JP2010187723A - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の被写体の動きをとらえた動画像を対象として、複数の被写体の動きを見易くすることが可能な技術を提供する。
【解決手段】被写体の時間的な変動をとらえた複数フレームの画像データを有する動画像データを受け付ける。そして、該動画像データを対象として、複数フレームの画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から複数の周波数帯域の成分をそれぞれ取り出すフィルタ処理を行い、それぞれ異なる周期的な動きを行う複数の被写体が強調された動き強調動画像データを生成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、被写体の動きをとらえた動画像を対象とした画像処理技術に関する。
近年、フラットパネルディテクタ(FPD:Flat Panel Detector)と称される薄型パネル状のデジタルX線イメージセンサが実用化されている。
このFPDの利用により、例えば、医療現場等では、患者の体内の各種部位(例えば、臓器)の動きをとらえた動画像を取得することができる。そして、医師は、動画像でとらえられた注目部位の動きを周囲の他の部位と区別しつつ、該注目部位の動きを視認することで、診断を行うことができる。
このような診断時には、動画像でとらえられた被写体の動きが強調されれば、非常に有用である。そして、この様な強調を行う処理に関しては、映像に対して時間周波数フィルタを適用して、動きの鮮鋭性を高める技術が提案されている(例えば、非特許文献1)。
竹内龍人、"動きによる映像の鮮明化"、NTT技術ジャーナル、2005,vol.17,No.10,p.50-53、[online]、[平成20年11月4日検索]、インターネット〈URL:http://www.ntt.co.jp/journal/0510/files/jn200510050.pdf〉。
しかしながら、上記非特許文献1の技術では、1つの被写体の動きに着目して、該被写体の動きの鮮鋭性を高めることは可能であるが、人間の胸部の様に、肺と心臓等といった複数の被写体が異なる動きを行うものについては、特に考慮されていなかった。
このような問題は、患者の体内の各種部位の動きをとらえた動画像に限られず、複数の被写体の動きをとらえた動画像一般に共通する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の被写体の動きをとらえた動画像を対象として、複数の被写体の動きを見易くすることが可能な技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、第1の態様に係る画像処理装置は、被写体の時間的な変動をとらえた複数フレームの画像データを有する動画像データを受け付ける動画像受付手段と、前記動画像データを対象として、前記複数フレームの画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から複数の周波数帯域の成分をそれぞれ取り出すフィルタ処理を行い、それぞれ異なる周期的な動きを行う複数の被写体が強調された動き強調動画像データを生成する動き強調動画像生成手段とを備えることを特徴とする。
第2の態様に係る画像処理装置は、第1の態様に係る画像処理装置であって、前記フィルタ処理が、前記複数フレームの画像データの画像領域および画素のうちの何れか一方毎に行われることを特徴とする。
第3の態様に係る画像処理装置は、第1または第2の態様に係る画像処理装置であって、外部装置を用いて得られた前記複数の被写体の動きの周期をそれぞれ示す情報に基づいて、前記複数の周波数帯域をそれぞれ設定する帯域設定手段を更に備えることを特徴とする。
第4の態様に係る画像処理装置は、第1から第3の何れか1つの態様に係る画像処理装置であって、前記動き強調動画像生成手段が、前記複数フレームの画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から第1周波数帯域の成分を取り出すフィルタ処理を行うことで、該第1周波数帯域に対応する周期的な動きを行う被写体の動きに係る第1動きデータを生成するとともに、前記複数フレームの画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から第2周波数帯域の成分を取り出すフィルタ処理を行うことで、該第2周波数帯域に対応する周期的な動きを行う被写体の動きに係る第2動きデータを生成し、前記第1および第2動きデータを用いて、前記動き強調動画像データを生成することを特徴とする。
第5の態様に係る画像処理装置は、第4の態様に係る画像処理装置であって、前記動き強調動画像生成手段が、前記第1動きデータに第1係数を乗じて得られる情報と、前記第2動きデータに第2係数を乗じて得られる情報とを用いて、前記動き強調動画像データを生成することを特徴とする。
第6の態様に係る画像処理装置は、第5の態様に係る画像処理装置であって、前記第1係数が、0および1のうちの何れか一方の値であり、前記第2係数が、0および1のうちの何れか一方の値であることを特徴とする。
第7の態様に係る画像処理装置は、第5または第6の態様に係る画像処理装置であって、前記第1および第2係数が、前記複数フレームの画像データの画像領域および画素のうちの何れか一方毎に設定されることを特徴とする。
第8の態様に係る画像処理装置は、第4から第7の何れか1つの態様に係る画像処理装置であって、前記第1動きデータが、前記第1周波数帯域に対応する周期的な動きを行う被写体の動きに係る第1動き動画像データを含み、前記第2動きデータが、前記第2周波数帯域に対応する周期的な動きを行う被写体の動きに係る第2動き動画像データを含むことを特徴とする。
第9の態様に係る画像処理装置は、第1から第8の何れか1つの態様に係る画像処理装置であって、前記動画像データが、患部および検査対象部位のうちの少なくとも一方を含む被写体の時間的な変動をとらえた複数フレームの画像データを有する動画像データを含むことを特徴とする。
