JP2010184759A - エレベーターの乗場ドア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】保守・点検作業時に、任意の位置で確実に乗場扉の開状態を維持することが可能となるエレベーターの乗場ドア装置を得る。
【解決手段】ロープ5およびおもり7を利用した自閉機構を有し、保守点検作業時に、乗場ドア1を開状態に維持させたい場合に、おもり7による自閉力をなくすためにおもり7を固定するおもり固定手段11を備えたエレベーター乗場ドア装置であって、おもり7は、扉自閉用おもり7aとロープ垂下用おもり7bとに分割した構造を有し、扉自閉用おもり7aは、中空構造を有し、ロープ5が前記中空構造を通過し、ロープ垂下用おもり7bは、中空構造を通過したロープ5の端部が固定されており、おもり固定手段11は、保守点検作業時に、乗場ドア1を開状態に維持させたい場合に、扉自閉用おもり7aを固定し、ロープ垂下用おもり7bを固定しないものである。
【選択図】図4
【解決手段】ロープ5およびおもり7を利用した自閉機構を有し、保守点検作業時に、乗場ドア1を開状態に維持させたい場合に、おもり7による自閉力をなくすためにおもり7を固定するおもり固定手段11を備えたエレベーター乗場ドア装置であって、おもり7は、扉自閉用おもり7aとロープ垂下用おもり7bとに分割した構造を有し、扉自閉用おもり7aは、中空構造を有し、ロープ5が前記中空構造を通過し、ロープ垂下用おもり7bは、中空構造を通過したロープ5の端部が固定されており、おもり固定手段11は、保守点検作業時に、乗場ドア1を開状態に維持させたい場合に、扉自閉用おもり7aを固定し、ロープ垂下用おもり7bを固定しないものである。
【選択図】図4
Description
本発明は、保守・点検作業時に、任意の位置で扉を保持するためのエレベーターの乗場ドア装置に関する。
エレベーターの乗場ドア装置には、自閉機構が設けられている。図5は、おもりを利用した自閉機構を備えた従来のエレベーターの乗場ドア装置の全開状態を示す図である。また、図6は、おもりを利用した自閉機構を備えた従来のエレベーターの乗場ドア装置の全閉状態を示す図である。乗場扉1は、敷居2およびドアレール3に沿って開閉する。乗場扉1は、滑車6を介してロープ5の他端にクローザーおもり7を吊るし、戸閉方向への力が作用する構成となっている。クローザーおもり7は、おもりガイド8内で上下に動く。
保守・点検作業時には、全開状態、あるいは任意の位置で扉を保持する必要がある。従って、自閉機構による戸閉方向の力を制止するためには、次のような制止方法を備えた装置が提案されている。
制止方法1:ドアストッパー(代表的な例として楔状のもの)を扉−敷居間、扉−三方枠間、あるいは扉相互間に挟んで扉を固定する方法(例えば、特許文献1参照)。
制止方法2:自閉機構を構成するクローザーおもりを固定する方法(例えば、特許文献2参照)。
制止方法1:ドアストッパー(代表的な例として楔状のもの)を扉−敷居間、扉−三方枠間、あるいは扉相互間に挟んで扉を固定する方法(例えば、特許文献1参照)。
制止方法2:自閉機構を構成するクローザーおもりを固定する方法(例えば、特許文献2参照)。
図7、図8は、従来のエレベーターの乗場ドア装置における制止方法1による扉固定例を示した図である。より具体的には、図7は、楔状のストッパー9を乗場扉1と敷居2との隙間に挟み、扉を固定するものである。また、図8は、楔状のストッパー9を乗場扉1と縦枠10との隙間に挟み、扉を固定するものである。
また、図9は、従来のエレベーターの乗場ドア装置における制止方法2による扉固定例を示した図である。より具体的には、磁石を用いたクローザーおもり固定手段11で、クローザーおもり7を固定することで、クローザーおもり7による自閉力をなくす構成としている。
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
制止方法1によるドアストッパーは、簡易な治具だが、任意の位置でドアを保持するためには、都度ストッパーの脱着が必要となり、手間がかかる。
制止方法1によるドアストッパーは、簡易な治具だが、任意の位置でドアを保持するためには、都度ストッパーの脱着が必要となり、手間がかかる。
また、制止方法2によるクローザーおもり7を固定する方法は、自閉力は制止できるが、自閉力を制止した状態で、手で扉を閉めた場合には、クローザーおもりロープが弛み、他の機器に引っ掛かる、あるいはロープが損傷するといった恐れがある。
