JP2003165348A - ハイブリッド車両の駆動装置 - Google Patents
ハイブリッド車両の駆動装置Info
- Publication number
- JP2003165348A JP2003165348A JP2001369390A JP2001369390A JP2003165348A JP 2003165348 A JP2003165348 A JP 2003165348A JP 2001369390 A JP2001369390 A JP 2001369390A JP 2001369390 A JP2001369390 A JP 2001369390A JP 2003165348 A JP2003165348 A JP 2003165348A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driving force
- motor
- combustion engine
- internal combustion
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims abstract description 126
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 102
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 31
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 2
- 101000634707 Homo sapiens Nucleolar complex protein 3 homolog Proteins 0.000 description 1
- 101001125854 Homo sapiens Peptidase inhibitor 16 Proteins 0.000 description 1
- 102100029099 Nucleolar complex protein 3 homolog Human genes 0.000 description 1
- 102100029324 Peptidase inhibitor 16 Human genes 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/7072—Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータのみにより走行するモードを選択可能
な速度領域を拡大する。 【解決手段】 第2駆動力伝達部16を、モータ12の
回転軸12aに対する減速比が第1駆動力伝達部15よ
りも大きくなるように設定した。車速Vが所定の第1下
限速度VL1以上かつ第1上限速度VU1以下の場合
に、ECU19は、メインクラッチ14により内燃機関
11と変速機13を接続し、第1クラッチ17により第
1駆動軸ギア15aを回転軸12aに接続し、第2クラ
ッチ18により第2駆動軸ギア16aを駆動軸Pに対し
て分離する。車速Vが所定の第2下限速度VL2以上か
つ第2上限速度VU2以下の場合に、ECU19は、メ
インクラッチ14により内燃機関11と変速機13を分
離し、第1クラッチ17により回転軸12aを入力軸1
3aと一体化し、第2クラッチ18により第2駆動軸ギ
ア16aを回転軸12aに接続する。
な速度領域を拡大する。 【解決手段】 第2駆動力伝達部16を、モータ12の
回転軸12aに対する減速比が第1駆動力伝達部15よ
りも大きくなるように設定した。車速Vが所定の第1下
限速度VL1以上かつ第1上限速度VU1以下の場合
に、ECU19は、メインクラッチ14により内燃機関
11と変速機13を接続し、第1クラッチ17により第
1駆動軸ギア15aを回転軸12aに接続し、第2クラ
ッチ18により第2駆動軸ギア16aを駆動軸Pに対し
て分離する。車速Vが所定の第2下限速度VL2以上か
つ第2上限速度VU2以下の場合に、ECU19は、メ
インクラッチ14により内燃機関11と変速機13を分
離し、第1クラッチ17により回転軸12aを入力軸1
3aと一体化し、第2クラッチ18により第2駆動軸ギ
ア16aを回転軸12aに接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関及びモー
タを併用して走行駆動するハイブリッド車両に搭載さ
れ、少なくとも内燃機関またはモータの何れか一方の駆
動力を駆動輪に伝達するハイブリッド車両の駆動装置に
関する。
タを併用して走行駆動するハイブリッド車両に搭載さ
れ、少なくとも内燃機関またはモータの何れか一方の駆
動力を駆動輪に伝達するハイブリッド車両の駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開2000−17741
2号公報に開示されたハイブリッド車両の制御装置のよ
うに、内燃機関2と、モータ3と、変速機4と、メイン
クラッチ5と、モータ駆動力伝達部6とを備え、少なく
とも内燃機関2またはモータ3の何れか一方の駆動力を
自車両の駆動輪に伝達するハイブリッド車両の駆動装置
1が知られている。このハイブリッド車両の駆動装置1
では、例えば図4に示す構成図のように、内燃機関2は
メインクラッチ5を介して変速機4に連結されており、
メインクラッチ5と変速機4との間にモータ駆動力伝達
部6が設けられ、モータ3の駆動力はモータ駆動力伝達
部6を介して内燃機関2および変速機4に伝達可能とさ
れている。
2号公報に開示されたハイブリッド車両の制御装置のよ
うに、内燃機関2と、モータ3と、変速機4と、メイン
クラッチ5と、モータ駆動力伝達部6とを備え、少なく
とも内燃機関2またはモータ3の何れか一方の駆動力を
自車両の駆動輪に伝達するハイブリッド車両の駆動装置
1が知られている。このハイブリッド車両の駆動装置1
では、例えば図4に示す構成図のように、内燃機関2は
メインクラッチ5を介して変速機4に連結されており、
メインクラッチ5と変速機4との間にモータ駆動力伝達
部6が設けられ、モータ3の駆動力はモータ駆動力伝達
部6を介して内燃機関2および変速機4に伝達可能とさ
れている。
【0003】モータ駆動力伝達部6は、モータ3の回転
軸3aに対して回転可能なアイドルギアとされる回転軸
ギア6aと、この回転軸ギア6aをモータ3の回転軸3
aに対して一体化可能のクラッチ6bと、この回転軸ギ
ア6aと噛み合い、変速機4の入力軸4aと一体に設け
られた入力軸ギア6cとを備えている。ここで、モータ
3の駆動力のみで車両を走行駆動するEV走行モードで
は、クラッチ6bにより回転軸ギア6aがモータ3の回
転軸3aに一体化されると共に、メインクラッチ5によ
り内燃機関2と変速機4とが分離され、モータ3の駆動
力は変速機4を介して車両の駆動輪(図示略)に伝達さ
れる。そして、このEV走行時において、例えば自車両
の運転者から急加速等の急激な負荷上昇が要求された場
合や、例えばモータ3に電力を供給するバッテリ(図示
略)の残容量が所定値を超えて低下した場合等におい
て、内燃機関2に対する始動要求が発生したときには、
メインクラッチ5により内燃機関2と変速機4とが接続
され、モータ3の駆動力は変速機4および内燃機関2へ
伝達され、内燃機関2はモータ3の駆動力により始動さ
せられる。
軸3aに対して回転可能なアイドルギアとされる回転軸
ギア6aと、この回転軸ギア6aをモータ3の回転軸3
aに対して一体化可能のクラッチ6bと、この回転軸ギ
ア6aと噛み合い、変速機4の入力軸4aと一体に設け
られた入力軸ギア6cとを備えている。ここで、モータ
3の駆動力のみで車両を走行駆動するEV走行モードで
は、クラッチ6bにより回転軸ギア6aがモータ3の回
転軸3aに一体化されると共に、メインクラッチ5によ
り内燃機関2と変速機4とが分離され、モータ3の駆動
力は変速機4を介して車両の駆動輪(図示略)に伝達さ
れる。そして、このEV走行時において、例えば自車両
の運転者から急加速等の急激な負荷上昇が要求された場
合や、例えばモータ3に電力を供給するバッテリ(図示
略)の残容量が所定値を超えて低下した場合等におい
て、内燃機関2に対する始動要求が発生したときには、
メインクラッチ5により内燃機関2と変速機4とが接続
され、モータ3の駆動力は変速機4および内燃機関2へ
伝達され、内燃機関2はモータ3の駆動力により始動さ
せられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術の一例に係るハイブリッド車両の駆動装置1では、E
V走行時において、モータ3の回転数(つまり、回転軸
3aの回転速度)が、内燃機関2を始動させるための始
動トルク分の余裕トルクを残した範囲内で最大の回転数
となるように、変速機4の変速比を制御している。しか
しながら、モータ3の回転数が増大することに伴い、モ
ータ3から出力可能な出力トルクは減少するため、内燃
機関2に対する始動トルク分を確保できない程度までモ
ータ3の回転数が増大する虞がある場合には、内燃機関
2を始動し、内燃機関2により車両を走行駆動するEN
G走行モードへと移行するように設定されている。この
ため、相対的に車両の速度が高い高車速領域において
は、EV走行モードを選択することができなくなる虞が
ある。このような問題に対して、例えばモータ3を大型
化してEV走行が可能な速度領域を拡大したり、例えば
内燃機関2を始動させるための専用のスタータモータを
設けると、装置の構成に要する費用が嵩むという問題が
生じる。本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、モ
ータの駆動力のみにより車両を走行駆動するEV走行モ
ードを選択可能な速度領域を拡大することが可能なハイ
ブリッド車両の駆動装置を提供することを目的とする。
術の一例に係るハイブリッド車両の駆動装置1では、E
V走行時において、モータ3の回転数(つまり、回転軸
3aの回転速度)が、内燃機関2を始動させるための始
動トルク分の余裕トルクを残した範囲内で最大の回転数
となるように、変速機4の変速比を制御している。しか
しながら、モータ3の回転数が増大することに伴い、モ
ータ3から出力可能な出力トルクは減少するため、内燃
機関2に対する始動トルク分を確保できない程度までモ
ータ3の回転数が増大する虞がある場合には、内燃機関
2を始動し、内燃機関2により車両を走行駆動するEN
G走行モードへと移行するように設定されている。この
