JP3959395B2 - インサート挿入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コイルばねからなるねじインサートを自転車部品等のインサート挿入対象物品に形成されたタップ穴(雌ねじ穴)に螺合挿入するインサート挿入装置に関する。
自転車部品等の物品であって、雌ねじ穴を設けてそこに雄ねじを螺合させる必要のある物品について、該物品に形成したタップ穴(雌ねじ穴)に補強用ねじインサートを螺合挿入してねじ穴強度を向上させ、また、それにより物品母材の損傷を抑制することが行われている。
また、ねじインサートの挿入は、不良タップ穴、破損タップ穴の修理や、螺合させる雄ねじの径、ねじ螺合長さの調整等のために行われることもある。
かかるインサート挿入に用いられるねじインサートの代表例として図10に示すものを挙げることができる。
図10に示すインサート8は、コイルばねからなるもので、コイルばねの先端部は半径方向内側へ屈曲せしめられ、挿入具を係合させる端部タング81とされている。タング81の根元部分にはタング折り取り用の切欠部82が形成されている。このインサート8のねじ径は、図11(A)に示すように、インサート挿入対象物品W’に形成されたタップ穴9のねじ径より少し大きい。
インサート8をタップ穴9へ螺合挿入するにあたっては、例えば図11(A)に示すように、インサート8内へ挿入したインサート挿入用シャフト10の先端二股部101をインサートタング81に係合させ、シャフト10を回してインサート8をタップ穴へ螺合挿入する。このとき、インサート8は、これを構成しているコイルばねの径が縮小する方向に回され、それによりインサート8はタップ穴9へ螺合挿入されていく。
このようにしてタップ穴内の所定位置に挿入されたインサート8は、これを構成しているコイルばねの弾性復元力により確実にタップ穴に位置決めされる。その後は、必要に応じ、図11(B)に例示するように、シャフト10を逆転させる、或いはシャフト10をさらに押し込む等によりタング81が折り取られる。このようにして形成されたインサート挿入ねじ穴に図11(C)に例示するように雄ねじBLを螺合させることができる。
以上説明した、コイルばねからなるねじインサート8は、多数のインサート対象物品に次々と能率よく挿入できるようにするために、図12に例示するように、テープTに所定間隔をあけて保持されたものが採用されることが多々ある。
テープTは一般的には合成樹脂製のもので、そこに所定ピッチで形成された、インサート8の径より僅かに小さい内径の貫通孔にインサート8が、押し抜き可能に嵌入保持されている。
また、かかるテープTに保持されたインサート8を採用してインサート挿入対象物品のタップ穴にインサート挿入を行う工具もすでに提案され、使用されている。図12にはインサート挿入具の例も示す。
図12に示すインサート挿入具1’は、インサート配置部11、シャフト12、スリーブ部材13及び先端ガイド部14を備えている。
これらのうちシャフト12以外のものは、図示例では、インサート配置部11の後方にスリーブ部材13を、前方に先端ガイド部14をそれぞれ連設する態様で一体的に形成してある。
インサート配置部11は、ねじインサート8をテープTに保持された状態で配置する部分であり、略上半部が開放されており、下部にテープ挿通案内のためのスリットSを形成してある。例えば、巻き取られたテープTを繰り出し、開放された部分へ導き、さらにスリットSに挿通することで、テープT上の各インサート8を順次インサート配置部11に配置して使用できる。
シャフト12はスリーブ部材13に回転可能に且つ前進後退可能に支持されており、先端部にインサートタング81に係脱可能のタング係合部121を有しているとともに後端部に回転用ハンドル122を有している。図示例のタング係合部121はインサートタング81に係脱可能の二股部に形成されている。また、スリーブ部材13から後方へ出ている部分に、図示例ではリング形のストッパ123を嵌めてある。ストッパ123はシャフト12上の位置を調整してねじ123aで止めることができる。
先端ガイド部14には、シャフト12に中心軸線を一致させたねじ孔141を形成してある。
このインサート挿入具1’は、インサート挿入対象物品が大きいとか、動かし難いような場合には、スリーブ部材13を作業者が手でもって使用することができるが、図示例のように、インサート対象物品W”が手で持ち運べるものであるときには、スリーブ部材13を図示省略の適当な支持手段に固定して使用することもできる。
いずれにしても、このインサート挿入具1’によると、インサート8をテープTごとインサート配置部11に配置し、シャフト12を前進させ、該シャフトでテープTからインサート8を押し抜くとともに先端ガイド部14のねじ孔141への係合開始位置まで送りだすとともにシャフト先端部の二股のタング係合部121をインサートタング81に係合させる。
