JP2010184228A - 中空糸膜モジュール及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の中空糸膜モジュール10は、複数の中空糸膜22からなる中空糸膜束20と、該中空糸膜束20がポッティング部16にてその両端又は片端の中空糸膜22を開口した状態で接着固定され収納されるモジュールケース12と、ポッティング部16の中空糸膜束20とモジュールケース12との間に、中空糸膜束20の外周面と、その内周面を接して配置された膜束拘束治具30とを有し、膜束拘束治具30の外周には突起部32が設けられ、モジュールケース12には、ポッティング部16と接する内周面の少なくとも一部に溝部14が設けられ、該溝部14には、突起部32が挿入されて、中空糸膜束20が、モジュールケース12の内周面と離間して配置されていることよりなる。
【選択図】図1
Description
また、特許文献1〜4の技術においては、硬化収縮による応力の残存抑制効果が未だ十分ではない。
そこで、本発明は、ポッティング材の硬化収縮に伴う応力を十分に緩和し、中空糸膜モジュールのリークを長期的に防止することができる中空糸膜モジュールを目的とする。
前記膜束拘束治具は、外周縁からその直近の内周縁への距離が2〜10mmであり、かつ、前記膜束拘束治具の配置位置は、前記ポッティング部のモジュールケース内部に面した端面から2〜10mmの位置であることが好ましい。前記ポッティング部を形成するポッティング材が前記膜束拘束治具を通流する通路が設けられていることが好ましく、前記通路は、膜束拘束治具に設けられた複数個の貫通孔であることが好ましく、前記通路は、前記膜束拘束治具の外周縁と前記モジュールケースの内周面との間に設けられた距離1mm未満の隙間であることが好ましい。
本発明の実施形態の一例について、図1〜3を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態の一例である中空糸膜モジュールの縦断面図である。図2は、図1のII−II’断面図である。図3は、本発明の中空糸膜モジュールに用いる膜束拘束治具の一例を示す天面図である。
図1、2に示すとおり、中空糸膜モジュール10は、中空糸膜22を束ねる膜束拘束治具30と、複数本の中空糸膜22を束ねた中空糸膜束20と、中空糸膜束20を収納するモジュールケース12とを有している。図3に示すとおり、膜束拘束治具30は、開口部36が形成された環状の枠状であるリング部31と、その外周縁に設けられた複数の突起部32とを有している。リング部31には、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔34が設けられている。
なお、本実施形態において、ポッティング部を形成するポッティング材が膜束拘束治具を通流する通路は、貫通孔34と隙間38である。
膜束拘束治具30の材質は、該治具が処理する対象の溶液に、直接、接しないことから、汎用のプラスチック材料を使用することができ、例えば、ポリオレフィン、ABS、塩化ビニル等が挙げられる。ただし、後述する中空糸膜モジュール10の製造において、膜束拘束治具30は変形を伴ってモジュールケース12に挿入される。このため、膜束拘束治具30を湾曲させた際に、割れ等の損傷が発生しないものがよい。アクリル樹脂等、割れやすい材料は好ましくない。
なお、モジュールケース12の内径が100mmφ以上の大型の中空糸膜モジュールの場合には、幅Aを10mm超とする設計を検討することが好ましい。大型の中空糸膜モジュールにおいては、幅Aを広げることで、膜束拘束治具30の強度を上げるとともに、応力の緩和が図れるためである。
突起部32の長さCは、長過ぎるとモジュールケース12に設けた溝部14への挿入を効率的にできず、また、短過ぎると中空糸膜束20の挿入時に外れやすくなる。例えば、モジュールケース12の内径が60mmφの場合、突起部32の長さCは、5〜15mmであることが好ましい。
突起部32の幅Dは、モジュールケース12の内径や突起部32の形状を勘案して決定することができる。突起部32の幅Dが長過ぎると、モジュールケース12に設けた溝部14への挿入を効率的にできず、また、短過ぎると中空糸膜束20の挿入時に外れやすくなる。例えば、モジュールケース12の内径が60mmφの場合、突起部32の幅Dは、0.5〜1mmの範囲で決定することが好ましい。
突起部32の形状は特に限定されず、多角形状であっても良いし、半円状のものであってもよい。
