JP2010180782A - 内燃機関の多段過給システム及びその制御方法 - Google Patents

内燃機関の多段過給システム及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 吸排気バイパスバルブを有さない内燃機関の多段過給システムにおいて、排ガス性能及び燃費性能の向上を実現するために、複数取付けた中の2つ以上の過給器を可変容量型過給器として、シリーズシステムでありながら、シーケンシャルシステムと同様のエンジン排ガス性能及びエンジン燃費性能を達成する内燃機関の多段過給システム及びその制御方法を提供する。
【解決手段】 内燃機関に複数の過給器を直列に接続した多段過給システム1において、前記複数の過給器7、8の一部又は全部をバイパスするための吸排気バイパスライン5及び吸排気バイパスバルブ6を有せず、かつ、前記複数取付けた中の過給器の2つ以上の過給器が流量を可変とするための可変翼12を備えた可変容量型過給器9、10とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の多段過給システムにおいて、可変翼を有する複数の過給器を制御することで、内燃機関の過渡運転状態の排ガス性能、及び定常運転状態の燃費性能を改善させる内燃機関の多段過給システム及びその制御方法に関するものである。
近年、自動車エンジンの排ガス規制は年々厳しくなっており、そのエンジン評価方法も従来の定常試験モードから激しい発進や加速を繰り返す過渡試験モードへ変更されてきている。具体的な評価方法として、国内ではJE05モード、ヨーロッパではETCモードなどがある。これらの排ガス規制の数値にNOx値とPM(微粒子状物質)値があり、これらは一方が減少すると他方が増加するというトレードオフの関係にあり、両方を同時に低減させることは非常に難しいという問題がある。
この問題を解決する有効な手段の一つとして、高過給システムを用いて大量の空気をエンジンに供給し、更に高効率EGRシステムによりNOxを低減させる方法がある。この高過給システムとしてターボチャージャ(過給器)を、現在、ほとんどのディーゼルエンジンで使用しているが、次世代の厳しい排ガス規制に対応する目的で、更に高過給化を図るために、ターボチャージャの小型化や、また最新のディーゼルエンジンに見られる多段過給システム(2ステージターボや3ステージターボなど)の技術が導入されている。
この多段過給システムの例として2つのタイプの2ステージターボシステムを図6及び図7に示す。これらの2つのタイプの多段過給システムはそれぞれ次に述べるような構成と、長所及び短所を有している。図6に、シリーズタイプのシステム(以下、シリーズシステムという)1Xを示しており、低圧段過給器7と高圧段過給器8を内燃機関(エンジン2)に直列に連結している。図7に、シーケンシャルタイプのシステム(以下、シーケンシャルシステムという)1Yを示している。この図7のシーケンシャルシステム1Yは、前記シリーズシステム1Xの吸気及び排気ラインに、高圧段過給器8をバイパスするための吸排気バイパスライン5a、5b及び吸排気バイパスバルブ6a、6bを設けていることを特徴としている。
図6に示すシリーズシステム1Xは、外気から吸気した吸入空気Aが、低圧段過給器7及び高圧段過給器8のコンプレッサ側を通過して、インタークーラ4を経てエンジン2に供給される。そして、エンジン2で発生した排気ガスGは高圧段過給器8及び低圧段過給器7のタービン側を通過して、排気されるよう構成されている。また、エンジン2から排出される排気ガスGの一部が、EGRクーラ3及びEGRバルブ11を介して、エンジン2の吸気側に還流されるEGR(Exhaust Gas Recirculation)システムを備えている。
このシリーズシステム1Xは、吸排気に際して、複雑なバルブ制御等がないため、非常にシンプルな構造のシステムとなっている。しかし、JE05モードなどの激しい過渡運転モードにおいては、高圧段過給器8は、応答性を高くするために、可能な限り小型とすることが望ましいが、過給器をバイパスして吸排気することが可能となる吸排気バイパスバルブ6を持たないシリーズシステム1Xでは、2つの過給器7、8は同程度の容量のものしか選定することができず、結果として高いエンジン特性を得ることができない問題を有している。
図7に示すシーケンシャルシステム1Yは、上記のシリーズシステム1Xの問題点を改