また、インサート挿入対象物品W”を手でもって、そのタップ穴Fs’をガイド部ネジ孔141に一致させつつ先端ガイド部14にあてがう。そしてハンドル122でシャフト12を回転させることで、インサート8をガイド部ネジ孔141に螺合させて前進させ、さらに物品タップ穴Fs’へ螺合挿入して、所定位置に位置させる。インサート8のタップ穴Fs’内の所定位置へのセットは前記ストッパ123の位置を予め調整しておくことで行える。
かかる従来のインサート挿入具によると、インサート8を先端ガイド部のねじ孔141に螺合進行させていくときや、さらにタップ穴Fs’内へ螺合挿入していくとき、コイルばねからなることで弾力性を有しているインサート8が変形してねじ孔141のねじやタップ穴のねじに正しく適合しない状態(代表的には所謂ピッチエラー)が発生することを防止するために、シャフト12には、その長手方向に不要な押圧力を加えないようにしなければならない。ところが実際には、そのようにしてインサート挿入作業を行うことは難しく、特に人の手で、不良が発生しないように一定の力を加えつつシャフト12を回していくことは極めて困難であり、しばしばインサート8が正しくねじ孔141やタップ穴Fs’に螺合しないピッチエラー等のインサート挿入不良が発生する。
また、シャフト12はいちいち手動で操作しなければならないので、インサート挿入作業は手間を要し、作業者の精神的疲労も甚だしく、能率よく多数のインサート対象物品にインサートを挿入することは困難である。
そこで本発明は、コイルばねからなり、半径方向に屈曲形成された端部タングを有し、テープに所定間隔をおいて押し抜き可能に保持されたねじインサートをインサート挿入対象物品に形成されたタップ穴に螺合挿入するためのねじインサート挿入装置であって、インサート挿入不良の発生が抑制される状態で能率よくインサート挿入を行うことができ、その割りには構造簡単にして安価に製作できるインサート挿入装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、コイルばねからなり、半径方向に屈曲形成された端部タングを有し、テープに間隔をおいて押し抜き可能に保持されたねじインサートをインサート挿入対象物品に形成されたタップ穴に螺合挿入するためのインサート挿入装置であって、インサート挿入具と、回転ドライバと、該インサート挿入具と回転ドライバとの間に配置される中間装置とを備えているものを提供する。
前記インサート挿入具は、
テープに所定間隔をおいて押し抜き可能に保持されたねじインサートを該テープに保持された状態で配置するインサート配置部と、
ねじインサートの端部タングに対し係脱可能のタング係合部を有するシャフトと、
該シャフトを回転可能に且つ前進後退可能に支持するスリーブ部材と、
端部タングに前記シャフトのタング係合部が係合された状態で該シャフトの回転により回されるねじインサートをインサート挿入対象物品へ向け螺合案内するためのねじ孔を有する、前記インサート配置部前方の先端ガイド部とを有している。
前記中間装置は、
前記インサート挿入具のシャフトに前記回転ドライバの回転動力を伝達する動力伝達機構と、該シャフトに押圧力を付与するシャフト押圧機構とを有し、該シャフト押圧機構は、該シャフトを押して前進させることで前記インサート配置部にテープに保持されて配置されるねじインサートを該テープから押し抜くとともに前記先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置まで送りだし、そこで押圧力付与を解除するためのものである。
前記回転ドライバは、ねじインサートがインサート挿入具先端ガイド部のねじ孔のねじに沿って螺合進行し、インサート挿入対象物品のタップ穴のねじに沿って螺合進行するための回転力を前記中間装置の動力伝達機構及び前記インサート挿入具のシャフトを介して該ねじインサートに与えるためのトルクリミッタ付き回転ドライバである。
このインサート挿入装置は、これを構成するインサート挿入具と、中間装置と、回転ドライバとをこの順序で組み合わせて用いる。例えばこれらを適当な作業台に設置して使用することができる。作業台への設置は、インサート挿入具、中間装置及び回転ドライバをそれぞれ作業台に適当な支持手段を用いて設置してもよいが、各部の構造に応じて、可能であるならば、例えばインサート挿入具と回転ドライバを作業台に適当な支持手段を用いて設置し、これら両者の間に中間装置を組み合わせ架設セットするようにしてもよい。
いずれにしても、中間装置は、その動力伝達機構により回転ドライバの回転動力をインサート挿入具のシャフトに伝達できるように、且つ、シャフト押圧機構により該シャフトを押して前進させ、インサート挿入具のインサート配置部にテープに保持されて配置されるねじインサートを該テープから押し抜くとともに先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置まで送りだすことができ、そこで押圧力付与が解除されるように設定する。
このようにインサート挿入具、中間装置及び回転ドライバを設定してインサート挿入準備が整うと、ねじインサートを保持したテープをインサート挿入具のインサート配置部に導き、該テープに保持されたねじインサートをそこに配置する。このねじインサートの配置に際しては、中間装置におけるシャフト押圧機構に抗してインサート挿入具のシャフトを後退させておく。
