JP2010182110A - データ処理システム、そのユーザ発券装置および店頭収容ラックおよび販売処理装置および店舗サーバ装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法 - Google Patents

データ処理システム、そのユーザ発券装置および店頭収容ラックおよび販売処理装置および店舗サーバ装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レジ店員スペースの店頭収容ラックに収容されて一般購入者がアクセスできない店頭販売商品などでも、その購入を簡単かつ迅速としてLTVとリテンションを向上させることができるデータ処理システムを提供する。
【解決手段】ユーザ発券装置100は、店頭収容ラック300に収容されていて収容記憶部310に記憶されている複数種類の店頭販売商品を表示処理部110でタッチパネル101に画像表示させる。この画像表示された店頭販売商品を選定するユーザ入力操作に対応して発券処理部120がプリンタユニット102にタバコ購入チケットTSTを発行させる。このタバコ購入チケットTSTで店頭収容ラック300に収容されている店頭販売商品が一般ユーザに商品販売処理される。
【選択図】図1

Description

本発明は、店頭販売商品を付与されている商品ID(Identity)データで商品販売処理する販売処理装置が設置されているサプライチェーン店舗で利用されるデータ処理システム、そのユーザ発券装置および店頭収容ラックおよび販売処理装置および店舗サーバ装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法、に関する。
現在、いわゆるコンビニエンスストアなどのサプライチェーン店舗では、いわゆる什器や商品在庫ラックなどに様々な店頭販売商品が陳列されて販売されている。さらに、上述のようなサプライチェーン店舗では、いわゆるPOS(Point Of Sales)端末や電子キャッシュレジスタなどと呼称される販売処理装置が設置されている。
この販売処理装置は、店頭販売商品を付与されている商品IDデータで売買決済処理して販売履歴データを生成する。より具体的には、一般的な販売処理装置は、キーボードユニットやバーコードリーダを有する。
一方、店頭販売商品には商品IDデータであるJAN(Japanese Article Number)コードが、バーコード画像および数列テキストとして表記されている。そこで、そのバーコード画像をバーコードリーダに光学読取させたり、数列テキストをキーボードユニットに入力操作することで、商品IDデータが販売処理装置に入力されて売買決済処理される。
一般的なサプライチェーン店舗では、いわゆる商品売場に什器や商品在庫ラックが設置されており、いわゆるレジ店員スペースに販売処理装置が設置されている。そこで、一般ユーザは所望の店頭販売商品を什器や商品在庫ラックから取得してレジ店員スペースまで移送する。
しかし、例えば、タバコパックなどはコンビニエンスストアのユーザ移動スペースの商品収容ラックには収容されず、レジ店員スペースの後方の商品収容ラックに収容されていることが多々ある。
このような場合、一般ユーザが所望のタバコパックを購入するためには、その呼称を店舗作業員に口頭で伝達し、商品収容ラックから取得してもらう必要がある。しかし、これでは一般ユーザも店舗作業員も煩雑である。
そこで、顧客側の表示器にタッチパネルを備え、顧客側表示器のタッチパネルからもオペレータ側表示器のタッチパネルからも同時に商品入力することを可能とする2画面入力POSシステムも提案されている。
そのPOSシステムでは、オペレータ側表示器(タッチパネル付き)、顧客側表示器(タッチパネル付き)を備え、コンビニエンスストアなどで扱われている顧客がオペレータへ口頭で注文する商品で複数の種類が存在する商品(例:おでん)が注文された場合、それに属する商品を検索し、商品のメニューを顧客側表示器のタッチパネルとオペレータ側表示器のタッチパネルに表示する手段を用いて、オペレータ側で行う売り上げ入力作業と並行して、顧客自身が顧客側表示器から商品選択(タッチ入力)する(例えば、特許文献1参照)。
なお、店頭販売商品には商品IDデータであるJAN(Japanese Article Number)コードが、バーコード画像および数列テキストに格納されている。そこで、そのバーコード画像をバーコードリーダに光学読取させたり、数列テキストをキーボードユニットに入力操作することで、商品IDデータが販売処理装置に入力されて売買決済処理される。
すると、いわゆるPOSシステムでは、上述のように店頭販売商品が売買決済処理されるごとに販売履歴データが生成されてデータ収集される。このため、複数のサプライチェーン店舗からデータ収集された膨大な販売履歴データを分析することにより、例えば、販売戦略の効果的な立案などを実現することが可能となる。
例えば、相互に関連しない各種の小売店舗での販売履歴データを統合的に分析できるようにするデータ処理システムの提案がある。そのデータ処理システムでは、販売商品を購入する一般顧客の顧客識別データが店舗端末装置から販売履歴データとともにデータ処理装置までデータ送信されてデータ管理され、このデータ処理装置で複数の顧客識別データに共通する複数の販売履歴データの相関パターンがデータ検出される。
このため、ある販売商品Aを購入する一般顧客は、他の販売商品Bも購入する可能性が高いなどのことが検出される。顧客識別データは一般顧客を個人的に特定できる個人データとは無関係にデータ発行できるので、個人データの漏洩を確実に防止することができ、一般顧客に積極的に顧客識別データを利用させることができる(例えば、特許文献2参照)。
また、対象となる商品を購入する可能性の高い顧客に関する情報を得て、情報を得た顧客全員に対し、顧客にとって商品購入が容易である販売店から接触することにより、商品の販売促進を図るデータ処理システムの提案もある。
そのデータ処理システムは、顧客の氏名、住所および購入対象商品を含む顧客情報を格納する顧客情報格納手段と、商品販売店の名称および住所を含む情報を格納する販売店情報格納手段と、販売店情報格納手段に格納された情報と顧客情報格納手段に格納された情報に基づいて所定条件に一致する販売店を選択し、選択した販売店を顧客と接触する販売店として指定する販売店指定手段と、前記指定された販売店に当該顧客情報を配信する顧客情報配信手段と、を備える(例えば、特許文献3参照)。
さらに、ウェブページにおいて、複数の販売店における販売条件の比較を容易とし、さらに詳細な商品情報を提供するデータ処理システムの提案もある。このデータ処理システムでは、その情報検索を行なった利用者の個人情報を収集し、蓄積し、検索できるようにする。
つまり、上述のデータ処理システムは、商品ごとに、その商品を販売している各店舗の情報であって、各店舗における前記商品の販売に係わる所定情報を含む販売店情報を記憶する販売店情報記憶手段と、その販売店情報を検索する販売店情報検索手段と、検索条件に適合する店舗の順にその商品を販売している各店舗の情報を検索要求元のノードに出力する販売店情報出力手段と、店舗を選択してその商品の詳細商品情報の発送を依頼する信号が入力された場合に、検索要求を行なった者の個人情報の入力を受け付け、詳細商品情報とIDを発送する処理を行なう発送処理手段とを有する(例えば、特許文献4参照)。
特開2001−338345号公報 特開2002−190066号公報 特開2001−344496号公報 特開2002−092449号公報
しかし、現在は様々な商品が多品種となっており、上述したタバコパックなどの店頭販売商品も例外ではない。このため、タバコパックなどの店頭販売商品の品種も頻繁に増加しており、これに対応して店頭収容ラックの商品収容位置の個数も増大している。
しかも、上述のように店頭販売商品に新製品が頻繁に追加されるため、店頭収容ラックの商品収容位置に収容される店頭販売商品の位置も頻繁に変更されることになる。一方、いわゆるコンビニエンスストアなどのサプライチェーン店舗では、その店舗作業員は日々交代するアルバイト店員であることが多々ある。
このため、今日の巨大な店頭収容ラックの膨大な商品収容位置から、一般ユーザが所望する店頭販売商品をアルバイトなどの店舗作業員が即座に発見することは、非常に困難である。
特に、タバコパックなどの店頭販売商品では、「××」「××ライト」「××メンソール」などのように、共通ブランドでの多様化が進行している。当然ながら、このようなタバコパックはフェイス画像などと呼称される製品前面画像も類似している。
このため、一般ユーザが「××ライト」を所望しているのに店舗作業員が「××メンソール」と錯誤するようなことが多発する。このようなことが多発すると、店頭収容ラックに店頭販売商品が収容されていても、一般ユーザを大幅に待たせることになり、店舗作業員も煩雑な作業を強いられることになる。
一方、上述のような作業のために一人の一般ユーザが店舗作業員を占有することは、他の一般ユーザに迷惑となる。このため、一般ユーザは自身で気楽に所望の店頭販売商品を選定して決済したいとの要望がある。
さらに、前述のように従来のPOSシステムでは、店頭販売商品の販売履歴データを記録してデータ収集することにより、一般ユーザの行動を推測して販売戦略の立案などに利用している。
しかし、店頭販売商品の販売履歴データによるデータマイニングには限界があり、例えば、店頭販売商品を購入しようとして途中で断念した一般ユーザの行動などはデータ収集することができない。
また、店頭販売商品が販売されて販売履歴データが生成された場合でも、その店頭販売商品と比較検討された店頭販売商品などをデータ収集することもできない。さらに、どのような検討結果として、その店頭販売商品を一般ユーザが購入したのか、などをデータ収集することもできない。
このため、店頭販売商品の販売履歴データを利用した一般ユーザのデータマイニングによる販売戦略の立案は限界がきており、より一般ユーザの行動を反映したデータ収集が要望されている。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、店頭販売商品を購入しようとして途中で断念した一般ユーザの行動などまでデータ収集することができるデータ処理システム、そのユーザ発券装置および店頭収容ラックおよび販売処理装置および店舗サーバ装置、そのコンピュータプログラムおよびデータ処理方法、を提供するものである。
