JP2010189911A - 給水設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1フレキシブル管103の破損の際、給水系101への送水を速やかに回復させ且つ、破損箇所からの多量の水漏れによる水害を回避し且つ、修理を行うにあたっての長時間の断水を回避することを可能とする。
【解決手段】 水を吸引し加圧して吐出する給水ポンプp1、p2、p3の吐出口a2に接続された吐出側管路100の水出口100aと、該吐出側管路100の下流側の給水系101の水入口101aとが第1フレキシブル管103を介して結合されている給水設備において、前記第1フレキシブル管103に対し上流側の管路箇所b1と下流側の管路箇所b2との間に位置した基本管路部3Aを迂回するためのバイパス管路3が形成されると共に、該バイパス管路3の長さ途中箇所が第2フレキシブル管4で形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高層建築物などに設置される給水設備に関する。
高層建築、集合住宅などの給水系への給水装置として、公共の水道本管では水圧が足りなくなることを考慮して給水ポンプで水を吸引し加圧した後に給水系に水を供給するようにした給水設備が、例えば特許文献1に開示されている。
水道本管からの水圧が変動することから、給水ポンプを経由する系と給水ポンプが無い系とを備え、給水系側の水圧を検出して、給水ポンプを切り替える制御が行われる。特許文献2には、緊急時に給水ポンプの系をバイパスするバイパス管を用いて水道本管に接続するものが開示されている。このような給水設備においては、給水ポンプから給水系への経路において、給水ポンプを駆動した際に給水ポンプの振動に起因した金属疲労が蓄積し、破損による漏水が発生することがある。例えば、非特許文献1には、給水ポンプの吐出口側出口にフレキシブル管を接続して給水ポンプの振動を吸収させたものを開示している。しかしながら、このようなフレキシブル管を用いたとしても、送水ポンプの吐出する水の圧力が変動することにより、この送水ポンプの吐出口に接続されたフレキシブル管が長期に亘って繰り返し伸縮変形され、これによりフレキシブル管の主要部材であるベローズに金属疲労による亀裂が発生する事故例が報告されている。
特開2006−57623号公報 特開平09−13436号公報
"配管トラブルレポート"、[online]、ステンレス協会、 [平成20年8月5日検索]、インターネット〈URL:http://www.jssa.gr.jp/greenp- ipe/g-report/pdf/trouble04.pdf〉
特許文献1、2においては、水道本管側と給水系側との間に複数の系統が具備されているが、給水系側の水圧が低下に対しては給水ポンプの圧力が高まるように制御されるため、水圧低下を引き起こす漏水には対応できない。本発明は、給水ポンプを利用した給水設備において、フレキシブル管に亀裂などの破損が発生しても、給水系への送水を速やかに回復させることができ且つ、第1フレキシブル管103の破損箇所からの水漏れによる水害を回避することができる給水設備を提供することを目的する。
上記目的を達成するため、本発明では、水を吸引し加圧して吐出する給水ポンプの吐出口側と、該給水ポンプから給水を受ける給水系側との間が第1フレキシブル管を介して結合されている給水設備において、前記第1フレキシブル管とは並列に吐出口側と給水系側との間にバイパス管路が形成され、かつ該バイパス管路の長さ途中箇所に第2フレキシブル管が結合されていることを特徴とする。
またこの給水設備において、前記第1フレキシブル管の外周を取り巻き該第1フレキシブル管からの漏水を受ける第1覆いと、前記第1覆いの漏水を検知する第1漏水センサーと、該第1漏水センサーが漏水を検知していない状態では、前記第2フレキシブル管の水出入口各側のバイパス管路が閉鎖された状態の下で前記給水ポンプから吐出された水が前記第1フレキシブル管を通じて前記給水系に供給し、一方、前記第1漏水センサーが前記第1フレキシブル管からの漏水を検知したときには、前記第1フレキシブル管の水出入口各側に通じた基本管路部を閉鎖し、前記給水ポンプから吐出された水を前記バイパス管路を通じて前記給水系に供給する制御盤とを有する。
本発明によれば、第1フレキシブル管が破損したときに、第1フレキシブル管を遮断すると共にバイパス管路を閉鎖状態から送水可能状態に切り換えるため、バイパス管路を通じた送水により速やかに回復させることができる。また、第1フレキシブル管を交換装着する期間中にもバイパス管路を通じ給水系へ送水を行うことにより破損の修理を行うにあたっての長時間の断水を回避することができる。
