所定面56(図8(a)では点線で示す)上に、照明光学系13の光軸AXを中心として、レチクルブラインド33の開口部34の長手方向の寸法と短手方向の寸法との比率に応じて縮小された略楕円弧状の第1光束断面62a、第2光束断面62b、第3光束断面62c及び第4光束断面62dをそれぞれ形成する。そして、遮光ユニット47は、各光束断面62a〜62dに対して照明光学系13の光軸方向で重畳するように遮光部材55を配置することにより、各光束断面62a〜62dから射出される露光光ELを遮光するようになっている。
また、図9(a)(b)に示すように、照明瞳面29上に形成される二次光源30の各面光源50a〜50dから射出される露光光ELのうち、レチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に入射する露光光ELは、遮光ユニット47の入射側の近傍に位置する所定面56(図9(a)では点線で示す)上に、照明光学系13の光軸AXに対して+Z方向側に外れた位置を中心として、レチクルブラインド33の開口部34の長手方向の寸法と短手方向の寸法との比率に応じて縮小された略楕円弧状の第1光束断面63a、第2光束断面63b、第3光束断面63c及び第4光束断面63dをそれぞれ形成する。そして、遮光ユニット47は、各光束断面63a〜63dに対して照明光学系13の光軸方向で重畳するように遮光部材55を配置することにより、各光束断面63a〜63dから射出される露光光ELを遮光するようになっている。
ここで、図8(b)及び図9(b)に示すように、レチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に入射する露光光ELに対応する光束断面62a〜62dと、レチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に入射する露光光ELに対応する光束断面63a〜63dとでは、遮光ユニット47を構成する各遮光部材55に対して、照明光学系13の光軸方向で重畳する領域の大きさがほぼ等しくなっている。
しかしながら、図8(a)及び図9(a)に示すように、光束断面62a〜62dからレチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に入射する露光光ELと、光束断面63a〜63dからレチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に入射する露光光ELとでは、遮光ユニット47に対して入射する際の入射角が相違する。すなわち、遮光ユニット47は、これらの露光光ELが各遮光部材55間の間隙を通過する際の該露光光ELの進行方向での寸法が相違する。
具体的には、第1光束断面62a及び第2光束断面62bからレチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に向けて射出される露光光ELは、照明光学系13の光軸AXを通るYZ平面内での中心軸線A1が、照明光学系13の光軸方向となるY軸方向と略平行に延びるように構成されている。一方、第1光束断面63a及び第2光束断面63bからレチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に向けて射出される露光光ELは、照明光学系13の光軸AXを通るYZ平面内での中心軸線A2が、照明光学系13の光軸方向となるY軸方向に対して+Z方向側に傾斜して延びるように構成されている。そのため、中心軸線A2は、中心軸線A1と比較して、露光光ELの進行方向に沿って遮光ユニット47を横断する距離が相対的に長くなるように構成されている。
すなわち、図10(a)(b)に示すように、遮光ユニット47は、第1光束断面62a及び第2光束断面62bからレチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に向けて射出される露光光ELに対して中心軸線A1の延びる方向に張り出す寸法よりも、第1光束断面63a及び第2光束断面63bからレチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に向けて射出される露光光ELに対して中心軸線A2の延びる方向に張り出す寸法の方が大きくなっている。したがって、遮光ユニット47は、第1光束断面62a及び第2光束断面62bからレチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に入射する露光光ELに対する遮光量よりも、第1光束断面63a及び第2光束断面63bからレチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に入射する露光光ELに対する遮光量の方が大きくなっている。
