JP2010190670A - レインセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像画像において雨滴を適切に検出できるようにする。
【解決手段】ウインドシールドガラスGに向けて光を照射して、ウインドシールドガラスGに設定された雨滴の検知領域Tに臨界角以上で光を入射させる面光源14と、検知領域Tで反射した光の光路上に設けられて、検知領域Tを撮像するカメラ15と、カメラ15の撮像画像におけるコントラストから検知領域Tに付着した雨滴を検出する検出部と、を備え、検出部は、面光源14からの光が照射されているときの検知領域Tの撮像画像と、面光源14からの光が照射されていないときの検知領域Tの撮像画像とのうちの少なくとも一方に基づいて、検知領域Tに付着した雨滴を検出する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、レインセンサに関する。
車両のウインドシールドガラスに付着した雨滴に基づいて降雨の判定をするレインセンサが種々提案されている。このレインセンサに採用されて、ウインドシールドガラスに付着した雨滴を検出する装置として、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特開2007−127595号公報
特許文献1に開示された装置は、ウインドシールドガラスの車室内側の面に白色部材を設けて、ウインドシールドガラスの白色部材が設けられた領域を車室外からカメラで撮像し、撮像により得られた画像の処理を行って、白色部と付着した雨滴越しに写った周囲の風景との差異によりウインドシールドガラスに付着した雨滴を検出する。
しかし、雨滴には車両周囲の風景、特に真っ白なビルが写り込むことがあり、かかる場合、特許文献1に開示された装置では、画像の処理の際に、車両周囲の風景が写り込んだ雨滴の部分が、白色部との差異がないことから雨滴として検出されないことがある。
本発明は、撮像画像において雨滴を適切に検出できるようにすることを目的とする。
本発明は、ウインドシールドガラスに設定された雨滴の検知領域に光を照射する光照射部と、検知領域で反射した光の光路上に設けられて、検知領域を撮像するカメラと、カメラの撮像画像におけるコントラストから検知領域に付着した雨滴を検出する検出部と、を備え、検出部は、光照射部からの光が照射されているときの検知領域の撮像画像と、光照射部からの光が照射されていないときの検知領域の撮像画像とのうちの少なくとも一方に基づいて、検知領域に付着した雨滴を検出する構成とした。
本発明によれば、光照射部からの光が照射されているときの検知領域の撮像画像は、全体が明るい画像となり、照射されていないときの検知領域の撮像画像は、全体が暗い画像となる。ここで、検知領域に雨滴が付着していると、その部分だけが雨滴に写り込む車両周囲の風景を反映した明るさとなる。よって、検知領域に付着した雨滴の部分は、雨滴以外の部分とのコントラストにより識別できるので、雨滴を検出する際に、雨滴に写り込んだ車両周囲の風景の影響を受けずに、雨滴のみを適切に検出できるようになる。
実施例にかかるレインセンサの構成を説明する図である。 実施例にかかるレインセンサのブロック図である。 実施例にかかるレインセンサの制御部が行う処理を説明するフローチャート図である。 光が照射されていない検知領域の撮像画像と、その二値化画像とを模式的に示した図である。 光が照射されている検知領域の撮像画像と、その二値化画像とを模式的に示した図である。 レインセンサの制御部が行う処理の変形例を説明するフローチャート図である。 昼間における光が照射されていない検知領域の撮像画像と、照射されている撮像画像とを模式的に示した図である。 夜間における光が照射されていない検知領域の撮像画像と、照射されている撮像画像とを模式的に示した図である。
以下、本発明の実施例を説明する。
図1は、実施例にかかるレインセンサの構成を説明する図であり、レインセンサが取り付けられたウインドシールドガラスを断面方向から見た図である。