貫通孔34の大きさは、貫通孔34の数量、中空糸膜モジュール10の大きさや、膜束拘束治具30の大きさ、膜束拘束治具30の幅A、ポッティング材の種類を勘案して決定することができる。例えば、内径60mmφのモジュールケース12を用い、膜束拘束治具30に3〜5箇所の貫通孔34を設ける場合、貫通孔34の大きさは1〜4mmφが好ましく、2〜3mmφがより好ましい。1mmφ未満であると、ポッティング材が通流しにくくなり、4mmφを超えると、膜束拘束治具30自体の強度が低下するおそれがあるためである。なお、モジュールケース12の内径が100mmφ以上となる大型の中空糸膜モジュールの場合、貫通孔34の大きさは、充填するポッティング材の量、ポッティング部16の大きさが増大することに伴い、さらに大きくすることが好ましい。
貫通孔34の形状は特に限定されず、円形であってもよいし、多角形であっても良い。
中空糸膜22は処理対象に応じて選定することが好ましく、多孔質中空糸膜、非多孔質中空糸膜、三層複合中空糸膜等を挙げることができる。
例えば、液体の濾過を行う場合にはポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリスルフォン、ポリアミド、ポリイミド、セルロース、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル等からなる多孔質中空糸膜が挙げられる。
また、例えば、溶液からの溶存気体の脱気、溶液への気体の溶解等を行う場合には、気体を透過するものであればその材質は特に限定されず、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4―メチルペンテン、テトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリスチレン、ポリスルフォン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン等の疎水性高分子からなる多孔質中空糸膜が挙げられる。
ポッティング部16を形成するポッティング材としては、十分な接着強度を有し、各用途で求められる要求性能を満たすものを適宜選定することができる。例えば、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂等を挙げることができる。
モジュールケース12の材料についても同様に、各用途の要求性能にあわせて適宜選定し使用することができる。例えば、ポリオレフィン、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンオキサイド、塩化ビニル等が挙げられる。モジュールケース12とポッティング材との接着性が低い場合には、ポッティング部16と接するモジュールケース12の内周面に、プライマー処理を施してもよい。
溝部14の幅は、膜束拘束治具30の厚みに応じて決定することができる。
また、溝部14の深さは、膜束拘束治具30の突起部32の幅Dに応じて決定することができる。
中空糸膜モジュール10の製造方法の一例について、以下に説明する。中空糸膜モジュール10の製造方法は、例えば、膜束拘束治具30をモジュールケース12の内部に固定する工程と、中空糸膜束20を集束袋に収納した後、該集束袋の内部を減圧し該集束袋を密封する工程と、前記の密封した集束袋をモジュールケース12に挿入する工程と、前記集束袋をモジュールケース12に挿入した後、前記集束袋を抜き去ることで、中空糸膜束20をモジュールケース12内に固定する工程とを有するものが挙げられる。
まず、モジュールケース12の一方の開口部から、膜束拘束治具30を湾曲させながら挿入し、突起部32を溝部14に挿入し、膜束拘束治具30をモジュールケース12内に固定する。次いで、モジュールケース12の他方の開口部から、膜束拘束治具30を湾曲させながら挿入し、突起部32を溝部14に挿入し、膜束拘束治具30をモジュールケース12内に固定する。任意の数量の中空糸膜22を束ねて、中空糸膜束20を作製する。中空糸膜束20を集束袋に収納する。次いで、集束袋の内部を減圧して集束袋を中空糸膜束20に密着させ、中空糸膜束20が密に集合した状態で集束袋を密封する(減圧密封)。そして、密封した集束袋を膜束拘束治具30が固定されたモジュールケース12に挿入し、膜束拘束治具30の開口部36に挿入して収納する。その後、集束袋を開封し、集束袋のみをモジュールケース12から抜き取ることで、モジュールケース12内に中空糸膜束20を固定する。このとき、各中空糸膜22は膜束拘束治具30により拘束された状態となるので、広がって屈曲することが防止される。こうして、中空糸膜束20を収納した集束袋を減圧密封することで、中空糸膜束20を容易に膜束拘束治具30の開口部36に挿入することができる。加えて、挿入の際に中空糸膜束20が膜束拘束治具30と擦れて、中空糸膜22が損傷することを防止できる。
集束袋の厚さは、中空糸膜束20の寸法や、開口部36の寸法等を勘案して決定することができる。
