JP2010182615A - 照明装置及びプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプの交換回数を減らすことができる照明装置及びプロジェクターを提供すること。
【解決手段】ランプと、ランプを点灯する点灯駆動装置とを含む複数の光源部100−1,100−2と、それぞれのランプが前回消灯する直前期のランプ状態をランプ状態情報として記憶する状態記憶部300と、複数の光源部100−1,100−2の中から1つ以上を選択し、選択した光源部の点灯駆動装置にランプの点灯を指示する制御部200とを含み、制御部200は、それぞれのランプ90−1,90−2に対応するランプ状態情報に基づいて、光源部を選択する。ランプ状態情報として、ランプの駆動電圧やランプの光量を用いてもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、照明装置及びプロジェクターに関する。
複数の光源(ランプ)を有し、これらを選択的に点灯することができる投射型表示装置(プロジェクター)が知られている。
特開平8−36180号公報
ランプにはそれぞれ寿命があるため、ランプを用いた装置を使い続けるためには、ランプを交換する必要がある。ランプの交換回数を減らすためには、残り寿命の長いランプを優先的に点灯することが望ましい。
しかし、ランプ自体の個体差や、それぞれのランプの使用状況の違いにより、ランプの寿命はそれぞれ異なる。したがって、積算された点灯時間の短いものであっても、残り寿命が長いとは限らない。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、ランプの交換回数を減らすことができる照明装置及びプロジェクターを提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、ランプと、前記ランプを点灯する点灯駆動装置とを含む複数の光源部と、それぞれの前記ランプが前回消灯する直前期のランプ状態をランプ状態情報として記憶する記憶部と、前記複数の光源部の中から1つ以上を選択し、選択した前記光源部の前記点灯駆動装置に前記ランプの点灯を指示する制御部とを含み、前記制御部は、それぞれの前記ランプに対応する前記ランプ状態情報に基づいて、前記光源部を選択することを特徴とする。
本発明によれば、ランプが前回消灯する直前期のランプ状態に応じて点灯するランプを選択することができる。これにより、残り寿命の長いランプを優先的に点灯することが可能になるため、ランプの交換回数を減らすことができる照明装置を実現できる。
この照明装置は、前記点灯駆動装置は、前記ランプの駆動電圧を検出し駆動電圧検出部を含み、前記記憶部は、前記ランプ状態情報として前記駆動電圧を記憶してもよい。
この照明装置は、前記制御部は、前記駆動電圧がより小さい前記ランプを優先して選択してもよい。
この照明装置は、前記ランプの光量を検出する光量検出部を含み、
前記記憶部は、前記ランプ状態情報として前記光量を記憶してもよい。
この照明装置は、前記制御部は、前記光量がより大きいの前記ランプを優先して選択してもよい。
本発明に係るプロジェクターは、これらのいずれかの照明装置を含むことを特徴とする。
第1実施形態に係る照明装置の回路ブロック図。 光源部の構成の一例を示す回路図。 第1実施形態における点灯操作からランプ点灯開始までのフローチャート。 第1実施形態における消灯操作からランプの消灯までのフローチャート。 第2実施形態に係る照明装置の回路ブロック図。 第2実施形態における点灯操作からランプ点灯開始までのフローチャート。 第2実施形態における消灯操作からランプの消灯までのフローチャート。 本実施の形態に係るプロジェクターの構成の一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.第1実施形態に係る照明装置
図1は、第1実施形態に係る照明装置の回路ブロック図である。
本実施の形態に係る照明装置1は、複数の光源部を含む。それぞれの光源部は、ランプと、ランプを点灯する点灯駆動装置とを含んで構成されている。
本実施形態においては、照明装置1は、ランプ90−1と、ランプ90−1を点灯する点灯駆動装置10−1とを含む光源部100−1と、ランプ90−2と、ランプ90−2を点灯する点灯駆動装置10−2とを含む光源部100−2との2つの光源部を含んでいる。ランプ90−1及び90−2は、例えば放電灯を用いてもよい。
