JP2010187886A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明の目的は、簡単な構造で炊飯器の蓋体の密閉度を検査することができるとともに、検査終了後に閉鎖空間内に水等が浸入することなく、更に見栄えを損なうことがないようにした蓋体の密閉度検査構造を提供すること。
【解決手段】内部に内鍋がセットされる炊飯器本体と、前記炊飯器本体に着脱自在な蓋体とを有する炊飯器であって、前記蓋体は、上カバーと下カバーが溶着し、両カバーの間に閉鎖空間を有し、前記蓋体には、前記閉鎖空間が密閉されているかを検査するための検査口を有し、前記検査口は、外観に現れない位置に設けられ、前記検査口には、密閉検査終了後に閉鎖するための封口部材が設けられる構成。
【選択図】図3

Description

本願発明は、炊飯器に関し、特に、上カバーと下カバーとの間に閉鎖空間を有する蓋体を備えた炊飯器に関するものである。
従来から、蓋体を炊飯器本体に対して着脱自在とし、蓋体を取り外した状態で丸洗いできるようにした炊飯器が知られている。この炊飯器の蓋体は、軽量化並びに高い断熱性が求められており、通常上カバーと下カバーを接合し、両カバーの間に断熱材等が収納される閉鎖空間を有する形態で形成される。
そして、上カバーと下カバーとは、それぞれの外周部を溶着等の接合手段で接合し、両カバー間の閉鎖空間を密閉空間にすることにより、蓋体を丸洗いする場合に閉鎖空間内に水等が入り込む弊害をなくし、更に、炊飯時には断熱材等とともに蓋体の断熱効果をより高めている。
ところで、従来、閉鎖空間の密閉度を検査する装置として閉鎖空間内に高圧空気を供給し、高圧空気が漏れるか否かを検知するものが知られている。図8にその一例を示す。図のものは、内壁1内に燃料貯留空間2を有し、内壁1と外壁3との間に断熱空間4を有する内外二重構造の燃料タンクに関するもので、その底部には内壁1及び外壁3を貫通するドレン装置5が設けられる。
ドレン装置5は、ケーシング6と図示しないドレンボルトを有し、ケーシング6は、前記燃料貯留空間2に開口する燃料開口6aと、前記ドレンボルトが螺合する燃料排出通路6bと、前記断熱空間4と燃料排出通路6bとを連通する側部開口6cを有している。
そして、検査時には、図示しないドレンボルトに換えて図に示す検査用ボルト7が前記燃料排出通路6bに螺合される。検査用ボルト7は、その中央部に空気供給通路7aと、その側部に前記側部開口6cに連通する側部通路7bを有している。
そして、検査時には、ドレンボルトに換えて図に示す検査用ボルト7を螺合し、空気供給通路7aから高圧空気を前記燃料開口6aを介して燃料貯留空間2内に導入する。内壁1に漏れがあると、高圧空気は、断熱空間4を経て側部開口6c及び側部通路7bより外部に流出することになり、側部通路7bより空気が流出するか否かを検査することにより閉鎖空間が密閉されているかを知ることができる(特許文献1参照)。
ところが、上記従来のものは、既にある穴を利用して検査するため検査用の穴を別途設ける必要はないが、別途検査用ボルトが必要になる等構造が複雑であり、且つ生産コストが高いという問題を有している。
特開平5−310051号公報
本願発明の目的は、簡単な構造で炊飯器の蓋体の密閉度を検査することができるとともに、検査終了後に閉鎖空間内に水等が浸入することなく、更に見栄えを損なうことがないようにした蓋体の密閉度検査構造を提供することである。
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
請求項1に係る発明では、内部に内鍋がセットされる炊飯器本体と、前記炊飯器本体に着脱自在な蓋体とを有する炊飯器であって、前記蓋体は、上カバーと下カバーが溶着し、両カバーの間に閉鎖空間を有し、前記蓋体には、前記閉鎖空間が密閉されているかを検査するための検査口を有し、前記検査口は、外観に現れない位置に設けられ、前記検査口には、密閉検査終了後に閉鎖するための封口部材が設けられる構成を特徴とする。なお、外観に現れない位置とは、完全に現れない位置だけでなく、壁等により覆われ見えにくくなっている位置も含む。
