JP2010184052A - 折畳み式柄付きうちわ - Google Patents

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Abstract

【課題】扇面に柄を有した柄付きうちわであっても、扇面及び柄部分を折畳んでコンパクトにできる一方、折畳み式であっても使用時に扇面が不安定にならないようにする。
【解決手段】柄付きうちわにおいて、扇面1の下縁寄りの所定位置を折り線集中点3とし、該折り線集中点3から所定角度間隔をもって合計6本の折り線31〜36をそれぞれ扇面外周縁に達する長さ範囲に形成して、各折り線で区画された6つの分割面11〜16を相互に重合状態で折畳み得るようにしている一方、扇面1における下部中央分割面12の表裏各面に、扇面接合側に折返した状態で折り線集中点3の周囲を被覆し得る面積を有する挟持板4,5をそれぞれ設けているとともに、各挟持板4,5を展張状態の扇面1の表裏各面に接合させた状態で、両挟持板4,5を離間不能にロックするためのロック手段6を有していることにより、上記課題を解決し得るようにしている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、所定面積を有した扇面の下縁中央部に所定長さの柄(持手)を下方突出状態で連続させてなる柄付きうちわに関し、さらに詳しくは、不使用時には小さく折畳んで携帯できるようにした折畳み式柄付きうちわに関するものである。
柄(持手)付きのうちわとしては、大小各サイズのものがあるが、扇面で十分な風量を送るためには該扇面の面積をかなりの大きさ(例えば縦横の各直径が20〜25cm程度)にする必要がある。又、扇面に柄(例えば長さが10〜15cm程度)を付けたものでは、うちわの全体長さが30cm超となって、携帯に不便である。
ところで、公知の折畳み式うちわとして、例えば図8〜図10に示すものが知られている。尚、この図8〜図10の折畳み式うちわは、実開平6−61122号公報(特許文献1)に示されるものである。
この公知の折畳み式うちわは、図8に示すように使用面積(図9)より大きい面積を有した展開厚紙101を6本の折り線131〜136で区画した6つの分割面111〜116を有している。符号102〜104は、指掛け用の穴または窪みである。尚、この公知の折畳み式うちわには、持手となる柄は使用されていない。
この公知の折畳み式うちわは、図8に示す展開状態から、外側の2つの折り線131,132を山折りして、両外側の各分割面113,114をそれぞれ内側の左右各分割面111,112に重合・貼着すると、図9に示すようにうちわとして使用可能になる。この図9の状態では、左右両端部の分割面がそれぞれ2枚重ね状態となっているので、強度が増している。そして、この折畳み式うちわは、図9の状態で扇面の基部側(指掛け穴102側)を持って扇ぐ(風を送る)ことができる。
又、図9に示す使用可能状態から、折り線136を山折りするとともに他の3つの折り線113,134,135をそれぞれ谷折りすると、図10に示すように扇面を幅方向に小さく折畳むことができる。この折畳み状態では、幅方向にコンパクトになっているので携帯に便利となる。
実開平6−61122号公報
ところで、上記公知例の折畳み式うちわでは、図9に示す使用状態において、持手となる柄がないので持ちにくいという問題がある。又、図9の使用状態では、中央付近に4つの折り線133,134,135,136(折り癖がついている)があるので、扇面の形状が不安定になる。即ち、扇面の基部側を持って扇ぐときに各折り線133,134,135,136部分で折れ曲がり易くなって、使用しにくいという問題がある。
