JP2010191780A - 周囲物体検出装置、周囲物体検出方法、及び自動車 - Google Patents

周囲物体検出装置、周囲物体検出方法、及び自動車 Download PDF

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Abstract

【課題】挙動制御装置に対してより適切な情報を出力することが可能な周囲物体検出装置及び周囲物体検出方法を提供する。
【解決手段】本発明は、本発明は、自車両の周囲における物体が存在領域を示す物体領域を検出する。また、自車両を原点とした物体領域の座標情報を算出する。そして、座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、座標情報を補正する。さらに、補正した物体領域情報に基づく情報を出力する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、周囲物体検出装置、周囲物体検出方法、及び自動車に関する。
従来、自車両の周囲に存在する物体を検出して、検出結果に基づく情報を車両の挙動を制御する挙動制御装置に対して出力する装置として、例えば、特許文献1に記載の走行環境認識装置がある。
この走行環境認識装置は、複数種類のセンサを備えている。そして、走行環境認識装置は、それぞれのセンサの認識結果を統合して、該統合した情報を挙動制御装置に対して出力する。この際、走行環境認識装置は、統合した情報に認識対象の同一性に関する情報を付加することによって、挙動制御装置の負荷を低減している。
また、自車両の周囲に存在する物体を検出して、検出結果に基づく情報を車両の挙動を制御する挙動制御装置に対して出力する他の装置として、例えば、特許文献2に記載の車外監視装置がある。
この車外監視装置は、レーダ等のセンサで自車両前方の走行環境を認識する。また、車外監視装置は、センサの認識結果に基づいて、先行車両の離脱の可能性を判定する。そして、挙動制御装置は、車外監視装置が判定した先行車両の離脱の可能性に基づいて、制御対象としての先行車両を補足する。これにより、制御対象としての先行車両を補足する精度を向上している。
特開2003−168197号公報 特開2004−106697号公報
しかしながら、上記従来技術では、挙動制御装置に対して適切な情報を与えることができない場合がある。
例えば、上記特許文献1に係る走行環境認識装置では、自車両の周囲に存在する物体の数が多い場合、物体の数に応じた検出情報を挙動制御装置に入力する。この場合、挙動制御装置では、処理負荷が増大する。
また、上記特許文献2に係る車外監視装置では、センサにより自車両前方の走行環境を認識する。したがって、自車両の周囲に存在する物体から制御対象を選定する挙動制御装置には適用することができない。
本発明は、挙動制御装置に対してより適切な情報を出力することが可能な周囲物体検出装置及び周囲物体検出方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、自車両の周囲における物体が存在領域を示す物体領域を検出する。また、自車両を原点とした物体領域の座標情報を算出する。そして、座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、座標情報を補正する。さらに、補正した物体領域情報に基づく情報を出力する。
本発明によれば、自車両を原点とした物体が存在する領域を示す物体領域の座標情報を算出し、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、座標情報を補正する。
以上によって、本発明によれば、挙動制御装置に対してより適切な情報を出力することが可能となる。
本発明の第一の実施形態に係る周囲物体検出装置を備える車両を示す概略構成図である。 図1に示す車両が備えるレーダによるレーザビームの走査状態を示す図である。 本発明の第一の実施形態に係る物体検出装置の概略構成図である。 物体検出装置が実行する物体検出処理のフローチャートである。 座標情報補正部が実行する補正処理のフローチャートである。 物体検出装置の作用の一例を説明する図である。 本発明の第二の実施形態に係る物体検出装置の概略構成図である。 座標情報補正部が実行する補正処理のフローチャートである。 補正情報算出部の作用の一例を説明する図である。 本発明の第三の実施形態に係る物体検出装置の概略構成図である。 物体検出装置が実行する物体検出処理のフローチャートである。 座標情報補正部が実行する補正処理のフローチャートである。 物体検出装置の作用の一例を説明する図である。 本発明の第四の実施形態に係る物体検出装置の概略構成図である。 座標情報補正部が実行する補正処理のフローチャートである。 補正情報算出部の作用の一例を説明する図である。 本発明の第五の実施形態に係る物体検出装置の概略構成図である。 座標情報補正部が実行する補正処理のフローチャートである。 補正情報算出部の作用の一例を説明する図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(第一の実施形態)
(構成)
図1は、本発明の第一の実施形態に係る周囲物体検出装置を備える車両を示す概略構成図である。図2は、図1に示す車両が備えるレーダによるレーザビームの走査状態を示す図である。
図1に示す車両1は、駆動輪3に対して駆動力を付与するエンジン10と、車両1の制動力及び駆動力を制御するECU(Electric Control Unit)20とを備えている。また、車両1は、スロットルアクチュエータ30と、ブレーキアクチュエータ40とを備えている。
なお、本実施形態では、車両1を、後輪を駆動輪3とし、前輪を従動輪4とする後輪駆動車として構成している。しかしながら、車両1を、前輪駆動車又は四輪駆動車として構成しても構わない。
両駆動輪3及び両従動輪4は、それぞれ、車輪の機械制動を行う機械ブレーキ41を備えている。各機械ブレーキ41は、ホイールシリンダ(図示せず)を有している。そして、各機械ブレーキ41は、ホイールシリンダの制動流体圧に応じて、車輪3,4に対して制動力を付与する。
ECU20は、アクセルペダル(図示せず)のストローク量(踏込み量)及び車速から、エンジントルク目標値を算出する。そして、ECU20は、算出したエンジントルク目標値に応じた駆動力指令を、スロットルアクチュエータ30に対して出力する。
また、ECU20は、ブレーキペダル(図示せず)のストローク量(踏込み量)から、要求制動力を算出する。そして、ECU20は、算出した要求制動力に応じた制動力指令を、ブレーキアクチュエータ40に対して出力する。
さらに、ECU20は、車両1の挙動を制御する挙動制御部21を備えている。本実施形態では、挙動制御部21は、運転者による方向指示器(図示せず)の操作に応じて、車線変更支援制御を行う。具体的には、挙動制御部21は、車線変更を行う隣接車線における物体(他車両)の存在状態及び車両1の走行状態に基づいて、車線変更を支援するように車両1の速度を制御する。ここで、挙動制御部21は、後述する物体検出装置80が出力した補正座標情報に基づく情報に基づいて、隣接車線における物体の存在状態を検出する。
スロットルアクチュエータ30は、ECU20が出力した駆動力指令に応じて、スロットル弁(図示せず)の開閉を制御して、エンジン10への吸入空気量を調整する。
ブレーキアクチュエータ40は、ECU20が出力した制動力指令に応じて、各機械ブレーキ41のホイールシリンダの制動流体圧を制御する。
また、車両1は、車速センサ61と、操舵角センサ62と、ヨーレートセンサ63とを備えている。
車速センサ61は、車両1の車速を検出する。そして、車速センサ61は、検出した車速を後述する物体検出装置80に対して出力する。ここで、本実施形態では、車速センサ61は、従動輪4の回転数を計測することにより車速を検出する。
操舵角センサ62は、ステアリングホイール7の操舵角を検出する。そして、操舵角センサ62は、検出した操舵角を物体検出装置80に対して出力する。
ヨーレートセンサ63は、車両1のヨーレートを検出する。そして、ヨーレートセンサ63は、検出したヨーレートを物体検出装置80に対して出力する。
また、車両1は、4つのレーダ71と、物体検出装置80とを備えている。
本実施形態では、車両1は、四隅のそれぞれの位置にレーダ71を備えている。各レーダ71は、レーザビームを設定した角度の範囲で水平方向に走査する。すなわち、図2に示すように、各レーダ71は、車両1の周囲の領域Rに対してレーザビームを照射する。また、各レーダ71は、車両1の周囲に存在する物体からの反射波を受光する。そして、各レーダ71は、受光した反射波に応じた反射信号を物体検出装置80に対して出力する。
図3は、本発明の第一の実施形態に係る物体検出装置の概略構成図である。
図3に示すように、物体検出装置80は、物体検出部81と、座標情報算出部82と、座標情報補正部83と、情報出力部84とを備えている。
物体検出部81は、各レーダ71が出力した反射信号を取得する。そして、物体検出部81は、取得した反射信号に基づいて、車両1の周囲における物体が存在する領域(以下、物体領域)を検出する。すなわち、物体検出部81は、各レーダ71を原点とした物体領域の座標情報(以下、レーダ原点座標情報とする)を算出する。また、物体検出部81は、検出した物体領域の車両1に対する相対速度を算出する。そして、物体検出部81は、算出したレーダ原点座標情報及び相対速度を座標情報算出部82に対して出力する。
