JP2010192297A - 集合導体の製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各々矩形状の横断面を有する複数の導体線を安定して接着する。
【解決手段】各々、矩形状の横断面を有する複数の導体線が接着層を介して互いに接着されて一体化した集合導体10を連続して製造する集合導体製造装置30であって、溶剤6に可溶な接着層が少なくとも側面にそれぞれ形成された複数の導体線を同一平面上に無撚り状態で互いに平行に延びるように密に整列させた集合線5の底面に溶剤6を塗布する溶剤塗布装置21を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、集合導体の製造装置及び製造方法に関し、特に、各々矩形状の横断面を有する複数の導体線が束ねられて一体に構成された集合導体の製造装置及び製造方法に関するものである。
集合導体は、複数の導体線が束ねられて一体に構成され、電磁機械器具のコイルに用いられるマグネットワイヤとして広く利用されている。
例えば、特許文献1には、複数本の自己融着性平角エナメル線を集合、転位、撚合わせて得られる撚線の外周に絶縁テープを螺旋巻きしてなる自己融着性転位電線において、自己融着性平角エナメル線が自己潤滑・自己融着性平角エナメル線であるものが開示されている。そして、これによれば、転位電線の製造作業及びコイル巻線作業時には素線同志が優れた相互滑り性を発揮し、しかもコイルの熱融着時には素線相互が強固に熱融着できる、と記載されている。
特開平11−203948号公報
ところで、集合導体では、その横断面における導体線の面積が占める割合、すなわち、導体占積率を向上させるために、円形の横断面を有する丸線よりもデッドスペースが形成され難い矩形状の横断面を有する平角線を無撚り状態で複数整列させることが提案されている。
しかしながら、各導体線の横断面が矩形状であるので、各導体線がねじれ易く、また、複数の長尺の導体線を同時に平行に接着するので、集合導体がばらけ易いなどという問題があった。そのため、集合導体を製造するために、各々矩形状の横断面を有する複数の導体線を安定して接着することが困難であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、各々矩形状の横断面を有する複数の導体線を安定して接着することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、各々矩形状の横断面を有し少なくとも側面に溶剤に可溶な接着層がそれぞれ形成された複数の導体線を同一平面上に無撚り状態で互いに平行に延びるように密に整列させた集合線の底面に溶剤を塗布するようにしたものである。
具体的に本発明に係る集合導体の製造装置は、各々、矩形状の横断面を有する複数の導体線が接着層を介して互いに接着されて一体化した集合導体を連続して製造する装置であって、溶剤に可溶な接着層が少なくとも側面にそれぞれ形成された上記複数の導体線を同一平面上に無撚り状態で互いに平行に延びるように密に整列させた集合線の底面に上記溶剤を塗布する溶剤塗布装置を備えていることを特徴とする。
上記の構成によれば、集合線を構成する各導体線が矩形状の横断面を有し、各導体線の少なくとも側面に溶剤に可溶な接着層が形成されている。そして、それらの複数の導体線を同一平面上に無撚り状態で互いに平行に密に整列させた集合線の底面に対して溶剤が溶剤塗布装置によって塗布されるので、隣り合う導体線同士の隙間に溶剤が毛細管現象により供給される。そのため、各導体線の側面のうち、隣り合う導体線に当接する側面において、接着層の表面が溶解して、粘着性を有するようになるので、集合線を構成する各導体線の接着層が連結して、さらに、例えば、風乾や加熱によって溶剤を蒸発させることにより、隣り合う導体線同士が互いに接着される。これにより、複数の導体線を整列させた集合線の底面に溶剤を塗布するだけで、隣り合う導体線同士が同時に互いに接着されるので、各々矩形状の横断面を有する複数の導体線を安定して接着することが可能になる。
上記溶剤塗布装置は、上記溶剤を循環させるための循環系を備えていてもよい。