尚、従来から、この種の折畳み式うちわの関連商品として扇子があるが、扇子の場合は、多数の細幅分割面を順次ジグザグに折畳んでコンパクトにできるようになっているが、この場合も持手となる柄がないので、使用時に持ちにくいという問題があるほか、部品数が多くなって構成が複雑であるとともに、うちわに比較すると高価である。
そこで、本願発明は、柄付きのうちわであっても、扇面の所定位置に複数の折り線を形成して左右及び上下に折畳むことができるようにするとともに、使用時に(展張状態で)扇面の形状を安定させ得る(各折り線部分で折れ曲がりにくくする)ようにした折畳み式柄付きうちわを提供することを目的としている。
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。
[本願請求項1の発明]
本願請求項1の発明は、1枚物で薄板状で所定面積を有した扇面の下縁中央部に持手となる柄を下方突出状態で連続させた折畳み式柄付きうちわを対象としている。
そして、本願請求項1の折畳み式柄付きうちわでは、扇面の幅中央線上における扇面の下縁寄りの所定位置を折り線集中点とし、扇面幅中央線を挟んだ左右対称位置に折り線集中点から所定角度間隔をもって3本ずつの折り線をそれぞれ扇面の外周縁に達する長さ範囲に形成して、合計6本の折り線で区画された6つの分割面を相互に重合状態で折畳み得るようにしている。
この折畳み式柄付きうちわでは、扇面下縁中央部にある下部中央分割面を、折り線集中点を中心にして扇面上部側に折畳むことができるが、そのとき下部中央分割面に連続している柄も扇面上部側に折返すことができる。
このようにすると、各折り線(6本)により扇面幅中央線を中心にして扇面を幅方向に小さく折畳めるとともに、柄側も折り線集中点を中心にして扇面側に折り重ねることができるので、全体を非常に小さく折畳むことができる。尚、隣接する各折り線(6本)間のそれぞれの角度間隔は、扇面を幅方向に小さく折畳めるとともに、柄側も扇面側に折り重ね得るように設定されているが、具体的には以下に示す実施例のようにそれぞれ所定角度範囲内で変更可能に設定できるものである。
又、本願請求項1の折畳み式柄付きうちわでは、扇面における柄基端部に連続する下部中央分割面の表裏各面に、それぞれ扇面に接合する位置と柄に接合する位置との範囲で折返し自在であって扇面接合側に折返した状態では折り線集中点の周囲を被覆し得る面積を有する挟持板をそれぞれ設けているとともに、各挟持板を展張状態の扇面の表裏各面に接合させた状態で両挟持板を離間不能にロックするためのロック手段を有している。
この各挟持板及びロック手段は、扇面に6本の折り線(折り癖がついている)がある関係で、使用時(扇面が平面状に展張している)に各折り線部分が折れ曲がり易くなるのを防止するためのものであって、次のような機能を有している。即ち、使用時(扇面展張状態)には、2枚の挟持板をそれぞれ扇面の表裏各面に接合する側に位置させた状態で両挟持板をロック手段で離間不能にロックしておくが、この状態では、各挟持板が折り線集中点の周囲を表裏各側から接合状態で被覆しており、且つ両挟持板がロック手段で離間不能にロックされているので、各折り線(6本)に折り癖がついていても該各折り線が両挟持板で被覆されている部分で折れ曲がるのを阻止でき、従って各折り線がそれぞれ全長に亘って折れ曲がれなくなる。
本願請求項1の折畳み式柄付きうちわでは、使用時には、上記のように扇面を平面状に展張させ、各挟持板を扇面の表裏各面に接合させた状態でその両挟持板をロック手段でロックしておくと、柄をもって扇面を揺らしても各折り線が不用意に折れ曲がることがないので、柄付きうちわとして通常の使用ができる。尚、その場合、柄を持って扇ぐことができるので使い勝手がよい。他方、不使用時(携帯時)には、両挟持板のロック手段を解除すれば、扇面及び柄を折り線集中点を中心に小さく折畳むことができる。この折畳み状態では、扇面が幅方向に折畳まれているとともに、柄が扇面側に折返されて重合しているので、柄付きうちわであっても左右及び上下にコンパクトになる。