本発明のデータ処理システムは、店頭販売商品を商品販売処理する販売処理装置が複数のサプライチェーン店舗に個々に設置されているデータ処理システムであって、サプライチェーン店舗のレジ店員スペースに設置されて一般ユーザの要望により店舗作業員が取得する店頭販売商品を商品収容位置ごとに取得自在に収容する店頭収容ラックと、少なくとも店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品を記憶する収容記憶部と、一般ユーザにユーザ入力操作されるタッチパネルとユーザ入力操作に対応して特定の店頭販売商品の商品購入チケットを発行するプリンタユニットとを有してサプライチェーン店舗に個々に設置されるユーザ発券装置と、店頭収容ラックに収容されていて収容記憶部に記憶されている複数種類の店頭販売商品をタッチパネルに画像表示させる表示処理部と、一人の一般ユーザによるユーザ発券装置への少なくともユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録部と、複数のサプライチェーン店舗で任意に記録されたユーザ行動履歴をデータ収集する記録収集部と、を有する。
従って、本発明のデータ処理システムでは、複数のサプライチェーン店舗に店頭販売商品を商品販売処理する販売処理装置が個々に設置されている。そのサプライチェーン店舗のレジ店員スペースに設置される店頭収容ラックが一般ユーザの要望により店舗作業員が取得する店頭販売商品を商品収容位置ごとに取得自在に収容し、この少なくとも店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品を収容記憶部が記憶する。一般ユーザにユーザ入力操作されるタッチパネルとユーザ入力操作に対応して特定の店頭販売商品の商品購入チケットを発行するプリンタユニットとを有するユーザ発券装置もサプライチェーン店舗に個々に設置される。店頭収容ラックに収容されていて収容記憶部に記憶されている複数種類の店頭販売商品を表示処理部がタッチパネルに画像表示させる。このような状態で一人の一般ユーザによるユーザ発券装置への少なくともユーザ入力操作を履歴記録部が一つのユーザ行動履歴として記録する。このような手法で、複数のサプライチェーン店舗で任意に記録されたユーザ行動履歴を記録収集部がデータ収集する。このため、レジ店員スペースの店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品がユーザ発券装置のタッチパネルに画像表示されるので、そのタッチパネルへのユーザ入力操作で店頭販売商品の商品購入チケットが一般ユーザに発行され、この商品購入チケットで店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品が一般ユーザに商品販売処理される。しかも、このようにユーザ行動の自由度を向上させておきながら、一般的な販売履歴データだけでは不可能な、そのユーザ行動履歴までデータ収集することができる。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、タッチパネルに画像表示された店頭販売商品を選定するユーザ入力操作に対応してプリンタユニットに商品購入チケットを発行させる発券処理部を、さらに有し、履歴記録部は、一人の一般ユーザのユーザ発券装置への少なくともユーザ入力操作の開始から商品購入チケットの発行までを一つのユーザ行動履歴として記録してもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、タッチパネルに画像表示されている複数種類の店頭販売商品からユーザ入力操作により一つを選定する商品選定部と、タッチパネルで選定されている一つの店頭販売商品をユーザ入力操作により確定する商品確定部とを、さらに有し、発券処理部は、確定された店頭販売商品の商品購入チケットをプリンタユニットに発行させ、履歴記録部は、選定された少なくとも一つの店頭販売商品をユーザ行動履歴に記録してもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、履歴記録部は、商品購入チケットの発行までに選定された複数の店頭販売商品を順番とともにユーザ行動履歴に記録してもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、収容記憶部は、店頭収容ラックの複数種類の店頭販売商品と複数の商品収容位置との収容対応関係を記憶し、表示処理部は、記憶されている収容対応関係により複数種類の店頭販売商品を商品収容位置に対応してタッチパネルに画像表示させ、履歴記録部は、商品購入チケットの発行までに選定された複数の店頭販売商品を対応する商品収容位置とともにユーザ行動履歴に記録してもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、履歴記録部は、商品購入チケットを発行しなかった一人の一般ユーザによるユーザ発券装置でのユーザ入力操作も一つのユーザ行動履歴として記録してもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、履歴記録部は、商品購入チケットの印刷内容の少なくとも一部もユーザ行動履歴の一部として記録してもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、収容記憶部は、店頭収容ラックの複数種類の店頭販売商品と複数の商品収容位置との収容対応関係を記憶し、表示処理部は、記憶されている収容対応関係により複数種類の店頭販売商品を商品収容位置に対応してタッチパネルに画像表示させてもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、タッチパネルに画像表示されている複数種類の店頭販売商品からユーザ入力操作により一つを選定する商品選定部と、タッチパネルで選定されている一つの店頭販売商品をユーザ入力操作により確定する商品確定部とを、さらに有し、発券処理部は、確定された店頭販売商品の商品購入チケットをプリンタユニットに発行させてもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、店頭収容ラックに形成されていて商品購入チケットが発行される店頭販売商品の商品収容位置を報知出力する収容報知部を、さらに有してもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、特定の店頭販売商品の少なくとも一部がタバコパックとタバコカートンからなってもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、記録収集部は、タバコパックとタバコカートンを製造販売する商品製造メーカのデータ処理装置に形成されていてもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、収容記憶部と表示処理部と履歴記録部との少なくとも一部とタッチパネルとプリンタユニットとをユーザ発券装置が有してもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、収容記憶部と表示処理部と履歴記録部との少なくとも一部を店頭収容ラックと販売処理装置との少なくとも一方が有してもよい。
また、上述のようなデータ処理システムにおいて、サプライチェーン店舗でレジ店員スペースから離間した店舗バックヤードに設置されて販売処理装置が商品販売処理により生成する販売履歴データを収集する店舗サーバ装置を有し、店舗サーバ装置が、収容記憶部と表示処理部と履歴記録部との少なくとも一部を有してもよい。
本発明のユーザ発券装置は、本発明のデータ処理システムのユーザ発券装置であって、少なくとも店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品を記憶する収容記憶部と、店頭収容ラックに収容されていて収容記憶部に記憶されている複数種類の店頭販売商品をタッチパネルに画像表示させる表示処理部と、タッチパネルに画像表示された店頭販売商品を選定するユーザ入力操作に対応してプリンタユニットに商品購入チケットを発行させる発券処理部と、一人の一般ユーザによるユーザ発券装置への少なくともユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録部と、の少なくとも一部と、一般ユーザにユーザ入力操作されるタッチパネルと、ユーザ入力操作に対応して特定の店頭販売商品の商品購入チケットを発行するプリンタユニットと、を有する。
本発明の店頭収容ラックは、本発明のデータ処理システムの店頭収容ラックであって、少なくとも店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品を記憶する収容記憶部と、店頭収容ラックに収容されていて収容記憶部に記憶されている複数種類の店頭販売商品をタッチパネルに画像表示させる表示処理部と、タッチパネルに画像表示された店頭販売商品を選定するユーザ入力操作に対応してプリンタユニットに商品購入チケットを発行させる発券処理部と、一人の一般ユーザによるユーザ発券装置への少なくともユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録部と、の少なくとも一部を有する。
本発明の販売処理装置は、本発明のデータ処理システムの販売処理装置であって、少なくとも店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品を記憶する収容記憶部と、店頭収容ラックに収容されていて収容記憶部に記憶されている複数種類の店頭販売商品をタッチパネルに画像表示させる表示処理部と、タッチパネルに画像表示された店頭販売商品を選定するユーザ入力操作に対応してプリンタユニットに商品購入チケットを発行させる発券処理部と、一人の一般ユーザによるユーザ発券装置への少なくともユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録部と、の少なくとも一部を有する。
本発明の店舗サーバ装置は、本発明のデータ処理システムの店舗サーバ装置であって、少なくとも店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品を記憶する収容記憶部と、店頭収容ラックに収容されていて収容記憶部に記憶されている複数種類の店頭販売商品をタッチパネルに画像表示させる表示処理部と、タッチパネルに画像表示された店頭販売商品を選定するユーザ入力操作に対応してプリンタユニットに商品購入チケットを発行させる発券処理部と、一人の一般ユーザによるユーザ発券装置への少なくともユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録部と、の少なくとも一部を有する。