なお、本実施形態の説明においては、照明装置1が2つの光源部を含む場合について説明するが、照明装置1は、光源部を3つ以上含んでいてもよい。
点灯駆動装置10−1は、ランプ90−1を駆動するための交流駆動電流を生成し、ランプ90−1に供給することによりランプ90−1を点灯駆動する。点灯駆動装置10−2は、ランプ90−2を駆動するための交流駆動電流を生成し、ランプ90−2に供給することによりランプ90−2を点灯駆動する。
また、点灯駆動装置10−1及び10−2は、後述する制御部200と通信し、それぞれランプ90−1及び90−2に対する点灯命令や消灯命令を受け付ける。点灯駆動装置10−1及び10−2は、点灯命令に基づいてそれぞれランプ90−1及び90−2を点灯(点灯駆動を開始)し、消灯命令に基づいてそれぞれランプ90−1及び90−2を消灯(点灯駆動を終了)する。
点灯駆動装置10−1及び10−2と制御部200とは、例えばUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)によるシリアル通信により通信してもよい。
図2は、光源部100−1の構成の一例を示す回路図である。なお、光源部100−2の構成も同様である。
点灯駆動装置10−1は、電力制御回路20を含む。電力制御回路20は、ランプ90−1に供給する駆動電力を生成する。本実施形態においては、電力制御回路20は、直流電源80を入力とし、当該入力電圧を降圧して直流電流Idを出力するダウンチョッパー回路で構成されている。
電力制御回路20は、スイッチ素子21、ダイオード22、コイル23及びコンデンサー24を含んで構成することができる。スイッチ素子21は、例えばトランジスターで構成することができる。本実施形態においては、スイッチ素子21の一端は直流電源80の正電圧側に接続され、他端はダイオード22のカソード端子及びコイル23の一端に接続されている。また、コイル23の他端にはコンデンサー24の一端が接続され、コンデンサー24の他端はダイオード22のアノード端子及び直流電源80の負電圧側に接続されている。スイッチ素子21の制御端子には点灯駆動制御部40から電流制御信号が入力されてスイッチ素子21のON/OFFが制御される。電流制御信号には、例えばPWM(Pulse Width Modulation)制御信号が用いられてもよい。
ここで、スイッチ素子21がONすると、コイル23に電流が流れ、コイル23にエネルギーが蓄えられる。その後、スイッチ素子21がOFFすると、コイル23に蓄えられたエネルギーがコンデンサー24とダイオード22とを通る経路で放出される。その結果、スイッチ素子21がONする時間の割合に応じた直流電流Idが発生する。
点灯駆動装置10−1は、交流変換回路30を含む。交流変換回路30は、電力制御回路20から出力される直流電流Idを入力し、所与のタイミングで極性反転することにより、任意のデューティー比や周波数をもつ放電灯駆動用の交流駆動電流Iを生成出力する。本実施形態においては、交流変換回路30はインバーターブリッジ回路(フルブリッジ回路)で構成されている。
交流変換回路30は、例えば、トランジスターなどの第1乃至第4のスイッチ素子31乃至34を含んで構成され、直列接続された第1及び第2のスイッチ素子31及び32と、直列接続された第3及び第4のスイッチ素子33及び34を、互いに並列接続して構成される。第1乃至第4のスイッチ素子31乃至34の制御端子には、それぞれ点灯駆動制御部40から交流変換制御信号が入力され、第1乃至第4のスイッチ素子31乃至34のON/OFFが制御される。
交流変換回路30は、第1及び第4のスイッチ素子31及び34と、第2及び第3のスイッチ素子32及び33を交互にON/OFFを繰り返すことにより、電力制御回路20から出力される直流電流Idの極性を交互に反転し、第1及び第2のスイッチ素子31及び32の共通接続点及び第3及び第4のスイッチ素子33及び34の共通接続点から、制御された周波数をもった交流駆動電流Iを生成出力する。
