JP2010179416A - ねじ締め機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
先頭のねじの頭を保持する案内路側壁とドライバービットの軸線との間隔を可変にする調整手段を設けたねじ締め機を提供する。
【解決手段】
ドライバービット12を回転させるねじ締め工具20と、ドライバービット12を覆うガイド部5と、ガイド部5に対し軸方向前後に相対的に移動可能な摺動部3と、摺動部3に固定され複数のねじを保持して順次ドライバービットの軸線上に給送するマガジン部4を有するねじ締め機1において、給送される先頭のねじ80の頭を保持する突当部を有するストッパ35の位置を可変にして、ドライバービット12の軸線との距離を調整できるようにした。ストッパ35は、摺動体30に取り付けられ、摺動体30との相対位置はノブ37を回転させることにより調整できる。ストッパ35にはマグネット120を設け、ねじ80を吸着させることにより保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のねじを収容するマガジンからねじを一定間隔でドライバービットの先端に送り出すねじ搬送機構を有するねじ締め機に関し、特に、ねじの締め付け前に、締め付け対象のねじを本体の先端から突出させることによって、締め付け位置合わせを容易にすることができるねじ締め機に関する。
複数のばらねじを装着して、ドライバービット軸線上に一本ずつ給送し、ドライバー工具を締め付け材方向に押し付けることによりねじを締め付ける、ねじ搬送機構を有するねじ締め機が特許文献1に開示されている。特許文献1では、マガジン内にねじを1ピッチずつ送るねじ搬送機構を設け、ねじ案内溝が摺動部材の長手方向軸線に対し直角に位置するようにマガジンを摺動部材に装着し、ねじ搬送機構を作動機構と連動させるように構成している。そして、摺動部材の一往復動作によりねじを1ピッチ送って、ねじをドライバービットにより締め付け、この動作を連続的に繰り返してねじの締め付けを行っていた。
実開昭62−22074号公報
特許文献1に示された構造では、締め付け前のねじは、ねじ締め機の内部に保持され、ねじ締めに当たってねじの先端位置決めがしにくく、所定の位置に正確にねじ締めすることが困難であった。特に、住宅建築に使用する接合金具を建築材に固定する場合においては、接合金具の穴はねじとの隙間が小さいので正確な位置にねじ締めできることが要求されている。また、この種のねじ締め機においては、マガジンから給送された先頭のねじ頭のリセス(ねじ穴、異形穴)とドライバービット先端との噛合いがしっかり行われないと、押付け途中で噛合いが外れ、ねじ締め不良となる。先頭のねじ頭のリセスとドライバービット先端との噛合いがしっかり行われるためには、先頭のねじの軸とドライバービットの軸を一致させることが必要となる。ところで、この種の市販のばらねじはメーカーによりねじ頭径が少し異なる。一般的にこの種の市販のばらねじの頭直径は8.4mm、9.4mm、9.8mm等がある。
特許文献1のように、ねじ頭をマガジン部のガイド溝で保持整列して摺動部に給送するねじ締め機では、市販のばらねじに対応させるには、ばらねじの頭直径のばらつきによるねじ軸とドライバービット軸との軸ずれを解消しないと、ねじがうまく搬送できなかったり、ねじ軸とドライバービット軸との軸ずれが発生することがあった。軸ずれは、ねじ山側を基準に保持・給送する場合には大きな問題にはならないが、ねじの頭部側面を保持して搬送する機構の場合は、ねじの頭直径を考慮して搬送することが重要であるということを発明者らは見いだした。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、ねじ締めの開始前に、接合金具止め等の穴にねじを精度良く位置決めできるねじ締め機において、複数種のばらねじを効率よく搬送することができるねじ締め機を提供することにある。
本発明の別の目的は、複数種のばらねじをマガジンに装着でき、ねじ頭の直径がばらついても、ドライバービットとの噛合いを良好に維持することができ、安定してねじを締めができるねじ締め機を提供する。
本発明のさらに別の目的は、先頭のねじの頭を保持する突当面とドライバービットの軸線との間隔を可変にする調整手段を設けたねじ締め機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、ドライバービットを回転させるねじ締め工具と、ねじ締め工具に取り付けられドライバービットを覆うガイド部と、ガイド部に対しドライバービットの軸方向に相対的に移動可能な摺動部と、摺動部に固定され複数のねじを保持して順次ドライバービットの軸線上に給送するマガジン部を有するねじ締め機において、給送される先頭のねじの頭を保持する突当部を有し、突当部とドライバービットの軸線との距離を可変に調整できる調整手段を設けた。この調整手段は、摺動体との相対位置を変更できる可変式のストッパを摺動体に取り付けることにより実現できる。