ため、相対的に車両の速度が高い高車速領域において
は、EV走行モードを選択することができなくなる虞が
ある。このような問題に対して、例えばモータ3を大型
化してEV走行が可能な速度領域を拡大したり、例えば
内燃機関2を始動させるための専用のスタータモータを
設けると、装置の構成に要する費用が嵩むという問題が
生じる。本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、モ
ータの駆動力のみにより車両を走行駆動するEV走行モ
ードを選択可能な速度領域を拡大することが可能なハイ
ブリッド車両の駆動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して係る
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のハイ
ブリッド車両の駆動装置は、少なくとも内燃機関(例え
ば、後述する実施の形態における内燃機関11)または
モータ(例えば、後述する実施の形態におけるモータ1
2)の何れか一方を変速機(例えば、後述する実施の形
態における変速機13)を介して自車両の駆動輪(例え
ば、後述する実施の形態における駆動輪W,W)に連結
して駆動力を前記駆動輪に伝達するハイブリッド車両の
駆動装置であって、前記内燃機関と前記変速機との間に
設けられ、前記内燃機関と前記変速機とを接続または分
離する接続分離手段(例えば、後述する実施の形態にお
けるメインクラッチ14)と、前記変速機と前記接続分
離手段との間に設けられ、前記モータの駆動力を前記変
速機および前記接続分離手段に伝達可能な第1の駆動力
伝達手段(例えば、後述する実施の形態における第1駆
動力伝達部15)と、前記モータの駆動力を前記第1の
駆動力伝達手段に対して伝達または遮断可能な第1の断
続手段(例えば、後述する実施の形態における第1クラ
ッチアクチュエータ21および第1クラッチ17)と、
前記内燃機関と前記接続分離手段との間に設けられ、前
記モータの駆動力を前記内燃機関および前記接続分離手
段に伝達可能な第2の駆動力伝達手段(例えば、後述す
る実施の形態における第2駆動力伝達部16)と、前記
モータの駆動力を前記第2の駆動力伝達手段に対して伝
達または遮断可能な第2の断続手段(例えば、後述する
実施の形態における第2クラッチアクチュエータ22お
よび第2クラッチ18)とを備え、前記モータの回転軸
に対する前記第2の駆動力伝達手段の減速比(例えば、
後述する実施の形態における第2減速比R2)は、前記
モータの回転軸に対する前記第1の駆動力伝達手段の減
速比(例えば、後述する実施の形態における第1減速比
R1)よりも大きな値に設定されていることを特徴とし
ている。
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のハイ
ブリッド車両の駆動装置は、少なくとも内燃機関(例え
ば、後述する実施の形態における内燃機関11)または
モータ(例えば、後述する実施の形態におけるモータ1
2)の何れか一方を変速機(例えば、後述する実施の形
態における変速機13)を介して自車両の駆動輪(例え
ば、後述する実施の形態における駆動輪W,W)に連結
して駆動力を前記駆動輪に伝達するハイブリッド車両の
駆動装置であって、前記内燃機関と前記変速機との間に
設けられ、前記内燃機関と前記変速機とを接続または分
離する接続分離手段(例えば、後述する実施の形態にお
けるメインクラッチ14)と、前記変速機と前記接続分
離手段との間に設けられ、前記モータの駆動力を前記変
速機および前記接続分離手段に伝達可能な第1の駆動力
伝達手段(例えば、後述する実施の形態における第1駆
動力伝達部15)と、前記モータの駆動力を前記第1の
駆動力伝達手段に対して伝達または遮断可能な第1の断
続手段(例えば、後述する実施の形態における第1クラ
ッチアクチュエータ21および第1クラッチ17)と、
前記内燃機関と前記接続分離手段との間に設けられ、前
記モータの駆動力を前記内燃機関および前記接続分離手
段に伝達可能な第2の駆動力伝達手段(例えば、後述す
る実施の形態における第2駆動力伝達部16)と、前記
モータの駆動力を前記第2の駆動力伝達手段に対して伝
達または遮断可能な第2の断続手段(例えば、後述する
実施の形態における第2クラッチアクチュエータ22お
よび第2クラッチ18)とを備え、前記モータの回転軸
に対する前記第2の駆動力伝達手段の減速比(例えば、
後述する実施の形態における第2減速比R2)は、前記
モータの回転軸に対する前記第1の駆動力伝達手段の減
速比(例えば、後述する実施の形態における第1減速比
R1)よりも大きな値に設定されていることを特徴とし
ている。
【0006】上記構成のハイブリッド車両の駆動装置に
よれば、第1の断続手段によりモータの駆動力を第1の
駆動力伝達手段に対して伝達すると、モータの駆動力に
より自車両を走行駆動することができる。ここで、接続
分離手段により内燃機関と変速機とを接続すると、モー
タの駆動力は、順次、第1の断続手段、第1の駆動力伝
達手段、接続分離手段を介して内燃機関に伝達される。
また、第1の断続手段によりモータの駆動力を第1の駆
動力伝達手段に対して伝達し、モータの駆動力により自
車両を走行駆動する状態にて、接続分離手段により内燃
機関と変速機とを分離し、第2の断続手段によりモータ
の駆動力を第2の駆動力伝達手段に対して伝達すると、
モータの駆動力は、順次、第2の断続手段、第2の駆動
力伝達手段を介して内燃機関に伝達される。
よれば、第1の断続手段によりモータの駆動力を第1の
駆動力伝達手段に対して伝達すると、モータの駆動力に
より自車両を走行駆動することができる。ここで、接続
分離手段により内燃機関と変速機とを接続すると、モー
タの駆動力は、順次、第1の断続手段、第1の駆動力伝
達手段、接続分離手段を介して内燃機関に伝達される。
また、第1の断続手段によりモータの駆動力を第1の駆
動力伝達手段に対して伝達し、モータの駆動力により自
車両を走行駆動する状態にて、接続分離手段により内燃
機関と変速機とを分離し、第2の断続手段によりモータ
の駆動力を第2の駆動力伝達手段に対して伝達すると、
モータの駆動力は、順次、第2の断続手段、第2の駆動
力伝達手段を介して内燃機関に伝達される。
【0007】ここで、モータの回転軸に対する、第2の
駆動力伝達手段の減速比は第1の駆動力伝達手段の減速
比よりも大きな値に設定されている。このため、内燃機
関に所望のトルクを伝達するときに、第2の断続手段を
介してモータの駆動力を伝達する場合には、接続分離手
段を介してモータの駆動力を伝達する場合に比べて、よ
り小さなモータトルクを要するだけで済ますことができ
る。すなわち、第2の断続手段および第2の駆動力伝達
手段により、モータが出力可能なトルクであるモータト
ルクを有効利用して、内燃機関に所望のトルクを伝達す
ることができる。
駆動力伝達手段の減速比は第1の駆動力伝達手段の減速
比よりも大きな値に設定されている。このため、内燃機
関に所望のトルクを伝達するときに、第2の断続手段を
介してモータの駆動力を伝達する場合には、接続分離手
段を介してモータの駆動力を伝達する場合に比べて、よ
り小さなモータトルクを要するだけで済ますことができ
る。すなわち、第2の断続手段および第2の駆動力伝達
手段により、モータが出力可能なトルクであるモータト
ルクを有効利用して、内燃機関に所望のトルクを伝達す
ることができる。
【0008】一方、内燃機関に所望の回転数を伝達する
ときに、接続分離手段を介してモータの駆動力を伝達す
る場合には、第2の断続手段を介してモータの駆動力を
伝達する場合に比べて、より小さなモータ回転数を要す
るだけで済ますことができる。すなわち、第1の断続手
段、第1の駆動力伝達手段および接続分離手段により、
モータが出力可能な回転数であるモータ回転数を有効利
用して、内燃機関に所望の回転数を伝達することができ
る。従って、内燃機関に対して、モータから所望のトル
クおよび回転数を伝達する際には、第1の断続手段、第
1の駆動力伝達手段および接続分離手段と、第2の断続
手段および第2の駆動力伝達手段とを、切り替えて作動
させることにより、例えば第1の断続手段、第1の駆動
力伝達手段および接続分離手段、または、第2の断続手
段および第2の駆動力伝達手段の何れか一方のみを作動
させる場合に比べて、モータが出力可能なトルクおよび
回転数に対する利用可能範囲を拡大して、有効利用する
ことが出来る。
ときに、接続分離手段を介してモータの駆動力を伝達す
る場合には、第2の断続手段を介してモータの駆動力を
伝達する場合に比べて、より小さなモータ回転数を要す
るだけで済ますことができる。すなわち、第1の断続手
段、第1の駆動力伝達手段および接続分離手段により、
モータが出力可能な回転数であるモータ回転数を有効利
用して、内燃機関に所望の回転数を伝達することができ
る。従って、内燃機関に対して、モータから所望のトル
クおよび回転数を伝達する際には、第1の断続手段、第
1の駆動力伝達手段および接続分離手段と、第2の断続
手段および第2の駆動力伝達手段とを、切り替えて作動
させることにより、例えば第1の断続手段、第1の駆動
力伝達手段および接続分離手段、または、第2の断続手
段および第2の駆動力伝達手段の何れか一方のみを作動
させる場合に比べて、モータが出力可能なトルクおよび
回転数に対する利用可能範囲を拡大して、有効利用する
ことが出来る。
【0009】さらに、請求項2に記載の本発明のハイブ
リッド車両の駆動装置は、少なくとも内燃機関(例え
ば、後述する実施の形態における内燃機関11)または
モータ(例えば、後述する実施の形態におけるモータ1
2)の何れか一方を変速機(例えば、後述する実施の形
態における変速機13)を介して自車両の駆動輪(例え
ば、後述する実施の形態における駆動輪W,W)に連結
して駆動力を前記駆動輪に伝達するハイブリッド車両の
駆動装置であって、前記内燃機関と前記変速機との間に
設けられ、前記内燃機関と前記変速機とを接続または分
離する接続分離手段(例えば、後述する実施の形態にお
けるメインクラッチ14)と、前記変速機と前記接続分
離手段との間に設けられた第1の駆動力伝達手段(例え
ば、後述する実施の形態における第1駆動力伝達部1
5)と、前記内燃機関と前記接続分離手段との間に設け
られた第2の駆動力伝達手段(例えば、後述する実施の
形態における第2駆動力伝達部16)と、前記モータの
駆動力を、前記第1の駆動力伝達手段および前記変速機