上記の構成によれば、溶剤塗布装置が溶剤を循環させるための循環系を備えているので、集合線の底面に塗布する溶剤の状態を安定化させることが可能になる。
上記溶剤塗布装置は、上記集合線の進行方向に対して逆方向に回転すると共に、該集合線の底面に周壁が上記溶剤を介して当接するように構成された塗布ロールを備えていてもよい。
上記の構成によれば、溶剤塗布装置が集合線の進行方向に対して逆方向に回転すると共に、集合線の底面に周壁が溶剤を介して当接する塗布ロールを備えているので、塗布ロールの周壁に供給された溶剤が塗布ロールの周壁と集合線の底面との間の領域に適度に溜まることになる。これにより、進行する集合線の底面に溶剤が安定して供給されるので、各導体線の側面のうち、隣り合う導体線に当接する側面において、接着層の表面が、安定して粘着性を有することになり、複数の導体線が具体的に安定して接着される。また、集合線の送り速度が高速(例えば、50m/min以上)になっても、溶剤が飛び散り難いので、装置の小型化が可能になるだけでなく、より高速(例えば、200m/min以上)での製造も可能になる。これに対して、集合線の進行方向に対して順方向に回転する塗布ロールでは、溶剤が飛び散り易いので、高速での製造が困難である。さらに、塗布ロールが集合線の進行方向に対して逆方向に回転するので、集合線の側面を摩耗させるおそれがあるものの、溶剤が潤滑剤として働くので、製造時における集合線の側面の摩耗も抑制される。
上記集合線の進行方向に沿った上記溶剤塗布装置の前側に、上記集合線を整列状態に矯正するための矯正装置を備えていてもよい。
上記の構成によれば、溶剤塗布装置の上流側に、集合線を整列状態に矯正するための矯正装置を備えているので、溶剤塗布装置に搬入する集合線のばらけやねじれを抑制することが可能になる。
上記集合線の進行方向に沿った上記溶剤塗布装置の後側に、上記集合線を整列状態に矯正するための矯正装置を備えていてもよい。
上記の構成によれば、溶剤塗布装置の下流側に、集合線を整列状態に矯正するための矯正装置を備えているので、溶剤塗布装置から搬出された集合線(集合導体)のばらけやねじれを抑制することが可能になる。
上記溶剤塗布装置は、上記塗布ロールの回転速度を変更可能に設けられていてもよい。
上記の構成によれば、塗布ロールの回転速度が変更可能であるので、集合線の進行速度に合わせて、塗布ロールの回転速度を変更することにより、集合線の底面に適正な量の溶剤を供給することが可能になる。
上記溶剤塗布装置は、上記塗布ロールに付着した接着剤を除去するためのスクレーパを備えていてもよい。
上記の構成によれば、溶剤塗布装置が塗布ロールに付着した接着剤を除去するためのスクレーパを備えているので、塗布ロールの周壁の状態を良好に保つことが可能になる。
また、本発明に係る集合導体の製造方法は、各々、矩形状の横断面を有する複数の導体線が接着層を介して互いに接着されて一体化した集合導体を連続して製造する方法であって、溶剤に可溶な接着層が少なくとも側面にそれぞれ形成された上記複数の導体線を同一平面上に無撚り状態で互いに平行に延びるように密に整列させて集合線を形成する集合線形成工程と、上記集合線形成工程で形成された集合線の底面に溶剤を塗布する溶剤塗布工程とを備えることを特徴とする。
上記の方法によれば、集合線を構成する各導体線が矩形状の横断面を有し、各導体線の少なくとも側面に溶剤に可溶な接着層が形成されている。そして、集合線形成工程において、それらの複数の導体線を同一平面上に無撚り状態で互いに平行に密に整列させた集合線を形成した後に、溶剤塗布工程において、集合線の底面に対して溶剤が塗布されるので、隣り合う導体線同士の隙間に溶剤が毛細管現象により供給される。そのため、各導体線の側面のうち、隣り合う導体線に当接する側面において、接着層の表面が溶解して、粘着性を有するようになるので、集合線を構成する各導体線の接着層が連結して、さらに、例えば、風乾や加熱によって溶剤を蒸発させることにより、隣り合う導体線同士が互いに接着される。これにより、複数の導体線を整列させた集合線の底面に溶剤を塗布するだけで、隣り合う導体線同士が同時に互いに接着されるので、各々矩形状の横断面を有する複数の導体線を安定して接着することが可能になる。
