JP2010179201A - トロンメル式廃棄物選別装置及び廃棄物処理設備 - Google Patents

トロンメル式廃棄物選別装置及び廃棄物処理設備 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、生ゴミなどの有機物の分別性能の向上を図り、ひいては、生物処理可能な有機物の回収効率を向上させることを課題としている。
【解決手段】トロンメル式廃棄物選別装置に係る本発明は、生物処理可能な有機物を含有する破砕廃棄物の分別に用いられ、筒状の側壁に貫通孔が設けられ、軸周りに回転可能に形成された回転ドラムが横置きされて備えられており、前記破砕廃棄物が内部に収容されている状態で前記回転ドラムが回転されることによって前記破砕廃棄物が回転ドラムの一端側から他端側に移動され、前記貫通孔を通過して回転ドラム外に排出される有機物を含んだ破砕廃棄物と、前記回転ドラム内を他端側に移動して、該他端側から排出される破砕廃棄物とに分別されるトロンメル式廃棄物選別装置であって、
前記回転ドラムの内壁面に沿って周方向に移動する気流を前記回転ドラム内に形成させるための気流発生機構が備えられていることを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トロンメル式廃棄物選別装置と、該トロンメル式廃棄物選別装置が備えられた廃棄物処理設備に関し、より詳しくは、シート状の廃棄物と生物処理可能な有機物とを含有する破砕廃棄物から前記有機物を選別すべく用いられるトロンメル式廃棄物選別装置と廃棄物処理設備に関する。
従来、家庭ごみや産業廃棄物などの廃棄物が破砕された破砕廃棄物から有用物を選別して回収することなどを目的としてトロンメル式廃棄物選別装置が用いられている。
このトロンメル式廃棄物選別装置は、筒状の側壁に貫通孔が設けられた回転ドラムが、水平や、下り傾斜あるいは上り傾斜となる状態で横置きされて備えられており、この回転ドラムを回転させることにより内部に収容されている破砕廃棄物が回転ドラムの一端側から他端側に移動されて排出されるとともにその移動中に一部の破砕廃棄物が前記貫通孔を通過して回転ドラム外に排出されるよう構成されている。
すなわち、トロンメル式廃棄物選別装置においては、破砕廃棄物の内、細かく高比重なものが貫通孔を通過し回転ドラム外に排出され、低比重で嵩高いものが残分として回転ドラムをそのまま通過して排出されることで分別がなされている。
近年、家庭から排出される生ゴミや、食品工場などから排出される食品屑といった有機物を回収してメタン発酵や堆肥化といった生物処理に供して有効に利用することが検討されており、このような有機物は一般に含水率が高く、また、細かく砕けやすいことから回転ドラムの貫通孔を通過させやすく、この有機物の選別手段としてトロンメル式廃棄物選別装置が用いられたりしている。
しかし、一般に廃棄物は、ポリ袋などに収容されて廃棄されることが多く、破砕廃棄物には、このポリ袋の破袋により生じたシート状の廃プラスチックスなどが混在している。
このことに対して、特許文献1には、貫通孔を通じて回転ドラムの中心(回転軸)方向に向けた気流を形成させることでシート状物の浮揚を促すことが記載されている。
この特許文献1は、回転ドラムの後半部分においてチャンバー底面にノズルを設け、回転ドラムの外側から回転ドラムの中心部に向けて送風を行い、そのことによって軽量物を浮遊させて分離している。
この特許文献1に係る発明は、粗大ゴミの分別を主たる目的とした発明であるため、生ゴミなどの有機物の選別を目的とした場合においては、このように回転ドラムの前半部分で一方向の気流を形成し、後半部分において貫通孔を通じて外部から内側に向けて気流を形成させる方法ではシート状物と有効利用可能な有機物とを効率よく分離することが困難で有機物の回収効率向上を期待することが困難である。
特開平10−94757号公報
本発明は、生ゴミなどの有機物の分別性能の向上を図り、ひいては、生物処理可能な有機物の回収効率を向上させることを課題としている。
上記課題を解決するためのトロンメル式廃棄物選別装置に係る本発明は、生物処理可能な有機物を含有する破砕廃棄物の分別に用いられ、筒状の側壁に貫通孔が設けられ、軸周りに回転可能に形成された回転ドラムが横置きされて備えられており、前記破砕廃棄物が内部に収容されている状態で前記回転ドラムが回転されることによって前記破砕廃棄物が回転ドラムの一端側から他端側に移動され、前記貫通孔を通過して回転ドラム外に排出される有機物を含んだ破砕廃棄物と、前記回転ドラム内を他端側に移動して、該他端側から排出される破砕廃棄物とに分別されるトロンメル式廃棄物選別装置であって、前記回転ドラムの内壁面に沿って周方向に移動する気流を前記回転ドラム内に形成させるための気流発生機構が備えられていることを特徴としている。
上記課題を解決するための廃棄物処理設備に係る本発明は、生物処理可能な有機物を含有する破砕廃棄物の分別に用いられ、筒状の側壁に貫通孔が設けられ、軸周りに回転可能に形成された回転ドラムが横置きされて備えられており、前記破砕廃棄物が内部に収容されている状態で前記回転ドラムが回転されることによって前記破砕廃棄物が回転ドラムの一端側から他端側に移動され、前記貫通孔を通過して回転ドラム外に排出される有機物を含んだ破砕廃棄物と、前記回転ドラム内を他端側に移動して、該他端側から排出される破砕廃棄物とに分別されるトロンメル式廃棄物選別装置が備えられた廃棄物処理設備であって、前記トロンメル式廃棄物選別装置には、前記回転ドラムの内壁面に沿って周方向に移動する気流を前記回転ドラム内に形成させるための気流発生機構が備えられていることを特徴としている。
なお、前記回転ドラム内に形成させる気流は、回転ドラムの回転方向に旋回し、且つ破砕廃棄物の移動方向に進む螺旋状の気流であることが好ましい。
なお、本発明において、回転ドラム内に形成される周方向の気流とは、少なくとも内部に破砕廃棄物が存在していない状況において気流が回転ドラムの内壁面に沿って、回転ドラムの回転方向、又は、回転方向とは逆向きとなる方向に形成されることを意図するものでどのような場合においてもこのような気流が形成されることを意図するものではない。
例えば、回転ドラムの内部に破砕廃棄物を収容させた場合においては、その収容状況によって気流に乱れを生じる場合があり、このような場合においても常に周方向の気流が形成されることを意図するものではない。