すなわち、第1及び第4のスイッチ素子31及び34がONの時には第2及び第3のスイッチ素子32及び33をOFFにし、第1及び第4のスイッチ素子31及び34がOFFの時には第2及び第3のスイッチ素子32及び33をONにするように制御する。したがって、第1及び第4のスイッチ素子31及び34がONの時には、コンデンサー24の一端から第1のスイッチ素子31、ランプ90−1、第4のスイッチ素子34の順に流れる交流駆動電流Iが発生する。また、第2及び第3のスイッチ素子32及び33をONの時には、コンデンサー24の一端から第3のスイッチ素子33、ランプ90−1、第2のスイッチ素子32の順に流れる交流駆動電流Iが発生する。
点灯駆動装置10−1は、点灯駆動制御部40を含む。点灯駆動制御部40は、電力制御回路20及び交流変換回路30を制御することにより、交流駆動電流Iの電流値、デューティー比、周波数等を制御する。点灯駆動制御部40は、交流変換回路30に対して交流駆動電流Iの極性反転タイミングによりデューティー比、周波数等を制御する交流変換制御を行う。また、点灯駆動制御部40は、電力制御回路20に対して、出力される直流電流Idの電流値を制御する電流制御を行う。
また、点灯駆動制御部40は、通信信号Sをやり取りすることにより制御部200と通信を行う。通信信号Sには、ランプ90−1に対する点灯命令や消灯命令、後述する電圧検出部で検出されたランプ90−1の駆動電圧情報が含まれてもよい。
点灯駆動制御部40の構成は、特に限定されるものではないが、本実施形態においては、点灯駆動制御部40は、システムコントローラー41、電力制御回路コントローラー42及び交流変換回路コントローラー43含んで構成されている。なお、点灯駆動制御部40は、その一部又は全てを半導体集積回路で構成してもよい。
システムコントローラー41は、電力制御回路コントローラー42及び交流変換回路コントローラー43を制御することにより、電力制御回路20及び交流変換回路30を制御する。システムコントローラー41は、後述する点灯駆動装置10−1内部に設けた動作検出部60により検出した駆動電圧Vd及び交流駆動電流Iに基づき、電力制御回路コントローラー42及び交流変換回路コントローラー43を制御してもよい。
本実施形態においては、システムコントローラー41は記憶部44を含んで構成されている。なお、記憶部44は、システムコントローラー41とは独立に設けてもよい。
システムコントローラー41は、記憶部44に格納された情報に基づき、電力制御回路20及び交流変換回路30を制御してもよい。記憶部44には、例えば交流駆動電流Iが同一極性で継続する保持時間、交流駆動電流Iの電流値、デューティー比、周波数、波形等の駆動パラメーターに関する情報が格納されていてもよい。
電力制御回路コントローラー42は、システムコントローラー41からの制御信号に基づき、電力制御回路20へ電流制御信号を出力することにより、電力制御回路20を制御する。
交流変換回路コントローラー43は、システムコントローラー41からの制御信号に基づき、交流変換回路30へ交流変換制御信号を出力することにより、交流変換回路30を制御する。
なお、点灯駆動制御部40は、専用回路により実現して上述した各種制御を行うようにすることもできるが、例えばCPU(Central Processing Unit)が記憶部44等に記憶された制御プログラムを実行することによりコンピューターとして機能し、これらの処理の各種制御を行うようにすることもできる。
点灯駆動装置10−1は、動作検出部60を含んでもよい。動作検出部60は、例えばランプ90−1の駆動電圧Vdを検出し、駆動電圧情報を出力する駆動電圧検出部60−1や、交流駆動電流Iを検出し、駆動電流情報を出力する電流検出部を含んでもよい。本実施形態においては、動作検出部60は、第1乃至第3の抵抗61乃至63を含んで構成されている。
本実施形態において、電圧検出部は、ランプ90−1と並列に、互いに直列接続された第1及び第2の抵抗61及び62で分圧した電圧により駆動電圧Vdを検出する。また、本実施形態において、電流検出部は、ランプ90−1に直列に接続された第3の抵抗63に発生する電圧により交流駆動電流Iを検出する。
点灯駆動装置10−1は、イグナイター回路70を含んでもよい。イグナイター回路70は、ランプ90−1の点灯開始時にのみ動作し、ランプ90−1の点灯開始時にランプ90−1の電極間を絶縁破壊して放電路を形成するために必要な高電圧(通常制御動作時よりも高い電圧)をランプ90−1の電極間に供給する。本実施形態においては、イグナイター回路70は、ランプ90−1と並列に接続されている。