ポッティング材の熱処理における温度条件は、ポッティング材の種類や硬化剤の種類、使用量等に応じて決定することが好ましい。
ポッティング材の硬化時間は、ポッティング材の種類や硬化剤の種類、使用量等に応じて決定することが好ましい。
さらに、膜束拘束治具に貫通孔を設けることで、膜束拘束治具とポッティング部との固定がより確実となり、ポッティング材の凝固収縮により発生する応力を膜束拘束治具でより確実に支えることができる。この結果、中空糸膜モジュールのリークの防止効果を向上させることができる。また、中空糸膜モジュールの製造を容易にすることができる。
また、前記通路としては、貫通孔及び隙間が設けられている。しかしながら、本発明の中空糸膜モジュールは、貫通孔又は隙間のいずれかが設けられていてもよいし、前記通路が設けられていなくてもよい。
実施例1においては、ポッティング材の硬化収縮の影響が顕著となるように、図4に示す試験用モジュール100を用いた。試験用モジュール100は、モジュールケース112と、モジュールキャップ120と、ポッティング部116と、膜束拘束治具30とを有する。モジュールケース112の下端には、流入口122を有するモジュールキャップ120が嵌合されている。モジュールケース112の上部には、ポッティング材からなるポッティング部116が設けられている。ポッティング部116の端面117と端面118との間には、膜束拘束治具30が配置されている。モジュールケース112の内周面には、溝部114が設けられている。膜束拘束治具30は、溝部114に突起部32が挿入され、リング部31がポッティング部116に埋設され固定されている。
(1)モジュールケース112:内径64mmφ、長さ80mm、材質;ポリカーボネート
(2)モジュールキャップ120:ポリカーボネート
(3)溝部114の幅:1mm
(4)溝部114の深さ:0.9mm
(5)ポッティング材:エポキシ樹脂
(6)ポッティング部116の厚さ:20mm
(7)膜束拘束治具30の位置:ポッティング部116の端面118から2mmの位置
(8)膜束拘束治具30:図3の膜束拘束治具30を下記(a)〜(j)の仕様にて作製したものを用いた。
(b)内径:54mm
(c)外周縁外径:62.8mm
上記(1)のモジュールケースに挿入することにより、図2に示す膜束拘束治具とモジュールケース内周との距離Eは0.6mmとなった。
(d)突起部の数:外周縁の5箇所
(e)突起部の長さC(図3の長さC):10mm
(f)突起部の幅D(図3の幅D):0.9mm
(g)貫通孔の大きさ:2.4mmφ
(h)貫通孔の位置:突起部の根元
(i)貫通孔の数量:5個
(j)厚み:1mm
膜束拘束治具を使用しない他は、実施例1と同様の仕様のモジュールケース、ポッティング材を用いた試験用モジュールを作製した。作製した試験用モジュールを用い、繰返し耐圧試験を行った。
実施例1及び比較例1の試験用モジュールについて繰り返し耐圧試験を実施した。
本試験は、前記各試験用モジュール内に、流入口から試験用モジュール内部に水を供給すると共に断続的に水圧を加え、ポッティング部とモジュールケースとの接着面の解離により、所定の圧力の保持が困難となるまでの水圧付加回数を測定した。
具体的には、実施例1及び比較例1で得られた試験用モジュールを40℃の恒温槽内に配置した後、この恒温槽内の温水をポンプアップし、0.4MPaで前記温水を試験用モジュールの流入口に方向Fで注水して、5秒間の加圧をする。次いで0MPaまで除圧して5秒間放置する。この加圧と除圧を1サイクルとして繰り返した。前記加圧と除圧とは弁体の切替操作により行い、各試験用モジュールは40℃に維持しまま加圧と除圧とを繰り返した。
以上の結果から、膜束拘束治具により、ポッティング材の凝固収縮に伴う残留応力を緩和し、ポッティング材のモジュールケースへの接着が強固となり、繰り返し耐圧試験における耐久性が著しく向上したことが判った。
図1の中空糸膜モジュール10と同様の中空糸膜モジュールを下記(1)〜(9)の仕様にて作製した。なお、中空糸膜モジュールの作製に当たっては、中空糸膜束を集束袋に収納した後、前記集束袋を減圧密封し、減圧密封した集束袋をモジュールケースへ挿入し、挿入後、集束袋のみを抜き取り、中空糸膜束をモジュールケース内に固定する製造方法を用いた。作製した中空糸膜モジュールを用い、後述する繰り返し耐圧試験を行った。
(1)モジュールケース:内径64mmφ、長さ215mm、材質;ポリプロピレン
(2)溝部の幅:1mm
(3)溝部の深さ:0.9mm
(4)中空糸膜種類:内径200μm、外径284μmのポリエチレン多孔質中空糸膜の膜厚中間部に、厚み0.5μmのポリエチレン系ポリマーから成る気体分離非多孔質層を有する気体透過性中空糸膜(MHF200SD、三菱レイヨン・エンジニアリング株式会社製)