したがって、周方向に移動する気流が、螺旋状の気流である場合においても、どのような場合においても螺旋状の気流が回転ドラム内に形成されることを意図しておらず、少なくとも内部に破砕廃棄物が存在していない状況において螺旋状の気流が形成されることを意図しているものである。
トロンメル式廃棄物選別装置について説明すると、回転ドラムに収容されている破砕廃棄物は、回転ドラムの底部において安定している状態から、回転ドラムの回転に伴う側壁の移動に追従して側方にやや持ち上げられた状態となり、その後、側壁の移動に追従し切れなくなって回転方向とは逆側(回転ドラムの底部側)に崩れ落ちることとなる。
このとき貫通孔を開口させた側壁の上に破砕廃棄物が崩落することで破砕廃棄物の一部が貫通孔を通過するとともに残りの破砕廃棄物がやや前進されるように構成されている。
ここでシート状物などが混在すると貫通孔が閉塞されてしまい、有機物が貫通孔を通じて外部に排出されることを阻害してしまうことからこのシート状物などを、より素早く分離することが有機物の回収効率向上には有効である。
この破砕廃棄物に、シート状の廃棄物(例えば、シート状廃プラスチックス、ゴムシート、布)と生物処理可能な有機物とが含有されている場合、例えば、シート状の廃プラスチックスは、通常、破砕廃棄物の比較的上部に位置し、特許文献1記載の発明のような貫通孔を通じて送風される風には曝され難い状態にあり、しかも、多くの場合、他の破砕廃棄物にその一部が挟まれた状態となっており、ある程度拘束された状態となっている。
また、貫通孔を通じて、回転ドラム外から風が流入される場合には、該貫通孔を塞いでいる廃棄物が移動し、貫通孔が開口した時点でその気流による風圧での破砕廃棄物の移動は期待することが難しくなる。
さらには、元々、破砕廃棄物の間に空隙が形成されており、回転ドラム外からの風が、該空隙を通じて回転ドラム内に流入される状態であれば、破砕廃棄物の移動に殆ど寄与しない結果となる。
ここで、本発明においては、気流発生機構によって、トロンメル式廃棄物選別装置の回転ドラムの周方向に移動する気流が形成されることから、破砕廃棄物を回転ドラムの内壁面に沿って移動させるのに有効な気流が回転ドラム内に形成されることとなる。
したがって、破砕廃棄物を、回転ドラム内のより高い位置まで持ち上げて崩落させることができる。
また、崩落によって、他の破砕廃棄物による拘束が解かれることからシート状の廃プラスチックスが回転ドラム内でより高く舞い上げられやすい状態が形成され、生ゴミなどの有機物との分離が促進されることとなる。
特に、本発明の好適な態様によれば、回転ドラムの回転方向に旋回する螺旋状の気流が形成されることから、破砕廃棄物の崩落方向とは逆方向でしかもシート状の廃プラスチックスをいち早く下流側に移動可能な気流が形成されることからより一層シート状の廃棄物と、有機物との分離が行われることとなる。
本実施形態にかかる廃棄物処理設備の装置構成を示す構成図。 第一の実施形態に係るトロンメル式廃棄物選別装置の構成を示す正面図。 第一の実施形態に係るトロンメル式廃棄物選別装置の内部構成を示す平面図(a)および正面図(b)。 第一の実施形態に係るトロンメル式廃棄物選別装置の気流発生箇所の様子を示す斜視図(a)および平面図(b)。 第二の実施形態に係るトロンメル式廃棄物選別装置の内部構成を示す正面図。 第二の実施形態に係るトロンメル式廃棄物選別装置の気流発生箇所の様子を示す斜視図(a)および平面図(b)。 第三の実施形態に係るトロンメル式廃棄物選別装置の内部構成を示す正面図。 第四の実施形態に係るトロンメル式廃棄物選別装置の内部構成を示す正面図。 第五の実施形態に係るトロンメル式廃棄物選別装置の機構を示す断面図。
(第一実施形態)
以下に、図面を参照しつつ本発明の第一の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる廃棄物処理設備の装置構成を示す構成図であり、この図にも示されているように、本実施形態の廃棄物処理設備1は、ポリ袋などに収容された生ゴミや、食品工場から排出された食品屑などといった廃棄物が、系外から廃棄物導入経路L1を通じて導入され、導入された廃棄物に含有される有用物、例えば、生物処理可能な有機物、金属類、シート状の廃プラスチックスなどを選別して有効利用すべく構成されている。
具体的には、前記廃棄物導入経路L1を通じて導入された廃棄物の破砕を行う破砕装置10と、前記有用物を選別するためのトロンメル式廃棄物選別装置20が備えられている。
前記トロンメル式廃棄物選別装置20は、前記破砕装置10で破砕された破砕廃棄物が破砕廃棄物導入経路L2を通じて導入され、この破砕廃棄物を、生物処理が可能な有機物などといった比較的比重が大きく、前記破砕装置10で細かく破砕された破砕廃棄物と、ポリ袋の破袋によって生じるシート状の廃プラスチックスなどといった比較的低比重で嵩高い破砕廃棄物とを分別すべく構成されている。
すなわち、トロンメル式廃棄物選別装置20は、生物処理が可能な有機物を多く含有する破砕廃棄物(以下「第1破砕廃棄物」ともいう)と、シート状の廃プラスチックスなどが前記第一破砕廃棄物よりも多く含有される破砕廃棄物(以下「第2破砕廃棄物」ともいう)とを分別すべく構成されている。
なお、紙類については細かく切断され、水分によって柔らかくなったものは主として生物処理される第1破砕廃棄物として回収され、生物処理に利用される。一方、シート状(単にシート状だけでなく、嵩高い状態のものも含む)の紙類については第2破砕廃棄物として回収され、焼却処理あるいは資源化される。
そして、本実施形態の廃棄物処理設備1は、前記トロンメル式廃棄物選別装置20によって選別された第1破砕廃棄物に有機物とともに含有されているボルトなどといった小型金属ゴミを除去して、第1破砕廃棄物をより生物処理に適した状態とさせ得るように、磁力選別装置30と、前記トロンメル式廃棄物選別装置20から第1破砕廃棄物を前記磁力選別装置30に供給するための第1破砕廃棄物経路L3とを有している。
また、本実施形態の廃棄物処理設備1は、前記トロンメル式廃棄物選別装置20によって選別された第2破砕廃棄物にシート状の廃プラスチックスとともに含有されている飲料缶などといった大型金属ゴミを除去した後に、前記シート状の廃プラスチックスを回収し得るように磁力選別装置40(以下「第2磁力選別装置40」ともいう)と前記トロンメル式廃棄物選別装置20から第2破砕廃棄物を前記磁力選別装置30に供給するための第2破砕廃棄物経路L4とを有している。