このようにしてインサート配置部にねじインサートが配置されると、中間装置のシャフト押圧機構によりインサート挿入具のシャフトを押してねじインサートへ進め、ねじインサートの端部タングに当接させて該インサートをテープから押し抜くとともにインサート挿入具の先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置まで押し出す。ここで前記シャフト押圧機構による押圧力が解除される。
一方、インサート挿入対象物品を、そのタップ穴をインサート挿入具の先端ガイド部のねじ孔に一致させて該先端ガイド部に当てがう。そして、前記のようにねじインサートがインサート挿入具の先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置に配置されると、前記シャフトのタング係合部をねじインサートの端部タングに係合させた状態で前記回転ドライバにて中間装置の動力伝達機構及びインサート挿入具のシャフトを介して該ねじインサートを回転させる。
するとねじインサートはその回転により前記先端ガイド部のねじ孔を螺合進行し、さらにインサート挿入対象物品のタップ穴(雌ねじ穴)へ螺合挿入される。このようにしてねじインサートがタップ穴内の所定位置に配置されると回転ドライバを停止し、シャフトを前記シャフト押圧機構に抗して後退させることで、前記と同様にして次のインサート挿入作業を開始できる。
以上説明したインサート挿入においては、ねじインサートを前記のようにインサート挿入具の先端ガイド部のねじ孔に螺合進行させ、さらにインサート挿入対象物品のタップ穴に螺合挿入するときには、中間装置のシャフト押圧機構による押圧力はもはやねじインサートに作用しないから、ねじインサートは該先端ガイド部のねじ孔のねじ及びタップ穴のねじに自然に螺合していき、それだけ、ねじ飛び(ピッチエラー)等のインサート不良が抑制される状態で円滑にインサート挿入を行える。また、回転ドライバの回転数については、該ドライバに可変変圧器を介して電力を供給するようにし、該変圧器を操作することで回転数を適当なものに制御することも可能である。
また、前記回転ドライバは、ねじインサートがインサート挿入具先端ガイド部のねじ孔のねじに沿って螺合進行し、インサート挿入対象物品のタップ穴のねじに沿って螺合進行するための回転力をねじインサートに与えるためのトルクリミッタ付き回転ドライバである。従って、ねじインサートを前記のように先端ガイド部のねじ孔に螺合進行させ、さらにインサート挿入対象物品のタップ穴に螺合挿入するとき、ねじインサートに加える回転トルクを適切なものにでき、それによりねじインサートが回らないとか、逆に強く回されすぎてねじ飛び等が発生するといったインサート不良が抑制される状態で円滑にインサート挿入を行える。。
これらにより、インサート挿入不良の発生が抑制される状態で能率よくインサート挿入を行える。
また、本発明に係るインサート挿入装置は、構造簡単に製作できるインサート挿入具及び中間装置と、トルクリッタ付き回転ドライバとを組み合わせたものであるから、全体として構造簡単にして安価に製作できる。
トルクリミッタ付き回転ドライバとしては、トルクリミッタを備えた、或いはトルクリミッタ機能付きの電動回転ドライバ、油圧回転ドライバ、空気圧回転ドライバ等を適宜採用できる。トルクリミッタ部分はトルク調整可能なものでもよい。
インサート挿入具におけるシャフトのタング係合部としては、図12に示すような二股タイプのもの、インサート端部タングに係合可能の一本の腕からなるもの等を適宜採用できるが、ねじインサート全体にできるだけ均等に回転トルクを伝えるうえでは二股タイプのものが好ましい。
さらに説明すると、前記インサート挿入具のシャフトの後端部はシャフト回転用ハンドルを備えている。
前記中間装置の動力伝達機構、前記回転ドライバに装着されて回転駆動される回転部材と、該回転部材に保持され、該回転部材の回転により前記インサート挿入具のシャフト回転用ハンドルに当接して該ハンドルを回転させるアームとを有するものであり、簡単なものである。
また、前記中間装置のシャフト押圧機構、前進により前記インサート挿入具のシャフトを押すように前記動力伝達機構の回転部材に前進後退可能に設けられた押圧部材と、該押圧部材を前進方向に押すためのばね機構とを備えているものであり、簡単な構造のものである。
該ばね機構は、前記押圧部材に押されるシャフトがテープに保持されてインサート配置部に配置されるねじインサートを該テープから押し抜くとともに前記先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置へ送りだすまで該押圧部材に押圧力を付与し、ねじインサートが該先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置に到達すると該押圧力が尽きるように該押圧部材に押圧力を付与するものである。
また、かかる押圧部材に対する押圧力を得るためのばね力調整機構を有しているものも例示できる。
