JP2010182858A - 半導体パッケージおよびその作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置からの発熱を良好に放熱することができ、マイクロ波/ミリ波/サブミリ波帯の高周波に適用可能な半導体パッケージおよびその作製方法を提供する。
【解決手段】第1の熱膨張係数を有し所定のパターン形状を有する埋め込み電極30と、埋め込み電極30を内在し、第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ埋め込み電極30よりも高い熱伝導率を有するベース電極22とを有する導体ベースプレート200と、導体ベースプレート200上に配置された半導体装置24と、導体ベースプレート200上に半導体装置24に隣接して配置され、第2の熱膨張係数よりも第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する入力回路基板26,出力回路基板28とを備える半導体パッケージおよびその作製方法。
【選択図】図5

Description

本発明は、マイクロ波/ミリ波/サブミリ波帯の半導体装置に用いる半導体パッケージおよびその作製方法に関し、特に半導体装置からの発熱を良好に放熱することができ、高周波に適用可能な半導体パッケージおよびその作製方法に関する。
銅(Cu)をベースプレートとする半導体パッケージは、発熱を良好に放熱することができる一方で、半導体パッケージに搭載するアルミナ(Al23)製の高周波回路基板とベースプレートとの熱膨張率差のために、アルミナ製の高周波回路基板の反りや割れが生じていた。
アルミナ製の高周波回路基板の割れを回避するために、モリブデン(Mo)と銅(Cu)を積層化して構成したラミネート構造のベースプレートが用いられているが、Cu層に挟まれたMo層が熱伝導を妨げている(例えば、特許文献1参照。)。
アルミナ製の高周波回路基板の割れを回避するための方法として、MoとCuのコンパウンド材をベースプレートとして用いる半導体パッケージが提案されているが、MoとCuのコンパウンド材は、例えば、Cu単体による純金属に比べて熱伝導の点で劣っている。
また、アルミナ製の高周波回路基板の割れを回避するための別の方法として、ベースプレート全体はMoなどアルミナに近い熱膨張係数を持つ金属体で形成し、発熱部である半導体装置の直下のみCuを埋め込む構造も用いられているが、発熱部である半導体装置の搭載位置に合わせて専用パッケージを構成しなければならないという問題点がある。
特許第3336982号公報
本発明の目的は、半導体装置からの発熱を良好に放熱することができ、マイクロ波/ミリ波/サブミリ波帯の高周波に適用可能な半導体パッケージおよびその作製方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一態様によれば、第1の熱膨張係数を有し所定のパターン形状を有する第1埋め込み金属と、前記第1埋め込み金属を内在し、前記第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ前記第1埋め込み金属よりも高い熱伝導率を有するベース金属とを有する導体ベースプレートと、前記導体ベースプレート上に配置された半導体装置と、前記導体ベースプレート上に前記半導体装置に隣接して配置され、前記第2の熱膨張係数よりも前記第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する回路基板とを備える半導体パッケージが提供される。
本発明の他の態様によれば、第1の熱膨張係数を有し第1の所定のパターン形状を有する第1埋め込み金属と、前記第1埋め込み金属と同一材料で形成され、前記第1埋め込み金属と離隔し積層配置され第2の所定のパターン形状を有する第2埋め込み金属と、前記第1埋め込み金属および前記第2埋め込み金属を内在し、前記第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ前記第1埋め込み金属よりも高い熱伝導率を有するベース金属とを有する導体ベースプレートと、前記導体ベースプレート上に配置された半導体装置と、前記導体ベースプレート上に前記半導体装置に隣接して配置され、前記第2の熱膨張係数よりも前記第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する回路基板とを備える半導体パッケージが提供される。
本発明の他の態様によれば、第1の熱膨張係数を有し所定のパターン形状を有する第1埋め込み金属と、前記第1埋め込み金属を内在し、前記第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ前記第1埋め込み金属よりも高い熱伝導率を有するベース金属とを有する導体ベースプレートと、前記導体ベースプレート上に配置された半導体装置と、前記導体ベースプレート上に前記半導体装置に隣接して配置され、前記第2の熱膨張係数よりも前記第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する入出力回路基板と、前記半導体装置および前記入出力回路基板を内在し、前記導体ベースプレート上に配置されたセラミック壁と、前記セラミック壁上に配置されたメタルシールリングと、前記メタルシールリング上にハンダメタル層を介して配置されたセラミックキャップとを備える半導体パッケージが提供される。