上記溶剤塗布工程では、上記集合線の進行方向に対して逆方向に回転するように構成された塗布ロールの周壁に該集合線の底面を上記溶剤を介して当接させてもよい。
上記の方法によれば、溶剤塗布工程では、集合線の進行方向に対して逆方向に回転する塗布ロールの周壁に集合線の底面を溶剤を介して当接させるので、塗布ロールの周壁に供給された溶剤が塗布ロールの周壁と集合線の底面との間の領域に適度に溜まることになる。これにより、進行する集合線の底面に溶剤が安定して供給されるので、各導体線の側面のうち、隣り合う導体線に当接する側面において、接着層の表面が、安定して粘着性を有することになり、複数の導体線が具体的に安定して接着される。また、集合線の送り速度が高速(例えば、50m/min以上)になっても、溶剤が飛び散り難いので、装置の小型化が可能になるだけでなく、より高速(例えば、200m/min以上)での製造も可能になる。これに対して、集合線の進行方向に対して順方向に回転する塗布ロールでは、溶剤が飛び散り易いので、高速での製造が困難である。さらに、塗布ロールが集合線の進行方向に対して逆方向に回転するので、集合線の側面を摩耗させるおそれがあるものの、溶剤が潤滑剤として働くので、製造時における集合線の側面の摩耗も抑制される。
上記各導体線は、矩形状の横断面を有する導体素線と、該導体素線を覆うように電着塗装により形成された絶縁層と、該絶縁層を覆うようにディップ塗装により形成された接着層とを備えている、又は矩形状の横断面を有する導体素線と、該導体素線を覆うようにディップ塗装により形成された接着層とを備えていてもよい。
上記の方法によれば、各導体線が導体素線、絶縁層及び接着層を備えている場合には、導体素線と接着層との間に絶縁層が介在するので、集合導体を構成する各導体線の間の絶縁性が保持される。しかも、絶縁層が電着塗装により形成されているので、電着塗装する際の印加電圧を調整するだけで、絶縁層を、例えば、0.5μm〜1.5μm程度に薄く均一に形成することが可能になり、絶縁層の形成による集合導体における導体占積率の低下が抑制される。また、各導体線が導体素線及び接着層を備えている場合には、導体素線と接着層との間に介在するものがないので、集合導体における導体占積率を向上させることが可能になる。
上記溶剤は、揮発性を有するアルコールであってもよい。
上記の方法によれば、溶剤が揮発性を有するアルコールであるので、集合線に塗布した溶剤を容易に蒸発させることが可能になる。
本発明によれば、各々矩形状の横断面を有し少なくとも側面に溶剤に可溶な接着層がそれぞれ形成された複数の導体線を同一平面上に無撚り状態で互いに平行に延びるように密に整列させた集合線の底面に溶剤を塗布するので、各々矩形状の横断面を有する複数の導体線を安定して接着することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1〜図8は、本発明に係る集合導体の製造装置及び製造方法の1つの実施形態を示している。具体的に、図1は、本実施形態の集合導体10の横断面図である。
集合導体10は、図1に示すように、互いに平行に延びるように整列させた複数の導体線4を備えている。そして、集合導体10では、図1に示すように、隣り合う導体線4同士が互いに接着されることにより、複数の導体線4が一体化されている。
導体線4は、図1に示すように、矩形状の横断面を有する導体素線1と、導体素線1を覆うように設けられた絶縁層2と、絶縁層2を覆うように設けられた接着層3とを備えている。
導体素線1は、例えば、銅、アルミニウム、銀、鉄、金、又は、それらの合金などの導電性を有する材料により線状に構成されている。
ここで、導体素線1及び導体線4における矩形状の横断面とは、角部がR形状である略長方形の横断面(図1参照)の他に、角部がR形状である略正方形の横断面、角部が直角である長方形の横断面、及び角部が直角である正方形の横断面などを含んでいる。
また、導体素線1及び導体線4の横断面形状は、その長さ方向に沿って全て同じでなくてもよく、例えば、長方形の横断面を有するものと正方形の横断面を有するものとを組み合わせて構成するなどして、その横断面において全て同じでなくてもよい。
