JP2010180099A - 複合酸化物粉体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の粉体からなる原料粉体に対して圧縮力と剪断力を含む機械的作用を加えることで、異種粉体どうしが結合した複合化粉体を得、これを熱処理して複合酸化物粉体を製造する方法において、凝集体の形成を抑制しつつ少ない工程数で製造可能な方法を提供する。
【解決手段】複数のブレード3を備えた回転体2と、ブレード3の先端部と近接した内周面を備えたケーシング1とを有し、回転体2の軸心方向で隣接したブレード3どうしが軸心Xから互いに異なる方向に延び、軸心Xに沿って隣接した少なくとも一組のブレード3どうしが軸心Xに対して互いに逆向きに傾斜した粉体処理装置50を用い、回転体2を比較的低速回転させる初期工程と、回転体2を初期工程よりも高速で回転させる後期工程とを有する方法とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属、金属酸化物、金属塩及び金属有機塩から選択された少なくとも2種類の粉体からなる原料粉体に対して圧縮力と剪断力を含む機械的作用を印加処理することで、前記少なくとも2種類の粉体どうしが結合した複合化粉体を得て、さらにこれを熱処理して得られる複合酸化物粉体の製造方法に関する。
この種の複合化粉体の製造方法に関連する先行技術文献情報として下記に示す特許文献1がある。特許文献1には、金属酸化物であるLa及びMn、並びに、金属塩であるSrCOからなる原料粉体に対して圧縮力と剪断力を含む機械的作用を印加処理することで、SOFC(固体酸化物型燃料電池)の空気極材料として有用な複合酸化物粉体のLa(Sr)MnOを製造する技術について記されている。
特許文献1によれば、上方に開口した容器部材を固定されたプレスヘッドに対して相対回転させることで、容器部材の鉛直状の内周面とプレスヘッドとの間で原料粉体に対して圧縮力と剪断力を含む摩砕処理を与える構造の粉体処理装置(ホソカワミクロン株式会社製のメカノフュージョンシステム/AMS型)が用いられ、その実施例には、同粉体処理装置による120分間の摩砕処理によって、または、同粉体処理装置による40分間の摩砕処理および800℃での加熱処理によって、計算粒子径が約150nmの非常に小さな単一相のLa(Sr)MnOが得られたことが記載されている。
特開2005−169315号公報(段落番号0033、図1−3)
しかし、特許文献1には、計算粒子径が約150nmの非常に小さな複合化粉体が得られる一方で、同時に、これらの複合化粉体の粒子どうしが凝集した凝集体が形成されたことが記されている。凝集体の外径は1〜数μmに達し、このような凝集体が含まれると、可搬性の点で有利である一方で、凝集体が含まれた複合化粉体から得られた複合酸化物粉体で前述のSOFC用の空気極を製造すると、電極構造の不均一が生じ、電極反応場が減少するという悪影響を及ぼすことが後に判明している。そこで、このような悪影響を回避するために、凝集体を分級などで除去する、或いは、凝集体がなくなるように再粉砕するといった面倒な後加工が必要であった。
そこで、本発明の目的は、上に例示した複合酸化物粉体の製造方法において従来技術が持つ欠点に鑑み、凝集体の形成を抑制しつつ、より少ない工程数で複合酸化物粉体を製造することが可能な方法を提供することにある。
本発明の第1の特徴構成は、金属、金属酸化物、金属塩及び金属有機塩から選択された少なくとも2種類の粉体からなる原料粉体に対して圧縮力と剪断力を含む機械的作用を印加処理することで、前記少なくとも2種類の粉体どうしが結合した複合化粉体を得る第1工程と、前記第1工程で得られた前記複合化粉体を熱処理することで複合酸化物粉体を得る第2工程とを有する複合酸化物粉体の製造方法であって、
前記第1工程では、複数のブレードを外周に備えた回転体と、前記ブレードの径方向先端部と近接した円筒状の内周面を備えたケーシングとを有し、前記回転体の軸心方向に沿って隣接した前記ブレードどうしが前記軸心から互いに異なる方向に延出され、且つ、前記軸心に沿って隣接した少なくとも一組の前記ブレードどうしが、前記軸心に対して互いに逆向きに傾斜している粉体処理装置を用いること、および