本発明のコンピュータプログラムは、本発明のユーザ発券装置と本発明の店頭収容ラックと本発明の販売処理装置と本発明の店舗サーバ装置との少なくとも一つのコンピュータプログラムであって、少なくとも店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品を記憶する収容記憶処理と、店頭収容ラックに収容されていて収容記憶部に記憶されている複数種類の店頭販売商品をタッチパネルに画像表示させる表示制御処理と、一人の一般ユーザによるユーザ発券装置への少なくともユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録処理と、の少なくとも一部をユーザ発券装置と店頭収容ラックと販売処理装置と店舗サーバ装置との少なくとも一つに実行させる。
本発明のデータ処理方法は、本発明のユーザ発券装置と本発明の店頭収容ラックと本発明の販売処理装置と本発明の店舗サーバ装置との少なくとも一つのデータ処理方法であって、少なくとも店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品を記憶する収容記憶動作と、店頭収容ラックに収容されていて収容記憶部に記憶されている複数種類の店頭販売商品をタッチパネルに画像表示させる表示制御動作と、一人の一般ユーザによるユーザ発券装置への少なくともユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録動作と、の少なくとも一部をユーザ発券装置と店頭収容ラックと販売処理装置と店舗サーバ装置との少なくとも一つに実行させる。
なお、本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与されたコンピュータ装置、コンピュータプログラムによりコンピュータ装置に実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。
また、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要もなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でよい。
また、本発明のコンピュータプログラムおよびデータ処理方法は、複数の処理および動作を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の処理および複数の動作を実行する順番を限定するものではない。
このため、本発明のコンピュータプログラムおよびデータ処理方法を実施するときには、その複数の処理および複数の動作の順番は内容的に支障をきたさない範囲で変更することができる。
さらに、本発明のコンピュータプログラムおよびデータ処理方法は、複数の処理および複数の動作が個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある処理および動作の実行中に他の処理および動作が発生すること、ある処理および動作の実行タイミングと他の処理および動作の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
また、本発明で云う収容対応関係とは、ユーザ入力操作で切換表示される複数の商品選定画面の画像データを有すればよい。このような収容対応関係は、例えば、動画データ、テキストデータ、音声データ、操作アイコン、等の一部ないし全部を有し、それらがハイパーリンクにより接続されているデータ構造などを許容する。
本発明のデータ処理システムでは、複数のサプライチェーン店舗に店頭販売商品を商品販売処理する販売処理装置が個々に設置されている。そのサプライチェーン店舗のレジ店員スペースに設置される店頭収容ラックが一般ユーザの要望により店舗作業員が取得する店頭販売商品を商品収容位置ごとに取得自在に収容し、この少なくとも店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品を収容記憶部が記憶する。一般ユーザにユーザ入力操作されるタッチパネルとユーザ入力操作に対応して特定の店頭販売商品の商品購入チケットを発行するプリンタユニットとを有するユーザ発券装置もサプライチェーン店舗に個々に設置される。店頭収容ラックに収容されていて収容記憶部に記憶されている複数種類の店頭販売商品を表示処理部がタッチパネルに画像表示させる。このような状態で一人の一般ユーザによるユーザ発券装置への少なくともユーザ入力操作を履歴記録部が一つのユーザ行動履歴として記録する。このような手法で、複数のサプライチェーン店舗で任意に記録されたユーザ行動履歴を記録収集部がデータ収集する。このため、レジ店員スペースの店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品がユーザ発券装置のタッチパネルに画像表示されるので、そのタッチパネルへのユーザ入力操作で店頭販売商品の商品購入チケットが一般ユーザに発行され、この商品購入チケットで店頭収容ラックに収容されている店頭販売商品が一般ユーザに商品販売処理される。しかも、このようにユーザ行動の自由度を向上させておきながら、一般的な販売履歴データだけでは不可能な、そのユーザ行動履歴までデータ収集することができる。このため、特定の店頭販売商品の販売戦略の立案などに有効に利用することができる。
本発明の実施の形態のデータ処理システムの論理構造を示す模式的なブロック図である。 データ処理システムの物理構造を示す模式的なブロック図である。 ユーザ発券装置などが設置されたサプライチェーン店舗であるコンビニエンスストアのレジ店員スペースの外観を示す模式的な斜視図である。 ユーザ発券装置の回路構造を示すブロック図である。 特定の店頭販売商品であるタバコパックの外観を示す斜視図である。 店頭収容ラックの外観を示す斜視図である。 店頭収容ラックの回路構造を示すブロック図である。 ユーザ発券装置のタッチパネルの表示画像を示す模式的な正面図である。 ユーザ発券装置のタッチパネルの表示画像を示す模式的な正面図である。 商品購入チケットであるタバコ購入チケットの外観を示す模式的な正面図である。 店頭収容ラックのデータ処理方法を示すフローチャートである。 ユーザ発券装置のデータ処理方法を示すフローチャートである。 データ処理装置のデータ処理方法を示すフローチャートである。 一の変形例のユーザ発券装置のタッチパネルの表示画像を示す模式的な正面図である。
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。本実施の形態のデータ処理システム1000では、図1ないし図3に示すように、各種の店頭販売商品(図示せず)を商品販売処理する販売処理装置200が複数のサプライチェーン店舗であるコンビニエンスストアCVSに個々に設置されている。
本実施の形態のデータ処理システム1000は、コンビニエンスストアCVSのレジ店員スペースSRSに設置されて一般ユーザの要望により店舗作業員が取得する店頭販売商品であるタバコパックSTP等を商品収容位置PKSごとに取得自在に収容する店頭収容ラック300と、少なくとも店頭収容ラック300に収容されているタバコパックSTP等を記憶する収容記憶部310と、一般ユーザにユーザ入力操作されるタッチパネル101とユーザ入力操作に対応して特定のタバコパックSTP等の商品購入チケットであるタバコ購入チケットTSTを発行するプリンタユニット102とを有してコンビニエンスストアCVSに個々に設置されるユーザ発券装置100と、店頭収容ラック300に収容されていて収容記憶部310に記憶されている複数種類のタバコパックSTP等をタッチパネル101に画像表示させる表示処理部110と、タッチパネル101に画像表示されたタバコパックSTP等を選定するユーザ入力操作に対応してプリンタユニット102にタバコ購入チケットTSTを発行させる発券処理部120と、を有する。
より詳細には後述するが、図1に示すように、上述の表示処理部110と発券処理部120とはユーザ発券装置100に形成されており、収容記憶部310は店頭収容ラック300に形成されている。
この店頭収容ラック300には、タバコ購入チケットTSTが発行されるタバコパックSTP等の商品収容位置PKSを報知出力する収容報知部320も形成されている。また、店頭収容ラック300の収容記憶部310は、複数種類のタバコパックSTP等と複数の商品収容位置PKSとの収容対応関係KCRを記憶する。
このため、ユーザ発券装置100の表示処理部110は、記憶されている収容対応関係KCRに対応して複数種類のタバコパックSTP等をタッチパネル101に画像表示させる。
さらに、ユーザ発券装置100は、一人の一般ユーザによるユーザ入力操作の開始からタバコ購入チケットTSTの発行までを一つのユーザ行動履歴YMRとして記録する履歴記録部130も有する。
このため、ユーザ発券装置100は、タッチパネル101に画像表示されている複数種類のタバコパックSTP等からユーザ入力操作により一つを選定する商品選定部と、タッチパネル101で選定されている一つのタバコパックSTP等をユーザ入力操作により確定する商品確定部とも有する(図示せず)。
そこで、発券処理部120は、確定されたタバコパックSTP等のタバコ購入チケットTSTをプリンタユニット102に発行させ、履歴記録部130は、選定された少なくとも一つのタバコパックSTP等をユーザ行動履歴YMRに記録する。
この履歴記録部130は、タバコ購入チケットTSTの発行までに選定された複数のタバコパックSTP等を順番とともにユーザ行動履歴YMRに記録する。さらに、この履歴記録部130は、タバコ購入チケットTSTの発行までに選定された複数のタバコパックSTP等を対応する商品収容位置PKSとともにユーザ行動履歴YMRに記録する。
なお、履歴記録部130は、タバコ購入チケットTSTを発行しなかった一人の一般ユーザによるユーザ発券装置100でのユーザ入力操作も一つのユーザ行動履歴YMRとして記録し、タバコ購入チケットTSTの印刷内容の少なくとも一部もユーザ行動履歴YMRの一部として記録する。
一方、レジ店員スペースSRSの店頭収容ラック300に収容されるタバコパックSTP等の商品製造メーカTMMには、データベースサーバなどのデータ処理装置500が設置されている。このデータ処理装置500が、複数のコンビニエンスストアCVSで任意に記録されたユーザ行動履歴YMRをデータ収集する記録収集部510を有する。
