JP2010182624A - 燃料電池 - Google Patents

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和男 布川
So Fujiwara
宗 藤原
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Abstract

【課題】簡単な構成で、発電により生成される水による液絡を確実に阻止することができ、良好な絶縁機能を確保することを可能にする。
【解決手段】燃料電池10は、電解質膜・電極構造体14を挟んで第1金属セパレータ16及び第2金属セパレータ18が配設される。第1金属セパレータ16の面16aには、酸化剤ガス流路26と酸化剤ガス入口連通孔20a及び酸化剤ガス出口連通孔20bとを連通する複数の入口連通路28a及び出口連通路28bが設けられる。出口連通路28bは、重力方向に延在する複数の流路形成部材34bにより形成されるとともに、酸化剤ガス出口連通孔20bを周回する第1シール部材32の部分には、水平方向両端に配置される前記流路形成部材34bに連続する連結部36a、36bが一体に設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体とセパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と前記セパレータとの間には、前記電極に沿って重力方向に反応ガスを供給する反応ガス流路が設けられるとともに、前記反応ガス流路の上方に位置し且つ積層方向に貫通して前記反応ガスを流す反応ガス入口連通孔と、前記反応ガス流路の下方に位置し且つ前記積層方向に貫通して前記反応ガスを流す反応ガス出口連通孔とを有する燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、一対のセパレータによって挟持した単位セルを備えている。また、燃料電池は、2枚の電解質膜・電極構造体と3枚のセパレータとを設け、前記電解質・電極構造体と前記セパレータとが交互に積層された単位セルを備えている。
この種の燃料電池は、通常、所定の数の単位セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。特に、車載用燃料電池スタックでは、数百の単位セルが積層されている。
上記の燃料電池では、セパレータの面内に、アノード側電極に対向して燃料ガスを流すための燃料ガス流路と、カソード側電極に対向して酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路とが設けられている。また、セパレータ間には、必要に応じて冷却媒体を流すための冷却媒体流路が、前記セパレータの面方向に沿って設けられている。
例えば、特許文献1に開示されている燃料電池用単セルは、図10に示すように、MEAプレート1を備えている。このMEAプレート1は、MEA2と前記MEA2の周縁部に設けられるMEA保持部材3とを備えている。
MEA保持部材3の一方の短辺に沿って、酸化剤ガス入口孔4a、冷却水入口孔5a及び燃料ガス出口孔6bが形成されている。MEA保持部材3の他方の短辺に沿って、燃料ガス入口孔6a、冷却媒体出口孔5b及び酸化剤ガス出口孔4bが形成されている。
MEAプレート1のアノードセパレータ(図示せず)に接する接合面には、燃料ガス入口孔6aに連通する拡散通路7aと、燃料ガス出口孔6bに連通する収束通路7bとが設けられるとともに、前記収束通路7bと前記燃料ガス出口孔6bとの間に、複数の凸部8が形成されている。
凸部8は、シール材9等によって受ける反力を支持することにより、セパレータの撓みを低減することができ、燃料ガスや酸化剤ガスの流路断面積を確保するとともに、シール不良を防ぐことが可能になる、としている。
特開2006−331783号公報
ところで、上記のMEAプレート1では、収束通路7bに、反応によって発生した水分が発生しており、この水分は、使用済みの燃料ガスとともに、燃料ガス出口孔6bに排出されている。その際、収束通路7bの下部側には、滞留水が存在し易く、この滞留水がシール材9の壁面を伝わって燃料ガス出口孔6bに連続して流れることにより、液絡経路が形成されるおそれがある。
これにより、燃料電池がスタック化されて搭載される、例えば、車体側とこの燃料電池との間が、滞留水を介して電気的に接続され、所謂、液絡が惹起してしまい、絶縁抵抗値が低下するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、発電により生成される水による液絡を確実に阻止することができ、良好な絶縁機能を確保することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体とセパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と前記セパレータとの間には、前記電極に沿って重力方向に反応ガスを供給する反応ガス流路が設けられるとともに、前記反応ガス流路の上方に位置し且つ積層方向に貫通して前記反応ガスを流す反応ガス入口連通孔と、前記反応ガス流路の下方に位置し且つ前記積層方向に貫通して前記反応ガスを流す反応ガス出口連通孔とを有する燃料電池に関するものである。