また、導体素線1において、長辺の長さを短辺の長さの1倍〜1.5倍(好ましくは1倍〜1.2倍)とすることにより、m行×n列(m及びnは自然数)に整列させたとき、導体占積率が向上し大表面積の絶縁導体が得られるので、ハイブリッド車などの電気自動車に用いられるモーターの小型化及び軽量化を実現させることができる。具体的に、導体素線1のサイズは、例えば、一辺が0.05mm〜2mm(好ましくは0.05mm〜1mm)であり、0.03mmφ〜2.0mmφの丸線に対応するサイズであればよく、横断面積としては、0.0007mm2〜4mm2となる。
絶縁層2は、例えば、電着塗装を用いて、アクリル樹脂などにより形成されている。また、絶縁層2の厚さは、5μm〜50μm程度(好ましくは、20μm〜30μm)であり、AC(alternating current)1kV以上(好ましくはAC2kV以上)の絶縁性を有していることが好ましい。
接着層3は、例えば、ディップ塗装を用いて、アルコールなどの溶剤に可溶なポリアミド樹脂などにより構成されている。また、接着層3の厚さは、0.5μm〜5μm程度(好ましくは、1μm〜3μm)である。
上記構成の集合導体10は、モーターを構成するステータコアに形成された各スロット溝の内部において、例えば、複数段を重ねて配置されるものである。
次に、上記構成の集合導体10の製造方法について説明する。ここで、図2は、集合導体10を製造するための集合導体製造装置30の側面図であり、図3、図4及び図5は、図2中のIII-III線、IV-IV線及びV-V線に沿った集合導体製造装置30を構成する各ロールの断面図である。また、図6は、集合導体製造装置30を構成する溶剤塗布装置21の塗布ロール12a及びその周壁に供給されるエタノール6の循環系を示す斜視図であり、図7は、塗布ロール12a並びにその周壁に当接する集合線5及びスクレーパ20を示す側面図である。
集合導体製造装置30は、図2に示すように、集合導体10を連続して製造するものであり、集合導体10を構成する集合線5の進行方向に沿って順に設けられた第1矯正装置11、溶剤塗布装置21、加熱装置22及び第2矯正装置23を備えている。
第1矯正装置11は、図2及び図3に示すように、集合線5を整列状態に矯正しながら溶剤塗布装置21に送り出すために、集合線5を挟み込んで集合線5の進行方向に対して順方向に回転する円柱状(円筒状)の一対の矯正ロール11a及び11bを備えている。
矯正ロール11aの周壁には、図3に示すように、集合線5の右側面、左側面及び下側面(底面)に壁面が当接して、集合線5を収容するための溝条が回転方向に沿って延びるように形成されている。
なお、本実施形態では、第1矯正装置11として、一対の矯正ロール11a及び11bを例示したが、集合線5を貫通させるための矩形状の貫通孔が形成されたダイスなどを用いてもよい。
溶剤塗布装置21は、図2、図4、図6及び図7に示すように、集合線5の進行方向に対して逆方向に回転すると共にその周壁が集合線5の下側面(底面)に当接することにより集合線5の底面に溶剤6を塗布するための円柱状(円筒状)の塗布ロール12aと、集合線5の進行方向に対して順方向に回転すると共にその周壁が集合線5の上側面に当接する円柱状(円筒状)の送りロール12bと、塗布ロール12aの下部を収容すると共に塗布ロール12aの周壁に供給する溶剤6を貯留するための塗布槽13と、塗布槽13に貯留された溶剤6のオーバーフロー分をオーバーフロー配管17を介して貯留すると共に塗布槽13から抜き取り配管18及びバルブ19を介して抜き取った溶剤6を貯留するための溶剤タンク14と、溶剤タンク14に貯留された溶剤6を供給配管16を介して塗布槽13に供給するための循環ポンプ15と、塗布槽13に貯留された溶剤6の中において塗布ロール12aの周壁に先端を当接させることにより塗布ロール12aに付着した接着剤3aを除去するためのスクレーパ20とを備えている。
塗布槽13、溶剤タンク14、循環ポンプ15、供給配管16及びオーバーフロー配管17は、図6に示すように、塗布ロール12aの周壁に供給する溶剤6を循環するための循環系を構成している。
スクレーパ20は、図7に示すように、塗布ロール12aの周壁を傷付けないように、樹脂により形成され、その先端をてこの原理やスプリングにより塗布ロール12aの周壁に一定の力で押し付けるように構成されている。