本発明の他の特徴によれば、ストッパの移動方向は、ねじの給送方向と同じ方向とし、ストッパの軸方向(前後方向)の長さは、ねじ頭の側部の大きさ以上とする。ねじ締め機が、ドライバービットの回転力を用いて軸方向前方にねじを搬送させる移動機構を有する場合には、ストッパの軸方向の長さは、移動機構の移動距離に対応する長さとすると好ましい。
本発明のさらに他の特徴によれば、ストッパは、ねじを吸着させるためのマグネットを有する。また、ストッパはクリック機構を有し、クリック機構によりストッパを複数のいずれかに位置に選択的に固定されるようにすると好ましい。このため、ストッパは雄ねじ部を含み、摺動体に形成された雌ねじ部と螺合することにより突当部を軸線と鉛直方向に移動させるように構成して、ねじ頭の突当部とドライバービットの軸線との距離を変化させる。
本発明のさらに他の特徴によれば、モータと、モータに接続され、モータの回転が伝達されるドライバービットと、ねじを保持可能な保持部を有し、保持部に対してドライバービットが移動可能なねじ締め機であって、前記移動方向と直角な方向へとねじの位置を調整できる調整手段を設けた。保持部は、例えば、ドライバービットの軸線方向に対して摺動可能であって、締め付け前から締め付け完了に至るまで、締め付け対象のねじを保持できる構成とすれば良く、その保持の仕方や構造等は任意である。
請求項1の発明によれば、バラねじを給送するマガジン部を有するねじ締め機において、給送される先頭のねじの頭を保持する突当部を有し、突当部とドライバービットの軸線との距離を可変に調整できる調整手段を設けたので、突当部とドライバービットの軸線の距離を変化させることができ、ねじの中心軸とドライバービットの中心軸との精度良い軸合わせができる。この結果、ねじ頭径の異なるばらねじ群を使用する度に調整が可能になる。
請求項2の発明によれば、調整手段は、摺動体に取り付けられ、摺動体との相対位置を変更できるストッパであるので、簡単な構成で複数種のばらねじに対応できるねじ締め機を実現できる。
請求項3の発明によれば、ストッパの移動方向は、ねじの給送方向と同じ方向であるので、装着するねじ頭を突き当て面に当接させた際の位置を調整することが可能となり、ねじの中心軸とドライバービットの中心軸との精度良い軸合わせが実現できる。
請求項4の発明によれば、ストッパの軸方向の長さは、ねじ頭の側部の大きさ以上であるので、ストッパによって給送されるばらねじを安定して保持することが可能となる。
請求項5の発明によれば、ねじ締め機は、ドライバービットの回転力を用いて軸方向前方にねじを搬送させる移動機構を有するので、マガジン部を軸方向にスライドさせずにねじ締め工具の回転力を用いてねじを摺動部から前方に突出させるように移動できるので、ねじ締めの開始前に、接合金具止め等の穴にねじを精度良く位置決めでき、使い勝手の良いねじ締め機を実現できる。また、ストッパの軸方向の長さは、移動機構の移動距離に対応する長さであるので、ねじを前方に搬送させる際も安定してねじを保持することができる。
請求項6の発明によれば、ストッパはマグネットを有するので、ねじがマグネットに吸着され、連結帯を使用しなくてもねじが摺動部から脱落することがない。
請求項7の発明によれば、ストッパはクリック機構を有し、クリック機構によりストッパを複数のいずれかに位置に選択的に固定されるので、ねじ頭の径に対応した位置にストッパを選択して固定することが可能となり、ストッパの位置調整が容易になる。
請求項8の発明によれば、ストッパは雄ねじ部を含み、摺動体に形成された雌ねじ部と螺合することにより突当部を軸線と鉛直方向に移動させるので、簡単な構成にて安価に調整手段を実現できる。
請求項9の発明によれば、複数のねじは、マガジン内において非連結状態で給送されるので、連結帯に保持されたねじを用いずに市販のばらねじを使用することが可能である。
請求項10の発明によれば、ねじ締め機においてドライバービットの移動方向と直角な方向へと先頭のねじの位置を調整できる調整手段を設けたので、ねじの大きさが異なっても給送されるねじに最適な位置に調整可能であり、ねじの中心軸とドライバービットの中心軸との精度良い軸合わせができる。