善するものとして提案されている。このシーケンシャルシステム1Yでは、上記のシリーズシステム1Xの高圧段過給器8をバイパスするための吸排気バイパスライン5a、5b及び吸排気バイパスバルブ6a、6bを設置したことを特徴としている。このシステム1Yでは、高圧段過給器8を小型化しても、エンジン2の低速領域から高速領域への移行時である過渡運転状態には、吸排気バイパスバルブ6a、6bの開閉を行うことで、高圧段過給器8の過回転を防止することができる。
従って、このシーケンシャルシステム1Yでは、高圧段過給器8の容量を小型化することが可能であり、これによって、激しい過渡運転試験(JE05モード)などでの高圧段過給器8の応答性が高まり、エンジンの排ガス性能や燃費性能を改善することができる。
また、吸排気バイパスバルブ6を備えることにより、大型の低圧段過給器7を採用することができる。そのため、全負荷などエンジン回転数やエンジン負荷の高い運転領域においても、エンジン性能を向上させることができる。
図8に、過給器(ターボチャージャ)の容量と空気流量の関係についてのグラフを示す。図8に示す様に、過給器のサイズ(ターボ容量)を10%縮小したことにより、新規空気流量が6.3%増加している。これにより、エンジン性能であるNOx−PMの排ガス性能及び燃費性能を向上させることができる。
また、乗用車で通常運転する際に使用するエンジン回転数やエンジン負荷、及び排ガス試験モードでは、どちらもエンジン低速及び低負荷の領域が多いことから、このシーケンシャルシステム1Yを採用しても、吸排気バイパスバルブ6の開閉の頻度が低いため、比較的問題なく使用することができる。そのため、このシーケンシャルシステム1Yは、最近の乗用車エンジンに使用される傾向にある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、貨物車輛として使用するトラック等では、常に重量物である荷物を搭載して走行するため、一般に使用するエンジンの運転領域や排ガス試験モードが、エンジン全域の運転領域に及ぶため、吸排気バイパスバルブ6の開閉の頻度が非常に高くなる。このとき、吸排気バイパスバルブ6の開閉動作を単純に行うと、エンジンブーストの落ち込みが激しく、エンジン性能が大幅に悪化するという問題がある。
つまり、シーケンシャルシステム1Yは、図9の左方に示す様に、エンジン回転数に伴い、高圧段過給器から低圧段過給器への切り替えがあり、吸排気バイパスバルブ6の開閉動作を行うタイミングが存在し、そのときに、エンジンブーストの落ち込みによって、エンジン性能が大幅に悪化する。
なお、シリーズシステム1Xは、吸排気バイパスバルブ6が設置されていないため、エンジン回転数に関わらず、高圧段及び低圧段の過給器が両方とも常に作動している状態となっている(図9の右方)。また、シーケンシャルシステム1Yは、吸排気バイパスバルブ6の開閉制御の困難性に加えて、機構も複雑となるため、エンジンに導入するための初期コストが非常に高く、複雑であるがゆえに故障が発生し、安定的作動を実現することが困難となる問題も有している。
そのため、現在この高圧段から低圧段の過給器へ切り替える際の制御方法を確立すべく各社開発を競っているが、未だ、商用車エンジンにおける2ステージターボのシーケンシャルシステム1Yに関する、上記の技術的問題点を解決できていない。
特許第3979294号明細書
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、吸排気バイパスバルブを有さない(過給器をバイパスするラインを有さない)内燃機関の多段過給システムにおいて、排ガス性能及び燃費性能の向上を実現するために、複数取付けた中の2つ以上の過給器を可変容量型過給器として、シリーズシステムでありながら、シーケンシャルシステムと同様のエンジン排ガス性能及びエンジン燃費性能を達成する内燃機関の多段過給システム及びその制御方法を提供することにある。つまり、前記シリーズシステム及びシーケンシャルシステムの両方のメリットを実現し、両方のデメリットを解消することが可能な、内燃機関の多段過給システム及びその制御方法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明に係る内燃機関の多段過給システムは、内燃機関に複数の過給器を直列に接続した多段過給システムにおいて、前記複数の過給器の一部又は全部をバイパスするための吸排気バイパスライン及び吸排気バイパスバルブを有せず、かつ、前記複数取付けた中の2つ以上の過給器が流量を可変とするための可変翼を備えた可変容量型過給器であることを特徴とする。