第10の態様に係る画像処理方法は、(a)被写体の時間的な変動をとらえた複数フレームの画像データを有する動画像データを受け付けるステップと、(b)ステップ(a)で受け付けられた前記動画像データを対象として、前記複数フレームの画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から複数の周波数帯域の成分をそれぞれ取り出すフィルタ処理を行い、それぞれ異なる周期的な動きを行う複数の被写体が強調された動き強調動画像データを生成するステップとを備えることを特徴とする。
第11の態様に係るプログラムは、画像処理装置に含まれるコンピュータによって実行されることにより、前記画像処理装置を、第1から第9のうちの何れか1つの態様に係る画像処理装置として機能させる。
第1から第9の何れの態様に係る画像処理装置によっても、複数の被写体の動きをとらえた動画像を対象として、複数の被写体の動きを見易くすることが可能となる。
第3の態様に係る画像処理装置によれば、被写体の動きに適したフィルタ処理を行うことができる。
第4から第7の何れの態様に係る画像処理装置によっても、各被写体の動きを適宜強調した動画像を得ることができる。
第5または第6の態様に係る画像処理装置によれば、複数の被写体のうちの注目度に応じて、各被写体の動きを適宜強調した動画像を得ることができる。
第9の態様に係る画像処理装置によれば、動画像でとらえられた複数の注目する部位の動きを周囲の他の部位と容易に区別することができる。このため、例えば、医師が容易に診断を行うことができる。
第10の態様に係る画像処理方法および第11の態様に係るプログラムのうちの何れによっても、複数の被写体の動きをとらえた動画像を対象として、複数の被写体の動きを見易くすることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る撮影システムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る撮影システムの機能的な構成を示す図である。 医療用画像撮影装置で取得される透過動画像を示すイメージ図である。 制御部で実現される機能的な構成を示す図である。 動き強調動画像生成部の機能的な構成を示す図である。 動き強調動画像生成部における画像処理の流れを示す図である。 画像上における注目画素を例示する図である。 注目画素における画素値の時間的な変動を例示する折れ線グラフである。 画像上における注目画素を例示する図である。 注目画素における画素値の時間的な変動を例示する折れ線グラフである。 フーリエ変換後の周波数に対するパワースペクトルを示す図である。 フーリエ変換後の周波数に対するパワースペクトルを示す図である。 第1のバンドパスフィルタの周波数特性を例示する図である。 第2のバンドパスフィルタの周波数特性を例示する図である。 フィルタ処理後の周波数に対するパワースペクトルを示す図である。 フィルタ処理後の周波数に対するパワースペクトルを示す図である。 逆フーリエ変換後の画素値の時間的な変動を示す図である。 逆フーリエ変換後の画素値の時間的な変動を示す図である。 変形例1に係る係数の設定を説明するための図である。 変形例1に係る係数の設定を説明するための図である。 変形例2に係る動き強調動画像生成部の機能的な構成を示す図である。 時間経過に対する画素値の変動量を例示する図である。 時間経過に対する画素値の変動量を例示する図である。 変形例3に係る動き強調動画像生成部の機能的な構成を示す図である。 変形例3に係るフィルタ処理の対象領域を例示する図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
<撮影システムの全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る撮影システム1の全体構成を例示する図である。また、図2は、撮影システム1の機能的な構成を示すブロック図である。
図1で示されるように、撮影システム1は、主に、制御部2、表示部3、操作部4、医療用画像撮影装置5、心電計6、およびデジタルカメラ7を備えて構成されている。
また、図2で示されるように、制御部2は、CPU201、RAM202、およびROM203がバスライン100に接続された一般的なコンピュータの構成を有している。そして、バスライン100には、画像データ等を可視的に出力する表示部3、ユーザからの入力を受け付けるキーボードとマウスとを含む操作部4、各種データを保存する固定ディスク204が、インターフェイス(不図示)を適宜介して接続されている。更に、バスライン100には、伝送ケーブルおよびインターフェース(不図示)等を介して医療用画像撮影装置5、心電計6、およびデジタルカメラ7がそれぞれ接続されている。
なお、医療用画像撮影装置5で取得される動画像データ、心電計6で取得される情報、およびデジタルカメラ7で取得される動画像データは、CPU201で実現される機能によって、固定ディスク204に記憶される。
制御部2では、CPU201が固定ディスク204に格納されているプログラムPGを読み込んで、該プログラムPGに従って動作することにより、各種機能が実現される。
医療用画像撮影装置5は、例えば、いわゆるフラットパネルディテクタ(FPD)等のデジタルX線イメージセンサを備えて構成されている。この医療用画像撮影装置5は、撮影の対象(被写体)である人物(撮影対象者)の内蔵等に含まれる所定部位の動きをとらえた透過像のデータ(以下「透過動画像データ」とも称する)を取得する。つまり、透過動画像データには、被写体の時間的な変動をとらえた複数フレームの画像データが含まれる。また、所定部位には、検査の対象となっている部位(検査対象部位)および患部のうちの何れか一方等が含まれる。
図3は、医療用画像撮影装置5で取得される透過動画像データD1のイメージを示す図である。なお、図3および図3以降の図では、時間の経過に沿った方向が矢印Ax1で適宜示されている。透過動画像データは、いわゆるフレームレートが所定値(例えば、60フレーム/秒)の動画を示すデータであり、n枚(nは2以上の自然数)のフレームの画像データ(以下「フレーム画像データ」とも称する)P1〜Pnを有して構成される。ここでは、nは、フレームの順番を示す番号(フレーム番号)となっている。
心電計6は、心臓の動きをコントロールしている電気信号の変動を検出する。この心電計6は、例えば、CPU201からの制御信号に応答して、医療用画像撮影装置5による撮影動作と並行して、心臓の動きをコントロールしている電気信号の変動を検出する。