本発明の他の態様によれば、第1の熱膨張係数を有し所定のパターン形状を有する第1埋め込み金属と、前記第1埋め込み金属を内在し、前記第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ前記第1埋め込み金属よりも高い熱伝導率を有するベース金属とを有する導体ベースプレートを形成する工程と、前記導体ベースプレート上に半導体装置を形成する工程と、前記導体ベースプレート上に前記半導体装置に隣接して、前記第2の熱膨張係数よりも前記第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する回路基板を形成する工程とを有する半導体パッケージの作製方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、第1の熱膨張係数を有し所定のパターン形状を有する第1埋め込み金属と、前記第1埋め込み金属を内在し、前記第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ前記第1埋め込み金属よりも高い熱伝導率を有するベース金属とを有する導体ベースプレートを形成する工程と、前記導体ベースプレート上に半導体装置を形成する工程と、前記導体ベースプレート上に前記半導体装置に隣接し、前記第2の熱膨張係数よりも前記第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する入出力回路基板を形成する工程と、前記半導体装置および前記入出力回路基板を内在し、前記導体ベースプレート上にセラミック壁を形成する工程と、前記セラミック壁上にメタルシールリングを形成する工程と、前記メタルシールリング上にハンダメタル層を介してセラミックキャップを形成する工程とを有する半導体パッケージの作製方法が提供される。
本発明によれば、半導体装置からの発熱を良好に放熱することができ、マイクロ波/ミリ波/サブミリ波帯の高周波に適用可能な半導体パッケージおよびその製造方法を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体パッケージの作製方法を説明する模式的鳥瞰図であって、(a)セラミックキャップ10、(b)ハンダメタル層14a、(c)メタルシールリング14b、(d)セラミック壁16および絶縁層20上に配置された入力ストリップライン19aおよび出力ストリップライン19b、(e)導体ベースプレート200の模式的構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体パッケージの導体ベースプレート200の作製方法を説明する模式的鳥瞰図であって、(a)ベース電極22a、(b)メッシュ密度が均一な埋め込み電極30、(c)ベース電極22b、(d)ベース電極22a、埋め込み電極30、ベース電極22bを一体化形成した導体ベースプレート200の模式的構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体パッケージにおいて、ベース電極22a、メッシュ密度が均一な埋め込み電極30、ベース電極22bを一体化形成した導体ベースプレート200の模式的平面パターン構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体パッケージの模式的平面パターン構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る高周波パッケージ装置の模式的断面構成であって、図4のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る半導体パッケージの導体ベースプレート200の作製方法を説明する模式的鳥瞰図であって、(a)ベース電極22a、(b)メッシュ密度が不均一な埋め込み電極30、(c)ベース電極22b、(d)ベース電極22a、メッシュ密度が不均一な埋め込み電極30、ベース電極22bを一体化形成した導体ベースプレート200の模式的構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体パッケージの導体ベースプレート200において、埋め込み電極30が六角形パターンを有する模式的平面パターン構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体パッケージの導体ベースプレート200において、埋め込み電極30が円形ドットパターンを有する模式的平面パターン構成図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体パッケージを適用する半導体装置の全体的な模式的平面パターン構成図。 (a)メッシュ密度が均一な埋め込み電極30をベース電極22の材料と一体化形成した導体ベースプレート200の抵抗分布を解析するための模式的断面構造図、(b)メッシュ密度が均一な第1の埋め込み電極30a、第2の埋め込み電極30bをベース電極22の材料と一体化形成した導体ベースプレート200の抵抗分布を解析するための模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体パッケージの模式的断面構成であって、第1の実施の形態に係る半導体パッケージの模式的平面パターン構成と同じ図4のI−I線に沿う模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体パッケージにおいて、メッシュ密度が均一な埋め込み電極30a、30bをベース電極22の材料で一体化形成した導体ベースプレート200の模式的平面パターン構成図。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係る半導体パッケージにおいて、メッシュ密度が均一な埋め込み電極30a、30bを回転させてベース電極22の材料で一体化形成した導体ベースプレート200の模式的平面パターン構成図。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。又、以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施形態は、構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の実施形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