具体的には、各レーダ71によるレーザビームの走査範囲内に物体が存在すると、照射したレーザビームがその物体によって反射する。ここで、各レーダ71は、レーザ光を水平方向に走査する。したがって、各レーダ71は、物体からの反射波として、複数の反射点を受光する。物体検出部81は、各レーダ71が出力した反射信号に基づいて、各レーダ71が受光した反射点を検出点として検出する。そして、物体検出部81は、各検出点に対してレーザビームを照射してから反射波を受光するまでの反射時間を算出する。さらに、物体検出部81は、算出した反射時間に基づいて、各レーダ71と各検出点との距離を算出する。また、物体検出部81は、反射波を受光したときのレーザビームの照射方向から、各レーダ71を基準とする各検出点の方向を算出する。そして、物体検出部81は、各検出点の距離及び方向に基づいて、各レーダ71を基準とする各検出点の相対位置を算出する。また、物体検出部81は、各検出点の相対位置の変化に基づいて、各検出点の車両1に対する相対速度を算出する。さらに、物体検出部81は、検出した各検出点の相対位置及び相対速度に基づいて、相対位置及び相対速度が設定した範囲内にある検出点を一つのグループにグルーピングして、同一の物体が存在する物体領域とする。これにより、座標情報算出部81は、レーダ原点座標情報を算出する。また、座標情報算出部81は、検出した物体領域の車両1に対する相対速度を算出する。
座標情報算出部82は、物体検出部81が出力したレーダ原点座標情報に基づいて、車両1を原点とした物体領域の座標情報(以下、自車原点座標情報とする)を算出する。具体的には、座標情報算出部82は、レーダ原点座標情報について座標変換を行い、自車原点座標情報を算出する。そして、座標情報算出部82は、算出した自車原点座標情報及び物体領域の車両1に対する相対速度を座標情報補正部83に対して出力する。
座標情報補正部83は、座標情報算出部82が出力した自車原点座標情報に基づいて、該自車原点座標情報を補正する。具体的には、座標情報補正部83は、自車原点座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、補正座標情報を算出する。そして、座標情報補正部83は、算出した補正座標情報を情報出力部84に対して出力する。
情報出力部84は、座標情報補正部83が出力した補正座標情報に基づく情報を挙動制御部21に対して出力する。
ここで、4つのレーダ71及び物体検出装置80が、本発明の第一の実施形態に係る周囲物体検出装置を構成する。
次に、物体検出装置80が実行する物体検出処理について、図4を参照して説明する。
図4は、物体検出装置が実行する物体検出処理のフローチャートである。
物体検出装置80は、車両システムの始動中において、設定時間毎に物体検出処理を繰り返し実行する。
なお、この図4に示す処理内には通信処理を設けていないが、演算処理によって取得した情報は、随時、記憶装置に更新して記憶するとともに、必要な情報を随時、記憶装置から読み出す。
図4に示すように、物体検出装置80が物体検出処理を実行すると、まず、ステップS1において、物体検出部81は、レーダ原点座標情報を算出する。また、物体検出部81は、物体領域の車両1に対する相対速度を算出する。
具体的には、物体検出部81は、各レーダ71が出力した反射信号に基づいて、各レーダ71が受光した反射点を検出点として検出する。そして、物体検出部81は、各レーダ71を基準とする各検出点の相対位置及び各検出点の車両1に対する相対速度を算出する。さらに、物体検出部81は、検出した各検出点の相対位置及び相対速度に基づいて、相対位置及び相対速度が設定した範囲内にある検出点を一つのグループにグルーピングして、同一の物体が存在する物体領域とする。これにより、座標情報算出部81は、レーダ原点座標情報を算出する。また、座標情報算出部81は、物体領域の車両1に対する相対速度を算出する。
次に、ステップS2において、座標情報算出部82は、自車原点座標情報を算出する。
具体的には、座標情報算出部82は、レーダ原点座標情報について座標変換を行い、自車原点座標情報を算出する。
次に、ステップS3において、座標情報補正部83は、自車原点座標情報を補正する補正処理を実行して、補正座標情報を算出する。
図5は、座標情報補正部が実行する補正処理のフローチャートである。
図5に示すように、座標情報補正部83が補正処理を実行すると、まず、ステップS3aにおいて、座標情報補正部83は、自車原点座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在するか否かを判定する。そして、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在すると判定(YES)した場合、ステップS3bに移行する。一方、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在しないと判定(NO)した場合、自車原点座標情報を補正座標情報として、一連の処理を終了する。
ここで、本実施形態では、座標情報補正部83は、隣り合う物体領域の間隔Dから車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さい場合、該隣り合う物体領域についてグルーピング条件を満たすものとして判定する。
すなわち、座標情報補正部83は、自車原点座標情報に基づいて、下記式(1)を満たす物体領域が存在するか否かを判定する。
物体領域の間隔D < 車両1の全長L + 設定値α ・・・(1)
次に、ステップS3bにおいて、座標情報補正部83は、グルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、補正座標情報を算出して、一連の処理を終了する。
次に、ステップS4において、情報出力部84は、補正座標情報に基づく情報を挙動制御部21に対して出力して、一連の処理を終了する。
具体的には、情報出力部84は、補正座標情報に基づいて、それぞれの物体領域の両端(車両1の進行方向の前端及び後端)の座標を挙動制御部21に対して出力する。または、情報出力部84は、補正座標情報に基づいて、それぞれの物体領域の中心座標及び領域幅(車両1の進行方向の前端から後端までの幅)を挙動制御部21に対して出力する。また、情報出力部84は、それぞれの物体領域の車両1に対する相対速度を挙動制御部21に対して出力する。
ここで、情報出力部84は、ステップS3bでグルーピングした物体領域について、該物体領域の両端の座標を挙動制御部21に対して出力する。または、情報出力部84は、ステップS3bでグルーピングした物体領域について、該物体領域の中心座標及び領域幅を挙動制御部21に対して出力する。また、情報出力部84は、ステップS3bでグルーピングした物体領域の車両1に対する相対速度として、グルーピングした複数の物体領域の車両1に対する相対速度の平均を出力する。
(動作・作用)
次に、物体検出装置80の動作・作用について説明する。
図6は、物体検出装置の作用の一例を説明する図である。
車両1が始動すると、物体検出装置80は、所定時間毎に物体検出処理を実行する。
すなわち、物体検出装置80は、各レーダ71を原点とした物体領域の座標情報であるレーダ原点座標情報及び物体領域の車両1に対する相対速度を算出する(ステップS1)。
また、物体検出装置80は、レーダ原点座標情報について座標変換を行い、車両1を原点とした物体領域の座標情報である自車原点座標情報を算出する(ステップS2)。
例えば、車両1の隣接車線に3台の他車両が存在する場合、図6(a)に示すように、物体検出装置80は、自車原点座標情報として、3つの物体領域C1,C2,C3を算出する。
さらに、物体検出装置80は、自車原点座標情報を補正する補正処理を実行して、補正座標情報を算出する(ステップS3)。この際、物体検出装置80は、自車原点座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在するか否かを判定する(ステップS3a)。そして、物体検出装置80は、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在すると判定した場合、グルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、補正座標情報を算出する(ステップS3b)。
具体的には、物体検出装置80は、隣り合う物体領域について、上記式(1)を満たす場合、一つの物体領域としてグルーピングする。
すなわち、物体検出装置80は、隣り合う物体領域の間隔Dと車両1の全長Lとに基づいて、該隣り合う物体領域のグルーピングを行うか否かを判定する。したがって、隣り合う物体領域の間に自車両が進入できない場合に、該隣り合う物体領域をグルーピングするため、グルーピング条件を適切にすることが可能となる。
例えば、図6(a)では、物体領域C1と物体領域C2との間隔D1から車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さくなっている。したがって、図6(b)に示すように、物体検出装置80は、物体領域C1と物体領域C2とを一つの物体領域C4としてグルーピングする。一方、図6(a)では、物体領域C2と物体領域C3との間隔D2から車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより大きくなっている。したがって、図6(b)に示すように、物体検出装置80は、物体領域C3については、グルーピングを行わない。
さらに、物体検出装置80は、補正座標情報に基づく情報を挙動制御部21に対して出力する(ステップS4)。