デジタルカメラ7は、撮影対象者の外観の動きをとらえた動画像のデータ(以下「外観動画像データ」とも称する)を取得する。
なお、心電計6およびデジタルカメラ7は、制御部2に対する外部装置として構成されている。
<制御部で実現される機能的な構成>
図4は、CPU201がプログラムPGに従って動作することにより制御部2で実現される機能的な構成を周辺の他の構成とともに示す図である。図4で示す構成のうち、撮影制御部21、計測制御部22、心電図解析部23、カメラ制御部24、形状解析部25、および画像処理部26が、CPU201等によって実現される機能にあたる。
撮影制御部21は、例えば、操作部4からの入力信号に応答して、医療用画像撮影装置5による所定部位の動画撮影の開始ならびに終了タイミングを制御する。
計測制御部22は、医療用画像撮影装置5における撮影対象者の動画撮影時に、撮影対象者の心臓の動きをコントロールしている電気信号の変動を心電計6によって検出するように制御する。なお、計測制御部22は、医療用画像撮影装置5による透過動画像データの取得(すなわち撮影)の開始ならびに終了のタイミングを示す信号を撮影制御部21から取得する。
心電図解析部23は、心電計6によって検出される電気信号の変動を示すデータを解析することで、撮影対象者の心拍の周波数(以下「心拍周波数」と称する)を検出する。このように、心電図解析部23は、心電計6を用いて得られた情報に基づいて、被写体である心臓の動きの周期を示す情報を得る。
カメラ制御部24は、医療用画像撮影装置5における撮影対象者の動画撮影時に、撮影対象者の外観の動きをデジタルカメラ7によって撮影するように制御する。なお、カメラ制御部24は、医療用画像撮影装置5による透過動画像データの取得(すなわち撮影)の開始ならびに終了のタイミングを示す信号を撮影制御部21から取得する。なお、ここでは、医療用画像撮影装置5によって、撮影対象者の胸部に係る透過動画像データが取得され、デジタルカメラ7によって、撮影対象者の胸部の外観に係る動画像(外観動画像データ)が取得される。
形状解析部25は、デジタルカメラ7によって取得される外観動画像データを解析することで、撮影対象者の外観(ここでは、胸部の外観)の周期的な動きの周波数を検出する。例えば、呼吸(肺換気)に応じた周期的な胸部の外観の動きが解析されて、肺の膨張および収縮の周波数(以下「呼吸周波数」と称する)が検出される。このように、形状解析部25は、デジタルカメラ7を用いて得られた情報に基づいて、被写体である肺の動きの周期を示す情報を得る。
画像処理部26は、フィルタ設定部261、画像受付部262、および動き強調動画像生成部263といった機能的な構成を備えている。なお、本実施形態では、画像処理部26を含む制御部2が、本発明の「画像処理装置」に相当する。
フィルタ設定部261は、心電図解析部23で検出された心拍周波数、および形状解析部25で検出された呼吸周波数に応じて、動き強調動画像生成部263におけるフィルタ処理(後述)で使用されるバンドパスフィルタの周波数特性を設定する。
画像受付部262は、医療用画像撮影装置5で得られた透過動画像データを受け付ける。
動き強調動画像生成部263は、画像受付部262から入力される透過動画像データを対象として、該透過動画像データを構成する複数のフレーム画像データP1〜Pnの画素値に係る時間的な変動を示す情報から、複数の周波数帯域の成分をそれぞれ取り出すフィルタ処理を行う。そして、動き強調動画像生成部263は、このフィルタ処理によって得られた情報に基づいて、それぞれ異なる周期的な動きを行う複数の被写体が強調された動画像のデータ(以下「動き強調動画像データ」とも称する)を生成する。なお、フィルタ処理および動き強調動画像データの生成を含む動き強調動画像生成部263における各種処理内容については、更に後述する。
動き強調動画像生成部263によって生成される動き強調動画像データは、固定ディスク204に対して記憶されるとともに、表示部3に対して転送されて、該表示部3において可視的に出力される。
<動き強調動画像生成部における各種処理内容>
図5は、動き強調動画像生成部263の機能的な構成を周辺の他の構成とともに示す図である。また、図6は、動き強調動画像生成部263における画像処理の流れを示す図である。
図5で示されるように、動き強調動画像生成部263は、画素値変動認識部2631、フーリエ変換部2632、フィルタ処理部2633、逆フーリエ変換部2634、画素情報統合部2635、係数乗算部2636、および動画像合成部2637といった機能的な構成を備えている。以下、図6で示されている画像処理の流れに沿って、動き強調動画像生成部263の機能的な構成について説明する。
画素値変動認識部2631は、透過動画像データを対象として、各画素における画素値の時間的な変動を認識する。なお、画素値は、各フレーム画像データを構成する各画素の濃淡を表す階調に相当する。
図7は、透過動画像データにおける注目する画素(注目画素)A1を例示する図である。図7では、肺をとらえた領域に含まれる注目画素A1が例示されている。図8は、注目画素A1における画素値の時間的な変動を例示する折れ線グラフである。図8で示されるように、注目画素A1については、画素値変動認識部2631によって、時刻の経過に対して肺換気に係る肺の動きに応じた画素値の周期的な変動とその他の画素値の変動とが合成されたような画素値の変動が認識される。
図9は、透過動画像データにおける注目画素A2を例示する図である。図9では、心臓をとらえた領域に含まれる注目画素A2が例示されている。図10は、注目画素A2における画素値の時間的な変動を例示する折れ線グラフである。図10で示されるように、注目画素A2については、画素値変動認識部2631によって、時刻の経過に対して心拍に応じた画素値の周期的な変動とその他の画素値の変動とが合成されたような画素値の変動が認識される。
フーリエ変換部2632は、画素毎に画素値変動認識部2631で認識された画素値の時間的な変動に対してフーリエ変換を行う。
図11は、図8で示された注目画素A1に係る画素値の時間的な変動に対してフーリエ変換が施された結果を示す模式図である。図12は、図10で示された注目画素A2に係る画素値の時間的な変動に対してフーリエ変換が施された結果を示す模式図である。図11および図12では、横軸が周波数を示すとともに、縦軸がスペクトルの強度を示し、周波数に対するパワースペクトルが太線で描かれた曲線で示されている。
