JP2010187055A - 映像出力装置、映像出力システムおよび映像同期方法 - Google Patents

映像出力装置、映像出力システムおよび映像同期方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ゲン・ロックを使用せずに複数の映像機器間の同期をとる。
【解決手段】ハードディスク11または光ディスク12の再生信号がデコーダ13に供給され、ビデオ信号およびオーディオ信号が復号される。アンテナ6およびチューナ15によって、予め設定したチャンネルの放送番組が選択される。チューナ15からのTSがデマルチプレクサ16に供給され、デマルチプレクサ16によって分離されたPCRがレジスタ17にセットされる。レジスタ17の出力が位相比較器18に供給される。位相比較器18、ループフィルタ19、VCO20および分周器21が27MHzの基準クロックSTCを生成するためのPLLを構成する。PLLが生成した基準クロックがデコーダ13に供給される。デコーダ13は、基準クロックSTCの時刻を基準として、復号処理を行う。デジタル放送の同一のPCRを使用することによって複数の映像機器の同期をとることができる。
【選択図】図3

Description

この発明は、複数の出力映像信号を同期させることができる映像出力装置、映像出力システムおよび映像同期方法に関する。
複数の映像信号を切り替えたり、複数の映像信号を合成するためには、複数の映像信号が同期していることが必要とされる。映像信号例えばNTSC方式のカラー映像信号は、毎秒30フレームの映像によって動画を表現している。各フレームの開始点が一致しないと、複数の映像をリアルタイムで切り替えたり、合成することができない。フレームの開始点は、同期信号によって規定されている。従来、GenLock(Generator Lockの略で、以下、ゲン・ロックと称する)と呼ばれる基準信号に複数の映像機器が同期するように外部同
期をとることがなされていた。
図8に示すように、複数の映像機器例えばビデオカメラ101a、101b、101cの映像信号がスイッチャ102に供給され、ビデオカメラの出力映像信号をスイッチャ102によって切り替えた映像信号が出力される。このようなシステムにおいて、ゲン・ロックユニット103が設けられる。一つのビデオカメラ例えばビデオカメラ101bの映像同期周波数fBの同期信号がゲン・ロックユニット103に入力される。ゲン・ロックユニット103がビデオカメラ101aおよび101cに対する同期信号を発生し、これらのビデオカメラ101aおよび101cがゲン・ロックユニット103からの同期信号に同期した映像信号を出力する。このように、ビデオカメラ101a、101b、101cの出力映像信号が同期したものとされる。
さらに、特許文献1には、複数の映像機器(MPEG(Moving Picture Experts Group
)プレーヤ)によって再生される複数枚の映像を組み合わせて1枚の映像を生成する映像
情報再生システムが記載されている。特許文献1では、マスター機がトランスポートストリーム(TS(Transport Stream)と適宜称する)データを同期のとれたクロックでスレーブ機のデコーダに対して送出する。スレーブ機からの再生開始合わせの信号がマスター機に送出されて同期再生を開始するようになされている。
特開2005−223488号公報
従来のゲン・ロックユニットによって複数の映像機器の同期をとる構成は、複数の映像機器とゲン・ロックユニットとの間を同軸ケーブルで接続する必要があった。同軸ケーブルで分配する方法は、ケーブルの接続作業が面倒となる。さらに、放送局のスタジオと異なり、展示会、学校等の多数の人が行き来する環境では、同軸ケーブルが邪魔となる問題があった。さらに、ゲン・ロックユニット103が高精度で安定したクロックを発生する必要があり、ゲン・ロックユニット103が高価なものである。かかるゲン・ロックユニットを使用することは、コストの面で不利であった。
したがって、この発明の目的は、ゲン・ロックを使用しないで、高精度に複数の映像信号間の同期をとることが可能な映像出力装置、映像出力システムおよび映像同期方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、デジタル放送を受信する受信部と、