前記第1工程は、前記原料粉体に対して、前記回転体を第1の回転速度で回転駆動させて前記印加処理を行う初期工程と、前記回転体を前記第1の回転速度よりも高速の第2の回転速度で回転駆動させて前記印加処理を行う後期工程とを含む点にある。
本発明の第1の特徴構成による方法では、先ず第1工程として、原料粉体をケーシング内に投入し、回転体を比較的低速で回転させる初期工程を行い、次に、回転体を初期工程より高速で回転させる後期工程を行うことで、粒径が5μmを超える凝集体の少ない複合化粉体が安定的に製造可能となった。したがって、次の第2工程では、第1工程で得られた複合化粉体に対して比較的低温での加熱処理(約800℃)を施すことで単一相の複合酸化物粉体を得ることが可能となった。
すなわち、請求項1に記された要件を満たす粉体処理装置では、第1工程において、粉体に対して、複数のブレードの径方向先端部とケーシングの内周面との間で圧縮力と剪断力が加えられ、その結果、粉体の粉砕と同時に粉体どうしの結合が行われる。また、軸心方向に沿って隣接し軸心から互いに異なる方向に延出され、且つ、前記軸心に沿って隣接した少なくとも一組の前記ブレードどうしが、前記軸心に対して互いに逆向きに傾斜しているブレードによる効果的な分散作用も加えられる。しかし、回転体の先端部位における周速度(以下、回転速度という)によっては原料粉体に対して凝集化傾向が強く作用するか、分散化傾向が強く作用するかの相違が生じる。このため、比較的低速で回転する回転体による処理のみで終わった場合には、複合化粉体の形成過程に引き続いて、形成された複合化粉体どうしの凝集が生じ易いが、低速回転の初期工程に続いて、より高速回転の後期工程を加えることで、分散化の作用が働き、凝集化の傾向が抑制されるものと推測される。
ここで、粉体の複合化とは、圧縮力と剪断力を含む機械的作用を粉体に印加処理することで、少なくとも2種類の粉体どうしを単一相化する操作、または、次工程として加熱処理による単一相化が低温度または短時間の処理で可能になるように、異種粉体どうしを結合させる操作を指す。
因みに、仮に第1工程において、初期工程を省いて後期工程のみによる印加処理を行った場合には、凝集化の傾向は生じないが、得られた複合化粉体に対して、第2工程として単一相化のためには約1200℃の加熱処理が必要となることが出願人によって確かめられた。これは、後期工程のみによる印加処理では、異種粉体どうしの複合化が十分に行われないためと推測される。
尚、請求項1に記された要件を満たす粉体処理装置としては、特開2005−270955号公報に記されている装置(ホソカワミクロン株式会社製のノビルタ/NOB型)が良く適合する。
本発明の第2の特徴構成は、前記複合酸化物粉体がランタン系ペロブスカイト型酸化物であることにある。当該特徴構成によって、前記原料粉体に圧縮力と剪断力を印加することで、SOFCの空気極材料として好適な複合酸化物粉体を製造することができる。
本発明の第3の特徴構成は、前記原料粉体にステアリン酸を混合した後、前記機械的作用を印加処理することにある。当該特徴構成による方法では、ステアリン酸によって粉体処理装置の内面への付着を減少させることができ、複合化粉体を収率良く製造することが可能となった。
本発明で用いられる粉体処理装置の一部破断側面図である。 図1に示された粉体処理装置の回転体の側面図である。 図1に示された粉体処理装置の一部破断正面図である。 別の例による回転体の側面図である。 さらに別の例による回転体の側面図である。 図1に示された回転体の破断正面図である。 実施例1で得られた複合化粉体の顕微鏡写真である。 実施例1の途中で得られた複合化粉体の顕微鏡写真である。 比較例2で得られた複合化粉体の顕微鏡写真である。 熱処理して得られた複合酸化物粉体のXRD分析結果である。
以下に本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
本発明は、金属、金属酸化物、金属塩及び金属有機塩から選択された少なくとも2種類の粉体を原料粉体とし、第1工程として、後述する粉体処理装置を用いて、前記原料粉体に対して圧縮力と剪断力を含む機械的作用を印加処理することで、前記少なくとも2種類の粉体どうしが結合した複合化粉体を得、さらに第2工程として前記複合化粉体を熱処理して得られる複合酸化物粉体の製造方法である。