本発明の一実施例である給水設備を示す全体図である。
以下、本発明の詳細を図面を参照して説明する。
図1は本実施例の給水設備を示す全体図である。
各給水ポンプp1、p2、p3の吸引口a3は公共の水道本管1に引込管2を介して接続されている。各給水ポンプp1、p2、p3はその運転中、吸引口から水を吸引し、ポンプ本体a1内で加圧し、その後、吐出口a2から吐出する。100は各給水ポンプp1、p2、p3の吐出口a2に接続された吐出側管路であり、101は給水ポンプp1、p2、p3よりも下流側に形成された給水系である。給水系101の元部には給水系101の末端へ向け送り込まれる水の流量を調整するための制水弁102が設けられている。103は吐出側管路100の水出口100aに接続された第1フレキシブル管で、例えば金属製のベローズに筒状金網からなるブレードを外嵌させた構造である。そして、第1フレキシブル管103の水入口側には電動開放弁5が設けられており、また、このフレキシブル管103の水出口と給水系101の水入口101aとの間に、逆止弁104が介設されている。この逆止弁104は給水系101内の水が第1フレキシブル管103内に流入するのを重力作用により自動的に規制するものである。
上記した給水設備において、給水ポンプp1、p2、p3の運転中には、ポンプ本体a1で加圧された水道水が吐出側管路100、第1フレキシブル管103、逆止弁104を経て給水系101へ圧送され、制水弁102で流量を調整された後、さらに末端へ向け供給される。
上記フレキシブル管103は給水設備を設置する際、吐出側管路100と給水系101の元部との位置ずれを吸収して吐出側管路100と給水系101を簡便に結合することを可能とし、また給水ポンプp1、p2、p3の運転中にポンプ本体a1の振動に起因して給水ポンプp1、p2、p3側構成部材と給水系101との間に発生する相対変位を吸収して各部に過度な荷重が作用するのを阻止する。
3は第1フレキシブル管103に対し上流側の管路箇所b1と下流側の管路箇所b2との間に位置した基本管路部3Aを迂回するためのバイパス管路であって、図示例では吐出側管路100の長さ途中箇所と給水系101の制水弁102より元側部分の給水系箇所との間を結合している。このバイパス管路3の長さ途中箇所が第2フレキシブル管4で形成されている。この第2フレキシブル管4は第1フレキシブル管103と同様に、例えば金属製のベローズに筒状金網のブレードを外嵌させた構造である。バイパス管路3の最小管路断面積は第1フレキシブル管103を含む基本管路部3Aのそれよりも小さい。具体的には前者が後者の3分の1程度であるのがコストの観点から好ましい。
給水系101は高層建築物内の最下層階から最上層階まで網状に形成された管路からなり、水入口101aを経て圧送された水を管路を通じてその保有エネルギーで各必要箇所まで流動させることができるようになっている。この給水系101は水道本管1に直接に連通させただけでは末端の給水必要箇所において十分な水圧が得られないことの生じるものである。
第2フレキシブル管4の水入口側である上流側のバイパス管路3上には、電動開放弁6が設けられている。7は第2フレキシブル管4の水出口側である下流側のバイパス管路3上に設けられた逆止弁で、給水系101の水が第2フレキシブル管4内に流入するのを重力作用で自動的に規制するものである。これら逆止弁104、7はこれの上流側から下流側へ向かう水流が存在しない状態では重力作用により閉鎖状態を維持し得るものである。
8は第1フレキシブル管103の外周を取り巻いた第1覆いであって、第1フレキシブル管103からの漏水を内方下部に導く形態となされると共に最下位置に排水口8aを形成されてなる。この排水口8aには第1排水路9を形成した比較的細い管部材の一端が結合されている。管部材9は他端を水害などの発生しない位置に導かれ、この他端へ向けて下がり勾配となるように配設されている。また管部材9の長さ途中には内方を流下する水を検出することにより第1フレキシブル管103からの漏水を検知する第1漏水センサー10が介設されている。
11は第2フレキシブル管4の外周を取り巻いた第2覆いであって、第2フレキシブル管4からの漏水を下部内方に導く形態となされると共に最下位置に排水口11aを形成されている。この排水口11aには第2排水路12を形成した比較的細い管部材の一端が接続されている。管部材12は他端を水害などの発生しない位置に導かれ、この他端へ向けて下がり勾配となるように配設されている。また管部材12の長さ途中には内方を流下する水を検出することにより第2フレキシブル管4からの漏水を検知する第2漏水センサー13が介設されている。