なお、以下の説明においては、ベース電極、第1埋め込み電極、第2埋め込み電極は、いずれも金属層で形成されるため、ベース金属、第1埋め込み金属、第2埋め込み金属と呼称しても良い。また、ベース電極、第1埋め込み電極、第2埋め込み電極はいずれも、半導体装置のソース電極に接続されて同電位の接地電位となされる場合には、ベース電極、第1埋め込み電極、第2埋め込み電極と呼称されても良い。したがって、以下の説明においては、ベース電極、第1埋め込み電極、第2埋め込み電極の呼称を用いる。
[第1の実施の形態]
(半導体パッケージ構造)
本発明の第1の実施の形態に係る半導体パッケージの作製方法を説明する模式的鳥瞰図は、図1に示すように表される。図1(a)はセラミックキャップ10、図1(b)はハンダメタル層14a、図1(c)はメタルシールリング14b、図1(d)はセラミック壁16および絶縁層20上に配置された入力ストリップライン19aおよび出力ストリップライン19b、図1(e)は導体ベースプレート200の模式的構成をそれぞれ表す。
第1の実施の形態に係る半導体パッケージは、図1に示すように、セラミックキャップ10と、ハンダメタル層14aと、メタルシールリング14bと、セラミック壁16および絶縁層20上に配置された入力ストリップライン19aおよび出力ストリップライン19bと、導体ベースプレート200とを備える。
(導体ベースプレート200)
第1の実施の形態に係る半導体パッケージの導体ベースプレート200は、例えば、Kovar、銅、銅タングステン合金、銅モリブデン合金、モリブデンなどの導電性金属によって形成されている。さらに、導体ベースプレート200の表面には、例えば、ニッケル、銀、銀−白金合金、銀−パラジウム合金、金などのメッキ導体を形成してもよい。
図2は、第1の実施の形態に係る半導体パッケージの導体ベースプレート200の作製方法を説明する模式的鳥瞰図であって、図2(a)はベース電極22a、図2(b)はメッシュ(格子)密度が均一な埋め込み電極30、図2(c)はベース電極22b、図2(d)はベース電極22a、埋め込み電極30、ベース電極22bを一体化形成した導体ベースプレート200の模式的構成図をそれぞれ示す。
図2(d)に示される導体ベースプレート200は、例えばMoで形成された埋め込み電極30を、例えばそれぞれCuで形成されたベース電極22a、ベース電極22bで挟み込み、圧延技術によって、一体化し形成することができる。結果として、ベース電極22aおよび22bは一体化されてベース電極22が形成される。ベース電極22は埋め込み電極30を内在し、全体として導体ベースプレート200が形成される。Cuの融点は、約1357.6K(1084.4℃)であるのに対して、Moの融点は、約2896K(2623℃)であり、非常に高温であるため、圧延技術によって、一体化し形成することができる。
或いはまた、メッシュ(格子)状の埋め込み電極30を型に入れ、溶融したベース電極22の材料を流し込むことによっても、図2(d)に示されるようなベース電極22内に一体化形成されたメッシュ(格子)状の埋め込み電極30を有する導体ベースプレート200の構造を形成することができる。
導体ベースプレート200内に格子状のMoで形成された埋め込み電極30を内在させることによって、導体ベースプレート200の熱膨張率係数を、例えばCu単体金属で形成した場合に比べ、小さくすることができる。Cuの熱膨張率係数は、例えば16.8×10-6/Kであるのに対して、アルミナ(Al23)の熱膨張率係数は、例えば6.4〜8.0×10-6/Kであり、大きな隔たりがある。しかしながら、Moの熱膨張率係数は、約5.1×10-6/Kであり、アルミナ(Al23)の熱膨張率係数に近い。したがって、Moで形成された埋め込み電極30の格子の間隔を調整することによって、図2(d)に示されるようなCuからなるベース電極22内に内在されたメッシュ(格子)状のMoからなる埋め込み電極30を有する導体ベースプレート200の熱膨張率係数を、搭載するアルミナ製の入力回路基板26、出力回路基板28の熱膨張率係数に合わせることができる。
一方、Cuの熱伝導率係数は、約401W/m・Kであるのに対して、Moの熱伝導率係数は、138W/m・Kである。このため、Mo層をCu層で挟むラミネート構造では、熱伝導が阻害されてしまう。これに対して、図2(d)に示されるように、Cuで形成されたベース電極22によって、埋め込み電極30を一体化形成された導体ベースプレート200の構造においては、格子状の埋め込み電極30以外の部分は全面、純金属であるCuで形成される。このため、発熱体の搭載位置に依らず、半導体装置24からの発熱を良好に放熱することができる。
結果として、第1の実施の形態に係る半導体パッケージは、アルミナに近い熱膨張係数を持つ金属体、例えばMoからなる格子状の埋め込み電極30と、当該埋め込み電極30を内在し、熱伝導率の高い金属、例えばCuからなるベース電極22の材料が一体化形成された導体ベースプレート200を備える。
(セラミック壁16)
セラミック壁16の材質としては、例えば、アルミナ(Al23)、窒化アルミニウム(AIN)、酸化ベリリウム(BeO)などから形成可能である。