に対して伝達または遮断可能な第1の断続手段(例え
ば、後述する実施の形態における第1クラッチアクチュ
エータ21および第1クラッチ17)と、前記モータの
駆動力を、前記第1の駆動力伝達手段から前記第2の駆
動力伝達手段に対して伝達または遮断可能な第2の断続
手段(例えば、後述する実施の形態における第2クラッ
チアクチュエータ22および第2クラッチ18)とを備
え、前記第1の駆動力伝達手段は、前記モータの駆動力
を前記第2の駆動力伝達手段および前記接続分離手段に
伝達可能であり、前記第2の駆動力伝達手段は、前記モ
ータの駆動力を前記内燃機関および前記接続分離手段に
伝達可能であり、前記第1の駆動力伝達手段および前記
第2の駆動力伝達手段からなる駆動力伝達手段の前記モ
ータの回転軸に対する減速比(例えば、後述する実施の
形態における第1減速比R1×第2減速比R2)は、1
よりも大きい値に設定されていることを特徴としてい
る。
リッド車両の駆動装置は、少なくとも内燃機関(例え
ば、後述する実施の形態における内燃機関11)または
モータ(例えば、後述する実施の形態におけるモータ1
2)の何れか一方を変速機(例えば、後述する実施の形
態における変速機13)を介して自車両の駆動輪(例え
ば、後述する実施の形態における駆動輪W,W)に連結
して駆動力を前記駆動輪に伝達するハイブリッド車両の
駆動装置であって、前記内燃機関と前記変速機との間に
設けられ、前記内燃機関と前記変速機とを接続または分
離する接続分離手段(例えば、後述する実施の形態にお
けるメインクラッチ14)と、前記変速機と前記接続分
離手段との間に設けられた第1の駆動力伝達手段(例え
ば、後述する実施の形態における第1駆動力伝達部1
5)と、前記内燃機関と前記接続分離手段との間に設け
られた第2の駆動力伝達手段(例えば、後述する実施の
形態における第2駆動力伝達部16)と、前記モータの
駆動力を、前記第1の駆動力伝達手段および前記変速機
に対して伝達または遮断可能な第1の断続手段(例え
ば、後述する実施の形態における第1クラッチアクチュ
エータ21および第1クラッチ17)と、前記モータの
駆動力を、前記第1の駆動力伝達手段から前記第2の駆
動力伝達手段に対して伝達または遮断可能な第2の断続
手段(例えば、後述する実施の形態における第2クラッ
チアクチュエータ22および第2クラッチ18)とを備
え、前記第1の駆動力伝達手段は、前記モータの駆動力
を前記第2の駆動力伝達手段および前記接続分離手段に
伝達可能であり、前記第2の駆動力伝達手段は、前記モ
ータの駆動力を前記内燃機関および前記接続分離手段に
伝達可能であり、前記第1の駆動力伝達手段および前記
第2の駆動力伝達手段からなる駆動力伝達手段の前記モ
ータの回転軸に対する減速比(例えば、後述する実施の
形態における第1減速比R1×第2減速比R2)は、1
よりも大きい値に設定されていることを特徴としてい
る。
【0010】上記構成のハイブリッド車両の駆動装置に
よれば、第1の断続手段によりモータの駆動力を変速機
および第1の駆動力伝達手段に対して伝達すると、モー
タの駆動力により自車両を走行駆動することができる。
ここで、接続分離手段により内燃機関と変速機とを接続
すると、モータの駆動力は、順次、第1の断続手段、第
1の駆動力伝達手段、接続分離手段を介して内燃機関に
伝達される。また、第1の断続手段によりモータの駆動
力を変速機および第1の駆動力伝達手段に対して伝達
し、モータの駆動力により自車両を走行駆動する状態に
て、接続分離手段により内燃機関と変速機とを分離し、
第2の断続手段によりモータの駆動力を第1の駆動力伝
達手段から第2の駆動力伝達手段に対して伝達すると、
モータの駆動力は、順次、第1の断続手段、第1の駆動
力伝達手段、第2の断続手段、第2の駆動力伝達手段を
介して内燃機関に伝達される。
よれば、第1の断続手段によりモータの駆動力を変速機
および第1の駆動力伝達手段に対して伝達すると、モー
タの駆動力により自車両を走行駆動することができる。
ここで、接続分離手段により内燃機関と変速機とを接続
すると、モータの駆動力は、順次、第1の断続手段、第
1の駆動力伝達手段、接続分離手段を介して内燃機関に
伝達される。また、第1の断続手段によりモータの駆動
力を変速機および第1の駆動力伝達手段に対して伝達
し、モータの駆動力により自車両を走行駆動する状態に
て、接続分離手段により内燃機関と変速機とを分離し、
第2の断続手段によりモータの駆動力を第1の駆動力伝
達手段から第2の駆動力伝達手段に対して伝達すると、
モータの駆動力は、順次、第1の断続手段、第1の駆動
力伝達手段、第2の断続手段、第2の駆動力伝達手段を
介して内燃機関に伝達される。
【0011】ここで、モータの回転軸に対する、第1の
駆動力伝達手段および第2の駆動力伝達手段からなる駆
動力伝達手段の減速比は、1よりも大きな値に設定され
ている。このため、内燃機関に所望のトルクを伝達する
ときに、第1の断続手段および第2の断続手段を介して
モータの駆動力を伝達する場合には、第1の断続手段お
よび接続分離手段を介してモータの駆動力を伝達する場
合に比べて、より小さなモータトルクを要するだけで済
ますことができる。すなわち、第1の断続手段および第
1の駆動力伝達手段および第2の断続手段および第2の
駆動力伝達手段により、モータが出力可能なトルクであ
るモータトルクを有効利用して、内燃機関に所望のトル
クを伝達することができる。
駆動力伝達手段および第2の駆動力伝達手段からなる駆
動力伝達手段の減速比は、1よりも大きな値に設定され
ている。このため、内燃機関に所望のトルクを伝達する
ときに、第1の断続手段および第2の断続手段を介して
モータの駆動力を伝達する場合には、第1の断続手段お
よび接続分離手段を介してモータの駆動力を伝達する場
合に比べて、より小さなモータトルクを要するだけで済
ますことができる。すなわち、第1の断続手段および第
1の駆動力伝達手段および第2の断続手段および第2の
駆動力伝達手段により、モータが出力可能なトルクであ
るモータトルクを有効利用して、内燃機関に所望のトル
クを伝達することができる。
【0012】一方、内燃機関に所望の回転数を伝達する
ときに、第1の断続手段および接続分離手段を介してモ
ータの駆動力を伝達する場合には、第1の断続手段およ
び第2の断続手段を介してモータの駆動力を伝達する場
合に比べて、より小さなモータ回転数を要するだけで済
ますことができる。すなわち、第1の断続手段および接
続分離手段により、モータが出力可能な回転数であるモ
ータ回転数を有効利用して、内燃機関に所望の回転数を
伝達することができる。従って、内燃機関に対して、モ
ータから所望のトルクおよび回転数を伝達する際には、
第1の断続手段および接続分離手段と、第1の断続手段
および第1の駆動力伝達手段および第2の断続手段およ
び第2の駆動力伝達手段とを、切り替えて作動させるこ
とにより、例えば第1の断続手段および接続分離手段、
または、第1の断続手段および第1の駆動力伝達手段お
よび第2の断続手段および第2の駆動力伝達手段の何れ
か一方のみを作動させる場合に比べて、モータが出力可
能なトルクおよび回転数に対する利用可能範囲を拡大し
て、有効利用することが出来る。
ときに、第1の断続手段および接続分離手段を介してモ
ータの駆動力を伝達する場合には、第1の断続手段およ
び第2の断続手段を介してモータの駆動力を伝達する場
合に比べて、より小さなモータ回転数を要するだけで済
ますことができる。すなわち、第1の断続手段および接
続分離手段により、モータが出力可能な回転数であるモ
ータ回転数を有効利用して、内燃機関に所望の回転数を
伝達することができる。従って、内燃機関に対して、モ
ータから所望のトルクおよび回転数を伝達する際には、
第1の断続手段および接続分離手段と、第1の断続手段
および第1の駆動力伝達手段および第2の断続手段およ
び第2の駆動力伝達手段とを、切り替えて作動させるこ
とにより、例えば第1の断続手段および接続分離手段、
または、第1の断続手段および第1の駆動力伝達手段お
よび第2の断続手段および第2の駆動力伝達手段の何れ
か一方のみを作動させる場合に比べて、モータが出力可
能なトルクおよび回転数に対する利用可能範囲を拡大し
て、有効利用することが出来る。
【0013】さらに、請求項3に記載の本発明のハイブ
リッド車両の駆動装置は、前記内燃機関の停止状態に
て、前記接続分離手段により前記内燃機関と前記変速機
とを分離し、かつ、前記第1の断続手段にて前記モータ
の駆動力を伝達させ、かつ、前記第2の断続手段にて前
記モータの駆動力を遮断させ、かつ、前記モータの駆動
力を前記駆動輪に伝達させるときに、前記第2の断続手
段にて前記モータの駆動力を伝達させて、前記モータの
駆動力を前記第2の断続手段を介して前記内燃機関に伝
達させる内燃機関始動手段(例えば、後述する実施の形
態におけるECU19)を備えることを特徴としてい
る。
リッド車両の駆動装置は、前記内燃機関の停止状態に
て、前記接続分離手段により前記内燃機関と前記変速機
とを分離し、かつ、前記第1の断続手段にて前記モータ
の駆動力を伝達させ、かつ、前記第2の断続手段にて前
記モータの駆動力を遮断させ、かつ、前記モータの駆動
力を前記駆動輪に伝達させるときに、前記第2の断続手
段にて前記モータの駆動力を伝達させて、前記モータの
駆動力を前記第2の断続手段を介して前記内燃機関に伝
達させる内燃機関始動手段(例えば、後述する実施の形
態におけるECU19)を備えることを特徴としてい
る。
【0014】上記構成のハイブリッド車両の駆動装置に
よれば、内燃機関を停止し、モータの駆動力のみにより
車両を走行駆動している状態にて、例えば運転者から急
加速等の急激な負荷上昇が要求された場合や、例えばモ
ータに電力供給を行うバッテリの残容量が所定値を超え
て低下した場合等に、内燃機関を始動させる際には、モ
ータの駆動力を第2の断続手段を介して内燃機関に伝達
させることによって、第1の断続手段のみを介してモー
タの駆動力を伝達する場合に比べて、より小さなモータ
トルクを要するだけで、所望のトルクを伝達することが
出来る。
よれば、内燃機関を停止し、モータの駆動力のみにより
車両を走行駆動している状態にて、例えば運転者から急
加速等の急激な負荷上昇が要求された場合や、例えばモ
ータに電力供給を行うバッテリの残容量が所定値を超え
て低下した場合等に、内燃機関を始動させる際には、モ
ータの駆動力を第2の断続手段を介して内燃機関に伝達
させることによって、第1の断続手段のみを介してモー
タの駆動力を伝達する場合に比べて、より小さなモータ