撮像部からの映像信号を符号化する符号化部と、
受信部により受信されたデジタル放送から時刻情報を分離し、時刻情報に同期したクロック信号を生成するクロック生成部とを備え、
クロック信号と同期して符号化部を動作させることによって、時刻情報に同期した映像信号を出力する映像出力装置である。
この発明は、複数の映像出力装置を有する映像出力システムであって、
映像出力装置のそれぞれは、
デジタル放送を受信する受信部と、
映像信号を符号化する符号化部と、
受信部により受信されたデジタル放送から時刻情報を分離し、時刻情報に同期したクロック信号を生成するクロック生成部とを備え、
クロック信号と同期して符号化部を動作させることによって、時刻情報に同期した符号化映像信号を出力し、
映像出力装置が同一の時刻情報からクロック信号を生成することによって、複数の映像出力装置を同期動作させる映像出力システムである。
この発明は、複数の映像出力装置を有する映像出力を同期させる映像同期方法であって、
複数の映像出力装置の受信部がデジタル放送を受信し、
受信部により受信されたデジタル放送から同一の時刻情報を分離し、クロック生成部が時刻情報に同期したクロック信号を生成し、
映像信号を符号化する符号化部がクロック信号と同期して動作することによって、時刻情報と同期した符号化映像信号を出力し、
複数の映像出力装置の符号化映像信号を同期させる映像同期方法である。
この発明は、デジタル放送を受信する受信部と、
符号化映像信号を復号化する復号化部と、
受信部により受信されたデジタル放送から時刻情報を分離し、時刻情報に同期したクロック信号を生成するクロック生成部とを備え、
クロック信号と同期して復号化部を動作させることによって、時刻情報に同期した映像信号を出力する映像出力装置である。
この発明は、複数の映像出力装置を有する映像出力システムであって、
映像出力装置のそれぞれは、
デジタル放送を受信する受信部と、
符号化映像信号を復号化する復号化部と、
受信部により受信されたデジタル放送から時刻情報を分離し、時刻情報に同期したクロック信号を生成するクロック生成部とを備え、
クロック信号と同期して復号化部を動作させることによって、時刻情報に同期した複数の映像信号を出力する映像出力システムである。
この発明は、複数の映像出力装置を有する映像出力を同期させる映像同期方法であって、
複数の映像出力装置の受信部がデジタル放送を受信し、
受信部により受信されたデジタル放送から同一の時刻情報を分離し、クロック生成部が時刻情報に同期したクロック信号を生成し、
符号化映像信号を復号化する復号化部がクロック信号と同期して動作することによって、時刻情報と同期した映像信号を出力し、
複数の映像出力装置の出力する映像信号を同期させる映像同期方法である。
この発明では、ゲン・ロックユニットを使用しないので、同軸ケーブルによって複数の機器間を接続する煩雑さを解消できる。さらに、高価のゲン・ロックユニットを使用しないので、コストを低下させることができる。
この発明の第1の実施の形態における映像表示システムの一構成例を示す略線図である。 TSパケットのフォーマットと時刻情報の一例の説明に用いる略線図である。 この発明の第1の実施の形態における映像信号再生装置およびコントローラの説明に使用するブロック図である。 この発明の第1の実施の形態における基準クロック生成動作を説明するためのフローチャートである。 アンテナの接続方法の他の例を示すブロック図である。 この発明の第1の実施の形態における複数の映像信号を同期させる一例の説明に用いるタイミングチャートである。 この発明の第2の実施の形態における撮像装置の説明に使用するブロック図である。 従来のゲン・ロックを説明するためのブロック図である。
以下、この発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について説明する。なお、説明は、以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.変形例