図2は、レインセンサの回路ブロック図である。
レインセンサ10は、ウインドシールドガラスGの車室側の面に、図示しない接着剤や接着シートなどで固定されている。
レインセンサ10の本体ケース11は、樹脂材料から形成されており、光を透過させないようになっている。本体ケース11の内部には、直角プリズム12、液晶シャッタ13、面光源14、そしてカメラ(CCDカメラ)15が設けられている。
直角プリズム12は、断面視において二等辺直角三角形の形状を有している。
本体ケース11の前壁11aには、直角プリズム12の斜辺側の面12aを露出させる開口11bが設けられており、直角プリズム12の斜辺側の面12aは、前壁11aの開口11b内で、ウインドシールドガラスGの車室側の面に、図示しない光透過性の接着剤や接着シートなどで固定されている。
直角プリズム12の互いに直交する面12b、12cのうちの面12bには、全面に亘って、液晶シャッタ13が設けられており、液晶シャッタ13の直角プリズム12とは反対側の面(車両後方側の面)には、全面に亘って面光源14が設けられている。
液晶シャッタ13は、面光源14からの光を通過させる状態(開状態)と通過させない状態(閉状態)とを有し、制御部17(図2参照)により開状態と閉状態との間の切り換えが行われる。
面光源14は、制御部17により点灯/消灯が制御され、点灯時には直角プリズム12側に白色光を照射して、ウインドシールドガラスGに設定された雨滴の検知領域Tを、車室内側から照明する。
面光源14は、当該面光源14から照射された光が、ウインドシールドガラスGの検知領域Tに臨界角以上で入射して、検知領域Tで全反射するように設けられている。
面光源14は、レインセンサ10の動作時には常時点灯されており、液晶シャッタ13の開閉により、検知領域Tへの光の照射/非照射が切り替えられるようになっている。
カメラ15は、例えばCCDカメラであり、ウインドシールドガラスGに固定された直角プリズムの面12cを向いた状態で、本体ケース11内に設置されている。
カメラ15は、面光源14から照射されて検知領域Tで全反射した光の光路上に設けられており、カメラ15の撮像視野は、図中点線で示すように検知領域Tの撮像が可能な範囲に設定されている。
カメラ15の焦点は、検知領域Tに合わせられており、カメラ15は、レインセンサ10の動作している間は、車室内側から検知領域Tの撮像を連続的に行い、撮像により得られる撮像画像データを制御部17に出力する。
図2に示すように、制御部17には、カメラ15からの撮像画像データのほかに、照度センサ16からの信号が入力される。
照度センサ16は、車両周囲の明るさを検知するために、車両の上方から入射する光を受光可能な位置に設けられており、受光した光の量に応じた信号を制御部17に出力する。
制御部17は、本体ケース11内に設けられた図示しないプリント基板に設けられたCPUであり、液晶シャッタ13、面光源14、そしてカメラ15の駆動指令を出力すると共に、撮像画像データの処理を行って、検知領域Tに付着した雨滴の量を求めて降雨判定を行う。
具体的には、制御部17は、面光源14からの光が照射されている検知領域Tの撮像画像と、面光源14からの光が照射されていない検知領域Tの撮像画像とのうちの少なくとも一方を用いて、検知領域Tに付着した雨滴Rの領域と、それ以外の領域(背景領域)とを区別する。
そして、検知領域Tに占める雨滴の領域の面積から求めた雨滴の量に基づいて、降雨判定を行い、判定結果をワイパー制御部18に出力する。
ワイパー制御部18は、制御部17から入力される降雨判定の結果に基づいて、図示しないワイパーの駆動/停止、払拭速度、間欠時間などを制御する。
制御部17が行う処理を、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
図4の(a)は、面光源14からの光が照射されていない検知領域Tの撮像画像を模式的に示した図であり、(b)は、(a)の二値化画像を模式的に示した図である。