なお、レチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に入射する露光光ELに対応する第3光束断面62c及び第4光束断面62dと、レチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に入射する露光光ELに対応する第3光束断面63c及び第4光束断面63dとの間でも同様に、各光束断面62c,62d,63c,63dから射出される露光光ELは、光軸AXを通るYZ平面内での中心軸線が、該露光光ELに進行方向に沿って遮光ユニット47を横断する距離が異なる。そのため、遮光ユニット47は、各光束断面62c,62d,63c,63dからレチクルブラインド33の開口部34の各点P1,P2に入射する露光光ELに対する遮光量が互いに相違するようになっている。
ここで、本実施形態の遮光ユニット47において、変位機構58が、図8(b)及び図9(b)に示す状態から、各遮光部材55を+X方向に一律に平行移動させたとする(図11(a)(b)参照)。この場合、レチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に入射する露光光ELに対応する各光束断面62a〜62dと、レチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に入射する露光光ELに対応する各光束断面63a〜63dとでは、遮光ユニット47を構成する各遮光部材55に対して照明光学系13の光軸方向で重畳する領域の大きさが同じように変化する。
具体的には、変位前の状態(図8(b)及び図9(b)に示す状態)では、第1光束断面62a及び第1光束断面63aは、遮光ユニット47を構成する単一の遮光部材55に対して照明光学系13の光軸方向で重畳しているのに対し、変位後の状態(図11(a)及び図11(b)に示す状態)では、遮光ユニット47を構成する二つの遮光部材55に対して照明光学系13の光軸方向で重畳している。すなわち、遮光ユニット47は、変位前の状態と比較して、各遮光部材55が第1光束断面62a及び第1光束断面63aに対して照明光学系13の光軸方向で重畳する領域の大きさが同程度に増大する。
しかしながら、上記のように、遮光ユニット47は、第1光束断面62aからレチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に向けて射出される露光光ELに対して中心軸線A1の延びる方向に張り出す寸法よりも、第1光束断面63aからレチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に向けて射出される露光光ELに対して中心軸線A2の延びる方向に張り出す寸法の方が大きくなっている。そのため、図12(a)(b)に示すように、遮光ユニット47は、変位前の状態と比較して、第1光束断面62aからレチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に向けて射出される露光光ELに対する遮光量よりも、第1光束断面63aからレチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に向けて射出される露光光ELに対する遮光量の方が相対的に大きく増大する。
なお、遮光ユニット47は、レチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に入射する露光光ELに対応する他の光束断面62b〜62dから射出される露光光ELと、レチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に入射する露光光ELに対応する他の光束断面63b〜63dから射出される露光光ELとの間でも同様に、該露光光ELの中心軸線の延びる方向に張り出す寸法が異なる。そのため、遮光ユニット47は、その変位によって、各光束断面62b〜62d,63b〜63dからレチクルブラインド33の開口部34の各点P1,P2に入射する露光光ELに対する遮光量の変化量が互いに相違するようになっている。したがって、本実施形態の遮光ユニット47によれば、照明瞳面29上の二次光源30からレチクルブラインド33の開口部34の中心点P1及び周辺点P2に向けて射出される露光光ELが、遮光ユニット47に対して入射する際の入射角が相違することによって、該露光光ELに対する遮光量の変化量を互いに異ならせることができ、結果として、照明領域ER1内の各点P1a,P1b及び静止露光領域ER2内の各点P2a,P2bにおける角度方向の光強度分布を独立的に調整することが可能となる。
ところで、本実施形態の露光装置11では、瞳強度分布計測装置40によって、静止露光領域ER2内の点毎の角度方向の光強度分布がそれぞれ計測される。ここでは、静止露光領域ER2内の中心点P1b及び周辺点P2bに入射する露光光ELによって、照明瞳面29上に形成される第1瞳強度分布51及び第2瞳強度分布52がそれぞれ計測される。そして、制御装置60は、瞳強度分布計測装置40によって、両瞳強度分布51,52の角度方向の光強度分布が互いに相違することが検出された場合には、その旨を表示装置62に出力して表示させる。そして、操作者は、表示装置62の表示結果に基づき、入力装置61を介して遮光ユニット47に関する各種条件を設定する。
