JP2010180270A - アンチモン非含有pet樹脂およびそれよりなるポリエステル繊維 - Google Patents

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【課題】本発明は、無機Ti−Mg触媒および少量の色素を用いて製造するPET樹脂ならびにこのPET樹脂から製造する色調と光沢が優れたPETポリエステル繊維に関する。
【解決手段】アンチモン非含有PET樹脂を無機Ti−Mg触媒ならびに少量の青色および赤色色素を用いるとともに、アンチモン触媒やリン系安定剤を用いずに製造する。本発明は、PETポリエステル繊維製造用に用いる溶融紡糸過程において優れた紡糸性を示すとともに、糸切れやつや消し剤であるTiO2の凝縮が起こらないため、得られるPETポリエステル繊維は、色調および光沢ともに商業的に好ましい特徴を有する。特に、当PET樹脂およびそれよりなるPETポリエステル繊維にはアンチモンが含まれていないため、重金属による環境汚染の原因とならず、環境面で優れている。
【選択図】なし

Description

本発明は、無機Ti−Mg触媒および少量の色素を用いて製造する、アンチモン非含有PET樹脂に関するものであり、より詳細には、色調と光沢に優れたPET樹脂から製造するPETポリエステル繊維に関する。
従来のPET(ポリエチレンテレフタレート)の製造方法では、高純度テレフタル酸(PTA)およびエチレングリコール(EG)を原料として反応させ、第一段階として直接エステル化反応、第二段階として重縮合反応を行う。通常では、アンチモン(Sb)触媒を第二段階の重縮合過程で重縮合触媒として添加する。必要な場合には、生成するPET樹脂の分子量を大きくするため、第二段階の重縮合反応後に固相重合法を任意に行う。
このようにして製造したPET樹脂は、機械的強度および化学的耐性に優れていることから、PETポリエステル繊維の製造に適している。しかしながら、PET樹脂にはアンチモン含有重縮合触媒が用いられるため、PET樹脂からPETポリエステル繊維を製造する際、溶融紡糸過程においてエチレングリコールアンチモン(アンチモンを含むエチレングリコール)が相当量揮発し、紡糸口金に堆積する。その結果、紡糸口金には、堆積したエチレングリコールアンチモンを頻繁に除去する作業が必要となり、その作業を行わない場合には、紡糸口金の吐出細孔からの溶融PETポリエステル吐出に障害が生じ、糸切れが生じやすくなる。
この問題に対するPET樹脂加工技術上の既存対処法としては、従来のアンチモン含有重縮合触媒の代りとしてチタン含有重縮合触媒を用いる方法がある。この方法には、フィラメント破断を防止する効果がある。しかし、このようなチタン含有重縮合触媒を用いると、生成するPET樹脂は黄色がかった色相を呈し、その樹脂から製造したPETポリエステル繊維は、外見が黄色っぽいため商業的に好ましくない。
既知の代替策としては、PET樹脂工程にリン系安定剤を添加して、チタン含有重縮合触媒により生じるPET樹脂の黄色がかった色合いを抑制する方法が知られている。例えば、米国特許公開公報番号2006/0014920には、チタン酸テトラブチル(TBT)、TBTと無水トリメリット酸との反応生成物、およびホスホノ酢酸トリエチル(TEPA)とを混合してなる混合触媒が開示されている。
また、特開2005−015630号では、PET樹脂の黄色味を帯びた着色の問題を解決するために、別の混合触媒が利用されている。この触媒を調製するためには、先ずチタンイソプロポキシドおよびクエン酸からなるチタン含有キレート化合物をリン酸と反応させてリン化チタンキレート触媒を作った後に、リン化チタンキレート触媒を酢酸コバルト、酢酸マンガン、および六員環以上の環構造を有するリン化物に加える。
また、先行技術では、二酸化チタン(TiO2)をつや消し剤として用いて、生成するPETポリエステル繊維の光沢を改善する方法がある。PET樹脂の黄色味を帯びた色調を改善するために、チタン含有重縮合触媒およびリン系安定剤の他、触媒作用とは異なる機能を目的としてTiO2添加剤を加えて製造しようとする場合、添加剤中のTiO2は、リン系安定剤の存在によって凝縮を起こし、そのため生成するPETポリエステル繊維の品質に悪影響が生じることがある。
米国特許公開公報2006/0014920号 特開2005−015630号公報