フィルタ処理部2633は、フーリエ変換部2632で得られた画素毎のパワースペクトルに対して、複数の周波数帯域の成分をそれぞれ取り出すフィルタ処理を行う。具体的には、複数のバンドパスフィルタによるフィルタ処理がそれぞれ行われる。
図13および図14は、フィルタ処理で採用されるバンドパスフィルタの周波数特性を例示する図である。図13には、呼吸周波数に応じた第1のバンドパスフィルタの周波数特性が示され、図14には、心拍周波数に応じた第2のバンドパスフィルタの周波数特性が示されている。
図13で示されるように、第1のバンドパスフィルタは、各画素の周波数に対するパワースペクトルのうち、呼吸周波数を中心とした所定範囲(例えば、±5%の範囲)の第1の周波数帯域Pa1に含まれる成分を取り出す特性を有する。また、図14で示されるように、第2のバンドパスフィルタは、各画素の周波数に対するパワースペクトルのうち、心拍周波数を中心とした所定範囲(例えば、±5%の範囲)の第2の周波数帯域Pa2に含まれる成分を取り出す特性を有する。
したがって、フィルタ処理部2633では、透過動画像データを構成する複数のフレーム画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から第1の周波数帯域Pa1の成分を取り出す第1のフィルタ処理と、透過動画像データを構成する複数のフレーム画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から第2の周波数帯域Pa2の成分を取り出す第2のフィルタ処理とが行われる。
ここで、複数のバンドパスフィルタの周波数特性については、フィルタ設定部261によって設定される。具体的には、フィルタ設定部261によって、第1のバンドパスフィルタの第1の周波数帯域Pa1(すなわち周波数特性)が呼吸周波数に基づいて設定され、第2のバンドパスフィルタの第2の周波数帯域Pa2(すなわち周波数特性)が心拍周波数に基づいて設定される。
図15および図16は、フィルタ処理後の周波数に対するパワースペクトルを例示する図である。具体的には、図15では、図11で示された周波数に対するパワースペクトルから、第1のバンドパスフィルタによって第1の周波数帯域Pa1に係る成分が抽出された結果が太線の曲線で示されている。なお、図示を省略するが、第1のフィルタ処理前のパワースペクトルにおいて第1の周波数帯域Pa1に含まれる成分がほとんど存在していない場合には、第1のフィルタ処理後のパワースペクトルにも、強度のピークがほとんど存在しない。
また、図16では、図12で示された周波数に対するパワースペクトルから、第2のバンドパスフィルタによって第2の周波数帯域Pa2に係る成分が抽出された結果が太線の曲線で示されている。なお、図示を省略するが、第2のフィルタ処理前のパワースペクトルにおいて第2の周波数帯域Pa2に含まれる成分がほとんど存在していない場合には、第2のフィルタ処理後のパワースペクトルにも、強度のピークがほとんど存在しない。
そして、本実施形態では、フィルタ処理部2633により、透過動画像データの全画素について、画素値の変動のうちの第1の周波数帯域Pa1に係る成分が抽出される第1のフィルタ処理が行われる。また、第1のフィルタ処理とは別に、フィルタ処理部2633により、透過動画像データの全画素について、画素値の変動のうちの第2の周波数帯域Pa2に係る成分が抽出される第2のフィルタ処理が行われる。
逆フーリエ変換部2634は、画素毎にフィルタ処理部2633で抽出されたパワースペクトルの成分に対して逆フーリエ変換を行う。具体的には、逆フーリエ変換部2634では、画素毎にフィルタ処理部2633による第1のフィルタ処理の結果に対して逆フーリエ変換が行われて、画素値の時間的な変動を示す情報(以下「第1の処理後画素値変動情報」とも称する)が得られる。また、逆フーリエ変換部2634では、画素毎にフィルタ処理部2633による第2のフィルタ処理の結果に対して逆フーリエ変換が行われて、画素値の時間的な変動を示す情報(以下「第2の処理後画素値変動情報」とも称する)が得られる。
図17および図18は、逆フーリエ変換後の画素値の時間的な変動を示す図である。具体的には、図17では、図15で示された周波数に対するパワースペクトルに対して逆フーリエ変換が行われた結果が太線の曲線で示され、図18では、図16で示された周波数に対するパワースペクトルに対して逆フーリエ変換が行われた結果が太線の曲線で示されている。
画素情報統合部2635は、逆フーリエ変換部2634で得られた各画素に係る画素値の時間的な変動を示す情報を統合することで、動画像データを生成する。具体的には、画素情報統合部2635は、逆フーリエ変換部2634で得られた画素毎の第1の処理後画素値変動情報を統合することで、動画像データ(以下「第1の処理後動画像データ」とも称する)D11を生成する。また、逆フーリエ変換部2634で得られた画素毎の第2の処理後画素値変動情報を統合して、動画像データ(以下「第2の処理後動画像データ」とも称する)D12を生成する。
第1の処理後動画像データD11は、第1の周波数帯域Pa1に対応する周期的な動きを行う被写体(ここでは、肺)の動きを示し、第2の処理後動画像データD12は、第2の周波数帯域Pa2に対応する周期的な動きを行う被写体(ここでは、心臓)の動きを示す。なお、本実施形態では、第1の処理後動画像データD11が、本発明の「第1動き動画像データ」に相当し、第2の処理後動画像データD12が、本発明の「第2動き動画像データ」に相当する。
係数乗算部2636は、画素情報統合部2635で生成された各動画像データを構成する各画素値に対して所定の係数を乗じる。具体的には、係数乗算部2636は、第1の処理後動画像データD11に第1の係数を乗じた動画像データ(以下「第1の合成用動画像データ」とも称する)を生成する。また、係数乗算部2636は、第2の処理後動画像データD12に第2の係数を乗じた動画像データ(以下「第2の合成用動画像データ」とも称する)を生成する。第1および第2の係数は、ユーザによる操作部4からの情報の入力に応じて、所定の値域範囲(例えば、0〜1)内で適宜設定される。