この構成により、シーケンシャルシステム特有の吸排気バイパスバルブのバルブ開閉制御が不要となり、シンプルな構造のシステムとなり、かつ、従来の多段過給システムに対して、内燃機関に吸気する空気量を増加させて排ガス性能を向上させることができ、また、空気量を同量として燃費性能を向上させることができる。
また、可変翼を有した可変容量型過給器(以下、VGTという、Variable Geometry Turbo)を高圧段及び低圧段の過給器の内の2つ以上に採用することで、吸排気バイパスバルブを設置していないにも関わらず、高圧段過給器の小型化により、激しい過渡運転試験(加速運転試験)での過給器の応答性を向上して、排ガス性能及び燃費性能を改善できるというシーケンシャルシステムのメリットを得ることができる。同時に、シーケンシャルシステムの、吸排気バイパスバルブの開閉によってエンジンブーストが激しく落ち込み、エンジン性能が大幅に悪化するというデメリットを解消することができる。
上記の内燃機関の多段過給システムにおいて、内燃機関の過渡運転状態の場合に、前記複数の可変容量型過給器の可変翼を、絞り側に操作して、燃費性能よりも排ガス性能を優先させる第1の制御を行い、内燃機関の定常運転状態の場合に、可変翼を前記可変容量型
過給器の効率がよい開度に操作して、排ガス性能よりも燃費性能を優先させる第2の制御を行う構成としたことを特徴とする。この構成により、従来の多段過給システムに対して、内燃機関に吸気する空気量を増加させて排ガス性能を向上させることができ、また、空気量を同量として燃費性能を向上させることができる。
上記の内燃機関の多段過給システムにおいて、前記可変容量型過給器のそれぞれにおいて、エンジン回転数と燃料流量の2つのパラメータを基にして、前記可変翼の開度を設定した制御用マップデータを記憶させた記憶装置と、前記パラメータを取得するためのセンサを備え、前記センサから取得したパラメータと前記制御用マップデータから決定された可変翼の開度を基に、可変翼の制御を行う構成としたことを特徴とする。
この構成により、燃費性能や排ガス性能等の重視すべき性能により、異なる制御用マップデータ(制御マップ)を獲ることができ、この制御マップを基にして可変翼を制御する
ことで、燃費性能や排ガス性能等を向上することができる。なお、この制御マップは、実験や計算等を基にして作成することができる。
上記の目的を達成するための本発明に係る内燃機関の多段過給システムの制御方法は、内燃機関に複数の過給器を直列に接続して、前記複数の過給器の一部又は全部をバイパスするための吸排気バイパスライン及び吸排気バイパスバルブを有せず、かつ、前記複数取付けた中の2つ以上の過給器が流量を可変とするための可変翼を備えた可変容量型過給器である内燃機関の多段過給システムの制御方法において、内燃機関の過渡運転状態の場合に、前記複数の可変容量型過給器のそれぞれの可変翼を、絞り側に操作して、燃費性能よりも排ガス性能を優先させる第1の制御を行い、内燃機関の定常運転状態の場合に、可変翼を前記可変容量型過給器の効率がよい開度に操作して、排ガス性能よりも燃費性能を優先させる第2の制御を行うことを特徴とする。この構成により、前述した内燃機関の多段過給システムと同様の作用効果を得ることができる。
上記の内燃機関の多段過給システムの制御方法において、前記可変容量型過給器のそれぞれにおいて、エンジン回転数と燃料流量の2つのパラメータを基にして、前記可変翼の開度を設定した制御用マップデータを記憶し、前記内燃機関に設けたセンサにより取得したパラメータの検出値と、前記制御用マップデータから決定された可変翼の開度を基に、可変翼を制御することを特徴とする。この構成により、前述した内燃機関の多段過給システムと同様の作用効果を得ることができる。
本発明に係る内燃機関の多段過給システム及びその制御方法によれば、吸排気バイパスバルブを有さないシリーズシステムの多段過給システムに、可変容量型過給器(VGT)を使用して、可変容量型過給器の可変翼を制御することにより、内燃機関の過渡運転状態(加速運転状態)の排ガス性能を向上させ、定常運転状態(通常運転状態)の燃費性能を向上させることが可能となる。