本実施形態に係る照明装置1は、複数の光源部(本実施形態では光源部100−1及び100−2)の中から1つ以上を選択し、選択した光源部の点灯駆動装置にランプの点灯を指示する制御部200を含む。制御部200は、光源部100−1を選択した場合には点灯駆動装置10−1に点灯命令を出力することによりランプ90−1の点灯を指示し、光源部100−2を選択した場合には点灯駆動装置10−2に点灯命令を出力することによりランプ90−2の点灯を指示する。
また、制御部200は、ユーザーの操作に基づいて点灯操作や消灯操作等の操作情報を受け付けてもよい。
制御部200は、専用回路により実現して上述した制御や後述する各種制御を行うようにすることもできるが、例えばCPU(Central Processing Unit)が図示しない記憶装置等に記憶された制御プログラムを実行することによりコンピューターとして機能し、これらの処理の各種制御を行うようにすることもできる。
本実施形態に係る照明装置1は、それぞれのランプが前回消灯する直前期のランプ状態をランプ状態情報として記憶する状態記憶部300を含む。ランプが消灯する直前期のランプ状態情報は、例えば、ランプが消灯する直前に最後に取得されたランプ状態情報であってもよいし、ランプが消灯する直前の所定期間内におけるランプ状態情報の平均値であってもよい。
本実施形態においては、状態記憶部300が、ランプ状態情報としてランプの駆動電圧Vdに対応する駆動電圧情報を記憶する例について説明する。
状態記憶部300は、制御部200とバス等で接続され、制御部200が状態記憶部300にランプ状態情報として点灯駆動装置から受け取ったランプごとの駆動電圧情報を書き込んだり更新したりする。制御部200は、例えば、ランプ90−1の駆動電圧をV1、ランプ90−2の駆動電圧をV2として、これらにそれぞれ対応した駆動電圧情報を状態記憶部300に書き込む。また、制御部200は、状態記憶部300に記憶された駆動電圧情報を読み出すことができる。
状態記憶部300は、例えば不揮発性メモリーで構成してもよい。不揮発性メモリーで構成することにより、状態記憶部300に電源が供給されなくなっても、ランプ状態情報を保持することができる。
制御部200は、それぞれのランプに対応するランプ状態情報(本実施形態における駆動電圧情報)に基づいて、点灯を指示する光源部を選択する。例えば、制御部200は、駆動電圧Vdがより小さいランプを優先して選択してもよい。
図3は、本実施形態における点灯操作からランプ点灯開始までのフローチャートである。
まず、制御部200は、ユーザーからの点灯操作を受け付ける(ステップS100)。次に、制御部200は、状態記憶部300から、駆動電圧情報を読み出す(ステップS102)。
次に、制御部200は、ステップS102で読み出した駆動電圧情報に対応する駆動電圧V1と駆動電圧V2の大小を判定する(ステップS104)。ステップS104で駆動電圧V1が駆動電圧V2未満であるものと判定した場合には、点灯駆動装置10−1に点灯命令を送信する(ステップS108)。点灯命令を受信した点灯駆動装置10−1は、ランプ90−1を点灯開始する(ステップS110)。
ステップS104で、駆動電圧V1が駆動電圧V2以上であるものと判定した場合には、点灯駆動装置10−2に点灯命令を送信する(ステップS112)。点灯命令を受信した点灯駆動装置10−2は、ランプ90−2を点灯開始する(ステップS114)。
図4は、本実施形態における消灯操作からランプの消灯までのフローチャートである。
まず、制御部200は、ユーザーからの消灯操作を受け付ける(ステップS200)。次に、制御部200は、点灯しているランプに対応する点灯駆動装置から、駆動電圧情報を読み出す(ステップS202)。次に、制御部200は、ステップS202で読み出した駆動電圧情報を状態記憶部300に書き込む(ステップS204)。
次に、制御部200は、点灯しているランプに対応する点灯駆動装置に消灯命令を送信する(ステップS206)。なお、ステップS206は、ステップS200とステップS202との間で行ってもよい。
次に、消灯命令を受信した点灯駆動装置は、ランプを消灯する(ステップS208)。