セラミック壁16の上面には、半田付けのためのメタルシールリング14bを介して、ハンダメタル層14aが形成される。ハンダメタル層14aとしては、例えば、金ゲルマニウム合金、金錫合金などから形成可能である。
また、第1の実施の形態に係る半導体パッケージにおいて、セラミック壁16は、絶縁性若しくは導電性の接着剤を介して、導体ベースプレート200上に配置される。絶縁性の接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂、ガラスなどから形成可能であり、導電性の接着剤としては、例えば、金ゲルマニウム合金、金錫合金などから形成可能である。
(セラミックキャップ10)
セラミックキャップ10は、図1に示すように、平板形状を備える。
セラミック壁16上にハンダメタル層14aおよびメタルシールリング14bを介してセラミックキャップ10を配置する。
結果として、第1の実施の形態に係る半導体パッケージは、図1に示すように、セラミック壁16と、セラミック壁16上に配置されたメタルシールリング14bと、セラミック壁16上にメタルシールリング14bおよびハンダメタル層14aを介して配置されたセラミックキャップ10とを備える。
第1の実施の形態に係る高周波セラミックパッケージは、3GHz以上の高周波特性を有する。このため、高周波数(すなわち3GHzを越える周波数)のデバイス及び構成部品用のパッケージとして適用可能である。
(平面パターン構成)
第1の実施の形態に係る半導体パッケージにおいて、ベース電極22a、メッシュ密度が均一な埋め込み電極30、ベース電極22bを一体化形成した導体ベースプレート200の模式的平面パターン構成は、図3に示すように表される。
また、図3に示した導体ベースプレート200を適用した第1の実施の形態に係る半導体パッケージの模式的平面パターン構成は、図4に示すように表される。また、図4のI−I線に沿う模式的断面構造は、図5に示すように表される。
第1の実施の形態に係る半導体パッケージの構成は、例えば、図4〜図5に示すように、導体ベースプレート200と、導体ベースプレート200上に配置された半導体装置24と、半導体装置24の入力部に配置され、例えば、入力整合回路17を搭載する入力回路基板26と、半導体装置24の出力部に配置され、例えば、出力整合回路18を搭載する出力回路基板28と、絶縁層20上に配置された入力ストリップライン19aと、絶縁層20上に配置された出力ストリップライン19bと、半導体装置24,入力整合回路17,出力整合回路18,入力ストリップライン19aおよび出力ストリップライン19bの一部を内包するセラミック壁16とを備える。
また、図5に示すように、入力ストリップライン19aおよび出力ストリップライン19bには、それぞれ入力端子P1となる端子電極21aおよび出力端子P2となる端子電極21bが接続されている。
また、図5に示すように、セラミック壁16上にメタルシールリング14bおよびハンダメタル層14aを介してセラミックキャップ10が配置されるが、図4では、図示を省略している。
半導体装置24と入力整合回路17間には、ボンディングワイヤ12が接続され、半導体装置24と出力整合回路18間には、ボンディングワイヤ14が接続されている。また、入力ストリップライン19aと入力整合回路17間には、ボンディングワイヤ11が接続され、出力ストリップライン19bと出力整合回路18間には、ボンディングワイヤ15が接続されている。
第1の実施の形態に係る半導体パッケージは、第1の熱膨張係数を有し所定のパターン形状を有する埋め込み電極30と、埋め込み電極30を内在し、第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ埋め込み電極30よりも高い熱伝導率を有するベース電極22を有する導体ベースプレート200と、導体ベースプレート200上に配置された半導体装置24と、導体ベースプレート200上に半導体装置24に隣接して配置され、第2の熱膨張係数よりも第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する入力回路基板26および出力回路基板28とを備える。
第1埋め込み電極30は、例えばMoもしくはWで形成され、ベース電極22は、例えばCuで形成され、入力回路基板26および出力回路基板28はアルミナで形成されている。
所定のパターン形状は、図3に示すように、均一なメッシュパターンを有する。
(変形例)
図6は、第1の実施の形態の変形例に係る半導体パッケージの導体ベースプレート200の作製方法を説明する模式的鳥瞰図であって、図6(a)はベース電極22a、図3(b)はメッシュ密度が不均一な埋め込み電極30、図3(c)はベース電極22b、図3(d)はベース電極22a、埋め込み電極30、ベース電極22bを一体化形成した導体ベースプレート200の模式的構成図をそれぞれ示す。
第1の実施の形態の変形例に係る半導体パッケージの構成は、導体ベースプレート200の構造が異なるのみであって、その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
第1の実施の形態の変形例に係る半導体パッケージの埋め込み電極30のパターン形状は、図6に示すように、中央部は粗く、周辺部が密の不均一なメッシュパターンを有する。
第1の実施の形態の変形例に係る半導体パッケージにおいては、半導体装置24が配置される中央部の埋め込み電極30を粗いメッシュパターン形状とすることで、発熱部の熱放散効果を高めることができる。
(埋め込み電極のパターン構成例)