原料粉体となる金属としては、希土類金属、Li,Na,K等のアルカリ金属、Ba,Mg,Ca,Sr等のアルカリ土類金属、Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Ti,V,Ge,Cu,Zr,Pb,W,Sb,Bi,Zn,Nb等の遷移金属があげられる。金属酸化物としては、La,Mn,Cr,Fe等があげられる。金属塩としては、SrCO,CoCO等があげられる。金属有機塩としてはLa(OC等があげられる。
また、第1工程および第2工程によって前記原料粉体どうしが結合した複合化粉体から得られる複合酸化物粉体としては、SOFCの空気極材料としても好適なLa(Sr)MnO、La(Sr)CoO、La(Sr)Co(Fe)O等のランタン系ペロブスカイト型酸化物があげられる。例えば、SOFCとしては比較的低温で作動させることができる空気極材料として用いるのであれば、La(Sr)Co(Fe)Oが好適に使用される。
後述する実施例で得られるLa(Sr)Co(Fe)Oの場合は、第2工程として約800℃×6時間の熱処理を加えることによって反応(合成)が進み、SOFCの空気極材料として好適な単一相の複合酸化物粉体が得られる。
以下に本発明における第1工程をなす複合化粉体の製造に適した粉体処理装置の一例について説明する。
図1から図3に示す粉体処理装置50は本発明に好適な装置の一形態を表したものである。図1(a)に示すように、この装置は横向きの軸心Xを備えた円筒形のケーシング1と、軸心Xを中心に回転駆動される回転体2とを備えている。回転体2は、軸心Xに沿って延びた概して円柱状の回転軸2aと、回転軸2aの外周部から径方向外向きに延出配置された複数のブレード3とを有する。回転軸2aの一端は、軸受部7によって片側で支持され、駆動手段としてのモーター8に連結されている。ケーシング1の内周面とブレード3の先端部との間には微小間隙(クリアランス)が設けられている。
ケーシング1の内部は、軸心Xに沿った両端面側とも閉鎖されており、開口部は、ケーシング1の一方の端部側面近傍上部に配置された原料投入口5と、原料投入口5に対し軸心Xに沿ってケーシング1の反対の端部近傍の下部に配置された製品排出口6との2箇所が設けられている。また、原料投入口5、製品排出口6及び軸受部7側の端面を除くケーシング1の外周は、必要に応じて温度調節用の流体を循環させるためのジャケット4によって包囲されている。
ブレード3は、図3において上下に延出した第1ブレード群に属するブレード3aと、図3において左右に延出した第2ブレード群に属するブレード3bとの2種類からなる。回転体2は、図2において回転軸2aの下部から延出したブレード3aが図2の位置から紙面手前側に移動するような回転方向で、図2の回転体2を右端側から見た図3で言えば時計方向に回転駆動される。
第1ブレード群に属するブレード3aは、このような回転体2の回転に基づいて、処理中の粉体が原料投入口5の側から製品排出口6の側に向かって、図2では右方向に送られるように軸心Xに対して傾斜した送り傾斜面3Fを回転方向の前面に備える。これとは逆に、第2ブレード群に属するブレード3bは、回転体2の回転に基づいて、粉体が製品排出口の6側から原料投入口5の側に向かって、図2では左方向に戻されるように軸心Xに対して傾斜した戻し傾斜面3Bを前面に備える。便宜的に、第1ブレード群に属するブレード3aを送りブレード3aと呼び、第2ブレード群に属するブレード3bを戻しブレード3bと呼ぶことにする。これらの送りブレード3aの数と戻しブレード3bの数とは略同数である。各ブレード3a,3bの傾斜角度は軸心Xに対して±5〜±85°の範囲に設定するのが好ましい。
図2に示すように、回転体2を軸方向と直交する位置から見た場合、任意の戻しブレード3bの回転軌跡は、隣接する送りブレード3aの回転軌跡と部分的に重なり合うように設定されている。言い換えれば、或る戻しブレード3bの軸心Xに沿った端部から垂直方向に延長線L1,L3を引くと、隣接する送りブレード3aと十分に重なる位置関係にある。全てのブレード3a,3bがこのような位置関係に設定されていることで、粉体に対して、ケーシング1の内周面とブレード3a,3bの先端部との間で圧縮力と剪断力を含む機械的作用が均等に且つ効果的に与えられる。