本発明に係る実施の形態の内燃機関及びその過給システムの構成を示した図である。 本発明に係る実施の形態の可変容量型過給器の構成を示した図である。 本発明に係る実施の形態の多段過給システムの制御を示したフロー図である。 低圧段可変容量型過給器の開度変更による過渡応答性能の改善試験結果を示した図である。 低圧段可変容量型過給器の開度変更による燃費の改善試験結果を示した図である。 従来の過給システムであるシリーズシステムの構成を示した図である。 従来の過給システムであるシーケンシャルシステムの構成を示した図である。 過給器のサイズと空気流量の関係について示した図である。 従来の低圧段及び高圧段過給器の作動領域の分布を示した図である。
以下、本発明に係る実施の形態の内燃機関の多段過給システム及びその制御方法について、図面を参照しながら説明する。図1に、本発明に係る実施の形態の内燃機関の多段過給システム1の構成を示す。
この内燃機関の多段過給システム1は、過給容量が小さく、かつ、この過給容量を変え
ることができる高圧段可変容量型過給器(以下、高圧段VGTという、Variable
Geometry Turbo)と、過給容量が大きく、かつ、この過給容量を変えることができる低圧段可変容量型過給器(以下、低圧段VGTという)を備えたシステム1である。このシステム1は、エンジン回転数及びエンジン負荷に応じて仕様の異なる複数のターボチャージャ(過給器)を適用することができる。なお、以下の実施例の形態は2段のターボチャージャを使用する2ステージターボを例に説明をするが、本発明は2段に限られるものではなく、3段以上でもよい。
この多段過給システム1では、エンジン2(内燃機関)に吸気を行う吸気ライン上に、上流側から低圧段VGT9と高圧段VGT10のコンプレッサ側と、インタークーラ4が設けられている。また、エンジン2から排気を行う排気ライン上に、上流側から高圧段VGT10と低圧段VGT9のタービン側が設けられている。さらに、エンジン2から排気ガスGをEGRクーラ3及びEGRバルブ11を介して、エンジン2の吸気側に還流させるEGRシステムを有している。つまり、図7に示したシーケンシャルシステム1Yの吸排気バイパスライン5及びバルブ6を取り除き、ターボチャージャを可変容量型(VGT)に変更した構成としている。
また、低圧段VGT9及び高圧段VGT10のコンプレッサ側のそれぞれの上流には、低圧段過給器空気量センサ(以下、MAFという)23と低圧段過給器ブーストセンサ24、及び高圧段過給器空気量センサ(MAF)21と高圧段過給器ブーストセンサ22が設置されており、エンジン2にはエンジン回転数センサ24が設置されており、各センサはECU(エンジンコントロールユニット)26に接続されている。
次に可変容量型過給器(VGT)9、10の構成について説明する。ここでは特に低圧段可変容量型過給器(低圧段VGT)9について説明する。図2に示す低圧段VGT9は、ターボチャージャの主部品となる軸部(図示しない)と、排気ガスの流量を調整する可変翼12と、それを駆動させる部品を備えて構成している。この可変翼12は、エアータンク14に連結されたエアーシリンダ13により開度を制御される。この開度は、3つのマグネチックバルブ16のON−OFFを、バルブ制御回路15で制御して、8段階に調整することができる。
この低圧段VGT9は、エンジン2から排出された比較的少ない排気ガスを有効に利用するため、タービンスクロール部17に取り付けられた可変翼12を絞り込む制御を行う。この制御により、排気ガスの速度を増幅させ、排気ガスのエネルギーで排気タービンを回し、この排気タービンに軸部で直結されたコンプレッサ側から、通常のターボチャージャ以上の空気をエンジン2に送り込むことができる。この低圧段VGT9は、エンジン低速や低負荷運転状態において高過給を実現させ、エンジン出力性能、排ガス性能及び燃費性能の向上を達成できるようにしたシステムである。
ここで、低圧段VGT9は、電気を動力としたモータにより可動翼12を駆動させるタイプと、エアーを動力としたエアーシリンダ13により駆動させるタイプがある。どちらもターボチャージャのハードシステムは同じ構造を有しているが、モータ駆動タイプは、可変翼12の開度を無段階に細かく駆動制御することが可能であり、エアー駆動タイプは数段階の駆動制御しかできない。このため、少しでもエンジン本体の性能を向上させるには、高圧段及び低圧段の2つのターボチャージャともモータ駆動タイプとすることが望ましいが、コスト面ではエアー駆動タイプが有利となっている。