なお、本実施形態では、集合線5の底面に溶剤6を塗布する手段として、塗布ロール12aを例示したが、溶剤6を含浸させたフェルト状の溶剤含浸フェルトなどを用いてもよい。
加熱装置22は、溶剤塗布装置21で集合線5に塗布された溶剤6を蒸発させるためのヒーター(不図示)を備えている。
第2矯正装置23は、図2及び図3に示すように、集合線5により構成された集合導体10を整列状態に矯正するために、集合導体10を挟み込んで集合導体10の進行方向に対して順方向に回転する円柱状(円筒状)の一対の矯正ロール23a及び23bを備えている。
矯正ロール23aの周壁には、図5に示すように、集合導体10の右側面、左側面及び下側面(底面)に壁面が当接して、集合導体10を収容するための溝条が回転方向に沿って延びるように形成されている。
なお、本実施形態では、第2矯正装置23として、一対の矯正ロール23a及び23bを例示したが、集合導体10を貫通させるための矩形状の貫通孔が形成されたダイスなどを用いてもよい。
次に、上記構成の集合導体製造装置30を用いて、集合導体10を製造する方法について説明する。ここで、図8は、塗布ロール12aの周壁に当接する集合線5を示す断面図である。なお、本実施形態の製造方法は、集合線形成工程、溶剤塗布工程、加熱工程及び矯正工程を備える。
<集合線形成工程>
複数(例えば、4本)の導体線4を第1矯正装置11における一対の矯正ロール11a及び11bの間の溝条により形成された空間に挿入して、複数の導体線4を同一平面状に無撚り状態で互いに平行に延びるように密に整列させることにより、集合線5を形成する。ここで、集合線5を構成する隣り合う導体線4の隙間は、毛細管現象により溶剤6が吸い上がるようになっている。
<溶剤塗布工程>
第1矯正装置11から搬出された集合線5を溶剤塗布装置21における塗布ロール12a及び送りロール12bの間に挿入することにより、図7に示すように、集合線5の底面に、例えば、エタノールなどの溶剤6を塗布する。ここで、塗布ロール12aは、図7に示すように、集合線5の進行方向に対して逆方向に回転するので、塗布ロール12aの周壁に供給された溶剤6が塗布ロール12aの周壁と集合線5の底面との間の領域に適度に溜まることになる。また、溶剤塗布装置21は、集合線5の底面に適正な量の溶剤6が供給されるように、集合線5の進行速度に合わせて、塗布ロール12aの回転速度が変更可能に設けられている。これにより、進行する集合線5の底面に溶剤6が安定して供給されるので、隣り合う導体線4同士の隙間に溶剤6が毛細管現象により供給され、各導体線5の側面のうち、隣り合う導体線4に当接する側面において、接着層3の表面が、安定して粘着性を有することになる。なお、本実施形態では、溶剤6として、エタノールを例示したが、メタノールやイソプロピルアルコールなどを用いてもよい。
<加熱工程>
溶剤塗布装置21から搬出された集合線5を加熱装置21に搬入して、集合線5を200℃程度に加熱することにより、溶剤6を蒸発させる。
<矯正工程>
加熱装置21から搬出された集合導体10を第2矯正装置23における一対の矯正ロール23a及び23bの間の溝条により形成された空間に挿入して、集合導体10の形状を保持させることにより、集合導体10を構成する各導体線4のばらけを抑制する。
以上のようにして、集合導体10を製造することができる。
以上説明したように、本実施形態の集合導体10の製造装置及び製造方法によれば、集合線5を構成する各導体線4が矩形状の横断面を有し、各導体線4の側面に溶剤6に可溶な接着層3が形成されている。そして、集合線形成工程において、それらの複数の導体線4を同一平面上に無撚り状態で互いに平行に密に整列させた集合線5を形成した後に、溶剤塗布工程において、集合線5の底面に対して溶剤6が塗布されるので、隣り合う導体線4同士の隙間に溶剤6が毛細管現象により供給される。そのため、各導体線4の側面のうち、隣り合う導体線4に当接する側面において、接着層3の表面が溶解して、粘着性を有するようになるので、集合線5を構成する各導体線4の接着層3が連結して、さらに、加熱によって溶剤6を蒸発させることにより、隣り合う導体線4同士を互いに接着することができる。これにより、複数の導体線4を整列させた集合線5の底面に溶剤6を塗布するだけで、隣り合う導体線4同士を同時に互いに接着することができるので、各々矩形状の横断面を有する複数の導体線4を安定して接着することができる。
