JP2010185476A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】泥水や土埃等の侵入を遮断するための多段のスラストリップ23〜26を有する密封装置において、静止側と回転側との相対変位に対する追随性を向上させ、密封性を向上させる。
【解決手段】静止側及び回転側のうち一方に装着される第一密封要素1と、他方に装着される第二密封要素2とを備え、第一密封要素1が、補強環11と、この補強環11に可撓膜部13を介して径方向変位可能に設けられたラジアルリップ14,15と、このラジアルリップ14,15よりも外側に位置して軸方向に並んだ複数のシールフランジ18,19とを有し、第二密封要素2が、ラジアルリップ14,15と摺動可能に密接されるスリーブ21と、このスリーブ21から前記シールフランジ18,19の間へ向けて延在されたホルダ部21aの軸方向両側に設けられて前記各シールフランジ18,19の内側面と摺動可能に密接される複数のスラストリップ23〜26とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】静止側及び回転側のうち一方に装着される第一密封要素1と、他方に装着される第二密封要素2とを備え、第一密封要素1が、補強環11と、この補強環11に可撓膜部13を介して径方向変位可能に設けられたラジアルリップ14,15と、このラジアルリップ14,15よりも外側に位置して軸方向に並んだ複数のシールフランジ18,19とを有し、第二密封要素2が、ラジアルリップ14,15と摺動可能に密接されるスリーブ21と、このスリーブ21から前記シールフランジ18,19の間へ向けて延在されたホルダ部21aの軸方向両側に設けられて前記各シールフランジ18,19の内側面と摺動可能に密接される複数のスラストリップ23〜26とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転部分を密封する密封装置において、とくに泥水や土埃等に曝される過酷な条件での使用に適したものに関する。
トラクタや耕耘機などの農業機械や建築機械における足回り等の軸封手段として、泥水や土埃等に曝される過酷な条件で使用される密封装置は、従来、例えば特許文献1に記載のようなものが知られている。
図2は、特許文献1に記載された従来の密封装置を、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。この密封装置100は、ハウジング200側に固定された非回転の第一密封要素110と、ハウジング200に挿通された軸(例えば車軸)300に固定されてこの軸300と一体に回転する第二密封要素120とを備える。
このうち第一密封要素110は、外周筒部111a及びその機内A側の端部から内径側へ延びるシール鍔部111bを有する金属製の外環111と、この外環111における前記外周筒部111aの機外B側の端部から外径側へ凸の断面略U字形に屈曲形成されたカシメ部111cに外径端部がカシメ固定された金属製の保護カバー112と、前記外環111の外周筒部111aの外周面に一体に設けられてハウジング200の内周面に適当な締め代をもって密嵌される外周固定シール部113と、前記外環111のシール鍔部111bの内径側に一体に設けられて機外B側を向いた対ダスト用のラジアルリップ114及び機内A側を向いた対油用のラジアルリップ115とを備える。外周固定シール部113及びラジアルリップ114,115は、ゴム又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で互いに連続して形成されている。
また第二密封要素120は、スリーブ121a及びその機外B側の端部から外径側へ展開したホルダ部121bからなる金属製の内環121と、前記スリーブ121aの内周面に一体に設けられて軸300の外周面に適当な締め代をもって密嵌される内周固定シール部122と、前記ホルダ部121bにおける機外B側の面に一体に設けられて互いに同心の円周方向へ延びる対ダスト用の外側リップ123及びスラストリップ124,125と、その反対側の面に一体に設けられて互いに同心の円周方向へ延びるスラストリップ126,127とを備える。内周固定シール部122、外側リップ123及びスラストリップ124〜127は、ゴム又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で互いに連続して形成されている。
