JP2008208807A - ポンプ設備およびポンプ設備の異物除去方法 - Google Patents

ポンプ設備およびポンプ設備の異物除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ポンプを備え付けたままで、容易にポンプケーシング内の異物を除去することが可能であるポンプ設備を提供する。
【解決手段】マンホール11内の汚水12を送水する電動式のポンプ13を備えたポンプ設備であって、ポンプ13の吐出口20に、マンホール11内から外部の送水先へ延びる送水管22が接続され、送水管22の途中に、送水管22から分岐する逃し管51が接続され、逃し管51の末端の排出口52がマンホール11内に開口し、逃し管51を開閉する逃し管開閉用弁53が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、マンホール等の槽内にポンプが備えられたポンプ設備およびポンプ設備の異物除去方法に関するものである。
従来、この種のポンプ設備としては、図6に示すように、マンホール11内に、汚水12を送水する電動式の水中ポンプ13が設けられているものがある。マンホール11は汚水発生源と送水先の下水処理場とを結ぶ配管の途中に設置されている。マンホール11の周壁には汚水12の流入口14が形成され、汚水12は流入口14からマンホール11内へ流れ込む。
水中ポンプ13は、ポンプケーシング15と、ポンプケーシング15内に設けられた羽根車16と、羽根車16を回転駆動させる誘導電動機17と、誘導電動機17を収納するモータフレーム18とを有しており、マンホール11内の底部に設けられている。
ポンプケーシング15には、汚水12を吸込む吸込口19と汚水12を吐出する吐出口20とが設けられている。吸込口19には吸込ノズル21が接続されている。また、吐出口20には、マンホール11内から外部へ延びる送水管22が接続されている。送水管22の途中にはボール逆止め弁23とボール弁24とが設けられている。
また、マンホール11内には、汚水12の水位を検出する水位計25が設けられている。地上側には制御盤26が設置され、制御盤26には、水位計25によって検出された水位に応じて誘導電動機17を制御する制御装置27が設けられている。
これによると、流入口14からマンホール11内に流入する汚水12の水位は水位計25によって検出され、汚水12の水位がポンプ起動水位に達すると、制御装置27が誘導電動機17を作動させる。これにより、羽根車16が回転駆動し、汚水12が、吸込ノズル21からポンプケーシング15内に吸込まれ、吐出口20から送水管22に吐出されて送水先の下水処理場へ送水される。この際、吐出流量がポンプ13の最高効率点の流量よりも少ない小流量でポンプ13を運転するように設定されている場合がある。
その後、汚水12の水位が低下してポンプ停止水位に達すると、制御装置27が誘導電動機17を停止させ、これにより、羽根車16の回転が停止し、汚水12の送水がストップする。
しかしながら、前記の従来形式では、小流量でポンプ13を運転するように設定されている場合、ポンプケーシング15内から吐出口20の側へ向かって流れる汚水12の流量が小さく、これにより、汚水12に混在している異物がポンプケーシング15内を循環して滞留し、ついには、ポンプケーシング15内で閉塞を起こし、運転中にポンプ13が停止してしまうといった問題があった。
また、ポンプケーシング15内に閉塞した異物を除去するために、水中ポンプ13をマンホール11内から地上へ引き上げる必要があり、異物除去作業に手間がかかるといった問題があった。
また、下記特許文献1には、ポンプの吐出側に接続された配水管の途中に、配水管の開度を調整する開度調整弁が設けられ、開度調整弁で配水管の開度を高くすることによって配水管の管路抵抗を低下させ、配水管を通じて送水先に流れる流量を大きくすることで、ポンプ内を通過する流量を増加させ、異物の詰りを防止する点が開示されている。
特開2006−283597
前記特許文献1のものでは、開度調整弁の開度を高くした場合に大流量が流れるようにするためには、通常時に必要とされる口径よりも大きな口径の配水管をポンプの吐出口から送水先にわたって設置する必要がある。このため、配水管の配管スペースが増大するといった問題やコストが上昇するといった問題がある。
本発明は、ポンプを備え付けたままで、容易にポンプケーシング内の異物を除去することが可能であり、さらに、送水管の口径を従来のように通常運転時に必要とされる口径よりも大口径化させる必要が無いポンプ設備およびポンプ設備の異物除去方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本第1発明におけるポンプ設備は、槽内の液体を送水する電動式のポンプを備えたポンプ設備であって、ポンプの吐出口に槽内から槽外へ延びる送水管が接続され、送水管に、送水管から分岐する逃し管が接続され、逃し管の末端の排出口が槽内に開口し、逃し管を開閉する逃し管開閉装置が設けられているものである。