すると、制御装置60は、設定された各種条件に基づいて変位機構58を駆動することにより、照明瞳面29上の各面光源50a〜50dから射出される露光光ELの光路内にて、各遮光部材55をX軸方向に一律に変位させる。そして、各遮光部材55が変位すると、瞳強度分布計測装置40によって計測される各瞳強度分布51,52の性状の各々は、各遮光部材55の変位態様に応じてそれぞれ変化する。
すなわち、操作者は、各遮光部材55を変位させ、静止露光領域ER2内の中心点P1bに入射する露光光ELの角度方向の光強度分布と、静止露光領域ER2内の周辺点P2bに入射する露光光ELの角度方向の光強度分布とを一致させるように、各瞳強度分布51,52の各面光源51a〜51d,52a〜52dから射出される露光光ELに対する遮光量を独立的に調整することにより、ウエハWの被照射面Waに形成されるパターンのばらつき、特に露光領域内の位置に依存してテレセントリック性が変化することに起因するパターンの転写位置ずれが生じることを抑制することができる。
したがって、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、遮光ユニット47を構成する各遮光部材55は、光源装置12から射出される露光光ELが各遮光部材55に対して入射する際の入射角に応じて、露光光ELの進行方向での寸法が相違するように、照明光学系13の光軸AXと直交する方向に沿って並列して配置されている。そのため、変位機構58は、露光光ELの光路内での各遮光部材55の配置密度を変更するように各遮光部材55を変位させることによって、各遮光部材55の並列方向での間隙に入射した露光光ELが遮光部材55によって遮光される遮光量の変化量は、該露光光ELが遮光部材55に対して入射する際の入射角に応じて相違する。したがって、変位機構58は、遮光部材55を露光光ELの光路内で変位させることによって、静止露光領域ER2内の各点P2a,P2bに入射する露光光ELに対する遮光部材55の遮光量を独立的に調整することができ、結果として、静止露光領域ER2内の位置毎における瞳強度分布を独立的に調整することができる。
(2)本実施形態では、各遮光部材55は、照明瞳面29上に形成される各瞳強度分布51,52の各面光源51a〜51d,52a〜52dから各遮光部材55に対して入射する際の露光光ELの入射角に応じて、該露光光ELに対する各遮光部材55の遮光量が異なるように、レチクルブラインド33の開口部34の近傍に配置されている。そのため、変位機構58は、露光光ELの光路内で各遮光部材55を変位させることによって、レチクルブラインド33の開口部34と光学的に共役な位置関係にある静止露光領域ER2内の位置毎における瞳強度分布を独立的に調整することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図13〜図17に基づき説明する。なお、第2の実施形態は、遮光ユニットが、照明瞳面の近傍に配置される点が第1の実施形態と異なっている。したがって、以下の説明においては、第1の実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1の実施形態と同一又は相当する構成には同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
図13及び図14に示すように、本実施形態の遮光ユニット47は、オプティカルインテグレータ28と第1コンデンサ光学系31との間にて、二次光源30の各面光源50a〜50dから射出される露光光ELの光路内に位置するように、照明光学系13の光軸AXと直交するZ軸方向に沿って並列して配置された複数(本実施形態では7つ)の矩形板状の遮光部材55をZ軸方向への変位自在に備えている。なお、これらの遮光部材55は、Z軸方向で隣り合う遮光部材55との間の間隙が照明光学系13の光軸AXから離間するに従って次第に大きくなるように配置されている。
そして、図15(a)に示すように、二次光源30の各面光源50a〜50dから射出される露光光ELのうち、レチクルR上の照明領域ER1内及びウエハW上の静止露光領域ER2内の中心点P1a,P1bに向けて射出される露光光EL、即ち、レチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に達する露光光ELは、遮光ユニット47を構成する各遮光部材55によってはほとんど遮光されない。一方、図15(b)に示すように、二次光源30の各面光源50a〜50dから射出される露光光ELのうち、レチクルR 上の照明領域ER1内及びウエハW上の静止露光領域ER2内の周辺点P2a,P2bに向けて射出される露光光EL、即ち、レチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に達する露光光ELは、遮光ユニット47を構成する各遮光部材55によって相対的に高効率に遮光される。