図5の(a)は、面光源14からの光が照射されている検知領域Tの撮像画像を模式的に示した図であり、(b)は、(a)の二値化画像である。
レインセンサ10が起動されると、制御部17は、ステップ100において、面光源14を点灯状態にすると共に、ステップ101において、カメラ15による検知領域Tの撮像を開始する。
ステップ102において、制御部17は、照度センサ16から入力される信号に基づいて、現在が昼間と夜間のうちの何れであるのかを判定する。
具体的には、制御部17は、照度センサ16から入力される信号に基づいて自車両周囲の明るさ(照度値)を求める。そして、求めた照度値が、夜間を判定する閾値よりも大きい場合には昼間であると判定し、小さい場合には夜間であると判定する。
ステップ102において昼間であると判定された場合、ステップ103において、制御部17は、液晶シャッタ13に指令を出力して液晶シャッタ13を閉状態にする。検知領域Tの撮像画像の背景色を黒色にするためである。
ステップ104において、制御部17は、液晶シャッタ13が閉状態にされている間の検知領域Tの撮像画像を、カメラ15から入力された撮像画像データから取得する。
具体的には、制御部17には、カメラ15からの撮像画像データが連続的に入力されているので、制御部17は、液晶シャッタ13が閉状態にされている間に入力された撮像画像データから、任意の1フレーム分のデータを取得して、撮像画像を取得する。
一方、ステップ102において夜間であると判定された場合、ステップ105において、制御部17は、液晶シャッタ13に指令を出力して液晶シャッタ13を開状態にする。
検知領域Tの撮像画像の背景色を白色にするためである。
ステップ106において、制御部17は、液晶シャッタ13が開状態にされている間の検知領域Tの撮像画像を、カメラ15から入力された撮像画像データから取得する。
ステップ107において、制御部17は、検知領域Tの撮像画像の二値化処理を行って、雨滴の部分が白色、それ以外の部分が黒色で示された二値化画像を生成する。
二値化画像の生成を、昼間の場合と夜間の場合とに分けて説明する。
はじめに、昼間の場合を説明する。
昼間の場合、液晶シャッタ13は閉状態にされるので、制御部17には、面光源14からの光が照射されていない検知領域Tの撮像画像が入力される。
ここで、液晶シャッタ13は、閉状態になると光を通過させないので、閉状態の液晶シャッタ13を検知領域T側から見ると、液晶シャッタ13の全体が黒色に見える。
そのため、カメラ15側から見た検知領域Tには、黒色の液晶シャッタ13が写り込むことになり、検知領域Tの撮像画像では、検知領域Tの全体が黒色(暗色)表示される。
ここで、検知領域Tに雨滴Rが付着していると、雨滴Rには明るい昼間の風景が写り込んでいるので、図4の(a)に示すように、検知領域Tの撮像画像IM1では、雨滴の部分が、他の部分よりも明るく表示される。
この図では、領域B1が、雨滴が付着しておらず黒色の液晶シャッタ13が写り込んだ背景領域であり、領域A1の各々が、明るい昼間の風景が写り込んだ雨滴の領域である。
制御部17は、図4の(a)に示す撮像画像IM1を構成する画素の各々の輝度値を求め、求めた輝度値を、雨滴を判別するために予め設定された閾値(昼間用閾値)と比較する。
そして、輝度値が閾値よりも小さい画素を、背景領域を示す「0」とし、輝度値が閾値よりも大きい画素を、雨滴領域を示す「1」とした二値化データを生成し、生成した二値化データから二値化画像IM1’を生成する。この状態が図4の(b)である。
この二値化画像IM1’では、雨滴の領域Aが「白色」で、雨滴以外の背景領域Bが「黒色」で示されている。
つぎに、夜間の場合を説明する。
夜間の場合、液晶シャッタ13は開状態にされるので、制御部17には、面光源14からの光が照射されている検知領域Tの撮像画像が入力される。
ここで、面光源14から直角プリズム12に入射した光は、ウインドシールドガラスGの検知領域Tに、車室内側から臨界角以上の角度で入射して、全反射されるようになっている。