ここで、第1の周波数帯域Pa1に対応する周期的な動きを行う被写体(ここでは、肺)の動きを強調した画像をユーザが得たい場合には、第1の係数が比較的大きな数値(例えば、約1)に設定されることが好ましい。逆に、第1の周波数帯域Pa1に対応する被写体の動きが強調されていない画像をユーザが得たい場合には、第1の係数が比較的小さな数値(例えば、約0)に設定されることが好ましい。
また、第2の周波数帯域Pa2に対応する周期的な動きを行う被写体(ここでは、心臓)の動きを強調した画像をユーザが得たい場合には、第2の係数が比較的大きな数値(例えば、約1)に設定されることが好ましい。逆に、第2の周波数帯域Pa2に対応する被写体の動きが強調されていない画像をユーザが得たい場合には、第2の係数が比較的小さな数値(例えば、約0)に設定されることが好ましい。
動画像合成部2637は、係数乗算部2636で得られた複数の動画像データを合成することで、動き強調動画像データD2を生成する。具体的には、動画像合成部2637は、第1および第2の合成用動画像データを合成することで、動き強調動画像データD2を生成する。より詳細には、第1および第2の合成用動画像データの対応するフレーム毎に、各画素の画素値が足し合わされることで、動き強調動画像データD2が生成される。
以上のように、本実施形態に係る撮影システム1では、被写体の時間的な変動をとらえた透過動画像データを対象として、複数のフレーム画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から複数の周波数帯域の成分をそれぞれ取り出すフィルタ処理が行われて、それぞれ異なる周期的な動きを行う複数の被写体が強調された動き強調動画像データD2が生成される。
したがって、複数の被写体の動きをとらえた動画像を対象として、複数の被写体の動きを見易くすることが可能となる。このため、ユーザは、所望の動きを強調させた動画像を表示部3に表示させることが可能であり、動きの視認性を向上させることができる。そして、ユーザが医師である場合には、動画像でとらえられた複数の注目する部位の動きを周囲の他の部位と容易に区別することができるため、容易に診断を行うことができる。
また、透過動画像データを対象として、複数のフレーム画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から第1の周波数帯域Pa1の成分を取り出す第1のフィルタ処理が行われることで、第1の周波数帯域Pa1に対応する周期的な動きを行う被写体(ここでは、肺)の動きを示す第1の処理後動画像データD11が生成される。また、透過動画像データを対象として、複数のフレーム画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から第2の周波数帯域Pa2の成分を取り出す第2のフィルタ処理が行われることで、第2の周波数帯域Pa2に対応する周期的な動きを行う被写体(ここでは、肺)の動きを示す第2の処理後動画像データD12が生成される。そして、第1および第2の処理後動画像データD11,D12が用いられて、動き強調動画像データD2が生成される。このため、動きの異なる複数の被写体に係る動きを示す第1および第2の処理後動画像データD11,D12を用いて、各被写体の動きを適宜強調した動画像を得ることができる。
また、第1の処理後動画像データD11に第1の係数を乗じて得られる第1の合成用動画像データと、第2の処理後動画像データD12に第2の係数を乗じて得られる第2の合成用動画像データとを用いて、動き強調動画像データD2が生成される。このため、複数の被写体のうちの注目度に応じて、各被写体の動きを適宜強調した動画像を得ることができる。
また、心電計6およびデジタルカメラ7等といった外部装置を用いて得られた複数の被写体の動きの周期をそれぞれ示す情報に基づいて、バンドパスフィルタに係る複数の周波数帯域Pa1,Pa2がそれぞれ設定される。このため、被写体の動きに適したフィルタ処理を行うことができる。
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
<変形例1>
◎上記実施形態では、第1および第2の処理後動画像データD11,D12、すなわちフィルタ処理後の各動画像データに係る画像全体の画素値に対して所定の係数が一様に乗じられた上で合成されて、動き強調動画像データD2が生成されたが、これに限られない。例えば、画像領域および画素のうちの何れか一方毎に異なる係数が乗じられるように設定されても良い。具体的には、第1および第2の係数が、複数のフレーム画像データの画像領域および画素のうちの何れか一方毎に設定されても良い。以下、本変形例1の具体例を挙げて説明する。
図19および図20は、変形例1に係る係数の設定を説明するための図である。
図19および図20で示されるように、フィルタ処理後の動画像データに対して、肺が存在していると予測される画像領域A11a,A11bと、心臓が存在していると予測される画像領域A12とが設定される。これらの画像領域A11a,A11b,A12については、例えば、ユーザによる操作部4からの情報の入力に応じて設定されても良いし、肺および心臓が存在する位置に係る統計的な情報に基づいて設定されても良い。また、画像領域A11a,A11bに対して第1の係数が設定され、画像領域A12に対して第2の係数が設定される。これらの第1および第2の係数については、ユーザによる操作部4からの情報の入力に応じて設定される。そして、第1の処理後動画像データD11の画像領域A11a,A11bに対して第1の係数を乗じて得られる第1の合成用動画像データと、第2の処理後動画像データD12の画像領域A12に対して第2の係数を乗じて得られる第2の合成用動画像データとを用いて、動き強調動画像データD2が生成される。
このような構成によれば、画像領域毎に、着目する被写体の動きを強調した動画像を得ることができる。
<変形例2>
◎上記実施形態では、第1および第2の処理後動画像データD11,D12に対して第1および第2の係数をそれぞれ乗じた上で合成することで、動き強調動画像データD2が生成されたが、これに限られない。例えば、透過動画像データから、第1および第2周波数帯域Pa1,Pa2にそれぞれ対応する周期的な動きを行う各被写体の動きを示す情報をそれぞれ取得して、これらの情報を元の透過像データに付加することで、異なる周期的な動きを行う複数の被写体が強調された動き強調動画像データを取得するようにしても良い。以下、本変形例2の具体例を挙げて説明する。