具体的には、物体検出装置80は、補正座標情報に基づいて、それぞれの物体領域の両端の座標を挙動制御部21に対して出力する。また、情報出力部84は、それぞれの物体領域の車両1に対する相対速度を挙動制御部21に対して出力する。この際、物体検出装置80は、グルーピングした物体領域について、該物体領域の両端の座標を挙動制御部21に対して出力する。また、物体検出装置80は、グルーピングした物体領域の車両1に対する相対速度として、グルーピングした複数の物体領域の車両1に対する相対速度の平均を出力する。
したがって、物体領域数が減少することにより、物体検出装置80が挙動制御部21に対して情報を出力する際の送信負荷を軽減することが可能となる。また、物体領域数が減少することにより、挙動制御部21による制御対象の選定負荷を軽減することが可能となる。すなわち、挙動制御部21に対してより適切な情報を出力することが可能となる。
また、物体検出装置80は、グルーピングした物体領域の両端の座標、または、グルーピングした物体領域の中心座標及び領域幅を挙動制御部21に対して出力する。したがって、物体検出装置80が挙動制御部21に対して情報を出力する際の送信負荷をさらに軽減することが可能となる。
さらに、物体検出装置80は、グルーピングした物体領域の車両1に対する相対速度として、グルーピングした複数の物体領域の車両1に対する相対速度の平均を出力する。したがって、グルーピングした物体領域の車両1に対する相対速度を適切に算出することが可能となる。
例えば、図6(b)に示すように、物体検出装置80は、物体領域C4の前端の座標及び後端の座標を挙動制御部21に対して出力する。また、物体検出装置80は、物体領域C4の車両1に対する相対速度として、物体領域C1の車両1に対する相対速度と物体領域C2の車両1に対する相対速度との平均を挙動制御部21に対して出力する。また、物体検出装置80は、物体領域C3の前端の座標及び後端の座標を挙動制御部21に対して出力する。また、物体検出装置80は、物体領域C3の車両1に対する相対速度を挙動制御部21に対して出力する。
これにより、物体検出装置80が挙動制御部21に対して出力するID数を3つから2つに削減することが可能となる。
ここで、レーダ71及び物体検出装置80(ステップS1からステップS4)が周囲物体検出装置を構成する。レーダ71及び物体検出部81(ステップS1)が物体領域検出手段を構成する。座標情報算出部82(ステップS2)が座標情報算出手段を構成する。座標情報補正部83(ステップS3)が座標情報補正手段を構成する。情報出力部84(ステップS4)が情報出力手段を構成する。
(本実施形態の効果)
(1)物体領域検出手段が自車両の周囲における物体が存在する領域を示す物体領域を検出する。また、座標情報算出手段が、物体領域検出手段の検出結果に基づいて、自車両を原点とした物体領域の座標情報を算出する。さらに、座標情報補正手段が、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、座標情報を補正する。そして、情報出力手段が、座標情報補正手段が補正した座標情報に基づく情報を出力する。
これによって、物体領域数が減少するため、情報出力手段が挙動制御手段に対して情報を出力する際の送信負荷を軽減することが可能となる。また、物体領域数が減少するため、挙動制御手段による制御対象の選定負荷を軽減することが可能となる。すなわち、挙動制御手段に対してより適切な情報を出力することが可能となる。
(2)座標情報補正手段が、隣り合う物体領域の間隔から自車両の全長を減じた値が、予め設定した設定値より小さい場合、該隣り合う物体領域についてグルーピング条件を満たすものとしてグルーピングする。
これによって、隣り合う物体領域の間に自車両が進入できない場合に、該隣り合う物体領域をグルーピングため、グルーピング条件を適切にすることが可能となる。
(3)情報出力手段が、グルーピングした物体領域の両端の座標、又は、該グルーピングした物体領域の中心座標及び領域幅を出力する。
これによって、情報出力手段が挙動制御手段に対して情報を出力する際の送信負荷をさらに軽減することが可能となる。
(4)情報出力手段が、グルーピングした物体領域の自車両に対する相対速度として、グルーピングした複数の物体領域の自車両に対する相対速度の平均を出力する。
これによって、グルーピングした物体領域の自車両に対する相対速度を適切に算出することが可能となる。
(第二の実施形態)
(構成)
次に、本発明の第二の実施形態に係る周囲物体検出装置について説明する。
第二の実施形態に係る周囲物体検出装置の基本的構成は、第一の実施形態に係る周囲物体検出装置と同一である。したがって、第二の実施形態では、第一の実施形態に係る周囲物体検出装置と同一の構成については説明を省略する。
図7は、本発明の第二の実施形態に係る物体検出装置の概略構成図である。
図7に示すように、本発明の第二の実施形態に係る物体検出装置180は、第一の実施形態に係る物体検出装置80において、座標情報補正部83に換えて座標情報補正部183を備えている。
座標情報補正部183は、座標情報算出部82が出力した自車原点座標情報に基づいて、該自車原点座標情報を補正する。
具体的には、座標情報補正部183は、自車原点座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、補正座標情報を算出する。そして、座標情報補正部183は、算出した補正座標情報を情報出力部84に対して出力する。
ここで、座標情報補正部183は、車速センサ61が検出した車両1の車速を取得する。そして、座標情報補正部183は、車両1の速度が速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。
次に、図4に示すステップS3において座標情報補正部183が実行する補正処理について説明する。
図8は、座標情報補正部が実行する補正処理のフローチャートである。
図8に示すように、座標情報補正部183が補正処理を実行すると、まず、ステップS13aにおいて、座標情報補正部183は、車両1の車速Vに基づいて、グルーピング条件を補正する。
具体的には、座標情報補正部183は、車両1の車速Vが速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。
本実施形態では、座標情報補正部183は、車速Vに応じて隣り合う物体領域の間隔Dを補正することによって、グルーピング条件を補正している。
すなわち、座標情報補正部183は、下記式(2)により補正物体間隔dを算出する。
補正物体間隔d = 車速V × 補正係数K ・・・(2)
そして、座標情報補正部183は、隣り合う物体領域の間隔Dから補正物体間隔dを減ずることによって、隣り合う物体領域の間隔Dを補正する。
ここで、補正係数Kは、例えば、車速Vが100km/hの場合に補正物体間隔dが2.7m、車速Vが60km/hの場合に補正物体間隔dが1.6mとなるように設定する。
次に、ステップS13bにおいて、座標情報補正部183は、自車原点座標情報に基づいて、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在するか否かを判定する。そして、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在すると判定(YES)した場合、ステップS13cに移行する。一方、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在しないと判定(NO)した場合、自車原点座標情報を補正座標情報として、一連の処理を終了する。
ここで、本実施形態では、座標情報補正部183は、補正後の隣り合う物体領域の間隔Dから車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さい場合、該隣り合う物体領域についてグルーピング条件を満たすものとして判定する。
すなわち、座標情報補正部183は、自車原点座標情報に基づいて、上記式(1)を満たす物体領域が存在するか否かを判定する。
次に、ステップS13cにおいて、座標情報補正部83は、グルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、補正座標情報を算出する。
(動作・作用)
次に、補正情報算出部183の動作・作用について説明する。
図9は、補正情報算出部の作用の一例を説明する図である。
物体検出装置180が図4に示すステップS3における補正処理を実行すると、座標情報補正部183は、車両1の車速Vに基づいて、グルーピング条件を補正する(ステップS13a)。この際、座標情報補正部183は、車速Vが速いほどグルーピングがされ易くなるようにグルーピン条件を補正する。本実施形態では、座標情報補正部183は、車速Vに応じて隣り合う物体領域の間隔Dを補正することによって、グルーピング条件を補正している。すなわち、座標情報補正部183は、上記式(2)により補正物体間隔dを算出する。そして、座標情報補正部183は、隣り合う物体領域の間隔Dから補正物体間隔dを減ずることによって、隣り合う物体領域の間隔Dを補正する。
例えば、図9(a)に示すように、隣接車線に存在する2台の他車両に基づいて、自車原点座標情報として、2つの物体領域C1,C2を算出している場合、車両1の車速Vに基づいて、物体領域C1と物体領域C2との間隔D1を補正する。