請求項11の発明によれば、調整手段は、複数のねじの給送方向へと先頭のねじを調整可能であるので、先頭のねじの中心軸の位置を調整できる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係るねじ締め機の全体を示す図であり、一部に縦断面側面図を示す。 図1の摺動部3付近の拡大断面図である。 ガイドパイプ22(取り外した単体状態)を図1のA方向から見た側面図である。 (1)は図1に示すねじ締め機のB方向から見た正面図であり、(2)は図2のF−F部の部分断面図である。 (1)は図1のC−C部の断面図であり、(2)は図1のD−D部の断面図であり、(3)は図1のE−E部の断面図である。 スリーブ40とハーフナット50の形状を示す図であり、(1)は背面図、(2)は側面図、(3)は正面図である。 (1)は図2のG−G部の部分断面図であり、(2)はストッパ35及びノブ37の背面図であり、(3)はストッパ35及びノブ37の側面図である。 スリーブ40が下降してねじの先端が摺動体30から突出した状態を示す摺動部3の側面断面図である。 摺動体30から突出したねじ頭のリセスにドライバービット12の先端が噛合った状態を示す摺動部3の側面断面図である。 ねじ締め中の動作を示す、図1のC−C部の部分断面図である。 図10のH−H部の断面図である。 ねじ締めを完了した状態を示す摺動部3の側面断面図である。 ねじ締めを完了した状態を示す摺動部3の別の角度からの側面断面図である。 本発明の第2の実施例を示す図であって、(1)は図2のG−G部に相当する部分の断面図であり、(2)はストッパ135及びノブ37の背面図であり、(3)はストッパ135及びノブ37の側面図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施例を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては特に断りのない限り、図1の矢印で示した方向を前後方向、マガジン部における給送方向として説明する。
図1は、ねじ締め機1の全体を示す図であり、一部に縦断面側面図を示す。ねじ締め機1は、インパクトドライバーなどのねじ締め工具2と、ねじ締め工具2の回転軸付近前側に取り付けられるガイド部5と、ガイド部5に対してドライバービット12の軸方向に相対的に移動可能な摺動部3と、摺動部3に固定されるマガジン部4を含んで構成される。ねじ締め工具2の下部にはスピンドルケース10が設けられ、その中心にスピンドル11が配設される。スピンドル11には、ドライバービット12が装着される。ガイド部5には、スピンドルケース10に止めねじ21で固定されるホルダ20と、ホルダ20にねじ23で回転可能に固定されるガイドパイプ22を含んで構成される。摺動部3には、ガイドパイプ22に設けた切り欠きによりガイドパイプ22に対して回転不能で、かつ、ガイドパイプ22に対して前後方向に摺動可能になるように、取り付けられる。
摺動部3の主要部分である摺動体30の後方側(ねじ締め工具2側)には円筒状の空間が設けられ、その空間にはドライバービット12に対して前後方向に摺動可能で、ドライバービット12と相対回転不可能なスリーブ40が装着される。スリーブ40は、外周が円形で内周が六角形の断面を有する略円筒形状であり、摺動体30の貫通穴の後面側周囲との間に装着されたコーンスプリング41を介して軸方向前後に移動可能なように固定される。コーンスプリング41は圧縮ばねであり、フランジ42を軸方向後方に付勢する。
前述の摺動体30の円筒状の空間には止め輪60が配設され、スリーブ40の摺動範囲を規制する。摺動体30はスピンドルケース10に突合わして設けられたスプリング座8との間に配設されたスプリング9により付勢される。スプリング9は圧縮ばねであり、付勢の方向は、ねじ締め工具2に対して前向きである。
また、摺動体30の中間部付近内周側において、後述するマガジン部4から給送されたねじ80の先頭のねじの頭の側面が接触する経路付近に凹部32が形成され、凹部32には、ねじ頭突当面35a(図2)を有するストッパ35が取り付けられる。ストッパ35の突当面35aは、ドライバービット12の軸と略直角方向に移動可能にされる。
マガジン部4は、マガジンケース押さえ70と摺動体30との間にピン71で位置決めされ、ボルト72によって摺動体30に固定される。マガジン部4はリボンスプリング73、マガジンケース74、軸75、リボンスプリングホルダ76、さらねじ77によりリボンスプリングホルダ76に固定された押し板78を含んで構成される。リボンスプリング73の一端に設けた穴にピン71が貫通され、マガジンケース押さえ70と摺動体30に挟持されることによってリボンスプリング73の一端が固定される。ここで、スピンドルケース10に固定したホルダ20に対して、ガイドパイプ22が回転可能に保持されるため、マガジン部4が梁などの木材(被締め付け材)と干渉する場合、マガジン部4をホルダ20に対して回転させて干渉を避けることができる。