本実施形態に係る照明装置によれば、ランプが前回消灯する直前期のランプ状態に応じて点灯するランプを選択することができる。これにより、残り寿命の長いランプを優先的に点灯することが可能になるため、ランプの交換回数を減らすことができる照明装置を実現できる。
また、ランプの駆動電圧はランプの電極の劣化状態との相関が高く、ランプ状態情報としては好適である。例えば放電灯においては、ランプの電極が劣化するにしたがってランプの駆動電圧は上昇する傾向にある。したがって、ランプの駆動電圧がより小さいランプを優先して選択することにより、残り寿命の長いランプを優先して選択することができる。
2.第2実施形態に係る照明装置
図5は、第2実施形態に係る照明装置の回路ブロック図である。なお、図1に示す照明装置と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る照明装置2は、ランプ90−1の光量を検出する光量検出部400−1と、ランプ90−2の光量を検出する光量検出部400−2を含む。光量検出部400−1、400−2は、それぞれ検出した光量を光量情報として制御部200に出力することができる。
本実施形態に係る照明装置2は、それぞれのランプが前回消灯する直前期のランプ状態をランプ状態情報として記憶する状態記憶部300を含む。ランプが消灯する直前期のランプ状態情報は、例えば、ランプが消灯する直前に最後に取得されたランプ状態情報であってもよいし、ランプが消灯する直前の所定期間内におけるランプ状態情報の平均値であってもよい。
本実施形態においては、状態記憶部300が、ランプ状態情報としてランプの光量Lに対応する光量情報を記憶する例について説明する。
状態記憶部300は、制御部200とバス等で接続され、制御部200が状態記憶部300にランプ状態情報として点灯駆動装置から受け取ったランプごとの光量情報を書き込んだり更新したりする。制御部200は、例えば、ランプ90−1の光量をL1、ランプ90−2の光量をL2として、これらにそれぞれ対応した光量情報を状態記憶部300に書き込む。また、制御部200は、状態記憶部300に記憶された光量情報を読み出すことができる。
制御部200は、それぞれのランプに対応するランプ状態情報(本実施形態における光量情報)に基づいて、点灯を指示する光源部を選択する。例えば、制御部200は、光量Lがより大きいランプを優先して選択してもよい。
図6は、本実施形態における点灯操作からランプ点灯開始までのフローチャートである。
まず、制御部200は、ユーザーからの点灯操作を受け付ける(ステップS300)。次に、制御部200は、状態記憶部300から、光量情報を読み出す(ステップS302)。
次に、制御部200は、ステップS302で読み出した光量情報に対応する光量L1と光量L2の大小を判定する(ステップS304)。ステップS304で光量L1が光量L2未満であるものと判定した場合には、点灯駆動装置10−1に点灯命令を送信する(ステップS308)。点灯命令を受信した点灯駆動装置10−1は、ランプ90−1を点灯開始する(ステップS310)。
ステップS304で、光量L1が光量L2以上であるものと判定した場合には、点灯駆動装置10−2に点灯命令を送信する(ステップS312)。点灯命令を受信した点灯駆動装置10−2は、ランプ90−2を点灯開始する(ステップS314)。
図7は、本実施形態における消灯操作からランプの消灯までのフローチャートである。
まず、制御部200は、ユーザーからの消灯操作を受け付ける(ステップS400)。次に、制御部200は、点灯しているランプに対応する光量検出部から受け取った光量情報を状態記憶部300に書き込む(ステップS402)。
次に、制御部200は、点灯しているランプに対応する点灯駆動装置に消灯命令を送信する(ステップS404)。次に、消灯命令を受信した点灯駆動装置は、ランプを消灯する(ステップS406)。
本実施形態に係る照明装置によれば、ランプが前回消灯する直前期のランプ状態に応じて点灯するランプを選択することができる。これにより、残り寿命の長いランプを優先的に点灯することが可能になるため、ランプの交換回数を減らすことができる照明装置を実現できる。
また、ランプの光量はランプの劣化状態との相関が高く、ランプ状態情報としては好適である。例えば放電灯においては、ランプが劣化するにしたがってランプの光量は低下する傾向にある。したがって、ランプの光量がより大きいランプを優先して選択することにより、残り寿命の長いランプを優先して選択することができる。