なお、以下に説明する実施の形態は、この発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、この発明の範囲は、以下の説明において、特にこの発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施の形態に限定されないものとする。
<1.第1の実施の形態>
「映像表示システム」
先ず、この発明の一実施の形態における映像表示システムについて説明する。図1に示すように、複数例えば3台の撮像装置1a、1bおよび1cにより被写体が撮影される。被写体の一例としては、サッカーの試合が行われている競技場である。競技場の被写体が分割被写体2a、2b、2cに3分割され、分割被写体2a、2b、2cが各撮像装置によって撮影される。
撮像装置1a、1bおよび1cを同期して動作させるために、デジタル放送を受信するためのアンテナ3が設置されている。アンテナ3の受信信号が撮像装置1a、1b、1cに供給される。撮像装置1a、1b、1cのそれぞれにデジタル放送を受信する受信部が設けられている。受信部によりデジタル放送信号に含まれている時刻情報が分離され、時刻情報に同期した基準クロックが生成される。撮像装置1a、1b、1cのそれぞれがデジタル放送の同一番組を受信し、同一の時刻情報を使用して基準クロックが生成される。基準クロックから同期信号(垂直同期信号、水平同期信号)が生成される。
撮像装置1a、1b、1cのそれぞれは、撮像信号を圧縮符号化例えばMPEG2によって符号化し、TSを出力する符号化部を有している。生成された基準クロックによって符号化部が動作される。符号化部によって形成された符号化撮像信号のストリームに対して共通の時刻情報が多重化される。
撮像装置1a、1b、1cからの符号化された撮像信号が映像信号再生装置4a、4b、4cにそれぞれ供給される。撮像装置1a、1b、1cから映像信号再生装置4a、4b、4cに対する映像信号の供給方法として、図1では、オンラインの信号供給が示されている。実際には、後述するように、撮像装置1a、1b、1cがそれぞれ符号化映像信号および符号化音声信号を記録媒体に記録する映像信号記録装置の機能も有する。記録媒体として、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(ブルーレイディスク)等の光ディスク、ハードディスク、磁気ディスク等が使用される。
映像信号再生装置4a、4b、4cは、撮像装置1a、1b、1cからオンラインで供給された符号化映像信号、または記録媒体から再生された符号化映像信号および符号化音声信号を復号する例えばMPEG2の復号化部を有している。復号化部によって得られた映像信号が表示装置例えばフラットパネルディスプレイに供給され、それぞれの再生映像が画面5a、5b、5c上に表示される。
画面5a、5b、5cが互いに連結して横長の画面を構成しており、競技場で行われているサッカー等の試合が行われている競技場全体の動画像が画面5a、5b、5cに表示される。なお、サッカー等のスポーツの試合の映像は、被写体の一例であり、他のスポーツの試合、或いはスポーツの試合以外の映像を表示しても良い。例えば車の運転時に窓を通じて見る景色の映像を表示するようにしても良い。
映像信号再生装置4a、4b、4cを同期して動作させるために、デジタル放送を受信するためのアンテナ6が設置されている。アンテナ6の受信信号が映像信号再生装置4a、4b、4cに供給される。映像信号再生装置4a、4b、4cのそれぞれにデジタル放送を受信する受信部が設けられている。受信部によりデジタル放送信号に含まれている時刻情報が分離され、時刻情報に同期した基準クロックが生成される。映像信号再生装置4a、4b、4cのそれぞれがデジタル放送の同一番組を受信し、同一の時刻情報を使用して基準クロックが生成される。基準クロックから同期信号(垂直同期信号、水平同期信号)が生成される。映像信号再生装置4a、4b、4cのそれぞれが有する復号化部が生成された基準クロックによって動作される。
さらに、映像信号再生装置4a、4b、4cの動作を制御するためのコントローラ7が設けられている。コントローラ7は、操作者の操作する操作部(スイッチ、GUI等)を有し、操作に対応して制御信号を映像信号再生装置4a、4b、4cに対して供給する。コントローラ7は、例えばリモートコントローラであり、赤外線または電波によって制御信号を伝送する。コマンド例えば再生動作を開始させる制御信号をコントローラ7が発生し、制御信号が映像信号再生装置4a、4b、4cに供給される。