この実施の形態では、低圧段VGT9をエアー駆動タイプ、高圧段VGT10をモータ駆動タイプとして説明を行う。なお、本実施例は低圧段VGT9及び高圧段VGT10の2段過給システムを例としているが、本発明は前述の可変翼12の駆動タイプに限定され
るものではなく、また、本発明は3段以上の過給システムにも同様に適用することができる。加えて、例えば4段の過給システムの場合、2つを可変容量型過給器として、2つを通常の過給器としたり、3つを可変容量型過給器として、1つを通常の過給器としたりしてもよい。
次に、多段過給システムの制御における問題点に関して説明する。多段過給システムの制御では、低中速領域におけるブースト性能の向上を目的に、高圧段VGT10の可変翼12を絞り側へ作動(小容量化)する。このとき、高圧段VGT10の可変翼12を絞りすぎると、ターボチャージャの効率が非常に悪い領域で使用することになり、その結果、エンジン燃費性能を大幅に悪化させてしまうという問題がある。
また、低圧段VGT9の容量を小型化することにより、低中速領域のブースト性能を向上させることができるが、低圧段VGT9の容量を小さくしすぎると、逆にエンジン2の全負荷運転でターボチャージャがリミット回転数を越え、吸気量の不足、排気温度の上昇、燃費の大幅な悪化等が発生し、エンジン2の運転が不可能となる問題がある。
従って、本発明では、低圧段VGT9の容量はエンジン全負荷運転が可能な大きさで、選択したエンジン2のベースシングルターボと同程度の大きな容量とする。ここで、ベースシングルターボとは、エンジン2に対してシングルターボを適用する際に、必要となる容量を備えたターボチャージャを示す。この低圧段VGT9は、可変翼の採用により可変する羽を絞ることでターボチャージャの容量を縮小したことと同様の効果を得る。つまり、ターボチャージャのスクロール部17を狭めて、排ガスの流速をペースに対して増加させてターボ回転数を高く保持して、高い過給圧及び吸気量の増加を確保する。しかし、ターボチャージャにはそれぞれ効率の良い箇所があるため、必要以上にターボチャージャの可変翼を絞りすぎるとターボチャージャの効率が悪化することになり、エンジン燃費を悪化させる。本発明では、これらを考慮して、次のような制御方法とする。
本発明における制御方法は、内燃機関の過渡運転状態の場合に、2つ以上の可変容量型過給器の可変翼の開度を絞り側に操作して、燃費性能よりも排ガス性能を優先させる第1の制御を行い、内燃機関の定常運転状態の場合に、可変翼12をターボチャージャの効率がよい開度に操作して、排ガス性能よりも燃費性能を優先させる第2の制御を行う。
さらに、低圧段及び高圧段可変容量型過給器(低圧段VGT9及び高圧段VGT10)を効率的に制御するための指標として、可変容量型過給器制御用マップデータ(VGTマップ)を作成することで、その目的とする効果によって、この制御方法は異なるマップデータを用いることができる。例えば、排ガス性能を優先させる場合(第1の制御)には、低圧段VGT9及び高圧段VGT10のVGTマップ(過渡時VGTマップ)は共に絞り側になる。また、燃費性能を優先させる場合(第2の制御)には低圧段VGT9及び高圧段VGT10のVGTマップはともに、それぞれのターボチャージャの効率が一番よい場所を選定する(標準VGTマップ)ことになる。
つまり、過渡運転状態における制御では、それぞれのVGTが有する過渡時VGTマップを基にして、排ガス性能を優先させて、それぞれのVGTを制御する第1の制御を行い、通常運転状態における制御では、それぞれのVGTが有する標準VGTマップを基にして、燃費性能を優先させて、それぞれのVGTを制御する第2の制御を行う。
但し、どちらの場合でもエンジン低速及び低負荷側の場合に、可変翼12は絞り側に制御されることとなり、その反対側のエンジン高速及び高負荷側の場合に、可変翼12は開き側に制御される。なお、可変容量型過給器制御用マップデータは、対象とするエンジンの性能、ターボチャージャの容量及び性能等を基に、実験又は計算等により作成すること
ができる。
表1に燃費改善を達成させた高圧段標準可変容量型過給器制御用マップデータ(以下、高圧段標準VGTマップという)を、表2に燃費改善を達成させた低圧段標準可変容量型過給器制御用マップデータ(以下、低圧段標準VGTマップという)の1例を示す。この表1及び2に示したのは、上記の実施例におけるエンジン燃費のベストを達成させた高圧段VGT及び低圧段VGTの可変容量型過給器制御用マップデータ(以下、標準VGTマップという)である。標準VGTマップは横軸にエンジン回転数(rpm)、縦軸にエンジン燃料流量(mm/st)であり、この2つのパラメータから導かれる表の値は、VGT9、10の可変翼12の開度を示している。