請求項2に係る発明では、更に、前記蓋体の上面には、蓋飾りパーツを有し、前記検査口は、前記蓋飾りパーツの下側に設けられる構成を特徴とする。
請求項3に係る発明では、更に、前記蓋体は、1側方が開口し、前記炊飯器本体に設けられるヒンジ部材が着脱可能な嵌合溝を有し、前記検査口は、前記嵌合溝内に設けられる構成を特徴とする。
請求項4に係る発明では、更に、前記封口部材は、溶着樹脂、パッキン、シール部材または内部圧力調整部材のいずれかである構成を特徴とする。
請求項1に係る発明では、蓋体に閉鎖空間が密閉されているかを検査するための検査口を外観に現れない位置に設けるとともに、密閉検査終了後に検査口を閉鎖する封口部材を前記検査口に設けることにより、検査構造を簡単にすることができるとともに、生産コストを低減することができ、更に蓋体の見栄えが悪くなる弊害をなくすことができる。
請求項2に係る発明では、蓋体の上面に例えばステンレス製の蓋飾りパーツを設け、検査口を蓋飾りパーツの下側に設けることにより、請求項1に係る発明と同様に、検査構造を簡単にすることができるとともに、生産コストを低減することができ、更に蓋体の見栄えが悪くなる弊害をなくすことができる。
請求項3に係る発明では、蓋体に上壁等を有するとともに1側方が開口し、炊飯器本体に設けられるヒンジ部材が着脱可能な嵌合溝を設け、検査口を嵌合溝内に設けることにより、請求項1に係る発明と同様に、検査構造を簡単にすることができるとともに、生産コストを低減することができ、更に蓋体の見栄えが悪くなる弊害をなくすことができる。
請求項4に係る発明では、封口部材を、溶着樹脂、パッキン、シール部材または内部圧力調整部材のいずれかにすることにより、請求項1乃至3に係る発明の効果に加え、封口構造をより簡単なものにすることができるとともに、生産コストをより低減することができる。なお、封口部材を内部圧力調整部材にした場合、閉鎖空間内の圧力変動がなくなるため、閉鎖空間内の圧力変動に起因する蓋体の接合不良、ないしは蓋体の変形をなくすことができる。
本願発明の炊飯器の全体断面図 本願発明の蓋体を後方からみた斜視図 図1のA部の拡大断面図 図3の他の例の拡大断面図 図3の更に他の例の拡大断面図 図1のA部周辺の拡大断面図 図1のB部の拡大断面図 従来の閉鎖空間の漏れ検査構造を示す断面図
図1は炊飯器の全体断面図を示し、図2は蓋体を後方からみた斜視図を示し、図3は図1のA部の拡大断面図を示す。なお、炊飯器の表示パネル側(図1の左側)を前方側、ヒンジ部材側(図1の右側)を後方側とし、前後方向側に直交する側(図1の紙面に直交する側)を左右側とする。
炊飯器Sは炊飯器本体20及び蓋体40等からなる。炊飯器本体20は、内部に内鍋21が収納される合成樹脂製の有底筒状の内ケース22と、外装を形成する金属製の外ケース23と、底部を形成する皿状で合成樹脂製の底部材24とを有し、それら部材は、例えば無理バメ等の手段によって一体に結合される。
前記内ケース22の外周面には、その底部及び底部から側面にかけてのコーナー部にそれぞれワークコイルからなる底部コイル25及びコーナーコイル26が設けられるとともに、内ケース22の底部中央には、内ケース22内に内鍋21を収納したとき、内鍋21の底部が当接するセンタセンサ27が設けられ、このセンタセンサ27で内鍋21の温度を検知し、制御装置による加熱及び保温制御が行われる。
前記内鍋21は、底部コイル25及びコーナーコイル26により誘起される渦電流によって自己発熱が可能なステンレス鋼等の鉄系金属等で形成され、該内鍋21を前記内ケース22内にセットし、炊飯用のスイッチを押すと、センタセンサ27が温度検知し、底部コイル25及びコーナーコイル26に通電され、前記渦電流に起因したジュール熱により内鍋21が加熱して飯米等の内容物の炊飯が行われることになる。
炊飯器本体20の前方上部には、各種スイッチを有する表示パネル28が設けられ、表示パネル28上の各種スイッチを操作することによりユーザーが望む炊飯等が実行される。また、炊飯器本体20内には、IGBT等の発熱素子を冷却する冷却フィン29、該冷却フィン29等に冷却風を送る冷却ファン30が設けられ、炊飯器本体20内を含め必要箇所を冷却する。