すなわち、車両1の車速Vが第一の値である場合には、図9(b)に示すように、物体領域C1と物体領域C2との間隔D1を間隔Dc1に補正する。一方、車両1の車速Vが第一の値と比較して速い第二の値である場合には、図9(c)に示すように、物体領域C1と物体領域C2との間隔D1を間隔Dc1と比較して狭い間隔Dc2に補正する。
そして、座標情報補正部183は、自車原点座標情報に基づいて、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在するか否かを判定する(ステップS13b)。そして、座標情報補正部183は、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在すると判定した場合、グルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、補正座標情報を算出する(ステップS13c)。
具体的には、座標情報補正部183は、隣り合う物体領域について、上記式(1)を満たす場合、一つの物体領域としてグルーピングする。
例えば、図9(b)では、補正した物体領域C1と物体領域C2との間隔Dc1から車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより大きくなっている。したがって、図9(d)に示すように、座標情報補正部183は、物体領域C1と物体領域C2とのグルーピングを行わない。一方、図9(c)では、補正した物体領域C1と物体領域C1との間隔Dc2から車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さくなっている。したがって、図9(e)に示すように、座標情報補正部183は、物体領域C1と物体領域C2とを一つの物体領域C3としてグルーピングする。
ここで、車両1が車線変更を行う場合、車速Vが速いほど、車頭時間が短くなり、隣接車線に存在する他車両に接触する可能性が高くなる。そこで、車両1の車速Vが速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正することによって、物体領域を車速に応じて適切に算出することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、座標情報補正部183は、車速Vに応じて、隣り合う物体領域の間隔Dを補正する。しかしながら、座標情報補正部183は、車速Vに応じて、予め設定した設定値αを補正しても構わない。
ここで、車速センサ61が車速検出手段を構成する。座標情報補正部183(ステップS13aからS13c)が座標情報補正手段を構成する。
(本実施形態の効果)
(1)座標情報補正手段は、速度が速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。
これによって、物体領域を車速に応じて適切に算出することが可能となる。
(第三の実施形態)
次に、本発明の第三の実施形態に係る周囲物体検出装置について説明する。
第三の実施形態に係る周囲物体検出装置の基本的構成は、第一の実施形態に係る周囲物体検出装置と同一である。したがって、第三の実施形態では、第一の実施形態に係る周囲物体検出装置と同一の構成については説明を省略する。
図10は、本発明の第三の実施形態に係る物体検出装置の概略構成図である。
図10に示すように、本発明の第三の実施形態に係る物体検出装置280は、第一の実施形態に係る物体検出装置80において、座標情報補正部83に換えて座標情報補正部283を備えている。また、本発明の第三の実施形態に係る物体検出装置280は、第一の実施形態に係る物体検出装置80において、さらに、旋回状態検出部287と、車線検出部288とを備えている。
旋回状態検出部287は、車速センサ61が出力した車速、操舵角センサ62が出力した操舵角及びヨーレートセンサ63が出力したヨーレートを取得する。そして、旋回状態検出部287は、取得した車両1の車速、操舵角及びヨーレートに基づいて、車両1の旋回状態を検出する。
本実施の形態では、旋回状態検出部287は、取得した車両1の車速、操舵角及びヨーレートに基づいて、車両1の旋回半径を検出する。
そして、旋回状態検出部287は、車両1の旋回状態を座標情報補正部283に対して出力する。
また、旋回状態検出部287は、取得した車両1の車速、操舵角及びヨーレートに基づいて、車両1の走行軌跡及び予測進路を算出する。
そして、旋回状態検出部287は、算出した車両1の走行軌跡及び予測進路を車線判定部288に対して出力する。
車線検出部288は、旋回状態検出部287が出力した車両1の走行軌跡及び予測進路、並びに座標情報算出部82が出力した自車原点座標情報を取得する。そして、車線検出部288は、取得した車両1の走行軌跡及び予測進路と、自車原点座標情報とに基づいて、物体領域が存在する車線を検出する。
そして、車線検出部288は、物体領域が存在する車線の検出結果を座標情報補正部83に対して出力する。
座標情報補正部283は、旋回状態検出部287が出力した車両1の旋回状態及び車線判定部288が出力した物体領域が存在する車線の検出結果に基づいて、自車原点座標情報を補正する。
具体的には、座標情報補正部283は、車両1の旋回状態に基づいて、車両1が旋回路を走行中であるか否かを判定する。そして、座標情報補正部283は、車両1が旋回路を走行中であると判定した場合、物体領域が存在する車線を判定する。すなわち、車線判定部288の検出結果に基づいて、物体領域が存在する車線が隣接車線か否かを判定する。そして、座標情報補正部283は、隣接車線に存在すると判定した物体領域をグルーピングの対象とする。
次に、物体検出装置280が実行する物体検出処理について、図11を参照して説明する。
図11は、物体検出装置が実行する物体検出処理のフローチャートである。
物体検出装置280は、車両システムの始動中において、設定時間毎に物体検出処理を繰り返し実行する。
なお、この図11に示す処理内には通信処理を設けていないが、演算処理によって取得した情報は、随時、記憶装置に更新して記憶するとともに、必要な情報を随時、記憶装置から読み出す。
図11に示すように、物体検出装置280が物体検出処理を実行すると、まず、ステップS21において、物体検出部81は、レーダ原点座標情報を算出する。また、物体検出部81は、物体領域の車両1に対する相対速度を算出する。物体検出部81がレーダ原点座標情報及び物体領域の車両1に対する相対速度を算出する処理は、図4のステップS1における処理と同様である。
次に、ステップS22において、座標情報算出部82は、自車原点座標情報を算出する。座標情報算出部82が自車原点座標を算出する処理は、図4のステップS2における処理と同様である。
次に、ステップS23において、旋回状態検出部287は、車両1の旋回状態を検出する。
具体的には、旋回状態検出部287は、車両1の車速、操舵角及びヨーレートに基づいて、車両1の旋回状態を検出する。本実施形態では、旋回状態検出部287は、操舵角及びヨーレートに基づいて、車両1の旋回半径を検出する。
また、旋回状態検出部287は、車両1の車速、操舵角及びヨーレートに基づいて、車両1の走行軌跡及び予測進路を算出する。
次に、ステップS24において、車線検出部288は、物体領域が存在する車線を検出する。
具体的には、車線検出部28は、車両1の走行軌跡及び予測進路と、自車原点座標情報とに基づいて、物体領域が存在する車線を検出する。
次に、ステップS25において、座標情報補正部283は、自車原点座標情報を補正する補正処理を実行して、補正座標情報を算出する。
図12は、座標情報補正部が実行する補正処理のフローチャートである。
図12に示すように、座標情報補正部283が補正処理を実行すると、まず、ステップS25aにおいて、座標情報補正部283は、車両1が旋回路を走行中であるか否かを判定する。そして、車両1が旋回路を走行中であると判定(YES)した場合、ステップS25bに移行する。一方、車両1が旋回路を走行中でないと判定(NO)した場合、ステップS25cに移行する。
具体的には、座標情報補正部283は、車両1の旋回半径が予め設定した値を超える場合、車両1が旋回路を走行中であると判定する。
次に、ステップS25bにおいて、座標情報補正部283は、物体領域が隣接車線に存在するか否かを判定する。そして、物体領域が隣接車線に存在すると判定(YES)した場合、ステップS25cに移行する。一方、物体領域が隣接車線に存在しないと判定(NO)した場合、自車原点座標情報を補正座標情報として、一連の処理を終了する。
次に、ステップS25cにおいて、座標情報補正部283は、自車原点座標情報に基づいて、隣接車線に存在する物体領域について、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在するか否かを判定する。そして、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在すると判定(YES)した場合、ステップS25dに移行する。一方、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在しないと判定(NO)した場合、自車原点座標情報を補正座標情報として、一連の処理を終了する。
ここで、本実施形態では、座標情報補正部283は、隣り合う物体領域の間隔Dから車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さい場合、該隣り合う物体領域についてグルーピング条件を満たすものとして判定する。
すなわち、座標情報補正部283は、自車原点座標情報に基づいて、上記式(1)を満たす物体領域が存在するか否かを判定する。