より具体的には、本実施の形態のデータ処理システム1000では、図2に示すように、ユーザ発券装置100と販売処理装置200とは、複数のコンビニエンスストアCVSの各々に個々に設置されている。そして、その複数の販売処理装置200は、WAN(Wide Area Network)などの通信ネットワークCINを経由するなどして、図2に示すように、コンビニエンス本部CVHの本部管理装置600に接続されている。
同様に、複数のユーザ発券装置100は、やはり通信ネットワークCINを経由するなどして、商品製造メーカTMMのデータベースサーバなどのデータ処理装置500に接続されている。
なお、本実施の形態では図示を簡単とするため、商品製造メーカTMMとコンビニエンス本部CVHとが通信ネットワークCINを共用しているように図示しているが、これは各々が社内LAN(Local Area Network)などの専用の通信ネットワークを利用していてもよい(図示せず)。
さらに、上述のような商品製造メーカTMMのデータ処理装置500は、例えば、専用回線(図示せず)などの通信ネットワークでコンビニエンス本部CVHの本部管理装置600と接続されていてもよい。
販売処理装置200は、いわゆるPOS端末や電子キャッシュレジスタなどからなる。そして、図3に示すように、コンビニエンスストアCVSでは、例えば、店舗作業員が位置するレジ店員スペースSRSの前部に販売処理装置200が設置されており、後部にタバコパックSTP等が在庫される店頭収容ラック300が配置されている。
そして、本実施の形態のユーザ発券装置100は、詳細には後述するが、例えば、レジ店員スペースSRSの近傍で販売処理装置200の商品販売処理を阻害しない位置で、顧客移動スペースCMSに設置されている。
本実施の形態のユーザ発券装置100は、図3に示すように、上面が前方に傾斜した斜面からなり、そこに、タッチパネル101、プリンタユニット102、人感センサ103、テンキー104、等が配列されている。
また、図4に示すように、本実施の形態のユーザ発券装置100にはマイクロコンピュータ105も内蔵されており、このマイクロコンピュータ105に、前述のタッチパネル101、プリンタユニット102、人感センサ103、テンキー104、データ通信ユニット106、等が接続されている。
マイクロコンピュータ105は、適切なコンピュータプログラムが実装されており、そのコンピュータプログラムに対応して上述のような各部を統合制御することにより、前述のような各部110〜130が論理的に実現されている。
また、表示処理部110は、マイクロコンピュータ105が実装されているコンピュータプログラムに対応して、タッチパネル101の画像表示を動作制御する機能などに相当する。
発券処理部120は、マイクロコンピュータ105が実装されているコンピュータプログラムに対応して、プリンタユニット102の印刷出力を動作制御する機能などに相当する。
履歴記録部130は、マイクロコンピュータ105が実装されているコンピュータプログラムに対応して、内蔵メモリ(図示せず)に各種データを格納する機能などに相当する。
上述のようなユーザ発券装置100の各部110〜130は、必要により各種のハードウェアを利用して物理的に実現されるが、本質的には上述のようにマイクロコンピュータ105がコンピュータプログラムに対応して動作することで論理的に実現されている。
このようなコンピュータプログラムは、例えば、店頭収容ラック300に収容されていて収容記憶部310に記憶されている複数種類のタバコパックSTP等をタッチパネル101に画像表示させる表示制御処理と、タッチパネル101に画像表示されたタバコパックSTP等を選定するユーザ入力操作に対応してプリンタユニット102にタバコ購入チケットTSTを発行させる発券制御処理と、一人の一般ユーザによるユーザ入力操作の開始からタバコ購入チケットTSTの発行までを一つのユーザ行動履歴YMRとして記録する履歴記録処理と、をユーザ発券装置100に実行させるように記述されている。
また、本実施の形態の店頭収容ラック300は、やはり詳細には後述するが、前述のように確定されたタバコパックSTP等の商品収容位置PKSを報知出力する収容報知部320も論理的に有する。
より具体的には、この店頭収容ラック300は、図6に示すように、前後方向に細長い上面開口のボックス状に形成されていて前後方向に配列された複数のタバコパックSTPを保持する形状の複数のマガジンユニット301、上面開口のボックス状に形成されていて左右方向に配列された複数のマガジンユニット301を保持する形状の複数のトレーユニット302、前面開口のボックス状に形成されていて上下方向に離間した配置で複数のトレーユニット302を保持する形状の複数のフレームユニット303、等で構築されている。
店頭収容ラック300は、陳列販売商品であるタバコパックSTP、複数のタバコパックSTPがパックされた商品であるタバコカートンSTK、特別なタバコパックSTPであるブリックパックSBP、等を陳列する。
なお、ブリックパックSBPは、例えば、携帯灰皿などのノベルティグッズをタバコパックSTPと一体にパッキングした構造などからなり、上述のように特別な構造のタバコパックSTPと認識することができる。
現在、タバコパックSTPは、上下寸法に多少の長短はあるものの、一般的に前後左右の寸法が共通した定型の直方体状に形成されている。そして、本実施の形態では、タバコパックSTPの最大面を前面および後面、最小面を上面および下面、と規定する。
なお、通常のタバコパックSTPは前面(および後面)に銘柄などが表記されている。このため、その前面が前方に位置する適正な方向の状態で陳列されることが好ましい。そして、マガジンユニット301は、上述のように方向が適正な状態の複数のタバコパックSTPを前後方向に配列した状態で収容する。
トレーユニット302も、上面が開口したボックス状に無色透明な樹脂で形成されている。トレーユニット302には、複数のマガジンユニット301が左右方向に配列された状態で設置される。
ただし、本実施の形態の店頭収容ラック300では、五個のマガジンユニット301が設置されている幅広のトレーユニット302と、三個のマガジンユニット301が設置されている幅狭のトレーユニット302と、がある。
そこで、本実施の形態の店頭収容ラック300は、図6に示すように、左右寸法が大きいトレーユニット302を三個支持するフレームユニット303、左右寸法が大きいトレーユニット302を二個支持するフレームユニット303、左右寸法が小さいトレーユニット302を三個支持するフレームユニット303、左右寸法が小さいトレーユニット302を二個支持するフレームユニット303、で形成されている。
なお、本実施の形態の店頭収容ラック300は、前述のようにトレーユニット302に設置されているマガジンユニット301にタバコパックSTPを収容する他、マガジンユニット301が設置されていないトレーユニット302にタバコカートンSTKを長手方向が前後方向の状態や左右方向の状態で収容することもできる。
そして、本実施の形態の店頭収容ラック300では、上述のようにタバコパックSTPやタバコカートンSTKやブリックパックSBPを収容するマガジンユニット301やトレーユニット302の前面に、その商品収容位置PKSを報知する発光素子312が装着されている。
この発光素子312は、例えば、発色が相違する複数のLED(Light Emitting Diode)を内蔵したユニット構造に形成されており、赤色や緑色などの複数カラーに省電力に点灯する。
なお、上述のように商品収容位置PKSとなるマガジンユニット301やトレーユニット302には、図7に示すように、そのタバコパックSTPやタバコカートンSTKやブリックパックSBPの店頭在庫状況を検出する光学センサ313が各々の所定位置に搭載されている。
そして、店頭収容ラック300は、コンピュータユニット311も有しており、そのコンピュータユニット311に、マガジンユニット301やトレーユニット302ごとの複数の発光素子312および光学センサ313が接続されている。
また、店頭収容ラック300のコンピュータユニット311にはデータ通信ユニット314も接続されており、このデータ通信ユニット314が販売処理装置200および画像表示装置400と社内LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークCINで接続されている。
本実施の形態の店頭収容ラック300も、やはりコンピュータユニット311が実装されているコンピュータプログラムに対応して各部を統合制御することなどにより、前述の収容記憶部310と収容報知部320とが論理的に実現されている。
なお、図1に示すように、販売処理装置200は、入力される商品IDデータTIDでタバコパックSTPを商品販売処理して販売履歴データSRDを生成する販売処理部210と、生成された販売履歴データSRDを本部管理装置600に送信する履歴送信部220と、を有する。
また、本部管理装置600は、複数のコンビニエンスストアCVSの販売処理装置200から販売履歴データSRDをデータ収集する履歴収集部610を有する。このような本部管理装置600や販売処理装置200やデータ処理装置500などの各部も、やはり、その各々のコンピュータユニット(図示せず)がコンピュータプログラムに対応して各種処理を実行することなどで実現されている。
上述のような構成において、例えば、コンビニエンスストアCVSなどで特定の店頭販売商品であるタバコパックSTPは、図3に示すように、レジ店員スペースSRSの後方に店頭収容ラック300などで陳列されており、一般ユーザの自由なアクセスは困難な場合がある。
このため、タバコパックSTPの購入を希望する一般ユーザは、従来はレジ店員スペースSRSの店舗作業員にタバコ銘柄と個数などを口頭で伝達することで、所望のタバコパックSTPを購入していた。
その場合、図5に示すように、タバコパックSTPには商品IDデータTIDがバーコード画像として表記されているので、店舗作業員がタバコパックSTPのバーコード画像を販売処理装置200のバーコードリーダに光学読取させることで商品IDデータTIDを入力する。
すると、その商品IDデータTIDでタバコパックSTPの商品販売処理が実行されて販売履歴データSRDが生成される。この販売履歴データSRDは、例えば、所定タイミングでコンビニエンスストアCVSの販売処理装置200からコンビニエンス本部CVHの本部管理装置600に送信される。
この本部管理装置600は、販売戦略の立案などに利用できるように、上述のように多数のコンビニエンスストアCVSの販売処理装置200から販売履歴データSRDをデータ収集する。
なお、本実施の形態のデータ処理システム1000では、レジ店員スペースSRSの店頭収容ラック300にタバコパックSTP等が陳列されると、その商品収容位置PKSとタバコパックSTP等の商品IDデータTIDとの収容対応関係KCRが店頭収容ラック300にデータ登録される。