リボンスプリング73の巻き込んである他端(反給送方向)は、リボンスプリングホルダ76に収納され、これによってリボンスプリングホルダ76はドライバービット12側(図中右方、給送方向)に付勢される。リボンスプリングホルダ76はマガジンケース74内で長手方向に摺動可能に配設され、リボンスプリングホルダ76から突出するように固定された押し板78が、整列させた最後端のねじ80の頭に当接し、これらねじ80を給送する給送手段としての役割を果たす。ねじ80を保持するガイド溝81は、その断面がほぼ長方形であって、その1辺の中央付近から前方に切り欠いた形状であり、その内壁がねじ80の頭部を囲むような形状をなす。本実施例ではガイド溝81はマガジンケース押さえ70と一体に形成される。ガイド溝81は、その端部(先端部、図1では右端)がスリーブ40の摺動範囲の手前に位置する。ねじ80は、ガイド溝81内ではマガジンケース74の長手方向に摺動可能に収納され、ストッパ35にねじ80の頭が突き当たる位置に達するとガイド溝81による保持がなくなり、ドライバービット12の軸方向前方に移動可能な状態となる。
図2は、図1の摺動部3付近の拡大断面図である。スリーブ40には、前後方向の後方よりに半径方向外側に延在するフランジ42が形成され、フランジ42の前面と摺動体30の貫通穴の後側筒状部30aに装着されたコーンスプリング41を介して軸方向前後に移動可能なように固定される。フランジ42の後面は、摺動体30の円筒状の空間の内周側凹部に装着された止め輪60の前面に当接するので、スリーブ40の摺動距離が規制される。スリーブ40の外周には後述するねじ溝が設けられ、ハーフナット50と噛み合うように配置される。ハーフナット50を固定する板ばね51にプレート52を介してボルト53で固定される。ハーフナット50を固定する板ばね51の他端は特殊ワッシャ54を介してボルト55により摺動体30に固定される。
摺動体30の凹部32に配置されるストッパ35は、ねじ80に当接する部分(突当部)であるねじ頭突当面35aが形成され、ねじ80のねじ頭側面に接触しながら、ねじの前方向への搬送を案内する。ストッパ35の内部にはマグネット120が設けられ、ねじ頭突当面35aにねじ80を吸着し、ねじ頭突当面35aからねじ軸までねじ頭の半径分の距離を保ってねじを保持する。ストッパ35は、シャフト36を介してノブ37に接続される。ノブ37を回転させることにより、ストッパ35に形成されたねじ穴(雌ねじ)との螺合状態が変化し、ストッパ35が給送方向と同じあるいは反対方向に移動可能となる。
円柱状のノブ37のストッパ35に面する側には、円周方向に複数箇所の凹部(図示せず)が形成され、いずれか1つの凹部に、スプリング38で付勢されるボール39が位置することにより安定的に保持される。この構成によってノブ37の回転位置が選択的にクリック停止可能となるクリック機構が実現でき、ストッパ35を複数のいずれかの移動位置に選択的に固定させることができる。円柱状のノブ37のストッパ35に面しない側には、複数のねじ頭径の表示目印(図示せず)が印字され、摺動体30上の目印(図示せず)等によって簡単にストッパ35の固定位置合わせができるように構成すると好ましい。
図3は、ガイドパイプ22(取り外した単体状態)を図1のA方向から見た側面図である。ガイドパイプ22は、軸方向前方から幅の広い切り欠き22bと、幅の狭い切り欠き22cが形成され、例えばアルミニウム製である。尚、本図には描かれていないが、切り欠き22b、22cと反対側にはマガジン部4を軸方向に対して摺動可能とするための切り欠き22aが形成される。図1の状態では摺動体30は幅の広い切り欠き22bの部分に位置するが、ねじを締め付けて行くにつれて、摺動体30が幅の狭い切り欠き22cの部分内まで移動する。この締め付け状況については後述する。
図4(1)は図1の矢印B方向から見た図(正面図)である。ガイドパイプ22によって摺動可能に摺動体30が保持され、摺動体30にはマガジン部4が固定される。複数のねじ80は、リボンスプリングホルダ76に固定した押し板78により給送方向、即ち、ドライバービット12側(右方)へ付勢される。ガイドパイプ22のマガジン部4側には切り欠き22aが設けられ、反対側には切り欠き22cが設けられる。また、ガイドパイプ22の2つの切り欠き22a、22cの間には板ばね90にボルト91で固定されたねじ押さえ92が一対の組み合わせで配置される。
ねじ80の装着は、リボンスプリングホルダ76を図1の左方(給送方向と反対方向)に手で移動させ、装着穴81aにねじ80を前方から、ねじ80の頭部が装着穴81aを介してガイド溝81の内壁に当接するように1本ずつ差し込んで、ドライバービット12の方にスライドさせることによって、ガイド溝81に整列させる。装着穴81aは、装着されるねじ80のねじ頭よりも大きい径の穴であり、その位置はガイド溝81のリボンスプリングホルダ76側の端部付近であることが好ましい。ガイド溝81に挿入されたねじ80は、先頭のねじ80がスリーブ40の真下に位置するように、リボンスプリング73で付勢されたリボンスプリングホルダ76及び押し板78により付勢される。