次に、ステップS25dにおいて、座標情報補正部283は、グルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、補正座標情報を算出する。
次に、ステップS26において、情報出力部84は、補正座標情報に基づく情報を挙動制御部21に対して出力して、一連の処理を終了する。
情報出力部84が補正座標情報に基づく情報を挙動制御部21に対して出力する処理は、図4のステップS4における処理と同様である。
ここで、情報出力部84は、ステップS25dにおいてグルーピングした物体領域については、該物体領域の中心座標n及び該中心座標nから物体領域の端(前端又は後端)までの距離xを挙動制御部21に対して出力する。
(動作・作用)
次に、物体検出装置280の動作・作用について説明する。
図13は、物体検出装置の作用の一例を説明する図である。
車両1が始動すると、物体検出装置280は、所定時間毎に物体検出処理を実行する。
すなわち、物体検出装置280は、各レーダ71を原点とした物体領域の座標情報であるレーダ原点座標情報及び物体領域の車両1に対する相対速度を算出する(ステップS21)。
また、物体検出装置280は、レーダ原点座標情報について座標変換を行い、車両1を原点とした物体領域の座標情報である自車原点座標情報を算出する(ステップS22)。
さらに、物体検出装置280は、車両1の旋回状態を検出する(ステップS23)。
また、物体検出装置280は、物体領域が存在する車線を検出する(ステップS24)。
そして、物体検出装置280は、自車原点座標情報を補正する補正処理を実行して、補正座標情報を算出する(ステップS25)。この際、物体検出装置280は、まず、車両1が旋回路を走行中であるか否かを判定する(ステップS25a)。そして、物体検出装置280は、車両1が旋回路を走行中であると判定した場合、物体領域が隣接車線に存在するか否かを判定する(ステップS25b)。さらに、物体検出装置280は、物体領域が隣接車線に存在すると判定した場合、隣接車線に存在する物体領域について、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在するか否かを判定する(ステップS25c)。そして、物体検出装置280は、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在すると判定した場合、グルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、補正座標情報を算出する(ステップS25d)。
これにより、車両1が旋回路を走行中の場合でも、物体領域のグルーピングを適切に行うことが可能となる。
例えば、車両1が旋回路を走行中において、隣接車線に2台の他車両が存在する場合、図13(a)に示すように、物体検出装置80は、自車原点座標情報として、2つの物体領域C1,C2,を算出する。この場合、車両1と物体領域C1,C2との相対位置のみでグルーピングを行うか否かを判定すると、物体領域C1,C2のグルーピングが適切に行われない場合がある。例えば、隣接車線に存在する物体領域C1を車両1と同一の車線に存在するものと判定してグルーピングの対象から除外する場合がある。また、車両1と同一の車線に存在する物体領域を隣接車線に存在するものと判定して隣接車線に存在する物体領域とのグルーピングの対象とする場合がある。
そこで、図13(b)に示すように、物体検出装置280は、車両1が旋回路を走行中の場合、車両1の走行軌跡r等に基づいて、物体領域C1,C2の車線を検出する。そして、物体検出装置280は、物体領域C1,C2が隣接車線に存在すると判定した場合、物体領域C1,C2をグルーピングの対象とする。
そして、例えば、図13(b)では、物体領域C1と物体領域C2との間隔D1から車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さくなっている。したがって、図13(c)に示すように、物体検出装置280は、物体領域C1と物体領域C2とを一つの物体領域C3としてグルーピングする。
さらに、物体検出装置280は、補正座標情報に基づく情報を挙動制御部21に対して出力して、一連の処理を終了する(ステップS26)。
具体的には、情報出力部84は、図13(c)に示すように、グルーピングした物体領域C3については、物体領域C3の中心座標n及び中心座標nから物体領域C3の端(前端又は後端)までの距離xを挙動制御部21に対して出力する。
ここで、レーダ71及び物体検出装置280(ステップS21からステップS26)が周囲物体検出装置を構成する。車線検出部288(ステップS24)が車線検出手段を構成する。座標情報補正部283(ステップS25)が座標情報補正手段を構成する。
(本実施形態の効果)
(1)物体領域が存在する車線を検出する車線検出手段を備える。そして、座標情報補正手段が、車線検出手段の検出結果に基づいて、隣接車線に存在する物体領域をグルーピングの対象とする。
これによって、自車両が旋回路を走行中の場合でも、物体領域のグルーピングを適切に行うことが可能となる。
(第四の実施形態)
(構成)
次に、本発明の第四の実施形態に係る周囲物体検出装置について説明する。
第四の実施形態に係る周囲物体検出装置の基本的構成は、第一の実施形態に係る周囲物体検出装置と同一である。したがって、第四の実施形態では、第一の実施形態に係る周囲物体検出装置と同一の構成については説明を省略する。
図14は、本発明の第四の実施形態に係る物体検出装置の概略構成図である。
図14に示すように、本発明の第四の実施形態に係る物体検出装置380は、第一の実施形態に係る物体検出装置80において、座標情報補正部83に換えて座標情報補正部383を備えている。物体検出装置380は、第一の実施形態に係る物体検出装置80において、情報出力部84に換えて情報出力部384を備えている。
座標情報補正部383は、座標情報算出部82が出力した自車原点座標情報に基づいて、設定時間後の複数の物体領域の座標情報を示す予測座標情報を算出する。
具体的には、座標情報補正部383は、座標情報算出部82が出力した自車原点座標情報及び物体領域の車両1に対する相対速度を取得する。
そして、座標情報補正部383は、自車原点座標情報及び物体領域の車両1に対する相対速度に基づいて、予め設定した設定時間t後の物体領域の座標情報(以下、予測座標情報とする)を算出する。
そして、座標情報補正部383は、算出した予測座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、補正座標情報を算出する。
ここで、座標情報補正部383は、車速センサ61が検出した車両1の車速を取得する。そして、座標情報補正部383は、車両1の速度が速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。また、座標情報補正部383は、隣り合う物体領域の互いに近接する方向への相対速度が速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。
さらに、座標情報補正部383は、空領域算出部383aを備えている。そして、空領域算出部383aは、補正座標情報に基づいて、物体が存在しない領域を示す空領域を算出する。
そして、座標情報補正部383は、算出した空領域を情報出力部384に対して出力する。
情報出力部384は、座標情報補正部383が出力した空領域に基づいて、該空領域の両端の座標を挙動制御部21に対して出力する。または、情報出力部384は、空領域の中心座標及び領域幅を挙動制御部21に対して出力する。
次に、図4に示すステップS3において座標情報補正部383が実行する補正処理について説明する。
図15は、座標情報補正部が実行する補正処理のフローチャートである。
図15に示すように、座標情報補正部383が補正処理を実行すると、まず、ステップS33aにおいて、座標情報補正部183は、予測座標情報を算出する。
具体的には、座標情報補正部383は、自車原点座標情報及び物体領域の車両1に対する相対速度に基づいて、予め設定した設定時間t後の予測座標情報を算出する。
次に、ステップS33bにおいて、座標情報補正部383は、グルーピング条件を補正する。すなわち、座標情報補正部383は、車両1の車速V及び隣り合う物体領域の互いに近接する方向の相対速度に基づいて、グルーピング条件を補正する。
具体的には、座標情報補正部383は、車両1の車速Vが速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。本実施形態では、座標情報補正部383は、予測座標情報において、車速Vに応じて隣り合う物体領域の間隔Dtを補正することによって、グルーピング条件を補正している。
また、座標情報補正部383は、隣り合う物体領域の互いに近接する方向の相対速度が速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。本実施形態では、座標情報補正部383は、予測座標情報において、隣り合う物体領域の互いに近接する方向の相対速度に応じて該隣り合う物体領域の間隔Dtを補正することによって、グルーピング条件を補正している。
具体的には、座標情報補正部383は、下記式(3)により予測座標情報における物体領域の間隔Dtを補正した補正予測物体間隔Dtcを算出する。
補正予測物体領域間隔Dtc = 予測物体領域間隔Dt − 補正係数K2(|車速V|+|隣り合う物体の互いに近接する方向の相対速度v|) ・・・(3)
ここで、予測物体領域間隔Dtは、予測座標情報における隣り合う物体領域の間隔を意味する。