トルクを要するだけで、所望のトルクを伝達することが
出来る。
【0015】さらに、請求項4に記載の本発明のハイブ
リッド車両の駆動装置は、前記内燃機関始動手段の作動
後に、前記接続分離手段により前記内燃機関と前記変速
機とを接続させ、かつ、前記第2の断続手段にて前記モ
ータの駆動力を遮断させて、前記内燃機関の駆動力を前
記接続分離手段を介して前記駆動輪に伝達させる内燃機
関走行手段(例えば、後述する実施の形態においては、
ECU19が兼ねる)を備えることを特徴としている。
リッド車両の駆動装置は、前記内燃機関始動手段の作動
後に、前記接続分離手段により前記内燃機関と前記変速
機とを接続させ、かつ、前記第2の断続手段にて前記モ
ータの駆動力を遮断させて、前記内燃機関の駆動力を前
記接続分離手段を介して前記駆動輪に伝達させる内燃機
関走行手段(例えば、後述する実施の形態においては、
ECU19が兼ねる)を備えることを特徴としている。
【0016】上記構成のハイブリッド車両の駆動装置に
よれば、内燃機関の始動後には、接続分離手段により内
燃機関と変速機とを接続し、内燃機関の駆動力を接続分
離手段を介して駆動輪に伝達することによって、内燃機
関の出力を有効利用して車両を走行駆動させることが出
来る。
よれば、内燃機関の始動後には、接続分離手段により内
燃機関と変速機とを接続し、内燃機関の駆動力を接続分
離手段を介して駆動輪に伝達することによって、内燃機
関の出力を有効利用して車両を走行駆動させることが出
来る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
ハイブリッド車両の駆動装置ついて添付図面を参照しな
がら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るハイブ
リッド車両の駆動装置10の構成図であり、図2は車両
の速度(車速)Vとモータ軸換算トルクTおよび回転数
Nの関係を示すグラフ図である。本実施の形態によるハ
イブリッド車両の駆動装置10は、少なくとも内燃機関
11またはモータ12の何れか一方の駆動力を自車両の
駆動輪W,Wに伝達するものであって、変速機13と、
メインクラッチ14と、第1駆動力伝達部15と、第2
駆動力伝達部16と、第1クラッチ17と、第2クラッ
チ18と、ECU19とを備えて構成されている。
ハイブリッド車両の駆動装置ついて添付図面を参照しな
がら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るハイブ
リッド車両の駆動装置10の構成図であり、図2は車両
の速度(車速)Vとモータ軸換算トルクTおよび回転数
Nの関係を示すグラフ図である。本実施の形態によるハ
イブリッド車両の駆動装置10は、少なくとも内燃機関
11またはモータ12の何れか一方の駆動力を自車両の
駆動輪W,Wに伝達するものであって、変速機13と、
メインクラッチ14と、第1駆動力伝達部15と、第2
駆動力伝達部16と、第1クラッチ17と、第2クラッ
チ18と、ECU19とを備えて構成されている。
【0018】メインクラッチ14は、内燃機関11のク
ランクシャフト11aに連結されたクラッチ板14a
と、このクラッチ板14aと対をなし、変速機13の入
力軸13aに連結されたクラッチ板14bとを備えてい
る。このメインクラッチ14には、メインクラッチ用ア
クチュエータ20が接続されている。このクラッチ用ア
クチュエータ20はECU19に電気的に接続されてお
り、ECU19の制御により、メインクラッチ16を介
して内燃機関11と変速機13とを連結または分離す
る。
ランクシャフト11aに連結されたクラッチ板14a
と、このクラッチ板14aと対をなし、変速機13の入
力軸13aに連結されたクラッチ板14bとを備えてい
る。このメインクラッチ14には、メインクラッチ用ア
クチュエータ20が接続されている。このクラッチ用ア
クチュエータ20はECU19に電気的に接続されてお
り、ECU19の制御により、メインクラッチ16を介
して内燃機関11と変速機13とを連結または分離す
る。
【0019】第1駆動力伝達部15は、モータ12の回
転軸12aに対して回転可能のアイドルギアである第1
駆動軸ギア15aと、第1駆動軸ギア15aと対をな
し、入力軸13aと一体に設けられた入力軸ギア15b
とを備えて構成されている。第1駆動軸ギア15aは、
第1クラッチアクチュエータ21により駆動される第1
クラッチ17によって回転軸12aに対して接続または
分離される。第1クラッチアクチュエータ21はECU
19に電気的に接続されており、ECU19の制御によ
り、第1クラッチ17を介して、第1駆動軸ギア15a
を回転軸12aに対して接続あるいは分離する。これに
より、例えば互いに平行に配置された回転軸12aと入
力軸13aとは、第1駆動力伝達部15を介して接続あ
るいは分離される。なお、第1駆動軸ギア15aと入力
軸ギア15bとは、常に噛み合っている。
転軸12aに対して回転可能のアイドルギアである第1
駆動軸ギア15aと、第1駆動軸ギア15aと対をな
し、入力軸13aと一体に設けられた入力軸ギア15b
とを備えて構成されている。第1駆動軸ギア15aは、
第1クラッチアクチュエータ21により駆動される第1
クラッチ17によって回転軸12aに対して接続または
分離される。第1クラッチアクチュエータ21はECU
19に電気的に接続されており、ECU19の制御によ
り、第1クラッチ17を介して、第1駆動軸ギア15a
を回転軸12aに対して接続あるいは分離する。これに
より、例えば互いに平行に配置された回転軸12aと入
力軸13aとは、第1駆動力伝達部15を介して接続あ
るいは分離される。なお、第1駆動軸ギア15aと入力
軸ギア15bとは、常に噛み合っている。
【0020】第2駆動力伝達部16は、モータ12の回
転軸12aに対して回転可能のアイドルギアである第2
駆動軸ギア16aと、第2駆動軸ギア16aと対をな
し、クランクシャフト11aと一体に設けられたクラン
ク軸ギア16bとを備えて構成されている。第2駆動軸
ギア16aは、第2クラッチアクチュエータ22により
駆動される第2クラッチ18によって回転軸12aに対
して接続または分離される。第2クラッチアクチュエー
タ22はECU19に電気的に接続されており、ECU
19の制御により、第2クラッチ18を介して、第2駆
動軸ギア16aを回転軸12aに対して接続あるいは分
離する。これにより、回転軸12aとクランクシャフト
11aとは、第2駆動力伝達部16を介して接続あるい
は分離される。なお、第2駆動軸ギア16aとクランク
軸ギア16bとは、常に噛み合っている。また、第2駆
動力伝達部16は、後述するように、モータ12の回転
軸12aに対する減速比が、第1駆動力伝達部15より
も大きくなるように設定されている。
転軸12aに対して回転可能のアイドルギアである第2
駆動軸ギア16aと、第2駆動軸ギア16aと対をな
し、クランクシャフト11aと一体に設けられたクラン
ク軸ギア16bとを備えて構成されている。第2駆動軸
ギア16aは、第2クラッチアクチュエータ22により
駆動される第2クラッチ18によって回転軸12aに対
して接続または分離される。第2クラッチアクチュエー
タ22はECU19に電気的に接続されており、ECU
19の制御により、第2クラッチ18を介して、第2駆
動軸ギア16aを回転軸12aに対して接続あるいは分
離する。これにより、回転軸12aとクランクシャフト
11aとは、第2駆動力伝達部16を介して接続あるい
は分離される。なお、第2駆動軸ギア16aとクランク
軸ギア16bとは、常に噛み合っている。また、第2駆
動力伝達部16は、後述するように、モータ12の回転
軸12aに対する減速比が、第1駆動力伝達部15より
も大きくなるように設定されている。
【0021】すなわち、第1クラッチ17により第1駆
動軸ギア15aを回転軸12aに接続し、第2クラッチ
18により第2駆動軸ギア16aを回転軸12aに対し
て分離した場合には、メインクラッチ14により入力軸
13aとクランクシャフト11aを接続することによ
り、モータ12の駆動力が、順次、回転軸12a、第1
駆動軸ギア15a、入力軸ギア15b、メインクラッチ
14、クランクシャフト11aを介して内燃機関11に
伝達される。また、第1クラッチ17により第1駆動軸
ギア15aを回転軸12aに接続し、第2クラッチ18
により第2駆動軸ギア16aを回転軸12aに接続した
場合には、メインクラッチ14により入力軸13aとク
ランクシャフト11aを分離することにより、モータ1
2の駆動力が、順次、回転軸12a、第2駆動軸ギア1
6a、クランク軸ギア16b、クランクシャフト11a
を介して内燃機関11に伝達される。なお、駆動輪W,
Wに対しては、順次、回転軸12a、第1駆動軸ギア1
5a、入力軸ギア15b、入力軸13aを介してモータ
12の駆動力が伝達される。
動軸ギア15aを回転軸12aに接続し、第2クラッチ
18により第2駆動軸ギア16aを回転軸12aに対し
て分離した場合には、メインクラッチ14により入力軸
13aとクランクシャフト11aを接続することによ
り、モータ12の駆動力が、順次、回転軸12a、第1
駆動軸ギア15a、入力軸ギア15b、メインクラッチ
14、クランクシャフト11aを介して内燃機関11に
伝達される。また、第1クラッチ17により第1駆動軸
ギア15aを回転軸12aに接続し、第2クラッチ18
により第2駆動軸ギア16aを回転軸12aに接続した
場合には、メインクラッチ14により入力軸13aとク
ランクシャフト11aを分離することにより、モータ1
2の駆動力が、順次、回転軸12a、第2駆動軸ギア1
6a、クランク軸ギア16b、クランクシャフト11a
を介して内燃機関11に伝達される。なお、駆動輪W,
Wに対しては、順次、回転軸12a、第1駆動軸ギア1
5a、入力軸ギア15b、入力軸13aを介してモータ
12の駆動力が伝達される。
【0022】ECU19は、例えば運転者から入力され
るシフト操作や自車両の運転状態に応じて、各アクチュ
エータ20,21,22を駆動することによって、モー
タ12の駆動力の伝達経路を変更、あるいは、遮断す
る。例えば、ECU19は、内燃機関11が停止され、
メインクラッチ14により内燃機関11と変速機13と
が分離された状態にて、自車両がモータ12により走行
駆動されているEV走行時に、自車両の速度(車速)V
に基づいて、各アクチュエータ20,21,22を駆動
することによって、モータ12の駆動力の伝達経路を変