14は制御盤であり、第1漏水センサー10及び第2漏水センサー13のそれぞれと電線15a、15bを介して結合され、且つ、電動開放弁5及び電動開放弁6のそれぞれと電線16a、16bを介して結合されている。制御盤14は第1漏水センサー10及び第2漏水センサー13の検知信号を電線15a、15bを介して独立に入力されると共に、これらの検知信号に基づいて電動開放弁5及び電動開放弁6をそれぞれ独立して開閉させるため出力を発し、この出力を電線16a、16bを介して電動開放弁5及び電動開放弁6のそれぞれに独立に伝達するものである。
次に上記した給水設備の使用例及び各部の作用などについて、各場合に分けて説明する。
(a)通常の使用状態の場合
給水ポンプp1、p2、p3が第1フレキシブル管103を含む基本管路部3Aを通じて給水系101に送水する通常時送水の行われる状態では、制御盤14は、第2電動開放弁6を閉鎖すると共に第1電動開放弁5を開放するための出力をこれら電動開放弁6、5に出力する。3台の給水ポンプp1、p2、p3はそれらの全て又はその一部が運転状態とされる。
運転状態の給水ポンプp1、p2、p3は水道本管1内の水道水を吸引し加圧した後、吐出口a2から吐出側管路100内に吐出し、続いて第1電動開放弁5及び第1フレキシブル管103及び逆止弁104を含む基本管路部3Aを経て給水系101へ供給する。こうして供給された水道水は制水弁102を経て給水系101の末端へ向け流動し、末端の給水必要箇所に十分な圧力で供給される。
また基本管路部3Aのみを通じた給水系101への送水が長期に亘って行われていると、バイパス管路3内に存在した水は入れ替わることなく滞留し続けることになり、腐敗する恐れがある。これを防止するため、基本管路部3Aを通じた送水中、制御盤14は第2電動開放弁6を例えば数日ごとに周期的に数十秒〜数分程度の期間(バイパス管路3内に滞留した水が給水系101へ流出するのに十分な期間)に亘って開放し、その後閉塞させるように作動し、水道水を自動的且つ定期的にバイパス管路3のみ或いは、基本管路部3A及びバイパス管路3の双方を通じて給水系101へ送水させる。
上記した通常の使用状態では、給水系101の各給水必要箇所の蛇口の開閉操作などに起因して、水道水需要量の急変が頻繁に生じる。この急変のたびに基本管路部3A内の水道水の圧力が変動し、これに起因して第1フレキシブル管103は繰り返し伸縮変形される。また給水ポンプp1、p2、p3の運転中にはポンプ本体a1が吐出側管路100と同体状に振動して、給水系101との間に相対変位を生じさせ、これによっても第1フレキシブル管103は繰り返し伸縮変形される。
また通常時送水の行われているとき、バイパス管路3の逆止弁7は給水系101の水道水の圧力により或いは逆止弁7の弁体に付与される重力により閉鎖状態とされる。この逆止弁7の閉鎖と、第2電動開放弁6の閉鎖とにより、第2フレキシブル管4内への水道水の流入は阻止される。したがって、通常時送水中、第2フレキシブル管4がこれの内方に存在した水の圧力変動に起因して頻繁に伸縮変形されることはない。
なお、給水ポンプp1、p2、p3の運転中には吐出側管路100に直接に結合されたバイパス管路3部分がポンプ本体a1と同体状に振動して、給水系101との間に相対変位を生じさせるのであり、この相対変位に起因して第2フレキシブル管4が繰り返し伸縮変形されることは避けられない。
(b)第1フレキシブル管103から漏水が生じた場合
上記のような通常時送水の行われているときに、第1フレキシブル管103のベローズが金属疲労などで破損し、第1フレキシブル管103から水道水が漏水することがある。この場合には、給水ポンプp1、p2、p3が第2フレキシブル管4を含むバイパス管路3を通じて給水系101に送水する非通常時送水が自動的に行われる。
上記の通常時送水から非通常時送水へ切り替わるときの作動は次のように行われる。
即ち、第1フレキシブル管103からの漏水は第1覆い8の内面に案内されて、その下部に移動し、続いて排水口8aを経て第1排水路9中を重力作用で流下する。このとき、第1漏水センサー10が第1排水路9中の水の流れを検知して検知信号を電線15bを介し制御盤14に入力する。