そして、反応ガス流路と反応ガス出口連通孔との間には、重力方向に延在する複数の連通路を形成するための複数の流路形成部材が水平方向に配列されるとともに、前記反応ガス出口連通孔を周回するシール部材には、少なくとも水平方向一端に配置される前記流路形成部材に連続する連結部が設けられている。
また、少なくとも水平方向一端に配置される流路形成部材には、反応ガス出口連通孔に向かって重力方向に延在する板状部が一体に設けられることが好ましい。
さらに、板状部の下端には、屈曲部が設けられることが好ましい。
本発明によれば、反応ガス流路に沿って重力方向に流動した生成水は、前記反応ガス流路の下方に配置されている複数の流路形成部材により形成された複数の連通路に沿って重力方向に移動する。その際、反応ガス出口連通孔を周回するシール部材には、少なくとも水平方向一端に配置される流路形成部材に連続する連結部が設けられており、生成水は、前記流路形成部材と前記シール部材との間隙に進入することがない。
これにより、生成水がシール部材の壁面に沿って連続的に流れることを確実に阻止することができ、液絡経路が形成されることを良好に抑制することが可能になる。従って、例えば、燃料電池と該燃料電池が搭載される車両との液絡を防止し、生成水による前記燃料電池の絶縁抵抗値の低下が抑制され、簡単な構成で、良好な絶縁機能を確保することができる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池の断面説明図である。 前記燃料電池を構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 前記燃料電池を構成する第2金属セパレータの正面説明図である。 従来の出口連通路の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータの要部拡大説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータの要部拡大説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池を構成する第2金属セパレータの要部説明図である。 特許文献1の燃料電池用単セルの説明図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10の要部分解斜視説明図である。燃料電池10は、通常、複数積層されてスタックを構成し、図示しない車両等に搭載される。
燃料電池10は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)14が、第1金属セパレータ16と第2金属セパレータ18とに挟持される(図1及び図2参照)。第1及び第2金属セパレータ16、18は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、あるいはめっき処理鋼板等により構成される。
燃料電池10の重力方向(矢印C方向)上端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔20a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔22a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔24aが、矢印B方向(水平方向)に配列して設けられる。
燃料電池10の重力方向下端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔24b、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔22b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔20bが、矢印B方向に配列して設けられる。
第1金属セパレータ16の電解質膜・電極構造体14側の面16aには、重力方向に延在する酸化剤ガス流路(反応ガス流路)26が設けられる。酸化剤ガス流路26は、第1金属セパレータ16を波形状に成形することにより設けられる複数の溝部を備えており、前記酸化剤ガス流路26と酸化剤ガス入口連通孔20a及び酸化剤ガス出口連通孔20bとは、後述する複数の入口連通路28a及び出口連通路28bを介して連通する。
第1金属セパレータ16の面16a、16bには、この第1金属セパレータ16の外周端部を周回して、第1シール部材32が焼き付けや射出成形等により一体化される。第1シール部材32は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコンゴム、フロロシリコンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材を使用する。より好ましくは、撥水作用を有するゴム部材、例えば、シリコンゴム(シリコーン等)を使用することが好適である。
第1シール部材32は、面16a側で酸化剤ガス入口連通孔20a及び酸化剤ガス出口連通孔20bを酸化剤ガス流路26に連通する一方、面16b側で、冷却媒体入口連通孔22a及び冷却媒体出口連通孔22bを冷却媒体流路30に連通する。この冷却媒体流路30は、酸化剤ガス流路26の裏面形状を有し、重力方向に冷却媒体の流れ方向が設定される。