参考までに言えば、前記中間装置の動力伝達機構の他の例として、前記回転ドライバに装着されて回転駆動される回転部材と、該回転部材に前進後退可能に且つ該回転部材の回転に従動回転可能に保持され、先端部に、該前進後退方向に延び開放先端から前記ハンドルを係脱可能の係合部を有するハンドル係合部材とを備えているものも挙げることができる。
かかる動力伝達機構を採用する場合のシャフト押圧機構の例として、前記ハンドル係合部材の前進により前記インサート挿入具のシャフトを押し動かすように該ハンドル係合部材に設けられた押圧部と、該ハンドル係合部材を前進方向に押すためのばね機構とを備えたものを挙げることができる。
かかるばね機構としては、該押圧部に押されるシャフトがテープに保持されてインサート配置部に配置されるねじインサートを該テープから押し抜くとともに前記先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置へ送りだすまで前記ハンドル係合部材に押圧力を付与し、ねじインサートが該先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置に到達すると該押圧力が尽きるように該ハンドル係合部材に押圧力を付与するものを挙げることができる。
このような中間装置の場合も、シャフト押圧機構のばね機構は、前記ハンドル係合部材に対する押圧力を得るためのばね力調整機構を有していてもよい。
なお、かかる押圧部によるシャフトの押し動かしはシャフト端部の前記ハンドルを介してなされてもよいし、シャフトに対し直接作用してなされてもよい。
前記インサート挿入具は、ねじインサートがインサート挿入対象物品のタップ穴の所定位置まで螺合挿入されると前記シャフトの前進を停止させるストッパを有していてもよい。
前記インサート挿入具のインサート配置部は、テープに保持されたねじインサートを該インサート配置部に順次配置できるように該テープを挿通案内するためのスリットを有していてもよい。
以上説明したように本発明によると、コイルばねからなり、半径方向に屈曲形成された端部タングを有し、テープに所定間隔をおいて押し抜き可能に保持されたねじインサートをインサート挿入対象物品に形成されたタップ穴に螺合挿入するためのねじインサート挿入装置であって、インサート挿入不良の発生が抑制される状態で能率よくインサート挿入を行うことができ、その割りには構造簡単にして安価に製作できるインサート挿入装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係るインサート挿入装置を説明する。図1は本発明に係るインサート挿入装置の1例の側面図である。
図1のインサート挿入装置は、図10に例示するように、コイルばねからなり、半径方向に屈曲形成された端部タング81を有するとともに該タング根部にタング折り取り用の切欠部82を有し、図1や図12に示すように、テープTに間隔をおいて押し抜き可能に保持されたねじインサート8をインサート挿入対象物品に形成されたタップ穴に螺合挿入するためのインサート挿入装置である。
このインサート挿入装置は、図1に示すように、インサート挿入具1と、電動回転ドライバ2と、それらの間に配置される中間装置3とを備えている。
図2はインサート挿入具1の側面図、図3は中間装置3の側面図、図4は電動回転ドライバ2の側面図である。
インサート挿入具1は、図12に示すインサート挿入具1’と殆ど同構造のものである。挿入具1’と異なる点は、シャフト12の後端部に通したハンドル122をシャフト12に溶接120して固定した点、ハンドル122にストッパリング124を嵌め、ねじ124aで任意の位置に固定できるようにした点、シャフト12上のストッパ123とスリーブ部材13との間においてシャフト12に微調整用リング125を遊嵌した点、先端ガイド部14の最先端部分を円形部142に形成した点であり、それ以外は挿入具1’と同じである。挿入具1’と同じ部分、部品には挿入具1’と同じ参照符号を付してある。
電動回転ドライバ2はトルク調整可能のトルクリミッタ21を備えたものである。市場で入手可能なものでよい。
中間装置3は、ドライバ2の回転動力をインサート挿入具1のシャフト12に伝達する動力伝達機構3Aと、シャフト12に押圧力を付与するシャフト押圧機構3Bとを含んでいる。
動力伝達機構3Aは、ドライバ2により回転駆動される回転部材31と、インサート挿入具1のシャフトハンドル122に当接して該ハンドルを回転させるアーム32とを含んでいる。
動力伝達機構3Aの回転部材31は、ドライバ2のチャック部22に装着保持される断面円形の第1ロッド311と、これの先端部に外嵌挿入され、ねじ313で固定される断面円形の第2ロッド312とからなる。第2ロッド312は先端にストッパフランジ312fを有している。
アーム32は、第2ロッド312に外嵌され、ねじ34で固定された円形部材33に片持ち支持されている。前記シャフトハンドル122上のストッパリング124は、該アーム32の回転遠心力による外振れを抑制するためのものである。