このような状態で、店頭収容ラック300は、図11に示すように、複数の商品収容位置PKSごとにタバコパックSTP等の店頭在庫状況を光学センサ313により常時検出しており(ステップT1)、店頭在庫無しが検出された商品収容位置PKSの発光素子312を赤色に点灯させる(ステップT2−Y,T3)。
これで店頭在庫無しのタバコパックSTP等を店舗作業員が確実に認識することになるので、その店舗作業員は時間のあるときにタバコパックSTPを商品収容位置PKSに補充することになる。この補充を検出した店頭収容ラック300では(ステップT4−Y)、その商品収容位置PKSの発光素子312の赤色の点灯が終了される(ステップT5)。
上述のように店頭収容ラック300に収容されているタバコパックSTP等の購入を一般ユーザが希望する場合は、前述のように従来はレジ店員スペースSRSの店舗作業員にタバコ銘柄と個数などを口頭で伝達していた。
しかし、本実施の形態のコンビニエンスストアCVSでは、レジ店員スペースSRSの近傍で販売処理装置200の商品販売処理を阻害しない位置で、顧客移動スペースCMSにユーザ発券装置100が設置されている。
このため、タバコパックSTPの購入を希望する一般ユーザは、前述のようにタバコ銘柄や個数などをレジ店員スペースSRSの店舗作業員に口頭で伝達せずとも、ユーザ発券装置100でタバコ購入チケットTSTに印刷出力することもできる。
より具体的には、本実施の形態のユーザ発券装置100は、図12に示すように、人感センサ103により一般ユーザを検知しない状態が所定時間まで経過すると(ステップS1−N,S15−Y)、これを装置休止条件として、タッチパネル101などの各部が休止状態とされる(ステップS16)。
一方、人感センサ103により一般ユーザを検知すると(ステップS1−Y)、これを装置起動条件として、タッチパネル101などの各部が起動される(ステップS2)。つまり、本実施の形態のユーザ発券装置100は、通常は休止状態で消費電力を大幅に低減しているが(ステップS16)、タバコパックSTPの購入を希望する一般ユーザなどが前方に位置すると、それだけで自動的に起動される(ステップS1〜S2)。
このように起動されたユーザ発券装置100は、図8に示すように、店頭収容ラック300が記憶している収容対応関係KCRを取得してタバコ銘柄画像TBPを商品収容位置PKSに対応してタッチパネル101に画像表示する。
このとき、タッチパネル101には、「購入希望のタバコにタッチしてください」などのガイダンスメッセージも表示出力される。このとき、上述のように人感センサ103により一般ユーザを検知して初期状態のタバコ選定画面が表示出力されると(ステップS1〜S3)、これが一人の一般ユーザによるユーザ行動履歴YMRの開始として日時などとともに記録される(ステップS4)。
つぎに、上述のようなタバコ選定画面を一般ユーザが所望によりユーザ入力操作すると(ステップS5−Y)、例えば、図9に示すように、そのユーザ入力操作されたタバコ銘柄画像TBPが明転により選定表示されるとともに、他のタバコ銘柄画像TBPが暗転される(ステップS6)。
さらに、上述のようなユーザ入力操作により特定の店頭販売商品であるタバコパックSTPが選定されると(ステップS5)、例えば、「このタバコE(銘柄名称)を購入しますか Y/N」などのガイダンスメッセージが表示出力される(ステップS6)。
このときも、図12に示すように、上述の一般ユーザのユーザ入力操作によるタバコ銘柄画像TBPの選定が(ステップS5〜S6)、一人の一般ユーザによるユーザ行動履歴YMRとして日時などとともに記録される(ステップS7)。
そこで、上述のタバコ選定画面で一般ユーザが所望により購入希望を「Y/N」の「Y」にタッチすることでユーザ入力操作すると(ステップS10−Y)、そのユーザ入力操作に対応してプリンタユニット102からタバコ購入チケットTSTが発行される(ステップS11)。
このように発行されるタバコ購入チケットTSTは、図10に示すように、「タバコ購入チケット 本チケットをレジまでお持ちください。 代金は以下です、御用意を御願い致します。」などのガイダンスメッセージが印刷出力される。
さらに、タバコパックSTPの銘柄と単価と個数と合計金額、バーコード画像からなる商品IDデータTID、そのタバコパックSTPの店頭収容ラック300での商品収容位置PKS、等も印刷出力される。
この商品収容位置PKSは、例えば、「タバコE3箱の依頼です」などのガイダンスメッセージとともに、店頭収容ラック300の在庫位置の模式画像などとして印刷出力される。
さらに、上述のようにタバコ購入チケットTSTを発行したユーザ発券装置100は(ステップS11)、そのタバコパックSTPの商品収容位置PKSを内包した商品確定信号を店頭収容ラック300に送信する(ステップS12)。
このときも、上述の一般ユーザのユーザ入力操作によるタバコ購入チケットTSTの発行動作が(ステップS10〜S12)、一人の一般ユーザによるユーザ行動履歴YMRとして日時などとともに記録される(ステップS13)。ただし、この場合のユーザ行動履歴YMRには、「タバコE」「3箱」などのように、タバコ購入チケットTSTの印刷内容の一部も内包される。
一方、ユーザ発券装置100から商品収容位置PKSを内包した商品確定信号を受信した店頭収容ラック300では(ステップT6−Y)、該当する商品収容位置PKSの発光素子312が黄色に点滅される(ステップT7)。
上述のように一般ユーザがタバコ購入チケットTSTを入手し、レジ店員スペースSRSの販売処理装置200の位置まで持参すると、店舗作業員はタバコ購入チケットTSTのバーコード画像を販売処理装置200のバーコードリーダに光学読取させることで商品IDデータTIDを入力するので、以降は通常の店頭販売商品の場合と同様に処理される。
つまり、販売処理装置200で作業していた店舗作業員は、タバコパックSTP等を取得するために店頭収容ラック300の位置に移動することになる。しかし、その店頭収容ラック300では、前述のように商品収容位置PKSが発光素子312の黄色の点滅で報知されているので、これで一般ユーザが購入するタバコパックSTP等の商品収容位置PKSが店舗作業員に即座に確実に認識される。
そこで、その店舗作業員はタバコパックSTPを店頭収容ラック300の商品収容位置PKSから取得することになる。すると、図11に示すように、この取得も光学センサ313により検出されるので(ステップT8−Y)、発光素子312の黄色の点滅が終了される(ステップT9)。このようにタバコパックSTP等を取得した店舗作業員が販売処理装置200の位置に帰還し、そのタバコパックSTP等を一般ユーザに手渡すことになる。
なお、上述のように商品販売処理を完了した販売処理装置200では、やはり従来と同様に販売履歴データSRDが生成されてコンビニエンス本部CVHの本部管理装置600に送信される。
このとき、その販売履歴データSRDには、例えば、そのタバコパックSTPの商品販売処理がユーザ発券装置100により発行されたタバコ購入チケットTSTに起因しているかなどの各種データも内包させることができる。
なお、ユーザ発券装置100は、図12に示すように、人感センサ103により一般ユーザを検知していても(ステップS1−Y)、タッチパネル101などへのユーザ入力操作がない状態が所定時間まで経過すると(ステップS8−Y)、タバコ選定画面を表示出力する初期状態に自動的に復帰する(ステップS3)。
そして、前述のように人感センサ103により一般ユーザを検知しない状態が所定時間まで経過すると(ステップS1−N,S15−Y)、これを装置休止条件としてタッチパネル101などの各部が休止状態とされる(ステップS16)。
一方、商品製造メーカTMMのデータ処理装置500は、図13に示すように、例えば、一日一回などの所定の履歴受信日時となると(ステップE1−Y)、複数のコンビニエンスストアCVSのユーザ発券装置100に記録収集要求を配信する(ステップE2)。
すると、図12に示すように、これを受信したコンビニエンスストアCVSのユーザ発券装置100では(ステップS14)、例えば、前回の送信以後の一日分などのユーザ行動履歴YMRを、商品製造メーカTMMのデータ処理装置500に返信する(ステップS17)。
そこで、この商品製造メーカTMMのデータ処理装置500は、複数のコンビニエンスストアCVSのユーザ発券装置100から返信されるユーザ行動履歴YMRをデータ収集することになる(ステップE3)。
このようにデータ処理装置500には、ユーザ行動履歴YMRがデータ収集されるので(ステップE1〜E3)、例えば、商品製造メーカTMMではユーザ行動履歴YMRを様々に分析することが可能となる。
本実施の形態のデータ処理装置500では、従来のPOSシステムの本部管理装置600などでデータ収集される、「どのタバコ銘柄が、どの曜日の、どの時刻帯に、何個、販売されたか」などの、一般的なPOSデータの他、例えば、以下のようなユーザ行動履歴YMRもデータ収集される。
「チケット発行までに、タバコ選定を、やり直した回数」
「チケット発行までに、タバコ選定された複数種類のタバコ銘柄の共通属性」
「タバコ選定の操作開始からタバコ購入チケットの発行完了までの所用時間」
「チケット発行までの、タバコ選定ごとの停止時間」
「チケット発行までの、タバコ選定の迷走パターン」
さらに、このユーザ発券装置100は、ユーザ入力操作されたもののタバコ購入チケットTSTの発行が中止された場合もユーザ行動履歴YMRとして記録する。このため、以下のように、購入されなかったタバコパックSTPに関連するユーザ行動履歴YMRもデータ収集される。
「発行中止までに、タバコ選定を、やり直した回数」
「発行中止までに、タバコ選定で検討された複数種類のタバコ銘柄の共通属性」
「タバコ選定の操作開始から発行中止までの所用時間」
「発行中止までの、タバコ選定ごとの停止時間」
「発行中止までの、タバコ選定の迷走パターン」
そこで、本実施の形態の商品製造メーカTMMでは、例えば、図13に示すように、データ処理装置500に各種の分析条件を入力することで(ステップE4−Y)、上述のような各種のユーザ行動履歴YMRを、タバコ銘柄ごと、曜日ごと、時間帯ごと、などで分析させて出力させるようなことができる(ステップE5,E6)。
本実施の形態のデータ処理システム1000では、コンビニエンスストアCVSのレジ店員スペースSRSに設置される店頭収容ラック300が一般ユーザの要望により店舗作業員が取得するタバコパックSTP等を商品収容位置PKSごとに取得自在に収容し、この少なくとも店頭収容ラック300に収容されているタバコパックSTP等を収容記憶部310が記憶する。