図21は、変形例2に係る動き強調動画像生成部263Aの機能的な構成を示す図である。変形例2に係る撮影システム1Aは、上記実施形態に係る撮影システム1と比較して、動き強調動画像生成部263が、動き強調動画像生成部263Aに変更されたことにより、画像処理部26が画像処理部26Aに変更されるとともに、制御部2が制御部2Aに変更されたものである。なお、図21では、変形例2に係る動き強調動画像生成部263Aの機能的な構成のうち、上記実施形態に係る強調動画像生成部263の機能的な構成と同様な部分については、同じ符号が付されている。そして、該同様な部分については、重複説明を避けるために、説明を適宜省略する。
図21で示されるように、動き強調動画像生成部263Aは、画素値変動認識部2631、フーリエ変換部2632、フィルタ処理部2633、逆フーリエ変換部2634、変動量検出部2635A、係数乗算部2636A、および動画像生成部2637Aといった機能的な構成を備えている。
変動量検出部2635Aは、逆フーリエ変換部2634で得られた各画素に係る画素値の時間的な変動を示す情報から、時間経過に対する画素値の変動量を検出する。具体的には、各画素について、画素値の時間的な変動を示す情報のうち、画素値の最小値を基準として、時間経過に対する画素値の変動量を検出する。
例えば、変動量検出部2635Aは、図17で示された画素値の時間的な変動を示す第1の処理後画素値変動情報のうち、画素値の最小値を基準として、時間経過に対する画素値の変動量を示す情報(以下「第1の画素値変動量情報」とも称する)を生成する。図22は、第1の画素値変動量情報で示される時間経過に対する画素値の変動量を例示する図である。このように、画素値変動認識部2631、フーリエ変換部2632、フィルタ処理部2633、逆フーリエ変換部2634、および変動量検出部2635Aにより、画素毎に、第1のフィルタ処理を経て、第1の周波数帯域Pa1に対応する周期的な動きを行う被写体(ここでは、肺)の動きを示す第1の画素値変動量情報が生成される。なお、本変形例2では、画素毎の第1の画素値変動量情報が、本発明の「第1動きデータ」に相当する。
また、変動量検出部2635Aは、図18で示された画素値の時間的な変動を示す第2の処理後画素値変動情報のうち、画素値の最小値を基準として、時間経過に対する画素値の変動量を示す情報(以下「第2の画素値変動量情報」とも称する)を生成する。図23は、第2の画素値変動量情報で示される時間経過に対する画素値の変動量を例示する図である。このように、画素値変動認識部2631、フーリエ変換部2632、フィルタ処理部2633、逆フーリエ変換部2634、および変動量検出部2635Aにより、画素毎に、第2のフィルタ処理を経て、第2の周波数帯域Pa2に対応する周期的な動きを行う被写体(ここでは、心臓)の動きを示す第2の画素値変動量情報が生成される。なお、本変形例2では、画素毎の第2の画素値変動量情報が、本発明の「第2動きデータ」に相当する。
係数乗算部2636Aは、変動量検出部2635Aで生成された各画素値変動量情報に対して所定の係数を乗じる。具体的には、係数乗算部2636Aは、第1の画素値変動量情報に第1の係数を乗じて得られる情報(以下「第1の動き強調用データ」と称する)を生成する。また、係数乗算部2636Aは、第2の画素値変動量情報に第2の係数を乗じて得られる情報(以下「第2の動き強調用データ」と称する)を生成する。
動画像生成部2637Aは、係数乗算部2636Aで生成された第1および第2の動き強調用データを、画像受付部262から入力された元の透過動画像データD1に付加することで、動き強調動画像データを生成する。具体的には、動画像生成部2637Aは、透過動画像データD1を構成する各フレーム画像データの各画素値に対して、対応する各フレーム画像データ毎に、第1および第2の動き強調用データで示される各画素値の変動量を加算することで、動き強調動画像データを生成する。
このように、本変形例2では、第1および第2の画素値変動量情報を用いて、動き強調動画像データが生成される。より具体的には、第1および第2の画素値変動量情報を用いて第1および第2の動き強調用データが生成され、該第1および第2の動き強調用データを用いて、動き強調動画像データが生成される。
以上のように、変形例2に係る撮影システム1Aでは、画像処理の途中の段階で、上記実施形態のように第1および第2の処理後動画像データD11,D12が生成されることなく、透過動画像データD1から動き強調動画像データが生成される。
<変形例3>
◎上記実施形態では、フーリエ変換部2632で得られた画素毎のパワースペクトルに対する第1のフィルタ処理が、透過動画像データD1の全画素を対象として行われるともに、フーリエ変換部2632で得られた画素毎のパワースペクトルに対する第2のフィルタ処理が、透過動画像データD1の全画素を対象として行われたが、これに限られない。例えば、フーリエ変換部2632で得られた画素毎のパワースペクトルに対して、画像領域毎に異なるフィルタ処理が行われても良い。このような構成では、画像処理の途中の段階で、上記実施形態のように第1および第2の処理後動画像データD11,D12が生成されず、上記変形例2のように第1および第2の画素値変動量情報が生成されないようにすることが可能である。以下、本変形例3の具体例を挙げて説明する。
図24は、変形例3に係る動き強調動画像生成部263Bの機能的な構成を示す図である。変形例3に係る撮影システム1Bは、上記実施形態に係る撮影システム1と比較して、動き強調動画像生成部263が、動き強調動画像生成部263Bに変更されたことにより、画像処理部26が画像処理部26Bに変更されるとともに、制御部2が制御部2Bに変更されたものである。なお、図24では、変形例3に係る動き強調動画像生成部263Bの機能的な構成のうち、上記実施形態に係る強調動画像生成部263の機能的な構成と同様な部分については、同じ符号が付されている。そして、該同様な部分については、重複説明を避けるために、説明を適宜省略する。
図24で示されるように、動き強調動画像生成部263Bは、画素値変動認識部2631、フーリエ変換部2632、フィルタ処理部2633B、逆フーリエ変換部2634B、および画素情報統合部2635Bといった機能的な構成を備えている。
フィルタ処理部2633Bは、フーリエ変換部2632で得られた画素毎のパワースペクトルに対して、予め設定された画像領域毎に、所定の周波数帯域の成分をそれぞれ取り出すフィルタ処理を行う。