映像信号再生装置4a、4b、4cに対する制御信号による制御を同期させるために、コントローラ7にデジタル放送を受信するためのアンテナ8が設置されている。アンテナ8の受信信号がコントローラ7に供給される。コントローラ7にデジタル放送を受信する受信部が設けられている。受信部によりデジタル放送信号に含まれている時刻情報が分離され、時刻情報に同期した基準クロックが生成される。コントローラ7が映像信号再生装置4a、4b、4cが受信するデジタル放送の番組と同一番組を受信し、同一の時刻情報を使用して基準クロックが生成される。基準クロックから同期信号(垂直同期信号、水平同期信号)が生成される。映像信号再生装置4a、4b、4cに対して供給される制御信号のタイミングが生成された基準クロックによって動作される。
「時刻情報の一例」
MPEG2のTSパケットのフォーマットとTSに含まれる時刻情報について図2を参照して説明する。図2Aに示すように、TSの1パケットの大きさが188バイトとされ、先頭に4バイトのパケットヘッダが付加される。パケットヘッダの後にアダプテーションフィールドと呼ばれる拡張ヘッダが付加されることがある。TSの1パケットは、パケットヘッダとアダプテーションフィールドとペイロードとによって構成される。パケットヘッダは、同期バイト(8ビット)、トランスポートエラー表示(1ビット)51、ペイロードユニット開始表示(1ビット)52、トランスポート優先度(1ビット)53、パケットID(PID)(8ビット)、ペイロードユニットスクランブル制御(2ビット)54、アダプテーションフィールド制御(2ビット)55からなる。アダプテーションフィールドは、図2Bに示すように、アダプテーションフィールド長(8ビット)、不連続表示(1ビット)61、ランダム・アクセス表示(1ビット)62、ストリーム優先表示(1ビット)63、各1ビットの5個のフラグ、オプショナルフィールド、スタッフィングバイトからなる。5個のフラグの中に、PCR(Program Clock Reference)およびOP
CR(Original Program Clock Reference)の存在の有無を示すフラグが含まれる。オプショナルフィールドは、図2Cに示すように、PCR(42+6ビット)、OPCR(42+6ビット)、スプライスカウント・ダウン(8ビット)、トランスポートストリームデータ、アダプテーションフィールド拡張からなる。
PCRは、27MHzの基準クロック(STC(System Time Clock)と呼ばれる)でカウ
ントされた42ビットの値である。TS中に100ms間隔で出現することが推奨されている。図2Dは、PCRの具体例である。図2Dでは、33ビットの「PCR Base」が16進表記(0x)で(02B2E37AF)であり、9ビットの「PCR Extension」が16進表記(0x)で(009B)である。10進数に変換すると、(02B2E37AF)=724449199、(009B)=155である。した
がって、このPCRは、下記の式によって計算された時刻情報を有する。
{(724449199×300)+155}/27,000,000=8049.43550秒=2時間14分09.435550秒
デジタル放送では、ビデオの同期信号(垂直同期信号および水平同期信号)が伝送されないので、27MHzのSTCを受信機において正確に再生し、STCを分周して同期信号を形成するようになされる。上述したPCRは、放送局のSTCと受信機のSTCとを同期させるための情報である。PCRによってPLL(Phase Locked Loop)に同期をかけることによってSTCが生成される。
PCRは、受信されたデジタル放送信号に含まれている。同一番組放送においては、PCRが同一である。若し、同一のPCRが含まれる異なる番組放送が存在する場合には、当該異なる番組放送を受信してPCRを時刻情報として使用することができる。
「映像信号再生装置およびコントローラ」