そのため、カメラ15側から見た検知領域Tには、白色の面光源14が写り込むことになり、検知領域Tの撮像画像では、検知領域Tの全体が白色(明色)表示される。
ここで、検知領域Tに雨滴Rが付着していると、雨滴Rには暗い夜間の風景が写り込んでいるので、図5の(a)に示すように、検知領域Tの撮像画像IM2では、雨滴の部分が、他の部分よりも暗く表示される。
この図では、領域B2が、雨滴が付着しておらず面光源14から照射された光が写り込んだ背景領域であり、領域A2の各々が、暗い夜間の風景が写り込んだ雨滴の領域である。
制御部17は、図5の(a)に示す撮像画像IM2を構成する画素の各々の輝度値を求め、求めた輝度値を、雨滴を判別するために予め設定された閾値(夜間用閾値)と比較する。ここで、夜間用閾値は、前記した昼間用閾値よりも大きい輝度値に設定されている(夜間用閾値>昼間用閾値)。
そして、輝度値が閾値よりも大きい画素を、背景領域を示す「0」とし、輝度値が閾値よりも小さい画素を、雨滴領域を示す「1」とした二値化データを生成し、生成した二値化データから二値化画像IM2’を生成する。この状態が図5の(b)である。
この二値化画像IM2’では、雨滴の領域Aが「白色」で、雨滴以外の背景領域Bが「黒色」で示されている。
ここで、雨滴が付着していない検知領域に面光源14からの光が照射されているときの輝度値を、夜間であると判断された場合の閾値(夜間用閾値)とし、雨滴が付着していない検知領域に面光源14からの光が照射されていないときの輝度値を、昼間であると判断された場合の閾値(昼間用閾値)とすることが好ましい。
このようにすることで、雨滴の部分を、雨滴の付着していない他の部分からより正確に区別できるようになるので、二値化データの生成と二値化画像の生成とが、より容易かつ正確に行えるようになる。
図3のフローチャートに戻って、ステップ108において、制御部17は、ステップ107の処理により生成された二値化画像における雨滴の有無を判定する。
具体的には、制御部17は、二値化画像(IM1’またはIM2’)において、雨滴の領域を示す白色領域Aの有無を確認し、白色領域Aが存在する場合には、検知領域T内に雨滴が存在すると判定する。
ステップ108において雨滴が存在すると判定された場合、ステップ109において、制御部17は、検知領域Tに占める雨滴の部分の面積から、雨滴の量を求める。
ステップ110において、制御部17は、ステップ109で求めた雨滴の量と、閾値との比較により、例えば「小雨」、「雨」、「大雨」というような予め決められたカテゴリのうちの何れかに、現時点の降雨状態を分類することで、降雨判定を行う。
一方、ステップ108において雨滴が存在しないと判定された場合には、処理を終了する。
ここで、実施例における面光源14が、発明における光照射部に相当する。ステップ102の処理が、発明における判断部に相当し、ステップ103〜ステップ108の処理が、発明における検出部に相当する。
以上の通り、ウインドシールドガラスGに設定された雨滴の検知領域Tに光を照射して、検知領域Tに臨界角以上で光を入射させる面光源14と、検知領域Tで全反射した光の光路上に設けられて検知領域Tを撮像するカメラ15と、カメラ15の撮像画像におけるコントラストから検知領域Tに付着した雨滴を検出する検出部と、を備え、検出部は、面光源14からの光が照射されているときの検知領域Tの撮像画像と、面光源14からの光が照射されていないときの検知領域Tの撮像画像とのうちの少なくとも一方に基づいて、検知領域Tに付着した雨滴を検出する構成とした。
検知領域Tに臨界角以上で入射した光は全反射するので、カメラ15側から見た検知領域Tには、液晶シャッタ13が開かれているときには面光源14が、閉じられているときには液晶シャッタ13が写り込む。そのため、面光源14からの光が照射されているときの検知領域Tの撮像画像は、全体が明るい画像となり、照射されていないときの検知領域Tの撮像画像は、全体が暗い画像となる。