これによると、通常運転時、逃し管開閉装置で逃し管を閉じた状態で、ポンプを運転する。これにより、槽内の液体が、ポンプ内を通過し、吐出口から送水管を通って槽外の送水先へ送水される。
また、ポンプ内の異物を除去する場合、逃し管開閉装置で逃し管を開いて、通常運転から異物除去運転に切換える。これにより、ポンプ内を通過して吐出口から送水管に吐出された液体の一部は、送水管から逃し管に流れ込み、逃し管の排出口から槽内に排出される。このため、ポンプの吐出側の圧力が通常運転時よりも減少し、ポンプの吐出流量が前記通常運転時の吐出流量よりも増加する。
これにより、液体中に混在している異物はポンプを通過し、異物がポンプ内に滞留するのを防止することができ、したがって、ポンプ内で閉塞を起こしてポンプが停止してしまうといった問題を解決することができる。
また、異物除去運転から通常運転に戻す場合は、逃し管開閉装置で逃し管を閉じればよい。
尚、前記異物除去運転においては、ポンプの吐出口から送水管に吐出された液体は、全て送水管から送水先に供給されるのではなく、一部が逃し管から槽内に排出される。これにより、送水管の口径を従来のように通常運転時に必要とされる口径よりも大口径化させる必要は無く、配水管の配管スペースの増大やコストの上昇を抑制することができる。
本第2発明におけるポンプ設備は、逃し管の送水管に連通する流入口の部分に、異物の流入を阻止する異物流入阻止装置が設けられているものである。
これによると、逃し管開閉装置で逃し管を開いて異物除去運転を行っている時、ポンプ内を通過した所定寸法以上の大きさの異物は、異物流入阻止装置によって、送水管から逃し管に流れ込むことを阻止される。
その後、逃し管開閉装置で逃し管を閉じて異物除去運転から通常運転に切換えた際、送水管内に留まっていた異物があれば、このような異物は送水管内を流れて槽外の送水先へ押し出される。これにより、ポンプ内を通過した所定寸法以上の大きさの異物が逃し管を通って再び槽内に戻ることを防止することができる。
本第3発明におけるポンプ設備は、ポンプケーシング内に異物が滞留したことを検出する異物検出手段が設けられ、ポンプ作動中に、異物検出手段によって異物の滞留が検出されると、逃し管開閉装置が逃し管を開くように制御する制御装置が備えられているものである。
これによると、異物検出手段によって異物の滞留が検出されると、制御装置は逃し管開閉装置が逃し管を開くように制御する。これにより、異物除去運転に切換えられ、ポンプの吐出側の圧力が通常運転時よりも減少し、ポンプの吐出流量が前記通常運転時の吐出流量よりも増加する。したがって、液体中に混在している異物はポンプを通過し、異物がポンプ内に滞留するのを防止することができる。これにより、異物除去が必要なときだけ異物除去運転を実施することになるため、送水機能への影響を小さくすることができる。
本第4発明におけるポンプ設備は、一定時間おきに逃し管開閉装置が逃し管を所定時間開くように制御する制御装置が備えられているものである。
これによると、制御装置は、逃し管開閉装置で逃し管を閉じた状態でポンプを運転し、このような通常運転の状態で一定時間が経過すると、逃し管開閉装置で逃し管を開いた状態でポンプを運転し、このような異物除去運転の状態で所定時間が経過すると、再び、逃し管開閉装置で逃し管を閉じた状態でポンプを運転することを繰り返す。これにより、通常運転中に、一定時間おきに異物除去運転に切換えられるため、簡便な制御装置で異物がポンプ内に滞留するのを防止することができる。
本第5発明におけるポンプ設備の異物除去方法は、前記第1発明に記載のポンプ設備における異物除去方法であって、通常運転時において、逃し管開閉装置で逃し管を閉じた状態で、吐出流量がポンプの最高効率点の流量よりも少ない第一の流量でポンプを運転し、異物除去運転時において、逃し管開閉装置で逃し管を開き、前記第一の流量よりも多い第二の流量でポンプを運転するものである。
本第6発明におけるポンプ設備の異物除去方法は、ポンプケーシング内に異物が滞留したことを検出した時、通常運転から異物除去運転に切換えるものである。
本第7発明におけるポンプ設備の異物除去方法は、通常運転中に、一定時間おきに異物除去運転に切換えるものである。
以上のように本発明によると、逃し管開閉装置で逃し管を開くことにより、ポンプ内を通過して吐出口から送水管に吐出された液体の一部は、送水管から逃し管に流れ込み、逃し管の排出口から槽内に排出される。このため、ポンプの吐出側の圧力が減少してポンプの吐出流量が増加し、液体中に混在している異物がポンプ内に滞留するのを防止することができ、ポンプ内で閉塞を起こしてポンプが停止してしまうといった問題を解決することができる。
