JP2010185469A - 制御バルブおよびエアハンマ - Google Patents

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義博 伊藤
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Abstract

【課題】電磁バルブを用いることなく排気の制御を行なうことができる小型の制御バルブを提供することである。
【解決手段】円筒部2を一端部に有し、その円筒部2の先端に軸部3が連設されたバルブボディ1に、軸部3の先端面から軸方向に延びる流入孔5を形成する。円筒部2の内側に流入孔5より大径の密閉されたシリンダ室10と、外周面からそのシリンダ室10に連通する半径方向の排気口11とを設ける。シリンダ室10内に磁性体からなる円板状の弁孔13を有するバルブシート12と、摺動可能な弁体14を組込む。弁体14に永久磁石17を埋設し、その永久磁石17とバルブシート12間に作用する磁気吸着力によって弁体14を閉鎖状態に保持し、流入孔5に流れ込む高圧エアの圧力が永久磁石17の磁気吸引力を超えた際に弁体14を開放させ、流入孔5に流入する高圧エアを弁孔13からシリンダ室10に流動させて排気口11から外部に排気させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、高圧エアの圧力制御に用いられる制御バルブおよびその制御バルブを用いたエアハンマに関する。
ホッパ、シュート、配管等の粉体機器類においては、粉粒体の性状により、その粉粒体が粉体機器類の内面に付着し、あるいは、粉粒体にラットホールが形成されて流動性が低下し、さらには、粉体機器類内にブリッジが形成されて詰まりが生じる等の問題が発生する。
そのような問題点を解決するため、ホッパ等の粉体機器類の外面にエアハンマを取付け、そのエアハンマにより粉体機器類に打撃による衝撃力を負荷して、付着物を剥離し、ラットホールやブリッジを破壊することが行なわれている。
上記エアハンマとして、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。このエアハンマにおいては、シリンダの内部に仕切壁を設けて、シリンダ内部をピストン室とバルブ室とに区画し、その仕切壁にピストン室とバルブ室を連通する弁孔を形成し、上記ピストン室には摺動可能なピストンと、そのピストンを仕切壁に向けて付勢するスプリングとを組込み、上記バルブ室を給気チャンバと排気チャンバとに仕切る弁孔開閉用のダイヤフラムに給気チャンバと排気チャンバを連通する小孔を設け、上記給気チャンバの周壁に給気口を形成し、かつ、排気チャンバの周壁に排気口を設けている。
上記エアハンマにおいては、上記給気口に高圧エアを供給する状態において、排気チャンバ内の高圧エアを排気口から外部に排気することによりダイヤフラムを排気チャンバ側に弾性変形させ、給気チャンバ内の高圧エアのエア圧を開放状態の弁孔からピストンに負荷し、弾性部材の弾性に抗して軸方向に移動するピストンによりホッパ等のエアハンマ取付け対象を間接または直接に打撃するようにしている。
ところで、上記エアハンマにおいては、排気口にニップルをねじ込み、そのニップルに接続された電磁バルブにより排気口を開閉して、排気チャンバ内の排気を制御する構成であるため、エアハンマ装置が大型化し、また、電磁バルブを制御する制御装置を必要とするため、コストが高くつくという問題がある。
そのような問題点を解決するため、特許文献2の図7に記載されたエアハンマおいては、特許文献1に記載されたエアハンマと同様の構成として、その排気チャンバ内にバルブシートを組込み、そのバルブシートに形成された弁孔の開閉用弁体に永久磁石を埋設し、その永久磁石とバルブシート間に作用する磁気吸引力により弁体を閉鎖状態に保持し、上記排気チャンバから弁孔に作用する高圧エアの圧力が永久磁石の磁気吸引力より高くなった際に弁体を開放させ、排気チャンバ内の高圧エアを排気口から外部に排気するようにしている。
上記エアハンマにおいては、高圧エアのエア圧によって弁体の開閉を制御することができるため、電磁バルブやその電磁バルブを制御する制御装置を不要とすることができるという特徴を有する。
特公平6−30735号公報 特許第3549501号公報