そして、前記第1破砕廃棄物から小型金属ゴミを除去するための磁力選別装置30(以下「第1磁力選別装置30」ともいう)と、前記第2磁力選別装置40で回収された金属類を洗浄処理したり材料ごとに分別したりしてより再生しやすい状態にするための金属類処理装置50と、該金属類処理装置50にそれぞれの磁力選別装置30,40から金属類を供給するための金属廃棄物経路L5,L6(以下、それぞれを、「第1金属廃棄物経路L5」、「第2金属廃棄物経路L6」ともいう)とが廃棄物処理設備1に備えられている。
また、本実施形態における廃棄物処理設備1は、前記第1磁力選別装置30によって異物が除去されてより生物処理に適した状態とされた第1破砕廃棄物をメタン発酵や堆肥化といった微生物処理するための生物処理装置60と、前記第1破砕廃棄物をこの生物処理装置60に導入させるための生物処理廃棄物経路L7とを有している。
さらに、本実施形態の廃棄物処理設備1は、前記第2磁力選別装置40によって金属類が除去された第2破砕廃棄物からシート状の廃プラスチックスを回収するためのプラスチックスシート回収装置70と、該プラスチックスシート回収装置70で回収された廃プラスチックスを洗浄処理するなどしてより再利用がしやすい状態にするための廃プラスチックス処理装置80とが備えられている。
そして、廃棄物処理設備1は、前記第2磁力選別装置40から、このプラスチックスシート回収装置70に、廃プラスチックス回収用経路L8を通じて第2破砕廃棄物が供給され、前記廃プラスチックス処理装置80には、プラスチックスシート回収装置70から、回収廃プラスチックス経路L9を通じて廃プラスチックスが供給されるように構成されており、前記プラスチックスシート回収装置70からは、廃プラスチックスが回収された後の廃棄物を、廃棄物排出経路L10を通じて系外に排出しうるように構成されている。
次に、図2〜4を参照しつつ前記トロンメル式廃棄物選別装置20について、より具体的に説明する。
図2は、前記トロンメル式廃棄物選別装置20の正面図であり、図3は、前記トロンメル式廃棄物選別装置20の内部構造を示す平面図(a)と正面図(b)である。
また、図4は、トロンメル式廃棄物選別装置20の回転ドラムの一端部側の様子を示す斜視図(a)と平面図(b)である。
これらの図にも示されているように、本実施形態におけるトロンメル式廃棄物選別装置20は、前記破砕廃棄物に含有されている有機物を選別して有効に利用すべく、その内部に、回転ドラム24を横置き状態で備えており、該回転ドラム24は、チャンバー25によって覆われた状態で備えられている。
また、前記回転ドラム24は、貫通孔24hが多数設けられた円筒状の側壁24wと、該側壁の円筒形状の中心軸Cと同軸上に設けられた回転軸24cとを有している。
そして、前記回転軸24cと前記側壁24wとを結ぶ支持梁(図示せず)が設けられ、前記回転軸24cの回転によって側壁24wをこの回転軸周りに回転させ得るように構成されている。
前記チャンバー25は、その内壁面と前記回転ドラム24の側壁外表面との間に所定の間隙を形成し得る大きさの直方体形状を有しており、この前記回転ドラム24を下面側から覆う基盤部25bと、前記回転ドラム24を側面側と天面側から覆うカバー部25cとを有している。
前記回転ドラム24は、前記基盤部25bに固定された支持材によって回転軸24cの両端部が支持されており、この内、一端側においては、前記回転軸24cが前記側壁24wを超えて延設されており、その端部にスプロケット24pが装着されている。
そして、本実施形態におけるトロンメル式廃棄物選別装置20は、基盤部25b上に設置されたモータ26の回転軸に設けられたスプロケット26pと前記回転ドラム24のスプロケット24pとの間にチェーン27が掛け渡されてこのモータ26によって前記回転ドラム24の回転が制御されるように構成されている。
なお、上記例示のものに代えて中心軸を設けていない回転ドラムを有するトロンメル式廃棄物選別装置を用いることもできる。
例えば、回転ドラムの直径よりも短い距離で水平方向に離間されて配置された一対のローラが回転ドラムの一端側と他端側とにそれぞれ設けられ、該ローラで下方側から支持され、前記ローラが回転されることによって回転される回転ドラムを有するトロンメル式廃棄物選別装置も本実施形態における廃棄物処理設備に採用が可能である。
このような回転ドラムは、中心軸や支持梁といった気流を阻害するおそれのある構成部材を削減することが可能で、旋回流の形成に好適であるばかりでなく、軽量物を浮遊状態で回転ドラムの他端側に移動させやすいという点においても優れている。
また、本実施形態におけるトロンメル式廃棄物選別装置20は、前記破砕廃棄物導入経路L2によってもたらされる破砕廃棄物を、前記前記モータ26の設置されている回転ドラム24の一端側から回転ドラム24の内部に導入させ得るように廃棄物シュート21が備えられている。
そして、前記モータ26によって、前記回転ドラム24を回転させることによって、この一端側に導入された破砕廃棄物を他端側に移動させうるように本実施形態におけるトロンメル式廃棄物選別装置20は、前記前記回転ドラム24が、前記一端側よりも前記他端側の方が低位置となる傾斜状態で配置されている。
すなわち、前記回転軸24cの支持されている方向が水平ではなく、一端側から他端側に向けてやや下向きに傾斜した状態で備えられていることによって破砕廃棄物の移動の促進がなされている。
この傾斜角度(θ1)については、特に限定されず、例えば、水平方向(図中仮想線H)から−10度〜+10度のいずれかの角度とすることができる。
この角度は被処理物によって異なり、分別処理する廃棄物中に水分が少なく、有機物とシート状の廃棄物が分別しやすい状態の場合、水平方向下向き(0〜+10度)にすることで、破砕廃棄物を早急に分別することができ、処理効率が高くなる。
また、破砕廃棄物中に水分が多く、有機物とシート状廃棄物とを分別しにくい場合、水平方向上向き(−10度〜−1度)にすることで回転ドラム内での滞留時間を長くし、シート状廃棄物を分別しやすくし、回収効率を高めることができる。