シャフト押圧機構3Bは、第2ロッド312に回転可能、前進後退可能に外嵌された内円筒部材35、該内円筒部材に外嵌めされ固定された外円筒部材36、及び内円筒部材35と円形部材33との間において第2ロッド312に遊嵌されたコイルばね37とからなっている。内円筒部材35は第2ロッド312先端のフランジ312fにて第2ロッドから抜け止めされている。コイルばね37が内円筒部材35を、従って外円筒部材36を前進方向へ押すばね力は、第2ロッド312上の円形部材33の位置を調節することで調整できる。
本例では、内円筒部材35及び外円筒部材36が、動力伝達機構3Aの回転部材31に回転可能、且つ、前進後退可能に設けられたシャフト12押圧用の押圧部材3Pを形成している。また、コイルばね37及びこれを支える円形部材33等が、押圧部材3Pを前進方向に押す、ばね力調整可能のばね機構を形成している。
そして本例では、図1に示すように、インサート挿入具1が作業台WBに支持金具Cにより設置されているとともに電動回転ドライバ2も作業台WBに支持金具Dにて設置されている。
中間装置3はこれら両者の間に架設されている。すなわち、中間装置3はその動力伝達機構3Aにおける回転部材31の第1ロッド311がドライバ2のチャック部22に装着保持されることで全体がドライバ2に片持ち支持され、アーム32がインサート挿入具1のシャフトハンドル122に当接可能であるとともに押圧部材3Pの外円筒部材36の自由先端面が該ハンドル122に摺動当接可能である。
また、インサート挿入具1の支持金具Cには、インサート保持テープTを案内する案内リングRが立設されている。
この状態において、中間装置3における押圧部材3Pに対するばね37の押圧力は、円形部材33の第2ロッド312上での位置を調整することで、押圧部材3Pにて押されるシャフト12がテープTに保持されてインサート挿入具1のインサート配置部14に配置されるねじインサート8を該テープから押し抜くとともにインサート挿入具1の先端ガイド部14のねじ孔141への係合開始位置へ送りだすまで押圧部材3Pに押圧力を付与し、ねじインサート8が該先端ガイド部のねじ孔141への係合開始位置に到達すると該押圧力が尽きるように調整しておく。
また、電動ドライバ2のトルクリミッタ21は、ねじインサート8がインサート挿入具先端ガイド部14のねじ孔141のねじに沿って円滑に螺合進行し、インサート挿入対象物品Wのタップ穴Fs(図6参照)のねじに沿って円滑に螺合進行するための適切な回転力を中間装置3の動力伝達機構3A及びインサート挿入具のシャフト12を介して該ねじインサート8に与えことができるように、トルク調整しておく。
このようにインサート挿入具1、中間装置3及び回転ドライバ2を設定してインサート挿入準備が整うと、図1に示すように、ねじインサート8を保持したテープTを案内リングRに通し、インサート挿入具1のインサート配置部141に導き、さらにテープのインサートを保持していない部分を該配置部141のスリットSに通し、かくして該テープに保持されたねじインサート8を所定位置に配置する。このねじインサート8の配置に際しては、中間装置3におけるシャフト押圧機構3Bのばね37に抗してインサート挿入具1のシャフト12を手動で後退させておく。
このようにしてインサート配置部141にねじインサート8を配置すると、図5に示すように、中間装置3のシャフト押圧機構3Bのバネ37の力でインサート挿入具1のシャフト12を押してねじインサート8内へ進入させ、ねじインサートの端部タング81に当接させて該インサートをテープTから押し抜くとともにインサート挿入具1の先端ガイド部14のねじ孔141への係合開始位置まで送りだす。ここでシャフト押圧機構3Bのばね37による押圧力が尽きる。
一方、インサート挿入対象物品Wを、そのタップ穴Fsをインサート挿入具1の先端ガイド部のねじ孔141に一致させて該先端ガイド部に当てがう。このとき、図示例のように物品Wに突起Waがあるようなときは、該突起Waを先端ガイド部14の円形部142の外周面に当てがって、又は外周面の外側に位置させることで、タップ穴Fsを先端ガイド部ねじ孔141に一致させて先端ガイド部14に当てがうことができる。
そして、前記のようにねじインサート8がインサート挿入具1の先端ガイド部のねじ孔141への係合開始位置に配置されると、シャフト12の二股タイプのタング係合部121をねじインサート8の端部タング81に係合させた状態で電動回転ドライバ2をそのスイッチレバー23を押して回転させ、中間装置3の動力伝達機構3A及びインサート挿入具1のシャフト12を介して該ねじインサート8を回転させる。
シャフト12のタング係合部121のインサートタング81への係合は、シャフト押圧機構3Bの押圧力によるシャフト12の前進によりタング係合部121がタング81に係合するように、シャフト押圧機構3Bによる押圧前にタング係合部121の姿勢をシャフト12を回動させて調整しておくことや、シャフト先端がタング8に当接したのち、未だシャフト押圧機構3Bによる押圧力がシャフト12に付与されている間にシャフト12を手動で、又は回転ドライバ2で回転させることでタング係合部121をタング81に係合させることで行える。