従来の方法によって生じる上述の問題に鑑み、本発明は、無機Ti−Mg触媒および少量の色素を用いて製造するPET樹脂ならびにこのPET樹脂から製造する色調と光沢が優れたPETポリエステル繊維に関する。無機Ti−Mg触媒により、PET樹脂にはリン系安定剤が不要となり、かつ使用する色素量が少ないために、黄色の度合いが低い。特に、このPET樹脂は、アンチモン触媒やリン系安定剤を必要としないため、後にPETポリエステル繊維を製造する際に行う溶融紡糸過程で糸切れやTiO2の凝縮が起こらないため、このPETポリエステル繊維には、色調および光沢ともに商業的に好ましいという利点がある。
本発明で開示するPET樹脂は、以下に記載の方法により製造する。
(a)第一段階として、直接エステル化反応を反応容器中で行い、高純度テレフタル酸とエチレングリコールとを反応させることにより反応生成物を得る。
(b)工程(a)が完了した後、PET樹脂総重量に基づき、チタン元素を2から10ppm含む無機Ti−Mg触媒を30から150ppm、青色色素を1から5ppm、赤色色素を1から3ppm、およびTiO2を0から4重量%同時に反応容器に加える。
(c)その後、第二段階として重縮合反応を行い、固有粘度が0.5から0.7dl/gのPET樹脂を得る。
無機Ti−Mg触媒には、チタン元素が1から20重量%含まれており、チタンのマグネシウムに対するモル比はおよそ0.005から1の範囲にあり、好ましくはおよそ0.01から0.2の範囲である。無機Ti−Mg触媒は粒子の形状を取っても良く、粒径は0.1から1.0μmの範囲である。
本発明では、PET樹脂およびそれよりなるPETポリエステル繊維にはアンチモンが含まれておらず、重金属による環境汚染の原因とならないため、環境面で優れている。
本発明のPET樹脂は、アンチモンを含有せず、かつ、無機Ti−Mg触媒と少量の色素を用いて製造することにより色調を改善したことを特徴とする。
本発明で開示するPET樹脂は、以下に記載の方法により製造する。
(a)第一段階として、直接エステル化反応を反応容器中で行い、二価酸成分とジオール成分とを反応させることにより反応混合物を得るが、好ましくは、高純度テレフタル酸(PTA)とエチレングリコール(EG)とを反応させる。
(b)工程(a)が完了した後、PET樹脂総重量に基づき、チタン元素を2から10ppm含む無機Ti−Mg触媒を30から150ppm、青色色素を1から5ppm、赤色色素を1から3ppm、およびTiO2を0から4重量%同時に反応容器に加える。
(c)その後、第二段階として重縮合反応を行い、固有粘度が0.5から0.7dl/gのPET樹脂を得、最後にPET樹脂を冷却水で急冷し、造粒してPETチップとする。
この方法により生成するPET樹脂は、TiO2の添加、不添加、およびその添加量によって、高透明(full-bright)、透明(bright)、半透明(semi-dull)、不透明(dull)とすることができる。具体的には、高透明のPET樹脂はTiO2を含まず、透明のPET樹脂には、0.01〜0.1重量%のTiO2が含まれ、半透明のPET樹脂には0.2〜0.4重量%のTiO2が含まれ、不透明のPET樹脂には1〜4重量%のTiO2が含まれる。
上述の方法では、二価酸成分として、高純度テレフタル酸(PTA)、イソフタル酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸等および、これらの組み合わせがある。
上述の方法では、ジオール成分として、エチレングリコール(EG)、ジエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4―ブタンジオール等、およびこれらの組み合わせがある。
本発明で使用する無機Ti―Mg触媒は、次の化学的沈殿法により合成する。
1.MgCl2水溶液とNaOH水溶液とを170度でおよそ30分反応させ、その後生成物をろ取、水洗し、Mg(OH)2水性スラリーを得る。
2.TiCl4水溶液とNaOH水溶液とを混合し、その混合液をMg(OH)2水性スラリーに滴下し、得られるスラリーを1時間熟成させてTiO2がMg(OH)2粒子を覆うようにする。スラリーをろ取、水洗し、ろ取した固体を乾燥、粉砕して、粒子状の無機Ti−Mg触媒を得る。
無機Ti−Mg触媒の粒径は、0.1から1.0μmの範囲である。無機Ti−Mg触媒には、チタン元素が1から20重量%含まれており、チタンのマグネシウムに対するモル比はおよそ0.005から1の範囲にあり、好ましくはおよそ0.01から0.2の範囲である。
上述の方法により調製した無機Ti−Mg触媒粒子は、従来の有機触媒よりも優れており、以下のような特長がある。
1.PET樹脂の重縮合過程において、無機Ti−Mg触媒は、TiO2による不活化を受けることがないが、有機触媒は、TiO2の存在により不活化される傾向がある。