上記構成の密封装置100は、第二密封要素120における機外B側の外側リップ123が、第一密封要素110の保護カバー112の内径部に形成された筒状部112aの内周面に摺動可能に密接され、その外周側の複数のスラストリップ124,125が、前記保護カバー112の内側面に摺動可能に密接され、その軸方向反対側の複数のスラストリップ126,127が、第一密封要素110における外環111のシール鍔部111bに摺動可能に密接され、さらに、第一密封要素110のラジアルリップ114が第二密封要素120における内環121のスリーブ121aに摺動可能に密接されることによって、多段の密封摺動部を形成し、機外Bからの泥水や土埃等の侵入を遮断するものである。また、第一密封要素110の対油用ラジアルリップ115が、前記内環121のスリーブ121aに摺動可能に密接されることによって、機内Aに存在する潤滑油等が機外Bへ漏洩するのを防止するものである。
しかしながら上記従来構造の密封装置100によれば、外側リップ123が保護カバー112の筒状部112aに摺接されているので、ハウジング200と軸300の偏心に対する許容追随量が小さく、ハウジング200と軸300との偏心によって第二密封要素120と第一密封要素110との偏心が大きくなると、外側リップ123と筒状部112aとの摺動負荷が、円周方向1箇所で著しく大きくなってしまい、対ダスト用ラジアルリップ114及び対油用ラジアルリップ115も同様の問題があった。
また、外側リップ123が摺接された保護カバー112の筒状部112aの先端が、第二密封要素120と軸方向に近接しているので、ハウジング200と軸300との軸方向相対変位に対する許容追随量も小さいものであった。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、泥水や土埃等の侵入を遮断するための多段のスラストリップを有する密封装置において、静止側と回転側との相対変位に対する追随性を向上させ、密封性を向上させることにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、本発明に係る密封装置は、静止側及び回転側のうち一方に装着される第一密封要素と、他方に装着される第二密封要素とを備え、前記第一密封要素が、補強環と、この補強環に可撓膜部を介して径方向変位可能に設けられたラジアルリップと、このラジアルリップよりも外側に位置して軸方向に並んだ複数のシールフランジとを有し、前記第二密封要素が、前記ラジアルリップと摺動可能に密接されるスリーブと、このスリーブから前記複数のシールフランジの間へ向けて延在されたホルダ部の軸方向両側に設けられて前記各シールフランジの内側面と摺動可能に密接される複数のスラストリップとを有するものである。
本発明に係る密封装置によれば、外部からの泥水等の侵入を遮断する複数のスラストリップが、第二密封要素のスリーブから延在されたホルダ部の軸方向両側に設けられ、その軸方向両側に位置するシールフランジの内側面と摺動するものであるため、第一密封要素と第二密封要素の相対的な偏心によってスラストリップの締め代が変化することはなく、また、第一密封要素と第二密封要素の相対的な軸方向変位によって一方のスラストリップの締め代が低下しても、他方のスラストリップの締め代が増大することになり、したがって偏心や軸方向変位があっても一定のシール性が得られる。しかも、回転側の外周面と摺動されるラジアルリップが可撓膜部を介して径方向変位可能に設けられているため、偏心に対するラジアルリップの許容追随量も向上する。
以下、本発明に係る密封装置の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る密封装置の使用状態を、その軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。
この図1に示されるように、本発明に係る密封装置は、非回転のハウジング200と、その内周に挿通され回転する軸300(例えばトラクタなど農業機械の車軸)との間に配置され、ハウジング200に装着された第一密封要素1と、軸300に装着された第二密封要素2とを備える。
このうち、第一密封要素1は、金属製の補強環11と、この補強環11にゴム又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で一体に成形された外周固定シール部12、可撓膜部13、対油用ラジアルリップ14及び対ダスト用ラジアルリップ15と、前記対油用ラジアルリップ14の外周に装填されたガータスプリング16と、対油用ラジアルリップ14と対ダスト用ラジアルリップ15の間の内周面に一体的に設けられた金属又は合成樹脂製のガイドリング17と、対油用ラジアルリップ14及び対ダスト用ラジアルリップ15より外側に位置して前記補強環11の端部にカシメ固定された金属製の一対のシールフランジ18,19を有するものである。