ここで、検知領域Tに雨滴が付着していると、その部分だけが雨滴に写り込む車両周囲の風景を反映した明るさとなる。
よって、検知領域に付着した雨滴の部分は、雨滴以外の部分とのコントラストにより識別できるので、雨滴を適切に検出できるようになる。
また、ウインドシールドガラスGに付着した雨滴が画像として捉えられるので、画像処理が容易となり、付着した雨滴の径、個数、検知領域Tに占める雨滴の領域の割合(被覆率)などの算出が、容易に行えるようになる。
さらに、照度センサ16の出力に基づいて、昼間と夜間のうちの何れであるのかを判断する判断部をさらに備え、検出部は、昼間であると判断された場合には、面光源14からの光が照射されていないときの検知領域Tの撮像画像に基づいて雨滴を検出し、夜間であると判断された場合には、面光源14からの光が照射されているときの検知領域Tの撮像画像に基づいて雨滴を検出する構成とした。
面光源14からの光が照射されているときの検知領域Tの撮像画像は、全体が明るい画像となり、照射されていないときの検知領域Tの撮像画像は、全体が暗い画像となる。ここで、検知領域Tに雨滴が付着している場合、雨滴に写り込む車両周囲の風景は、昼間であれば明るく、夜間であれば暗いものである。
よって、昼間の場合には、検知領域Tの全体が暗い画像として表示される撮像画像において、雨滴の部分が明るく表示され、夜間の場合には、検知領域Tの全体が明るい画像として表示される撮像画像において、雨滴の部分が暗く表示される。
これにより、検知領域Tに付着した雨滴の部分は、雨滴以外の部分とのコントラストにより識別できるので、雨滴を検出する際に、雨滴に写り込んだ周囲の風景の影響を受けずに、雨滴のみを適切に検出できるようになる。
また、撮像画像の背景色を、昼間・夜間というように、周囲の状況に応じて随時切り換えたうえで、輝度値などのデータを比較、選択することにより、周囲の明るさに影響されることなく、ウインドシールドガラスG上に付着した雨滴を検出できる。
また、検出部は、判定部により昼間であると判断された場合には、撮像画像を構成する各画素のうち、輝度値が所定の閾値よりも大きい画素のひとまとまりを雨滴として検出し、判定部により夜間であると判断された場合には、撮像画像を構成する各画素のうち、輝度値が所定の閾値よりも小さい画素のひとまとまりを雨滴として検出する構成とした。
これにより、撮像画像の各画素の輝度値を求めて閾値と比較するだけで、雨滴を簡単に検出することができる。
なお、実施例では、昼間であると判断された場合の閾値(昼間用閾値)と、夜間であると判断された場合の閾値(夜間用閾値)と、を異なる値としたが、同じ値の閾値を用いるようにしても良い。
制御部17が行う処理の変形例を、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
変形例にかかる処理では、面光源14からの光が照射されている検知領域Tの撮像画像IMbと、照射されていない検知領域Tの撮像画像IMaとの比較により、二値化画像を生成する。
図7は、昼間における検知領域Tの撮像画像であり、(a)は、面光源14からの光が照射されていない場合の撮像画像IMaであり、(b)は、面光源14からの光が照射されている場合の撮像画像IMbである。
図8は、夜間における検知領域Tの撮像画像であり、(a)は、面光源14からの光が照射されていない場合の撮像画像IMa、(b)は、面光源14からの光が照射されている場合の撮像画像IMbである。
レインセンサ10が起動されると、制御部17は、ステップ200において、面光源14を点灯状態にすると共に、ステップ201において、カメラ15による検知領域Tの撮像を開始する。
ステップ202において、制御部17は、液晶シャッタ13に指令を出力して液晶シャッタ13を閉状態とし、面光源14からの光が照射されていない検知領域Tの撮像画像IMaを、カメラ15から入力された撮像画像データから取得する。