図3に示すように、複数の入口連通路28aは、複数の流路形成部材34aにより形成されるとともに、前記流路形成部材34aは、それぞれ重力方向に延在し、例えば、第1シール部材32に一体成形される。
流路形成部材34aは、上記の撥水作用を有するゴム部材の他、樹脂材、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂やPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂等を使用することも好適である。なお、以下に説明する流路形成部材34b及び連結部36a、36bも同様である。
出口連通路28bは、重力方向に延在する複数の流路形成部材34bにより形成されるとともに、前記流路形成部材34bは、例えば、第1シール部材32に一体成形される。
第1シール部材32には、酸化剤ガス出口連通孔20bを周回する部分に、少なくとも水平方向一端、第1の実施形態では、水平方向両端に配置される流路形成部材34bに連続する連結部36a、36bが一体に設けられる。
図4に示すように、第2金属セパレータ18の電解質膜・電極構造体14側の面18aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bとに連通し、矢印C方向(重力方向)に延在する燃料ガス流路(反応ガス流路)38が形成される。燃料ガス流路38は、複数の溝部を備えるとともに、前記燃料ガス流路38と燃料ガス入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔24bとは、後述する複数の入口連通路40a及び出口連通路40bを介して連通する。
図1に示すように、第2金属セパレータ18の面18aとは反対の面18bと、第1金属セパレータ16の面16bとの間には、冷却媒体入口連通孔22aと冷却媒体出口連通孔22bとに連通する冷却媒体流路30が形成される。
第2金属セパレータ18の面18a、18bには、この第2金属セパレータ18の外周端部を周回して、第2シール部材42が一体化される。この第2シール部材42は、上記の第1シール部材32と同一の材料で構成される。
第2シール部材42は、面18a側で、燃料ガス入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔24bを燃料ガス流路38に連通する一方、面18b側で、冷却媒体入口連通孔22a及び冷却媒体出口連通孔22bを冷却媒体流路30に連通する。
図4に示すように、複数の入口連通路40aは、重力方向に延在する複数の流路形成部材44aにより形成されるとともに、前記流路形成部材44aは、第2シール部材42に一体成形される。同様に、複数の出口連通路40bは、重力方向に延在する複数の流路形成部材44bにより形成されるとともに、前記流路形成部材44bは、第2シール部材42に一体化される。
第2シール部材42は、燃料ガス出口連通孔24bを周回する部分に、少なくとも水平方向一端、第1の実施形態では、水平方向両端に形成される流路形成部材44bに連続する連結部46a、46bが一体に設けられる。
図1に示すように、電解質膜・電極構造体14は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜50と、前記固体高分子電解質膜50を挟持するアノード側電極52及びカソード側電極54とを備える。
アノード側電極52及びカソード側電極54は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成された電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜50の両面に形成されている。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔20aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔24aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔22aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、図1及び図3に示すように、酸化剤ガス入口連通孔20aから第1金属セパレータ16の入口連通路28aに導入される。酸化剤ガスは、入口連通路28aを通った後、酸化剤ガス流路26に沿って重力方向に移動し、電解質膜・電極構造体14のカソード側電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、図4に示すように、燃料ガス入口連通孔24aから第2金属セパレータ18の入口連通路40aに導入される。燃料ガスは、入口連通路40aを通った後、燃料ガス流路38に沿って重力方向に移動し、電解質膜・電極構造体14のアノード側電極52に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体14では、カソード側電極54に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極52に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