第1の実施の形態に係る半導体パッケージの導体ベースプレート200において、埋め込み電極30が六角形パターンを有する模式的平面パターン構成は、図7に示すように表される。このように、メッシュパターン形状は、六角形のメッシュパターンであっても良い。図7の例では、六角形のメッシュパターンで表される埋め込み電極30のパターン幅はWAで表され、開口幅は、DAで表されている。さらに、八角形パターン、或いは複数のパターンを組み合わせてもよい。或いはペンローズタイルのようなパターンを適用しても良い。
また、埋め込み電極30が円形ドットパターンを有する模式的平面パターン構成は、図8に示すように表される。図8の例では、円形ドットパターンのパターン幅はWBで表され、パターン間隔はDBで表されている。図8の例では、円形ドットパターンが矩形状に整列配置された例が示されているが、三角形もしくは六角形状にドットパターンを配置しても良い。或いは、ランダムにドットパターンを配置しても良い。
(半導体装置のパターン構成)
第1の実施の形態に係る半導体パッケージを適用する半導体装置24の全体的な模式的平面パターン構成は、図9に示すように、基板100と、基板100の第1表面に配置され,それぞれ複数のフィンガーを有するゲート電極124、ソース電極126およびドレイン電極122と、基板100の第1表面に配置され,ゲート電極124、ソース電極126およびドレイン電極122ごとに複数のフィンガーをそれぞれ束ねて形成したゲート端子電極G1,G2,…,G4、ソース端子電極S1,S2,…,S5およびドレイン端子電極Dとを備える。
図9の構成例において、各部の寸法は、例えば、セル幅L1は約120μm、L2は約80μm、セル長L3は約100μm、L4は約120μmであり、ゲート幅は全体として100μm×6本×4セル=2.4mm程度である。
図9の例では、ソース端子電極S1〜S5において、基板100の裏面からVIAホールSC1〜SC5が形成されて、基板100の裏面には接地導体が形成されている。そして、回路素子を接地する場合、半導体基板100を貫通するVIAホールSC1〜SC5を介して、基板100上に設けた回路素子と基板100の裏面に形成した接地導体とが電気的に接続される。
基板100は、例えば、SiC基板、GaAs基板、GaN基板、SiC基板上にGaNエピタキシャル層を形成した基板、SiC基板上にGaN/GaAlNからなるヘテロ接合エピタキシャル層を形成した基板、サファイア基板上にGaNエピタキシャル層を形成した基板、サファイア基板、若しくはダイヤモンド基板のいずれかを備えていてもよい。
ゲート端子電極G1〜G4は、ボンディングワイヤ12によって、例えば、半導体装置24の周辺に配置される入力整合回路17に接続される。同様に、ドレイン端子電極Dも、ボンディングワイヤ14によって、例えば、半導体装置24の周辺に配置される出力整合回路18に接続される。
(半導体パッケージの作製方法)
第1の実施の形態に係る半導体パッケージの作製方法は、図1〜図5に示すように、第1の熱膨張係数を有し所定のパターン形状を有する埋め込み電極30と、埋め込み電極30を内在し、第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ埋め込み電極30よりも高い熱伝導率を有するベース電極22とを有する導体ベースプレート200を形成する工程と、導体ベースプレート200上に半導体装置24を形成する工程と、導体ベースプレート200上に半導体装置24に隣接して、第2の熱膨張係数よりも第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する入力回路基板26および出力回路基板28を形成する工程とを有する。
導体ベースプレート200を形成する工程は、図2に示すように、埋め込み電極30をベース電極22a,22bの板で挟み、圧延して一体化する工程を有する。
或いは、導体ベースプレート200を形成する工程は、埋め込み電極30を型に入れて成型し、溶融されたベース電極22の金属材料を流し込み一体化する工程を有していても良い。
また、第1の実施の形態に係る半導体パッケージの作製方法は、図1〜図5に示すように、半導体装置24および入力回路基板26および出力回路基板28を内在し、導体ベースプレート200上にセラミック壁16を形成する工程と、セラミック壁16上にメタルシールリング14bを形成する工程と、メタルシールリング14b上にハンダメタル層14aを介してセラミックキャップ10を形成する工程を有していても良い。
また、第1の実施の形態に係る半導体パッケージの作製方法は、図1〜図5に示すように、セラミック壁16の入出力部において、導体ベースプレート200上に絶縁層20を形成する工程と、絶縁層20上に入力ストリップライン19aおよび出力ストリップライン19bを形成する工程と、入力回路基板26上に、入力ストリップライン19aに接続される入力整合回路17を形成する工程と、出力回路基板28上に、出力ストリップライン19bに接続される出力整合回路18を形成する工程と、半導体装置24と入力整合回路17および出力整合回路18をそれぞれボンディングワイヤ12,14を用いて接続する工程とを有していても良い。
第1の実施の形態およびその変形例によれば、半導体装置からの発熱を良好に放熱することができ、マイクロ波/ミリ波/サブミリ波帯の高周波に適用可能な半導体パッケージおよびその製造方法を提供することができる。
[第2の実施の形態]
メッシュ密度が均一な埋め込み電極30をベース電極22と一体化形成した導体ベースプレート200の抵抗分布を解析するための模式的断面構造は、図10(a)に示すように表され、メッシュ密度が均一な埋め込み電極30a、30bをベース電極22と一体化形成した導体ベースプレート200の抵抗分布を解析するための模式的断面構造は、図10(b)に示すように表される。
