JP2010188905A - ハイブリッド車輌 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃費を向上することが可能なハイブリッド車輌を提供する。
【解決手段】ハイブリッド電気自動車1は、エンジン10と、モータジェネレータ20と、モータジェネレータ20によってエンジン10を始動させる制御装置60と、を備えており、制御装置60は、エンジン10を始動させる前にモータジェネレータ20の回転数を上げる制御を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、走行用のモータによってエンジンを始動させるハイブリッド車輌に関するものである。
モータの出力を低下させるときにモータの制御応答性を低下させることで、モータのみで走行可能な領域を広げて、燃費向上を図る技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−15514号公報
走行用モータによってエンジンの始動も行う場合、エンジン始動用の余裕トルクを常時確保するため、モータのトルクを車輌走行のために十分に活用することができず、燃費を十分に向上することができない場合があるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、燃費を向上することが可能なハイブリッド車輌を提供することである。
本発明は、内燃機関を始動させる前にモータの回転数を上げることによって上記課題を解決する。
本発明によれば、内燃機関の始動前にモータの回転数を上げることで内燃機関始動用トルクを生み出すので、モータのみによる走行時に内燃機関始動用トルクを確保しておく必要がなく、燃費の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態におけるハイブリッド電気自動車の全体構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態におけるエンジン始動制御を示すフローチャートである。 図3は、本発明の実施形態におけるモータジェネレータの回転数−トルク特性を示すグラフである。 図4は、本発明の実施形態におけるエンジン始動制御における車速、アクセル開度、回転数、変速比、トルク、及びクラッチ伝達トルクの変化を示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態におけるハイブリッド電気自動車の全体構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態におけるハイブリッド電気自動車1は、複数の動力源を車輌の駆動に使用するパラレル方式の電気自動車である。このハイブリッド電気自動車1は、図1に示すように、エンジン10、第1のクラッチ15、モータジェネレータ(電動機・発電機)20、第2のクラッチ25、バッテリ30、インバータ35、自動変速機40、プロペラシャフト51、ディファレンシャルギアユニット52、ドライブシャフト53、左右の駆動輪54、及び制御装置60を備えている。
エンジン10は、ガソリン又は軽油を燃料として作動する内燃機関であり、制御装置60からの制御信号に基づいて、スロットルバルブのバルブ開度や燃料噴射量等が制御される。このエンジン10には、クランク角を検出するクランク角センサ11と、冷却水の温度を計測する水温センサ12が取り付けられており、いずれも検出結果を制御装置60に出力することが可能となっている。制御装置60は、クランク角センサ11から出力された単位角信号に基づいて、エンジン10の回転数Neを算出する。
第1のクラッチ15は、エンジン10の出力軸とモータジェネレータ20の回転軸との間に介装され、エンジン10とモータジェネレータ20との間の動力伝達を断続する。この第1のクラッチ15の具体例としては、たとえば比例ソレノイドで油流量及び油圧を連続的に制御できる湿式多板クラッチなどを例示することができる。この第1のクラッチ15は、制御装置60からの制御信号に基づいて油圧ユニットの油圧を制御することで、クラッチ板を締結(スリップ状態も含む。)/解放させる。
モータジェネレータ20は、ロータに永久磁石を埋設し、ステータにステータコイルが巻きつけられた同期型モータジェネレータである。このモータジェネレータ20には、ロータの回転角を検出するレゾルバ21が設けられており、当該検出結果を制御装置60に出力することが可能となっている。制御装置60は、レゾルバ21により検出されたロータ回転角に基づいて、モータジェネレータ20の回転数Nmを算出する。