ここで、本実施形態の遮光ユニット47において、変位機構58が、図14に示す状態から、各遮光部材55を+Z方向に一律に平行移動させたとする(図16参照)。この場合、変位前の状態(図14に示す状態)では、二次光源30の第3面光源50cは、遮光ユニット47を構成する単一の遮光部材55に対して照明光学系13の光軸方向で重畳しているのに対し、変位後の状態(図16に示す状態)では、遮光ユニット47を構成する二つの遮光部材55に対して照明光学系13の光軸方向で重畳している。すなわち、遮光ユニット47は、変位前の状態と比較して、各遮光部材55が二次光源30の第3面光源50cに対して照明光学系13の光軸方向で重畳する領域の大きさが増大する。
すると、図17(a)に示すように、二次光源30の第3面光源50cから射出される露光光ELのうち、レチクルR上の照明領域ER1内及びウエハW上の静止露光領域ER2内の中心点P1a,P1bに向けて射出される露光光EL、即ち、レチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に達する露光光ELは、依然として、遮光ユニット47を構成する各遮光部材55によってはほとんど遮光されない。一方、図17(b)に示すように、二次光源30の第3面光源50cから射出される露光光ELのうち、レチクルR上の照明領域ER1内及びウエハW上の静止露光領域ER2内の周辺点P2a,P2bに向けて射出される露光光EL、即ち、レチクルブラインド33の開口部の周辺点P2に達する露光光ELは、変位前の状態と比較して、遮光ユニット47を構成する各遮光部材55による遮光量が相対的に大きく変化(増大)する。
なお、遮光ユニット47は、その変位によって、二次光源30の他の面光源50a,50b,50dに対して照明光学系13の光軸方向で重畳する領域の大きさが変化する。この場合、それらの面光源50a,50b,50dから射出される露光光ELのうち、レチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に達する露光光ELと、レチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に達する露光光ELとでは、遮光ユニット47を構成する各遮光部材55による遮光量の変化量が互いに異なる。そのため、本実施形態の遮光ユニット47によれば、照明瞳面29上の二次光源30からレチクルブラインド33の開口部34の中心点P1及び周辺点P2に向けて射出される露光光ELの光路内にて、各遮光部材55の配置密度を同じように変化させる場合であっても、該露光光ELが遮光ユニット47に対して入射する際の入射角が相違することによって、該露光光ELに対する遮光量の変化量を互いに異ならせることができ、結果として、照明領域ER1内の各点P1a,P1b及び静止露光領域ER2内の各点P2a,P2bにおける角度方向の光強度分布を独立的に調整することが可能となる。
したがって、本実施形態では、上記第1の実施形態の効果(1)に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(3)本実施形態では、変位機構58は、照明瞳面29上に形成される二次光源30の各面光源50a〜50dから射出される露光光ELの光路内での配置密度を変更するように各遮光部材55を変位させる。この場合、各遮光部材55は、照明瞳面29上に形成される二次光源30の各面光源50a〜50dから射出される露光光ELのうち、レチクルブラインド33の開口部34の中心点P1に向けて照明光学系13の光軸AXと略平行に射出される露光光ELに対する遮光量の変化量と、レチクルブラインド33の開口部34の周辺点P2に向けて照明光学系13の光軸AXに対して傾斜するように射出される露光光ELに対する遮光量の変化量とが互いに異なる。すなわち、変位機構58は、照明瞳面29上に形成される二次光源30から射出される露光光ELの光路内で各遮光部材55を変位させることにより、静止露光領域ER2内の位置毎における角度方向の光強度分布を独立的に調整することができる。
なお、上記各実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記第1の実施形態において、遮光ユニット47は、レチクルブラインド33の開口部34の長手方向となるZ軸方向に沿って各遮光部材55を並列して配置してもよい。
・上記第2の実施形態において、遮光ユニット47は、照明光学系13の光軸AXと直交するX軸方向に沿って各遮光部材55を並列して配置してもよい。
・上記各実施形態において、遮光ユニット47は、隣り合う遮光部材55間の間隙が、照明光学系13の光軸AXから離間するに従って次第に小さくなるように各遮光部材55を配置してもよい。すなわち、遮光ユニット47は、各遮光部材55の配置密度が該遮光部材55の並列方向で変化する配置構成であれば、任意の配置構成であってもよい。
・上記各実施形態において、変位機構58は、遮光ユニット47を構成する各遮光部材55を個別に変位可能な構成としてもよい。この場合、変位機構58は、複数の遮光部材55のうち、全ての遮光部材を変位可能に構成してもよいし、一部の遮光部材のみを変位可能な構成としてもよい。