3.プロジェクター
図8は、本実施の形態に係るプロジェクターの構成の一例を示す図である。プロジェクター500は、第1実施形態に係る照明装置1を含んだプロジェクターの例である。なお、図1に示す照明装置1と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
プロジェクター500は、画像信号変換部510、直流電源装置520、点灯駆動装置10−1及び10−2、ランプ90−1及び90−2、制御部200、状態記憶部300、ミラー群550、液晶パネル560R、560G、560B、画像処理装置570を含む。本実施の形態においては、ランプ90−1及び90−2には放電灯を用いている。
画像信号変換部510は、外部から入力された画像信号502(輝度−色差信号やアナログRGB信号など)を所定のワード長のデジタルRGB信号に変換して画像信号512R、512G、512Bを生成し、画像処理装置570に供給する。
画像処理装置570は、3つの画像信号512R、512G、512Bに対してそれぞれ画像処理を行い、液晶パネル560R、560G、560Bをそれぞれ駆動するための駆動信号572R、572G、572Bを出力する。
直流電源装置520は、外部の交流電源600から供給される交流電圧を一定の直流電圧に変換し、トランス(図示しないが、直流電源装置520に含まれる)の2次側にある画像信号変換部510、画像処理装置570及びトランスの1次側にある点灯駆動装置10−1及び10−2に直流電圧を供給する。
点灯駆動装置10−1及び10−2は、起動時にランプ90−1及び90−2の電極間に高電圧を発生して絶縁破壊させて放電路を形成し、以後ランプ90−1及び90−2が放電を維持するための駆動電流を供給する。本実施の形態においては、図2を用いて説明した点灯駆動装置10−1と同じ構成の点灯駆動装置を使用している。
ランプ90−1及び90−2が発する光束は、ミラー群550に含まれる2つのダイクロイックミラーを通してそれぞれR、G、Bの色光に分離され、その他のミラーで反射されて、それぞれ液晶パネル560R、560G、560Bに透過される。
液晶パネル560R、560G、560Bには、それぞれ駆動信号572R、572G、572Bによる画像が表示されており、当該画像によって各液晶パネルに入射する色光の輝度が変調され、再びダイクロイックプリズムで合成されてスクリーン700に投射される。
制御部200は、プロジェクターの点灯開始から消灯に至るまでの動作を制御する。プロジェクター500がユーザーからの点灯操作を受け付けると、状態記憶部300に記憶されているランプ状態情報に基づいて点灯するランプを選択し、点灯駆動装置10−1又は10−2に通信信号581又は582として点灯命令を送信する。また、プロジェクター500がユーザーからの消灯操作を受け付けると、点灯しているランプに対応する点灯駆動装置10−1又は10−2に通信信号581又は582として消灯命令を送信する。また、制御部200は、通信信号581及び582として点灯駆動装置10−1及び10−2からランプ90−1及び90−2の駆動電圧情報を読み出し、状態記憶部300に書き込む。
このように構成したプロジェクター500は、ランプが前回消灯する直前期のランプ状態に応じて点灯するランプを選択することができる。これにより、残り寿命の長いランプを優先的に点灯することが可能になるため、ランプの交換回数を減らすことができるプロジェクターを実現できる。
上記各実施形態においては、3つの液晶パネルを用いたプロジェクターを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つ、2つ又は4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクターにも適用可能である。