図10は、従来のエレベーターの乗場ドア装置において、制止方法2を用いてクローザーおもり固定手段11でクローザーおもり7を固定した状態で乗場扉1を手で閉めた状態を示す図である。このとき、ロープ5の他端(クローザーおもり7側)は、固定されているので、乗場扉1が戸閉方向に移動すると、ロープ5は弛むこととなる。この結果、弛んだロープ5が、他の機器に引っ掛かる、あるいはロープが損傷するといった恐れがある。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、保守・点検作業時に、任意の位置で確実に乗場扉の開状態を維持することが可能となるエレベーターの乗場ドア装置を得ることを目的とする。
本発明に係るエレベーターの乗場ドア装置は、ロープおよびおもりを利用した自閉機構を有し、保守点検作業時に、乗場ドアを開状態に維持させたい場合に、おもりによる自閉力をなくすためにおもりを固定するおもり固定手段を備えたエレベーター乗場ドア装置であって、おもりは、扉自閉用おもりとロープ垂下用おもりとに分割した構造を有し、自閉用おもりは、中空構造を有し、ロープが前記中空構造を通過し、ロープ垂下用おもりは、中空構造を通過したロープの端部が固定されており、おもり固定手段は、保守点検作業時に、乗場ドアを開状態に維持させたい場合に、扉自閉用おもりを固定し、ロープ垂下用おもりを固定しないものである。
本発明に係るエレベーターの乗場ドア装置によれば、クローザーおもりを扉自閉用おもりとロープ垂下用おもりとに分割した構成とし、保守・点検作業時に扉自閉用おもりのみを固定することにより、保守・点検作業時に、任意の位置で確実に乗場扉の開状態を維持することが可能となるエレベーターの乗場ドア装置を得ることができる。
以下、本発明のエレベーターの乗場ドア装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベーターの乗場ドア装置に用いられるクローザーおもりを示す図である。本実施の形態1では、クローザーおもり7を、扉自閉用おもり7aと、ロープ垂下用おもり7bとに分割した構成としている。ロープ5の端部は、ロープ垂下用おもり7bに固定され、中空構造とした扉自閉用おもり7aの中空部を通している。
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベーターの乗場ドア装置に用いられるクローザーおもりを示す図である。本実施の形態1では、クローザーおもり7を、扉自閉用おもり7aと、ロープ垂下用おもり7bとに分割した構成としている。ロープ5の端部は、ロープ垂下用おもり7bに固定され、中空構造とした扉自閉用おもり7aの中空部を通している。
図2は、本発明の実施の形態1のエレベーターの乗場ドア装置において、クローザーおもりを使用した乗場ドアの全閉状態を示す図である。また、図3は、本発明の実施の形態1のエレベーターの乗場ドア装置において、クローザーおもりを使用した乗場ドアの全開状態を示す図である。本実施の形態1では、クローザーおもり7の構造が、従来のものから先の図1の構成に変更になっている。
クローザーおもり7の構造が従来とは異なるものの、通常の開閉動作は、従来装置となんら変わりがない。すなわち、図2に示すように、閉動作をする際には、扉自閉用おもり7aとロープ垂下用おもり7bが一体となって乗場扉1に自閉力を作用させている。また、図3に示すように、開状態を維持する際には、クローザーおもり固定手段11を作動させて、乗場扉1の自閉力をなくすことが可能である。すなわち、クローザーおもり固定手段11によって、扉自閉用おもり7aは、固定された状態となる。ただし、この場合にも、ロープ垂下用おもり7bは、フリーの状態である。また、ロープ垂下用おもり7bは、それ自体の重さでは扉が閉方向に移動しない重量となっている。
図4は、本発明の実施の形態1のエレベーターの乗場ドア装置において、全開状態でクローザーおもり固定手段11を作動させた後、乗場扉1を手で戸閉方向へ少し移動させた状態を示す図である。扉自閉用おもり7aは、クローザーおもり固定手段11で固定されているが、ロープ垂下用おもり7bは、固定されていない。その結果、ロープ垂下用おもり7bの重さにより、乗場扉1の動きにつれて、ロープ5を適切に垂下させることが可能となる。これにより、ロープ5が弛んで他の機器に引っ掛かる、あるいはロープが損傷するといった恐れはなくなる。