図3に示すように、ケーシング1の内径D1は、回転軸2aの外径D2の2倍以下、すなわちD1≦D2×2の関係を有するように設定されている。図3に示された例では、D1がD2の1.8倍に設定されている。このように、D1に対してD2を比較的大きく設定することにより、粉体に前述の機械的作用を印加する処理空間9を小さくできるので、同じブレード3a,3bの回転速度であってもブレード3a,3bの機械的作用を粉体に印加することができる。因みに、D1がD2の2倍を越えると、処理空間9が大きくなり過ぎ、粉体に印加する機械的作用が小さくなってしまう。
ブレード3a,3bは回転軸2aの軸周りに等間隔に配置した複数枚が一組となっている。因みに、図2、3では、参照符号3a,3bの後に付した(1)、(2)、(3)等で各組のブレード3a,3bを区別している。図2においては、同一組のブレード3a(1)、3a(3)、3a(5)は同じ方向、すなわち送り方向に粉体を導くように回転軸2に対し傾斜しており、逆に、同一組のブレード3b(2)、3b(4)、3b(6)は戻し方向に粉体を導くように回転軸2に対し傾斜しているが、これに限定されるものではない。また、ブレード3a,3bが回転軸2の軸周りに互いに90°の位相差をもって各々180°の間隔で2枚が一組をなしているが、ブレード3a,3bの枚数は3枚、あるいは4枚、更にそれ以上であってもよい。
送りブレード3aと戻しブレード3bは、図2においては回転軸2aの軸方向に交互に各3組、合計6組設けられており、粉体には基本的に「送り→戻し→送り→戻し→送り→戻し」というように軸心Xに沿って互いに対向する方向の力が交互に与えられることとなる。したがって、一貫して一方向の力のみを受ける場合と比べ、ケーシング内における粉体の移動経路も複雑かつ長くなり、粉体はブレード3a,3bの機械的作用をさらに強く受けることとなる。
但し、ブレード3a,3bの組み合わせは前述のパターンに限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更することができる。図4に示す例では、送りブレード3aおよび戻しブレード3bは各2組で、間に送り中立のブレード3c(3)を挟み、その配列パターンも図2とは異なり、「送り→戻し→中立→送り→戻し」となっている。また、図5に示す例では、送りブレード3aが3組、戻しブレード3bが2組設けられ、その配列パターンは「送り→送り→戻し→送り→戻し」である。
図2、図4、図5においては、送りブレード3a(1),3a(2),3a(3),3a(4),3a(5)、あるいは戻しブレード3b(2),3b(3),3b(4),3b(5),3b(6)の傾斜角度は、互いに同一であるが、ブレード3a,3bの傾斜角度を全て異ならせる、あるいは一部だけ傾斜角度を異ならせても構わない。
ケーシング1の内周面とブレード3の先端部との間隙(クリアランス)は一定かつ微小に保つことが望ましい。クリアランスを一定に保つのは、粉体に均一に力を与えるためであり、微小に保つのは粉体の逃げ場を減らすことで、より強い力を与えるためである。仮に、軸心Xに対して傾斜したブレード3a,3bの径方向の先端部を直線状に形成すれば、先端部の軸心Xに関する中央部とケーシング1の内周面とのクリアランスを小さくできないため、本発明で用いられる装置では、図2などに示すように、ブレード3a,3bの先端部をケーシング1の内周面に沿った円弧状の曲面に形成することで、ブレード3a,3bの先端部は全長に亘ってケーシング1の内周面とのクリアランスが略一定に保たれている。
但し、ブレード3a,3bの先端部とケーシング1の内周面とのクリアランスは、軸心Xに沿ったブレード3a,3bの取り付け位置によって互いに異なっていても良い。例えば、原料投入口5に近い、送り起端側のブレード3a(1)のクリアランスを製品排出口6に近い、送り終端側のブレード3a(5)のクリアランスより広くする、といった設定にしても良い。
クリアランスは、径方向に沿った寸法として、ケーシング内径D1の0.05〜7.5%、望ましくは0.75〜3%が適切である。7.5%を超えると粉体の逃げ場が大きくなり、強い機械的作用を与えることができない。逆に、0.05%以下のクリアランスでは過負荷等により運転中に生じる予期せぬ振動によって、ブレード3a,3bとケーシング1が接触する虞がある。具体的な寸法で示すと、ケーシング1の内周面とブレード3a,3bの先端部との間隙を0.3mm〜50mmの範囲に設定するのが望ましい。