図4(2)は図2のF−F部の断面図である。マガジンケース押さえ70は摺動体30に当接するように固定される。なお、ガイド溝81はマガジンケース押さえ70に形成されるので、ガイド溝81(図4(1))の終端部はマガジンケース押さえ70の終端部と同じである。摺動体30の内部にはスリーブ40がドライバービット12の軸方向に移動可能なように配置され、スリーブ40の周囲には、片側にブッシュ95を、他方にはハーフナット50を配設して、ドライバービット12に対してスリーブ40の中心軸がずれないように保持する。ブッシュ95は、耐摩耗性を考えて鉄製の略円筒部材であり、ハーフナット50側が挿入する側に切り欠きが形成される。スリーブ40及びハーフナット50の形状については後述する。
図5(1)は図1のC−C部の部分断面図である。ガイドパイプ22の前端側には摺動体30が摺動可能なように保持され、摺動体30の先端には一対のねじ押さえ92がねじ91によって板ばね90(図中、摺動体30の外側の太線で示す部分)に固定される。板ばね90はボルト93により摺動体30に固定される。ねじ押さえ92は、板ばね90の作用によって矢印28で示す方向、即ち、ドライバービット12の軸方向に対して垂直方向に離れるように、移動可能である。ねじ80は摺動体30に設けた通路穴30bにおいて、軸方向前方に通り抜けることができる。
図5(2)は図1のD−D部の断面図であり、(3)は図1のE−E部の断面図である。摺動体30に固定されたマガジンケース74は両サイドに補強用のリブ74aがあり、リボンスプリングホルダ76を貫通する回転自在な軸75が、補強用のリブ74aの溝と移動自在に掛止される。この軸75によりリボンスプリングホルダ76はマガジンケース74から離脱しないように保持される。リボンスプリング73はリボンスプリングホルダ76内に収納され、キャップ79はリボンスプリング73の左右の遊びをとるためのものである。図5(3)において、マガジンケース74の内側にはマガジン押さえ70があり、マガジン押さえ70には、ねじ80をガイドするためのガイド溝81が形成される。マガジンケース74は、摺動体30とマガジン押さえ70により挟持されることにより摺動体30に固定される。図から理解できるように、ガイド溝81の形状はねじの頭の形状に合わせてねじの頭に沿った形状(断面がC形の溝)をしており、ガイド溝81にねじ80の頭部が保持されるように装填され、ねじ80はマガジン部の長手方向(図1の左右方向)にだけ移動可能である。
図6は、スリーブ40とハーフナット50の形状を示す図であり、(1)は背面図(ねじ締め工具2側)、(2)は側面図、(3)は正面図(前方側)である。図6(1)、(3)において、スリーブ40の内部にはドライバービット12が貫通するため、内周壁40dの形状は断面がドライバービット12の外形と同じ形状、即ち正六角形となっている。その大きさはドライバービット12に対して抵抗なく軸方向に移動可能であって、ガタつきも生じない程度の適度な隙間を有するように設定される。ハーフナット50はスリーブ40に当接する側が円弧状の曲面となっており、この曲面部がねじ溝の形成された雌ねじ部50aとなっている。
図6(2)において、スリーブ40の後方側(図6では上方)には外周側にスプリング9が配置される箇所となる円筒部40cが形成され、スリーブ40の前方(図6では下方)には外周に雄ねじ(図ではそのねじ溝の形状の図示省略)が形成された雄ねじ部40aが形成される。この雄ねじ部40aが回転することにより、軸方向に移動しないハーフナット50の雌ねじ部50aとの作用によりスリーブ40が軸方向に移動する。この際、雄ねじ部40aの長さがスリーブ40の回転によって移動できる距離を決定する。雄ねじ部40aの後方側(図6では上方側)には、ねじ溝が形成されていない円筒部40bとなる。円筒部40bは、スリーブ40の前進によって円筒部40bがハーフナット50に当接するようになったらハーフナット50のねじ山の一部が円筒部40bに乗り上げることによって、ハーフナット50が半径方向外側に移動して、雄ねじ部40aが雌ねじ50aと噛合しなくなるので、スリーブ40はハーフナット50からの作用を受けずに空転する。
円筒部40b及び40cの間には、フランジ42が形成され、フランジ42はスプリング9及びコーンスプリング41が当接する面を構成する。ハーフナット50の雌ねじ部50aは、雄ねじ部40aに対応する形状のねじ溝が形成される。なお、本実施例では雌ねじ部50aは円周方向の回転角度にして約90度分しかないが、雄ねじ部40aとの当接をよりしっかりとしたものとするため、90度以上180度未満の範囲で任意に設定することが可能である。
図7(1)は図2のG−G部の部分断面図であり、(2)はストッパ35及びノブ37の背面図であり、(3)はストッパ35及びノブ37の側面図である。図7(1)において、ストッパ35はねじ80と当接する円弧状の部分が形成され、ストッパ35は、ノブ37を回転させることによって図7(1)の矢印の方向に移動可能であり、凹部32とストッパ35の間隔は調整可能である。ここで重要なことは、給送されるねじ80がストッパ35に当接した際に、ドライバービット12とねじ80の中心軸がぴったりと位置するように、ストッパの位置を決定することである。これら軸線を合わせることによって、ドライバービット12の先端をねじ穴に良好に嵌合させることができる。