表1の高圧段標準VGTマップはモータ駆動タイプの場合を示しており、0〜100%の開度の制御が可能で、数値の小さい側が絞り側を示している。表2の低圧段標準VGTマップはエアー駆動タイプの場合を示しており、0〜7の8段階の開度の制御が可能で、こちらの場合は数値の大きいほうが可変翼12の絞り側となる。上述したようにエンジン燃費性能のベストを達成させるためには、各エンジンの運転モードにおいて、低圧段VGT9及び高圧段VGT10の作動マップを、効率が一番よい数値に設置することが必要となる(第2の制御)。
Figure 2010180782
Figure 2010180782
図3に可変容量型過給器制御システム(以下、VGT制御システムという)のフローチャートを示す。可変容量型過給器(VGT)の開度の基本制御は、エンジン2に設置した例えば、ブーストセンサ22、24や、エンジン2へ吸気される空気量を測定するMAF(Mass Air Flow)21、23の値等を基にエンジン状況を把握し、このエンジン状況を基にECU(Engine Control Unit)26に記憶した上記の標準VGTマップによって最終的な可変翼12の開度の指示値を決定して可変翼12を駆動する。
以下に、フローチャートを参照しながら、VGT制御システムを具体的に説明する。ま
ず、エンジンスタートに伴いエンジン回転数及び燃料噴射量を検出し、この値を引数として高圧段VGT標準マップから高圧段VGT10(ターボVGT1)の可変翼12の開度を決定する。この可変翼12の開度の変更に伴い、検出される高圧段MAF21と高圧段過給器ブーストセンサ22の値が、目標値に達しているかを判定する。この目標値は、VGTマップと同様、MAF21、23及びブーストセンサ22、24がそれぞれ有しているマップを基に判定される。同様に低圧段VGT9(ターボVGT2)も制御される。以上が、通常運転状態のときに行われる排ガス性能よりも燃費性能を優先した第2の制御の流れとなる。
次に、エンジン2が過渡運転状態にある場合の制御を説明する。過渡運転状態においては、前述したMAF21、23及びブーストセンサ22、24の値が目標値とは異なり、これにより、VGTマップを標準VGTマップから過渡時VGTマップに修正する。今度は過渡時VGTマップを基に可変翼12の開度を決定する。この可変翼12の開度の変更に伴い、検出されるMAF21、23とブーストセンサ22,24の値が過渡運転状態における目標値に達しているかを判定する。以上が、過渡運転状態のときに行われる燃費性能よりも排ガス性能を優先した第1の制御となる。
つまり、第1の制御及び第2の制御は、制御フロー自体は同一の流れであるが、VGT9、10の開度を決定するVGTマップ、及び、MAF21、23とブーストセンサ22、24の目標値が異なるため、排ガス性能優先又は燃費性能優先の制御が選択的に行われる。
上記の実施の形態の多段過給システム1及びその制御方法により得られる作用効果としては、大きく2つあり、1つは従来の過給システムに対して空気量を増加させることで排ガス性能を向上させることができる効果(第1の制御の効果)と、もう1つは従来システムに対して空気量を同量としてエンジン燃費性能を向上させることができる効果(第2の制御の効果)がある。
図4に低圧段VGT9の可変翼12の開度の変更による過渡応答性能の改善試験結果を示す。図4は、過渡運転状態(加速運転状態)に、低圧段VGT9の開度を絞り側に制御して、ブースト圧力が上昇した様子を示している。L1及びL2は、低圧段VGT9及び高圧段VGT10のベースデータを示しており、L3及びL4は低圧段VGT9の可変翼12を修正制御したとき(第1の制御)の様子を示している。
つまり、エンジンアイドル状態(定常運転状態)から急激にエンジンスロットルを開け、エンジン回転数とエンジン負荷を急激に高めたとき(過渡運転状態)に、低圧段VGT9の可変翼12の開度を絞り側に制御した。この制御によって得られた、低圧段VGT9及び高圧段VGT10のブースト上昇(過給圧力の上昇)について示したグラフである。横軸に試験経過時間(msec)、縦軸に各ターボチャージャの出口圧力(kPa)を示す。