詳しくは、第一密封要素1における補強環11は金属のプレス成形品であって、円筒部11aと、その機内A側の端部から内周側へ延びる径方向部11bと、円筒部11aの機外B側の端部に外周側へ凸の折り返し形状に形成されたカシメ部11cとからなる。
第一密封要素1における外周固定シール部12は、補強環11の円筒部11aの外周面に加硫接着されており、ハウジング200の内周面に圧入されることによって、ハウジング200に対して第一密封要素1を固定すると共にハウジング200と第一密封要素1との間の気密状態を保持するものである。
第一密封要素1における可撓膜部13は、外周固定シール部12から連続したゴム又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなるものであって、補強環11の径方向部11bの内径側から機内Aと反対側へ向けて漸次小径になるような円錐筒状に形成されている。
第一密封要素1における対油用ラジアルリップ14及び対ダスト用ラジアルリップ15は、可撓膜部13の内径端部から連続したゴム又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなるものであって、先端が小径となるような円錐筒状をなしており、このうち対油用ラジアルリップ14は機内A側を向き、対ダスト用ラジアルリップ15はその反対側を向き、それぞれ内径端部が、後述する第二密封要素2におけるスリーブ21の外周面と適当な締め代をもって摺動可能に密接されている。
第一密封要素1におけるガータスプリング16は、金属製の細長いコイルスプリングを環状に繋げたものであって、対油用ラジアルリップ14における先端近傍の外周側に形成された環状溝に嵌着され、対油用ラジアルリップ14の緊迫力を補償するものである。
第一密封要素1における金属又は合成樹脂製のガイドリング17は、対油用ラジアルリップ14と対ダスト用ラジアルリップ15における互いに共通の根元部の内周に一体的に設けられ、後述する第二密封要素2におけるスリーブ21の外周に僅かな隙間を介して遊嵌されている。
第一密封要素1におけるシールフランジ18,19は金属のプレス成形品であって、外径部18a,19aが、補強環11のカシメ部11cに互いに軸方向に重合した状態でカシメ固定されており、それより内径側のフランジ本体部18b,19bが、互いに適当な間隔をもって開くようにして軸方向に並んでいる。
第二密封要素2は、金属製のスリーブ21と、このスリーブ21にゴム又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で一体に成形された内周固定シール部22、及び複数のスラストリップ23〜26を有するものである。
第二密封要素2におけるスリーブ21は、金属のプレス成形品であって、その機外B側の端部から機外B側へ向けて凸の略U字形に屈曲した突出部21bを介して、第一密封要素1におけるシールフランジ18,19のフランジ本体部18b,19b間へ向けて延在された円盤状のホルダ部21aを有する。
第二密封要素2における内周固定シール部22は、スリーブ21の内周面に加硫接着されており、軸300の外周面に圧入されることによって、軸300に対して第二密封要素2を固定すると共に軸300と第二密封要素2との間の気密状態を保持するものである。
第二密封要素2におけるスラストリップ23〜26は、内周固定シール部22から連続したゴム又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなるものであって、スリーブ21のホルダ部21aの軸方向両側に一体的に加硫接着されている。そしてこのうち、前記ホルダ部21aの機外B側の面に加硫接着されたスラストリップ(以下、外側スラストリップという)23,24は、先端が小径となるような円錐筒状をなして延び、その先端部が、第一密封要素1における外側シールフランジ18のフランジ本体部18bに適当な締め代を持って摺動可能に密接されている。また、その反対側に加硫接着されたスラストリップ(以下、内側スラストリップという)25,26は、先端が大径となるような円錐筒状をなして延び、その先端部が、第一密封要素1における内側シールフランジ19のフランジ本体部19bに適当な締め代を持って摺動可能に密接されている。
第二密封要素2におけるスリーブ21に、機外B側へ向けて凸の略U字形に形成された突出部21bの外面には、内周固定シール部22と外側スラストリップ23,24の間で連続したゴム又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料からなる被覆層27が一体的に加硫接着されている。そして前記突出部21b(又はこれを被覆している被覆層27)は、外側シールフランジ18のフランジ本体部18bの内径側に位置しており、両者間には径方向の隙間Gが存在している。