図25は、変形例3に係るフィルタ処理の対象となる画像領域を例示する模式図である。図25では、各フレーム画像データについて、第1の周波数帯域Pa1に含まれる成分を取り出すフィルタ処理の対象となる画像領域A21と、第2の周波数帯域Pa2に含まれる成分を取り出すフィルタ処理の対象となる画像領域A22とが示されている。なお、図25では、画像領域A21の外縁が一点鎖線で描かれ、画像領域A22の外縁が破線で示されている。
図25で示されるように、肺の全体をとらえた全画素が含まれるように画像領域A21が設定され、心臓の全体をとらえた全画素が含まれるように画像領域A22が設定される。なお、これらの画像領域A21,A22については、例えば、ユーザによる操作部4からの情報の入力に応じて設定されても良いし、肺および心臓が存在する位置に係る統計的な情報に基づいて設定されても良い。
フィルタ処理部2633Bは、画像領域A21に含まれ、且つ画像領域A22に含まれていない画素のパワースペクトルに対して、第1の周波数帯域Pa1に含まれる成分を取り出すフィルタ処理を行う。また、フィルタ処理部2633Bは、画像領域A21および画像領域A22の双方に共通して含まれる画素のパワースペクトルに対して、第1および第2の周波数帯域Pa1,Pa2に含まれる成分を取り出すフィルタ処理を行う。
逆フーリエ変換部2634Bは、画素毎にフィルタ処理部2633Bで抽出されたパワースペクトルの成分に対して逆フーリエ変換を行う。すなわち、逆フーリエ変換部2634Bによって、画像領域A21および画像領域A22に含まれる各画素について、画素値の時間的な変動を示す情報が得られる。
画素情報統合部2635Bは、逆フーリエ変換部2634Bで得られた各画素における画素値の時間的な変動を示す情報を統合することで、動画像データを生成する。本変形例3では、画素情報統合部2635Bによって生成される動画像データが、動き強調動画像データに相当する。
なお、本変形例3では、画像領域A21および画像領域A22の何れかの画像領域に含まれている画素に対してのみフィルタ処理が行われる。このため、画素値変動認識部2631における画素値の時間的な変動の認識、およびフーリエ変換部2632におけるフーリエ変換については、画像領域A21および画像領域A22の何れかの画像領域に含まれている画素に対してのみ行われても良い。このような構成を採用することで、演算量の低減による演算速度の向上が図られる。
<その他の変形例>
◎例えば、上記実施形態では、外部装置を用いて得られた呼吸周波数および心拍周波数に応じて、第1および第2の周波数帯域Pa1,Pa2がそれぞれ設定されたが、これに限られない。例えば、画素毎に認識された画素値の時間的な変動に対してフーリエ変換を施した結果に応じてバンドパスフィルタの周波数特性が設定されても良い。
具体的には、画素毎に、フーリエ変換によって周波数に対するパワースペクトルが得られ、該パワースペクトルの強度が所定値以上となるピーク値を中心とした所定範囲(例えば、±5%の範囲)が、バンドパスフィルタによってパワースペクトルの成分が取り出される周波数帯域として自動的に設定されても良い。
また、第1および第2の周波数帯域Pa1,Pa2が予め準備されており、各画素について、フーリエ変換によって周波数に対するパワースペクトルが得られ、該パワースペクトルの強度が所定値以上となるピーク値が、第1の周波数帯域Pa1に含まれていれば、該第1の周波数帯域Pa1の成分を取り出すバンドパスフィルタが自動的に設定され、該パワースペクトルの強度が所定値以上となるピーク値が、第2の周波数帯域Pa2に含まれていれば、該第2の周波数帯域Pa2の成分を取り出すバンドパスフィルタが自動的に設定されても良い。
なお、バンドパスフィルタの周波数特性が、ユーザによる操作部4からの情報の入力に応じて設定されても良し、肺および心臓の動きの周期に関する統計的な情報に基づいて自動的に設定されても良い。
◎また、上記実施形態では、人間の胸部に含まれる肺および心臓といった2つの被写体を対象として、各被写体の動きが強調された動き強調動画像データが生成されたが、これに限られない。例えば、その他の被写体の動きが強調されても良いし、3つ以上の被写体の動きが強調された動き強調動画像データが生成されても良い。
◎また、上記実施形態では、第1および第2の処理後動画像データD11,D12にそれぞれ乗じる第1および第2の係数が、ユーザによる操作部4からの情報の入力に応じて、所定の値域範囲(例えば、0〜1)内で適宜設定されたが、これに限られない。例えば、第1および第2の係数が、ユーザによる操作部4からの情報の入力に応じて、0および1のうちの何れか一方の値にそれぞれ設定されても良い。このような構成では、ユーザーは、着目したい被写体の動きが強調されつつ、着目しない被写体の動きが強調されない等といった様々な態様に係る動き強調動画像データを生成することができる。
◎また、上記実施形態では、フーリエ変換部2632で得られた画素毎のパワースペクトルに対して、複数の周波数帯域の成分がそれぞれ取り出されるフィルタ処理が行われたが、これに限られない。例えば、フィルタ処理が、複数の画素を含む画像領域毎に行われても良い。例えば、所定数(例えば、4つ)の画素によって構成される画像領域毎の画素値の平均値の変動に対して、フーリエ変換が施された後に、該画像領域毎にフィルタ処理が行われても良い。このような構成では、フーリエ変換、フィルタ処理、および逆フーリエ変換が、それぞれ画像領域毎に行われるため、演算量の低減および演算速度の向上が図られる。
このように、画素値の変動の認識、フーリエ変換、フィルタ処理、および逆フーリエ変換については、透過動画像データを構成する複数のフレーム画像データの画像領域および画素のうちの何れか一方毎に行われれば良い。
◎また、上記実施形態では、医療用画像撮影装置5が、フラットパネルディテクタ(FPD)等のデジタルX線イメージセンサを備えて構成されていたが、これに限られない。例えば、医療用画像撮影装置5は、いわゆるCT(Computed Tomography)およびMRI(Magnetic Resonance Imaging)等のその他の撮影装置によって構成されても良い。