次に、ステップS33cにおいて、座標情報補正部383は、予測座標情報に基づいて、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在するか否かを判定する。そして、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在すると判定(YES)した場合、ステップS33dに移行する。一方、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在しないと判定(NO)した場合、予測座標情報を補正座標情報として、ステップS33eに移行する。
ここで、本実施形態では、座標情報補正部383は、予測座標情報において、隣り合う物体領域の間隔から車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さい場合、該隣り合う物体領域についてグルーピング条件を満たすものとして判定する。
すなわち、座標情報補正部383は、予測座標情報に基づいて、上記式(1)を満たす物体領域が存在するか否かを判定する。
次に、ステップS33dにおいて、座標情報補正部383は、グルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、補正座標情報を算出する。
次に、ステップS33eにおいて、座標情報補正部383は、補正座標情報に基づいて、物体が存在しない領域を示す空領域を算出する。そして、座標情報補正部383は、算出した空領域を情報出力部384に対して出力して、一連の処理を終了する。
(動作・作用)
次に、補正情報算出部83の動作・作用について説明する。
図16は、補正情報算出部の作用の一例を説明する図である。
物体検出装置380が図4に示すステップS3における補正処理を実行すると、座標情報補正部383は、予測座標情報を算出する(ステップS33a)。
例えば、図16(a)に示すように、隣接車線に存在する3台の他車両に基づいて、自車原点座標情報として、3つの物体領域C1,C2,C3を算出している場合、各物体領域C1,C2,C3の車両1に対する相対速度に基づいて、予測座標情報を算出する。
ここで、図16(a)では、物体領域C1の車両1に対する相対速度が0、物体領域C2の車両1に対する相対速度が負の方向にv1、物体領域C2の車両1に対する相対速度が正の方向にv2となっている。また、物体領域C1と物体領域C2との間隔がD1、物体領域C2と物体領域C3との間隔がD2となっている。
この場合、図16(b)に示すように、予測座標情報では、物体領域C1と物体領域C2との間隔D1tは間隔D1と比較して広くなり、物体領域C2と物体領域C3との間隔D2tは間隔D2と比較して狭くなる。
具体的には、座標情報補正部383は、予測座標情報における物体領域C1と物体領域C2との間隔D1tを下記式(4)により算出する。また、座標情報補正部383は、予測座標情報における物体領域C2と物体領域C3との間隔D2tを下記式(5)により算出する。
D1t = D1 + v1 × t ・・・(4)
D2t = D2 + t(v1+v2) ・・・(5)
また、座標情報補正部383は、車両1の車速V及び隣り合う物体領域の互いに近接する方向の相対速度に基づいて、グルーピング条件を補正する(ステップS33b)。この際、座標情報補正部383は、車両1の車速Vが速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。本実施形態では、座標情報補正部383は、予測座標情報において、車速Vに応じて隣り合う物体領域の間隔Dtを補正することによって、グルーピング条件を補正している。また、座標情報補正部383は、隣り合う物体領域の互いに近接する方向の相対速度が速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。本実施形態では、座標情報補正部383は、予測座標情報において、隣り合う物体領域の互いに近接する方向の相対速度に応じて隣り合う物体領域の間隔Dtを補正することによって、グルーピング条件を補正している。
具体的には、座標情報補正部383は、上記式(3)により予測座標情報における物体領域の間隔を補正した補正予測物体間隔Dtcを算出する。
例えば、図16(c)に示すように、座標情報補正部383は、車両1の車速Vに基づいて、物体領域C1と物体領域C2との間隔D2tを該間隔D1tと比較して狭い間隔D2tcに補正する。
そして、座標情報補正部383は、予測座標情報に基づいて、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在するか否かを判定する(ステップS33c)。そして、座標情報補正部383は、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在すると判定した場合、グルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、補正座標情報を算出する(ステップS33d)。
具体的には、座標情報補正部383は、隣り合う物体領域について、上記式(1)を満たす場合、一つの物体領域としてグルーピングする。
このように、座標情報補正部383は、設定時間t後の複数の物体領域の座標情報を示す予測座標情報を算出し、該予測座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングする。これによって、物体領域のグルーピングを適切に行うことが可能となる。
例えば、図16(c)では、補正した物体領域C1と物体領域C2との間隔D1tcから車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより大きくなっている。したがって、図16(d)に示すように、座標情報補正部383は、物体領域C1と物体領域C2とのグルーピングを行わない。一方、図16(c)では、補正した物体領域C2と物体領域C3との間隔D2tcから車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さくなっている。したがって、図16(d)に示すように、座標情報補正部383は、物体領域C2と物体領域C3とを一つの物体領域C4としてグルーピングする。
ここで、車両1が車線変更を行う場合、車速Vが速いほど、車頭時間が短くなり、隣接車線に存在する他車両に接触する可能性が高くなる。そこで、車両1の車速Vが速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正することによって、物体領域を車速に応じて適切に算出することが可能となる。
また、車両1が車線変更を行う場合、隣り合う物体領域の互いに近接する方向の相対速度が速いほど、隣接車線に存在する他車両に接触する可能性が高くなる。そこで、隣り合う物体領域の互いに近接する方向の相対速度が速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正することによって、物体領域を隣り合う物体領域の互いに近接する方向の相対速度に応じて適切に算出することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、座標情報補正部383は、車速Vに応じて、隣り合う物体領域の間隔Dtを補正する。しかしながら、座標情報補正部383は、車速Vに応じて、予め設定した設定値αを補正しても構わない。また、上記実施の形態では、隣り合う物体領域の互いに近接する方向の相対速度に応じて、隣り合う物体領域の間隔Dtを補正する。しかしながら、座標情報補正部383は、隣り合う物体領域の互いに近接する方向の相対速度に応じて、予め設定した設定値αを補正しても構わない。
さらに、座標情報補正部383は、補正座標情報に基づいて、物体が存在しない領域を示す空領域を算出する(ステップS33e)。
そして、情報出力部384は、座標情報補正部383が出力した空領域に基づいて、該空領域の両端の座標を挙動制御部21に対して出力する。または、情報出力部384は、空領域の中心座標及び領域幅を挙動制御部21に対して出力する。
これにより、複数の物体領域のそれぞれについて座標情報を出力する場合と比較して、情報出力部384が挙動制御部21に対して情報を出力する際の送信負荷を軽減することが可能となる。
ここで、座標情報補正部383(ステップS33aからS33e)が座標情報補正手段を構成する。情報出力部384(ステップS4)が情報出力手段を構成する。空領域算出部383a(ステップS33e)が空領域算出手段を構成する。
(本実施形態の効果)
(1)座標情報補正手段は、座標情報算出手段が算出した座標情報に基づいて、設定時間後の複数の物体領域の座標情報を示す予測座標情報を算出する。そして、座標情報補正手段が、予測座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、座標情報を補正する。
これによって、物体領域のグルーピングを適切に行うことが可能となる。
(2)座標情報補正手段が補正した座標情報に基づいて、物体が存在しない領域を示す空領域を算出する空領域算出手段を備える。そして、情報出力手段が、空領域算出手段が算出した空領域の中心座標及び領域幅を出力する。
これによって、複数の物体領域のそれぞれについて座標情報を出力する場合と比較して、情報出力手段が挙動制御手段に対して情報を出力する際の送信負荷を軽減することが可能となる。