このモータジェネレータ20は、電動機としても機能するし発電機としても機能する。インバータ35から三相交流電力が供給されている場合には、モータジェネレータ20は回転駆動する(力行)。一方、外力によってロータが回転している場合には、モータジェネレータ20は、ステータコイルの両端に起電力を生じさせることで交流電力を生成する(回生)。モータジェネレータ20によって発電された交流電力は、インバータ35によって直流電力に変換された後に、バッテリ30に充電される。また、本実施形態では、このモータジェネレータ20を用いて、エンジン10のクランキングを行う。
バッテリ30の具体例としては、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池等を例示することができる。このバッテリ30には電流・電圧センサが取り付けられており、当該検出結果を制御装置60に出力することが可能となっている。制御装置60は、電流・電圧センサにより検出された電流値及び電圧値に基づいて、バッテリ30の充電状態(SOC:State of Charge)を算出する。
第2のクラッチ25は、モータジェネレータ20の出力軸と自動変速機40の入力軸との間に介装され、モータジェネレータ20と自動変速機40との間の動力伝達を断続する。この第2のクラッチ25の具体例としては、上述の第1のクラッチ15と同様に、たとえば湿式多板クラッチなどを例示することができる。この第2のクラッチ25は、制御装置60からの制御信号に基づいて油圧ユニットの油圧を制御することで、クラッチ板を締結(スリップ状態も含む。)/解放させる。また、この第2のクラッチ25には、当該第2のクラッチ25の出力軸の回転数Ncを検出する出力軸回転数センサ26が取り付けられており、当該検出結果を制御装置60に出力することが可能となっている。
自動変速機40は、変速比を自動的且つ連続的に変化させることが可能な無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)である。この自動変速機40は、制御装置60からの制御信号に基づいて変速比を変化させる。この無段変速機の具体例としては、たとえばベルトドライブ式やトロイダル式を例示することができる。なお、自動変速機40として、変速比を前進5速、後退1速といった有段階で自動的に切り換えるものを用いてもよい。
自動変速機40の出力軸は、プロペラシャフト51、ディファレンシャルギアユニット52、左右のドライブシャフト53を介して、左右の駆動輪54に連結されている。
制御装置60は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器、入出力インタフェース等を備えたデジタルマイクロコンピュータであり、エンジン10、第1のクラッチ15、モータジェネレータ20、第2のクラッチ25、バッテリ30、インバータ35、及び自動変速機40の制御や管理を行う。
この制御装置60は、アクセルセンサ61によって検出されたアクセルペダルの開度等から要求駆動力を演算し、この要求駆動力に基づいて、インバータ35を介してモータジェネレータ20を制御したり、エンジン10のスロットル開度や燃料噴射量等を制御する。また、この制御装置60は、アクセルセンサ61によって検出されたアクセルペダルの開度や、車速センサ62により検出された車速に応じて変速比を変化させるように自動変速機40を制御する。
また、この制御装置60は、第1及び第2のクラッチ15,25を制御することで、ハイブリッド電気自動車1を以下の3つの走行モードに切り替えることが可能となっている。
第1の走行モード(モータ使用走行モード)では、第1のクラッチ15を解放させると共に第2のクラッチ25を締結させて、モータジェネレータ20の動力のみを動力源として走行する。
第2の走行モード(エンジン使用走行モード)では、第1のクラッチ15及び第2のクラッチ25をいずれも締結させて、エンジン10を動力源に含みながら走行する。
第3の走行モード(エンジン使用スリップ走行モード)は、第1のクラッチ15を締結させると共に、第2のクラッチ25をスリップ状態として、エンジン10を動力源に含みながら走行する。この第3の走行モードは、特にバッテリ30のSOCが低下している場合やエンジン10の冷却水の温度が低い場合に、クリープ走行を達成するモードである。