ねじインサート8がインサート挿入具1の先端ガイド部のねじ孔141への係合開始位置に配置され、シャフト12のタング係合部121がインサートタング81に係合する状態で電動回転ドライバ2にて中間装置3の動力伝達機構3A及びインサート挿入具1のシャフト12を介して該ねじインサート8を回転させると、インサート8はその回転によりインサート挿入具1の先端ガイド部のねじ孔141を螺合進行し(図6参照)、さらにインサート挿入対象物品Wのタップ穴(雌ねじ穴)Fsへ螺合挿入される(図7参照)。
このとき、シャフト12にはもはやシャフト押圧機構3Bによる押圧力は付与されていないが、タング係合部121とインサートタング81との相互接触によりシャフト12がスリーブ部材13から引き出されていき、それによりタング係合部121とインサートタング81との係合が維持され、インサート8は回転され続けることができる。
そしてインサート8がタップ穴Fsの所定位置に到達する直前にシャフト12上のストッパ123が微調整リング125を介してスリーブ部材13に当接することでシャフト12は回転駆動され続けたまま前進が停止され、さらにインサート8が進行してタップ穴Fsの所定位置に到達するとタング81がシャフトのタング係合部121から外れ、インサート8はその所定位置にセットされ、図8に示すように、インサート8が所定位置に挿入された物品が得られる。なお、位置調整可能のストッパ123があるので、リング125は必ずしも要しない。
このようにしてねじインサート8がタップ穴Fs内の所定位置に配置されると回転ドライバ2を停止し、シャフト12を中間装置3の押圧機構3Bに抗して後退させることで、前記と同様にして次のインサート挿入作業を開始できる。
以上説明したインサート挿入においては、ねじインサート8を前記のようにインサート挿入具1の先端ガイド部14のねじ孔141に螺合進行させ、さらにインサート挿入対象物品Wのタップ穴Fsに螺合挿入するときには、中間装置3のシャフト押圧機構3Bによる押圧力はもはやねじインサート8に作用しないから、ねじインサート8は先端ガイド部のねじ孔141のねじ及びタップ穴Fsのねじに自然に螺合していき、それだけ、ねじ飛び等のインサート不良が抑制される状態で円滑にインサート挿入を行える。
また、回転ドライバ2からインサート8に与える回転トルクが、前記のとおり、インサート8がインサート挿入具先端ガイド部14のねじ孔141のねじに沿って円滑に螺合進行し、インサート挿入対象物品Wのタップ穴Fsのねじに沿って円滑に螺合進行するように設定してあるから、インサート8が回らないとか、逆に強く回されすぎてねじ飛び等が発生するといったインサート不良が抑制される状態で円滑にインサート挿入を行える。
図9(A)に中間装置の参考例3’を示す。図9(B)は図9(A)のX−X線に沿う断面図であり、図9(C)は図9(A)のY−Y線に沿う断面図である。
図9(A)に示す中間装置3’は、ドライバ2の回転動力をインサート挿入具1のシャフト12に伝達する動力伝達機構3A’と、シャフト12に押圧力を付与するシャフト押圧機構3B’を備えている。
動力伝達機構3A’は、ドライバ2により回転駆動される回転部材31’と、インサート挿入具1のシャフトハンドル122に係合可能のハンドル係合部材32’とからなっている。
回転部材31’は、ドライバ2のチャック部22に装着保持される第1ロッド311’と、これの先端部に外嵌挿入され、ねじ313’で固定される第2ロッド312’とからなる。第2ロッド312’の外周断面形状は、図9(B)に示すように四角形である。また、第2ロッド312’は先端にストッパフランジ312f’を備えている。
ハンドル係合部材32’は、第2ロッド312’に前進後退可能に且つ該ロッド312’の回転(従って回転部材31’の回転)に従動回転可能に外嵌した内円筒部材321’と、これが後端部に嵌着された外円筒部材322’とからなっている。内円筒部材321’の内孔の断面は丁度ロッド312’に摺動可能に嵌まる四角形状に形成されている。
なお、第2ロッド312’の外周断面形状及び内円筒部材321’の内孔断面形状は四角形に限定されるものではなく、両者が相対的に摺動でき、共に回転できるものであればよい。内円筒部材321’は第2ロッド312’先端のフランジ312f’により抜け止めされている。
ハンドル係合部材32’は、先端部に、回転部材31’に対する前進後退方向に延びる長溝32gを有している。長溝32gは部材32’の先端側から見ると図9(C)に示すように半径方向に一対形成されている。長溝32gの先端は開放されており、ここから該溝内にインサート挿入具1のハンドル122が係合脱離可能である。ここでは長溝32gがシャフトハンドル122に対する係合部となっている。図9(D)はインサート挿入具1のシャフト12端部のハンドル122を長溝32gに脱離可能に係合させた状態を示している。
シャフト押圧機構3B’は、回転部材31’の第2ロッド312’に嵌めて、ねじ34’で固定したばね受け部材33’と、この部材33’とハンドル係合部材32’の内円筒部材321’との間において第2ロッド312’に遊嵌したコイルばね35’と、シャフト押圧部として機能する前記長溝32gの底部32bとを含んでいる。