2.無機Ti−Mg触媒粒子には、チタン元素がMg(OH)2粒子の表面上に均一に分布しているという特別な構造的特徴があり、その結果重縮合反応において無機Ti−Mg触媒粒子は、反応物と反応を行うためのチタンの表面積を最大にすることができる。そのため、重縮合反応において同じ触媒作用を示すためには、無機Ti−Mg触媒粒子は、有機触媒と比較した場合、チタン元素量が有機触媒よりもはるかに少なくてよい。
この後、無機Ti−Mg触媒粒子をエチレングリコールと混合して、0.01から15重量%濃度の触媒溶液を調製する。
本発明のPET樹脂は、溶融紡糸過程を用いて、PETポリエステル繊維とすることができる。溶融紡糸過程の前には、PET樹脂の結晶化と乾燥を行って、水分含有量を50pp未満とする必要がある。それは、溶融紡糸過程においてPETチップが加水分解を起こすことを防止するためである。乾燥PET樹脂は、260から295度でスクリュー押出機により押出を行った後、溶融し、275から300度で紡糸装置による紡糸を行い、繊維とする。垂直方向の冷却風による冷却および仕上げ加工を行った後、糸に対して誘導ローラにより撚りを加え、4000m/分の速度で巻き取り、部分延伸糸(POY)巻糸体(ケーキ)とした。
本発明のPET樹脂およびそれによりなるPETポリエステル繊維は、以下の特長がある。
1.無機Ti−Mg触媒ならびに少量の青色および赤色色素を用いて製造しているため、本発明のPET樹脂は、リン系安定剤を用いて従来のPET樹脂のように黄色がかった色調となるのを防止する必要がなく、かつ、アンチモン含有触媒の存在下で製造したPET樹脂と類似した色調を示す。
2.本発明のPET樹脂はリン系安定剤を含まないため、リン系安定剤によるチタン重縮合触媒活性の抑制という問題が生じない。それゆえ、本発明により、PET樹脂の製造に際してチタン重縮合触媒量を少なくすることが可能である。
3.本発明のPET樹脂は、アンチモン触媒やリン系安定剤を含まないため、溶融紡糸過程において優れた紡糸性を示し、糸切れやTiO2つや消し剤の凝縮が起こらない。その結果、得られるPETポリエステル繊維は、優れた色調および光沢を有する。
4.溶融紡糸過程により本発明のPET樹脂から製造されるPETポリエステル樹脂繊維にはアンチモンやコバルトといった重金属が含まれていないため、環境面で優れており、重金属による環境汚染の原因とならない。
以下の実施例では、PETコポリマーの固有粘度(IV)およびPET樹脂の色相を次の方法により測定した。
IVは、ウベローデ粘度計を用いて、フェノールとテトラクロロエタンを3:2の比で混合した混合溶媒中25度で測定した。
PET樹脂粒子の色相は、(有)東京電色製の型番TC―1800MK分光色差計により計測し、L/a/bで表す。
L値が大きいほど、PET樹脂粒子は、白くなる。L値が小さいほど、PET樹脂粒子は、黒くなる。a値が大きいほど、PET樹脂粒子は、赤色を呈する。a値が小さいほど、PET樹脂粒子は、緑色を呈する。b値が大きいほど、PET樹脂粒子は、黄色を呈する。b値が小さいほど、PET樹脂粒子は、青色を呈する。
以下の実施例中PETポリエステル繊維の紡糸状態は、紡糸口金の蓄積、糸切れおよびフィラメントの破断により判断した。
ここで、糸切れの頻度は、2日間連続紡糸を行ってその数を計測し、フィラメントの破断数は、9kgのPOY巻糸体の側面で計数し、各PET樹脂の紡糸状態とした。
電熱ヒータを装着した30Lステンレス製反応容器でPETオリゴマー12.11kgとエチレングリコール(EG)3.87kgを常圧下混合し、260度に加熱した。その後蒸留したEGを1.3〜1.6kg回収除去した。
重縮合反応に先立ち、3.5ppmのチタン元素を含む無機Ti−Mg触媒を50ppm、青色色素(例えば青色104号)を2ppm、および赤色色素(例えば赤色195号)を1ppm順次反応容器に加えた。
その後反応容器内の圧力が1mmHg未満になるまでゆっくり減圧した。次に前重縮合反応を270度で行ってから、280度で重縮合反応を行う。最終的に固有粘度(IV)が0.651dl/gのPET樹脂11.47kgが得られ、PETチップのL/a/b表色系の値は48/―3.0/4.2であった。
次にPETチップを結晶化し、乾燥した後、スクリュー押出機により296度で溶融した。溶融物は、孔径が0.2mmの吐出細孔を72個有する紡糸口金から紡出し、温度を23度、速度を0.55m/秒に設定した垂直方向の冷却風により冷却した。仕上げと撚り加工を行った後、糸は2850m/分で巻き取り、繊度が65デニール/72フィラメントの透明なPOYを得た。
紡糸口金の蓄積、糸切れ、およびフィラメントの破断を含むPETポリエステル繊維の紡糸状態について、表1に示した。