また、冷却媒体は、図1に示すように、冷却媒体入口連通孔22aから第1金属セパレータ16と第2金属セパレータ18との間に冷却媒体流路30に導入される。冷却媒体は、冷却媒体流路30に沿って重力方向に移動し、電解質膜・電極構造体14の発電面を冷却した後、冷却媒体出口連通孔22bに排出される。
図3に示すように、酸化剤ガス流路26に沿って流動する酸化剤ガスは、複数の出口連通路28bを通って酸化剤ガス出口連通孔20bに排出される。また、燃料ガス流路38に沿って流動する燃料ガスは、図4に示すように、複数の出口連通路40bを通って燃料ガス出口連通孔24bに排出される。
この場合、第1の実施形態では、図3に示すように、酸化剤ガス出口連通孔20bを周回する第1シール部材32の部分には、水平方向両端に配置される流路形成部材34bに連続する連結部36a、36bが設けられている。このため、例えば、図5に示すように、水平方向両端の流路形成部材34bと第1シール部材32との間に隙間Sが形成される構成のように、生成水がこの隙間Sから前記第1シール部材32の壁面に沿って連続して伝わることはない。
これにより、第1の実施形態では、生成水が第1シール部材32の壁面に沿って酸化剤ガス出口連通孔20bに連続的に流れることを確実に阻止し、第1金属セパレータ16と酸化剤ガス出口連通孔20bとの間に液絡が発生することを阻止することができる。
従って、燃料電池10に液絡経路が形成されることを良好に抑制し、例えば、前記燃料電池10と燃料電池搭載車両との液絡を防止し、生成水による前記燃料電池10の絶縁抵抗値の低下が抑制される。このため、簡単な構成で、良好な絶縁機能を確保することが可能になるという効果が得られる。
同様に、燃料ガス流路38の出口側では、水平方向両端に配置される流路形成部材44bが、第2シール部材42の燃料ガス出口連通孔24bを周回する部分と連結部46a、46bにより連続している。従って、結露水が流路形成部材44bと第2シール部材42との間に浸入し、この結露水が前記第2シール部材42の壁面に沿って連続して流れることを良好に阻止することができる。これにより、第2金属セパレータ18と燃料ガス出口連通孔24b内の水との液絡を阻止し、液絡経路が形成されることを良好に抑制することが可能になる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータ60の要部拡大説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、第2金属セパレータにも、後述する第1金属セパレータ60と同様の構成を採用することができるが、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態以降においても同様に、その詳細な説明は省略する。
第1金属セパレータ60の面16aには、酸化剤ガス流路26の出口側と酸化剤ガス出口連通孔20bとの間に、複数の出口連通路28bを形成するための複数の流路形成部材62が設けられる。水平方向両端に配置される流路形成部材62には、酸化剤ガス出口連通孔20bに向かって重力方向に延在する板状部64が一体に設けられる。板状部64は、流路形成部材62と一体成形してもよく、また、例えば、樹脂製材料により別体に構成してもよい。
このように構成される第2の実施形態では、特に、水平方向両端の流路形成部材62に沿って移動する結露水が、前記流路形成部材62を回り込んで第1シール部材32の壁面に移動することを一層確実に阻止することができる。これにより、結露水は、酸化剤ガス流路26から酸化剤ガス出口連通孔20bに連続して流れることがなく、液絡経路が形成されることを一層確実に抑制することが可能になるという効果が得られる。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータ70の要部拡大説明図である。
第1金属セパレータ70の面16aには、酸化剤ガス流路26の出口側と酸化剤ガス出口連通孔20bとの間に、複数の出口連通路28bを形成するための複数の流路形成部材72が重力方向に延在して設けられる。水平方向両端に配置される流路形成部材72には、酸化剤ガス出口連通孔20bに向かって重力方向に延在する板状部74が一体に設けられるとともに、前記板状部74の下端には、屈曲部76が設けられる。屈曲部76は、鉛直下方向から略水平方向の間の任意の角度に設定される。
このように構成される第3の実施形態では、上記の第2の実施形態と同様に、水平方向両端に配置される流路形成部材72に沿って移動する結露水は、板状部74の案内作用下に屈曲部76に移動し、この屈曲部76で、一旦、水滴状となった後、酸化剤ガス出口連通孔20bに滴下排出される。これにより、結露水が連続して流れることを確実に阻止することが可能なる等、上記の第2の実施形態と同様の効果が得られる。
図8は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池80の要部分解斜視説明図である。