まず、図10(a)において、埋め込み電極30のパターン幅をW1、埋め込み電極30のパターン間隔をD1と定義する。ベース電極22の単位長さ当たりの熱抵抗をR1、埋め込み電極30の単位長さ当たりの熱抵抗をR2とすると、図10(a)に示す導体ベースプレート200の単位長さ当たりの熱抵抗RAは、RA=R1・R2/(R1+R2)で表される。
一方、図10(b)において、第1の埋め込み電極30a,第2の埋め込み電極30bを同一のパターンとして、パターン幅をW2、パターン間隔をD2と定義する。また、図10(b)の導体ベースプレート200の厚さが、図10(a)に示す導体ベースプレート200の厚さの2倍であるものとすると、図10(b)に示す導体ベースプレート200の単位長さ当たりの熱抵抗R0は、図10(b)に示すように、単一の埋め込み電極を有する場合の単位長さ当たりの熱抵抗RBの2倍となり、R0=2×RBで表される。
ここで、W1:D1=1:10とし、R1=0.1R2である場合、RA=0.1R1・R2/(0.1R2+R2)≒0.1R2となる。
一方、W2:D2=1:100とし、R1=0.01R2である場合、RB=0.01R1・R2/(0.01R2+R2)≒0.01R2となる。したがって、RB≒0.01R2≒0.1RAとなり、R0=2×RB≒0.2RAが得られる。
図10(b)に示す導体ベースプレート200の単位長さ当たりの熱抵抗R0は、埋め込み電極30a,30bのパターン配置を図10(a)の場合比べ、例えば約10倍程度緩やかに配置することによって、充分に低い熱抵抗を得ることができる。
第2の実施の形態に係る半導体パッケージの模式的断面構成であって、第1の実施の形態に係る半導体パッケージの模式的平面パターン構成と同じ図4のI−I線に沿う模式的断面構造は、図11に示すように表される。
また、第2の実施の形態に係る半導体パッケージにおいて、メッシュ密度が均一な埋め込み電極30a、30bをベース電極22で一体化形成した導体ベースプレート200の模式的平面パターン構成は、図12に示すように表される。
第2の実施の形態に係る半導体パッケージは、図11〜図12に示すように、第1の熱膨張係数を有し第1の所定のパターン形状を有する第1埋め込み電極30aと、第1埋め込み電極30aと同一材料で形成され、第1埋め込み電極30aと離隔し積層配置され第2の所定のパターン形状を有する第2埋め込み電極30bと、第1埋め込み電極30aおよび第2埋め込み電極30bを内在し、第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ第1埋め込み電極30aよりも高い熱伝導率を有するベース電極22とを有する導体ベースプレート200と、導体ベースプレート200上に配置された半導体装置24と、導体ベースプレート200上に半導体装置24に隣接して配置され、第2の熱膨張係数よりも第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する入力回路基板26および出力回路基板28とを備える。
ここで、導体ベースプレート200は、図2と同様に、埋め込み電極30aおよび30bをベース電極22の板で挟み、圧延して一体化することによって形成される。
或いは、導体ベースプレート200は、埋め込み電極30a,30bを型に入れて成型し、溶融されたベース電極22の金属材料を流し込み一体化することによって形成しても良い。
第2の実施の形態に係る半導体パッケージにおいて、第1埋め込み電極30aおよび第2の埋め込み電極30bは、例えばMo若しくはWで形成され、ベース電極はCuで形成され、入力回路基板26および出力回路基板28は、例えばアルミナで形成されている。
また、第1の所定のパターン形状および第2の所定のパターン形状は、図12に示すように、均一なメッシュパターンを有している。
(変形例1)
第2の実施の形態の変形例1に係る半導体パッケージにおいては、第1の所定のパターン形状および第2の所定のパターン形状は、中央部は粗く、周辺部が密の不均一なメッシュパターンを有する。導体ベースプレート200の構造は、図6(b)と同様の埋め込み電極30のパターン形状を有する第1埋め込み電極30aおよび第2の埋め込み電極30bを備えている。
第1埋め込み電極30aおよび第2の埋め込み電極30bのパターンは縦方向に整合化されていても良い。或いはまた、縦方向に整合化されず、全くランダムに配置されていても良い。
第2の実施の形態の変形例1に係る半導体パッケージの構成は、導体ベースプレート200の構造が異なるのみであって、その他の構成は第2の実施の形態と同様であるため、重複した説明は省略する。また。第2の実施の形態の変形例1に係る半導体パッケージの作製方法も第2の実施の形態と同様である。
第2の実施の形態の変形例1に係る半導体パッケージにおいては、半導体装置24が配置される中央部の埋め込み電極30a、30bを粗いメッシュパターン形状とすることで、発熱部の熱放散効果を高めることができる。
(変形例2)
第2の実施の形態の変形例2に係る半導体パッケージにおいては、図13に示すように、メッシュ密度が均一な埋め込み電極30a、30bを互いに例えば約45度回転させ交差した形状を有し、かつベース電極22の材料で一体化形成した導体ベースプレート200を備える。
第2の実施の形態の変形例2に係る半導体パッケージの構成は、導体ベースプレート200の構造が異なるのみであって、その他の構成は第2の実施の形態と同様であるため、重複した説明は省略する。また。第2の実施の形態の変形例2に係る半導体パッケージの作製方法も第2の実施の形態と同様である。
更に変形例として、第1の所定のパターン形状および第2の所定のパターン形状は、六角形のメッシュパターンを有していても良い。或いは、第1の所定のパターン形状および第2の所定のパターン形状は、円形ドットパターンを有していても良い。