[本願請求項2の発明]
本願請求項2の発明は、上記請求項1の折畳み式柄付きうちわにおいて、柄の長さを扇面の上下長さより短い長さとする一方、折り線集中点を扇面の上縁中央部と柄の先端部との間の長さの略1/2の位置に設定していることを特徴としている。この場合、折り線集中点から扇面の上縁中央部までの距離と、折り線集中点から柄の先端部までの距離とがほぼ同等となる。
このようにすると、この折畳み式柄付きうちわを折畳んだときに、柄と扇面とが重合した状態で且つ柄の先端部と扇面の上縁中央部とがほぼ一致するようになり、折畳み状態で上下長さが展張状態の1/2長さとなる。
[本願請求項1の発明の効果]
本願請求項1の折畳み式柄付きうちわでは、次のような効果がある。
まず、使用時には、扇面を平面状に展張させ、各挟持板を扇面の表裏各面に接合させた状態でその両挟持板をロック手段でロックしておくと、柄をもって扇面を揺らしても各折り線が不用意に折れ曲がることがないので、柄付きうちわとして通常の使用ができる。その場合、柄を持って扇面を揺らす(扇ぐ)ことができるので使い勝手がよい。
他方、不使用時(携帯時)には、両挟持板のロック手段を解除すれば、扇面及び柄を折り線集中点を中心に小さく折畳むことができる。即ち、この折畳み状態では、扇面が幅方向に折畳まれているとともに、柄が扇面側に折返されて重合しているので、柄付きうちわであっても左右及び上下にそれぞれコンパクトになり、携帯時に嵩張らない(例えば衣服のポケットに収容できる)。
[本願請求項2の発明の効果]
本願請求項2の発明では、上記請求項1の折畳み式柄付きうちわにおいて、柄の長さを扇面の上下長さより短い長さとする一方、折り線集中点を扇面の上縁中央部と柄の先端部との間の長さの略1/2の位置に設定しているので、折り線集中点から扇面の上縁中央部までの距離と、折り線集中点から柄の先端部までの距離とがほぼ同等となる。
従って、この請求項2の折畳み式柄付きうちわでは、折畳んだときに柄と扇面とが重合した状態で且つ柄の先端部と扇面の上縁中央部とがほぼ一致するようになるので、上記請求項1の効果に加えて、上下に2つ折りするものにおいて、上下長さを最小(展張状態の1/2長さ)にできるという効果がある(一層コンパクトに折畳める)。
本願実施例の折畳み式柄付きうちわの展張状態を示す平面図である。 図1の展張状態の折畳み式柄付きうちわのII−II断面図である。 図1の折畳み式柄付きうちわの折畳み工程の第1段階説明図である。 図1の折畳み式柄付きうちわの折畳み工程の第2段階説明図である。 図1の折畳み式柄付きうちわの最終折畳み状態を示す平面図である。 図5の折畳み状態のうちわを下面側から見た拡大図である。 図5の折畳み状態のうちわのVII−VII拡大断面図である。 公知の折畳み式うちわの材料展開状態の平面図である。 図8の折畳み式うちわの使用状態の平面図である。 図9の折畳み式うちわの最終折畳み状態の斜視図である。
図1〜図7を参照して本願実施例の折畳み式柄付きうちわを説明する。
図1及び図2には、この実施例の折畳み式柄付きうちわの展張状態(使用可能状態)を示しているが、この折畳み式柄付きうちわは、1枚物の薄板材料製で略円形状の扇面1と、該扇面1の下縁中央部1aに下向き突出状態で連続させた柄2と、後述するように扇面1の折り線集中点3の周囲の所定面積範囲を表裏各側から被覆し得る2枚の挟持板4,5と、両挟持板4,5を扇面接合状態で離間不能にロックするためのロック手段6とを有して構成されている。
扇面1の材料としては、厚紙や合成樹脂シートのような比較的「腰」のある1枚物の薄板材料が使用されている。尚、扇面1に柄2を一体成型する場合には、扇面1及び柄2に合成樹脂材料を使用するのが好ましいが、柄2を扇面1に別付けする場合には、扇面1の材料として厚紙を使用してもよい(その場合には、扇面の下縁中央部に合成樹脂製の柄2を別付けする)。