制御盤14はこの検知信号が入力されたことに関連して、運転状態の給水ポンプp1、p2、p3を停止させるための出力を発し、給水ポンプp1、p2、p3の発停制御回路に伝達し、一方では第1電動開放弁5を閉鎖すると共に第2電動開放弁6を開放するための出力をこれら第1電動開放弁5及び第2電動開放弁6に電線16a、16bを介して伝達する。これにより、運転状態の給水ポンプp1、p2、p3が直ちに停止されるのであり、これと並行して、第1電動開放弁5が閉鎖されると共に第2電動開放弁6が開放される。
この際、第1電動開放弁5の閉鎖は給水ポンプp1、p2、p3の供給する水道水が第1フレキシブル管103の水入口からこれの内方へ水道水が流入するのを阻止するのであり、また第1フレキシブル管103内の水圧が低下するため、基本管路部3Aの逆止弁104は給水系101内の水道水の圧力で確実に閉鎖された状態となって第1フレキシブル管103の水出口からこれの内方へ水道水が逆流するのを阻止する。このような作動は第1フレキシブル管103からの漏水が発生したときに瞬時に行われるため、第1フレキシブル管103からの漏水は速やかに阻止され比較的少量で済むのであり、また既に第1フレキシブル管103から漏れ出た比較的少ない量の水道水は第1排水路9を通じて支障ない場所へ排出される。
第2電動開放弁6が開放されると、給水ポンプp1、p2、p3が加圧して吐出する水道水はバイパス管路3Aを通じて給水系101へ送水される。
制御盤14は、第1電動開放弁5が閉鎖され且つ第2電動開放弁6が開放された後、任意な給水ポンプp1、p2、p3の運転を再開させる。この際の作動は例えば次のように行われるのであって、即ち、制御盤14に第1漏水センサー10から検知信号を入力された時点から数秒程度経過したことをタイマーがカウントし、数秒が経過した時点でタイマーの発する出力が給水ポンプp1、p2、p3の発停制御回路に入力され、この入力により該発停制御回路が予め設定された任意な給水ポンプp1、p2、p3の運転を開始させる。
こうして給水ポンプp1、p2、p3が運転を再開されると、非通常時送水が開始されるのであり、給水ポンプp1、p2、p3で加圧され吐出された水道水は基本管路部3Aを経ることなく、バイパス管路3を通じて給水系101に送水され、制水弁102を経てさらに下流側へ送水される。この非通常時送水では、バイパス管路3は基本管路部3Aよりも管路断面積を小さくされているので給水系101への送水流量は通常時送水のそれよりも少なくなるが、給水系101における水道水の需要を調整することで、水道水の各需要先での水使用に重大な不都合は生じない。
このような非通常時送水の行われているとき、基本管路部3Aの逆止弁104は給水系101の水道水の圧力により確実な閉鎖状態とされるのであり、この逆止弁104の閉鎖と、第1電動開放弁5の閉鎖とにより、第1フレキシブル管103内への水道水の流入が阻止される。したがって、非通常時送水中に、給水ポンプp1、p2、p3で供給されている水道水が第1フレキシブル管103の破損箇所から漏水することは確実に阻止される。
制御盤は第1漏水センサから検知信号を入力されたことに関連して、直ちに警報を発出させるための出力を警報器に伝達する。こうして警報器が警報を発出することにより、関係者はいち早く事態を察知することができて、部品交換などの補修作業を速やかに行うことができる。
部品などの補修作業により第1フレキシブル管103の漏水が解消され各部が復旧されたとき、制御盤14のスイッチ操作などが行われることで、非通常時送水が停止され既述の通常時送水が再開される。
(c)第2フレキシブル管4から漏水が生じた場合
上記のような通常時送水又は非通常時送水の行われているときに、第2フレキシブル管4のベローズが金属疲労などで破損し、第2フレキシブル管4から水道水が漏水することがある。
この場合、第2フレキシブル管4からの漏水は第2覆い11の内面に案内されて、その下部に移動し、続いて排水口11aを経て第2排水路12中を重力作用で流下する。このとき、第2漏水センサー13が第2排水路12中の水の流れを検知して検知信号を制御盤14に入力する。
制御盤14はこの検知信号が入力されたことに関連して、運転状態の給水ポンプp1、p2、p3を停止させるための出力を発し、給水ポンプp1、p2、p3の発停制御回路に伝達する。そして第2漏水センサー13の検知信号を入力された時点が通常時送水中であるときは第1電動開放弁5及び第2電動開放弁6の双方を閉鎖するための出力をこれら第1電動開放弁5及び第2電動開放弁6に電線16a、16bを介して伝達し、一方、第2漏水センサー13の検知信号を入力された時点が非通常時送水中であるときは、既に第1電動開放弁5はこれを閉鎖するための出力を伝達されているため、第2電動開放弁6を閉鎖するための出力のみを第2電動開放弁6に電線16bを介し伝達する。これにより、運転状態の給水ポンプp1、p2、p3が直ちに停止されると共に、第1電動開放弁5及び第2電動開放弁6の双方が閉鎖された状態となる。