このように配された回転ドラム24を回転させることにより、前記貫通孔24hを通じて、チャンバー25の基盤部25b上に、生ゴミなどの有機物を多く含む第1破砕廃棄物が落下することとなるが、本実施形態のトロンメル式廃棄物選別装置20は、前記チャンバー25の基盤部25bに開口され該開口から下方へと延びるアンダーシュート22が備えられており、前記第1破砕廃棄物が、このアンダーシュート22を通じて前記第1磁力選別装置30に向けて排出されるように構成されている。
また、貫通孔24hを通過せずに回転ドラム24の他端側に回転ドラム内部を移動した第2破砕廃棄物は、この回転ドラム24の他端部下方に開口し、該開口から下方へと延びる排出シュート23から前記第2磁力選別装置40に向けて排出されるように構成されている。
この図に例示のトロンメル式廃棄物選別装置20においては、破砕廃棄物の移動方向上流側(モータ26が備えられている側)から下流側に向けた方向に見て前記回転ドラム24が反時計回り(矢印W)に回転するように装置構成されており、この回転ドラム24の回転方向に旋回し、且つ破砕廃棄物の移動方向に進む螺旋状の気流Fを前記回転ドラム内に形成させるための気流発生機構が備えられている。
この気流発生機構について図4を参照しつつより詳細に、説明する。
図4(a)は、前記回転ドラム24の一端側の側面を示しており、該一端側の回転ドラム中心部から側壁24wの底部方向(斜め下方向)を見た様子を示す部分斜視図であり、前記螺旋状の気流Fを形成させるための空気吹き出し口28によって空気が吹き出される様子を示したものである。
また、図4(b)は、この空気吹き出し口28の様子を真上方向から見た平面図である。
この図4にも示されているように、本実施形態のトロンメル式廃棄物選別装置20は、側壁24wの内側部において、破砕廃棄物の移動方向(仮想線x1)に対して回転ドラムの回転方向に所定の角度(θ2)傾斜した斜め方向(仮想線x2)に向けて空気が吹き出される空気吹き出し口28が前記気流発生機構に採用されている。
すなわち、この空気吹き出し口28からは、角度を持って側壁沿いに空気が吹き出されて送風が実施されることから、その後、空気は矢印Fに示すように螺旋状となって回転ドラム24の上流側から下流側へと流れることとなる。
なお、この図では、回転ドラム24に気流を発生させる気流発生箇所として、1箇所にのみ空気吹き出し口28を設ける場合を例示しているが、要すれば、この図示されている空気吹き出し口28と同様の構成を周方向に複数個所設けるようにしてもよい。
このようにトロンメル式廃棄物選別装置20の入口側において回転ドラムの内周方向に向けた気流を発生させることにより破砕廃棄物の凝集を解しつつ撹拌することができ、シート状廃棄物の効率的な分離を図り得る。
この空気吹き出し口28は、送風のための管体の端部をそのまま開口させて形成させることもでき、風力を高めるために管体の断面積よりも開口面積を小さくしたノズルを先端部に取り付けることも可能であり、このような空気吹き出し口28に空気を送るための動力としては、一般的なファン、ブロア、コンプレッサーなどが採用されうる。
この空気吹き出し口28の数や、気流の流速ならびに吹き出し方向の角度(θ2)については、回転ドラム24内に導入される破砕廃棄物の量や回転ドラム24の回転速度、さらには、破砕廃棄物の種類などによって適宜調整することができる。
例えば、空気吹き出し口が1つである場合、気流の流速としては破砕廃棄物1t/h当たり0.5〜20m3/minとなるように調整することが好ましい。
また、吹き出し方向の角度(θ2)は20〜80度となるように調整することが好ましい。
気流の速度が小さい場合、破砕廃棄物を十分に撹拌、巻き上げることが出来ず、大きすぎた場合、回転ドラムの貫通孔を通じて分離されるべき第1破砕廃棄物が第2破砕廃棄物側へ混入し、生物処理する有機廃棄物の回収効率が低下するおそれがある。
また、吹き出し方向の角度(θ2)が小さい場合、回転ドラムの中心軸に沿った気流となり、回転ドラム側壁に沿った周方向への付勢手段とならないため、破砕廃棄物の持ち上げ効果や撹拌効果が得られず、第2破砕廃棄物を効果的に分離出来ないおそれがある。
また、吹き出し方向の角度が大きい場合、破砕廃棄物の逆流を招くおそれがある。
このトロンメル式廃棄物選別装置20においては、導入された破砕廃棄物に、シート状の廃プラスチックスと生物処理可能な有機物とが含有されている。
そして、前記空気吹き出し口28からの空気の吹き出しによる螺旋状の気流Fによって、前記有機物が貫通孔24hを通過することをシート状の廃プラスチックスが阻害することを抑制させうる。
このことについてさらに具体的に説明すると、シート状の廃プラスチックスは、貫通孔24hを閉塞させて有機物の通過を阻害するおそれがあることから、効率よく有機物の選別を実施させるには、このシート状の廃プラスチックスを下流側にいち早く移動させて排出シュート23から排出させることが有効となる。
通常、シート状の廃プラスチックスのような嵩高い見掛け比重の小さい破砕廃棄物は、回転ドラム24の内部に収容されている破砕廃棄物の比較的上部に位置しているものの多くの場合、他の破砕廃棄物にその一部が挟まれ拘束された状態となっており、破砕廃棄物が回転ドラム24の回転による側壁24wの移動に追従しきれずに崩落を生じる際に前記拘束が解かれやすい。
しかし、その一方でシート状の廃プラスチックスの上に高比重物が落下すると再び拘束されてしまうこととなる。
そこで、落下方向に対向する、下から吹き上がる気流を形成させることによって高比重物に比べてシート状の廃プラスチックスをゆっくりと落下させることができ、シート状の廃プラスチックスの後から高比重物が落下してシート状の廃プラスチックスが再び拘束されることを抑制させ得る。
しかも、破砕廃棄物が側壁24wの移動に追従してより高い位置にまで移動するようにこの螺旋状の気流Fが破砕廃棄物を後押しする効果が発揮されることから、より高い位置において崩落が生じることとなる。
このように、シート状の廃プラスチックスの落下がゆっくりとなされることで、その間に、シート状の廃プラスチックスを気流Fに同伴して下流側に大きく移動させることができる。
なお、破砕廃棄物を回転ドラムの内壁面に沿わせた状態で移動させて、より高い位置から崩落を生じさせるという効果に関しては、回転ドラムの回転方向とは逆向きとなる周方向に気流を形成させる場合も同様ではあるが、この場合には、回転ドラムと破砕廃棄物との摩擦力や、後述するかきあげ翼などによるかきあげ効果によって、上記気流の風圧による破砕廃棄物の移動効果が相殺されて効果が低減されるおそれを有する。