扇面1の大きさは、一般的に縦横の各直径が20〜25cm程度のものが多く、本願実施例でも扇面1の大きさとして一般的なものを使用している。又、柄2の長さは、一般的に10〜15cm程度のものが多い。因に、この実施例の折畳み式柄付きうちわの大きさは、特に限定するものではないが、扇面1部分の上下長さを約21cm、扇面1部分の左右長さを約24cm、柄2の長さを約13cmとしている。従って、この実施例の折畳み式柄付きうちわでは、展張状態で、全体幅が約24cm、全体長さが34cm程度となって、外形がかなり大きくなっている。従って、この実施例の折畳み式柄付きうちわでは、展張状態(図1)のままで携帯するのに不向きである。
そこで、この実施例の折畳み式柄付きうちわでは、図1〜図3に示すように、扇面1の幅中央線N上における扇面1の下縁寄りの所定位置を折り線集中点3とし、扇面1の幅中央線Nを挟んで左右対称位置に該折り線集中点3から所定角度間隔をもって3本ずつ(合計6本)の折り線31〜36をそれぞれ扇面1の外周縁に達する長さ範囲に形成して、扇面1を各折り線31〜36で合計6つの分割面11〜16に区画している。そして、この実施例の折畳み式柄付きうちわは、後述するように各折り線31〜36で各分割面11〜16を相互に重合状態で折畳むことができるようにしている。
折り線集中点3の位置は、この実施例では扇面1の上縁中央部1bと柄2の先端部2bとの間の長さLの略1/2の位置に設定している(請求項2の限定事項)。この場合、折り線集中点3から扇面1の上縁中央部1bまでの距離と、折り線集中点3から柄2の先端部2bまでの距離とが同等(長さMずつで、M=約17cm)になる。
6本の折り線31〜36における隣接する2本の折り線間のそれぞれの角度間隔は、折り線集中点3を中心にして扇面1を幅方向及び上下方向に折畳み得るものであればよいが、この実施例ではそれぞれ次に示す角度間隔(図3の符号a〜fの各角度)に設定している。
即ち、図3に示すように、折り線集中点3より上側に位置する4本の折り線31〜34においては、隣接する2本の折り線(31と32、31と33、32と34)の各角度(a,b,c)がそれぞれ36°であり、符号33の折り線と符号35の折り線との角度d、及び符号34の折り線と符号36の折り線との角度eがそれぞれ72°であり、残りの符号35の折り線と符号36の折り線との角度fが108°である。この場合、符号33の折り線と符号36の折り線、及び符号34の折り線と符号35の折り線とが、それぞれ一直線状になる。
尚、この実施例で設定した隣接する2本の折り線間の上記各角度(a〜f)は、特に限定するものではなく、上記符号a〜cの各角度(36°)を例えば30°〜40°程度の範囲で変更しても(この場合は符号d〜fの各角度も変更される)、この柄付きうちわを折畳むのに支障はない。
6本の各折り線31〜36の折り方向(山折りか谷折りか)は、図1及び図3の状態を表面側とした場合に、符号32と符号33の2本の折り線が山折り線で、符号31,34,35,36の4本の折り線が谷折り線である。そして、この各折り線31〜36は、それぞれ所定の折り側に折り癖がつけられている。
尚、以下の説明では、図1及び図3において、折り線31と折り線32で区画された部分を上部中央分割面11といい、折り線35と折り線36で区画された部分を下部中央分割面12といい、折り線31と折り線33で区画された部分を左上部分割面13といい、折り線32と折り線34で区画された部分を右上部分割面14といい、折り線33と折り線35で区画された部分を左下部分割面15といい、折り線34と折り線36で区画された部分を右下部分割面16という。
又、この実施例の折畳み式柄付きうちわでは、扇面1における柄基端部2aに連続する下部中央分割面12の表裏各面にそれぞれ上下に折返し自在な2枚の挟持板4,5を有している。