ステップ203において、制御部17は、液晶シャッタ13に指令を出力して液晶シャッタ13を開状態とし、面光源14からの光が照射されている検知領域Tの撮像画像IMbを、カメラ15から入力された撮像画像データから取得する。
ステップ204において、制御部17は、撮像画像IMaと撮像画像IMbの比較により、二値化画像を生成する。
二値化画像の生成を、昼間の場合と夜間の場合とに分けて説明する。
昼間の場合、検知領域Tに付着した雨滴には、明るい昼間の風景が写り込んでいる。
そのため図7の(a)に示すように、面光源14からの光が照射されていない検知領域Tの撮像画像IMaでは、雨滴が付着した部分が明るく、それ以外の部分が暗く表示される。
この図では、領域B1が、雨滴が付着しておらず黒色の液晶シャッタ13が写り込んだ領域(背景領域)であり、領域A1の各々が明るい昼間の風景が写り込んだ雨滴の領域である。
この状態において、面光源14からの光を検知領域Tに照射すると、光は、雨滴以外の領域でのみ全反射される。よって、図7の(b)に示すように、面光源14からの光が照射されている検知領域Tの撮像画像IMbでは、雨滴以外の領域のみがより明るく表示され、雨滴が付着した部分の明るさは大きく変化しない。
この図では、領域B1’が、雨滴が付着しておらず面光源14からの光が照射された雨滴以外の領域(背景領域)であり、領域A1’の各々が明るい昼間の風景が写り込んだ雨滴の領域である。
一方、夜間の場合、検知領域Tに付着した雨滴には、暗い夜間の風景が写り込んでいる。そのため、図8の(a)に示すように、面光源14からの光が照射されていない検知領域の撮像画像IMaでは、雨滴が付着している部分と、それ以外の部分の両方が暗く表示される。
この図では、領域B2が、雨滴が付着しておらず黒色の液晶シャッタ13が写り込んだ領域(背景領域)である。そして、領域A2が、暗い夜間の風景が写り込んだ雨滴の領域である。
この状態において、面光源14からの光を検知領域Tに照射すると、光は、雨滴以外の領域でのみ全反射される。よって、図8の(b)に示すように、面光源14からの光が照射されている検知領域Tの撮像画像IMbでは、雨滴以外の領域のみが明るく表示され、雨滴が付着した部分の明るさは、暗いままで大きく変化しない。
この図では、領域B2’が、雨滴が付着しておらず面光源14からの光が照射された雨滴以外の領域(背景領域)であり、領域A2’の各々が暗い夜間の風景が写り込んだ雨滴の領域である。
このように、撮像画像を構成する画素のうち、雨滴の付着した部分に対応する画素の輝度値は、面光源14からの光が照射されている場合と、照射されていない場合の何れにおいても大きく変化しない。
よって、制御部17は、面光源14からの光が照射されていない検知領域Tの撮像画像IMaと、照射されている検知領域Tの撮像画像IMbとにおいて、互いに対応する位置にある画素毎に輝度値を比較する。そして、輝度値の差が、所定の閾値よりも小さい画素を、雨滴領域を示す「1」とし、大きい画素を、背景領域を示す「0」とした二値化データを生成し、生成した二値化データから二値化画像を生成する。
これにより、前記実施例の図4の(b)に示したような二値化画像が生成される。
そして、図6のフローチャートに戻って、ステップ205の処理で、雨滴の有無が判断され、雨滴があると判定された場合には、ステップ206の雨滴量の算出と、ステップ207の降雨判定が行われる。
このように、面光源14からの光が照射されていないときの検知領域Tの撮像画像IMaの各画素と、面光源14からの光が照射されているときの検知領域Tの撮像画像IMbの各画素との間のコントラストから、検知領域Tに付着した雨滴を検出する構成とした。
具体的には、撮像画像を構成する各画素のうち、面光源14からの光が照射されていないときの輝度値と、照射されているときの輝度値との差が、所定の閾値よりも小さい画素のひとまとまりを雨滴として検出する構成とした。
これにより、撮像画像の各画素の輝度値を求めて閾値と比較するだけで、雨滴を簡単に検出することができる。