図7(2)において理解できるようにねじ頭突当面35aは上面視で円弧形とすると好ましく、その径は使用される最大のねじ頭径よりやや大きい円弧形とすると好ましい。ストッパ35の中央付近にはねじ穴(雌ねじ)が形成される。ノブ37からシャフト36が延びるように形成され、シャフト36の先端側は外周側に雄ねじが形成されたねじ部33となる。シャフト36は、摺動体30の凹部32に形成された貫通穴に貫通される。尚、シャフト36は、ノブ37に形成された貫通穴に圧入されることによって固定される。ノブ37によってシャフト36を回転させることにより、ねじの螺合状態が変化し、ノブ37とストッパ35の間隔を調整することができる。
図7(3)において、ストッパ35の内側には、2つのマグネット120が設けられる。ストッパ35は、ねじ頭突当面35aにねじ80が接触しながら軸方向前方に搬送されるので、十分な堅さを有する非磁性体の金属が好ましく、例えばアルミニウム合金によって構成できる。
次に図1、及び、図8〜図13を用いて、本実施例におけるねじ締め時の動作を説明する。先ず使用するばらねじの頭径によって、ノブ37を回転させてストッパ35をねじ頭径に合わせた所定位置に移動するように固定する。次に、ねじ80をマガジン部4に装填する。すると、先頭のねじ80は、ねじの中心軸とドライバービット12の中心軸が同心に合った状態でセットされる(図1に示す先頭ねじの状態)。このねじ位置が第1の位置である。
その後、図1において、ねじ締め工具2のトリガスイッチ7を引きモータ(図示せず)をONさせると、ドライバービット12が回転し、それに伴ってスリーブ40が回転する。スリーブ40の外周には雄ねじ部40aが形成されており、雄ねじ部40aはハーフナット50の雌ねじ部50aと噛合するので、スリーブ40が回転することによって雌ねじ部50aと雄ねじ部40aとの作用によりスリーブ40がコーンスプリング41の力に抗して前進し、ねじ80の頭部がスリーブ40に押されて前進する。ねじ80は、鉄または鉄系合金でできているので、その側方にあるマグネット120の磁力によって吸着されるので、この前進の際に摺動体30の通路穴30bから抜け落ちることはない。
スリーブ40とハーフナット50の作用によって、さらにねじ80が前進すると、ねじ80の先端がねじ押さえ92(図5)を通過する。さらに前進すると図8に示すようにねじ80の頭がマグネット120の側方を通過してマグネット120がある最下端位置に来るが、ねじ80はマグネット120の磁束が鉄製のスリーブ40を通過し、ねじ80と摺動体30を通過して磁路が形成されるので、マグネット120によって吸着される。このようにねじ80の先端は摺動体30先端より前方に突出した状態で安定して保持される。このねじ位置が第2の位置である。
次に作業者はトリガスイッチ7を離して、ねじ締め工具2の回転を停止させる。ねじ80は、ねじ押さえ92より突出して保持されるので、作業者は接合金具110aの中心にねじ先端を位置決めすることが目視で可能になる。尚、ドライバービット12の回転を停止することを忘れて回転させ続けても、ハーフナット50の雌ねじ部50aと雄ねじ部40aは所定距離しか噛合してないので、スリーブ40は空転の状態となり、ねじ80が所定距離しか前方へ移動することはない。この際、ハーフナット50は板ばね51に固定され、板ばね51は摺動体30に固定されているので、ハーフナット50は板ばねの弾力により常時ねじ40aと噛合おうとするため音がするので、ねじが所定距離移動したことが目視によらないでも感知できる。
作業者は、ねじ80の先端を接合金具110の穴110aに合わせた後、再びトリガスイッチ7を引いてドライバービット12を回転させながら、ねじ締め工具2を接合金具に向けて前方に押し込む。すると、スプリング9を圧縮しながら摺動体30はねじ締め工具2に近づくように移動し、ねじ80のリセスとドライバービット12の先端がしっかり噛合い、ドライバービット12によってねじ80が回転を始め、被締め付け材111へのねじ80の締め付けが開始される。この状態を示したのが図9である。図9で示す距離Lは、スリーブ40の先端部の移動範囲であり、即ちねじの第1の位置から第2の位置までの距離である。この移動範囲L内の領域において、ストッパ35の突当面35aがねじ頭を案内できるようにストッパ35のサイズを決定すると好ましく、ストッパ35に設けられるマグネット120の形状、極性等もこのサイズを考慮して決定すると良い。尚、ストッパ35の前後方向の長さは、移動範囲Lとほぼ同じであるのが好ましいが、一番重要なことはねじ80のリセスとドライバービット12の先端をしっかり噛み合わせることであるので、最低限ねじ80の頭の側部の大きさ以上であれば本発明の効果を得ることができる。また、ストッパ35を移動範囲Lよりも十分長く構成しても良い。