・上記各実施形態において、回折光学素子19は、4極照明以外の他の分極照明用(例えば、2極照明用)の回折光学素子であってもよいし、輪帯照明用の回折光学素子であってもよいし、円形状の回折光学素子であってもよい。また、露光光ELの形状を変形させることが可能な光学素子であれば、回折光学素子の代わりにアキシコレンズ対などの他の任意の光学素子を配置してもよい。
・上記各実施形態において、補正フィルタ24は、オプティカルインテグレータ28の入射側にて、オプティカルインテグレータ28の入射面と光学的に共役な位置であれば任意の位置に配置してもよい。また、補正フィルタ24は、オプティカルインテグレータ28の入射面近傍に配置してもよい。
・上記第1の実施形態において、遮光ユニット47は、オプティカルインテグレータ28の射出側にて、レチクルRの被照射面Ra(又は、ウエハWの被照射面Wa)と光学的に共役な位置の近傍であれば、任意の位置に配置してもよい。
・上記第2の実施形態において、遮光ユニット47は、オプティカルインテグレータ28の射出側にて、オプティカルインテグレータ28の射出面と光学的に共役な位置の近傍であれば、任意の位置に配置してもよい。
・上記各実施形態において、瞳強度分布計測装置40は、レチクルRの被照射面Ra(又は、ウエハWの被照射面Wa)と光学的に共役な位置の近傍であれば、任意の位置に配置してもよい。
・上記各実施形態において、露光装置11は、半導体素子などのマイクロデバイスだけでなく、光露光装置、EUV露光装置、X線露光装置、及び電子線露光装置などで使用されるレチクルまたはマスクを製造するために、マザーレチクルからガラス基板やシリコンウエハなどへ回路パターンを転写する露光装置であってもよい。また、露光装置11は、液晶表示素子(LCD)などを含むディスプレイの製造に用いられてデバイスパターンをガラスプレート上へ転写する露光装置、薄膜磁気ヘッド等の製造に用いられて、デバイスパターンをセラミックウエハ等へ転写する露光装置、及びCCD等の撮像素子の製造に用いられる露光装置などであってもよい。
・上記各実施形態において、露光装置11を、レチクルRとウエハWとが相対移動した状態でレチクルRのパターンをウエハWへ転写し、ウエハWを順次ステップ移動させるスキャニング・ステッパに具体化してもよい。
・上記各実施形態において、オプティカルインテグレータ28は、屈折率を有する単位波面分割面がZ方向及びX方向に沿って配列される1枚のマイクロフライアイレンズから構成されるものであってもよい。また、オプティカルインテグレータとして、複数のレンズ要素が配列されてなるフライアイレンズを用いてもよい。また、オプティカルインテグレータとして、複数のミラー面が配列されてなる一対のフライアイミラーであってもよい。また、オプティカルインテグレータとして、Y軸方向に沿って延びるロッドレンズであってもよい。
・上記各実施形態において、露光装置11を、可変パターン生成器(例えば、DMD(Digital Mirror Device又はDigital Micro−mirror Device))を用いたマスクレス露光装置に具体化してもよい。
・上記各実施形態において、光源装置12は、例えばg線(436nm)、i線(365nm)、KrFエキシマレーザ(248nm)、Fレーザ(157nm)、Krレーザ(146nm)、Arレーザ(126nm)等を供給可能な光源であってもよい。また、光源装置12は、DFB半導体レーザまたはファイバレーザから発振される赤外域、または可視域の単一波長レーザ光を、例えばエルビウム(またはエルビウムとイッテルビウムの双方)がドープされたファイバアンプで増幅し、非線形光学結晶を用いて紫外光に波長変換した高調波を供給可能な光源であってもよい。
次に、本発明の実施形態の露光装置11によるデバイスの製造方法をリソグラフィ工程で使用したマイクロデバイスの製造方法の実施形態について説明する。図18は、マイクロデバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造例のフローチャートを示す図である。
まず、ステップS101(設計ステップ)において、マイクロデバイスの機能・性能設計(例えば、半導体デバイスの回路設計等)を行い、その機能を実現するためのパターン設計を行う。引き続き、ステップS102(マスク製作ステップ)において、設計した回路パターンを形成したマスク(レチクルRなど)を製作する。一方、ステップS103(基板製造ステップ)において、シリコン、ガラス、セラミックス等の材料を用いて基板(シリコン材料を用いた場合にはウエハWとなる。)を製造する。
次に、ステップS104(基板処理ステップ)において、ステップS101〜ステップS104で用意したマスクと基板を使用して、後述するように、リソグラフィ技術等によって基板上に実際の回路等を形成する。次いで、ステップS105(デバイス組立ステップ)において、ステップS104で処理された基板を用いてデバイス組立を行う。このステップS105には、ダイシング工程、ボンティング工程、及びパッケージング工程(チップ封入)等の工程が必要に応じて含まれる。最後に、ステップS106(検査ステップ)において、ステップS105で作製されたマイクロデバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経た後にマイクロデバイスが完成し、これが出荷される。