炊飯器本体20には、炊飯器Sを持ち運びする取手31が設けられ、更に、炊飯器本体20の後方上部にはヒンジ部材32が設けられる。このヒンジ部材32は、平面視矩形状で断面略円弧状の部材であり、ヒンジピン33に軸支され、それぞれの端部を炊飯器本体20と蓋体40に係合しその中央部をヒンジピン33に軸支されるばね34の作用により回動自在にされる。そして、ヒンジ部材32は、後記の蓋体40と着脱自在にされており、蓋体40に装着された状態で、炊飯器Sの前方上部に設けられる蓋ロック部材35を押圧するとばね34の力により蓋体40を後方側に開放する。
蓋体40は、合成樹脂製の部材であり、上面を形成する上カバー41と、下面を形成する下カバー42を有する。そして、上カバー41と下カバー42とは、それぞれの周端部が当接する形態で形成されており、それぞれの周端部は、例えば振動溶着或いは高周波溶着或いは熱線溶着等の方法により接合され、接合後では、上カバー41と下カバー42との間に密閉空間である閉鎖空間43を形成する。そして、閉鎖空間43内には、断熱材44及びアルミ箔等からなる熱反射部材45が設けられ、蓋体40から上方への熱の逃げを防止している。
蓋体40の中央部には、調圧部材46が着脱自在に設けられる。この調圧部材46は、蒸気通路46a、蒸気弁46b及び蒸気口46cを有し、炊飯時内鍋21内の過剰な蒸気を蒸気口46cから外部に放出する。
前記下カバー42の下方には、内蓋47が着脱自在に取り付けられる。この内蓋47には、肩部材36に取り付けられる肩ヒータ37からの熱を受け、ふきこぼれや露付きを防止したり等する。また、この内蓋47の外周縁には、シールパッキン38が狭持され、蓋体40の閉蓋時、前記内鍋21の上縁部に当接し、内鍋21内の熱の逃げを防止している。
前記蓋体40の後方側には、嵌合溝50が設けられる。この嵌合溝50は、図1及び図2に示すように、略水平な上壁50a、略垂直の左右側壁50b、50b、溝の奥側の略垂直な奥側壁50c及び略水平な底壁50dで囲まれ、後方側の側部開口50e(奥側壁50cに対向する側の開口)を有する断面略コ字状の溝で、唯一の側部開口50eからヒンジ部材32が嵌合溝50内に挿入され嵌合される。
そして、底壁50dには、略U字状の係止溝51が設けられるとともに、ヒンジ部材32の下面にはばねにより常時下方へ押圧される係止片52が設けられており、ヒンジ部材32を嵌合溝50に挿入すると、ヒンジ部材32下面の係止片52が係止溝51に係合して両部材が嵌合し、その状態から蓋体40を引っ張ると係止片52と係止溝51との係合が外れ、蓋体40はヒンジ部材32から引き離される。
蓋体40の前方側には、小室55が設けられる。小室55は、ガスインジェクションにより成形される閉鎖空間で蓋体40の樹脂部分を少なくし、全体を軽量化し、蓋体40の前方部の強度を高め、且つ断熱効果を高めるためのものであり、成形後にはガスを吹き込む部分に栓56をし、内部を密閉している。
また、蓋体40の上面には、蓋飾りパーツ57が設けられる。蓋飾りパーツ57は、その中央部に調圧部材46の外径より若干大きい中央開口58を有するステンレス製の部材であり、特に見栄えをよくするために蓋体40の上面に貼付される。
炊飯器Sの蓋体40は、上記したように上カバー41と下カバー42との周端部を溶着等の手段により接合し、両カバー41、42との間に密閉空間である閉鎖空間43を形成している。しかしながら、閉鎖空間43が密閉空間であるかは検査する必要があり、本実施例では、例えば高圧空気を導入する検査口60を蓋体の上カバー41の外観に現れない位置に設けている。
図1乃至図6にその一例を示す。この例は、図に示すように検査口60を蓋飾りパーツ57の下方に設けるものである。具体的には、蓋飾りパーツ57の下方の上カバー41の上面に凹部61を設け、その凹部61の中央部に凹部61より小さい大きさの検査口60を閉鎖空間43の内外を連通する形態で設けるものである。