(5)中空糸膜本数:22000本
(6)ポッティング材:エポキシ樹脂
(7)ポッティング部の厚さ:20mm
(8)膜束拘束治具の位置:ポッティング部のモジュールケース内部側の端面から2mmの位置(図1の距離B)
(9)膜束拘束治具:実施例1と同様の膜束拘束治具を用いた。上記(1)のモジュールケースに挿入することにより、図2に示す膜束拘束治具とモジュールケース内周との距離Eは0.6mmとなった。
膜束拘束治具を使用しない他は、実施例2と同様の仕様の中空糸膜、モジュールケース、ポッティング材を用いた中空糸膜モジュールを作製した。なお、中空糸膜モジュールの作製に当たっては、中空糸膜束を集束袋に収納した後、前記集束袋を減圧密封し、減圧密封した集束袋をモジュールケースへ挿入し、挿入後、集束袋のみを抜き取り、中空糸膜束をモジュールケース内に固定する製造方法を用いた。作製した中空糸膜モジュールを用い、繰り返し耐圧試験を行った。なお、中空糸膜束の形状は、膜束拘束治具を使用していないため、モジュールケース内壁まで全体に広がった状態で接着固定され、ポッティング部において、中空糸膜束の外周の中空糸膜は、モジュールケースの内周面に接するように固定されていた。
実施例2及び比較例2の中空糸膜モジュールについて繰り返し耐圧試験を実施した。
本試験は、前記各中空糸膜モジュールについて、そのポッティング部の一方の端面側を閉塞し、原水供給ラインに水を供給すると共に断続的に水圧を加え、ポッティング部とモジュールケースとの接着面の解離、中空糸膜の損傷等の発生により、所定の圧力の保持が困難となるまでの水圧付加回数を測定した。
具体的には、実施例2及び比較例2で得られた中空糸膜モジュールを40℃の恒温槽内に配置した後、この恒温槽内の温水をポンプアップし、0.4MPaで前記温水を中空糸膜モジュールの一次側に注水して、5秒間の加圧をする。次いで0MPaまで除圧して5秒間放置する。この加圧と除圧を1サイクルとして繰り返した。前記加圧と除圧とは弁体の切替操作により行い、各中空糸膜モジュールは40℃に維持しまま加圧と除圧とを繰り返した。
以上の結果から、膜束拘束治具により、中空糸膜をモジュールケースから離間することで、中空糸膜束をモジュールケースに接着固定する際に生じる凝固収縮に伴う残留応力の緩和が可能となり、繰り返し耐圧試験における耐久性が著しく向上したことが判った。
12、112 モジュールケース
14、114 溝部
16、116 ポッティング部
17、18、117、118 端面
20 中空糸膜束
22 中空糸膜
24 開口端部
30 膜束拘束治具
31 リング部
32 突起部
34 貫通孔
36 開口部
38 隙間
Claims (6)
- 複数の中空糸膜からなる中空糸膜束と、該中空糸膜束がポッティング部にてその両端又は片端の中空糸膜を開口した状態で接着固定され収納されるモジュールケースと、前記ポッティング部の前記中空糸膜束と前記モジュールケースとの間に、前記中空糸膜束の外周面と、その内周面を接して配置された1以上の膜束拘束治具とを有し、
該膜束拘束治具には、外周に複数の突起部が設けられ、
前記モジュールケースには、前記ポッティング部と接する内周面の少なくとも一部に溝部が設けられ、
該溝部には、前記突起部が挿入され、前記中空糸膜束が、前記モジュールケースの内周面と離間して配置されている、中空糸膜モジュール。 - 前記膜束拘束治具は、外周縁からその直近の内周縁への距離が2〜10mmであり、かつ、前記膜束拘束治具の配置位置は、前記ポッティング部のモジュールケース内部に面した端面から2〜10mmの位置である、請求項1に記載の中空糸膜モジュール。
- 前記ポッティング部を形成するポッティング材が前記膜束拘束治具を通流する通路が設けられている、請求項1又は2に記載の中空糸膜モジュール。
- 前記通路は、膜束拘束治具に設けられた複数個の貫通孔である、請求項3に記載の中空糸膜モジュール。
- 前記通路は、前記膜束拘束治具の外周縁と前記モジュールケースの内周面との間に設けられた距離1mm未満の隙間である、請求項3に記載の中空糸膜モジュール。
- 前記膜束拘束治具を前記モジュールケースの内部に固定する工程と、前記中空糸膜束を集束袋に収納した後、前記集束袋の内部を減圧し前記集束袋を密封する工程と、前記の密封した集束袋を前記モジュールケースに挿入する工程と、前記集束袋を前記モジュールケースに挿入した後抜き去ることにより、前記中空糸膜束を前記モジュールケース内に固定する工程とを有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の中空糸膜モジュールの製造方法。
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