図19は、半導体デバイスの場合におけるステップS104の詳細工程の一例を示す図である。
ステップS111(酸化ステップ)おいては、基板の表面を酸化させる。ステップS112(CVDステップ)においては、基板表面に絶縁膜を形成する。ステップS113(電極形成ステップ)においては、基板上に電極を蒸着によって形成する。ステップS114(イオン打込みステップ)においては、基板にイオンを打ち込む。以上のステップS111〜ステップS114のそれぞれは、基板処理の各段階の前処理工程を構成しており、各段階において必要な処理に応じて選択されて実行される。
基板プロセスの各段階において、上述の前処理工程が終了すると、以下のようにして後処理工程が実行される。この後処理工程では、まず、ステップS115(レジスト形成ステップ)において、基板に感光性材料を塗布する。引き続き、ステップS116(露光ステップ)において、上で説明したリソグラフィシステム(露光装置11)によってマスクの回路パターンを基板に転写する。次に、ステップS117(現像ステップ)において、ステップS116にて露光された基板を現像して、基板の表面に回路パターンからなるマスク層を形成する。さらに続いて、ステップS118(エッチングステップ)において、レジストが残存している部分以外の部分の露出部材をエッチングにより取り去る。そして、ステップS119(レジスト除去ステップ)において、エッチングが済んで不要となった感光性材料を取り除く。すなわち、ステップS118及びステップS119において、マスク層を介して基板の表面を加工する。これらの前処理工程と後処理工程とを繰り返し行うことによって、基板上に多重に回路パターンが形成される。
11…露光装置、12…光源としての光源装置、13…照明光学系、15…投影光学系、19…光学素子としての回折光学素子、28…オプティカルインテグレータ、47…遮光ユニット、55…遮光部材、58…変位機構、AX…光軸、EL…光としての露光光、Ra…被照射面、W…感光性基板としてのウエハ。

Claims (8)

  1. 光源から射出される光をオプティカルインテグレータを介して被照射面に照明する照明光学系に設けられ、前記被照射面に到達する光束の角度方向の光強度分布を調整する遮光ユニットにおいて、
    前記光の光路における前記オプティカルインテグレータよりも前記被照射面側となる位置にて、前記照明光学系の光軸方向と交差する方向に沿って並列して配置された複数の遮光部材と、
    前記各遮光部材を前記光の光路内で前記光軸方向と交差する方向に変位可能とする変位機構と、を備えたことを特徴とする遮光ユニット。
  2. 請求項1に記載の遮光ユニットにおいて、
    前記変位機構は、前記各遮光部材の前記光軸方向と交差する方向での間隔を前記光軸方向と交差する方向での位置毎に異ならせるように、前記各遮光部材を変位可能に構成されていることを特徴とする遮光ユニット。
  3. 請求項2に記載の遮光ユニットにおいて、
    前記変位機構は、前記各遮光部材を個別に変位可能に構成されていることを特徴とする遮光ユニット。
  4. 請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の遮光ユニットにおいて、
    前記遮光部材は、前記オプティカルインテグレータの射出面近傍または該射出面と光学的に共役な位置の近傍に配置されていることを特徴とする遮光ユニット。
  5. 請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の遮光ユニットにおいて、
    前記遮光部材は、前記被照射面近傍または該被照射面と光学的に共役な位置の近傍に配置されることを特徴とする遮光ユニット。
  6. 光源から射出された光に基づいて被照射面を照明する照明光学系であって、
    前記光の光路途中に配置された光学素子と、
    請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の遮光ユニットと、を備えたことを特徴とする照明光学系。
  7. 請求項6に記載の照明光学系と、
    所定のパターンの像を前記被照射面に投影可能な投影光学系と、を備えたことを特徴とする露光装置。
  8. デバイスの製造方法において、
    請求項7に記載の露光装置を用いて所定のパターンを感光性基板に露光する工程と、
    前記露光された基板を現像し、前記のパターンに対応する形状のマスク層を前記感光性基板の表面に形成する工程と、
    前記マスク層を介して前記感光性基板の表面を加工する工程と、を含むことを特徴とするデバイスの製造方法。
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