尚、粉体の投入量は、ケーシング1内で粉体が攪拌作用をより有効に受けるように、ケーシング1内の処理空間9の内容積100%に対して下限値5%〜上限値95%の範囲に設定することが望ましい。ここで、ケーシング1内の処理空間9の内容積とは、ケーシング1自身の内容積から回転体2が占める体積を差し引いた空間(ケーシング1内で粉体が動き回ることができる実質的な空間)の容積を意味する。
回転軸2aの両端部付近は、ブレード3a,3bの機械的作用が粉体に及び難い死角的な部位である。そこで図2に例示するように、回転軸2aの送り方向の始端位置には戻しブレード3bを回転軸2aよりも突出配置し、同じく、戻し方向の終端位置には送りブレード3aを回転軸2aよりも突出配置している。この構成によって、回転軸2の両端部側への粉体の移動が抑制され、その結果、ブレード3による機械的作用を受けないで粉体が製品排出口6から排出される現象、或いは、一部の粉体がブレード3による機械的作用を受けないまま、回転軸2aの両端部付近に滞留する現象を抑制することができる。
ブレード3a,3bの形状について詳細に説明すると、図6に示すように、ブレード3a,3bの先端部は、軸心Xに沿って見たときの断面が鋭角形状となるように形成され、特に、その鋭角部の角度を二等分する直線(中心線L)がケーシング1の内周面に対して傾斜するように形成されている。より具体的には、図6の矢印の方向に回転軸2を回転させた場合、鋭角部を形成する左右の辺S1,S2のうち、回転方向の下流側に位置する後辺S2がケーシング1の内周面に対して直角に当接する側の辺S2(図6では回転方向の下流側に位置する)が、他の辺S1に対して60°の角度をなしている。その結果、中心線Lはケーシング1の内周面に対して直角方向から約30°傾斜し、前辺S1とケーシング1の内周面との間には約30°の刃先角が形成された状態になる。
そこで、本発明のように、融点が高く剛性の大きい粉体を対象とする場合には、図6の矢印の方向に回転軸2を回転させることで、ブレード3a,3bの先端部にある前辺S1とケーシング1の内周面との間に粉体が挟み込まれ、ケーシング内周面とブレード3a,3bの先端部との間で圧縮力と剪断力を効果的に受け易くなる。逆に、もしも融点が低く剛性の小さな樹脂などの溶着しやすい粉体を対象とする場合には、中心線Lが進行方向前方側のケーシング1の内周面に対して直角よりも大きい角度となるように、図6の矢印と反対の方向に回転軸2を回転させるか、あるいは前記辺S2を回転軸2の回転方向の上流側に位置させることで、ブレード3a,3bの先端部とケーシング1の内周面との間に粉体を挟みこんで圧縮力と剪断力が過剰に働く状態を避け、溶着の発生を防止することができる。
鋭角部の角度は60°に限定されるものではなく、90°に近い角度から60°よりも小さい任意の角度に設定することができる。但し、先端部の磨耗を考慮すると、あまり小さい角度は好ましくない。また、上記中心線Lの傾斜角度についても適宜の値に設定することができる。
回転軸2aの両端部には径方向に沿って直線状に延びた補助ブレード10を備えている。補助ブレード10が回転軸2aと共に回転することにより、ブレード3の機械的作用が及び難い回転軸2aの両端面部に入り込んだ粉体に対し、補助ブレード10によって径方向外側に向かう遠心力を生ぜしめ、その結果、ブレード3a,3bによる強力な機械的作用を受けないで滞留する粉体の発生を防止することができる。
図3に示すように、補助ブレード10は両端部に回転軸2の中心部から外周方向に直線状に延びた2枚の板状部材で構成されている。尚、図3で実線と破線で示すように、回転軸2aの一端に設置された補助ブレード10と、回転軸2aの他端に設置された補助ブレード10とは、回転軸2の軸方向視で互いに90°ずれた状態に配置されている。但し、遠心力を発生させ得る他の形状、角度、枚数であっても構わず、回転軸2の軸方向から見て回転軸2の中心部を横切る形で補助ブレード10を設けてもよい。また補助ブレード10は回転軸2の一方の端面にのみ設けても構わないが、両端面に設けることが望ましい。