なお、外側シールフランジ18のフランジ本体部18bの内径は、第二密封要素2における外側スラストリップ23,24のうち、内径側のスラストリップ23の摺動径より適宜小径であり、外側シールフランジ18の外径部18aとフランジ本体部18bとの間に形成された段差部18cの内径は、第二密封要素2における外側スラストリップ23,24のうち、外径側のスラストリップ24の摺動径より適宜大径である。同様に、内側シールフランジ19のフランジ本体部19bの内径は、第二密封要素2における内側スラストリップ25,26のうち、内径側のスラストリップ26の摺動径より適宜小径であり、内側シールフランジ19の外径部19aとフランジ本体部19bとの間に形成されると共に補強環11の円筒部11aに嵌合された軸方向段差部19cの内径は、第二密封要素2における内側スラストリップ25,26のうち、外径側のスラストリップ25の摺動径より適宜大径である。
以上のように構成された密封装置において、第一密封要素1は、ハウジング200に非回転状態で固定されており、第二密封要素2は、軸300に固定されることによって、この軸300と共に軸心Oの周りに回転される。
そして、第二密封要素2における外側スラストリップ23,24が、軸300と共に回転することによって非回転の第一密封要素1における外側シールフランジ18のフランジ本体部18bと密接摺動し、同様に、第二密封要素2における内側スラストリップ25,26が、非回転の第一密封要素1における内側シールフランジ19のフランジ本体部19bと密接摺動し、第一密封要素1における対ダスト用ラジアルリップ15が、第二密封要素2のスリーブ21の外周面と密接摺動する。そしてこのような多段の摺動部によって、機外B側からの泥水や土埃等のダストの侵入を有効に遮断すると共に、第一密封要素1における対油用ラジアルリップ14が、第二密封要素2のスリーブ21の外周面と密接摺動することによって、機内Aに存在する潤滑油等が機外Bへ漏洩するのを防止するものである。
また、外側スラストリップ23の外側(内径側)では、外側シールフランジ18のフランジ本体部18bの内径端部と、第二密封要素2におけるスリーブ21に形成された突出部21bを被覆している被覆層27との間の隙間Gによって、ラビリンスシール機能を奏する。このため、機外B側の泥水や土埃等のダストが外側スラストリップ23と外側シールフランジ18のフランジ本体部18bとの摺動部へ侵入して外側スラストリップ23が摩耗するのを有効に抑制することができ、ひいては、外側スラストリップ23より内側にある各スラストリップ24〜26、対ダスト用ラジアルリップ15及び対油用ラジアルリップ14の摩耗も有効に抑制されることになる。
そして本発明の構成によれば、ハウジング200と軸300との相対的な軸方向変位によって、あるいは第一密封要素1と第二密封要素2の軸方向組付け位置の誤差によって、例えば第二密封要素2におけるスリーブ21のホルダ部21aが、外側シールフランジ18と内側シールフランジ19との間で内側シールフランジ19寄りに偏在する場合は、外側シールフランジ18のフランジ本体部18bに対する外側スラストリップ23,24の締め代は低下するが、内側シールフランジ19のフランジ本体部19bに対する内側スラストリップ25,26の締め代は増大することになる。またこれとは逆に、例えばホルダ部21aが外側シールフランジ18寄りに偏在する場合は、内側シールフランジ19のフランジ本体部19bに対する内側スラストリップ25,26の締め代は低下するが、外側シールフランジ18のフランジ本体部18bに対する外側スラストリップ23,24の締め代は増大することになる。したがってスラストリップ23〜26全体としては、一定のシール性を得ることができる。
また、外側スラストリップ23,24及び内側スラストリップ25,26が、その軸方向両側に位置する外側シールフランジ18のフランジ本体部18b及び内側シールフランジ19のフランジ本体部19bと摺動するものであるため、ハウジング200と軸300との相対的な偏心、ひいては第一密封要素1と第二密封要素2の相対的な偏心によって、これらスラストリップ23〜26の締め代が変化することはない。しかも、外側シールフランジ18のフランジ本体部18bの内径を外側スラストリップ23の摺動径より小さくし、内側シールフランジ19の軸方向段差部19cの内径を内側スラストリップ25の摺動径より大きくして、その径寸法差が適切に設定されているので、偏心によって外側スラストリップ23が円周方向1箇所で外側シールフランジ18のフランジ本体部18bの内径から外れてしまったり、内側スラストリップ25が円周方向1箇所で内側シールフランジ19の軸方向段差部19cに干渉したりするようなことを防止することができ、したがってスラストリップ23〜26とシールフランジ18,19のある程度の偏心を許容することができる。