ところで、特許文献2に記載されたエアハンマにおいては、弁体の開閉によって排気チャンバ内の高圧エアの排気を制御する制御バルブがシリンダに内蔵されているため、エアハンマが大型化するという不都合がある。また、電磁バルブによって排気チャンバ内の排気を制御する既存のエアハンマでは、電磁バルブを電気的制御する必要がある。また、この電磁バルブを特許文献2に記載の制御バルブに取り替えることによって電磁バルブの制御装置を不要とすることができるものの、その取り替えに際してシリンダを大幅に改造しなければならず、電磁バルブとの交換が極めて困難であるという不都合がある。
この発明の課題は、電磁バルブを用いることなく排気の制御を行なうことができ、電磁バルブによって排気を制御するようにした既存のエアハンマに対しても、そのエアハンマを改良することなく取付けが可能な小型の制御バルブおよびその制御バルブを用いたエアハンマを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明に係る制御バルブにおいては、円筒部を一端部に有し、その円筒部の先端に軸部が連設されたバルブボディに、前記軸部の先端面から軸方向に延びる流入孔を形成し、前記円筒部には、その内側に前記流入孔より大径の密閉された円筒状のシリンダ室と、外周面からそのシリンダ室に連通する半径方向の排気口とを設け、前記シリンダ室内には流入孔側の閉塞端部に磁性体からなる円板状のバルブシートを組込み、そのバルブシートに流入孔とシリンダ室とを連通する弁孔を設け、前記シリンダ室内には、バルブシートに当接する閉鎖状態で弁孔および排気口を閉鎖する摺動可能な弁体を組込み、前記弁体には前記バルブシートとの間に作用する磁気吸引力によりそのバルブシートに吸着して弁体を閉鎖状態に保持する永久磁石を設けた構成を採用したのである。
上記の構成からなる制御バルブにおいて、流入孔内に高圧エアを流入し、その高圧エアの圧力がバルブシートに吸着する永久磁石の磁気吸着力より高くなると、弁孔から弁体に負荷される高圧エアの圧力により弁体がバルブシートから瞬時に離反する方向に移動して、弁孔および排気口を開放する。このため、流入孔からシリンダ室に流入する高圧エアは排気口から外部に排気される。
そして、シリンダ室からエアが排気されると、そのシリンダ室の圧力が低下するため、バルブシートと永久磁石の相互間に作用する磁気吸引力により弁体がバルブシートに当接する閉鎖位置に戻り、弁孔が閉鎖して流入孔に流入する高圧エアの外部への排気を遮断する。
このように、流入孔に流入される高圧エアのエア圧の変化によって弁体の開閉が制御されるため、電磁バルブを用いることなく排気の制御を行なうことができる。
ここで、弁体をバルブシートに向けて付勢する弾性部材をシリンダ室内に設け、その弾性部材の弾性力を調整可能にすると、高圧エアの供給圧を一定にする状態で弁体の閉鎖から開放への切換え時間を調整することができ、また、流入孔内に流入する高圧エアの排気時の圧力を任意に調整することができる。
この発明に係る制御バルブにおいて、軸部に流入孔を横切る径方向のバルブ収容孔を設け、そのバルブ収容孔に流入孔の開度を調節する回動可能な調整バルブを組込むことにより、上記調整バルブの回動によって高圧エアの流通量を調整することができるため、高圧エアの供給圧を一定にする状態で弁体の閉鎖から開放への切換え時間を調整することができる。勿論、流入孔への高圧エアの供給量を変えることで、弁体の切換え時間を変えることも可能である。
この発明に係るエアハンマにおいては、シリンダの内部をピストン室とバルブ室とに仕切る仕切壁に、そのピストン室とバルブ室を連通する弁孔を形成し、前記ピストン室には摺動可能なピストンと、そのピストンを仕切壁に向けて付勢するスプリングとを組込み、前記バルブ室には弁孔開閉用のダイヤフラムを組込んで、そのバルブ室を給気チャンバと排気チャンバとに仕切り、そのダイヤフラムには給気チャンバと排気チャンバを連通する小孔を設け、前記給気チャンバの周壁に高圧エアが供給される給気口を形成し、前記排気チャンバの周壁に排気口を設け、その排気口から外部への排気の制御によりダイヤフラムを排気チャンバ側に弾性変形させ、給気チャンバ内の高圧エアのエア圧を開放状態の弁孔からピストンに負荷し、スプリングの弾性に抗して移動するピストンによりエアハンマ取付け対象を打撃するようにしたエアハンマにおいて、前記排気口に上述の制御バルブにおけるバルブボディの軸部の先端部を着脱自在に接続した構成を採用したのである。
ここで、エアハンマ取付け対象とはホッパ等の粉体機器をいう。上記ピストンはそのエアハンマ取付け対象を直接打撃するようにしてもよく、あるいは、バルブボディの端部にシリンダの端部開口を閉塞する打撃プレートを設け、その打撃プレートを介してエアハンマ取付け対象を間接的に打撃するようにしてもよい。