この粉体処理装置50のブレード3a,3bの回転速度は5m/sec〜200m/secである。ブレード3の回転速度が5m/secより遅くなると、粉体に十分な機械的作用を与えることができない。一方、ブレード3の回転速度が200m/secを超えると、軸受設計が困難となる。
本発明による複合酸化物粉体の製造方法における第1工程としての複合化処理に用いる粉体処理装置が備えるべき必要最低限の要件は、該粉体処理装置が複数のブレードを外周に備えた回転体と、ブレードの径方向先端部と近接した円筒状の内周面を備えたケーシングとを有し、回転体の軸心方向に沿って隣接したブレードどうしが軸心から互いに異なる方向に延出され、且つ、軸心に沿って隣接した少なくとも一組のブレードどうしが、軸心に対して互いに逆向きに傾斜していることである。
しかし、当該実施形態による粉体処理装置50では、前述の要件に加えて、さらに、回転体2を軸方向と直交する位置から見た場合、任意のブレード3の回転軌跡は、軸心方向に沿って隣接する他のブレード3の回転軌跡と部分的に重なり合うように設定されており、ケーシング1の内周面及びブレード3による粉体に対する機械的作用が印加されない領域がなく、処理がより効率的に行われるので、複合化粉体の製造工程がより短い時間で完了する。
さらに、前述した粉体処理装置50のように、ブレード3が、回転体2の回転に基づいて、処理中の粉体が原料投入口5の側から製品排出口6の側に向けて送られるように軸心Xに対して傾斜した送り傾斜面3Fを前面に備える送りブレード3aと、回転体2の回転に基づいて、処理中の粉体が製品排出口の6側から原料投入口5の側に向かって後方に戻されるように軸心Xに対して傾斜した戻し傾斜面3Bを前面に備える戻しブレード3bとを備え、これらの送りブレード3aと戻しブレード3bとが略同数の構成とすれば、粉体に対する機械的作用の印加処理はさらに効率的に行われる。
本発明の特徴は、図1(b)に示すように、第1工程における粉体処理装置50による加工プロセスが、原料粉体に対して、粉体処理装置50の回転体2を比較的低速で回転駆動させて印加処理を行う初期工程と、回転体2を初期工程よりも高速で回転駆動させて印加処理を行う後期工程とを有する点にある。
凝集体の形成を抑制しつつ、より効率的に複合化粉体を製造するのに適した種々の制御パラメータ、特に、初期工程で実施する低速側の回転速度、後期工程で実施する高速側の回転速度、初期工程と後期工程の各時間長さ、ブレード3a,3bの先端部とケーシング1の内周面とのクリアランスなどの値は、原料粉体の成分と粒径、使用する粉体処理装置50の諸元(ケーシング1の内径及び長さ、ブレードの数、D1/D2の比)などにより左右される。
以下の実施例で扱われる、図1に示す粉体処理装置50を用い、BET換算粒子径がいずれも0.3μm以下の酸化ランタン(La)、酸化コバルト(Co)、四三酸化鉄(Fe)、炭酸ストロンチウム(SrCO)を原料粉体として、複合酸化物粉体のLa(Sr)Co(Fe)O(以下、LSCFという)を製造するための第1工程としての複合化処理においては、初期工程は回転速度17〜24m/s×30〜60min、後期工程は回転速度35〜40m/s×15〜30min、初期工程と後期工程の各時間長さの比率は1対1から4対1、ブレード3a,3bの先端部とケーシング1の内周面とのクリアランスは1.5〜3.0mmが適切と考えられる。
尚、上記の適切な条件を判断する際には、得られた複合化粉体について、5μmを超える凝集体の体積比が5%未満の場合に凝集性がないと判断し、第1工程としての粉体処理装置50による複合化に続いて第2工程としての800℃×6時間の熱処理を行った際に得られるLSCFをXRDで分析したときにLSCFに由来するピーク以外のピークが観測されない場合に単一相になったと判断した。
ここで、800℃×6時間の熱処理を基準としているのは、本発明の方法の第1工程によって複合化された粉体の場合には800℃×6時間の熱処理で十分に単一相化したLSCFが得られること、また、得られたLSCFで作られた空気極は、燃料電池の運転時に約800℃の温度を定常的に受けるため、第2工程で800℃×6時間の熱履歴を素材段階で与えておくことで、燃料電池として使用開始後に不測の変化を生じることなく安定的に使用可能な空気電極を提供可能となるからである。