第2の実施の形態およびその変形例によれば、半導体装置からの発熱を良好に放熱することができ、マイクロ波/ミリ波/サブミリ波帯の高周波に適用可能な半導体パッケージおよびその製造方法を提供することができる。
[その他の実施の形態]
上記のように、本発明は第1〜第2の実施の形態およびその変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面は例示的なものであり、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
なお、本発明の半導体パッケージに実装する素子としては、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)に限らず、高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)、LDMOS(Lateral Doped Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)やヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT:Hetero-junction Bipolar Transistor)などの増幅素子、メムス(MEMS:Micro Electro Mechanical Systems)素子なども適用できることは言うまでもない。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態などを含む。
本発明の半導体パッケージは、内部整合型電力増幅素子、電力MMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit)、マイクロ波電力増幅器、ミリ波電力増幅器、高周波MEMS素子などの幅広い分野に適用可能である。
10…セラミックキャップ
11,12,14,15…ボンディングワイヤ
14a…ハンダメタル層
14b…メタルシールリング
16…セラミック壁
17…入力整合回路
18…出力整合回路
19a…入力ストリップライン
19b…出力ストリップライン
20…絶縁層
21a,21b…端子電極
22,22a,22b…ベース電極
24…半導体装置
26…入力回路基板
28…出力回路基板
30,30a,30b…埋め込み電極
100…基板
122…ドレイン電極
124…ゲート電極
126…ソース電極
200…導体ベースプレート
P1…入力端子
P2…出力端子
G1,G2,…,G4…ゲート端子電極
S1,S2,…,S5…ソース端子電極
D…ドレイン端子電極
SC1〜SC5…VIAホール

Claims (20)

  1. 第1の熱膨張係数を有し所定のパターン形状を有する第1埋め込み金属と、前記第1埋め込み金属を内在し、前記第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ前記第1埋め込み金属よりも高い熱伝導率を有するベース金属とを有する導体ベースプレートと、
    前記導体ベースプレート上に配置された半導体装置と、
    前記導体ベースプレート上に前記半導体装置に隣接して配置され、前記第2の熱膨張係数よりも前記第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する回路基板と
    を備えることを特徴とする半導体パッケージ。
  2. 前記第1埋め込み金属はMoで形成され、前記ベース金属はCuで形成され、前記回路基板はアルミナで形成されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
  3. 前記所定のパターン形状は、均一なメッシュパターンを有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体パッケージ。
  4. 前記所定のパターン形状は、中央部は粗く、周辺部が密の不均一なメッシュパターンを有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体パッケージ。
  5. 前記所定のパターン形状は、六角形のメッシュパターンを有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体パッケージ。
  6. 前記所定のパターン形状は、ドットパターンを有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体パッケージ。
  7. 第1の熱膨張係数を有し第1の所定のパターン形状を有する第1埋め込み金属と、前記第1埋め込み金属と同一材料で形成され、前記第1埋め込み金属と離隔し積層配置され第2の所定のパターン形状を有する第2埋め込み金属と、前記第1埋め込み金属および前記第2埋め込み金属を内在し、前記第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ前記第1埋め込み金属よりも高い熱伝導率を有するベース金属とを有する導体ベースプレートと、
    前記導体ベースプレート上に配置された半導体装置と、
    前記導体ベースプレート上に前記半導体装置に隣接して配置され、前記第2の熱膨張係数よりも前記第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する回路基板と
    を備えることを特徴とする半導体パッケージ。
  8. 前記第1埋め込み金属はMoで形成され、前記ベース金属はCuで形成され、前記回路基板はアルミナで形成されたことを特徴とする請求項7に記載の半導体パッケージ。