上記の構成からなるエアハンマにおいて、バルブボディの軸部の先端部を着脱自在に接続する手段として、ねじ込みによるものを採用することができる。この場合、バルブボディの軸部を排気口に直接ねじ込むようにしてもよく、あるいは、排気口に接続用のニップルをねじ係合し、そのニップルにバルブボディの軸部をねじ込むようにしてもよい。
ここで、従来の電磁バルブにより排気チャンバ内の高圧エアの排気を制御するようにしたエアハンマにおいては、前述のように、排気口にニップルをねじ係合し、そのニップルに電磁バルブを接続しているため、この発明の制御バルブの取付けにねじ込みによる手段を採用すると、上記ニップルを取り外し、代わりに、その排気口に制御バルブの軸部をねじ込むことによって、電磁バルブの接続部位に制御バルブを容易に接続することができる。このため、電磁バルブによって排気を制御する既存のエアハンマに対して、そのエアハンマ自体を改良することなくこの発明の制御バルブを取付けることができる。また、電磁バルブとの交換も容易に行なうことができる。
上記のように、この発明においては、永久磁石の磁気吸引力によって弁体を閉鎖状態に保持するようにしたので、流入孔に流入する高圧エアの圧力変化によって弁体を開閉させることができ、電磁バルブを用いることなくエアのみで排気の制御を行なうことができる。
また、バルブボディに形成された密閉状のシリンダ室内にバルブシートおよび弁体を組込んだ構成であるため、小型の制御バルブを得ることができる。
さらに、エアハンマの排気口に制御バルブを取り付けることにより、排気チャンバ内の高圧エアの排気を制御することができるため、電磁バルブやその電磁バルブを制御する制御装置を不要とすることができ、エアハンマの小型化とコストの低減を図ることができる。しかも、電磁バルブによって排気を制御する既存のエアハンマに対しても、そのエアハンマを改造することなく本願の制御バルブを取付けることができる。
この発明に係る制御バルブの実施の形態を示す断面図 図1のII−II線に沿った断面図 弁体の開放状態を示す断面図 調整バルブの閉鎖状態を示す断面図 この発明に係る制御バルブの他の実施の形態を示す断面図 この発明に係る制御バルブを取付けたエアハンマの断面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1および図2は、この発明に係る制御バルブAの実施の形態を示す。図示のように、バルブボディ1は、円筒部2を有し、その円筒部2の先端に軸部3を連設した構成とされ、上記軸部3の先端部外周には雄ねじ4が形成されている。
軸部3には、その先端面から軸方向に延びる流入孔5と、その流入孔5を横切って軸部3の外周対向位置で開口する径方向のバルブ収容孔6とが形成されている。
バルブ収容孔6には調整バルブ7が回転自在に組込まれている。調整バルブ7には上記流入孔5と対向する位置に、その流入孔5と同径の開度調整孔8が径方向に貫通するようにして形成されており、上記調整バルブ7を回転させることによって流入孔5の開度を調整し得るようになっている。なお、開度調整孔8は、径の異なる複数の貫通孔からなるものであってもよい。
バルブボディ1の円筒部2の端部開口はキャップ9のねじ込みによって閉塞され、その円筒部2の内側に密閉された円筒状のシリンダ室10が形成されている。また、円筒部2には、外周面からそのシリンダ室10に連通する排気口11が設けられている。排気口11の数は任意であり、図示の場合は2つの排気口11を対向位置に設けている。
シリンダ室10内には、流入孔5側の閉塞端部内に円板状のバルブシート12が組込まれている。バルブシート12は磁性体からなり、その中心部には流入孔5とシリンダ室10を連通する弁孔13が形成されている。
また、シリンダ室10内には円柱状の弁体14と、スプリングから成る弾性部材15とが組込まれ、その弾性部材15により弁体14はバルブシート12に向けて付勢されている。
弁体14のバルブシート12と対向する面には凹部16が形成され、その凹部16内に永久磁石17が組込まれている。永久磁石17は、バルブシート12との間に作用する磁気吸引力によって弁体14を、その先端がバルブシート12に当接する閉鎖状態に保持するようになっており、その閉鎖状態において、弁体14は弁孔13および排気口11を閉鎖するようになっている。