この各挟持板4,5は、後述するようにかなりの面積を有した揺動板(41,51)と上下小幅の貼着片(42,52)との間に折り線(43,53)を設けたものが使用されている。各挟持板4,5は、例えば0.5〜1.0mm程度の薄板であるが、かなりの撓み強度を有する材料(例えば合成樹脂板)で製作されている。
そして、この各挟持板4,5は、それぞれの貼着片42,52を下部中央分割面12の表裏各側に貼着することによって固定的に取付けており、各折り線43,53を中心にして各揺動板41,51を図1及び図2において実線図示する扇面接合位置と図3及び図2に鎖線図示(符号41′,51′)する柄接合位置との間で上下に折返しできるようにしている。
各挟持板4,5の揺動板41,51は、それぞれ扇面1に接合する側に折返した状態(図1の状態及び図2の実線図示状態)において、折り線集中点3を含めてその周囲の所定範囲を被覆し得る面積を有している。具体的には、該各揺動板41,51は、図1に示す扇面接合状態において、6本の各折り線31〜36に対して折り線集中点3から4cm〜6cm程度の長さ範囲を被覆し得る面積を有している。
各挟持板4,5(各揺動板41,51)は、展張状態の扇面の表裏各面に接合させた状態でロック手段6により該両挟持板(揺動板41,51)を離間不能にロックし得るようにしている。
このロック手段6は、この実施例では、図2に示すように裏面側の挟持板5(揺動板51)の先端寄り位置において細長い長方形状のロック片61を軸62で回転自在に枢着したものが採用されている。このロック手段6は、裏面側の揺動板51を扇面接合位置(図2の実線図示位置)に回動させたときに、ロック片61が扇面1の表面側に向くように取付けている。又、ロック片61と揺動板51との間には、扇面1の厚さと表面側揺動板41の厚さの合計よりごく僅かに広い隙間(例えば1.5〜2.0mm程度)を設けている。
他方、扇面1の上部中央分割面11及び表面側の揺動板41には、図1及び図2に示すように裏面側の揺動板51を扇面接合側に位置させた状態でのロック片61に対応する位置に、該ロック片61の外形より僅かに大きい長方形の長穴17,44をそれぞれ縦長状態で形成している。
そして、このロック手段6は、ロック片61を裏面側揺動板51に対して縦向き姿勢(図1の符号61′の状態)にした状態で、両揺動板41,51を扇面接合側に位置させると、ロック片61が上部中央分割面11の長穴17及び表面側揺動板41の長穴44に対面し、ロック片61を両長穴17,44に挿通させた後、該ロック片61を角度90°だけ回転させる(図1に示す横向き姿勢とする)ことにより、該ロック片61を表面側揺動板41の長穴44の左右に係止できるようになっている。このロック片61の係止状態では、両揺動板41,51で扇面1の折り線集中点3の周囲を表裏各面から挟んだ状態で、両揺動板41,51が離間不能(外側に回動不能)となっている。
尚、このロック手段6としては、ロック片61に変えてホック式のものを使用してもよい。その場合は、一方の揺動板41側に雌側ホック片を取付け、他方の揺動板51側に雄側ホック片を取付けて、両ホック片を上部中央分割面11に設けた穴17(この場合は円形穴でよい)を通して嵌合・離脱させることにより、ロック手段6をロックしたりロック解除したりすることができる。
この実施例の折畳み式うちわでは、次のような機能がある。まず、図1及び図2に示す展張状態(使用可能状態)では、各挟持板(各揺動板41,51)が扇面1の折り線集中点3の周囲を表裏各面から挟んだ状態でロック手段6によりロックされるので、扇面1に形成している各折り線31〜36に折り癖があっても、該各折り線31〜36が折れ曲がることがなく、扇面1が全面に亘って平面状に展張された状態に維持される。そして、その状態で、柄2を持って扇面1を揺動させても、該扇面1が平面状に安定したままであり、折畳み式のものであっても通常のうちわと同様に使用することができる。又、この折畳み式柄付きうちわでは、使用時に柄2を持って扇ぐことができるので、使い勝手が良好になる。