上記各実施形態においては、透過型のプロジェクターを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、反射型のプロジェクターにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶パネル等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型の液晶パネルやマイクロミラー型光変調装置などのように光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス;Texas Instruments社の商標)を用いることができる。反射型のプロジェクターにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクターと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
例えば、上述の説明では、2つの光源部を含む照明装置及びプロジェクターの例にについて説明したが、3つ以上の光源部を含んだ照明装置及びプロジェクターであってもよい。また、3つ以上の光源部の中から2つ以上の光源部を選択してランプを点灯する照明装置及びプロジェクターでもよい。
また例えば、上述の説明では、第1実施形態に係る照明装置1を含んだプロジェクターの例について説明したが、第2実施形態に係る照明装置2を含んだプロジェクターとしてもよい。
また例えば、上述の説明では、ランプ状態情報としてランプの駆動電圧に基づいて光源部を選択する例とランプの光量に基づいて光源部を選択する例についてそれぞれ説明したが、ランプと駆動電圧とランプの光量を組み合わせる等、複数種類のランプ状態情報を組み合わせて点灯する光源部を選択してもよい。
1 照明装置、10−1,10−2 点灯駆動装置、20 電力制御回路、21 スイッチ素子、22 ダイオード、23 コイル、24 コンデンサー、30 交流変換回路、31〜34 スイッチ素子、40 点灯駆動制御部、40−1 電流制御手段、40−2 交流変換制御手段、41 システムコントローラー、42 電力制御回路コントローラー、43 交流変換回路コントローラー、44 記憶部、60 動作検出部、60−1 駆動電圧検出部、61〜63 抵抗、70 イグナイター回路、80 直流電源、90−1,90−2 ランプ、100−1,100−2 光源部、200 制御部、300 状態記憶部、400−1,400−2 光量検出部、500 プロジェクター、510 画像信号変換部、512R 画像信号(R)、512G 画像信号(G)、512B 画像信号(B)、520 直流電源装置、550 ミラー群、560R 液晶パネル(R)、560G 液晶パネル(G)、560B 液晶パネル(B)、570 画像処理装置、572R 液晶パネル(R)駆動信号、572G 液晶パネル(G)駆動信号、572B 液晶パネル(B)駆動信号、581,582 通信信号、600 交流電源、700 スクリーン

Claims (6)

  1. ランプと、前記ランプを点灯する点灯駆動装置とを含む複数の光源部と、
    それぞれの前記ランプが前回消灯する直前期のランプ状態をランプ状態情報として記憶する状態記憶部と、
    前記複数の光源部の中から1つ以上を選択し、選択した前記光源部の前記点灯駆動装置に前記ランプの点灯を指示する制御部とを含み、
    前記制御部は、それぞれの前記ランプに対応する前記ランプ状態情報に基づいて、前記光源部を選択することを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記点灯駆動装置は、前記ランプの駆動電圧を検出する駆動電圧検出部を含み、
    前記状態記憶部は、前記ランプ状態情報として前記駆動電圧を記憶することを特徴とする照明装置。
  3. 請求項2に記載の照明装置において、
    前記制御部は、前記駆動電圧がより小さい前記ランプを優先して選択することを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記ランプの光量を検出する光量検出部を含み、
    前記状態記憶部は、前記ランプ状態情報として前記光量を記憶することを特徴とする照明装置。
  5. 請求項4に記載の照明装置において、
    前記制御部は、前記光量がより大きいの前記ランプを優先して選択することを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の照明装置を含むことを特徴とするプロジェクター。
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