したがって、風圧による破砕廃棄物の移動効果をより顕著に発揮させ得る点において上記のように旋回方向が回転ドラムの回転方向に同じ気流を形成させる方が好適である。
また、前記螺旋状の気流Fは、破砕廃棄物の崩落方向とは逆方向の気流となることからシート状の廃プラスチックスを回転ドラム内で舞い上げるのに有効に作用することとなる。
そして、舞い上げられたシート状の廃プラスチックスは、この螺旋状の気流Fに同伴されていち早く回転ドラム24の他端側(下流側)に搬送されて排出シュート23から系外に排出されることとなる。
なお、シート状の廃プラスチックスをいち早く回転ドラム24の下流側に搬送させるという効果をより顕著に発揮させ得る点において、前記廃棄物シュート21によって破砕廃棄物が回転ドラム24に導入される位置よりもさらに上流側において空気吹き出し口28を設け、廃棄物シュート21から破砕廃棄物を回転ドラム24の側壁24wの上に落下させ、且つこの落下される破砕廃棄物に空気吹き出し口28から吹き出す空気を当てることによって、破砕廃棄物に含有されているシート状の廃プラスチックスをより下流側に落下させるようにすることが好ましい。
このことによって、有機物の貫通孔24hの通過を阻害する要因が低減され、第1破砕廃棄物により多くの有機物を含有させることができる。
例えば、生物処理としてメタン発酵などを実施する場合には、メタンガスの収量増加を図ることができる。
しかも、本実施形態においては、第1破砕廃棄物に混入されやすいボルト、ナット類などのような小型の金属類を第1磁力選別装置30によって除去してから生物処理を実施させることから、さらに、生物処理に好適な有機物回収を期待できる。
また、第2破砕廃棄物に混入する有機物が減少することで、第2破砕廃棄物からさらに利用価値の高い廃棄物を回収することも容易となる。
例えば、廃棄物の収容に用いられるポリ袋などは、比較的品質が一定した廃プラスチックスであることから、シート状の廃プラスチックスを回収するプラスチックスシート回収装置70を設けることで、再利用しやすい一定品質の廃プラスチックスを回収することができる。
しかも、先述のように第2破砕廃棄物への有機物の混入が低減されており、さらに、第2破砕廃棄物に混入されやすい空き缶などの大型の金属類を第2磁力選別装置40によって除去してからプラスチックスシートの回収を実施させることから、プラスチックスシートの回収効率の向上も図られ得る。
このようなプラスチックスシート回収装置70としては、例えば篩い目の大きい振動ふるいを利用することができる。
また、振動ふるい単独ではなく、振動ふるい上に側方から風を吹き付けるか、または、振動ふるい下部から上方向に風を吹き付けるかして、風力による分別が組み合わされた装置が用いられる場合にはより効率よくシート状の廃プラスチックスを回収することができる。
また、別のプラスチックス回収装置70としては、複数の引っかけ羽根が設けられた回転軸が、箱状容器の上部開口に複数本(例えば2軸)平行して掛け渡されてなり、この回転軸間を通過する破砕廃棄物と、該引っかけ羽根にて箱状容器外に除外されるシート状の廃プラスチックスとを選り分ける方式のものが挙げられる。
またはローラースクリーンを利用するものも採用が可能である。
また、同様の装置を用いて他のシート状の廃棄物を分別しても良い。
また、第1磁力選別装置30、第2磁力選別装置40によって回収された金属類も有効利用が図られることから最終的に排出される廃棄物を減量することができ、本実施形態の廃棄物処理設備は、その処理効率に優れているばかりでなく環境負荷軽減にも有効なものであるといえる。
特に、第2磁力選別装置40ではトロンメルを通過しない金属が回収されるが、このような金属としてはスチール缶などの缶類が多く、再利用しやすい有価な金属を回収することができる。
なお、アルミ缶を回収するために渦電流分離装置を別途設けても良い。
また、回転ドラムの前段で強い螺旋流(周方向の気流)にさらすことによって、回転ドラム内での撹拌と分離を促進するため、回転ドラム後段に設けられた貫通孔を有効に利用することができるため、回転ドラムの分離効率が高まる。
なお、ここでは詳述しないが、トロンメル式廃棄物選別装置や廃棄物処理設備に係る技術事項として従来公知の事項を、本発明の効果が著しく損なわれてない限りにおいて採用が可能であり、上記例示に構成に適宜変更を加えることができる。
(第二実施形態)
続いて、図5を参照しつつ、本発明の第二の実施形態について説明する。
この第二実施形態における廃棄物処理設備は、回転ドラム内に螺旋状の気流を形成させるための気流発生機構を第一実施形態の廃棄物処理設備と異ならせるのみである。
図5、図6は、第一実施形態における図3(b)、図4に相当する図であり、これらの図に示されているように、本実施形態に係るトロンメル式廃棄物選別装置20は、側壁24wに板状のかきあげ翼29が立設されている回転ドラム24が用いられている。
しかも、該かきあげ翼29は、回転ドラム24の回転方向Wに旋回し且つ破砕廃棄物の進行方向に進む螺旋状に設けられている。
すなわち、かきあげ翼29は、図6正面視右側を左側に比べて後退させた状態で回転ドラム24の側壁24wに立設されている。
しかも、本実施形態においては、複数のかきあげ翼29が、この螺旋方向に沿って延在するように側壁24wの内側に立設されている。
なお、前記第一の実施形態においては、空気の吹き出しを斜め方向に実施する空気吹き出し口が設けられていた。
この第二実施形態に係るトロンメル式廃棄物選別装置20は、空気の吹き出しが側壁24wの内側で側壁24wの内壁面に沿って実施される点において第一実施形態と共通するものの、吹き出し方向が破砕廃棄物の移動方向に平行で、前記かきあげ翼29に向けて送風が実施される点において第一実施形態と異なっている。
なお、空気吹き出し口28からの風量、吹き出し方向等を回転ドラム24内に導入される破砕廃棄物の量や回転ドラム24の回転速度、さらには、破砕廃棄物の種類などによって適宜調整可能である点は第一実施形態と同様であり、前記かきあげ翼29の数、高さ、長さ、隣り合うかきあげ翼どうしの間の長さ、あるいは、破砕廃棄物の移動方向(仮想線x1)に対する延在方向(仮想線x3)の角度(θ3)などについても同様に調整可能である。
