JP2010180431A - 蒸着材料、光学薄膜及びそれらの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】GdTaxOy〔10/90≦x≦90/10の実数、(3+3x)/2≦y≦(3+5x)/2の実数〕で表わされることを特徴とする蒸着材料、光学薄膜及びそれらの製造方法。
【選択図】 なし
Description
1.GdTaxOy〔10/90≦x(Ta/Gdのモル比)≦90/10の実数、(3+3x)/2≦y≦(3+5x)/2の実数〕で表わされることを特徴とする蒸着材料。
2.y=(3+5x)/2である上記1に記載の蒸着材料。
3.20/80≦x≦40/60である上記1又は2に記載の蒸着材料。
4.上記1に記載の蒸着材料を製造する方法であって、(1)酸化ガドリニウム及び/または金属ガドリニウムと、(2)酸化タンタル、亜酸化タンタル、金属タンタルからなる群から選ばれる1または2以上とを、ガドリニウムとタンタルのモル比が90:10〜10:90、かつ、yが(3+3x)/2≦y≦(3+5x)/2となるように混合することを特徴とする方法。
5.上記2に記載の蒸着材料を製造する方法であって、酸化ガドリニウムと酸化タンタルを、ガドリニウムとタンタルのモル比が90:10〜10:90となるように混合することを特徴とする方法。
6.上記3に記載の蒸着材料を製造する方法であって、(1)酸化ガドリニウム及び/または金属ガドリニウムと、(2)酸化タンタル、亜酸化タンタル、金属タンタルからなる群から選ばれる1または2以上とを、ガドリニウムとタンタルのモル比が80:20〜60:40となるように混合することを特徴とする方法。
7.GdTaxOy〔10/90≦x≦90/10の実数、y=(3+5x)/2の実数〕で表わされることを特徴とする光学薄膜。
8.上記1〜3のいずれかに記載の蒸着材料を真空蒸着することにより光学薄膜を得ることを特徴とする光学薄膜の製造方法。
9.上記4〜6のいずれかに記載の方法より得られる蒸着材料を真空蒸着することにより光学薄膜を得ることを特徴とする光学薄膜の製造方法。
10.上記8の方法により得られる光学薄膜。
11.上記9の方法により得られる光学薄膜。
(1)n=1.8〜2.1の光学薄膜を形成することができる。
(2)大気中の水分や二酸化炭素と化学反応しないので、蒸着材料は、特別な設備や管理手段を用いなくとも大気中に長期間保管することができる。また、光学薄膜は、白濁化しないので、何ら問題なく光学部品に利用することができる。
(3)溶融性の蒸着材料であるため、均質な薄膜を容易に得ることができる。
(4)繰り返し使用しても蒸着材料の組成ズレが起こらず、ひいては得られる光学薄膜の組成ズレも生じない。
(5)近赤外域や可視域のみならず、近紫外域(波長280nmまで)においても光吸収が無い。即ち、近紫外域用の光学部品にも利用することができる。
純度99.99%、粒径約2.0μmのGd2O3粉体と純度99.99%、粒径約2.0μmのTa2O5粉体とをGd:Taのモル比が95:5となるように混合し、0.5〜5mmの粒状に造粒し、真空雰囲気下にて1850℃で4時間焼成し、GdTa1/19O31/19〔x=5/95、y=(3+5x)/2〕で表わされる組成の蒸着材料を作製した。
純度99.99%、粒径約2.0μmのGd2O3粉体と純度99.99%、粒径約2.0μmのTa2O5粉体とをGd:Taのモル比が5:95となるように混合し、0.5〜5mmの粒状に造粒し、真空雰囲気下にて1700℃で4時間焼成し、GdTa19O49〔x=95/5、y=(3+5x)/2〕で表わされる組成の蒸着材料を作製した。
純度99.99%、粒径約2.0μmのGd2O3粉体と純度99.99%、粒径約2.0μmのTa2O5粉体と、純度99.9%、粒度−325meshの金属Ta粉体を、モル比がGd2O3:Ta2O5:Ta2=70:12:18〔Gd:Taのモル比は、70:(12+18)=70:30〕となるように混合し、0.5〜5mmの粒状に造粒し、真空雰囲気下にて1700℃で4時間焼成し、GdTa3/7O27/14〔x=30/70、y=(3+2x)/2〕で表わされる組成の蒸着材料を作製した。
酸化アルミニウムと酸化ランタンを組成がLaAlO3となるように混合し、0.5〜5mmの粒状に造粒し、真空雰囲気下にて1600℃で4時間焼成した。
Claims (11)
- GdTaxOy〔10/90≦x≦90/10の実数、(3+3x)/2≦y≦(3+5x)/2の実数〕で表わされることを特徴とする蒸着材料。
- y=(3+5x)/2である請求項1に記載の蒸着材料。
- 20/80≦x≦40/60である請求項1又は2に記載の蒸着材料。
- 請求項1に記載の蒸着材料を製造する方法であって、(1)酸化ガドリニウム及び/または金属ガドリニウムと、(2)酸化タンタル、亜酸化タンタル、金属タンタルからなる群から選ばれる1または2以上とを、ガドリニウムとタンタルのモル比が90:10〜10:90、かつ、yが(3+3x)/2≦y≦(3+5x)/2となるように混合することを特徴とする方法。
- 請求項2に記載の蒸着材料を製造する方法であって、酸化ガドリニウムと酸化タンタルを、ガドリニウムとタンタルのモル比が90:10〜10:90となるように混合することを特徴とする方法。
- 請求項3に記載の蒸着材料を製造する方法であって、(1)酸化ガドリニウム及び/または金属ガドリニウムと、(2)酸化タンタル、亜酸化タンタル、金属タンタルからなる群から選ばれる1または2以上とを、ガドリニウムとタンタルのモル比が80:20〜60:40となるように混合することを特徴とする方法。
- GdTaxOy〔10/90≦x≦90/10の実数、y=(3+5x)/2の実数〕で表わされることを特徴とする光学薄膜。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の蒸着材料を真空蒸着することにより光学薄膜を得ることを特徴とする光学薄膜の製造方法。
- 請求項4〜6のいずれかに記載の方法より得られる蒸着材料を真空蒸着することにより光学薄膜を得ることを特徴とする光学薄膜の製造方法。
- 請求項8の方法により得られる光学薄膜。
- 請求項9の方法により得られる光学薄膜。
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JP2009022956A JP2010180431A (ja) | 2009-02-03 | 2009-02-03 | 蒸着材料、光学薄膜及びそれらの製造方法 |
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JP2013100567A (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-23 | Showa Shinku:Kk | 電子ビーム蒸着装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008231185A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | シンチレータ組成物及びその製造方法並びに放射線検出器 |
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2009
- 2009-02-03 JP JP2009022956A patent/JP2010180431A/ja active Pending
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Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JPN6013017464; LIU,B. et al: 'Luminescent properties of GdTaO4 and GdTaO4:Eu3+ under VUV-UV excitation' Solid State Communications Vol.144, 2007, p.484-487 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013100567A (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-23 | Showa Shinku:Kk | 電子ビーム蒸着装置 |
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