この際、第2電動開放弁6の閉鎖は給水ポンプp1、p2、p3の供給する水道水が第2フレキシブル管4の水入口からこれの内方へ流入するのを阻止するのであり、また第2フレキシブル管4内の水圧が漏水により低下するため、バイパス管路3の逆止弁7は給水系101内の水道水の圧力で確実に閉鎖された状態となって第2フレキシブル管4の出口からこれの内方へ水道水が逆流するのを確実に阻止する。このような作動は第2フレキシブル管4からの漏水が発生したときに瞬時に行われるため、第2フレキシブル管4からの漏水は速やかに阻止され比較的少量で済むのであり、また既に第2フレキシブル管4から漏れ出た比較的少ない量の水道水は第2排水路12を通じて支障ない場所へ排出される。
給水ポンプp1、p2、p3が運転を停止され且つ第2電動開放弁6が閉鎖された状態となった後では、制御盤14は、スイッチ操作などによる解除指令が入力されない限り、この状態を維持するのであり、一方では第2漏水センサー13から検知信号を入力されたことに関連して、該入力による警報出力を直ちに警報器に伝達する。これにより関係者はいち早く事態を察知でき、部品交換などの補修作業を速やかに行うことができる。
部品などの補修作業により第2フレキシブル管4の漏水が解消され、或いは、第1フレキシブル管103及び第2フレキシブル管4双方からの漏水が解消されて、各部が復旧された後、制御盤14のスイッチ操作などが行われることで、既述の通常時送水が再開される。
この(c)の場合において、通常時送水中に第2漏水センサー13のみが漏水を検知したときの原因は、第2フレキシブル管4が破損し且つ、第2電動開放弁6の止水機能又はバイパス管路3の逆止弁7の止水機能の何れかが損なわれている状態となっていることが考えられる。このような理由から、通常時送水中に第2漏水センサー13のみが漏水を検知した場合にも、第2電動開放弁6のみならず第1電動開放弁5までも閉鎖させ且つ、給水ポンプp1、p2、p3の運転をも停止させた状態を維持させることとしたのである。
上記実施例では、水道本管1内の水道水を加圧して給水系101に送水する場合の使用について説明したが、本発明はこのような使用に限定するものではなく、例えば、井戸水を吸い上げ加圧して給水系101に送水するように使用することも差し支えない。
3 バイパス管路
3A 基本管路部
4 第2フレキシブル管
8 第1覆い
9 第1排水路
10 第1漏水センサー
11 該第2覆い
12 第2排水路
13 第2漏水センサー
100 吐出側管路
100a 水出口
101 給水系
101a 水入口
103 第1フレキシブル管
a2 吐出口
b1 上流側の管路箇所
b2 下流側の管路箇所
p1 給水ポンプ
p2 給水ポンプ
p3 給水ポンプ

Claims (4)

  1. 水を吸引し加圧して吐出する給水ポンプの吐出口側と、該給水ポンプから給水を受ける給水系側との間が第1フレキシブル管を介して結合されている給水設備において、前記第1フレキシブル管とは並列に吐出口側と給水系側との間にバイパス管路が形成され、かつ該バイパス管路の長さ途中箇所に第2フレキシブル管が結合されていることを特徴とする給水設備。
  2. 請求項1に記載の給水設備において、前記第1フレキシブル管の外周を取り巻き該第1フレキシブル管からの漏水を受ける第1覆いと、前記第1覆いの漏水を検知する第1漏水センサーと、該第1漏水センサーが漏水を検知していない状態では、前記第2フレキシブル管の水出入口各側のバイパス管路が閉鎖された状態の下で前記給水ポンプから吐出された水が前記第1フレキシブル管を通じて前記給水系に供給し、一方、前記第1漏水センサーが前記第1フレキシブル管からの漏水を検知したときには、前記第1フレキシブル管の水出入口各側に通じた基本管路部を閉鎖し、前記給水ポンプから吐出された水を前記バイパス管路を通じて前記給水系に供給する制御盤とを有することを特徴とする給水設備。
  3. 請求項1叉は2記載の給水設備において、前記バイパス管路の最小管路断面積が、前記基本管路部のそれよりも小さいことを特徴とする給水設備。
  4. 請求項2叉は3記載の給水設備において、前記制御盤は、前記第2フレキシブル管の水出入口各側のバイパス管路を定期的に開放閉塞させるように作動し、前記バイパス管路内に滞留した水を前記給水系へ流出させることを特徴とする給水設備。
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