図6は、上記の構成からなる制御バルブAを用いたエアハンマ20の詳細を示す。このエアハンマ20はシリンダ21を有し、そのシリンダ21はシリンダ本体21aと、そのシリンダ本体21aの一端を閉塞するヘッドカバー21bとからなり、上記シリンダ本体21aの他端には外向きのフランジ22が形成され、そのフランジ22にシリンダ本体21aの他端開口を閉塞する打撃プレート23が取付けられている。
シリンダ21の内部には、その内部をピストン室24とバルブ室25とに区画する仕切壁26が形成され、その仕切壁26にピストン室24とバルブ室25を連通する弁孔27が形成されている。
ピストン室24は、フランジ22に形成された排気孔28を介して外部と連通し、そのピストン室24内にピストン29が摺動自在に組込まれている。また、ピストン室24内にはスプリング30が組込まれ、そのスプリング30はピストン29を仕切壁26に向けて付勢している。
バルブ室25内には弁孔27の開閉用のダイヤフラム31と、そのダイヤフラム31を弁孔27を閉じる方向に向けて付勢するばね32が組込まれている。ダイヤフラム31は、バルブ室25を給気チャンバ33と排気チャンバ34とに区画する。そのダイヤフラム31には給気チャンバ33と排気チャンバ34を連通する小孔35が形成されている。
給気チャンバ33の周壁には給気口36が設けられている。一方、排気チャンバ34の周壁には排気口37が形成され、その排気口37に図1に示す制御バルブAにおける軸部3の雄ねじ4がねじ係合されている。
実施の形態で示すエアハンマは上記の構造からなり、給気口36から給気チャンバ33に高圧エアを供給すると、その高圧エアはダイヤフラム31に形成された小孔35から排気チャンバ34内に流入する。
排気チャンバ34内のエア圧が上昇し、そのエア圧が図1に示す制御バルブAの永久磁石17の磁気吸引力と弾性部材15の押圧力の総和を超えると、弁体14がバルブシート12から離反する方向に移動する。
図3に示すように、弁体14の移動によって弁孔13および排気口11が開放すると、排気チャンバ34内の高圧エアは弁孔13および排気口11から外部に一気に流出する。その高圧エアの排気により、排気チャンバ34内の圧力は給気チャンバ33の圧力より低下するため、ダイヤフラム31は排気チャンバ34側に弾性変形して弁孔27を開放する。
上記弁孔27の開放により、給気チャンバ33内の高圧エアは瞬時に弁孔27に流れてピストン29を加圧する。その加圧により、ピストン29がスプリング30の弾性に抗して移動して打撃プレート23を打撃する。
このため、粉体機器、例えば、ホッパに打撃プレート23を固定しておくことにより、ホッパには打撃による振動が付加されることになり、上記ホッパにブリッジやラットホールが形成されている場合、そのブリッジやラットホールは破壊されることになる。また、ホッパの内面に粉粒体が付着していると、その粉粒体は上記内面から剥離される。
ピストン29がスプリング30の弾性に抗して移動するとき、ピストン室24内のエアは排気孔28から外部に流出する。このため、ピストン29の移動が阻害されることがなく、ピストン29は打撃プレート23に向けてスムーズに移動する。
上記ピストン29が打撃プレート23を打撃すると、ピストン29の上部のピストン室24の容積が拡大してエア圧力が低下するため、スプリング30の押圧により、ピストン29は仕切壁26に向けて移動して、図6に示す待機位置に戻る。
また、給気チャンバ33とピストン室24の上部の圧力が低下すると、ばね32の押圧により、ダイヤフラム31は給気チャンバ33側に湾曲して弁孔27を閉じる状態に戻る。
このため、給気口36から給気チャンバ33内に供給される高圧エアによって給気チャンバ33内の圧力は高められ、また、その給気チャンバ33から小孔35を通って排気チャンバ34に流れる高圧エアにより排気チャンバ34内も圧力が高められ、その圧力が制御バルブAの永久磁石17の磁気吸引力と弾性部材15の押圧力の総和を超えると、前述のように、弁体14がバルブシート12から離反し、以後、上記の動作が繰り返し行なわれる。
ここで、調整バルブ7を回転して流入孔5の開度を調整することにより、高圧エアの流通量を調整することができるため、給気口36に対する高圧エアの供給圧を一定にする状態で弁体14の閉鎖から開放への切換え時間、即ち、ピストン29が打撃プレート23を打撃する時間当たりの打撃回数を調整することができる。
実施の形態で示す制御バルブAにおいては、上記のように、流入孔5に流れる高圧エアのエア圧の変化によって弁体14が開閉するため、排気チャンバ34内の高圧エアの排気タイミングの制御を行なうことができる。