本実施形態においても第一の実施形態と同様に、空気吹き出し口が1つである場合、気流の流速としては破砕廃棄物1t/h当たり0.5〜20m3/minとなるように調整することが好ましい。
また、吹き出し方向の角度(θ2)は0〜80度となるように調整することが好ましい。
吹き出し角度(θ2)が第一の実施形態と異なるのは、本実施形態においてはかきあげ翼29によって螺旋流または周方向への気流を形成することができるためである。
なお、θ3については特に限定は無いが、風力による撹拌効果等を高める観点から30〜80度とすることが考えられる。
例えば、かきあげ翼29の高さや長さを大きくして空気吹き出し口28からの気流に対向する面積を増大させることでかきあげ翼29の板面に沿って流れる気流を増大させることができ、回転ドラム24の内部に螺旋状の気流を形成させやすくなる一方で該かきあげ翼29は破砕廃棄物を上流側に押し戻す作用があることから面積を大きくしすぎると回転ドラム内における破砕廃棄物の滞留時間を長期化させることとなる。
すなわち、かきあげ翼29の面積の調整によって、より多くの破砕廃棄物をアンダーシュート22の側から第1破砕廃棄物として排出させることができる。
また、目的に応じて運転条件を変えることも考えられる。
例えば、破砕廃棄物に生物処理可能な有機物が比較的多く含有されているような破砕廃棄物から第1破砕廃棄物を簡易的に分離したい場合、回転ドラムの通過速度を上げて分別に時間をかけずに選別するようにすればよく、逆に、生物処理に有効な有機物が少ない破砕廃棄物から第1破砕廃棄物を極力回収したい場合においては第1破砕廃棄物と第2破砕廃棄物との分別に時間をかけて、より多くの有機物を選別すればよい。
この実施形態におけるトロンメル式廃棄物選別装置20においては、前記空気吹き出し口28から吹き出された空気がかきあげ翼29によって転流されて螺旋方向の気流とされる。
したがって、シート状の廃プラスチックスをよりすばやく下流側に移動させて排出シュート23から排出させる効果を奏する点においては第1実施形態と同じである。
なお、この第二実施形態においては、第一実施形態と同様に、前記空気吹き出し口28が側壁24wの内側に設けられ、側壁24wに沿った送風が実施されるため、回転ドラム24の中心部から外側に向けて送風が実施される場合に比べて貫通孔24hを通過して回転ドラム外に漏洩する気流の低減が図られてはいるものの、かきあげ翼29に当たった空気が、貫通孔24hを通じて回転ドラム24の外側に移動してしまい空気吹き出し口28から吹き出された空気のシート状の廃プラスチックスの舞い上げに十分有効に作用させられなくなるおそれがある。
したがって、図に示すように、かきあげ翼の上流側には貫通孔24hの設けられていない無開口な領域24yを形成させることが好ましい。
この無開口領域24yは回転ドラムの全体にわたって形成することは必須ではなく、風力の強い箇所にのみ形成しても良い。
この無開口領域24yを側壁24wに形成させる方法に代えて、上流側に開口径の小さな貫通孔を形成させる方法においても同種の効果を得ることができる。
すなわち、かきあげ翼29の下流側に比べて上流側の開口面積を大きくさせることで螺旋状の気流Fの形成に空気吹き出し口28からの気流を有効に利用することができる。
また、この第2実施形態においては、空気吹き出し口28から吹き出された空気の一部は、かきあげ翼29に当たって回転ドラム24の中心方向に向かうことから、シート状の廃プラスチックスを舞い上げる効果に優れており、先述のように無開口領域24yをかきあげ翼29の上流側に設けたり、上流側の貫通孔の開口を小さくさせたりするなどの方法によって上記効果の向上も併せて図ることができる。
また、シート状の廃プラスチックスをいち早く回転ドラム24の下流側に搬送させるという効果をより顕著に発揮させるべく、前記廃棄物シュート21によって破砕廃棄物が回転ドラム24に導入される位置よりもさらに上流側において空気吹き出し口28を設けることが好ましい点についても第1実施形態と同じである。
この第2実施形態においては、前記かきあげ翼29の上に破砕廃棄物を落下させ得るように廃棄物シュート21を設置することで、落下された破砕廃棄物が前記かきあげ翼29によって解されるという効果を期待することができシート状の廃プラスチックスをより素早く下流側に搬送させる効果の向上を期待することができる。
なお、トロンメル式廃棄物選別装置や廃棄物処理設備に係る技術事項として従来公知の事項を、本発明の効果が著しく損なわれてない限りにおいて採用可能であることはこの第二実施形態に係る発明も第一実施形態に係る発明と同じであり、空気吹き出し口28を複数用いて気流発生箇所を複数箇所とするなどの各種の変更を上記例示の構成に加えることができる。
なお、本実施形態においては空気吹き出し口28を回転軸に平行に設置しているが、これに限定されず、かきあげ翼29に沿う方向、即ち角度θ3に近い角度で設置しても良い。かきあげ翼に沿わせるように空気を供給することで、供給した空気の力を効率よく廃棄物の押し上げ(かきあげ)に利用することができ、その結果、単純にかきあげ翼を用いた場合よりも回転方向側面上部に破砕廃棄物を持ち上げることができる。
それによって、廃棄物落下による廃棄物の分解(固着または凝集状態にある破砕廃棄物の解きほぐし)とシート状廃棄物の舞い上げを促進させ、シート状廃棄物を効率よく回収することができる。
かきあげ翼29については連続した螺旋翼に限定されず、短板状のかきあげ翼を螺旋状になるように隙間を設けて設置するようにしても良い。この場合、円周方向にかきあげ翼を複数設けることが好ましい。短板状のかきあげ翼とすると、かきあげ翼で持ち上げられた破砕廃棄物が落下する際に、別のかきあげ翼の端部に接触して分解される効果を期待でき、シート状廃棄物の回収を効果的に行うことができる。
短板状のかきあげ翼はトロンメル長さ方向に空間を空けて連続するように設置してもよく、千鳥状に設置しても良い。
(第三実施形態)
続けて、本発明にかかる第三の実施形態を、図7を参照しつつ説明する。
図7は、図5と同じく、トロンメル式廃棄物選別装置20の内部の様子を示す正面図であり、本実施形態においては、回転ドラム24の一端側に設けられている空気吹き出し口が、側壁24wの内側部分ではなく、回転ドラム24の回転軸24cの近傍、すなわち、回転ドラム24の中心部に設けられている点においてこれまでの実施形態に例示の発明と異なっている。