そして、例えば、検査口60に空気供給用のパイプを連結し、蓋体40を水中に置き、検査口60から閉鎖空間43内に高圧空気を供給することによりその高圧空気が水中に漏れ出ないかで密閉度を検知することができる。そして検知後、図3に示すものでは、検査口60の上面に封口部材であるシール部材62を接着剤等で貼付することにより検査口60を封口する。そしてその後、検査口60の上面に蓋飾りパーツ57を設け、検査口60及びシール部材62を見えないように蓋をする。
なお、この場合、検査口60は、前記小室55が形成される箇所を除いて蓋飾りパーツ57の下になる箇所であればどこでもよい。また、閉鎖空間43が密閉空間であれば、小室55の栓56を省略し、小室55を閉鎖空間43と一体の密閉空間とすることができ、その結果、部品点数を低減することができる。
ところで、炊飯器Sの蓋体40は、炊飯時には閉鎖空間43の空気が膨張し、炊飯終了後では膨張した空気が収縮したりして最悪時には、上カバー41と下カバー42との周端部の接合が外れたり、或いは蓋体40が変形する恐れが生じる。そのような弊害を防止するためにはむしろ前記検査口60を開放状態にしておく方がよい。しかしながら、検査口60を開放状態にしておくと蓋体40の丸洗い時等に閉鎖空間43内に水が浸入する恐れがある。
そのような弊害を防止するため、前記シール部材62に換えて内部圧力調整部材を用い、この内部圧力調整部材をシール部材62と同様な取り付け手段で取り付けてもよい。内部圧力調整部材は、空気は通し水分の通過を阻止する四フッ化エチレン樹脂多孔質膜、例えば、テミッシュ(商品名、日東電工株式会社製)等で形成されるシート状で多孔質状の部材であり、このような部材を用いることにより、閉鎖空間43内の圧力調整が自動的に行われ、且つ閉鎖空間43内への水等の浸入が防止できる。
その結果、上記したような上カバー41と下カバー42との周端部の接合が外れたり、或いは蓋体40が変形する恐れをなくすことができる。なお、検査口60を内部圧力調整部材で封口する場合、蓋飾りパーツ57に息抜きのための穴を設けることになる。
図4に封口部材の他の例を示す。なお、検査口60及び凹部61は図3のものと同じである。この例のものは、封口部材として溶着樹脂63を用いるものである。即ち、検査後、検査口60に封口部材である溶着樹脂63を挿入し、溶着樹脂63の溶着部Pを凹部61の底面に溶着して検査口60を封口する。そしてその後、同じように検査口60の上面に蓋飾りパーツ57を設け、検査口60及び溶着樹脂63を見えないように蓋をする。
図5に封口部材の更に他の例を示す。なお、検査口60及び凹部61は図3のものと同じである。この例のものは、封口部材としてパッキン64を用いるものである。即ち、検査後、検査口60に封口部材であるパッキン64を圧入して検査口60を封口する。そしてその後、同じように検査口60の上面に蓋飾りパーツ57を設け、検査口60及びパッキン64を見えないように蓋をする。
ところで、上記したように、図1、図6にしめすように、閉鎖空間43には、断熱材44及びアルミ箔等からなる熱反射部材45が広い範囲に亘って設けられる。その結果、断熱材44及び熱反射部材45が閉鎖空間43を上部空間(1)及び下部空間(2)に上下に区分する恐れが生じる。この場合、断熱材44は、多孔質であるため、閉鎖空間43が上下2室に完全に区分されることはないが、熱反射部材45はその恐れを有している。
上記弊害を防止するため、以下のような手段を用いるとよい。即ち、上カバー41の調圧部材46が嵌入する下方で且つ垂直な部分であって、且つ断熱材44及び熱反射部材45の内周面が対向する部分に、長さtだけ外方に張り出た4個の突出リブ65(図6にその1個を示す。)を同心円状且つ略等間隔に設け、その突出リブ65の先端に断熱材44及び熱反射部材45の内周面を当接するように設ける手段である。このように、断熱材44及び熱反射部材45の内周面と上カバー41との間に長さtの隙間を設けることにより、断熱材44及び熱反射部材45の位置合わせが可能となり、更に、上部空間(1)と下部空間(2)との連通が熱反射部材45により遮断されないようにすることができる。