この発明の第1の実施の形態は、図1を参照して説明したマルチスクリーンの表示を行う映像信号再生装置4a、4b、4cおよびコントローラ7に対してこの発明を適用したものである。図3においては、映像信号再生装置4aの構成とコントローラ7の構成が示されている。他の映像信号再生装置4bおよび4cのそれぞれの構成も映像信号再生装置4aと同様である。
ハードディスク11または光ディスク12が再生され、再生信号が復号化部としてのオーディオ/ビデオデコーダ13に供給される。再生信号は、例えばMPEG2のTSであり、オーディオ/ビデオデコーダ13は、MPEG2のTSを復号してビデオ信号およびオーディオ信号を出力する。ビデオ信号およびオーディオ信号が表示装置に供給され、撮像装置1aが取得した映像が画面5a上に表示され、音声が再生される。
アンテナ6によってデジタル放送が受信され、アンテナ6の出力信号がチューナ15に対して供給される。チューナ15において、予め設定したチャンネルの放送番組が選択される。デジタル放送としては、地上デジタル放送、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送、CS(Communicaton Satellite)デジタル放送の何れであっても時刻情報を含むので、何れの放送を受信しても良い。チューナ15では、例えばOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex) 変調方式の復調処理もなされる。
チューナ15からのTSがデマルチプレクサ16に供給される。デマルチプレクサ16は、多重化されているデータを分離するものである。デマルチプレクサ16によって分離されたPCRがレジスタ17に供給され、レジスタ17にセットされる。
レジスタ17の出力が位相比較器18に供給される。位相比較器18の比較出力がループフィルタ19を介してVCO(Voltage Controlled Oscillator)20に制御信号として供給される。VCO20は、中心(フリーラン)周波数が27MHzとされ、制御信号によって周波数が変化される可変周波数発振器である。VCO20の出力に基準クロックSTCが取り出される。VCO20の一例は、水晶発振器の発振周波数を制御信号のレベルに応じて変化させるVCXO(Voltage Controlled X'tal Oscillator)である。
VCO20の出力が分周器21で分周されて位相比較器18に供給される。位相比較器18において、分離されたPCRと位相比較され、位相差に応じたレベルの比較信号が出力される。位相比較器18、ループフィルタ19、VCO20および分周器21が27MHzの基準クロックSTCを生成するためのPLLを構成する。
PLLのVCO20が生成した基準クロックがオーディオ/ビデオデコーダ13とマイクロプロセッサ14とに供給される。マイクロプロセッサ14は、映像信号再生装置4aの全体の動作を制御する。オーディオ/ビデオデコーダ13は、基準クロックSTCの時刻を基準として、TSから分離されたPTS(Presentation Time Stamp; 表示時刻を示すタイムスタンプ)、DTS(Decoding Time Stamp;復号時刻を示すタイムスタンプ)に記
載されたタイミングでもって、表示または復号を行う。図示しないが、他の映像信号再生装置4bおよび4cも上述した映像信号再生装置4aと同様の構成を有する。
コントローラ7は、映像信号再生装置4aのマイクロプロセッサ14と双方向通信を行い、映像信号再生装置4aを制御するマイクロプロセッサ31を備える。アンテナ8によってデジタル放送が受信され、アンテナ8の出力信号がチューナ32に対して供給される。チューナ32において、予め設定したチャンネルの放送番組が選択される。映像信号再生装置4aとコントローラ7とがデジタル放送の同一番組を受信する。
チューナ32からのTSがデマルチプレクサ33に供給される。デマルチプレクサ33によってPCRが分離され、PCRがレジスタ34に供給され、レジスタ34にセットされる。レジスタ34の出力が位相比較器35に供給される。位相比較器35の比較出力がループフィルタ36を介してVCO37に制御信号として供給される。VCO37は、中心周波数が27MHzとされ、制御信号によって周波数が変化される可変周波数発振器である。VCO37の出力に基準クロックSTCが取り出される。