コイルばね35’はハンドル係合部材32’を、従ってその長溝32gの底部32bを押してインサート挿入具のシャフトハンドル122を押すことでシャフト12を押すものであり、シャフト12を押すばね力の調整は、ばね受け部材33’の第2ロッド312’上での位置を調整することで行える。
この中間装置3’は、動力伝達機構3A’の回転部材31’の第1ロッド311’を回転ドライバ2のチャック部22に装着保持させて使用する。図9(A)に示すように、ハンドル係合部材32’をばね35’に抗して後退させ、インサート挿入具1のシャフトハンドル122を長溝32g内の奥に位置させることで、該インサート挿入具1のシャフト12を図1に示す位置、すなわち、インサート挿入具1のインサート配置部11にテープTに保持されたインサート8を配置できる後退位置に配置できる。
この状態からばね35’によりハンドル係合部材32’を、従って該部材32’の長溝32gの底部32bを前進させることで(図9(E)参照)、該底部32bでハンドル122を介してシャフト12を図5に示す位置、すなわち、テープTに保持されたインサート8を該テープから押し抜いて挿入具1の先端ガイド部14のねじ孔141に係合開始させる位置に配置することができる。ここでばね35’によるシャフト12への押圧作用が無くなる。また、この状態では、ハンドル係合部材32’の内円筒部材321’が第2ロッド312’先端のフランジ312f’に丁度当接するか又はその直前の位置に置かれる(図9(E)参照)。
その後、回転ドライバ2で回転部材31’及びハンドル係合部材32’を回転させると、インサート挿入具1のシャフトハンドル122が長溝32gから外れる方向に移動しつつ該部材32’により回され、それにより、図6、図7に示すと同様にインサート8はインサート挿入具1の先端ガイド部14のねじ孔141を螺合進行し、さらにインサート挿入対象物品Wのタップ穴Fsに螺合挿入される。インサート8がタップ穴Fsの所定位置に到達すると、シャフトハンドル122が長溝32gから脱離する(図9(F)参照)。
動力伝達機構3A’の回転部材31’に対するハンドル係合部材32’の前進後退可能且つ従動回転可能の装着は、上記の他、例えば図9(G)に示すように、回転部材31’の第2ロッド312’に形成した長溝Gに係合部材32’の内円筒部材321’に設けたピン又はキーKを摺動可能に嵌めることでも行える。この場合、第2ロッド312’は断面円形ロッドでよい。
本発明は、自転車部品、釣り道具部品、その他様々の物品に設けたタップ穴にねじインサートを螺合挿入する作業に適用できる。
本発明に係るインサート挿入装置の1例をテープに保持されたねじインサートの例とともに示す側面図である。 図1に示すインサート挿入装置におけるインサート挿入具の側面図である。 図1に示すインサート挿入装置における中間装置の側面図である。 図1に示すインサート挿入装置における回転ドライバの側面図である。 ねじインサートをインサート挿入具の先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置に到達させる直前の状態を示す図である。 ねじインサートをインサート挿入具の先端ガイド部のねじ孔に螺合進行させていく様子を示す図である。 ねじインサートをインサート挿入対象物品のタップ穴に螺合挿入させていく様子を示す図である。 ねじインサートをタップ穴の所定位置に螺合挿入した物品の側面図である。 図9(A)は中間装置の参考例の側面図であり、図9(B)は図9(A)のX−X線に沿う断面図、図9(C)は図9(A)のY−Y線に沿う断面図、図9(D)はロッド係合部材にシャフトハンドルを係合させた状態を示す図であり、図9(E)及び図9(F)はそれぞれ中間装置の動作を示す図であり、図9(G)は中間装置のさらに他の例を示す図である。 ねじインサートの1例の斜視図である。 図10のインサートをインサート対象物品のタップ穴に挿入する工程を示す図である。 従来のインサート挿入具の1例とテープに保持されたねじインサートの例を示す図である。
符号の説明
1、1’ インサート挿入具 T テープ
11 インサート配置部 8 ねじインサート
S スリット 81 端部タング
12 シャフト 82 切欠部
121 タング係合部 W、W’W” インサート挿入対象物品
122 ハンドル Wa 物品Wの突起
123 ストッパ Fs、9、Fs’ タップ穴
123a ねじ 10 ドライバシャフト 124 ストッパリング 101 二股のタング係合部
124a ねじ BL 雄ねじ
125 微調整リング
120 溶接部 C インサート挿入具の支持金具
13 スリーブ部材 D 電動回転ドライバの支持金具
14 先端ガイド部 R テープ案内リング
141 ネジ孔
142 円形部 3’ 中間装置
3A’動力伝達機構
2 電動回転ドライバ 3B’シャフト押圧機構
21 トルクリミッタ 31’ 回転部材
22 チャック部 32’ ハンドル係合部材
23 スイッチ操作ハンドル 311’ 第1ロッド