一般ユーザにユーザ入力操作されるタッチパネル101とユーザ入力操作に対応して特定のタバコパックSTP等のタバコ購入チケットTSTを発行するプリンタユニット102とを有するユーザ発券装置100もコンビニエンスストアCVSに個々に設置される。
店頭収容ラック300に収容されていて収容記憶部310に記憶されている複数種類のタバコパックSTP等を表示処理部110がタッチパネル101に画像表示させる。このタッチパネル101に画像表示されたタバコパックSTP等を選定するユーザ入力操作に対応して発券処理部120がプリンタユニット102にタバコ購入チケットTSTを発行させる。
このため、レジ店員スペースSRSの店頭収容ラック300に収容されているタバコパックSTP等がユーザ発券装置100のタッチパネル101に画像表示されるので、そのタッチパネル101へのユーザ入力操作でタバコパックSTP等のタバコ購入チケットTSTが一般ユーザに発行され、このタバコ購入チケットTSTで店頭収容ラック300に収容されているタバコパックSTP等が一般ユーザに商品販売処理される。
従って、レジ店員スペースSRSの店頭収容ラック300に収容されて一般購入者がアクセスできないタバコパックSTP等でも、その購入を簡単かつ迅速としてLTVとリテンションを向上させることができる。
しかも、本実施の形態のデータ処理システム1000では、収容記憶部310は、店頭収容ラック300の複数種類のタバコパックSTP等と複数の商品収容位置PKSとの収容対応関係KCRを記憶し、表示処理部110は、記憶されている収容対応関係KCRに対応して複数種類のタバコパックSTP等をタッチパネル101に画像表示させる。
このため、店頭収容ラック300の商品収容位置PKSと、ユーザ発券装置100のタッチパネル101に表示出力されるタバコ銘柄画像TBPと、が完全に一対一に対応する。
このため、店頭収容ラック300に収容されていないタバコパックSTPがユーザ発券装置100に表示出力されたり、店頭収容ラック300に収容されているタバコパックSTPがユーザ発券装置100に表示出力されないような、不具合を確実に防止することができる。
さらに、一般ユーザは店頭収容ラック300のタバコパックSTP等を注文するときと同様に、直感的にタバコパックSTP等を選定する行動ができる。また、商品製造メーカTMMは、ユーザ発券装置100のために専用の表示画像を作成して登録するような必要がない。
さらに、タバコ購入チケットTSTにはタバコパックSTPと共通のバーコード画像で商品IDデータTIDが印刷出力される。このため、販売処理装置200ではタバコパックSTPと同様にタバコ購入チケットTSTで商品販売処理を実行することができる。
しかも、収容記憶部310は、特定の店頭販売商品であるタバコパックSTPの店頭収容ラック300での商品収容位置PKSも内包した収容対応関係KCRを保持し、発券処理部120は、選定されたタバコパックSTPの商品収容位置PKSも印刷出力されたタバコ購入チケットTSTを発行する。
このため、レジ店員スペースSRSの店舗作業者は、店頭収容ラック300に在庫されている多種類のタバコパックSTPから一般ユーザの所望の製品を、タバコ購入チケットTSTの商品収容位置PKSにより簡単かつ迅速に取得することができる。
そのうえ、ユーザ発券装置100はタバコ購入チケットTSTを発行すると対応する商品収容位置PKSを店頭収容ラック300に送信し、この店頭収容ラック300は受信した商品収容位置PKSの発光素子312を黄色点滅させる。
このため、レジ店員スペースSRSの店舗作業者は、店頭収容ラック300に在庫されている多種類のタバコパックSTPから一般ユーザの所望の製品を、一目で迅速に取得することができる。
しかも、このように発光素子312が黄色点滅されている商品収容位置PKSからタバコパックSTPが取得されると、店頭収容ラック300は、これを光学センサ313で検出して発光素子312の黄色点滅を自動的に終了する。
このため、タバコパックSTPを取得した店舗作業員が発光素子312の黄色点滅を手動操作で停止するような必要がなく、さらに店舗作業員の作業を迅速として負担を軽減することができる。
さらに、本実施の形態のユーザ発券装置100は、少なくとも人感センサ103で一般ユーザが検出されないとともにタッチパネル101がユーザ入力操作されていないときに、タッチパネル101などの各部を装置休止状態とする。このため、その消費電力を大幅に削減することができ、温室効果ガスの排出削減に寄与することができる。
それでいて、装置休止状態のときに所定の装置起動条件を人感センサ103で検出すると、休止していた各部が自動的に起動される。このため、一般ユーザがユーザ発券装置100の前方に位置しただけでタッチパネル101などが起動される。従って、一般ユーザの操作性を阻害しないだけでなく、タッチパネル101の起動により一般ユーザの注意を喚起することもできる。
しかも、本実施の形態のデータ処理システム1000では、ユーザ発券装置100が店頭収容ラック300から収容対応関係KCRをリアルタイムに取得する。このため、例えば、店頭収容ラック300でのタバコパックSTP等の配列を変更して収容対応関係KCRをデータ更新しても、これがユーザ発券装置100の画像表示にリアルタイムに反映される。
また、本実施の形態のデータ処理システム1000では、一人の一般ユーザのユーザ発券装置100への少なくともユーザ入力操作の開始からタバコ購入チケットTSTの発行までを一つのユーザ行動履歴YMRとして記録する履歴記録部130と、複数のコンビニエンスストアCVSで任意に記録されたユーザ行動履歴YMRをデータ収集する記録収集部510と、を有する。
このため、少なくとも特定のタバコパックSTP等の商品販売処理に利用されるタバコ購入チケットTSTを発行させた一般ユーザのユーザ行動履歴YMRが、複数のコンビニエンスストアCVSで任意に記録されてデータ収集される。
従って、一般的な販売履歴データSRDだけでは不可能なユーザ行動履歴YMRまでデータ収集することができるので、特定のタバコパックSTP等の販売戦略の立案などに有効に利用することができる。
特に、ユーザ発券装置100はタバコパックSTPやタバコカートンの購入にのみ利用されるタバコ購入チケットTSTを発行し、そのユーザ行動履歴YMRは商品製造メーカTMMのデータ処理装置500にデータ収集される。
このため、煩雑な各種の店頭販売商品には関係なく、自動販売機では成人認証が必要で購入が煩雑な、タバコパックSTP等に特化してユーザ行動履歴YMRをデータ収集することができる。
しかも、ユーザ発券装置100は、タッチパネル101をユーザ入力操作しながらも最終的にタバコ購入チケットTSTを発行しなかった、一人の一般ユーザのユーザ入力操作も一つのユーザ行動履歴YMRとして記録する。
このため、データ処理装置500は、従来のPOSシステムでは不可能だった、店頭販売商品の購入を途中で断念した一般ユーザのユーザ行動履歴YMRもデータ収集することができる。
特に、ユーザ発券装置100は、一般ユーザが少なくともタッチパネル101の前方に位置したことを人感センサ103により装置起動条件として検出する。このため、簡単な構造で的確に装置起動条件を検出してユーザ行動履歴YMRの記録を開始することができる。
さらに、ユーザ発券装置100では、購入できるタバコパックSTPがタバコ銘柄画像TBPとして二次元状に配列されてタッチパネル101に表示出力され、そのユーザ入力操作もユーザ行動履歴YMRとして記録される。
このため、データ処理装置500は、やはり従来のPOSシステムでは不可能だった、タバコパックSTP等の選定や検討の過程から購入や断念までの一般ユーザの行動過程も、ユーザ行動履歴YMRとしてデータ収集することができる。
しかも、本実施の形態のデータ処理システム1000では、履歴記録部130は、タバコ購入チケットTSTの発行までに選定された複数のタバコパックSTP等を順番とともにユーザ行動履歴YMRに記録する。
特に、収容記憶部310は、店頭収容ラック300の複数種類のタバコパックSTP等と複数の商品収容位置PKSとの収容対応関係KCRを記憶し、表示処理部110は、記憶されている収容対応関係KCRに対応して複数種類のタバコパックSTP等をタッチパネル101に画像表示させ、履歴記録部130は、タバコ購入チケットTSTの発行までに選定された複数のタバコパックSTP等を対応する商品収容位置PKSとともにユーザ行動履歴YMRに記録する。
このため、図9に示すように、タッチパネル101に配列されて表示出力されたタバコ銘柄画像TBPを迷走して選定したユーザ入力操作もユーザ行動履歴YMRに記録される。
従って、店頭収容ラック300でのタバコパックSTP等の配置が適正か、どのような迷走パターンの顧客が、どのような銘柄のタバコパックSTPを購入する傾向にあるか、など、やはり従来のPOSシステムでは不可能だった、一般ユーザの商品購入までの思考過程なども分析することが期待できる。
さらに、ユーザ発券装置100は、発券処理部120によるプリンタユニット102の印刷内容の少なくとも一部もユーザ行動履歴YMRの一部として記録する。このため、データ処理装置500は、従来のPOSシステムと同様な販売履歴データSRDもユーザ行動履歴YMRに内包させることができる。
従って、業務提携したコンビニエンス本部CVHの本部管理装置600からタバコパックSTP等の販売履歴データSRDを取得せずとも、ユーザ行動履歴YMRだけで販売履歴データSRDも同時に分析するようなこともできる。
ただし、上述のユーザ行動履歴YMRはタバコ購入チケットTSTでタバコパックSTP等を購入した一般ユーザの行動のみ反映しており、タバコ購入チケットTSTを利用することなくタバコパックSTP等を直接に購入した一般ユーザの行動は反映していない。
そこで、商品製造メーカTMMのデータ処理装置500が業務提携したコンビニエンス本部CVHの本部管理装置600からタバコパックSTP等の販売履歴データSRDを取得することにより、タバコ購入チケットTSTでタバコパックSTP等を購入した一般ユーザの行動をユーザ行動履歴YMRで分析するとともに、タバコ購入チケットTSTを利用することなくタバコパックSTP等を直接に購入した一般ユーザの行動を販売履歴データSRDで分析し、その差異を解析するようなことも期待できる。
さらに、図1および図2に示すように、上述のようにユーザ行動履歴YMRを記録する履歴記録部130は、複数のコンビニエンスストアCVSに設置されているユーザ発券装置100の各々に形成されており、そのユーザ行動履歴YMRをデータ収集する記録収集部510は、商品製造メーカTMMのデータ処理装置500に形成されている。