VCO37の出力が分周器38で分周されて位相比較器35に供給される。位相比較器35において、分離されたPCRと位相比較され、位相差に応じたレベルの比較信号が出力される。位相比較器35、ループフィルタ36、VCO37および分周器38が27MHzの基準クロックSTCを生成するためのPLLを構成する。PLLのVCO37が生成した基準クロックがマイクロプロセッサ31に供給される。映像信号再生装置4a、4b、4cとコントローラ7とが共通の基準クロックSTCで動作する。
図4のフローチャートに示すように、デジタル放送に含まれるPCRを使用した基準クロックSTCの生成動作がマイクロプロセッサによって制御される。ステップS1において、デジタル放送が受信されているか否かが判定される。デジタル放送を受信していないと判定されると、ステップS2で示すように、PLL内部のVCOがフリーランで動作し、VCOによって中心周波数27MHzの基準クロックSTCが生成される。
ステップS1において、デジタル放送が受信されていると判定されると、ステップS3において、デマルチプレクサによる分離処理がなされる。分離された情報の内でPCRがステップS4において抽出される。ステップS5において、抽出されたPCRがレジスタにセットされる。
ステップS6において、レジスタにセットされた時刻と、PLLにより形成された基準クロックSTCが発生する時刻とが比較される。この時刻の差が位相差として検出され、位相差に対応するレベルの制御信号がVCOに供給され、VCOの発振周波数が制御される(ステップS7)。ステップS6において、位相差が0と判定されると、ステップS8において、映像信号再生装置4a、4b、4cとコントローラ7とが放送局(送出)側と同期したクロックによって動作する。
図1に示す映像信号再生システムにおいては、複数の映像信号再生装置4a、4bおよび4cが同じ場所に設置されており、アンテナ6を共通に使用できる例である。コントローラ7が映像信号再生装置4a、4bおよび4cと同じ場所に設置されている場合には、コントローラ7もアンテナ6を使用しても良い。さらに、映像信号再生装置4cが別の場所例えば別の部屋に設置されている場合には、図5に示すように、映像信号再生装置4a、4b用のアンテナ6aと、映像信号再生装置4c用のアンテナ6bとが使用される。
図6を参照して、この発明の第1の実施の形態において、同期をとるように映像信号再生装置を制御する制御方式を概念的に説明する。各映像信号再生装置が出力する映像信号をVideo1,Video2,Video3と表記する。映像信号再生装置4a、4b、4cが共通の基準クロックSTCと、STCから形成された同期信号によって動作しているので、出力映像信号Video1,Video2,Video3が同期している。
映像信号再生装置4a、4b、4cがそれぞれ別々の映像信号を出力している状態において、コントローラ7からディスクの再生を指示する再生開始コマンドが映像信号再生装置4a、4b、4cに対して供給される。コントローラ7も共通の基準クロックSTCで動作しているので、再生開始コマンドが映像信号Video1,Video2,Video3と同期している。図6には、各映像信号再生装置が再生開始コマンドを受け取ってから例えば2フレーム後にディスクの再生信号を一斉に出力する例が示されている。ディスクの再生画像は、例えばマルチスクリーンの各分割画面に表示される。各映像信号再生装置がディスクを再生することによって発生した映像信号も互いに同期した関係を有し、マルチスクリーンによって良好に画像を表示できる。
<2.第2の実施の形態>
「撮像装置」
上述した第1の実施の形態は、この発明を映像信号再生装置に対して適用した例である。第2の実施の形態は、この発明を撮像装置1a、1b、1c(図1参照)に適用した例である。図7に撮像装置1aの構成を示す。他の撮像装置1b、1cも撮像装置1aと同様の構成を有する。
カメラ部41からのデジタル映像信号およびデジタルオーディオ信号がMPEG2のオーディオ/ビデオエンコーダ42に供給される。カメラ部41には、撮像素子および撮像素子の出力信号を処理する信号処理部と、マイクロホンおよびマイクロホンの出力信号を処理する信号処理部とが設けられている。