図7にその他の例を示す。この例は、図に示すように検査口67を嵌合溝50内に設けるものである。具体的には、嵌合溝50の奥側壁50c近傍の底壁50dの上面に凹部66を設け、その凹部66の略中央部に凹部66より小さい大きさの検査口67を設けるものである。
そして、例えば、検査口67に空気供給用のパイプを連結し、蓋体40を水中に置き、検査口67から閉鎖空間43内に高圧空気を供給することによりその高圧空気が水中に漏れ出ないかで密閉度を検知することができる。そして検知後、検査口67の上面に封口部材であるシール部材68を接着剤等で貼付することにより検査口67を封口する。この検査口67を設ける位置は、側部開口50eからできる限り奥まった位置であり、壁等により覆われ見えにくくなっている位置である。即ち、人が容易に触れにくく、或いは物が容易に当たりにくい位置でもあり、請求項での外観に現れない位置である。このような形態にすることにより、仮にシール部材68に人が触れたり、或いは物が当たったとしても、シール部材68は、凹部66内に貼付されているため、シール部材68が損傷したり破損する恐れはほとんどない。
また、シール部材68に換えて、上記した内部圧力調整部材を設けてもよい。この検査口67に内部圧力調整部材を設けた場合、検査口67は外気に連通していることになり、別途息抜きのための穴を設ける必要はなく、また、この検査口67を設ける位置の上方は、上壁50aで覆われているため、例え蒸気口46cからおねばが流出し、上カバー41上面を流れ落ちたとしても、おねばが検査口67に落下し、内部圧力調整部材が目詰まりすることはない。
本願発明は、上記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であり、例えば上記技術は、炊飯器以外の蓋体にも適用可能である。
S…炊飯器 20…炊飯器本体
21…内鍋 22…内ケース
23…外ケース 24…底部材
25…底部コイル 26…コーナーコイル
27…センタセンサ 28…表示パネル
29…冷却フィン 30…冷却ファン
31…取手 32…ヒンジ部材
33…ヒンジピン 34…ばね
35…蓋ロック部材 36…肩部材
37…肩ヒータ 38…シールパッキン
40…蓋体 41…上カバー
42…下カバー 43…密閉空間
44…断熱材 45…熱反射部材
46…調圧部材 46a…蒸気通路
46b…蒸気弁 46c…蒸気口
47…内蓋 50…嵌合溝
50a…上壁 50b…左右側壁
50c…奥側壁 50d…底壁
50e…側部開口 51…係止溝
52…係止片 55…小室
56…栓 57…蓋飾りパーツ
58…中央開口 60…検査口
61…凹部 62…シール部材
63…溶着樹脂 64…パッキン
65…突出リブ 66…凹部
67…検査口 68…シール部材

Claims (4)

  1. 内部に内鍋がセットされる炊飯器本体と、前記炊飯器本体に着脱自在な蓋体とを有する炊飯器であって、
    前記蓋体は、上カバーと下カバーが溶着し、両カバーの間に閉鎖空間を有し、
    前記蓋体には、前記閉鎖空間が密閉されているかを検査するための検査口を有し、
    前記検査口は、外観に現れない位置に設けられ、
    前記検査口には、密閉検査終了後に閉鎖するための封口部材が設けられることを特徴とする炊飯器。
  2. 前記蓋体の上面には、蓋飾りパーツを有し、
    前記検査口は、前記蓋飾りパーツの下側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記蓋体は、1側方が開口し、前記炊飯器本体に設けられるヒンジ部材が着脱可能な嵌合溝を有し、
    前記検査口は、前記嵌合溝内に設けられることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  4. 前記封口部材は、溶着樹脂、パッキン、シール部材または内部圧力調整部材のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の炊飯器。
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