さらに、異物除去運転においては、ポンプの吐出口から送水管に吐出された液体は、全て送水管から送水先に供給されるのではなく、一部が逃し管から槽内に排出される。これにより、送水管の口径を従来のように通常運転時に必要とされる口径よりも大口径化させる必要は無く、配水管の配管スペースの増大やコストの上昇を抑制することができる。
以下に、本発明における実施の形態を図面を参照して説明する。尚、先述した従来のものと同じ部材については同一の符号を付記して説明を省略する。
先ず、第1の実施の形態を図1を参照して説明する。
マンホール11(槽の一例)内において、送水管22の途中に、送水管22から分岐する逃し管51が接続されている。逃し管51は、送水管22の水平管部から上向きに立ち上がる立ち上り部51aと、立ち上り部51aの上端から水平に屈曲した水平部51bと、水平部51bから下向きに垂下された垂下部51cとで構成されている。垂下部51cの下端(末端)の排出口52はマンホール11内に開口している。水平部51bには、逃し管51を開閉する逃し管開閉用弁53(逃し管開閉装置の一例)が設けられている。逃し管開閉用弁53は、電磁弁であり、制御盤26に設けられたスイッチ54の操作によって遠隔操作される。
以下、前記構成における作用を説明する。
マンホール11内の汚水12(液体の一例)の水位がポンプ起動水位に達すると、制御装置27が水中ポンプ13を起動させて通常運転を行う。通常運転時においては、逃し管開閉用弁53が閉じられた状態で、水中ポンプ13の吐出流量が水中ポンプ13の最高効率点の流量よりも少ない小流量(第一の流量の一例)で水中ポンプ13が運転される。これにより、汚水12が、吸込ノズル21からポンプケーシング15内に吸込まれ、吐出口20から送水管22に吐出されて送水先の下水処理場へ送水される。
通常運転時、作業者がスイッチ54を操作することによって、通常運転から異物除去運転に切換えられる。異物除去運転時においては、逃し管開閉用弁53が開かれ、これにより、吐出口20から送水管22に吐出された汚水12の一部は、送水管22から逃し管51に流れ込み、逃し管51の排出口52からマンホール11内に排出される。前記のように逃し管開閉用弁53が開かれるため、水中ポンプ13の吐出側の圧力が通常運転時よりも減少し、水中ポンプ13の吐出流量が水中ポンプ13の最高効率点の流量と略等しい流量すなわち前記小流量よりも多い大流量(第二の流量の一例)で水中ポンプ13が運転される。これにより、汚水12に混在している異物はポンプケーシング15を通過し、異物がポンプケーシング15内に滞留するのを防止することができ、したがって、ポンプケーシング15内で閉塞を起こしてポンプ13が停止してしまうといった問題を解決することができる。また、異物を除去するために水中ポンプ13をマンホール11内から地上へ引き上げる作業を不要にし得る。
また、異物除去運転時、作業者がスイッチ54を操作することによって、異物除去運転から通常運転に切換えられ、大流量の運転から小流量の運転に戻される。
その後、汚水12の水位が低下してポンプ停止水位に達すると、制御装置27は水中ポンプ13を停止させる。
尚、前記異物除去運転においては、水中ポンプ13の吐出口20から送水管22に吐出された汚水12は、全て送水管22からマンホール11の外部の送水先に供給されるのではなく、一部が逃し管51からマンホール11内に排出される。これにより、送水管22の口径を従来のように通常運転時に必要とされる口径よりも大口径化させる必要は無く、送水管22の配管スペースの増大やコストの上昇を抑制することができる。
また、前記特許文献1に記載された発明を既設のポンプ設備に適用するためには、送水管22を既存の送水管22よりも大きな口径のものに取り替える大規模な改修工事が必要となるが、本実施の形態では、マンホール11内の配管に分岐管を取付けるだけでよく、改修工事が容易に行えるといったメリットがある。
また、逃し管51に、送水管22の水平管部から上向きに立ち上がる立ち上り部51aを設けたことにより、大きく重い異物は、逃し管51に流入し難くなり、送水管22を通って下流側の送水先に押し出され易くなる。このため、ポンプケーシング15内を通過した異物が逃し管51を通って再びマンホール11内に戻る戻り率が減少する。
前記第1の実施の形態では、異物除去運転から通常運転に戻す場合にもスイッチ54を操作しているが、通常運転から異物除去運転に切換えた後、所定時間が経過すると自動的に異物除去運転から通常運転に戻るようにしてもよい。
次に、第2の実施の形態を図2を参照して説明する。