(3)座標情報補正手段は、速度が速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。
これによって、物体領域を車速に応じて適切に算出することが可能となる。
次に、本発明の第五の実施形態に係る周囲物体検出装置について説明する。
第五の実施形態に係る周囲物体検出装置の基本的構成は、第一の実施形態に係る周囲物体検出装置と同一である。したがって、第五の実施形態では、第一の実施形態に係る周囲物体検出装置と同一の構成については説明を省略する。
図17は、本発明の第五の実施形態に係る物体検出装置の概略構成図である。
図17に示すように、本発明の第五の実施形態に係る物体検出装置480は、第一の実施形態に係る物体検出装置80において、座標情報補正部83に換えて座標情報補正部483を備えている。物体検出装置480は、第一の実施形態に係る物体検出装置80において、情報出力部84に換えて情報出力部484を備えている。
座標情報補正部483は、座標情報算出部82が出力した自車原点座標情報に基づいて、該自車原点座標情報を補正する。
具体的には、座標情報補正部483は、自車原点座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、第一の補正座標情報を算出する。
また、座標情報補正部483は、算出した補正座標情報に基づいて、設定時間後の複数の物体領域の座標情報を示す予測座標情報を算出する。具体的には、座標情報補正部483は、第一の補正座標情報及び物体領域の車両1に対する相対速度に基づいて、予め設定した設定時間t後の予測座標情報を算出する。
そして、座標情報補正部483は、算出した予測座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、第二の補正座標情報を算出する。
ここで、座標情報補正部483は、車速センサ61が検出した車両1の車速を取得する。そして、座標情報補正部483は、車両1の速度が速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。
さらに、座標情報補正部483は、空領域算出部483aと、制御目標位置算出部483bとを備えている。
空領域算出部483aは、第二の補正座標情報に基づいて、物体が存在しない領域を示す空領域を算出する。
制御目標位置算出部483bは、空領域算出部483aが算出した空領域に基づいて、車両1の制御目標位置を算出する。
そして、座標情報補正部483は、算出した制御目標位置を情報出力部484に対して出力する。
情報出力部484は、座標情報補正部483が出力した制御目標位置を挙動制御部21に対して出力する。
次に、図4に示すステップS3において座標情報補正部483が実行する補正処理について説明する。
図18は、座標情報補正部が実行する補正処理のフローチャートである。
図18に示すように、座標情報補正部483が補正処理を実行すると、まず、ステップS43aにおいて、座標情報補正部483は、自車原点座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在するか否かを判定する。そして、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在すると判定(YES)した場合、ステップS43bに移行する。一方、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在しないと判定(NO)した場合、自車原点座標情報を第一の補正座標情報として、ステップS43cに移行する。
ここで、本実施形態では、座標情報補正部483は、隣り合う物体領域の間隔Dから車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さい場合、該隣り合う物体領域についてグルーピング条件を満たすものとして判定する。
すなわち、座標情報補正部483は、自車原点座標情報に基づいて、上記式(1)を満たす物体領域が存在するか否かを判定する。
次に、ステップS43bにおいて、座標情報補正部483は、グルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、第一の補正座標情報を算出する。
次に、ステップS43cにおいて、座標情報補正部483は、予測座標情報を算出する。
具体的には、座標情報補正部483は、第一の補正座標情報及び物体領域の車両1に対する相対速度に基づいて、予め設定した設定時間t後の予測座標情報を算出する。
次に、ステップS43dにおいて、座標情報補正部483は、車両1の車速Vに基づいて、グルーピング条件を補正する。
具体的には、座標情報補正部483は、車両1の車速Vが速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。本実施形態では、座標情報補正部483は、予測座標情報において、車速Vに応じて隣り合う物体領域の間隔Dtを補正することによって、グルーピング条件を補正している。
次に、ステップS43eにおいて、座標情報補正部483は、予測座標情報に基づいて、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在するか否かを判定する。そして、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在すると判定(YES)した場合、ステップS43fに移行する。一方、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在しないと判定(NO)した場合、予測座標情報を第二の補正座標情報として、ステップS43gに移行する。
ここで、本実施形態では、座標情報補正部483は、予測座標情報において、隣り合う物体領域の間隔Dtcから車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さい場合、該隣り合う物体領域についてグルーピング条件を満たすものとして判定する。
すなわち、座標情報補正部483は、予測座標情報に基づいて、上記式(1)を満たす物体領域が存在するか否かを判定する。
次に、ステップS43fにおいて、座標情報補正部483は、グルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、第二の補正座標情報を算出する。
次に、ステップS43gにおいて、座標情報補正部483は、第二の補正座標情報に基づいて、物体が存在しない領域を示す空領域を算出する。
次に、ステップS43hにおいて、座標情報補正部483は、空き領域に基づいて、車両1の制御目標位置を算出する。そして、座標情報補正部483は、算出した制御目標位置を情報出力部484に対して出力して、一連の処理を終了する。
(動作・作用)
次に、補正情報算出部483の動作・作用について説明する。
図19は、補正情報算出部の作用の一例を説明する図である。
物体検出装置480が図4に示すステップS3における補正処理を実行すると、座標情報補正部483は、自車原点座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在するか否かを判定する(ステップS43a)。そして、座標情報補正部483は、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在すると判定した場合、グルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、第一の補正座標情報を算出する(ステップS43b)。
具体的には、座標情報補正部483は、隣り合う物体領域について、上記式(1)を満たす場合、一つの物体領域としてグルーピングする。
例えば、車両1の隣接車線に6台の他車両が存在する場合、図19(a)に示すように、物体検出装置480は、自車原点座標情報として、6つの物体領域C1,C2,C3,C4,C5,C6を算出する。そして、図19(a)では、物体領域C4と物体領域C5との間隔D1から車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さくなっている。したがって、図19(b)に示すように、座標情報補正部483は、物体領域C4と物体領域C5とを一つの物体領域C7としてグルーピングする。
また、座標情報補正部483は、第一の補正座標情報に基づいて、予測座標情報を算出する(ステップS43c)。
例えば、図19(b)では、物体領域C1,C3,C7の車両1に対する相対速度が0、物体領域C2の車両1に対する相対速度が負の方向にv1、物体領域C6の車両1に対する相対速度が正の方向にv2となっている。また、物体領域C2と物体領域C3との間隔がD1、物体領域C7と物体領域C6との間隔がD3となっている。
この場合、図19(c)に示すように、予測座標情報では、物体領域C2と物体領域C3との間隔D1tは間隔D1と比較して狭く、物体領域C7と物体領域C6との間隔D2tは間隔D3と比較して狭くなる。
また、座標情報補正部483は、車両1の車速Vに基づいて、グルーピング条件を補正する(ステップS43d)。この際、座標情報補正部483は、車両1の車速Vが速いほどグルーピングがされ易くなるように、グルーピング条件を補正する。本実施形態では、座標情報補正部483は、予測座標情報において、車速Vに応じて隣り合う物体領域の間隔Dtを補正することによって、グルーピング条件を補正している。
具体的には、座標情報補正部483は、上記式(2)により補正物体間隔dを算出する。