さらに、上記の第2の走行モードは、エンジン走行モード、モータアシスト走行モード、及び走行発電モードの3つに細分化することができる。
エンジン走行モードでは、モータジェネレータ20は駆動させずに、エンジン10のみを動力源として駆動輪54を動かす。
モータアシスト走行モードでは、エンジン10とモータジェネレータ20の両方を駆動させて、これら2つを動力源として駆動輪54を動かす。
走行発電モードは、エンジン10を動力源として駆動させて駆動輪54を動かすと同時に、モータジェネレータ20を発電機として機能させてバッテリ30を充電する。
なお、以上に説明したモードの他に、車輌停止時において、エンジン10の動力を利用してモータジェネレータ20を発電機として機能させ、バッテリ30を充電したり電装品へ電力を供給する発電モードを備えてもよい。
さらに、本実施形態の制御装置60は、モータ使用走行モードからエンジン使用走行モードやエンジン使用スリップ走行モードに移行するために、モータジェネレータ20を使ってエンジン10を始動させるエンジン始動制御を行う。以下に、本実施形態におけるエンジン始動制御について、図2〜図4を参照しながら説明する。
図2は本実施形態におけるエンジン始動制御を示すフローチャート、図3は本実施形態におけるモータジェネレータの回転数−トルク特性を示すグラフ、並びに、図4は本実施形態におけるエンジン始動制御における車速、アクセル開度、回転数、変速比、トルク、及びクラッチ伝達トルクの変化を示すタイムチャートである。
ハイブリッド電気自動車1がモータ使用走行モードで走行している際に、先ず、制御装置60は、図2のステップS10においてエンジン10を始動する必要があるか否か(すなわち、モータ使用走行モードを解除する必要があるか否か)を判断する。ここで、モータ使用走行モードの許可条件は、以下の(i)〜(v)の全ての条件が満たされることであるので、ステップS10では、下記(i)〜(v)の条件のうちのいずれか一つでも満たさなくなった場合に、エンジン10を始動する必要があると判断する。
(i)車速が所定値(例えば100km/h)以下であること。
(ii)アクセル開度が所定値(例えば1/8)以下であること。
(iii)モータ回転数Nmが所定値(例えば1670rpm)以下であること。
(iv)エンジン10の冷却水の温度が所定値(例えば30℃)以上であること。
(v)バッテリ30のSOCが所定値(例えば60%)以上であること。
ステップS10においてエンジン10を始動する必要がないと判断した場合(ステップS10にてNO)には、本フローを終了してモータ使用走行モードを継続する。
一方、ステップS10においてエンジン10を始動する必要があると判断した場合(ステップS10にてYES)には、ステップS20に進む。たとえば、図4に示す例では、同図の(b)に示すように、運転者がアクセルペダルを踏み増したことに起因して、上記の(ii)の条件を満たさなくなったため、制御装置60は、ステップS10においてエンジン10を始動する必要があると判断する。
次いで、ステップS20において、制御装置60は、図3に示すようなモータ回転数−トルクマップを参照して、モータジェネレータ20の回転数Nmとトルクが図3に示す第1の領域AR1に属するか否かを判断する。図3における第1の領域AR1は、ステップS30の処理を実行してもエンジン始動に必要な余裕トルク(クランキングトルク、例えば50[N・m])を生み出すことが不可能な領域である。なお、モータジェネレータ20のトルクは、モータジェネレータ20を流れる電流に基づいて推定される。
ステップS20において、モータジェネレータ20の回転数Nmとトルクが第1の領域AR1に属すると判断した場合(ステップS20にてYES)には、本フローを終了してモータ使用走行モードを継続する。
一方、モータジェネレータ20の回転数Nmとトルクが第1の領域AR1に属さないと判断した場合(ステップS20にてNO)には、ステップS30において、制御装置60は、図3において矢印で示すように、モータジェネレータ20の出力が等出力線(図3にて一点鎖線で示す。)上を移動するように、エンジン10の回転数を上昇させる(図4の(c)参照)と共に、自動変速機40の変速比を高減速比側に変化させる(図4の(d)参照)。すなわち、制御装置60は、直前(モータ使用走行時)のモータジェネレータ20の出力を一定に維持したままで、モータジェネレータ20の回転数とトルクを図3のP位置からQ位置に等出力線に沿って移動させる。これにより、図3及び図4の(e)に示すように、エンジン10の始動に必要なクランキングトルクを生み出すことができる。また、モータジェネレータ20の出力を等出力線に沿って移動させるので、乗員に違和感を与えることなくクランキングトルクを捻出することができる。
因みに、図3における第2の領域AR2は、ステップS30の処理によってクランキングトルクを生み出すことが可能な領域である。また、同図において、第3の領域AR3は、ステップS30の処理を行わなくてもトルクに余裕がある領域である。従って、モータジェネレータ20の回転数Nmとトルクが図3の第3の領域AR3に属している場合には、ステップS30の処理をスキップしてもよい。なお、第3の領域AR3の外周をなす線(図3における点線)は、モータジェネレータ20の定格出力を示す線(図3における太実線)を縦軸マイナス方向にクランキングトルク(例えば50[N・m])分だけスライドさせたものである。
ステップS30の処理が完了したら、ステップS40において、制御装置60は、図4の(c)及び(f)に示すように、第1のクラッチ15をスリップ状態とすることで、モータジェネレータ20によってエンジン10をクランキングする。第1のクラッチ15を完全に締結させずにスリップ状態とすることで、モータジェネレータ20の回転数とエンジン10の回転数の差を吸収することができる。また、このステップS40において、制御装置60は、第2のクラッチ25もスリップ状態とする。
次いで、ステップS50において、制御装置60は、エンジン10の燃焼室に燃料を供給して点火プラグを着火することで、エンジン10を初爆させる。これにより、図4の(c)に示すように、エンジン10の回転数が上昇する。この際、第2のクラッチ25がスリップ状態となっているので、エンジン10の初爆時のトルク変動を吸収することができる。
次いで、ステップS60において、制御装置60は、エンジン回転数Neとモータ回転数Nmとが同一となったか否かを判断する。このステップS60において、エンジン回転数Neとモータ回転数Nmとが同一とならない限り(ステップS60にてNO)、第1のクラッチ15をスリップ状態のままにして、ステップS60の処理を繰り返す。
ステップS60においてエンジン回転数Neとモータ回転数Nmとが同一(Ne=Nm)となったら(ステップS60にてYES)、ステップS70において、図4の(c)及び(f)に示すように、制御装置60は第1のクラッチ15を完全に締結させる。
次いで、ステップS80において、制御装置60は、エンジン回転数Neと第2のクラッチ25の出力軸の回転数Ncとが同一となったか否かを判断する。このステップS80において、エンジン回転数Neと出力軸回転数Ncとが同一とならない限り(ステップS80にてNO)、第2のクラッチ25をスリップ状態のままにして、ステップS80の処理を繰り返す。
ステップS80においてエンジン回転数Neと出力軸回転数Ncとが同一(Ne(=Nm)=Nc)となったら(ステップS80にてYES)、ステップS90において、図4の(f)に示すように、制御装置60は第2のクラッチ25を完全に締結させる。これにより、エンジン10、モータジェネレータ20、及び自動変速機40が接続されたこととなり、図4の(a)及び(e)に示すように、エンジン10がトルクを発生させて車速が増加する。
以上のように、本実施形態では、エンジン10の始動前にモータジェネレータ20の回転数を上げることでクランキングトルクを生み出すことができるので、モータ使用走行モードにおいてクランキングトルクを確保する必要がなく、燃費向上を図ることができる。
また、本実施形態では、モータジェネレータ20の回転数を上げる際に、モータジェネレータ20の出力が等出力線上に沿って移動するように、自動変速機40の変速比を高減速比側に変化させるので、乗員に違和感を与えることなくクランキングトルクを生み出すことができる。
さらに、本実施形態では、エンジン10を始動させる際に、第1のクラッチ15をスリップ状態としているので、エンジン回転数Neとモータ回転数Nmの差を吸収することができる。また、エンジン10を始動させる際に、第2のクラッチ25をスリップ状態としているので、エンジン初爆時のトルク変動を吸収することができる。
なお、本実施形態におけるモータジェネレータ20が本発明におけるモータの一例に相当し、本実施形態における制御装置60が本発明における制御手段の一例に相当し、本実施形態におけるクランク角センサ11が本発明における内燃機関回転数検出手段の一例に相当し、本実施形態におけるレゾルバ21が本発明におけるモータ回転数検出手段の一例に相当し、本実施形態における出力軸回転数センサ26が本発明における出力軸回転数検出手段の一例に相当する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
たとえば、走行用モータによって内燃機関を始動させるものであれば、パラレル方式のハイブリッド電気自動車に限定されず、シリーズ方式やスプリット方式のハイブリッド電気自動車に本発明を適用することもできる。
1…ハイブリッド電気自動車
10…エンジン
11…クランク角センサ
12…水温センサ
15…第1のクラッチ
20…モータジェネレータ
21…レゾルバ
25…第2のクラッチ
26…出力回転数センサ
30…バッテリ
31…電圧・電流センサ
35…インバータ
40…自動変速機
51…プロペラシャフト
52…ディファレンシャルギアユニット
53…ドライブシャフト
54…駆動輪
60…制御装置
61…アクセルセンサ
62…車速センサ

Claims (8)

  1. 内燃機関と、モータと、前記内燃機関及び前記モータを制御する制御手段と、を備えたハイブリッド車輌であって、
    前記制御手段が内燃機関を始動する必要があると判断した際、前記制御手段は、前記内燃機関を始動させる前に前記モータの回転数を上げる制御を行うことを特徴とするハイブリッド車輌。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車輌であって、
    前記モータと駆動輪との間に配置され、変速比を変化させることが可能な変速機をさらに備えており、
    前記制御手段は、前記モータの回転数を上げる際に、前記変速機の変速比を高減速比側に変化させる制御を行うことを特徴とするハイブリッド車輌。
  3. 請求項2に記載のハイブリッド車輌であって、
    前記変速機は、変速比を連続的に変化させることが可能な無段変速機であり、
    前記制御手段は、前記モータの回転数を上げる際に、前記モータの出力が等出力線上を移動するように前記変速機の変速比を連続的に変化させる制御を行うことを特徴とするハイブリッド車輌。
  4. 請求項3に記載のハイブリッド車輌であって、
    前記内燃機関と前記モータとの間の動力伝達を断続する第1のクラッチと、
    前記モータと前記変速機との間の動力伝達を断続する第2のクラッチと、を備えたことを特徴とするハイブリッド車輌。
  5. 請求項4に記載のハイブリッド車輌であって、
    前記制御手段は、前記内燃機関を始動させる際に、前記第1のクラッチをスリップ状態とすると共に、前記第2のクラッチもスリップ状態とする制御を行うことを特徴とするハイブリッド車輌。
  6. 請求項4又は5に記載のハイブリッド車輌であって、
    前記内燃機関の回転数を検出する内燃機関回転数検出手段と、
    前記モータの回転数を検出するモータ回転数検出手段と、を備えており、
    前記制御手段は、前記内燃機関の回転数と前記モータの回転数とが実質的に一致したら前記第1のクラッチを締結させる制御を行うことを特徴とするハイブリッド車輌。
  7. 請求項4〜6の何れかに記載のハイブリッド車輌であって、
    前記第2のクラッチの出力軸の回転数を検出する出力軸回転数検出手段を備えており、
    前記制御手段は、前記内燃機関の回転数と前記第2のクラッチの出力軸の回転数とが実質的に一致したら、前記第2のクラッチを締結させる制御を行うことを特徴とするハイブリッド車輌。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載のハイブリッド車両であって、
    前記制御手段は、前記モータの回転数とトルクに基づいて、前記内燃機関を始動させるために必要なクランキングトルクを確保可能か否か判断し、前記クランキングトルクを確保できないと判断した場合には、前記モータによって前記内燃機関を始動させる制御を行わないことを特徴とするハイブリッド車輌。
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