図10はねじ締め中の動作を示す、図1のC−C部の断面図である。図10は、図9の状態からさらにねじ締め工具2を前方に押し付け、ねじ80が被ねじ締め付け材111に十分食い込んだ状態を示す。一対のねじ押さえ92により形成された円筒型の通路の一端が円錐形に面取りされているので、板ばね90を変形させてねじ押さえ92を矢印の方向に移動させることによって、ねじ80の頭が通過できる。面取りされた部分がガイド面92aである。
図10の状態においては、プレート52が切り欠き22cに乗り上げて、ハーフナット50が外側(図11中で右方)に移動し、スリーブ40のねじ40aとの噛合いが外れ、コーンスプリング41の付勢力により上方に戻る。図11はスリーブ40の外周のねじ40aとハーフナット50の噛合いが外れた状態を示す。ガイドパイプ22がさらに下降して、プレート52が切り欠き22cの位置上に到達すると、切り欠き22cは幅が狭いのでプレート52がガイドパイプ22に接し、その外周の突端との接触によりハーフナット50は外側(図中で右方)に乗り上げる(移動する)。その結果、ハーフナット50の雌ねじ部50aとスリーブ40の雄ねじ部40aが完全に離脱するので、コーンスプリング41によりスリーブ40が後方に押し戻され、スリーブ40は初期位置に戻ることができる。
図12に示すように、ねじ締め工具2をさらに前方に押付けると、回転しているドライバービット12がさらに下降して、接合金具110が被ねじ締め付け材111にしっかりと固定され、締め付けが完了する。この状態を別の角度から見た断面を示すのが図13である。この後、ねじ締め工具2を持ち上げると摺動体30はスプリング9の付勢力で図1の状態に戻る。また、ドライバービット12が通路穴30bに抜けてもとの状態に戻るので、押し板78に押されている次のねじ80の頭がストッパ35のねじ頭突当面35aに接触するまで移動し、ドライバービット12の軸と同軸にそのねじ80の頭が位置することになり、次のねじ締めができる状態になる。
以上のように本実施例によれば、ねじ頭径の異なるメーカーのばらねじであっても、ドライバービット12の軸上にねじ軸を合わせることができるので、市販性のあるねじを使用してねじ締め不良がない締め付けができる。また、ねじ締めの開始前に、接合金具止め等の穴にねじを精度良く位置決めできるので、使い勝手の良いねじ締め機を提供することができる。さらに、簡単な構成で確実にばらねじを1本ずつ送り、締め付け前にねじの先端を摺動部から突出させることができる締め付け機を実現することができる。
次に、図14を用いて本願発明の第2の実施例を説明する。図14(1)は第2の実施例のおける図2のG−G部に相当する部分の断面図であり、(2)はストッパ135及びノブ37の背面図であり、(3)はストッパ135及びノブ37の側面図である。第1の実施例と同じ部分には同じ符号を付したている。第2の実施例においては、ストッパ135のねじ頭突当面135aは、2つの平面が180度未満の角度で交差する「くの字」形の面としている。この場合、ねじ頭が突き当たると、ねじ頭は円形であるので必ず2点で接することにより、さらに中心軸が安定して合わせられるので、ドライバービット12とねじ80のリセスの噛合いも安定し、使い勝手がよくなる。ねじ頭突当面135a以外の形状は、第1の実施例と同じであり、図14(3)のマグネット120の位置も同じであるが、マグネット120を配置する位置は比較的自由度が高く、マグネットの磁力の強さ等を考慮して任意に設定すればよい。
以上、本発明を実施例に基づき説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例においては、ねじ締め工具として電動式のインパクトドライバーを用いた例で説明したが、電動工具に限られるものでなく、エアーを動力とするエアー工具や、エンジン工具などを用いることも可能である。さらに、上述の実施例においては、先端が四角形のドライバービットと、それに対応するリセスを有するねじを用いる例で説明したが、ドライバービットの形状と被締結材はこれらの組み合わせに限られるものでなく、他の形状のドライバービット、ねじ、ボルト等を用いることができる。
さらに本実施例ではストッパ35、135を移動可能なように構成したが、これに限られず任意の方法で、給送される先頭のねじの頭を保持する突当面とドライバービットの軸線との距離を可変に調整できるような調整手段を実現すれば良い。例えば、摺動部3の下側を、上側部分に対して給送方向に移動可能なように構成しても良い。
本実施例ではマガジンを用いて複数のねじを給送可能なねじ締め機に適用する例で説明したが、本発明はこれに限られない。マガジンを有さない構造であって、ねじを保持可能な保持部を有するねじ締め機にも同様に適用できる。つまり、モータと、モータに接続され、モータの回転が伝達されるドライバービットと、ねじを保持可能な保持部と、を有し、保持部に対してドライバービットが移動可能なねじ締め機であって、移動方向と直角な方向へとねじの位置を調整できる調整手段を設けるように構成しても良い。このような場合には、例えば、作業者が1本1本のねじをセットするような構造とすることができる。