また、本実施形態の集合導体10の製造装置によれば、溶剤塗布装置21が集合線5の進行方向に対して逆方向に回転すると共に、集合線5の底面に周壁が溶剤6を介して当接する塗布ロール12aを備えているので、塗布ロール12aの周壁に供給された溶剤6が塗布ロール12aの周壁と集合線5の底面との間の領域に適度に溜まることになる。これにより、進行する集合線5の底面に溶剤6が安定して供給されるので、各導体線4の側面のうち、隣り合う導体線4に当接する側面において、接着層3の表面が、安定して粘着性を有することになり、複数の導体線4を安定して接着することができる。また、集合線5の送り速度が高速(例えば、50m/min以上)になっても、溶剤6が飛び散り難いので、装置の小型化を実現することができるだけでなく、より高速(例えば、200m/min以上)での製造を実現することもできる。これに対して、集合線の進行方向に対して順方向に回転する塗布ロールでは、溶剤が飛び散り易いので、高速での製造が困難である。さらに、塗布ロール12aが集合線5の進行方向に対して逆方向に回転するので、集合線5の側面を摩耗させるおそれがあるものの、溶剤6が潤滑剤として働くので、製造時における集合線5の側面の摩耗も抑制することができる。
また、本実施形態の集合導体10の製造装置によれば、溶剤塗布装置21の上流側に、集合線5を整列状態に矯正するための第1矯正装置11を備えているので、溶剤塗布装置21に搬入する集合線5のばらけやねじれを抑制することができる。
また、本実施形態の集合導体10の製造装置及び製造方法によれば、溶剤塗布装置21の下流側に、集合線5(集合導体10)を整列状態に矯正するための第2矯正装置23を備えているので、溶剤塗布装置21から搬出された集合線5(加熱装置22から搬出された集合導体10)のばらけやねじれを抑制することができる。
また、本実施形態の集合導体10の製造装置によれば、溶剤塗布装置21が溶剤6を循環させるための循環系を備えているので、塗布ロール12aの周壁に供給する溶剤6の状態を安定化させることができる。
また、本実施形態の集合導体10の製造装置によれば、溶剤塗布装置21が塗布ロール12aに付着した接着剤3aを除去するためのスクレーパ20を備えているので、塗布ロール12aの周壁の状態を良好に保つことができる。
また、本実施形態の集合導体10の製造方法によれば、矩形状の横断面を有する導体素線1とディップ塗装により形成された接着層3との間に、電着塗装により形成された絶縁層2が設けられているので、集合導体10を構成する各導体線4の間の絶縁性を保持することができる。また、絶縁層2が電着塗装により形成されているので、電着塗装する際の印加電圧を調整するだけで、絶縁層2を、例えば、0.5μm〜1.5μm程度に薄く均一に形成することができ、絶縁層2の形成による集合導体10における導体占積率の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の集合導体10の製造方法によれば、溶剤6が揮発性を有するアルコールであるので、集合線5に塗布した溶剤6を容易に蒸発させることができる。
なお、本実施形態では、各々、導体素線1と接着層3との間に絶縁層2が設けられた複数の導体線4を備えた集合導体10を例示したが、本発明は、各導体線4における絶縁層2を省略してもよく、さらに、その絶縁層を省略した集合導体の側面に、ディップ塗装、テープ巻き、又は、樹脂の押出成形などにより絶縁層を形成してもよい。そして、これによれば、集合導体における導体占積率を向上させることができる。
以上説明したように、本発明は、各々矩形状の横断面を有する複数の導体線を安定して接着することができるので、モーター用途のマグネットワイヤについて有用である。