尚、第1工程では上記の初期工程と後期工程とを同一の粉体処理装置を用いて連続的に行っても良いが、異なる粉体処理装置を用いて行っても良い。因みに、同一の粉体処理装置を用いる場合には、初期工程を終えた粉体を粉体処理装置から排出することなく、そのまま後期工程に移行することが可能である。但し、この場合はバッチ処理に限られる。他方、異なる粉体処理装置を用いる場合には、初期工程と後期工程の各工程において、原料投入口5から原料粉体を投入し、所定の時間だけ処理を施された粉体が製品排出口6から自動的に排出されるという形態の連続処理を行うことが可能となる。
尚、第1工程に先行して行われる原料の異種粉体どうしを均一に混合するためのプレミックス工程を同一の粉体処理装置50を用いて行っても良い。このように、第1工程で用いる粉体処理装置50を用いてプレミックス工程を行えば、処理装置から粉体を排出することなく、第1工程による複合化粉体の製造をより合理的に迅速に行うことができる。
本発明の実施例では、本発明の第1工程と第2工程とによって得られる複合酸化物粉体を、SOFC(固体酸化物型燃料電池)の空気極材料として有用な平均粒子径が0.3〜1μmで主成分がLSCFの粉体と設定している。原料粉体としては、酸化ランタン(La)、酸化コバルト(Co)、四三酸化鉄(Fe)、炭酸ストロンチウム(SrCO)の4種類の粉体を所定の割合で事前に混合したものを用いた。原料粉体のBET換算粒子径はいずれも0.3μm以下である。
尚、BET換算粒子径は、「HM model−1210」(株式会社マウンテック製)を用いて窒素吸着1点式BET法により比表面積を測定し、換算式[BET換算径(nm)=6000/真比重(g/cm)・比表面積(m/g)]により求めた。
平均粒子径及び凝集体の体積比は、「マイクロトラック MT3300」(日機装株式会社製)を用いて測定した。
XRD分析は、「RINT2000」(株式会社リガク製)を用いて行った。
上記の原料粉体の投入量は、ケーシング1内の処理空間9の内容積に対して5〜12%の範囲(ケーシング1内周面とブレード3とのクリアランス部分の容積に対して50〜120%の範囲に相当)とし、投入した原料粉体に対して所定の処理が完了するまで製品を排出せず、バッチ処理とした。
表1は、本発明の実施例として用いられた粉体処理装置50の運転条件と、第1工程で得られた複合化粉体及び第2工程で得られた複合酸化物粉体の評価結果を示している。なお、第1工程で得られた複合化粉体の非凝集性は、5μmを超える凝集体の体積比が5%未満であった場合に○とし、第2工程で得られた複合酸化物粉体の単一相は、800℃×6時間の熱処理を行って得られた複合酸化物粉体をXRD分析によってLSCF以外に由来するピークが観測されなかった場合に○とした。
表2には、比較例として実施された、同じ粉体処理装置50を従来の運転条件で用いた場合や粉体処理装置としてボールミルを用いた場合の結果が示されている。
実施例1の第1工程によって得られた複合化粉体の顕微鏡写真を図7に、また、実施例1の第1工程の初期工程を終えた時点でサンプリングした粉体の顕微鏡写真を図8に示す。図9は比較例2の第1工程によって得られた複合化粉体の顕微鏡写真である。
実施例を示す表1及び図7の写真のように、第1工程として回転体2を24m/sの回転速度で45分間に亘って回転駆動させる(以下、運転という)初期工程と、回転体2を39m/sの回転速度で15分間運転させる後期工程とを設けた実施例1では、平均粒子径が0.43μmの複合化粉体が得られ、複合化粉体中の5μmを超える凝集体は約1%だった。この点については、回転体2を17.5m/sの回転速度で45分間運転させる初期工程と、回転体2を35m/sの回転速度で15分間運転させる後期工程とを設けた実施例2についても、ほぼ同様であった。
また、図10が示すように、実施例1及び実施例2による第1工程(複合化処理)に引き続いて第2工程として行われた800℃×6時間の比較的低温の熱処理によって得られた複合酸化物粉体はLSCFに由来するピーク以外のピークが観測されなかった。表1における単一相の欄に記された丸印(○)は、SOFCの空気極材料として十分に単一相化した複合酸化物粉体が得られたことを示す。