1 ねじ締め機 3 ねじ締め工具 3 摺動部 4 マガジン部
5 ガイド部 7 トリガスイッチ 8 スプリング座
9 スプリング 10 スピンドルケース 11 スピンドル
12 ドライバービット 20 ホルダ 21 止めねじ
22 ガイドパイプ 22a、22b、22c (ガイドパイプの)切り欠き
23 止めねじ 30 摺動体 30a 後側筒状部 30b 通路穴
32 凹部 33 ねじ部 35 ストッパ 35a ねじ頭突当面
36 シャフト 37 ノブ 38 スプリング 39 ボール
40 スリーブ 40a 雄ねじ部 40b、40c 円筒部
40d 内周壁 41 コーンスプリング 42 フランジ
50 ハーフナット 50a 雌ねじ部 51 板ばね 52 ボルト
54 特殊ワッシャ 55 ボルト 60 止め輪
70 マガジンケース押さえ 71 ピン 72 ボルト
73 リボンスプリング 74 マガジンケース 74a リブ
74b 折り返し 75 軸 76 リボンスプリングホルダ
77 ねじ 78 押し板 79 キャップ 80 ねじ
81 ガイド溝 81a 装着穴 90 板ばね 91 ボルト
92 ねじ押さえ 92a ガイド面 93 ボルト
95 ブッシュ 110 接合金具 110a (接合金具の)穴
111 被締め付け材 120 マグネット
135 ストッパ 135a ねじ頭突当面

Claims (11)

  1. ドライバービットを回転させるねじ締め工具と、該ねじ締め工具に取り付けられ前記ドライバービットを覆うガイド部と、該ガイド部に対し前記ドライバービットの軸方向に相対的に移動可能な摺動部と、該摺動部に固定され複数のねじを保持して順次前記ドライバービットの軸線上に給送するマガジン部を有するねじ締め機において、
    給送される先頭のねじの頭を保持する突当部を有し、該突当部と前記ドライバービットの軸線との距離を可変に調整できる調整手段を設けたことを特徴とするねじ締め機。
  2. 前記調整手段は、前記摺動体に取り付けられ、該摺動体との相対位置を変更できるストッパであることを特徴とする請求項1に記載のねじ締め機。
  3. 前記ストッパの移動方向は、前記ねじの給送方向と同じ方向であることを特徴とする請求項2に記載のねじ締め機。
  4. 前記ストッパの軸方向の長さは、ねじ頭の側部の大きさ以上であることを特徴とする請求項3に記載のねじ締め機。
  5. 前記ねじ締め機は、前記ドライバービットの回転力を用いて軸方向前方に前記ねじを搬送させる移動機構を有し、
    前記ストッパの軸方向の長さは、前記移動機構の移動距離に対応する長さであることを特徴とする請求項3に記載のねじ締め機。
  6. 前記ストッパは、前記ねじを吸着させるためのマグネットを有することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載のねじ締め機。
  7. 前記ストッパはクリック機構を有し、前記ストッパは前記クリック機構により複数のいずれかに位置に選択的に固定されることを特徴とする請求項6に記載のねじ締め機。
  8. 前記ストッパは雄ねじ部を含み、前記摺動体に形成された雌ねじ部と螺合することにより前記突当部を前記軸線と鉛直方向に移動させることを特徴とする請求項7に記載のねじ締め機。
  9. 前記複数のねじは、前記マガジン内において非連結状態で給送されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のねじ締め機。
  10. モータと、
    前記モータに接続され、前記モータの回転が伝達されるドライバービットと、
    複数のねじを給送可能なマガジンと、
    前記マガジンに接続され、給送された先頭のねじを保持可能な保持部と、を有し、
    前記保持部に対して前記ドライバービットが移動可能なねじ締め機であって、
    前記移動方向と直角な方向へと前記先頭のねじの位置を調整できる調整手段を設けたことを特徴とするねじ締め機。
  11. 前記調整手段は、前記複数のねじの給送方向へと前記先頭のねじを調整可能であることを特徴とする請求項10に記載のねじ締め機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108044553A (zh) * 2018-01-23 2018-05-18 中国矿业大学(北京) 一种可储存多种改锥头的多用途改锥
CN111390800A (zh) * 2020-04-16 2020-07-10 苏州市职业大学 一种自动收送螺丝钉的螺丝刀
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