また、第二密封要素2におけるスリーブ21の外周面と密接摺動される対油用ラジアルリップ14及び対ダスト用ラジアルリップ15が、可撓膜部13によって径方向変位可能に設けられているため、第一密封要素1と第二密封要素2の相対的な偏心に対する対油用ラジアルリップ14及び対ダスト用ラジアルリップ15の許容追随量も向上する。しかも対油用ラジアルリップ14及び対ダスト用ラジアルリップ15の根元に位置して設けられたガイドリング17は、スリーブ21に対する対油用ラジアルリップ14及び対ダスト用ラジアルリップ15の摺動面圧の増大を制限する作用を有するので、偏心によって前記摺動面圧が円周方向に不均一になるのを有効に防止することができる。
なお、上述の形態においては、ハウジング200が静止側、軸300が回転側として説明したが、これとは逆に、軸300が非回転で、ハウジング200が軸300の周りに回転されるローラのようなものである場合にも、本発明に係る密封装置を用いることができる。
1 第一密封要素
11 補強環
13 可撓膜部
14 対油用ラジアルリップ
15 対ダスト用ラジアルリップ
18,19 シールフランジ
2 第二密封要素
21 スリーブ
21b 突出部
23〜26 スラストリップ
200 ハウジング
300 軸
G 隙間
11 補強環
13 可撓膜部
14 対油用ラジアルリップ
15 対ダスト用ラジアルリップ
18,19 シールフランジ
2 第二密封要素
21 スリーブ
21b 突出部
23〜26 スラストリップ
200 ハウジング
300 軸
G 隙間
Claims (1)
- 静止側及び回転側のうち一方に装着される第一密封要素と、他方に装着される第二密封要素とを備え、前記第一密封要素が、補強環と、この補強環に可撓膜部を介して径方向変位可能に設けられたラジアルリップと、このラジアルリップよりも外側に位置して軸方向に並んだ複数のシールフランジとを有し、前記第二密封要素が、前記ラジアルリップと摺動可能に密接されるスリーブと、このスリーブから前記複数のシールフランジの間へ向けて延在されたホルダ部の軸方向両側に設けられて前記各シールフランジの内側面と摺動可能に密接される複数のスラストリップとを有することを特徴とする密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009028285A JP2010185476A (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009028285A JP2010185476A (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | 密封装置 |
Publications (1)
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---|---|
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ID=42766257
Family Applications (1)
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JP2009028285A Withdrawn JP2010185476A (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | 密封装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106523531A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-03-22 | 常熟长城轴承有限公司 | 可调心的防尘盖 |
CN110462265A (zh) * | 2017-03-22 | 2019-11-15 | Zf腓德烈斯哈芬股份公司 | 密封装置 |
-
2009
- 2009-02-10 JP JP2009028285A patent/JP2010185476A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110462265A (zh) * | 2017-03-22 | 2019-11-15 | Zf腓德烈斯哈芬股份公司 | 密封装置 |
CN110462265B (zh) * | 2017-03-22 | 2020-07-17 | Zf 腓德烈斯哈芬股份公司 | 密封装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120501 |