オーディオ/ビデオエンコーダ42において、映像信号およびオーディオ信号の圧縮符号化例えばMPEG2の符号化がなされる。オーディオ/ビデオエンコーダ42から出力される符号化データ(ES:Elementary Stream)がパケット化回路43に供給され、パケット化される。パケット化回路43の出力(PES:Packetized Elementary Stream)が
多重化回路(マルチプレクサ)44に供給される。
多重化回路44から出力されるTSが記録部45に供給され、記録部45によって記録媒体に記録される。記録媒体として、DVD、BD等の光ディスク、ハードディスク、磁気ディスク等が使用される。多重化回路44において、1パケットが188バイトのTSの形式が作成される。パケット中のアダプテーションフィールドに対してPCRが挿入される。
アンテナ3によってデジタル放送が受信され、アンテナ3の出力信号がチューナ46に対して供給される。チューナ46において、予め設定したチャンネルの放送番組が選択される。撮像装置の出力信号をリアルタイムで映像信号再生装置によって再生する場合には、撮像装置と映像信号再生装置とがデジタル放送の同一番組を受信する。
チューナ46からのTSがデマルチプレクサ47に供給される。デマルチプレクサ47によってPCRが分離され、PCRがレジスタ48に供給され、レジスタ48にセットされる。レジスタ48の出力がPLL49に供給される。PLL49は、映像信号再生装置またはコントローラに設けられたPLLと同様に、位相比較器、ループフィルタ、VCO、分周器からなる構成を有する。
PLL49の出力にPCRと同期した27MHzの基準クロックSTCが取り出される。基準クロックSTCがオーディオ/ビデオエンコーダ42およびマイクロプロセッサ50に対して供給される。マイクロプロセッサ50は、撮像装置全体の動作を制御するコントローラである。
オーディオ/ビデオエンコーダ42は、基準クロックSTCと同期して符号化動作を行う。すなわち、オーディオ/ビデオエンコーダ42のビデオエンコーダがSTCを基準として表示時刻を示すデータPTSおよびデコードのタイミングを示すデータDTSを映像PESのヘッダに付加する。オーディオ/ビデオエンコーダ42のオーディオエンコーダがSTCを基準として再生時刻を示すPTSを音声PESのヘッダに付加する。多重化器44がTSパケットのアダプテーションフィールドにPCRを挿入する。
カメラ部41によって取得された映像および音声が記録媒体例えば光ディスクに記録される。複数の撮像装置がデジタル放送の同一番組から分離された時刻情報PCRに同期した基準クロックSTCを形成しているので、複数の光ディスクにそれぞれ記録されている映像および音声が互いに同期したものとなる。したがって、複数の映像信号再生装置によって複数の光ディスクを再生する時に、複数の光ディスクの再生映像および再生音声を同期させることができる。
<3.変形例>
上述した説明では、デジタルテレビジョン放送の放送電波を受信するようにしたが、電線、光ファイバー等を伝送路として使用するケーブルテレビジョンによってデジタル放送を受信しても良い。さらに、標準電波を受信して標準電波中の標準時刻の時間情報と同期した基準クロックを形成するようにしても良い。この発明は、図1に示すマルチスクリーンの映像表示装置に限らず、複数の映像送出装置から送出される映像信号、または複数の映像再生装置により再生される映像信号を同期させるシステムに対して適用できる。この発明は、映像送出装置または映像再生装置として、ビデオレコーダ、ビデオプレーヤ、セットトップボックス、ビデオサーバ、テレビジョンモニタ等を使用する場合に適用できる。さらに、この発明は、コントローラとして、ミクサ、スイッチャー、コンピュータ、ワークステーション、ゲーム機器、リモートコントローラ等の使用する場合に適用できる。
1a,1b,1c・・・撮像装置
3,6,8・・・アンテナ
1a,1b,1c・・・映像信号再生装置
7・・・コントローラ

Claims (12)

  1. デジタル放送を受信する受信部と、
    撮像部からの映像信号を符号化する符号化部と、
    上記受信部により受信されたデジタル放送から時刻情報を分離し、上記時刻情報に同期したクロック信号を生成するクロック生成部とを備え、