他方、比較例を示す表2のように、実施例と共通の粉体処理装置50を用いて、第1工程として回転体2を実施例1の初期工程に相当する24m/sの回転速度でのみ60分間運転させた比較例2では、図10が示すように、第2工程としての800℃×6時間の熱処理によって十分な単一相が得られたが、図9の写真が示すように、除去の必要な5μmを超える凝集体が多数生成されていることが顕微鏡によって観察された。
また、第1工程として回転体2を実施例1の後期工程に相当する39m/sの回転速度でのみ60分間運転させた比較例3では、5μmを超える凝集体は約2%だったものの、第2工程としての800℃×6時間の熱処理では、図10に示すようにLSCFに由来するピーク以外のピークが観測され、十分な単一相が得られなかった。但し、この第1工程で処理された複合化粉体を第2工程として1200℃×6時間の熱処理を行うことによって、十分に単一相化した複合酸化物粉体が得られた。
因みに、図8の写真から、実施例1の初期工程を終えた時点で粉体中には既に5μmを超える凝集体が生成されつつあるのが確認できる。したがって、続いて実施された後期工程では、異種粉体どうしの結合が更に進められると同時に一旦形成された凝集体の再分離が行われるものと推測される。
尚、実施例1、2及び比較例2、3においては、未混合の原料粉体を粉体処理装置50に投入し、回転体2を5m/sの回転速度で5分間運転させることで予め混合し(プレミックス工程)、該粉体を装置から排出することなく、引き続き、第1工程として表1、2に示す各条件で処理した。ここで、原料粉体の混合は別の装置を用いて行っても良い。
実施例3として、実施例1のプレミックス工程で原料粉体に対して1wt%のステアリン酸(関東化学株式会社製、特級)を加えた以外は、実施例1と同様の処理を行った。実施例3においても、凝集体がなく、第2工程として800℃×6時間の比較的低温の熱処理で十分に単一相化した複合酸化物粉体が得られた。また、実施例1で得られた複合化粉体の収率は75%であったのに対し、実施例3で得られた複合化粉体の収率は92%であった。
本発明は、金属、金属酸化物、金属塩及び金属有機塩から選択された少なくとも2種類の粉体からなる原料粉体に対して第1工程として圧縮力と剪断力を含む機械的作用を印加処理することで、前記少なくとも2種類の粉体どうしが結合した複合化粉体を得、さらに第2工程としてこれを熱処理して得られる複合酸化物粉体の製造方法に利用することが可能であり、原料粉体を適切に選択した場合、最終的に得られる複合酸化物粉体はSOFC(固体酸化物型燃料電池)の空気極材料などとして利用可能である。
1ケーシング
2回転体
2a回転軸
3 ブレード
3a 送りブレード(ブレード)
3b 戻しブレード(ブレード)
5 原料投入口
6 製品排出口
7 軸受部
8 モーター
10 補助ブレード
50粉体処理装置

Claims (3)

  1. 金属、金属酸化物、金属塩及び金属有機塩から選択された少なくとも2種類の粉体からなる原料粉体に対して圧縮力と剪断力を含む機械的作用を印加処理することで、前記少なくとも2種類の粉体どうしが結合した複合化粉体を得る第1工程と、前記第1工程で得られた前記複合化粉体を熱処理することで複合酸化物粉体を得る第2工程とを有する複合酸化物粉体の製造方法であって、
    前記第1工程では、複数のブレードを外周に備えた回転体と、前記ブレードの径方向先端部と近接した円筒状の内周面を備えたケーシングとを有し、前記回転体の軸心方向に沿って隣接した前記ブレードどうしが前記軸心から互いに異なる方向に延出され、且つ、前記軸心に沿って隣接した少なくとも一組の前記ブレードどうしが、前記軸心に対して互いに逆向きに傾斜している粉体処理装置を用いること、および
    前記第1工程は、前記原料粉体に対して、前記回転体を第1の回転速度で回転駆動させて前記印加処理を行う初期工程と、前記回転体を前記第1の回転速度よりも高速の第2の回転速度で回転駆動させて前記印加処理を行う後期工程とを含むことを特徴とする複合酸化物粉体の製造方法。
  2. 前記複合酸化物粉体が、ランタン系ペロブスカイト型酸化物であることを特徴とする請求項1記載の複合酸化物粉体の製造方法。
  3. 前記原料粉体にステアリン酸を混合した後、前記機械的作用を印加処理することを特徴とする請求項1または2記載の複合酸化物粉体の製造方法。
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