このため、電磁バルブやその電磁バルブを制御する制御装置を不要とすることができ、エアハンマの小型化とコストの低減を図ることができる。
また、制御バルブAは、軸部3の先端部外周に形成された雄ねじ4を排気口37にねじ込む取付けであるため、電磁バルブによって排気を制御する既存のエアハンマに対しても、電磁バルブの接続部位に電磁バルブに代えて本願の制御バルブAを接続することができ、エアハンマ20の改造を不要とすることができる。また、電磁バルブとの交換も容易に行なうことができる。
図1に示す制御バルブAにおいては、弾性部材15により弁体14をバルブシート12に向けて付勢したが、図5に示すように、弾性部材15を省略し、バルブシート12に対する永久磁石17の吸着により弁体14を閉鎖状態に保持し、かつ、バルブシート12との間に作用する磁気吸引力によって開放状態の弁体14を閉鎖位置に戻すようにしてもよい。
なお、図1に示すように、弾性部材15により弁体14をバルブシート12に向けて付勢するようにした制御バルブAにおいては、キャップ9の回転による軸方向への移動によって弾性部材15の弾性力を調整可能とすると、高圧エアの供給圧を一定にする状態で弁体14の閉鎖から開放への切換え時間を調整することができ、また、流入孔5内に流入する高圧エアの排気時の圧力、すなわち、ピストン29が打撃プレート23を打撃する際の打撃力を任意に調整することができる。
実施の形態では、図示省略したが、キャップ9にはシリンダ室10の後部を外気に通じる小孔を設け、弁体14の開放時に、シリンダ室10内のエアを外部に排気させて、弁体14の移動が阻害されないようにしている。なお、小孔に代えて、キャップ9の雄ねじ部にシリンダ室10の後部を外気に通じる軸方向の溝を設けるようにしてもよい。
A 制御バルブ
1 バルブボディ
2 円筒部
3 軸部
5 流入孔
6 バルブ収容孔
7 調整バルブ
10 シリンダ室
11 排気口
12 バルブシート
13 弁孔
14 弁体
15 弾性部材
17 永久磁石
21 シリンダ
24 ピストン室
25 バルブ室
26 仕切壁
27 弁孔
29 ピストン
30 スプリング
31 ダイヤフラム
33 給気チャンバ
34 排気チャンバ
35 小孔
36 給気口
37 排気口

Claims (4)

  1. 円筒部を一端部に有し、その円筒部の先端に軸部が連設されたバルブボディに、前記軸部の先端面から軸方向に延びる流入孔を形成し、前記円筒部には、その内側に前記流入孔より大径の密閉された円筒状のシリンダ室と、外周面からそのシリンダ室に連通する半径方向の排気口とを設け、前記シリンダ室内には流入孔側の閉塞端部に磁性体からなる円板状のバルブシートを組込み、そのバルブシートに流入孔とシリンダ室とを連通する弁孔を設け、前記シリンダ室内には、バルブシートに当接する閉鎖状態で弁孔および排気口を閉鎖する摺動可能な弁体を組込み、前記弁体には前記バルブシートとの間に作用する磁気吸引力によりそのバルブシートに吸着して弁体を閉鎖状態に保持する永久磁石を設けた制御バルブ。
  2. 前記シリンダ室内に前記弁体をバルブシートに向けて付勢する弾性部材を設けた請求項1に記載の制御バルブ。
  3. 前記軸部に前記流入孔を横切る径方向のバルブ収容孔を設け、そのバルブ収容孔に流入孔の開度を調節する回動可能な調整バルブを組込んだ請求項1又は2に記載の制御バルブ。
  4. シリンダの内部をピストン室とバルブ室とに仕切る仕切壁に、そのピストン室とバルブ室を連通する弁孔を形成し、前記ピストン室には摺動可能なピストンと、そのピストンを仕切壁に向けて付勢するスプリングとを組込み、前記バルブ室には弁孔開閉用のダイヤフラムを組込んで、そのバルブ室を給気チャンバと排気チャンバとに仕切り、そのダイヤフラムには給気チャンバと排気チャンバを連通する小孔を設け、前記給気チャンバの周壁に高圧エアが供給される給気口を形成し、前記排気チャンバの周壁に排気口を設け、その排気口から外部への排気の制御によりダイヤフラムを排気チャンバ側に弾性変形させ、給気チャンバ内の高圧エアのエア圧を開放状態の弁孔からピストンに負荷し、スプリングの弾性に抗して移動するピストンによりエアハンマ取付け対象を打撃するようにしたエアハンマにおいて、
    前記排気口に請求項1乃至3のいずれかの項に記載の制御バルブにおけるバルブボディの軸部の先端部を着脱自在に接続したことを特徴とするエアハンマ。
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