このため、ユーザ行動履歴YMRが発生するごとに通信ネットワークCINでリアルタイムに通信する必要がないので、通信ネットワークCINの輻輳を防止することができ、商品製造メーカTMMの一個のデータ処理装置500が、複数のコンビニエンスストアCVSから多数のユーザ行動履歴YMRを効率的にデータ収集することができる。
しかも、図1に示すように、店頭収容ラック300に、収容されているタバコパックSTP等を記憶する収容記憶部310があり、ユーザ発券装置100に、店頭収容ラック300に収容されていて収容記憶部310に記憶されている複数種類のタバコパックSTP等をタッチパネル101に画像表示させる表示処理部110と、タッチパネル101に画像表示されたタバコパックSTP等を選定するユーザ入力操作に対応してプリンタユニット102にタバコ購入チケットTSTを発行させる発券処理部120と、一人の一般ユーザによるユーザ入力操作の開始からタバコ購入チケットTSTの発行までを一つのユーザ行動履歴YMRとして記録する履歴記録部130と、があり、データ処理装置500に、複数のコンビニエンスストアCVSで任意に記録されたユーザ行動履歴YMRをデータ収集する記録収集部510がある。このため、各種機能を実現する各部が各種機器に適正に配分されており、システム全体の効率が良好である。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態ではユーザ発券装置100が店頭収容ラック300から収容対応関係KCRをリアルタイムに取得することを想定した。
しかし、店頭収容ラック300のタバコパックSTP等の配置を変更しないような場合には、収容対応関係KCRをユーザ発券装置100に登録しておいてもよい。この場合、当然ながら、店頭収容ラック300のタバコパックSTP等の配置を変更したときに、ユーザ発券装置100の収容対応関係KCRもデータ更新すればよい。
また、上記形態では店頭収容ラック300に収容記憶部310があり、ユーザ発券装置100に表示処理部110と発券処理部120と履歴記録部130とがあり、データ処理装置500に記録収集部510があることを例示した。
しかし、このような各部の一部ないし全部は、店頭収容ラック300やユーザ発券装置100やデータ処理装置500に配分することができる。当然ながら、上述のような各部の一部ないし全部を、販売処理装置200や店頭収容ラック300とは別個のコンピュータ装置が有してもよい(図示せず)。
例えば、販売処理装置200が売買決済処理に対応して生成する販売履歴データSRDを取得する店舗サーバ装置をコンビニエンスストアCVSの店舗バックヤードなどに設置しておき(図示せず)、その店舗サーバ装置が、上述した収容記憶部310や表示処理部110などの一部ないし全部を有してもよい。
この場合、既存の店舗サーバ装置にソフトウェアのインストールで収容記憶部310や表示処理部110などの各部を実現することができ、ユーザ発券装置100のハードウェアを簡単とするようなことができる(図示せず)。
さらに、上記形態では装置休止状態のときに所定の装置起動条件を検出する起動検出部として、一般ユーザが少なくともタッチパネル101の前方に位置したことを検出する人感センサ103を例示した。
しかし、上述のような起動検出部が、特定の店頭販売商品であるタバコパックSTPの購入に必要な商品購入条件を装置起動条件として検出してもよい。このような起動検出部としては、成人認証の成功を商品購入条件である装置起動条件として検出してもよい。
より具体的には、図示しないが、ユーザ発券装置が、所定の成人認証媒体を検出する媒体検出部を、さらに有し、起動検出部は、成人認証媒体の検出による成人認証の成功を装置起動条件として検出すればよい。
この場合、ユーザ発券装置は、例えば、タバコパックSTPの自動販売機での購入に利用される成人認証媒体などを検出することにより、休止状態から起動することができる。
なお、店頭販売商品のなかでもタバコパックSTPは、携帯保持性および嗜好性が高い。このため、特定銘柄のタバコパックSTPの購入を希望する一般ユーザは、そのタバコパックSTPを所持している可能性が高い。
そこで、ユーザ発券装置が、タバコパックSTPに付与されている商品IDデータTIDを読取操作するID読取部を、さらに有し、起動検出部は、成人しか購入できないタバコパックSTPの商品IDデータTIDの読取操作を装置起動条件として検出してもよい。
つまり、タバコパックSTPを購入する成人の一般ユーザは、タバコパックSTPを所持している可能性が高い。そこで、そのタバコパックSTPを所持していることを、そのまま成人認証に利用することができる。
この場合、ユーザ発券装置が、バーコードリーダや磁気リーダやRFID(Radio Frequency Identification)リーダなどの入力デバイスを有し、それでタバコパックSTPのバーコードや磁気ストライプやRFIDチップから商品IDデータTIDを取得してもよい(図示せず)。
また、上記形態ではタッチパネル101に表示出力されるタバコ銘柄画像TBPを一般ユーザがユーザ入力操作することなどにより、購入するタバコパックSTPが選定されてタバコ購入チケットTSTが発行されることを例示した。
しかし、上述のようにユーザ発券装置が、タバコパックSTPに付与されている商品IDデータTIDをID読取部で読取操作したときに、表示処理部110が、読取操作された商品IDデータTIDに対応したタバコ銘柄画像TBPを選定表示してもよい。この場合、一般ユーザは所持しているタバコパックSTPの新品を購入できるタバコ購入チケットTSTを簡単かつ迅速に入手できることになる。
また、上記形態ではユーザ発券装置100の一般ユーザによるタッチパネル101のユーザ入力操作に対応してタバコ銘柄画像TBPが選定表示されることのみ例示した。
しかし、収容記憶部310などが、特定の店頭販売商品であるタバコパックSTPに関連したタバコパックSTPの商品宣伝データCVDなども保持し、表示処理部110は、図14に示すように、一般ユーザのユーザ入力操作により選定されるタバコパックSTPに関連した商品宣伝データCVDを表示出力してもよい。
例えば、一般ユーザがユーザ発券装置100でタバコ銘柄画像TBPによりタバコパックSTPを選定したとき、新製品のタバコパックSTP、相関した特性のタバコパックSTP、上位製品のタバコパックSTP、等をタバコ選定画面に表示出力してもよい。当然ながら、この推奨により選択されたタバコ銘柄などもユーザ行動履歴YMRとして記録することができる。
また、上記形態ではタバコ購入チケットTSTにタバコパックSTPの商品IDデータTIDだけでなく、店頭収容ラック300での商品収容位置PKSも印刷出力されることを例示した。
しかし、収容記憶部310などが、特定の店頭販売商品であるタバコパックSTPに関連したタバコパックSTPの商品宣伝データCVDも保持し、発券処理部120が、選定されたタバコパックSTPに関連した商品宣伝データCVDも印刷出力されたタバコ購入チケットTSTを発行してもよい(図示せず)。
さらに、上記形態ではユーザ発券装置100がタバコ銘柄画像TBPによりタバコパックSTPの商品IDデータTIDをタバコ購入チケットTSTに印刷出力することを例示した。
しかし、このようなタバコパックSTPとともに使い捨てライターや携帯灰皿などのノベルティグッズをタバコ選定画面に表示出力して商品IDデータTIDを作成してタバコ購入チケットTSTに印刷出力してもよい。
さらに、上記形態では成人以外の一般ユーザの持参が困難な特定の店頭販売商品としてタバコパックSTPを例示した。しかし、このような店頭販売商品が、アルコール飲料やタバコカートンであってもよい。
また、上記形態ではユーザ発券装置100などの各部がコンピュータプログラムにより各種機能として論理的に実現されることを例示した。しかし、このような各部の各々を固有のハードウェアとして形成することもでき、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして実現することもできる。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
100 ユーザ発券装置
101 タッチパネル
102 プリンタユニット
103 人感センサ
104 テンキー
105 マイクロコンピュータ
106 データ通信ユニット
110 表示処理部
120 発券処理部
130 履歴記録部
200 販売処理装置
210 販売処理部
220 履歴送信部
300 店頭収容ラック
301 マガジンユニット
302 トレーユニット
303 フレームユニット
310 収容記憶部
311 コンピュータユニット
312 発光素子
313 光学センサ
314 データ通信ユニット
320 収容報知部
500 データ処理装置
510 記録収集部
600 本部管理装置
610 履歴収集部
1000 データ処理システム
CIN 通信ネットワーク
CMS 顧客移動スペース
CVD 商品宣伝データ
CVH コンビニエンス本部
CVS コンビニエンスストア
KCR 収容対応関係
PKS 商品収容位置
SPD 在庫位置データ
SRD 販売履歴データ
SRS レジ店員スペース
STP タバコパック
TBD タバコ銘柄データ
TBP タバコ銘柄画像
TID 商品IDデータ
TMM 商品製造メーカ
TST タバコ購入チケット
YMR ユーザ行動履歴

Claims (21)

  1. 店頭販売商品を商品販売処理する販売処理装置が複数のサプライチェーン店舗に個々に設置されているデータ処理システムであって、
    サプライチェーン店舗のレジ店員スペースに設置されて一般ユーザの要望により店舗作業員が取得する店頭販売商品を商品収容位置ごとに取得自在に収容する店頭収容ラックと、
    少なくとも前記店頭収容ラックに収容されている前記店頭販売商品を記憶する収容記憶部と、
    前記一般ユーザにユーザ入力操作されるタッチパネルと前記ユーザ入力操作に対応して特定の前記店頭販売商品の商品購入チケットを発行するプリンタユニットとを有して前記サプライチェーン店舗に個々に設置されるユーザ発券装置と、
    前記店頭収容ラックに収容されていて前記収容記憶部に記憶されている複数種類の前記店頭販売商品を前記タッチパネルに画像表示させる表示処理部と、
    一人の前記一般ユーザによる前記ユーザ発券装置への少なくとも前記ユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録部と、
    複数の前記サプライチェーン店舗で任意に記録された前記ユーザ行動履歴をデータ収集する記録収集部と、