しかも、この回転ドラム24の中心部に設けられている空気吹き出し口28は、該中心部から斜め外側に向けて送風が実施されるようになっており、その配された位置よりも下流側の側壁24wの表面に対して送風し得るように備えられている。
そして、本実施形態における空気吹き出し口28は、その吹き出し方向を回転ドラム24の回転軸周りに回転させうるように設けられている。
すなわち、本実施形態のトロンメル式廃棄物選別装置20は、ある瞬間の空気吹き出し口28(p1)の状態から時間の経過とともに別の状態の空気吹き出し口28(P2)へと変化し、その空気の吹き出し方向を反時計回りに回転させることによって回転ドラム24の内部に螺旋状の気流F(F’)を形成させ得るように構成されている。
この実施形態にかかる発明において、シート状の廃プラスチックスを回転ドラム24の下流側にいち早く搬送させるという効果を、より顕著に発揮させるべく、廃棄物シュート21によって破砕廃棄物が導入される位置よりもさらに上流側において空気吹き出し口28を設けることが好ましい点についてはこれまでの実施形態と同じである。
また、トロンメル式廃棄物選別装置や廃棄物処理設備に係る技術事項として従来公知の事項を、本発明の効果が著しく損なわれてない限りにおいて採用可能であることはこの第三実施形態に係る発明も第一、第二実施形態に係る発明と同じであり、空気吹き出し口28を複数用いて気流発生箇所を複数箇所とするなどの各種の変更を上記例示の構成に加えることができる。
(第四実施形態)
さらに、本発明にかかる第四の実施形態を、図8を参照しつつ説明する。
本実施形態にかかるトロンメル式廃棄物選別装置20も、螺旋状の気流を形成させる気流形成機構をこれまでの実施形態に例示の発明と異ならせている。
図8は、図5、図7と同じくトロンメル式廃棄物選別装置20の内部の様子を示す正面図であり、本実施形態においては、回転ドラム24の中心部に一端側から他端側に直線的な気流Fmを形成させるための空気吹き出し口28が設けられている。
そして、本実施形態のトロンメル式廃棄物選別装置20においては、側壁24wの内側に沿って反時計回りに一端側から他端側へと螺旋状に設けられた送風管28pがさらに設けられており、該送風管28pは、回転ドラム24の他端側(気流の下流側)が閉塞端とされ、一端側から送風される空気は、管壁に所定ピッチで設けられた通気口によって回転軸24c方向に向けて吹き出されるように形成されている。
そして、本実施形態のトロンメル式廃棄物選別装置20は、前記直線的な気流Fmと、この通気口から吹き出される中心方向への気流Fcとが合成されて螺旋状の気流を形成させ得るように構成されている。
すなわち、直線的な気流Fmは、送風管28pからの気流Fcによって旋回を受けることで、該送風管28pが延在されている方向と同じ螺旋状に回転ドラム24の内部を進行することとなる。
この合成による螺旋状の気流によってシート状の廃プラスチックスをよりすばやく下流側に移動させる効果を奏する点においてはこれまでの実施形態と同じである。
また、この第四実施形態に係る発明においては、側壁24wに沿って設けられた送風管28pから中心方向に向けた送風が実施されることからシート状の廃プラスチックスをこの気流によって舞い上げさせることができる。
したがって、直線的な気流Fmのための送風量と、螺旋状に配された位置からの中心方向への気流Fcに用いる送風量との比率を破砕廃棄物の状態によって調整して、シート状の廃プラスチックスの除去に適した条件設定が容易であるといえる。
(第五実施形態)
上記第四実施形態のごとく、螺旋状に送風管を配する場合には、第四実施形態のごとく送風管から中心方向に空気の吹き出しを実施する態様に代えて、下流側に向けて空気を吹き出す通気口を設けるとともに、第二実施形態において示したようなかきあげ翼を前記送風管の上流側または下流側に連続的、又は、断続的に設けておいて、前記通気口から吹き出される気流を該螺旋状に配したかきあげ翼(螺旋翼)によって螺旋方向に誘導するようにしてもよい。
このような実施形態に係るトロンメル式廃棄物選別装置は、かきあげ翼による破砕廃棄物のかきあげ効果を高めることができ、分別を効率的に行うことができる。
この場合、図9(送風管設置部における回転ドラムの断面図)に示すように、送風管28pの下流側にかきあげ翼29を設け、送風管28pの側縁部よりも僅かに回転ドラムの中心側に寄った位置(送風管の断面真横から僅かに上方となる位置)に通気口28hを設けて、送風管28pの側縁部をかきあげ翼29に接触させた配置として気流F1を発生させてもよく(図9の(a))、逆に、送風管28pの上流側にかきあげ翼29を設けて、このかきあげ翼に向けた気流F2を形成させても良い(図9の(b))。
なお、トロンメル式廃棄物選別装置や廃棄物処理設備に係る技術事項として従来公知の事項を、本発明の効果が著しく損なわれてない限りにおいて採用可能であることはこれまでの実施形態に係る発明と同じである。
以上のように、第一から第五の実施形態を例示して本発明について説明を行ったが、上記第一から第五の実施形態を組み合せて実施することもでき、例えば、第一実施形態のように側壁内側から斜め方向に送風を実施しつつ、第三実施形態のように中心部において回転する空気吹き出し口を設けて送風を実施して回転ドラムの内部に螺旋状の気流を形成させる場合も本発明の意図する範囲である。
また、回転ドラムの内部に螺旋状の気流を形成させると共に回転ドラム中央を軸方向に流れる気流をさらに形成させても良い。
また、上記例示以外の手段によって回転ドラムの内部に螺旋状の気流を形成させる場合も本発明の意図する範囲であり、このことによって回転ドラムの目詰まりを抑制して有機物の分別効率向上が図られる点は上記実施形態に例示の発明と同じである。
さらには、本発明は、螺旋状の気流を形成させることを必須としておらず、単に、回転ドラムの内壁に沿って、回転ドラムの内周方向に移動する気流を形成させる場合も本発明の意図する範囲である。
また、この周方向の気流を発生させる気流発生箇所を回転ドラムの上流側から下流側にかけて複数箇所設け、その内の1以上から回転ドラムの回転方向と同じ向きの気流を発生させるとともに、別の1以上の気流発生箇所から回転ドラムの回転方向とは逆向きの気流を発生させる場合も本発明の意図する範囲である。
また、一以上の気流発生箇所から左右に向けた気流を同時に発生させる場合も本発明の意図する範囲である。