  9. 前記第1の所定のパターン形状および前記第2の所定のパターン形状は、均一なメッシュパターンを有することを特徴とする請求項7または8に記載の半導体パッケージ。
  10. 前記第1の所定のパターン形状および前記第2の所定のパターン形状は、中央部は粗く、周辺部が密の不均一なメッシュパターンを有することを特徴とする請求項7または8に記載の半導体パッケージ。
  11. 前記第1の所定のパターン形状と前記第2の所定のパターン形状は、互いに回転されて交差した形状を有することを特徴とする請求項9または10に記載の半導体パッケージ。
  12. 前記第1の所定のパターン形状および前記第2の所定のパターン形状は、六角形のメッシュパターンを有することを特徴とする請求項7または8に記載の半導体パッケージ。
  13. 前記第1の所定のパターン形状および前記第2の所定のパターン形状は、ドットパターンを有することを特徴とする請求項7または8に記載の半導体パッケージ。
  14. 第1の熱膨張係数を有し所定のパターン形状を有する第1埋め込み金属と、前記第1埋め込み金属を内在し、前記第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ前記第1埋め込み金属よりも高い熱伝導率を有するベース金属とを有する導体ベースプレートと、
    前記導体ベースプレート上に配置された半導体装置と、
    前記導体ベースプレート上に前記半導体装置に隣接して配置され、前記第2の熱膨張係数よりも前記第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する入出力回路基板と、
    前記半導体装置および前記入出力回路基板を内在し、前記導体ベースプレート上に配置されたセラミック壁と、
    前記セラミック壁上に配置されたメタルシールリングと、
    前記メタルシールリング上にハンダメタル層を介して配置されたセラミックキャップと
    を備えることを特徴とする半導体パッケージ。
  15. 前記セラミック壁の入出力部において、前記導体ベースプレート上に、配置された絶縁層と、
    前記絶縁層上に配置された入力ストリップラインおよび出力ストリップラインと、
    前記入力回路基板上に配置され、前記入力ストリップラインに接続された入力整合回路と、
    前記出力回路基板上に配置され、前記出力ストリップラインに接続された出力整合回路と、
    前記半導体装置と前記入力整合回路および前記出力整合回路を接続するボンディングワイヤと
    を備えることを特徴とする請求項14に記載の半導体パッケージ。
  16. 第1の熱膨張係数を有し所定のパターン形状を有する第1埋め込み金属と、前記第1埋め込み金属を内在し、前記第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ前記第1埋め込み金属よりも高い熱伝導率を有するベース金属とを有する導体ベースプレートを形成する工程と、
    前記導体ベースプレート上に半導体装置を形成する工程と、
    前記導体ベースプレート上に前記半導体装置に隣接して、前記第2の熱膨張係数よりも前記第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する回路基板を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体パッケージの作製方法。
  17. 前記導体ベースプレートを形成する工程は、前記第1埋め込み金属を前記ベース金属の板で挟み、圧延して一体化する工程を有することを特徴とする請求項16に記載の半導体パッケージの作製方法。
  18. 前記導体ベースプレートを形成する工程は、前記第1埋め込み金属を型に入れて成型し、溶融された前記ベース金属の金属材料を流し込み一体化する工程を有することを特徴とする請求項16に記載の半導体パッケージの作製方法。
  19. 第1の熱膨張係数を有し所定のパターン形状を有する第1埋め込み金属と、前記第1埋め込み金属を内在し、前記第1の熱膨張係数よりも高い第2の熱膨張係数を有し、かつ前記第1埋め込み金属よりも高い熱伝導率を有するベース金属とを有する導体ベースプレートを形成する工程と、
    前記導体ベースプレート上に半導体装置を形成する工程と、
    前記導体ベースプレート上に前記半導体装置に隣接し、前記第2の熱膨張係数よりも前記第1の熱膨張係数に相対的に近い第3の熱膨張係数を有する入出力回路基板を形成する工程と、
    前記半導体装置および前記入出力回路基板を内在し、前記導体ベースプレート上にセラミック壁を形成する工程と、
    前記セラミック壁上にメタルシールリングを形成する工程と、
    前記メタルシールリング上にハンダメタル層を介してセラミックキャップを形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体パッケージの作製方法。
  20. 前記セラミック壁の入出力部において、前記導体ベースプレート上に絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層上に入力ストリップラインおよび出力ストリップラインを形成する工程と、
    前記入力回路基板上に、前記入力ストリップラインに接続される入力整合回路を形成する工程と、
    前記出力回路基板上に、前記出力ストリップラインに接続される出力整合回路を形成する工程と、
    前記半導体装置と前記入力整合回路および前記出力整合回路をボンディングワイヤを用いて接続する工程と
    を有することを特徴とする請求項19に記載の半導体パッケージの作製方法。
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