そして、座標情報補正部483は、隣り合う物体領域の間隔Dtから補正物体間隔dを減ずることによって、隣り合う物体領域の間隔Dtを補正した補正予測物体間隔Dtcを算出する。
例えば、図19(d)に示すように、座標情報補正部483は、車両1の車速Vに基づいて、物体領域C2と物体領域C3との間隔D1tを該間隔D1tと比較して狭い間隔D1tcに補正する。また、座標情報補正部483は、車両1の車速Vに基づいて、物体領域C7と物体領域C6との間隔D2tを該間隔D2tと比較して狭い間隔D2tcに補正する。さらに、座標情報補正部483は、車両1の車速Vに基づいて、物体領域C1と物体領域C2との間隔D3tを該間隔D3tと比較して狭い間隔D3tcに補正する。
そして、座標情報補正部483は、予測座標情報に基づいて、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在するか否かを判定する(ステップS43e)。そして、座標情報補正部483は、グルーピング条件を満たす複数の物体領域が存在すると判定した場合、グルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、第二の補正座標情報を算出する(ステップS43f)。
具体的には、座標情報補正部483は、隣り合う物体領域について、上記式(1)を満たす場合、一つの物体領域としてグルーピングする。
例えば、図19(d)では、補正した物体領域C2と物体領域C3との間隔D1tcから車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さくなっている。したがって、図19(e)に示すように、座標情報補正部483は、物体領域C2と物体領域C3とを一つの物体領域C8としてグルーピングする。また、補正した物体領域C7と物体領域C6との間隔D2tcから車両1の全長Lを減じた値が、予め設定した設定値αより小さくなっている。したがって、図19(e)に示すように、座標情報補正部483は、物体領域C7と物体領域C6とを一つの物体領域C9としてグルーピングする。
なお、上記実施の形態では、座標情報補正部483は、車速Vに応じて、隣り合う物体領域の間隔Dtを補正する。しかしながら、座標情報補正部483は、車速Vに応じて、予め設定した設定値αを補正しても構わない。
さらに、座標情報補正部483は、第二の補正座標情報に基づいて、物体が存在しない領域を示す空領域Aを算出する(ステップS43g)。
そして、座標情報補正部483は、空領域Aに基づいて、車両1の制御目標位置を算出する(ステップS43h)。
具体的には、図19(e)に示すように、座標情報補正部483は、算出した空領域Aの中心座標nを制御目標位置として算出する。
そして、座標情報補正部483は、算出した制御目標位置を情報出力部484に対して出力して、一連の処理を終了する。
これにより、複数の物体領域のそれぞれについて座標情報を出力する場合と比較して、情報出力部484が挙動制御部21に対して情報を出力する際の送信負荷を軽減することが可能となる。
また、制御目標位置のみを挙動制御部21に対して出力することにより、挙動制御部21による処理負担を軽減することが可能となる。
ここで、空領域算出部483a(ステップS43g)が空間領域算出手段を構成する。制御目標位置算出部483b(ステップS43g)が制御目標位置算出手段を構成する。座標情報補正部483(ステップS43aからステップS43f)が座標情報補正手段を構成する。情報出力部484(ステップS4)が情報出力手段を構成する。
(本実施形態の効果)
(1)座標情報補正手段が補正した前記座標情報に基づいて、物体が存在しない領域を示す空領域を算出する空領域算出手段と、空領域算出手段が算出した空領域に基づいて、自車両の制御目標位置を算出する制御目標位置算出手段とを備える。そして、情報出力手段は、制御目標位置算出手段が算出した制御目標位置を出力する。
これによって、挙動制御部手段による処理負担を軽減することが可能となる。
1 車両(自車両)
71 レーダ(物体領域検出手段)
81 物体検出部(物体領域検出手段)
82 座標情報算出部(座標情報算出手段)
83,183,283,383,483 座標情報補正部(座標情報補正手段)
84,384,484 情報出力部(情報出力手段)
61 車速センサ(車速検出手段)
299 車線検出部(車線検出手段)
383a,483a 空領域算出部(空領域算出手段)
483b 制御目標位置算出部(制御目標位置算出手段)

Claims (11)

  1. 自車両の周囲における物体が存在する領域を示す物体領域を検出する物体領域検出手段と、
    前記物体領域検出手段の検出結果に基づいて、自車両を原点とした前記物体領域の座標情報を算出する座標情報算出手段と、
    前記座標情報算出手段が算出した前記座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、前記座標情報を補正する座標情報補正手段と、
    前記座標情報補正手段が補正した前記座標情報に基づく情報を出力する情報出力手段と、
    を備えることを特徴とする周囲物体検出装置。
  2. 前記座標情報補正手段は、
    隣り合う物体領域の間隔から自車両の全長を減じた値が、予め設定した設定値より小さい場合、該隣り合う物体領域について前記グルーピング条件を満たすものとしてグルーピングすることを特徴とする請求項1に記載した周囲物体検出装置。
  3. 自車両の速度を検出する車速検出手段を備え、
    前記座標情報補正手段は、
    前記車速検出手段が検出した前記速度が速いほどグルーピングがされ易くなるように、前記グルーピング条件を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載した周囲物体検出装置。
  4. 前記物体領域が存在する車線を検出する車線検出手段を備え、
    前記座標情報補正手段は、
    前記車線検出手段の検出結果に基づいて、隣接車線に存在する物体領域をグルーピングの対象とすることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載した周囲物体検出装置。
  5. 前記座標情報補正手段は、
    前記座標情報算出手段が算出した前記座標情報に基づいて、設定時間後の前記複数の物体領域の座標情報を示す予測座標情報を算出し、該予測座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、前記座標情報を補正することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載した周囲物体検出装置。
  6. 前記情報出力手段は、
    前記グルーピングした物体領域の両端の座標、又は、該グルーピングした物体領域の中心座標及び領域幅を出力することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載した周囲物体検出装置。
  7. 前記情報出力手段は、
    前記グルーピングした物体領域の自車両に対する相対速度として、グルーピングした複数の物体領域の自車両に対する相対速度の平均を出力することを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載した周囲物体検出装置。
  8. 前記座標情報補正手段が補正した前記座標情報に基づいて、物体が存在しない領域を示す空領域を算出する空領域算出手段を備え、
    前記情報出力手段は、
    前記空領域算出手段が算出した空領域の中心座標及び領域幅を出力することを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載した周囲物体検出装置。
  9. 前記座標情報補正手段が補正した前記座標情報に基づいて、物体が存在しない領域を示す空領域を算出する空領域算出手段と、
    前記空領域算出手段が算出した空領域に基づいて、自車両の制御目標位置を算出する制御目標位置算出手段と、を備え、
    前記情報出力手段は、
    前記制御目標位置算出手段が算出した制御目標位置を出力することを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載した周囲物体検出装置。
  10. 自車両の周囲における物体が存在する領域を示す物体領域を検出する工程と、
    自車両を原点とした前記物体領域の座標情報を算出する工程と、
    前記座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、前記座標情報を補正する工程と、
    補正した前記物体領域情報に基づく情報を出力する工程と、
    を有することを特徴とする周囲物体検出方法。
  11. 自車両の周囲における物体が存在する領域を示す物体領域を検出する物体領域検出手段と、
    前記物体領域検出手段の検出結果に基づいて、自車両を原点とした前記物体領域の座標情報を算出する座標情報算出手段と、
    前記座標情報算出手段が算出した前記座標情報に基づいて、予め設定したグルーピング条件を満たす複数の物体領域を一つの物体領域としてグルーピングして、前記座標情報を補正する座標情報補正手段と、
    前記座標情報補正手段が補正した前記座標情報に基づく情報を出力する情報出力手段と、
    前記情報出力手段が出力した情報に基づいて、自車両の挙動を制御する挙動制御手段と、
    を備えることを特徴とする自動車。
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