312’ 第2ロッド
3 中間装置 312f’ フランジ
3A 動力伝達機構 313’ ねじ
31 回転部材 321’ 内円筒部材
311 第1ロッド 322’ 外円筒部材
312 第2ロッド 32g 長溝
312f フランジ 32b 長溝底部
313 ねじ 33’ ばね受け部材
32 アーム 34’ ねじ
33 円形部材 35’ コイルばね
34 ねじ G 長溝
3B シャフト押圧機構 K ピン又はキー
3P 押圧部材
35 内円筒部材
36 外円筒部材
37 ばね

Claims (5)

  1. コイルばねからなり、半径方向に屈曲形成された端部タングを有し、テープに間隔をおいて押し抜き可能に保持されたねじインサートをインサート挿入対象物品に形成されたタップ穴に螺合挿入するためのインサート挿入装置であり、
    インサート挿入具と、回転ドライバと、該インサート挿入具と回転ドライバとの間に配置される中間装置とを備えており、
    前記インサート挿入具は、
    テープに所定間隔をおいて押し抜き可能に保持されたねじインサートを該テープに保持された状態で配置するインサート配置部と、
    ねじインサートの端部タングに対し係脱可能のタング係合部を有するシャフトと、
    該シャフトを回転可能に且つ前進後退可能に支持するスリーブ部材と、
    端部タングに前記シャフトのタング係合部が係合された状態で該シャフトの回転により回されるねじインサートをインサート挿入対象物品へ向け螺合案内するためのねじ孔を有する、前記インサート配置部前方の先端ガイド部とを有しており、
    前記中間装置は、前記インサート挿入具のシャフトに前記回転ドライバの回転動力を伝達する動力伝達機構と、該シャフトに押圧力を付与するシャフト押圧機構とを有し、
    前記回転ドライバは、ねじインサートがインサート挿入具先端ガイド部のねじ孔のねじに沿って螺合進行し、インサート挿入対象物品のタップ穴のねじに沿って螺合進行するための回転力を前記中間装置の動力伝達機構及び前記インサート挿入具のシャフトを介して該ねじインサートに与えるためのトルクリミッタ付き回転ドライバであり、
    前記インサート挿入具のシャフトの後端部はシャフト回転用ハンドルを備えており、
    前記中間装置の動力伝達機構は、前記回転ドライバに装着されて回転駆動される回転部材と、該回転部材に保持され、該回転部材の回転により前記インサート挿入具のシャフト回転用ハンドルに当接して該ハンドルを回転させるアームとを有し、
    前記中間装置のシャフト押圧機構は、前進により前記インサート挿入具のシャフトを押すように前記動力伝達機構の回転部材に前進後退可能に設けられた押圧部材と、該押圧部材を前進方向に押すためのばね機構とを備えており、
    該ばね機構は、該押圧部材に押されるシャフトがテープに保持されてインサート配置部に配置されるねじインサートを該テープから押し抜くとともに前記先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置へ送りだすまで該押圧部材に押圧力を付与し、ねじインサートが該先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置に到達すると該押圧力が尽きるように該押圧部材に押圧力を付与するためのものであることを特徴とするインサート挿入装置。
  2. 前記中間装置のシャフト押圧機構のばね機構は、前記動力伝達機構における前記回転部材に外嵌され、該回転部材に前記押圧部材の前進後退方向と同方向に位置調節可能に設けられた部材に後端が支持されて先端が前記押圧部材に当接可能のコイルばねを含んでおり、該コイルばねは、該押圧部材に押されるシャフトがテープに保持されてインサート配置部に配置されるねじインサートを該テープから押し抜くとともに前記先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置へ送りだすまで該押圧部材に押圧力を付与し、ねじインサートが該先端ガイド部のねじ孔への係合開始位置に到達すると該押圧力が尽きるように該押圧部材に押圧力を付与する請求項1記載のインサート挿入装置。
  3. 前記動力伝達機構の前記回転部材に保持されて該回転部材の回転により前記インサート挿入具のシャフト回転用ハンドルに当接して該ハンドルを回転させるアームは、前記コイルばねの後端を支持する、該回転部材に設けられた部材に支持されている請求項2記載のインサート挿入装置。
  4. 前記インサート挿入具は、ねじインサートがインサート挿入対象物品のタップ穴の所定位置まで螺合挿入されると前記シャフトの前進を停止させるストッパを有している請求項1、2又は3記載のインサート挿入装置。
  5. 前記インサート挿入具のインサート配置部は、テープに保持されたねじインサートを該インサート配置部に順次配置できるように該テープを挿通案内するためのスリットを有している請求項1、2、3又は4記載のインサート挿入装置。
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