また、昼間と夜間のうちの何れであるのかを判断する必要がないので、照度センサ16を省略できる。よって、レインセンサの製造コストを低減させることができる。
また、面光源14と検知領域Tとの間には、検知領域Tへの光の照射/非照射を切り換える液晶シャッタ13が設けられている構成とした。
液晶シャッタ13は応答性に優れており、検知領域Tへの光の照射/非照射を短時間で切り換えることができる。よって、面光源14からの光が照射されていないときの検知領域Tの撮像画像IMaと、照射されているときの検知領域Tの撮像画像IMbの両方を、短時間で取得できる。よって、検知領域Tに付着した雨滴が刻々と変化する場合であっても、雨滴の検出を適切に行うことができる。
前記実施例では、直角プリズム12が、ウインドシールドガラスGに光透過性の接着剤で固定されている場合を例示したが、直角プリズム12は、例えばゴム系の接着剤のような光透過性のある弾性体で、ウインドシールドガラスGに圧着固定されるようにしても良い。
前記実施例では、制御部が、現在が昼間と夜間のうちの何れであるのかを判定を、照度センサから入力される信号に基づいて行う構成としたが、照度センサの代わりに時計を設けて、時計からの出力(時刻信号)に基づいて特定した現在時刻から、昼間と夜間とを区別しても良いし、照度センサの出力と時計からの出力の両方を用いて、区別をしても良い。
10 レインセンサ
11 本体ケース
12 直角プリズム
13 液晶シャッタ
14 面光源(光照射部)
15 カメラ
16 照度センサ
17 制御部
18 ワイパー制御部
G ウインドシールドガラス
R 雨滴
T 検知領域

Claims (6)

  1. ウインドシールドガラスに設定された雨滴の検知領域に光を照射する光照射部と、
    前記検知領域で反射した前記光の光路上に設けられて、前記検知領域を撮像するカメラと、
    前記カメラの撮像画像におけるコントラストから前記検知領域に付着した雨滴を検出する検出部と、を備え、
    前記検出部は、
    前記光照射部からの光が照射されているときの前記検知領域の撮像画像と、前記光照射部からの光が照射されていないときの前記検知領域の撮像画像とのうちの少なくとも一方に基づいて、前記検知領域に付着した雨滴を検出することを特徴とするレインセンサ。
  2. 昼間と夜間の何れであるのかを判断する判断部をさらに備え、
    前記検出部は、
    昼間であると判断された場合には、前記光照射部からの光が照射されていないときの撮像画像に基づいて、前記雨滴を検出し
    夜間であると判断された場合には、前記光照射部からの光が照射されているときの撮像画像に基づいて、前記雨滴を検出することを特徴とする請求項1に記載のレインセンサ。
  3. 前記検出部は、
    昼間であると判断された場合には、前記撮像画像の画素のうち、輝度値が所定の閾値よりも大きい画素を雨滴として検出し、
    夜間であると判断された場合には、前記撮像画像の画素のうち、輝度値が所定の閾値よりも小さい画素を雨滴として検出することを特徴とする請求項2に記載のレインセンサ。
  4. 前記検出部は、前記光照射部からの光が照射されていないときの撮像画像の各画素と、前記光照射部からの光が照射されているときの撮像画像の各画素との間のコントラストから、前記検知領域に付着した雨滴を検出することを特徴とする請求項1に記載のレインセンサ。
  5. 前記検出部は、
    前記撮像画像において、前記光照射部からの光が照射されていない時の輝度値と、前記光照射部からの光が照射されているときの輝度値との差が、所定の閾値よりも小さい画素を、前記雨滴として検出することを特徴とする請求項4に記載のレインセンサ。
  6. 前記光照射部と前記検知領域との間には、前記検知領域への光の照射/非照射を切り換える液晶シャッタが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載のレインセンサ。
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