燃料電池80は、電解質膜・電極構造体82が第1金属セパレータ84と第2金属セパレータ86とに挟持される。燃料電池80の上端縁部には、酸化剤ガス入口連通孔20a及び燃料ガス入口連通孔24aが設けられるとともに、前記燃料電池80の下端縁部には、酸化剤ガス出口連通孔20b及び燃料ガス出口連通孔24bが設けられる。燃料電池80の短辺方向一端縁部には、冷却媒体入口連通孔22aが設けられるとともに、前記燃料電池80の短辺方向他端縁部には、冷却媒体出口連通孔22bが設けられる。
電解質膜・電極構造体82は、固体高分子電解質膜50aと前記固体高分子電解質膜50aを挟持するアノード側電極52a及びカソード側電極54aとを備える。アノード側電極52aは、カソード側電極54aよりも小さな表面積を有する、所謂、段差MEAを構成する。
第2金属セパレータ86には、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス流路38とを連通する入口側連通路部88aと、燃料ガス出口連通孔24bと前記燃料ガス流路38とを連通する出口側連通路部88bとが設けられる。
入口側連通路部88aは、面18bに設けられて燃料ガス入口連通孔24aに連通する複数の入口連通路90aと、第2金属セパレータ86を貫通して前記入口連通路90a及び燃料ガス流路38に連通する複数の貫通孔92aとを有する。出口側連通路部88bは、同様に、面18bに設けられて燃料ガス出口連通孔24bに連通する複数の出口連通路90bと、第2金属セパレータ86を貫通して前記出口連通路90b及び燃料ガス流路38に連通する複数の貫通孔92bとを有する。
図9に示すように、第2金属セパレータ86の面18bでは、出口側連通路部88bの複数の出口連通路90bを形成する複数の流路形成部材94が、重力方向に延在して設けられる。水平方向両端に配置される流路形成部材94は、連結部46a、46bにより第2シール部材42に連続する。
このように構成される第4の実施形態では、燃料ガス流路38を重力方向に移動して生成水を含む燃料ガスは、複数の貫通孔92bから面18b側に移動し、複数の出口連通路90bを通って燃料ガス出口連通孔24bに排出される。
その際、複数の出口連通路90bを形成する複数の流路形成部材94は、少なくとも水平方向一端、より好適には、水平方向両端に配置される前記流路形成部材94と第2シール部材42とが連結部46a、46bを介し連続している。従って、結露水が流路形成部材94と第2シール部材42との間からこの第2シール部材42の壁面を伝わって連続して流れることがない。これにより、液絡経路が形成されることを良好に抑制することができる等、上記の第1〜第3の実施形態と同様の効果が得られる。
10、80…燃料電池 14…電解質膜・電極構造体
16、18、60、70、84、86…金属セパレータ
20a…酸化剤ガス入口連通孔 20b…酸化剤ガス出口連通孔
22a…冷却媒体入口連通孔 22b…冷却媒体出口連通孔
24a…燃料ガス入口連通孔 24b…燃料ガス出口連通孔
26…酸化剤ガス流路 28a、40a、90a…入口連通路
28b、40b、90b…出口連通路 32、42…シール部材
34a、34b、44a、44b、62、72、94…流路形成部材
36a、36b、46a、46b…連結路
38…燃料ガス流路 50、50a…固体高分子電解質膜
52、52a…アノード側電極 54、54a…カソード側電極
64、74…板状部 76…屈曲部
88a…入口側連通路部 88b…出口側連通路部
92a、92b…貫通孔

Claims (3)

  1. 電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体とセパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と前記セパレータとの間には、前記電極に沿って重力方向に反応ガスを供給する反応ガス流路が設けられるとともに、前記反応ガス流路の上方に位置し且つ積層方向に貫通して前記反応ガスを流す反応ガス入口連通孔と、前記反応ガス流路の下方に位置し且つ前記積層方向に貫通して前記反応ガスを流す反応ガス出口連通孔とを有する燃料電池であって、
    前記反応ガス流路と前記反応ガス出口連通孔との間には、重力方向に延在する複数の連通路を形成するための複数の流路形成部材が水平方向に配列されるとともに、
    前記反応ガス出口連通孔を周回するシール部材には、少なくとも水平方向一端に配置される前記流路形成部材に連続する連結部が設けられることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、少なくとも前記水平方向一端に配置される前記流路形成部材には、前記反応ガス出口連通孔に向かって重力方向に延在する板状部が一体に設けられることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項2記載の燃料電池において、前記板状部の下端には、屈曲部が設けられることを特徴とする燃料電池。
JP2009027324A 2009-02-09 2009-02-09 燃料電池 Withdrawn JP2010182624A (ja)

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