更、あるいは、遮断する。このため、ECU19には、
例えば、駆動輪Wに連結された駆動軸25の回転速度に
基づいて車速Vを検出する車速センサ26から出力され
る信号が入力されている。
るシフト操作や自車両の運転状態に応じて、各アクチュ
エータ20,21,22を駆動することによって、モー
タ12の駆動力の伝達経路を変更、あるいは、遮断す
る。例えば、ECU19は、内燃機関11が停止され、
メインクラッチ14により内燃機関11と変速機13と
が分離された状態にて、自車両がモータ12により走行
駆動されているEV走行時に、自車両の速度(車速)V
に基づいて、各アクチュエータ20,21,22を駆動
することによって、モータ12の駆動力の伝達経路を変
更、あるいは、遮断する。このため、ECU19には、
例えば、駆動輪Wに連結された駆動軸25の回転速度に
基づいて車速Vを検出する車速センサ26から出力され
る信号が入力されている。
【0023】本実施の形態によるハイブリッド車両の駆
動装置10は上記構成を備えており、次に、このハイブ
リッド車両の駆動装置10の動作、特に、車両の各走行
モードにおけるECU19の動作について説明する。
動装置10は上記構成を備えており、次に、このハイブ
リッド車両の駆動装置10の動作、特に、車両の各走行
モードにおけるECU19の動作について説明する。
【0024】例えば下記表1に示すように、モータ12
の駆動力のみにより車両を走行駆動するEV走行時にお
いて、ECU19は、メインクラッチ14により内燃機
関11と変速機13とを分離し、第1クラッチ17によ
り第1駆動軸ギア15aを回転軸12aに接続し、第2
クラッチ18により第2駆動軸ギア16aを回転軸12
aに対して分離しており、内燃機関11は停止されてい
る。また、EV走行時において、例えば運転者から急加
速等の急激な負荷上昇が要求された場合や、例えばモー
タ12に電力供給を行うバッテリ(図示略)の残容量S
OCが所定値を超えて低下した場合等に、内燃機関11
を始動する場合には、ECU19は、車速Vに応じて2
つの始動モードの何れか一方を選択する。
の駆動力のみにより車両を走行駆動するEV走行時にお
いて、ECU19は、メインクラッチ14により内燃機
関11と変速機13とを分離し、第1クラッチ17によ
り第1駆動軸ギア15aを回転軸12aに接続し、第2
クラッチ18により第2駆動軸ギア16aを回転軸12
aに対して分離しており、内燃機関11は停止されてい
る。また、EV走行時において、例えば運転者から急加
速等の急激な負荷上昇が要求された場合や、例えばモー
タ12に電力供給を行うバッテリ(図示略)の残容量S
OCが所定値を超えて低下した場合等に、内燃機関11
を始動する場合には、ECU19は、車速Vに応じて2
つの始動モードの何れか一方を選択する。
【0025】
【表1】
【0026】例えば図2に示すように、車速Vが所定の
第1下限速度VL1以上かつ第1上限速度VU1以下の
場合には、ECU19は、低速側における始動モードを
選択し、メインクラッチ14により内燃機関11と変速
機13とを接続し、第1クラッチ17により第1駆動軸
ギア15aを回転軸12aに接続し、第2クラッチ18
により第2駆動軸ギア16aを駆動軸Pに対して分離す
る。これにより、モータ12の駆動力は、順次、回転軸
12a、第1駆動軸ギア15a、入力軸ギア15b、メ
インクラッチ14、クランクシャフト11aを介して内
燃機関11に伝達される。また、車速Vが所定の第2下
限速度VL2以上かつ第2上限速度VU2以下の場合に
は、ECU19は、高速側における始動モードを選択
し、メインクラッチ14により内燃機関11と変速機1
3とを分離し、第1クラッチ17により回転軸12aを
入力軸13aと一体化し、第2クラッチ18により第2
駆動軸ギア16aを回転軸12aに接続する。これによ
り、モータ12の駆動力は、順次、回転軸12a、第2
駆動軸ギア16a、クランク軸ギア16b、クランクシ
ャフト11aを介して内燃機関11に伝達される。
第1下限速度VL1以上かつ第1上限速度VU1以下の
場合には、ECU19は、低速側における始動モードを
選択し、メインクラッチ14により内燃機関11と変速
機13とを接続し、第1クラッチ17により第1駆動軸
ギア15aを回転軸12aに接続し、第2クラッチ18
により第2駆動軸ギア16aを駆動軸Pに対して分離す
る。これにより、モータ12の駆動力は、順次、回転軸
12a、第1駆動軸ギア15a、入力軸ギア15b、メ
インクラッチ14、クランクシャフト11aを介して内
燃機関11に伝達される。また、車速Vが所定の第2下
限速度VL2以上かつ第2上限速度VU2以下の場合に
は、ECU19は、高速側における始動モードを選択
し、メインクラッチ14により内燃機関11と変速機1
3とを分離し、第1クラッチ17により回転軸12aを
入力軸13aと一体化し、第2クラッチ18により第2
駆動軸ギア16aを回転軸12aに接続する。これによ
り、モータ12の駆動力は、順次、回転軸12a、第2
駆動軸ギア16a、クランク軸ギア16b、クランクシ
ャフト11aを介して内燃機関11に伝達される。
【0027】ここで、所定の第1および第2下限速度V
L1,VL2は、例えばEV走行時のモータ12の駆動
力により、内燃機関11を所定の始動可能回転数#N1
にて始動させることができる車速Vの値である。すなわ
ち、所定の第1下限速度VL1は、低速側における始動
モードにて入力軸13aの回転数である入力軸回転数N
I(この場合には、メインクラッチ14を接続したとき
の内燃機関11のクランクシャフト11aの回転数であ
るクランキング回転数NCと同等)が所定の始動可能回
転数#N1となる車速Vである。また、所定の第2下限
速度VL2は、高速側における始動モードにて第2クラ
ッチ18を接続したときのクランクシャフト11aの回
転数であるクランキング回転数NC(この場合には、入
力軸回転数NIより小さい)が所定の始動可能回転数#
N1となる車速Vである。
L1,VL2は、例えばEV走行時のモータ12の駆動
力により、内燃機関11を所定の始動可能回転数#N1
にて始動させることができる車速Vの値である。すなわ
ち、所定の第1下限速度VL1は、低速側における始動
モードにて入力軸13aの回転数である入力軸回転数N
I(この場合には、メインクラッチ14を接続したとき
の内燃機関11のクランクシャフト11aの回転数であ
るクランキング回転数NCと同等)が所定の始動可能回
転数#N1となる車速Vである。また、所定の第2下限
速度VL2は、高速側における始動モードにて第2クラ
ッチ18を接続したときのクランクシャフト11aの回
転数であるクランキング回転数NC(この場合には、入
力軸回転数NIより小さい)が所定の始動可能回転数#
N1となる車速Vである。
【0028】また、所定の第1および第2上限速度VL
1,VL2は、例えばEV走行時のモータ12の駆動力
により、内燃機関11を所定の始動可能トルク#T1に
て始動させることができる車速Vの値である。ここで、
第1駆動力伝達部15におけるモータ12の回転軸12
aに対する減速比を第1減速比R1とし、第2駆動力伝
達部16におけるモータ12の回転軸12aに対する減
速比を第2減速比R2(ただし、R2>R1)とすれ
ば、所定の始動可能トルク#T1をモータ12の回転軸
12aでのトルク(モータ軸換算トルクT)に換算した
値(内燃機関始動余裕分トルク)は、低速側における始
動モードにて、#T1/R1となり、高速側における始
動モードにて、#T1/R2(<#T1/R1)とな
る。すなわち、高速側における始動モードの方が、低速
側における始動モードよりも小さなモータ軸換算トルク
Tにて、内燃機関11を始動させることができる。
1,VL2は、例えばEV走行時のモータ12の駆動力
により、内燃機関11を所定の始動可能トルク#T1に
て始動させることができる車速Vの値である。ここで、
第1駆動力伝達部15におけるモータ12の回転軸12
aに対する減速比を第1減速比R1とし、第2駆動力伝
達部16におけるモータ12の回転軸12aに対する減
速比を第2減速比R2(ただし、R2>R1)とすれ
ば、所定の始動可能トルク#T1をモータ12の回転軸
12aでのトルク(モータ軸換算トルクT)に換算した
値(内燃機関始動余裕分トルク)は、低速側における始
動モードにて、#T1/R1となり、高速側における始
動モードにて、#T1/R2(<#T1/R1)とな
る。すなわち、高速側における始動モードの方が、低速
側における始動モードよりも小さなモータ軸換算トルク
Tにて、内燃機関11を始動させることができる。
【0029】従って、モータ12から出力可能なモータ
トルクTMから、内燃機関始動余裕分トルク(つまり、
#T1/R1または#T1/R2)と、車両の走行抵抗
に係る走行抵抗トルクTRとを減算して得た値が、例え
ば図2に示す、低速側における始動モードでの駆動トル
クTQ1または高速側における始動モードでの駆動トル
クTQ2となる。すなわち、所定の第1上限速度VU1
は、低速側における始動モードにて駆動トルクTQ1が
ゼロとなる車速Vであり、所定の第2上限速度VU2
は、高速側における始動モードにて駆動トルクTQ2が
ゼロとなる車速Vである。
トルクTMから、内燃機関始動余裕分トルク(つまり、
#T1/R1または#T1/R2)と、車両の走行抵抗
に係る走行抵抗トルクTRとを減算して得た値が、例え
ば図2に示す、低速側における始動モードでの駆動トル
クTQ1または高速側における始動モードでの駆動トル
クTQ2となる。すなわち、所定の第1上限速度VU1
は、低速側における始動モードにて駆動トルクTQ1が
ゼロとなる車速Vであり、所定の第2上限速度VU2
は、高速側における始動モードにて駆動トルクTQ2が
ゼロとなる車速Vである。
【0030】つまり、ECU19は、車速Vが所定の第
1下限速度VL1以上かつ第1上限速度VU1以下の速
度領域Aにおいて、低速側における始動モードによって
内燃機関11を始動させることができ、車速Vが所定の
第2下限速度VL2以上かつ第2上限速度VU2以下の
速度領域Bにおいて、高速側における始動モードによっ
て内燃機関11を始動させることができる。なお、この
場合、好ましくは、第1上限速度VU1と第2下限速度
VL2とが等しくなるように第1減速比R1および第2
減速比R2を設定することによって、EV走行時にモー
タ12により内燃機関11を始動可能な速度領域を効率
よく拡大することができる。また、例えば図2に示すよ
うに、第1上限速度VU1>第2下限速度VL2であっ