◎また、上記実施形態では、患部および検査対象部位のうちの少なくとも一方を含む被写体の時間的な変動をとらえた複数のフレーム画像データを有する透過動画像データを対象とした画像処理を例示して説明したが、これに限られない。本発明に係る画像処理は、医療用の透過動画像データ以外の各種動画像データに対して適用することも可能である。つまり、本発明に係る画像処理の対象となる動画像データは、患者の体内の各種部位の動きをとらえた動画像に限られず、複数の被写体の動きをとらえた種々の動画像データであっても良い。
◎なお、上記実施形態および上記変形例をそれぞれ構成する一部の構成が、矛盾しない範囲で適宜組み合わされても良い。
1,1A,1B 撮影システム
2,2A,2B 制御部
4 固定ディスク
5 医療用画像撮影装置
6 心電計
7 デジタルカメラ
21 撮影制御部
22 計測制御部
23 心電図解析部
24 カメラ制御部
25 形状解析部
26,26A,26B 画像処理部
261 フィルタ設定部
262 画像受付部
263,263A,263B 強調動画像生成部
2631 画素値変動認識部
2632 フーリエ変換部
2633,2633B フィルタ処理部
2634,2634B 逆フーリエ変換部
2635,2635B 画素情報統合部
2635A 変動量検出部
2636,2636A 係数乗算部
2637 動画像合成部
2637A 動画像生成部
PG プログラム

Claims (11)

  1. 被写体の時間的な変動をとらえた複数フレームの画像データを有する動画像データを受け付ける動画像受付手段と、
    前記動画像データを対象として、前記複数フレームの画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から複数の周波数帯域の成分をそれぞれ取り出すフィルタ処理を行い、それぞれ異なる周期的な動きを行う複数の被写体が強調された動き強調動画像データを生成する動き強調動画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記フィルタ処理が、
    前記複数フレームの画像データの画像領域および画素のうちの何れか一方毎に行われることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置であって、
    外部装置を用いて得られた前記複数の被写体の動きの周期をそれぞれ示す情報に基づいて、前記複数の周波数帯域をそれぞれ設定する帯域設定手段、
    を更に備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1つの請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記動き強調動画像生成手段が、
    前記複数フレームの画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から第1周波数帯域の成分を取り出すフィルタ処理を行うことで、該第1周波数帯域に対応する周期的な動きを行う被写体の動きに係る第1動きデータを生成するとともに、前記複数フレームの画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から第2周波数帯域の成分を取り出すフィルタ処理を行うことで、該第2周波数帯域に対応する周期的な動きを行う被写体の動きに係る第2動きデータを生成し、前記第1および第2動きデータを用いて、前記動き強調動画像データを生成することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置であって、
    前記動き強調動画像生成手段が、
    前記第1動きデータに第1係数を乗じて得られる情報と、前記第2動きデータに第2係数を乗じて得られる情報とを用いて、前記動き強調動画像データを生成することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置であって、
    前記第1係数が、
    0および1のうちの何れか一方の値であり、
    前記第2係数が、
    0および1のうちの何れか一方の値であることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の画像処理装置であって、
    前記第1および第2係数が、
    前記複数フレームの画像データの画像領域および画素のうちの何れか一方毎に設定されることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項4から請求項7の何れか1つの請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記第1動きデータが、
    前記第1周波数帯域に対応する周期的な動きを行う被写体の動きに係る第1動き動画像データを含み、
    前記第2動きデータが、
    前記第2周波数帯域に対応する周期的な動きを行う被写体の動きに係る第2動き動画像データを含むことを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1から請求項8の何れか1つの請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記動画像データが、
    患部および検査対象部位のうちの少なくとも一方を含む被写体の時間的な変動をとらえた複数フレームの画像データを有する動画像データを含むことを特徴とする画像処理装置。
  10. (a)被写体の時間的な変動をとらえた複数フレームの画像データを有する動画像データを受け付けるステップと、
    (b)ステップ(a)で受け付けられた前記動画像データを対象として、前記複数フレームの画像データの画素値に係る時間的な変動を示す情報から複数の周波数帯域の成分をそれぞれ取り出すフィルタ処理を行い、それぞれ異なる周期的な動きを行う複数の被写体が強調された動き強調動画像データを生成するステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  11. 画像処理装置に含まれるコンピュータによって実行されることにより、前記画像処理装置を、請求項1から請求項9の何れか1つの請求項に記載の画像処理装置として機能させるプログラム。
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