逃し管51の送水管22に連通する流入口55の部分に、異物の流入を阻止するメッシュ状のスクリーン60(異物流入阻止装置の一例)が設けられている。
以下、前記構成における作用を説明する。
逃し管開閉用弁53を開いて異物除去運転を行っている時、ポンプケーシング15内を通過した異物は、スクリーン60があるために、送水管22から逃し管51に流れ込むことはなく、送水管22を通って下流側に送り出されるか或いはスクリーン60の近傍に滞留する。
その後、逃し管開閉用弁53を閉じて異物除去運転から通常運転に切換えた際、送水管22内のスクリーン60の近傍に留まっていた異物が送水管22内を流れてマンホール11内から下流側の送水先へ押し出される。これにより、ポンプケーシング15内を通過した異物が逃し管51を通って再びマンホール11内に戻ることを防止することができる。
前記第2の実施の形態では、異物流入阻止装置の一例としてメッシュ状のスクリーン60を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば多孔板等を用いてもよい。
次に、第3の実施の形態を図3を参照して説明する。
制御盤26には、電源から誘導電動機17に供給される電流値を検出する電流検出器62(異物検出手段の一例)と、制御装置63とが設けられている。制御装置63は、電流検出器62で検出される電流値が設定閾値以上の場合、逃し管開閉用弁53を開き、電流検出器62で検出される電流値が設定閾値未満の場合、逃し管開閉用弁53を閉じるように制御する。
以下、上記構成における作用を説明する。
マンホール11内の汚水12の水位がポンプ起動水位に達すると、制御装置63は、水中ポンプ13を起動させ、電流検出器62で検出される電流値が設定閾値未満の場合、逃し管開閉用弁53を閉じて通常運転を行う。これにより、水中ポンプ13の吐出流量が水中ポンプ13の最高効率点の流量よりも少ない小流量(第一の流量の一例)で水中ポンプ13が運転される。
異物が次第にポンプケーシング15内に滞留してくると、誘導電動機17の負荷が増大するため、前記電流検出器62で検出される電流値が上昇する。これにより、ポンプケーシング15内における異物の滞留を検出することができ、電流検出器62で検出される電流値が設定閾値以上になった場合、制御装置63は、逃し管開閉用弁53を開いて、通常運転から異物除去運転に切換える。
これにより、吐出口20から送水管22に吐出された汚水12の一部は、送水管22から逃し管51に流れ込み、逃し管51の排出口52からマンホール11内に排出される。前記のように逃し管開閉用弁53が開かれるため、水中ポンプ13の吐出側の圧力が通常運転時よりも減少し、水中ポンプ13の吐出流量が水中ポンプ13の最高効率点の流量と略等しい大流量(第二の流量の一例)で水中ポンプ13が運転される。これにより、汚水12に混在している異物はポンプケーシング15を通過し、異物がポンプケーシング15内に滞留するのを防止することができる。
このようにしてポンプケーシング15内の異物が通過してしまうと、誘導電動機17の負荷が減少するため、前記電流検出器62で検出される電流値が下降する。そして、前記検出される電流値が設定閾値未満になった場合、制御装置63は、逃し管開閉用弁53を閉じて、異物除去運転から通常運転に戻す。
その後、汚水12の水位が低下してポンプ停止水位に達すると、制御装置64は水中ポンプ13を停止させる。
尚、前記異物除去運転においては、水中ポンプ13の吐出口20から送水管22に吐出された汚水12は、全て送水管22からマンホール11の外部の送水先に供給されるのではなく、一部が逃し管51からマンホール11内に排出される。これにより、送水管22の口径を従来のように通常運転時に必要とされる口径よりも大口径化させる必要は無く、送水管22の配管スペースの増大やコストの上昇を抑制することができる。
前記第3の実施の形態では、異物除去運転によってポンプ内の異物が通過し、異物検出手段によって異物の滞留が検出されなくなると、制御装置は逃し管開閉装置が逃し管を閉じるように制御し、これにより、異物除去運転から通常運転に復帰するようにしているが、所定時間経過後に異物除去運転から通常運転へ復帰するようにしてもよい。
次に、第4の実施の形態を図4,図5を参照して説明する。
制御装置64は、タイマー部64aを備えており、一定時間Aおきに逃し管開閉用弁53を所定時間Bだけ開くように制御する。
以下、上記構成における作用を説明する。
マンホール11内の汚水12の水位がポンプ起動水位に達すると、制御装置64は、水中ポンプ13を起動させ、逃し管開閉用弁53を閉じて通常運転を行う。これにより、水中ポンプ13の吐出流量が水中ポンプ13の最高効率点の流量よりも少ない小流量(第一の流量の一例)で水中ポンプ13が運転される。