て、速度領域Aと速度領域Bとが互いに重なり合う場合
には、ECU19は、例えば内燃機関11を始動させる
際の回転数が低くなる方、つまり高速側における始動モ
ードを選択して内燃機関11を始動させる。
1下限速度VL1以上かつ第1上限速度VU1以下の速
度領域Aにおいて、低速側における始動モードによって
内燃機関11を始動させることができ、車速Vが所定の
第2下限速度VL2以上かつ第2上限速度VU2以下の
速度領域Bにおいて、高速側における始動モードによっ
て内燃機関11を始動させることができる。なお、この
場合、好ましくは、第1上限速度VU1と第2下限速度
VL2とが等しくなるように第1減速比R1および第2
減速比R2を設定することによって、EV走行時にモー
タ12により内燃機関11を始動可能な速度領域を効率
よく拡大することができる。また、例えば図2に示すよ
うに、第1上限速度VU1>第2下限速度VL2であっ
て、速度領域Aと速度領域Bとが互いに重なり合う場合
には、ECU19は、例えば内燃機関11を始動させる
際の回転数が低くなる方、つまり高速側における始動モ
ードを選択して内燃機関11を始動させる。
【0031】なお、表1に示すように、内燃機関11の
駆動力のみにより車両を走行駆動するENG走行時にお
いて、ECU19は、メインクラッチ14により内燃機
関11と変速機13とを接続し、第1クラッチ17によ
り第1駆動軸ギア15aを回転軸12aに対して分離
し、第2クラッチ18により第2駆動軸ギア16aを回
転軸12aに対して分離しており、モータ12は停止さ
れている。このとき、内燃機関11の駆動力をモータ1
2の駆動力により補助するモータアシストモード、およ
び、車両の減速時に駆動輪W側からモータ12側に駆動
力が伝達されることによってモータ12が発電機として
機能し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして
回収する回生モードにおいて、ECU19は、メインク
ラッチ14により内燃機関11と変速機13とを接続
し、第1クラッチ17により第1駆動軸ギア15aを回
転軸12aに接続し、第2クラッチ18により第2駆動
軸ギア16aを回転軸12aに対して分離している。
駆動力のみにより車両を走行駆動するENG走行時にお
いて、ECU19は、メインクラッチ14により内燃機
関11と変速機13とを接続し、第1クラッチ17によ
り第1駆動軸ギア15aを回転軸12aに対して分離
し、第2クラッチ18により第2駆動軸ギア16aを回
転軸12aに対して分離しており、モータ12は停止さ
れている。このとき、内燃機関11の駆動力をモータ1
2の駆動力により補助するモータアシストモード、およ
び、車両の減速時に駆動輪W側からモータ12側に駆動
力が伝達されることによってモータ12が発電機として
機能し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして
回収する回生モードにおいて、ECU19は、メインク
ラッチ14により内燃機関11と変速機13とを接続
し、第1クラッチ17により第1駆動軸ギア15aを回
転軸12aに接続し、第2クラッチ18により第2駆動
軸ギア16aを回転軸12aに対して分離している。
【0032】上述したように、本実施の形態によるハイ
ブリッド車両の駆動装置10によれば、モータ12の駆
動力を伝達可能な第1駆動力伝達部15と、第1駆動力
伝達部15よりも減速比が大きな第2駆動力伝達部16
とを、メインクラッチ14を両側から挟み込むようにし
て設けることにより、例えば上述した従来技術に係るハ
イブリッド車両の駆動装置1のように第1駆動力伝達部
15のみを設ける場合に比べて、EV走行時において内
燃機関11に対する所定の始動条件、例えば所定の始動
可能回転数#N1以上および所定の始動可能トルク#T
1以上等を満たす速度領域を拡大させることができる。
これにより、例えばモータ12を大型化したり、例えば
内燃機関11を始動させるための専用のスタータモータ
を新たに設けること無しに、内燃機関11を始動可能な
速度領域を高車速側に拡大させることができる。この場
合、例えばEV走行モードを、モータ12の駆動力のみ
によって車両を走行駆動すると共に、内燃機関11を所
定条件にて始動可能な状態であるとすれば、第1駆動力
伝達部15に加えて第2駆動力伝達部16を設けること
によって、このEV走行モードを選択可能な速度領域
を、特に高車速側に拡大させることができる。
ブリッド車両の駆動装置10によれば、モータ12の駆
動力を伝達可能な第1駆動力伝達部15と、第1駆動力
伝達部15よりも減速比が大きな第2駆動力伝達部16
とを、メインクラッチ14を両側から挟み込むようにし
て設けることにより、例えば上述した従来技術に係るハ
イブリッド車両の駆動装置1のように第1駆動力伝達部
15のみを設ける場合に比べて、EV走行時において内
燃機関11に対する所定の始動条件、例えば所定の始動
可能回転数#N1以上および所定の始動可能トルク#T
1以上等を満たす速度領域を拡大させることができる。
これにより、例えばモータ12を大型化したり、例えば
内燃機関11を始動させるための専用のスタータモータ
を新たに設けること無しに、内燃機関11を始動可能な
速度領域を高車速側に拡大させることができる。この場
合、例えばEV走行モードを、モータ12の駆動力のみ
によって車両を走行駆動すると共に、内燃機関11を所
定条件にて始動可能な状態であるとすれば、第1駆動力
伝達部15に加えて第2駆動力伝達部16を設けること
によって、このEV走行モードを選択可能な速度領域
を、特に高車速側に拡大させることができる。
【0033】なお、上述した本実施形態においては、モ
ータ12の回転軸12aを入力軸13aに対して平行に
配置したが、これに限定されず、例えば図3に示す本実
施形態の変形例に係るハイブリッド車両の駆動装置30
のように、モータ12の回転軸12aを入力軸13aに
対して同軸かつ回転可能に配置してもよい。この本実施
形態の変形例に係るハイブリッド車両の駆動装置30
は、上述した実施の形態に係るハイブリッド車両の駆動
装置10において、低速側における始動モードにおける
モータ12の回転軸12aに対する減速比(上述した実
施の形態での第1減速比R1に相当)を「1」に設定し
た場合に相当する。
ータ12の回転軸12aを入力軸13aに対して平行に
配置したが、これに限定されず、例えば図3に示す本実
施形態の変形例に係るハイブリッド車両の駆動装置30
のように、モータ12の回転軸12aを入力軸13aに
対して同軸かつ回転可能に配置してもよい。この本実施
形態の変形例に係るハイブリッド車両の駆動装置30
は、上述した実施の形態に係るハイブリッド車両の駆動
装置10において、低速側における始動モードにおける
モータ12の回転軸12aに対する減速比(上述した実
施の形態での第1減速比R1に相当)を「1」に設定し
た場合に相当する。
【0034】すなわち、この本実施形態の変形例に係る
ハイブリッド車両の駆動装置30の構成において、上述
した実施の形態に係るハイブリッド車両の駆動装置10
の構成と異なる点は、第1駆動力伝達部15の第1駆動
軸ギア15aは入力軸13aと平行に配置された駆動軸
Pと一体に設けられ、第2駆動力伝達部16の第2駆動
軸ギア16aは駆動軸Pに対して回転可能のアイドルギ
アとされ、第1クラッチアクチュエータ21により駆動
される第1クラッチ17は、モータ12の回転軸12a
を入力軸13aに対して一体化または回転可能とする点
である。この場合、ECU19は、上述した実施の形態
と同様に、各アクチュエータ20,21,22の駆動制
御を上記表1に基づいて行う。
ハイブリッド車両の駆動装置30の構成において、上述
した実施の形態に係るハイブリッド車両の駆動装置10
の構成と異なる点は、第1駆動力伝達部15の第1駆動
軸ギア15aは入力軸13aと平行に配置された駆動軸
Pと一体に設けられ、第2駆動力伝達部16の第2駆動
軸ギア16aは駆動軸Pに対して回転可能のアイドルギ
アとされ、第1クラッチアクチュエータ21により駆動
される第1クラッチ17は、モータ12の回転軸12a
を入力軸13aに対して一体化または回転可能とする点
である。この場合、ECU19は、上述した実施の形態
と同様に、各アクチュエータ20,21,22の駆動制
御を上記表1に基づいて行う。
【0035】例えば、低速側における始動モードにおい
て、ECU19は、メインクラッチ14により内燃機関
11と変速機13とを接続し、第1クラッチ17により
回転軸12aを入力軸13aと一体化し、第2クラッチ
18により第2駆動軸ギア16aを回転軸12aに対し
て分離する。これにより、モータ12の駆動力は、順
次、回転軸12a、メインクラッチ14、クランクシャ
フト11aを介して内燃機関11に伝達される。この場
合、モータ12の回転軸12aに対する減速比は「1」
である。
て、ECU19は、メインクラッチ14により内燃機関
11と変速機13とを接続し、第1クラッチ17により
回転軸12aを入力軸13aと一体化し、第2クラッチ
18により第2駆動軸ギア16aを回転軸12aに対し
て分離する。これにより、モータ12の駆動力は、順
次、回転軸12a、メインクラッチ14、クランクシャ
フト11aを介して内燃機関11に伝達される。この場
合、モータ12の回転軸12aに対する減速比は「1」
である。
【0036】また、高速側における始動モードにおい
て、ECU19は、メインクラッチ14により内燃機関
11と変速機13とを分離し、第1クラッチ17により
第1駆動軸ギア15aを回転軸12aに接続し、第2ク
ラッチ18により第2駆動軸ギア16aを回転軸12a
に接続する。これにより、モータ12の駆動力は、順
次、回転軸12a、第2駆動軸ギア16a、クランク軸
ギア16b、クランクシャフト11aを介して内燃機関
11に伝達される。この場合、モータ12の回転軸12
aに対する減速比は、「第1減速比R1×第2減速比R
2」となる。
て、ECU19は、メインクラッチ14により内燃機関
11と変速機13とを分離し、第1クラッチ17により
第1駆動軸ギア15aを回転軸12aに接続し、第2ク
ラッチ18により第2駆動軸ギア16aを回転軸12a
に接続する。これにより、モータ12の駆動力は、順
次、回転軸12a、第2駆動軸ギア16a、クランク軸
ギア16b、クランクシャフト11aを介して内燃機関
11に伝達される。この場合、モータ12の回転軸12
aに対する減速比は、「第1減速比R1×第2減速比R