図4に示す様に、低圧段VGT9のベース圧力に対して、VGTの可変翼12の開度を絞った低圧段VGT9の圧力上昇が非常に早くなり、これによってエンジンブーストとなる高圧段VGT10の出口圧力も上昇させることができた。この低圧段VGT9の可変翼12を絞ることが可能となり、これにより過渡運転状態及び定常運転状態の過給圧力を上昇させ、エンジン2のシリンダ内へ供給する空気量を多く確保できるため、エンジン2のNOx−PMの排ガス性能を改善することができる(第1の制御の作用効果)。
図5は低圧段VGT9の可変翼の開度変更による燃費の改善試験結果を示す。図5は、表1及び2に示したVGTマップを使用し、従来のシステムに対して同量の空気量を確保
したまま、燃費の改善を達成させた結果である。表1及び2に従った動作で、低圧段VGT9の可変翼9を絞ることで空気量を確保し、逆に絞りすぎていた高圧段VGT10の可変翼12を開き、常にベスト効率となる条件に可変翼12を制御し、ターボ効率を向上させて、エンジン本体の燃費性能を向上することができる(第2の制御の作用効果)。
1 多段過給システム
2 エンジン
3 EGRクーラ
4 インタークーラ
5 吸排気バイパスライン
6 吸排気バイパスバルブ
9 低圧段可変容量型過給器(低圧段VGT)
10 高圧段可変容量型過給器(高圧段VGT)
11 BGRバルブ
12 可変翼
21 高圧段過給器空気量センサ(MAF)
22 高圧段過給器ブーストセンサ
23 低圧段過給器空気量センサ(MAF)
24 低圧段過給器ブーストセンサ
26 エンジンコントロールユニット(ECU)
A 吸入空気
G 排気ガス

Claims (5)

  1. 内燃機関に複数の過給器を直列に接続した多段過給システムにおいて、前記複数の過給器の一部又は全部をバイパスするための吸排気バイパスライン及び吸排気バイパスバルブを有せず、かつ、前記複数取付けた中の過給器の2つ以上の過給器が流量を可変とするための可変翼を備えた可変容量型過給器であることを特徴とする内燃機関の多段過給システム。
  2. 内燃機関の過渡運転状態の場合に、前記複数の可変容量型過給器の可変翼を、絞り側に操作して、燃費性能よりも排ガス性能を優先させる第1の制御を行い、内燃機関の定常運転状態の場合に、可変翼を前記可変容量型過給器の効率がよい開度に操作して、排ガス性能よりも燃費性能を優先させる第2の制御を行う構成としたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の多段過給システム。
  3. 前記可変容量型過給器のそれぞれにおいて、エンジン回転数と燃料流量の2つのパラメータを基にして、前記可変翼の開度を設定した制御用マップデータを記憶させた記憶装置と、前記パラメータを取得するためのセンサを備え、前記センサから取得したパラメータと前記制御用マップデータから決定された可変翼の開度を基に、可変翼の制御を行う構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の多段過給システム。
  4. 内燃機関に複数の過給器を直列に接続して、前記複数の過給器の一部又は全部をバイパスするための吸排気バイパスライン及び吸排気バイパスバルブを有せず、かつ、前記複数取付けた中の過給器の2つ以上の過給器が流量を可変とするための可変翼を備えた可変容量型過給器である内燃機関の多段過給システムの制御方法において、
    内燃機関の過渡運転状態の場合に、前記複数の可変容量型過給器のそれぞれの可変翼を、絞り側に操作して、燃費性能よりも排ガス性能を優先させる第1の制御を行い、内燃機関の定常運転状態の場合に、可変翼を前記可変容量型過給器の効率がよい開度に操作して、排ガス性能よりも燃費性能を優先させる第2の制御を行うことを特徴とする内燃機関の多段過給システムの制御方法。
  5. 前記可変容量型過給器のそれぞれにおいて、エンジン回転数と燃料流量の2つのパラメータを基にして、前記可変翼の開度を設定した制御用マップデータを記憶し、前記内燃機関に設けたセンサにより取得したパラメータの検出値と、前記制御用マップデータから決定された可変翼の開度を基に、可変翼を制御することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の多段過給システムの制御方法。
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