さらには、上記のように気流発生箇所によって発生される気流の向きを変える場合のみならず、気流の向きを、時間によって切り替えて運転させる場合も本発明の意図する範囲である。
また、第1の磁力選別装置、第2の磁力選別装置は、それぞれ必須の構成ではなく、必要に応じて設置すれば良く、いずれか片方のみを設置しても良い。
同様に金属処理装置も必須の構成ではなく、また、第1の磁力選別装置、第2の磁力選別装置のそれぞれに金属処理装置を設けても良い。
1 廃棄物処理設備
10 破砕装置
20 トロンメル式廃棄物選別装置
21 廃棄物シュート
22 アンダーシュート
23 排出シュート
24 回転ドラム
24c 回転軸
24h 貫通孔
24p スプロケット
24s 回転軸
24w 側壁
24y 無開口領域
25 チャンバー
25b 基盤部
25c カバー部
26 モータ
26p スプロケット
27 チェーン
28 空気吹き出し口
28p 送風管
29 かきあげ翼
30 磁力選別装置
40 磁力選別装置
50 金属類処理装置
60 生物処理装置
70 プラスチックスシート回収装置
80 廃プラスチックス処理装置
C 中心軸
F 螺旋状の気流
Fc 中心方向への気流
Fm 直線的な気流
H 水平軸
L1 廃棄物導入経路
L10 廃棄物排出経路
L2 破砕廃棄物導入経路
L3 破砕廃棄物経路
L4 破砕廃棄物経路
L5 金属廃棄物経路
L6 金属廃棄物経路
L7 生物処理廃棄物経路
L8 廃プラスチックス回収用経路
L9 回収廃プラスチックス経路

Claims (13)

  1. 生物処理可能な有機物を含有する破砕廃棄物の分別に用いられ、筒状の側壁に貫通孔が設けられ、軸周りに回転可能に形成された回転ドラムが横置きされて備えられており、前記破砕廃棄物が内部に収容されている状態で前記回転ドラムが回転されることによって前記破砕廃棄物が回転ドラムの一端側から他端側に移動され、前記貫通孔を通過して回転ドラム外に排出される有機物を含んだ破砕廃棄物と、前記回転ドラム内を他端側に移動して、該他端側から排出される破砕廃棄物とに分別されるトロンメル式廃棄物選別装置であって、
    前記回転ドラムの内壁面に沿って周方向に移動する気流を前記回転ドラム内に形成させるための気流発生機構が備えられていることを特徴とするトロンメル式廃棄物選別装置。
  2. 前記気流は、回転ドラムの回転方向に旋回し、且つ破砕廃棄物の移動方向に進む螺旋状の気流である請求項1記載のトロンメル式廃棄物選別装置。
  3. 回転ドラムの前記一端側における側壁内側部には、該側壁に沿って他端側に向かう気流を形成させるための送風が実施される気流発生箇所が少なくとも1箇所設けられており、該気流発生箇所からの送風によって前記螺旋状の気流が形成される気流発生機構が備えられている請求項2記載のトロンメル式廃棄物選別装置。
  4. 前記気流発生箇所からの送風が、破砕廃棄物の移動方向に対して回転ドラムの回転方向に傾斜した斜め方向に実施されることにより前記螺旋状の気流が形成される請求項3記載のトロンメル式廃棄物選別装置。
  5. 前記側壁に板状のかきあげ翼が立設されており、しかも、該かきあげ翼が、回転ドラムの回転方向に旋回し且つ破砕廃棄物の進行方向に進む螺旋状に延在されて立設されており、前記気流発生箇所からの送風が、前記かきあげ翼に向けて実施されることにより前記螺旋状の気流が形成される請求項3記載のトロンメル式廃棄物選別装置。
  6. 前記側壁における貫通孔の開口面積が、前記かきあげ翼の下流側に比べて上流側の方が小さい請求項5記載のトロンメル式廃棄物選別装置。
  7. 前記側壁には、前記かきあげ翼の根元部から上流側にかけて前記貫通孔が形成されていない領域が設けられている請求項5または6記載のトロンメル式廃棄物選別装置。
  8. 回転ドラムの前記一端側中心部に、該中心部から斜め外側に向けて送風が実施される気流発生箇所が少なくとも1箇所設けられており、該気流発生箇所からの吹き出し方向を回転ドラムの回転方向に回転させることにより前記螺旋状の気流が形成される気流発生機構が備えられている請求項2記載のトロンメル式廃棄物選別装置。
  9. 回転ドラムの側壁側から中心に向けて送風が実施される気流発生箇所が複数形成されており、該複数の気流発生箇所が、回転ドラムの回転方向に旋回し且つ破砕廃棄物の進行方向に進む螺旋状に延在されて配されており、さらに、前記一端側中心部には、他端側に向けての送風が実施される気流発生箇所が少なくとも1箇所設けられており、該一端側中心部に設けられた気流発生箇所からの送風と、前記螺旋状に配された複数の気流発生箇所からの送風とが合成されて前記螺旋状の気流が形成される気流発生機構が備えられている請求項2記載のトロンメル式廃棄物選別装置。
  10. 生物処理可能な有機物を含有する破砕廃棄物の分別に用いられ、筒状の側壁に貫通孔が設けられ、軸周りに回転可能に形成された回転ドラムが横置きされて備えられており、前記破砕廃棄物が内部に収容されている状態で前記回転ドラムが回転されることによって前記破砕廃棄物が回転ドラムの一端側から他端側に移動され、前記貫通孔を通過して回転ドラム外に排出される有機物を含んだ破砕廃棄物と、前記回転ドラム内を他端側に移動して、該他端側から排出される破砕廃棄物とに分別されるトロンメル式廃棄物選別装置が備えられた廃棄物処理設備であって、
    前記トロンメル式廃棄物選別装置には、前記回転ドラムの内壁面に沿って周方向に移動する気流を前記回転ドラム内に形成させるための気流発生機構が備えられていることを特徴とする廃棄物処理設備。
  11. 前記気流は、回転ドラムの回転方向に旋回し、且つ破砕廃棄物の移動方向に進む螺旋状の気流である請求項10記載の廃棄物処理設備。
  12. シート状の廃プラスチックスがさらに含有されている破砕廃棄物の分別に用いられ、前記回転ドラムの他端側から排出される破砕廃棄物から前記シート状の廃プラスチックスを回収するプラスチックスシート回収装置がさらに設けられている請求項11記載の廃棄物処理設備。
  13. 金属類がさらに含有されている破砕廃棄物の分別に用いられ、前記貫通孔を通過して回転ドラム外に排出された破砕廃棄物から前記金属類を除去するための磁力選別装置がさらに設けられている請求項11又は12記載の廃棄物処理設備。
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