    上記クロック信号と同期して上記符号化部を動作させることによって、上記時刻情報に同期した映像信号を出力する映像出力装置。
  2. 複数の映像出力装置を有する映像出力システムであって、
    上記映像出力装置のそれぞれは、
    デジタル放送を受信する受信部と、
    映像信号を符号化する符号化部と、
    上記受信部により受信されたデジタル放送から時刻情報を分離し、上記時刻情報に同期したクロック信号を生成するクロック生成部とを備え、
    上記クロック信号と同期して上記符号化部を動作させることによって、上記時刻情報に同期した符号化映像信号を出力し、
    上記映像出力装置が同一の上記時刻情報から上記クロック信号を生成することによって、上記複数の映像出力装置を同期動作させる映像出力システム。
  3. 上記複数の映像出力装置のそれぞれの上記映像信号が互いに関連する動画像である請求項2に記載の映像出力システム。
  4. 複数の映像出力装置を有する映像出力を同期させる映像同期方法であって、
    複数の上記映像出力装置の受信部がデジタル放送を受信し、
    上記受信部により受信されたデジタル放送から同一の時刻情報を分離し、クロック生成部が上記時刻情報に同期したクロック信号を生成し、
    映像信号を符号化する符号化部が上記クロック信号と同期して動作することによって、上記時刻情報と同期した符号化映像信号を出力し、
    上記複数の映像出力装置の上記符号化映像信号を同期させる映像同期方法。
  5. 上記複数の映像出力装置のそれぞれの上記映像信号が互いに関連する動画像である請求項4に記載の映像同期方法。
  6. デジタル放送を受信する受信部と、
    符号化映像信号を復号化する復号化部と、
    上記受信部により受信されたデジタル放送から時刻情報を分離し、上記時刻情報に同期したクロック信号を生成するクロック生成部とを備え、
    上記クロック信号と同期して上記復号化部を動作させることによって、上記時刻情報に同期した映像信号を出力する映像出力装置。
  7. 複数の映像出力装置を有する映像出力システムであって、
    上記映像出力装置のそれぞれは、
    デジタル放送を受信する受信部と、
    符号化映像信号を復号化する復号化部と、
    上記受信部により受信されたデジタル放送から時刻情報を分離し、上記時刻情報に同期したクロック信号を生成するクロック生成部とを備え、
    上記クロック信号と同期して上記復号化部を動作させることによって、上記時刻情報に同期した複数の映像信号を出力する映像出力システム。
  8. 上記複数の映像出力装置のそれぞれの出力映像信号が互いに連結された複数の画面のそれぞれに表示される請求項7に記載の映像出力システム。
  9. 上記複数の映像出力装置を制御する制御装置をさらに有し、上記制御装置が垂直同期信号および水平同期信号の少なくとも一方をトリガーとして制御信号を上記複数の映像出力装置に対して送信する請求項7に記載の映像出力システム。
  10. 複数の映像出力装置を有する映像出力を同期させる映像同期方法であって、
    複数の上記映像出力装置の受信部がデジタル放送を受信し、
    上記受信部により受信されたデジタル放送から同一の時刻情報を分離し、クロック生成部が上記時刻情報に同期したクロック信号を生成し、
    符号化映像信号を復号化する復号化部が上記クロック信号と同期して動作することによって、上記時刻情報と同期した映像信号を出力し、
    上記複数の映像出力装置の出力する映像信号を同期させる映像同期方法。
  11. 上記複数の映像出力装置のそれぞれの出力映像信号が互いに連結された複数の画面のそれぞれに表示される請求項10に記載の映像同期方法。
  12. 上記制御装置が垂直同期信号および水平同期信号の少なくとも一方をトリガーとして制御信号を上記複数の映像出力装置に対して送信する請求項10に記載の映像同期方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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