なお、クローザーおもり固定手段11として、特許文献2では磁石を使用していたが、扉自閉用おもり7aを固定できるものであれば、何でもよい。例えば、固定ピン等、簡易なものでも構わない。
この結果、乗場扉の通常の開閉動作は、従来の装置となんら変わりなく、扉自閉用おもり7aおよびロープ垂下用おもり7bからなるクローザーおもり7による自閉機構も良好に動作する。
さらに、簡易なクローザーおもり固定手段11を設けることにより、保守・点検作業時に容易に乗場扉の自閉力をなくし、ドアフリーの状態とすることができ、かつ、従来技術では問題であったクローザーおもりロープの弛みも生じない装置を得ることができる。
以上のように、実施の形態1によれば、クローザーおもりを扉自閉用おもりとロープ垂下用おもりとに分割した構成とすることで、通常運転においては従来と同様の機能を果たすとともに、保守・点検作業時に容易に乗場扉の自閉力をなくし、ドアフリーの状態とすることができ、かつ、従来技術では問題であったクローザーおもりロープの弛みも生じない装置を得ることができる。この結果、保守・点検作業時に、任意の位置で確実に乗場扉の開状態を維持することが可能となる。
1 乗場扉、2 敷居、3 ドアレール、4 ハンガーローラー、5 ロープ、6 滑車、7 クローザーおもり、7a 扉自閉用おもり、7b ロープ垂下用おもり、8 おもりガイド、9 ストッパー、10 縦枠、11 クローザーおもり固定手段。
Claims (1)
- ロープおよびおもりを利用した自閉機構を有し、保守点検作業時に、乗場ドアを開状態に維持させたい場合に、前記おもりによる自閉力をなくすために前記おもりを固定するおもり固定手段を備えたエレベーターの乗場ドア装置であって、
前記おもりは、扉自閉用おもりとロープ垂下用おもりとに分割した構造を有し、
前記自閉用おもりは、中空構造を有し、前記ロープが前記中空構造を通過し、
前記ロープ垂下用おもりは、前記中空構造を通過した前記ロープの端部が固定されており、
前記おもり固定手段は、保守点検作業時に、乗場ドアを開状態に維持させたい場合に、前記扉自閉用おもりを固定し、前記ロープ垂下用おもりを固定しない
ことを特徴とするエレベーターの乗場ドア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009028678A JP2010184759A (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | エレベーターの乗場ドア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009028678A JP2010184759A (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | エレベーターの乗場ドア装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010184759A true JP2010184759A (ja) | 2010-08-26 |
Family
ID=42765667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009028678A Pending JP2010184759A (ja) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | エレベーターの乗場ドア装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010184759A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012188228A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータ閉戸装置、エレベータ及びエレベータの閉戸方法 |
CN103818807A (zh) * | 2014-02-28 | 2014-05-28 | 苏州富士电梯有限公司 | 一种电梯层门安全保护装置 |
-
2009
- 2009-02-10 JP JP2009028678A patent/JP2010184759A/ja active Pending
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