水中ポンプ13の起動時から一定時間Aが経過すると、制御装置64は、逃し管開閉用弁53を開いて、通常運転から異物除去運転に切換える。
これにより、水中ポンプ13の吐出側の圧力が通常運転時よりも減少し、例えば水中ポンプ13の吐出流量が水中ポンプ13の最高効率点の流量と略等しい大流量(第二の流量の一例)で水中ポンプ13が運転されるため、異物はポンプケーシング15を通過し、異物がポンプケーシング15内に滞留するのを防止することができる。
異物除去運転開始時から所定時間Bが経過すると、制御装置64は、逃し管開閉用弁53を閉じて、異物除去運転から通常運転に戻し、このような制御を繰り返す。
その後、汚水12の水位が低下してポンプ停止水位に達すると、制御装置64は水中ポンプ13を停止させる。
尚、前記異物除去運転においては、水中ポンプ13の吐出口20から送水管22に吐出された汚水12は、全て送水管22からマンホール11の外部の送水先に供給されるのではなく、一部が逃し管51からマンホール11内に排出される。これにより、送水管22の口径を従来のように通常運転時に必要とされる口径よりも大口径化させる必要は無く、送水管22の配管スペースの増大やコストの上昇を抑制することができる。
前記各々の実施の形態では、第二の流量の一例として、水中ポンプ13の最高効率点の流量と略等しい大流量を設定しているが、前記最高効率点の流量以下の流量であっても、前記小流量(第一の流量)よりも多い流量を第二の流量としておればよい。或いは、前記最高効率点の流量以上の流量を第二の流量としてもよい。
前記各々の実施の形態では、槽の一例としてマンホール11を挙げたが、マンホール11に限定されるものではなく、例えば貯水槽や下水槽等であってもよい。
前記各々の実施の形態では、液体の一例として汚水12を挙げたが、汚水12に限定されるものではなく、例えば下水や上水等であってもよい。また、電動機として誘導電動機を例にとって説明したが、これに限定されるものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるポンプ設備の図である。 本発明の第2の実施の形態におけるポンプ設備の図である。 本発明の第3の実施の形態におけるポンプ設備の図である。 本発明の第4の実施の形態におけるポンプ設備の図である。 同、ポンプ設備の運転方法を示す図である。 従来のポンプ設備の図である。
符号の説明
11 マンホール(槽)
12 汚水(液体)
13 水中ポンプ
15 ポンプケーシング
20 吐出口
22 送水管
51 逃し管
52 排出口
53 逃し管開閉用弁(逃し管開閉装置)
55 流入口
60 スクリーン(異物捕捉装置)
62 電流検出器(異物検出手段)
63,64 制御装置
A 一定時間
B 所定時間

Claims (7)

  1. 槽内の液体を送水する電動式のポンプを備えたポンプ設備であって、
    ポンプの吐出口に槽内から槽外へ延びる送水管が接続され、
    送水管に、送水管から分岐する逃し管が接続され、
    逃し管の末端の排出口が槽内に開口し、
    逃し管を開閉する逃し管開閉装置が設けられていることを特徴とするポンプ設備。
  2. 逃し管の送水管に連通する流入口の部分に、異物の流入を阻止する異物流入阻止装置が設けられていることを特徴とする請求項1記載のポンプ設備。
  3. ポンプケーシング内に異物が滞留したことを検出する異物検出手段が設けられ、
    ポンプ作動中に、異物検出手段によって異物の滞留が検出されると、逃し管開閉装置が逃し管を開くように制御する制御装置が備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポンプ設備。
  4. 一定時間おきに逃し管開閉装置が逃し管を所定時間開くように制御する制御装置が備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポンプ設備。
  5. 前記請求項1に記載のポンプ設備における異物除去方法であって、通常運転時において、逃し管開閉装置で逃し管を閉じた状態で、吐出流量がポンプの最高効率点の流量よりも少ない第一の流量でポンプを運転し、
    異物除去運転時において、逃し管開閉装置で逃し管を開き、前記第一の流量よりも多い第二の流量でポンプを運転することを特徴とするポンプ設備の異物除去方法。
  6. ポンプケーシング内に異物が滞留したことを検出した時、通常運転から異物除去運転に切換えることを特徴とする請求項5に記載のポンプ設備の異物除去方法。
  7. 通常運転中に、一定時間おきに異物除去運転に切換えることを特徴とする請求項5に記載のポンプ設備の異物除去方法。
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