実施例2では、重縮合反応の前に添加剤としてTiO2をPET樹脂の0.35重量%加えたこと以外は実施例1と同様に実施し、PET樹脂を製造した。
得られたPET樹脂の固有粘度(IV)は、0.648dl/gで、PETチップのL/a/b表色系の値は、74/−1.1/5.0であった。
その後得られたPETチップを結晶化し、乾燥して、実施例1に記載の方法により加工を行って、最終的に繊度が65デニール/72フィラメントの半透明POYを得た。
このPETチップから製造したPETポリエステル繊維の紡糸状態を表1に示してある。
[比較例1]
Ti−Mg触媒の代りにチタン元素を6ppm含むTBTを重縮合触媒として用い、かつ、TEPAを217ppm加えた以外は、実施例1に記載と同様の方法によりPET樹脂を製造した。得られたPET樹脂の固有粘度(IV)は、0.650dl/gで、PETチップのL/a/b表色系の値は、47/−3.0/6.9であった。
このPETチップから製造したPETポリエステル繊維の紡糸状態を表1に示してある。
[比較例2]
Ti−Mg触媒の代りにチタン元素を6ppm含むTBTを重縮合触媒として用い、かつ、TEPAを217ppmの他TiO2を0.35重量%加えた以外は、実施例2に記載と同様の方法によりPET樹脂を製造した。得られたPET樹脂の固有粘度(IV)は、0.642dl/gで、PETチップのL/a/b表色系の値は、73/−1.5/7.5であった。
このPETチップから製造したPETポリエステル繊維の紡糸状態を表1に示してある。
[比較例1]
Ti−Mg触媒の代りに162ppmのアンチモンを含む酢酸アンチモン400ppmを重縮合触媒として用いた以外は、実施例2に記載と同様の方法によりPET樹脂を製造した。得られたエステルコポリマーの固有粘度(IV)は、0.650dl/gで、PETチップのL/a/b表色系の値は、74/−3.5/4.4であった。
このPETチップから製造したPETポリエステル繊維の紡糸状態を表1に示してある。
[結論]
表1に示すように、実施例1および2ならびに比較例1から3の結果により、次の結論が導かれる。
Figure 2010180270
注1)TBT:チタン酸テトラブチル。
注2)TEPA:ホスホノ酸トリエチル。
注3)ハンター測色計により測定。L値が大きいと、白色が強く、明度が上がる。b値が大きいと、黄色が強くなり、b値が低いと青色が強くなる。
注4)糸切れの頻度は、2日連続紡糸で計測した。
注5)フィラメント破断数は、9kgPOY巻糸体の側面(ラテラル)方向で計測。
1.実施例1(無機Ti−Mg触媒を使用)および比較例1(TBT触媒を使用)のPET樹脂は、優れた色相を示したが、これらの例では、TiO2を使用していない。
2.TiO2を加えた実施例および比較例のうちでは、実施例2(無機Ti−Mg触媒を使用)および比較例3(アンチモン触媒を使用)により得られたPET樹脂は、色相が類似しており、共に比較例2(TBT触媒を使用)よりも色相が優れていた。
3.実施例1(無機Ti−Mg触媒を使用)および実施例2(無機Ti−Mg触媒とTiO2を使用)では、紡糸工程において優れた紡糸性が得られ、具体的には、2日間の連続紡糸により紡糸口金の堆積、糸切れ、およびフィラメントの破断は見られなかった。

Claims (4)

  1. アンチモン非含有PET樹脂であって、
    (a)第一段階として、直接エステル化反応を反応容器中で行い、精製テレフタル酸とエチレングリコールとを反応させることにより反応生成物を得る工程と、
    (b)工程(a)が完了した後、PET樹脂総重量に基づき、チタン元素を2から10ppm含む無機Ti−Mg触媒を30から150ppm、青色色素を1から5ppm、赤色色素を1から3ppm、およびTiO2を0から4重量%同時に反応容器に加える工程と、
    (c)その後、第二段階として重縮合反応を行い、固有粘度が0.5から0.7dl/gのPET樹脂を得ることを特徴とする工程と、
    により製造する、アンチモン非含有PET樹脂。
  2. 工程(b)で加える無機Ti−Mg触媒がチタン元素を1から20重量%含み、チタンのマグネシウムに対するモル比が0.005から1の範囲にあり、粒径が0.1から1.0μmの範囲にある粒子の形状をした、請求項1に記載のアンチモン非含有PET樹脂。
  3. 無機Ti−Mg触媒のチタンのマグネシウムに対するモル比が0.01から0.2の範囲にある、請求項2に記載のアンチモン非含有PET樹脂。
  4. 請求項1に記載のPET樹脂から溶融紡糸過程により製造することを特徴とする、重金属アンチモン非含有PETポリエステル繊維。
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