又、この折畳み式柄付きうちわの不使用時(携帯時)には、図1の使用状態から、例えば図3及び図4の手順を経て図5のように小さく折畳むことができる。即ち、まず、図1の状態から、ロック手段6のロックを解除して、両挟持板(各揺動板41,51)を図3に示すように柄2側に折返し、次に折り線34及び折り線35部分を谷折りして図4の状態とし、続いて図4の符号31の折り線を山折りするとともに、符号32及び符号33の各折り線をそれぞれ谷折りすると、符号36の折り線も谷折りされて、図5に示す最終折畳み状態となる。
図5の折畳み状態では、扇面1の各分割面11〜16が折り線集中点3を起点として相互に重合しており、且つ柄2も上部中央分割面11部分に重合している。従って、扇面1を上部中央分割面11の長さ範囲(上縁中央部1bから折り線集中点3までの長さ)で且つ上部中央分割面11又は挟持板4,5の最大幅の大きさに収めることができる。又、柄2は、上部中央分割面11側に折返されていて、しかも柄先端部2bが扇面1の上縁中央部1bにほぼ合致しているので、折畳み状態での上下長さを可及的に小さくできる。即ち、図5に示す折畳み状態では、最大幅が10cm程度で、図1に示す展張状態の上下全長L(34cm)の略1/2の長さM(17cm)に収めることができる。
尚、図5の折畳み状態では、扇面1の各分割面11〜16、両挟持板4,5、及び柄2が、図6の下面図及び図7の断面図に示すように折り重なっていて、厚さ方向に若干のボリュームができるが、この厚さ方向のボリュームは、携帯時にさほど問題にならない。又、図5〜図7に示す折畳み状態で、その外側に輪ゴムを掛けておくと、各部分が不用意に開かないので携帯に便利である。
1は扇面、1aは扇面の下縁中央部、1bは扇面の上縁中央部、2は柄、2bは柄の先端部、3は折り線集中点、4,5は挟持板、6はロック手段、11〜16は扇面の分割面、31〜36は折り線、41,51は挟持板の揺動板、Nは扇面の幅中央線である。

Claims (2)

  1. 1枚物の薄板状で所定面積を有した扇面(1)の下縁中央部(1a)に持手となる柄(2)を下方突出状態で連続させた柄付きうちわであっで、
    前記扇面(1)の幅中央線(N)上における扇面(1)の下縁(1a)寄りの所定位置を折り線集中点(3)とし、
    前記扇面幅中央線(N)を挟んだ左右対称位置に前記折り線集中点(3)から所定角度間隔をもって3本ずつの折り線(31〜36)をそれぞれ扇面(1)の外周縁に達する長さ範囲に形成して、合計6本の折り線(31〜36)で区画された6つの分割面(11〜16)を相互に重合状態で折畳み得るようにしている一方、
    前記扇面(1)における柄基端部(2a)に連続する下部中央分割面(12)の表裏各面に、それぞれ扇面(1)に接合する位置と柄(2)に接合する位置との範囲で折返し自在であって扇面接合側に折返した状態では前記折り線集中点(3)の周囲を被覆し得る面積を有する挟持板(4,5)をそれぞれ設けているとともに、
    該各挟持板(4,5)を展張状態の扇面(1)の表裏各面に接合させた状態で、該両挟持板(4,5)を離間不能にロックするためのロック手段(6)を有している、
    ことを特徴とする折畳み式柄付きうちわ。
  2. 請求項1において、
    柄(2)の長さを扇面(1)の上下長さより短い長さとする一方、
    折り線集中点(3)を、扇面(1)の上縁中央部(1b)と柄(2)の先端部(2b)との間の長さ(L)の略1/2の位置に設定している、
    ことを特徴とする折畳み式柄付きうちわ。
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