    を有するデータ処理システム。
  2. 前記タッチパネルに画像表示された前記店頭販売商品を選定する前記ユーザ入力操作に対応して前記プリンタユニットに前記商品購入チケットを発行させる発券処理部を、さらに有し、
    前記履歴記録部は、一人の前記一般ユーザの前記ユーザ発券装置への少なくとも前記ユーザ入力操作の開始から前記商品購入チケットの発行までを一つのユーザ行動履歴として記録する請求項1に記載のデータ処理システム。
  3. 前記タッチパネルに画像表示されている複数種類の前記店頭販売商品から前記ユーザ入力操作により一つを選定する商品選定部と、
    前記タッチパネルで選定されている一つの前記店頭販売商品を前記ユーザ入力操作により確定する商品確定部とを、さらに有し、
    前記発券処理部は、確定された前記店頭販売商品の前記商品購入チケットを前記プリンタユニットに発行させ、
    前記履歴記録部は、選定された少なくとも一つの前記店頭販売商品を前記ユーザ行動履歴に記録する請求項1または2に記載のデータ処理システム。
  4. 前記履歴記録部は、前記商品購入チケットの発行までに選定された複数の前記店頭販売商品を順番とともに前記ユーザ行動履歴に記録する請求項1ないし3の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  5. 前記収容記憶部は、前記店頭収容ラックの複数種類の前記店頭販売商品と複数の前記商品収容位置との収容対応関係を記憶し、
    前記表示処理部は、記憶されている前記収容対応関係により複数種類の前記店頭販売商品を前記商品収容位置に対応して前記タッチパネルに画像表示させ、
    前記履歴記録部は、前記商品購入チケットの発行までに選定された複数の前記店頭販売商品を対応する前記商品収容位置とともに前記ユーザ行動履歴に記録する請求項4に記載のデータ処理システム。
  6. 前記履歴記録部は、前記商品購入チケットを発行しなかった一人の前記一般ユーザによる前記ユーザ発券装置での前記ユーザ入力操作も一つの前記ユーザ行動履歴として記録する請求項1ないし5の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  7. 前記履歴記録部は、前記商品購入チケットの印刷内容の少なくとも一部も前記ユーザ行動履歴の一部として記録する請求項1ないし6の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  8. 前記収容記憶部は、前記店頭収容ラックの複数種類の前記店頭販売商品と複数の前記商品収容位置との収容対応関係を記憶し、
    前記表示処理部は、記憶されている前記収容対応関係により複数種類の前記店頭販売商品を前記商品収容位置に対応して前記タッチパネルに画像表示させる請求項1ないし7の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  9. 前記タッチパネルに画像表示されている複数種類の前記店頭販売商品から前記ユーザ入力操作により一つを選定する商品選定部と、
    前記タッチパネルで選定されている一つの前記店頭販売商品を前記ユーザ入力操作により確定する商品確定部とを、さらに有し、
    前記発券処理部は、確定された前記店頭販売商品の前記商品購入チケットを前記プリンタユニットに発行させる請求項1ないし8の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  10. 前記店頭収容ラックに形成されていて前記商品購入チケットが発行される前記店頭販売商品の前記商品収容位置を報知出力する収容報知部を、さらに有する請求項1ないし9の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  11. 特定の前記店頭販売商品の少なくとも一部がタバコパックとタバコカートンからなる請求項1ないし10の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  12. 前記記録収集部は、前記タバコパックと前記タバコカートンを製造販売する商品製造メーカのデータ処理装置に形成されている請求項11に記載のデータ処理システム。
  13. 前記収容記憶部と前記表示処理部と前記履歴記録部との少なくとも一部と前記タッチパネルと前記プリンタユニットとを前記ユーザ発券装置が有する請求項1ないし12の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  14. 前記収容記憶部と前記表示処理部と前記履歴記録部との少なくとも一部を前記店頭収容ラックと前記販売処理装置との少なくとも一方が有する請求項1ないし12の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  15. 前記サプライチェーン店舗で前記レジ店員スペースから離間した店舗バックヤードに設置されて前記販売処理装置が前記商品販売処理により生成する販売履歴データを収集する店舗サーバ装置を有し、
    前記店舗サーバ装置が、前記収容記憶部と前記表示処理部と前記履歴記録部との少なくとも一部を有する請求項1ないし12の何れか一項に記載のデータ処理システム。
  16. 請求項13に記載のデータ処理システムの前記ユーザ発券装置であって、
    少なくとも前記店頭収容ラックに収容されている前記店頭販売商品を記憶する収容記憶部と、
    前記店頭収容ラックに収容されていて前記収容記憶部に記憶されている複数種類の前記店頭販売商品を前記タッチパネルに画像表示させる表示処理部と、
    前記タッチパネルに画像表示された前記店頭販売商品を選定する前記ユーザ入力操作に対応して前記プリンタユニットに前記商品購入チケットを発行させる発券処理部と、
    一人の前記一般ユーザによる前記ユーザ発券装置への少なくとも前記ユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録部と、
    の少なくとも一部と、
    前記一般ユーザに前記ユーザ入力操作されるタッチパネルと、
    前記ユーザ入力操作に対応して特定の前記店頭販売商品の商品購入チケットを発行するプリンタユニットと、
    を有するユーザ発券装置。
  17. 請求項14に記載のデータ処理システムの前記店頭収容ラックであって、
    少なくとも前記店頭収容ラックに収容されている前記店頭販売商品を記憶する収容記憶部と、
    前記店頭収容ラックに収容されていて前記収容記憶部に記憶されている複数種類の前記店頭販売商品を前記タッチパネルに画像表示させる表示処理部と、
    前記タッチパネルに画像表示された前記店頭販売商品を選定する前記ユーザ入力操作に対応して前記プリンタユニットに前記商品購入チケットを発行させる発券処理部と、
    一人の前記一般ユーザによる前記ユーザ発券装置への少なくとも前記ユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録部と、
    の少なくとも一部を有する店頭収容ラック。
  18. 請求項14に記載のデータ処理システムの前記販売処理装置であって、
    少なくとも前記店頭収容ラックに収容されている前記店頭販売商品を記憶する収容記憶部と、
    前記店頭収容ラックに収容されていて前記収容記憶部に記憶されている複数種類の前記店頭販売商品を前記タッチパネルに画像表示させる表示処理部と、
    前記タッチパネルに画像表示された前記店頭販売商品を選定する前記ユーザ入力操作に対応して前記プリンタユニットに前記商品購入チケットを発行させる発券処理部と、
    一人の前記一般ユーザによる前記ユーザ発券装置への少なくとも前記ユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録部と、
    の少なくとも一部を有する販売処理装置。
  19. 請求項15に記載のデータ処理システムの前記店舗サーバ装置であって、
    少なくとも前記店頭収容ラックに収容されている前記店頭販売商品を記憶する収容記憶部と、
    前記店頭収容ラックに収容されていて前記収容記憶部に記憶されている複数種類の前記店頭販売商品を前記タッチパネルに画像表示させる表示処理部と、
    前記タッチパネルに画像表示された前記店頭販売商品を選定する前記ユーザ入力操作に対応して前記プリンタユニットに前記商品購入チケットを発行させる発券処理部と、
    一人の前記一般ユーザによる前記ユーザ発券装置への少なくとも前記ユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録部と、
    の少なくとも一部を有する店舗サーバ装置。
  20. 請求項16に記載のユーザ発券装置と請求項17に記載の店頭収容ラックと請求項18に記載の販売処理装置と請求項19に記載の店舗サーバ装置との少なくとも一つのコンピュータプログラムであって、
    少なくとも前記店頭収容ラックに収容されている前記店頭販売商品を記憶する収容記憶処理と、
    前記店頭収容ラックに収容されていて前記収容記憶部に記憶されている複数種類の前記店頭販売商品を前記タッチパネルに画像表示させる表示制御処理と、
    一人の前記一般ユーザによる前記ユーザ発券装置への少なくとも前記ユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録処理と、
    の少なくとも一部を前記ユーザ発券装置と前記店頭収容ラックと前記販売処理装置と前記店舗サーバ装置との少なくとも一つに実行させるコンピュータプログラム。
  21. 請求項16に記載のユーザ発券装置と請求項17に記載の店頭収容ラックと請求項18に記載の販売処理装置と請求項19に記載の店舗サーバ装置との少なくとも一つのデータ処理方法であって、
    少なくとも前記店頭収容ラックに収容されている前記店頭販売商品を記憶する収容記憶動作と、
    前記店頭収容ラックに収容されていて前記収容記憶部に記憶されている複数種類の前記店頭販売商品を前記タッチパネルに画像表示させる表示制御動作と、
    一人の前記一般ユーザによる前記ユーザ発券装置への少なくとも前記ユーザ入力操作を一つのユーザ行動履歴として記録する履歴記録動作と、
    の少なくとも一部を前記ユーザ発券装置と前記店頭収容ラックと前記販売処理装置と前記店舗サーバ装置との少なくとも一つに実行させるデータ処理方法。
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