本実施形態に係る集合導体10の横断面図である。 集合導体10を製造するための集合導体製造装置30の側面図である。 図2中のIII-III線に沿った集合導体製造装置30を構成する一対の矯正ロール11a及び11bの断面図である。 図2中のIV-IV線に沿った集合導体製造装置30を構成する塗布ロール12a及び送りロール12bの断面図である。 図2中のV-V線に沿った集合導体製造装置30を構成する一対の矯正ロール23a及び23bの断面図である。 塗布ロール12a及びその周壁に供給されるエタノール6の循環系を示す斜視図である。 塗布ロール12a並びにその周壁に当接する集合線5及びスクレーパ20を示す側面図である。 塗布ロール12aの周壁に当接する集合線5を示す断面図である。
1 導体素線
2 絶縁層
3 接着層
3a 接着剤
4 導体線
5 集合線
6 溶剤
10 集合導体
11 第1矯正装置
12a 塗布ロール
13 塗布槽(循環系)
14 溶剤タンク(循環系)
15 循環ポンプ(循環系)
16 供給配管(循環系)
17 オーバーフロー配管(循環系)
20 スクレーパ
21 溶剤塗布装置
23 第2矯正装置
30 集合導体製造装置

Claims (11)

  1. 各々、矩形状の横断面を有する複数の導体線が接着層を介して互いに接着されて一体化した集合導体を連続して製造する装置であって、
    溶剤に可溶な接着層が少なくとも側面にそれぞれ形成された上記複数の導体線を同一平面上に無撚り状態で互いに平行に延びるように密に整列させた集合線の底面に上記溶剤を塗布する溶剤塗布装置を備えていることを特徴とする集合導体の製造装置。
  2. 請求項1に記載された集合導体の製造装置において、
    上記溶剤塗布装置は、上記溶剤を循環させるための循環系を備えていることを特徴とする集合導体の製造装置。
  3. 請求項1又は2に記載された集合導体の製造装置において、
    上記溶剤塗布装置は、上記集合線の進行方向に対して逆方向に回転すると共に、該集合線の底面に周壁が上記溶剤を介して当接するように構成された塗布ロールを備えていることを特徴とする集合導体の製造装置。
  4. 請求項1又は2に記載された集合導体の製造装置において、
    上記集合線の進行方向に沿った上記溶剤塗布装置の前側に、上記集合線を整列状態に矯正するための矯正装置を備えていることを特徴とする集合導体の製造装置。
  5. 請求項1又は2に記載された集合導体の製造装置において、
    上記集合線の進行方向に沿った上記溶剤塗布装置の後側に、上記集合線を整列状態に矯正するための矯正装置を備えていることを特徴とする集合導体の製造装置。
  6. 請求項3に記載された集合導体の製造装置において、
    上記溶剤塗布装置は、上記塗布ロールの回転速度を変更可能に設けられていることを特徴とする集合導体の製造装置。
  7. 請求項3に記載された集合導体の製造装置において、
    上記溶剤塗布装置は、上記塗布ロールに付着した接着剤を除去するためのスクレーパを備えていることを特徴とする集合導体の製造装置。
  8. 各々、矩形状の横断面を有する複数の導体線が接着層を介して互いに接着されて一体化した集合導体を連続して製造する方法であって、
    溶剤に可溶な接着層が少なくとも側面にそれぞれ形成された上記複数の導体線を同一平面上に無撚り状態で互いに平行に延びるように密に整列させて集合線を形成する集合線形成工程と、
    上記集合線形成工程で形成された集合線の底面に溶剤を塗布する溶剤塗布工程とを備えることを特徴とする集合導体の製造方法。
  9. 請求項8に記載された集合導体の製造方法において、
    上記溶剤塗布工程では、上記集合線の進行方向に対して逆方向に回転するように構成された塗布ロールの周壁に該集合線の底面を上記溶剤を介して当接させることを特徴とする集合導体の製造方法。
  10. 請求項8に記載された集合導体の製造方法において、
    上記各導体線は、矩形状の横断面を有する導体素線と、該導体素線を覆うように電着塗装により形成された絶縁層と、該絶縁層を覆うようにディップ塗装により形成された接着層とを備えている、又は矩形状の横断面を有する導体素線と、該導体素線を覆うようにディップ塗装により形成された接着層とを備えていることを特徴とする集合導体の製造方法。
  11. 請求項8に記載された集合導体の製造方法において、
    上記溶剤は、揮発性を有するアルコールであることを特徴とする集合導体の製造方法。
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