2」となる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明のハイブリッド車両の駆動装置によれば、内燃機
関に対して、モータから所望のトルクおよび回転数を伝
達する際には、第1の断続手段、第1の駆動力伝達手段
および接続分離手段と、第2の断続手段および第2の駆
動力伝達手段とを、切り替えて作動させることにより、
例えば第1の断続手段、第1の駆動力伝達手段および接
続分離手段、または、第2の断続手段および第2の駆動
力伝達手段の何れか一方のみを作動させる場合に比べ
て、モータが出力可能なトルクおよび回転数に対する利
用可能範囲を拡大して、有効利用することが出来る。さ
らに、請求項2に記載の本発明のハイブリッド車両の駆
動装置によれば、内燃機関に対して、モータから所望の
トルクおよび回転数を伝達する際には、第1の断続手段
および接続分離手段と、第1の断続手段および第1の駆
動力伝達手段および第2の断続手段および第2の駆動力
伝達手段とを、切り替えて作動させることにより、例え
ば第1の断続手段および接続分離手段、または、第1の
断続手段および第1の駆動力伝達手段および第2の断続
手段および第2の駆動力伝達手段の何れか一方のみを作
動させる場合に比べて、モータが出力可能なトルクおよ
び回転数に対する利用可能範囲を拡大して、有効利用す
ることが出来る。
本発明のハイブリッド車両の駆動装置によれば、内燃機
関に対して、モータから所望のトルクおよび回転数を伝
達する際には、第1の断続手段、第1の駆動力伝達手段
および接続分離手段と、第2の断続手段および第2の駆
動力伝達手段とを、切り替えて作動させることにより、
例えば第1の断続手段、第1の駆動力伝達手段および接
続分離手段、または、第2の断続手段および第2の駆動
力伝達手段の何れか一方のみを作動させる場合に比べ
て、モータが出力可能なトルクおよび回転数に対する利
用可能範囲を拡大して、有効利用することが出来る。さ
らに、請求項2に記載の本発明のハイブリッド車両の駆
動装置によれば、内燃機関に対して、モータから所望の
トルクおよび回転数を伝達する際には、第1の断続手段
および接続分離手段と、第1の断続手段および第1の駆
動力伝達手段および第2の断続手段および第2の駆動力
伝達手段とを、切り替えて作動させることにより、例え
ば第1の断続手段および接続分離手段、または、第1の
断続手段および第1の駆動力伝達手段および第2の断続
手段および第2の駆動力伝達手段の何れか一方のみを作
動させる場合に比べて、モータが出力可能なトルクおよ
び回転数に対する利用可能範囲を拡大して、有効利用す
ることが出来る。
【0038】さらに、請求項3に記載の本発明のハイブ
リッド車両の駆動装置によれば、内燃機関を停止し、モ
ータの駆動力のみにより車両を走行駆動している状態に
て、内燃機関を始動させる際には、モータの駆動力を第
2の断続手段を介して内燃機関に伝達させることによっ
て、第1の断続手段および接続分離手段を介してモータ
の駆動力を伝達する場合に比べて、より小さなモータト
ルクを要するだけで、所望のトルクを伝達することが出
来る。さらに、請求項4に記載の本発明のハイブリッド
車両の駆動装置によれば、内燃機関の始動後には、接続
分離手段により内燃機関と変速機とを接続し、内燃機関
の駆動力を接続分離手段を介して駆動輪に伝達すること
によって、内燃機関の出力を有効利用して車両を走行駆
動させることが出来る。
リッド車両の駆動装置によれば、内燃機関を停止し、モ
ータの駆動力のみにより車両を走行駆動している状態に
て、内燃機関を始動させる際には、モータの駆動力を第
2の断続手段を介して内燃機関に伝達させることによっ
て、第1の断続手段および接続分離手段を介してモータ
の駆動力を伝達する場合に比べて、より小さなモータト
ルクを要するだけで、所望のトルクを伝達することが出
来る。さらに、請求項4に記載の本発明のハイブリッド
車両の駆動装置によれば、内燃機関の始動後には、接続
分離手段により内燃機関と変速機とを接続し、内燃機関
の駆動力を接続分離手段を介して駆動輪に伝達すること
によって、内燃機関の出力を有効利用して車両を走行駆
動させることが出来る。
【図1】 本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両
の駆動装置の構成図である。
の駆動装置の構成図である。
【図2】 車両の速度(車速)Vとモータ軸換算トルク
Tおよび回転数Nの関係を示すグラフ図である。
Tおよび回転数Nの関係を示すグラフ図である。
【図3】 本実施形態の変形例に係るハイブリッド車両
の駆動装置の構成図である。
の駆動装置の構成図である。
【図4】 従来技術の一例に係るハイブリッド車両の駆
動装置の構成図である。
動装置の構成図である。
10 ハイブリッド車両の駆動装置
11 内燃機関
12 モータ
13 変速機
14 メインクラッチ(接続分離手段)
15 第1駆動力伝達部(第1の駆動力伝達手段)
16 第2駆動力伝達部(第2の駆動力伝達手段)
17 第1クラッチ(第1の断続手段)
18 第2クラッチ(第2の断続手段)
19 ECU(内燃機関始動手段、内燃機関走行手段)
21 第1クラッチアクチュエータ(第1の断続手段)
22 第2クラッチアクチュエータ(第2の断続手段)
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F02D 29/02 321 F02N 11/04 D
F02N 11/04 11/08 V
11/08 B60K 9/00 E
(72)発明者 瀧澤 一晃
埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会
社本田技術研究所内
(72)発明者 島袋 栄二郎
埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会
社本田技術研究所内
Fターム(参考) 3D039 AA02 AB27 AC70 AD24
3G093 AA04 AA07 BA19 CA05 CB03
DA12 EC02
5H115 PA11 PC06 PG04 PI16 PU25
QE01 QE03 QE12 QN06 RE03
SE03 SE05 SE08 TE05 TI02
TO04
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも内燃機関またはモータの何れ
か一方を変速機を介して自車両の駆動輪に連結して駆動
力を前記駆動輪に伝達するハイブリッド車両の駆動装置
であって、 前記内燃機関と前記変速機との間に設けられ、前記内燃
機関と前記変速機とを接続または分離する接続分離手段
と、 前記変速機と前記接続分離手段との間に設けられ、前記
モータの駆動力を前記変速機および前記接続分離手段に
伝達可能な第1の駆動力伝達手段と、 前記モータの駆動力を前記第1の駆動力伝達手段に対し
て伝達または遮断可能な第1の断続手段と、 前記内燃機関と前記接続分離手段との間に設けられ、前
記モータの駆動力を前記内燃機関および前記接続分離手
段に伝達可能な第2の駆動力伝達手段と、 前記モータの駆動力を前記第2の駆動力伝達手段に対し
て伝達または遮断可能な第2の断続手段とを備え、 前記モータの回転軸に対する前記第2の駆動力伝達手段
の減速比は、前記モータの回転軸に対する前記第1の駆
動力伝達手段の減速比よりも大きな値に設定されている
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。 - 【請求項2】 少なくとも内燃機関またはモータの何れ
か一方を変速機を介して自車両の駆動輪に連結して駆動
力を前記駆動輪に伝達するハイブリッド車両の駆動装置
であって、 前記内燃機関と前記変速機との間に設けられ、前記内燃
機関と前記変速機とを接続または分離する接続分離手段
と、 前記変速機と前記接続分離手段との間に設けられた第1
の駆動力伝達手段と、 前記内燃機関と前記接続分離手段との間に設けられた第
2の駆動力伝達手段と、 前記モータの駆動力を、前記第1の駆動力伝達手段およ
び前記変速機に対して伝達または遮断可能な第1の断続
手段と、 前記モータの駆動力を、前記第1の駆動力伝達手段から
前記第2の駆動力伝達手段に対して伝達または遮断可能
な第2の断続手段とを備え、 前記第1の駆動力伝達手段は、前記モータの駆動力を前
記第2の駆動力伝達手段および前記接続分離手段に伝達
可能であり、前記第2の駆動力伝達手段は、前記モータ
の駆動力を前記内燃機関および前記接続分離手段に伝達
可能であり、 前記第1の駆動力伝達手段および前記第2の駆動力伝達
手段からなる駆動力伝達手段の前記モータの回転軸に対
する減速比は、1よりも大きい値に設定されていること
を特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。 - 【請求項3】 前記内燃機関の停止状態にて、前記接続
分離手段により前記内燃機関と前記変速機とを分離し、
かつ、前記第1の断続手段にて前記モータの駆動力を伝
達させ、かつ、前記第2の断続手段にて前記モータの駆
動力を遮断させ、かつ、前記モータの駆動力を前記駆動
輪に伝達させるときに、前記第2の断続手段にて前記モ
ータの駆動力を伝達させて、前記モータの駆動力を前記
第2の断続手段を介して前記内燃機関に伝達させる内燃
機関始動手段を備えることを特徴とする請求項1または
請求項2の何れかに記載のハイブリッド車両の駆動装
置。 - 【請求項4】 前記内燃機関始動手段の作動後に、前記
接続分離手段により前記内燃機関と前記変速機とを接続
させ、かつ、前記第2の断続手段にて前記モータの駆動
力を遮断させて、前記内燃機関の駆動力を前記接続分離
手段を介して前記駆動輪に伝達させる内燃機関走行手段
を備えることを特徴とする請求項3に記載のハイブリッ
ド車両の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001369390A JP3455203B2 (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | ハイブリッド車両の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001369390A JP3455203B2 (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | ハイブリッド車両の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003165348A true JP2003165348A (ja) | 2003-06-10 |
JP3455203B2 JP3455203B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=19178791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001369390A Expired - Fee Related JP3455203B2 (ja) | 2001-12-03 | 2001-12-03 | ハイブリッド車両の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3455203B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100363651C (zh) * | 2005-05-26 | 2008-01-23 | 武汉理工大学 | 双离合自动变速动力耦合器 |
CN100415557C (zh) * | 2005-06-08 | 2008-09-03 | 比亚迪股份有限公司 | 混合动力汽车传动系统 |
JP2010188905A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Nissan Motor Co Ltd | ハイブリッド車輌 |
JP2012030775A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-02-16 | Denso Corp | 車両用動力伝達装置 |
KR20120036858A (ko) * | 2009-06-17 | 2012-04-18 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 하이브리드 차량 내 내연 기관의 시동 단계 개시를 결정하기 위한 방법 및 장치 |
JP2013193556A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Toyota Motor Corp | ハイブリッド車両の制御装置 |
WO2016159343A1 (ja) * | 2015-04-03 | 2016-10-06 | 株式会社エフ・シー・シー | ハイブリッド車両の動力伝達装置 |
CN107264260A (zh) * | 2016-04-06 | 2017-10-20 | 北京汽车动力总成有限公司 | 一种混合动力驱动系统和汽车 |
CN107949494A (zh) * | 2015-09-30 | 2018-04-20 | 加特可株式会社 | 动力传动系 |
-
2001
- 2001-12-03 JP JP2001369390A patent/JP3455203B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100363651C (zh) * | 2005-05-26 | 2008-01-23 | 武汉理工大学 | 双离合自动变速动力耦合器 |
CN100415557C (zh) * | 2005-06-08 | 2008-09-03 | 比亚迪股份有限公司 | 混合动力汽车传动系统 |
JP2010188905A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Nissan Motor Co Ltd | ハイブリッド車輌 |
US8738205B2 (en) | 2009-06-17 | 2014-05-27 | Robert Bosch Gmbh | Method and device for determining the beginning of a start phase of an internal combustion engine in a hybrid vehicle |
KR20120036858A (ko) * | 2009-06-17 | 2012-04-18 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 하이브리드 차량 내 내연 기관의 시동 단계 개시를 결정하기 위한 방법 및 장치 |
JP2012530012A (ja) * | 2009-06-17 | 2012-11-29 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | ハイブリッド車両内の内燃機関の始動フェーズの開始を定めるための方法および装置 |
KR101704840B1 (ko) * | 2009-06-17 | 2017-02-22 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 하이브리드 차량 내 내연 기관의 시동 단계 개시를 결정하기 위한 방법 및 장치 |
US9758159B2 (en) | 2010-07-08 | 2017-09-12 | Denso Corporation | Power transmission device for vehicle |
US9643595B2 (en) | 2010-07-08 | 2017-05-09 | Denso Corporation | Power transmission device for vehicle |
JP2012030775A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-02-16 | Denso Corp | 車両用動力伝達装置 |
JP2013193556A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Toyota Motor Corp | ハイブリッド車両の制御装置 |
WO2016159343A1 (ja) * | 2015-04-03 | 2016-10-06 | 株式会社エフ・シー・シー | ハイブリッド車両の動力伝達装置 |
JP2016196243A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | 株式会社エフ・シー・シー | ハイブリッド車両の動力伝達装置 |
US10532648B2 (en) | 2015-04-03 | 2020-01-14 | Kabushiki Kaisha F.C.C. | Power transmission device for hybrid vehicle |
CN107949494A (zh) * | 2015-09-30 | 2018-04-20 | 加特可株式会社 | 动力传动系 |
EP3357728A4 (en) * | 2015-09-30 | 2018-09-26 | Jatco Ltd | Powertrain |
CN107264260A (zh) * | 2016-04-06 | 2017-10-20 | 北京汽车动力总成有限公司 | 一种混合动力驱动系统和汽车 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3455203B2 (ja) | 2003-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6258006B1 (en) | Transmission, vehicle, hybrid vehicle, and control unit therefor | |
KR101515124B1 (ko) | 하이브리드 차량 트랜스미션용 이중 로터 모터 | |
CN101790476B (zh) | 车辆用驱动装置 | |
US6346062B1 (en) | Hybrid vehicle | |
KR101288633B1 (ko) | 자동차용 구동 시스템 및 이러한 구동 시스템을 구비한 자동차 | |
JP5373371B2 (ja) | ハイブリッド電気自動車の制御装置 | |
US10093166B2 (en) | Power generation control system for hybrid vehicle | |
JPH11151942A (ja) | ハイブリッド車両の非常駆動装置 | |
JP2000301959A (ja) | 自動車の動力伝達装置 | |
JPH11125328A (ja) | ハイブリッド車両 | |
JP2002536226A (ja) | 自動車の少なくとも1つの付属ユニットのための駆動装置および該駆動装置を運転する方法 | |
JP2005512492A (ja) | 自動車のハイブリッドドライブの内燃機関を始動するための方法 | |
JP2008239041A (ja) | ハイブリッド車両 | |
JP4952528B2 (ja) | ハイブリッド車の駆動装置 | |
JP4243794B2 (ja) | 自動車用ハイブリッド式推進システム | |
JP4405983B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
WO2007043875A1 (en) | Vehicle with two parallel drivelines | |
JP3455203B2 (ja) | ハイブリッド車両の駆動装置 | |
JP4816243B2 (ja) | 車両用動力装置およびその制御装置 | |
JP2008062779A (ja) | ハイブリッド車両 | |
JP3821380B2 (ja) | ハイブリッド車両用内燃機関制御システム | |
JP2014019328A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2000278809A (ja) | ハイブリッド車の駆動機構 | |
JP2006298283A (ja) | 車両制御装置 | |
JP2001287555A (ja) | 自動車の動力伝達装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030617 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100725 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |