JP2010178152A - 機器管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】孫ノードを、孫ノードと異なるIPネットワーク内の親ノードにより、孫ノードと同じIPネットワーク内の子ノード経由で管理する機器管理システムにおいて、初期設定を行う作業員にIPアドレスを意識させることなく、孫ノードに固定IPアドレスを設定し、それにより、子ノードによる親ノードおよび孫ノード間の円滑な中継を実現する。
【解決手段】孫ノード30aは、IPネットワーク5a内に存在し、機器50aを管理する。子ノードは、上記IPネットワーク5a内に存在する。親ノード20は、上記IPネットワーク5a外に存在し、子ノード10経由で機器50aを管理する。設定手段70は、上記IPネットワーク5a内に存在し、上記IPネットワーク5a内に存在する孫ノード30aを検索し、検索した孫ノード30aに固定IPアドレスを割り当て、割り当てた孫ノード30aの固定IPアドレスを親ノード20又は子ノード10に登録する。
【選択図】図1
【解決手段】孫ノード30aは、IPネットワーク5a内に存在し、機器50aを管理する。子ノードは、上記IPネットワーク5a内に存在する。親ノード20は、上記IPネットワーク5a外に存在し、子ノード10経由で機器50aを管理する。設定手段70は、上記IPネットワーク5a内に存在し、上記IPネットワーク5a内に存在する孫ノード30aを検索し、検索した孫ノード30aに固定IPアドレスを割り当て、割り当てた孫ノード30aの固定IPアドレスを親ノード20又は子ノード10に登録する。
【選択図】図1
Description
本発明は、孫ノードを、孫ノードと異なるIPネットワーク内の親ノードにより、孫ノードと同じIPネットワーク内の子ノード経由で管理する機器管理システムに関する。
従来より、空調機などの機器が、当該機器に接続される管理装置経由で、当該管理装置にさらに接続される別の管理装置により管理されることがある(例えば、特許文献1の特開2008−215637号公報)。特許文献1の機器管理システムでは、機器が、当該機器の遠隔に存在する遠隔管理サーバにより、インターネットを介し、当該機器と同じローカルエリアネットワーク内のコントローラ経由で管理されるようになっている。つまり、親ノードである遠隔管理サーバと、子ノードであるコントローラとが、異なるIPネットワーク内に存在している。なお、本明細書中で単に「ノード」と言うときには、IP(インターネットプロトコル)ノードを意味しているものとする。
ところで、機器を子ノードに直接接続できない場合などには、機器を孫ノードを介し子ノードに間接的に接続し、親ノードに子ノード経由で孫ノードを管理させることがある。かかる場合においては、孫ノードのIPアドレスを親ノード又は子ノードに予め登録しておかなければ、子ノードが親ノードと孫ノードとを中継するたびに孫ノードのIPアドレスを調べなければならなくなり、処理が煩雑になる。また、たとえ孫ノードのIPアドレスを親ノード又は子ノードに予め登録しておいたとしても、孫ノードのIPアドレスが頻繁に変更されてしまうような状況下では、親ノード又は子ノードによる孫ノードのIPアドレスの管理が大変になる。なお、孫ノードのIPアドレスが頻繁に変更されてしまうような状況としては、孫ノードにDHCP機能が搭載されており、孫ノードがIPアドレスを必要に応じて自動取得するような状況が想定される。
そこで、かかる問題に対応すべく、親ノード又は子ノードに孫ノードの固定IPアドレスを予め登録しておくことが考えられる。しかしながら、孫ノードの初期設定を行う作業員に孫ノードの固定IPアドレスの手動設定を義務づけてしまうと、作業員の負担が大きくなる。
本発明の課題は、孫ノードを、孫ノードと異なるIPネットワーク内の親ノードにより、孫ノードと同じIPネットワーク内の子ノード経由で管理する機器管理システムにおいて、初期設定を行う作業員にIPアドレスを意識させることなく、孫ノードに固定IPアドレスを設定し、それにより、子ノードによる親ノードおよび孫ノード間の円滑な中継を実現することにある。
第1発明に係る機器管理システムは、1又は複数の孫ノードと、子ノードと、親ノードと、設定手段とを備える。孫ノードは、あるIPネットワーク内に存在し、第1機器を管理する。子ノードは、上記IPネットワーク内に存在する。親ノードは、上記IPネットワーク外に存在し、子ノード経由で第1機器を管理する。設定手段は、上記IPネットワーク内に存在し、孫ノードの初期設定を行う。親ノード又は子ノードは、記憶部を有する。記憶部は、孫ノードの固定IPアドレスを登録可能な記憶領域を有する。設定手段は、検索部と、割当部と、登録部とを有する。検索部は、上記IPネットワーク内に存在する孫ノードを検索する。割当部は、検索部が検索した孫ノードに固定IPアドレスを割り当てる。登録部は、割当部が割り当てた孫ノードの固定IPアドレスを記憶領域に登録する。
この機器管理システムは、孫ノードを、孫ノードと異なるIPネットワーク内の親ノードにより、孫ノードと同じIPネットワーク内の子ノード経由で管理するシステムである。そして、初期設定時には、孫ノードに固定IPアドレスが自動的に割り当てられ、当該固定IPアドレスが親ノード又は子ノードに自動的に登録される。従って、初期設定を行う作業員がIPアドレスを意識することのないまま、孫ノードに固定IPアドレスが設定され、その結果、子ノードによる親ノードおよび孫ノード間の円滑な中継が実現される。
第2発明に係る機器管理システムは、第1発明に係る機器管理システムであって、記憶領域には、孫ノードの固定IPアドレスに関連付けて当該孫ノードのMACアドレスをさらに登録可能である。検索部は、上記IPネットワーク内に存在する孫ノードのMACアドレスを検索する。割当部は、検索部が検索した孫ノードのMACアドレスのうち、記憶領域に未登録のものに対応する孫ノードに固定IPアドレスを割り当てる。登録部は、割当部が割り当てた孫ノードの固定IPアドレスに関連付けて当該孫ノードのMACアドレスを記憶領域にさらに登録する。
ここでは、少なくとも孫ノードに関し、MACアドレスが固定IPアドレスとともに登録される。従って、孫ノードが新規追加される場合には、IPネットワーク内に現在存在している孫ノードのうち、未登録のものを特定することができる。その結果、未登録の孫ノードのみを新規登録の対象とすることが可能になり、初期設定が簡略化される。
第3発明に係る機器管理システムは、第1発明又は第2発明に係る機器管理システムであって、親ノードは、管理部を有する。管理部は、記憶領域に登録済みの孫ノードの固定IPアドレスを参照して、子ノード経由で孫ノードとの間で管理データの授受を行う。
ここでは、親ノードは、記憶領域に記憶されている固定IPアドレスにより孫ノードを指定し、子ノードに孫ノード宛の管理データを中継させる。従って、子ノードによる親ノードから孫ノードへの管理データの中継が円滑に実現される。
第4発明に係る機器管理システムは、第3発明に係る機器管理システムであって、子ノードは、第1機器と異なる第2機器を管理する。記憶領域には、子ノードのIPアドレスをさらに登録可能である。管理部は、記憶領域に登録済みの子ノードのIPアドレスを参照して、子ノードとの間で管理データの授受をさらに行う。
ここでは、子ノードが孫ノードに管理される機器(第1機器)とは異なる機器(第2機器)を管理する。従って、親ノードは、孫ノードを介し孫ノードに接続される機器を管理するとともに、子ノードを介し子ノードに接続される別の機器を管理することができる。
第5発明に係る機器管理システムは、第1発明から第4発明のいずれかに係る機器管理システムであって、上記IPネットワークは、親ノードに管理されるノードのみが接続されるネットワークである。
仮に、子ノードおよび孫ノードが汎用のネットワークに接続される場合には、登録の対象となる孫ノードの特定が困難になる。しかしながら、ここでは、子ノードおよび孫ノードが、親ノードによる機器の管理に関連するノード群専用のネットワークに接続される。従って、孫ノードへの固定IPアドレスの割当が容易になる。
第6発明に係る機器管理システムは、第1発明から第5発明のいずれかに係る機器管理システムであって、親ノードが、記憶部を有する。
ここでは、親ノードに孫ノードの固定IPアドレスが登録される。従って、親ノードは、子ノード経由で孫ノードを管理する際に、子ノードに対し孫ノードを容易に指定することができる。
第7発明に係る機器管理システムは、第1発明から第6発明のいずれかに係る機器管理システムであって、設定手段は、少なくとも一時的にIPネットワークに接続されるノードである。
ここでは、孫ノードの初期設定を行う主体(設定手段)が、少なくとも設定時に一時的に、孫ノードおよび子ノードと同じIPネットワークに接続されれば足りる。従って、設定手段の確保が容易になる。
第8発明に係る機器管理システムは、第1発明から第6発明のいずれかに係る機器管理システムであって、設定手段は、子ノードに内蔵される。
ここでは、孫ノードの初期設定を行う主体(設定手段)が、子ノードに内蔵される。従って、ハードウェアとしての設定手段の確保が容易になる。
第9発明に係る機器管理システムは、第1発明から第8発明のいずれかに係る機器管理システムであって、子ノードは、IPアドレスを自動取得する。
ここでは、例えば、DHCP機能により、子ノードにIPアドレスが自動的に付与される。従って、親ノードおよび子ノード間での通信が容易に実現される。
本発明によれば、初期設定を行う作業員がIPアドレスを意識することのないまま、孫ノードに固定IPアドレスが設定され、その結果、子ノードによる親ノードおよび孫ノード間の円滑な中継が実現される。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る空調機管理システム100(機器管理システム)について説明する。
<空調機管理システム>
(1)全体構成
図1に示す空調機管理システム100は、建物1内に設置されている複数の空調機、より具体的には、新型空調機40および旧型空調機50a,50b,・・・を、建物1の遠隔に存在する遠隔管理センター2内に設置されている遠隔管理サーバ20により管理する遠隔管理サービスを実施するためのシステムである。
(1)全体構成
図1に示す空調機管理システム100は、建物1内に設置されている複数の空調機、より具体的には、新型空調機40および旧型空調機50a,50b,・・・を、建物1の遠隔に存在する遠隔管理センター2内に設置されている遠隔管理サーバ20により管理する遠隔管理サービスを実施するためのシステムである。
空調機管理システム100は、主として、コントローラ10と、接点監視機器30a,30b,・・・と、遠隔管理サーバ20と、初期設定ツール70とから構成されている。コントローラ10および接点監視機器30a,30b,・・・は、建物1内に設置されている。また、コントローラ10および接点監視機器30a,30b,・・・は、ともに建物1内に施設されているローカルエリアネットワーク(インターネットプロトコルに対応しているものとする)に含まれるサブネットワーク5aに接続されており、互いにデータ通信を行っている。コントローラ10および遠隔管理サーバ20は、ともにインターネット6に接続可能であり、互いにデータ通信を行っている。コントローラ10は、新型空調機40を管理するとともに、接点監視機器30a,30b,・・・経由でそれぞれ旧型空調機50a,50b,・・・を管理する。初期設定ツール70は、コントローラ10および接点監視機器30a,30b,・・・のネットワーク設定に関する初期設定時に少なくとも一時的にサブネットワーク5aに接続される機器である。
インターネットプロトコルに対応しているサブネットワーク5aは、空調機40,50a,50b,・・・の管理目的のみに利用されるネットワーク、言い換えると、遠隔管理サーバ20による遠隔管理サービスに関連する機器のみが接続されるネットワークであり、その入口には専用ルータ60が配置されている。図示されないが、専用ルータ60のWAN側の接続ポートは、サブネットワーク5aの上位のネットワークの入口となる他のルータのLAN側のポートに接続されている。建物1内には、複数のサブネットワークが構築されており、サブネットワーク5a以外のサブネットワークには、建物1内の利用者が空調機40,50a,50b,・・・の管理目的以外で使用するPCやネットワークプリンタなどのIPネットワーク機器が接続されている。
なお、簡単のために、図1においては、建物1が1つしか示されていないが、実際には、多数の建物1が存在しているものとする。また、図1においては、建物1内にコントローラ10が1つしか示されていないが、それぞれ1又は複数の空調機(新型空調機40および旧型空調機50a,50b,・・・を任意の数ずつ組み合わせたもの)を管理する複数のコントローラ10が設置されている建物1も存在しているものとする。
(2)新型空調機
以下、図2を参照しつつ、新型空調機40について説明する。
以下、図2を参照しつつ、新型空調機40について説明する。
新型空調機40は、室外機41と、室外機41に冷媒配管を介して接続される1又は複数の室内機42とを有しており、全体として、図示されない圧縮機や熱交換器等から構成される1の冷媒回路を形成している。室外機41、1又は複数の室内機42およびコントローラ10は、新型空調機40専用の通信線5bを介し、互いに信号の授受を行っている。
各室内機42は、制御部45を有している。制御部45には、リモコン46が1対1、あるいは、多対1で専用の通信線5cを介して接続されている。リモコン46は、対応する1又は複数の室内機42に対する運転指令(運転パラメータの変更を命じる指令であり、例えば、起動又は停止を命じたり、設定温度の変更を命じたり、運転モードの変更を命じたり、設定風量の変更を命じたりするもの)の入力を建物1内の利用者から受け付けるユーザインタフェース機器である。
各制御部45は、リモコン46又はコントローラ10からの運転指令に従って、室外機41の制御部41aと協調しつつ、冷媒回路に含まれる各種部品の動作を制御し、室内を空調する。具体的には、圧縮機の周波数、ファンの回転数および各種弁の開度の調整等を行う。
また、各制御部45は、対応する室内機42に関する情報(以下、機器情報という)をコントローラ10からの命令に応じてコントローラ10に送信する。室内機42の機器情報には、室内機42の運転パラメータ(室内機42の起動/停止の起動状態、設定温度、冷房/暖房/送風等の運転モードおよび設定風量を含む)、室内温度、ならびに、室内機42に含まれる各種部品の状態値(例えば、室内ファンの回転数、冷媒回路の所定の位置における冷媒の温度および圧力を含む)を示す情報が含まれる。また、室外機41の制御部41aは、室外機41に関する情報(以下、機器情報という)をコントローラ10からの命令に応じてコントローラ10に送信する。室外機41の機器情報には、外気温度、および、室外機41に含まれる各種部品の状態値(例えば、圧縮機の周波数、室外ファンの回転数、冷媒回路の所定の位置における冷媒の温度および圧力を含む)を示す情報が含まれる。なお、室内温度、外気温度、室内機42および室外機41に含まれる各種部品の状態値は、図示されないセンサ等により検知される。
(3)旧型空調機
以下、図3を参照しつつ、旧型空調機50aについて説明するが、その他の旧型空調機50b,・・・についても同様であるものとする。
以下、図3を参照しつつ、旧型空調機50aについて説明するが、その他の旧型空調機50b,・・・についても同様であるものとする。
旧型空調機50aは、室外機51と、室外機51に冷媒配管を介して接続される1又は複数の室内機52とを有しており、全体として、図示されない圧縮機や熱交換器等から構成される1の冷媒回路を形成している。室外機51、1又は複数の室内機52および接点監視機器30aは、旧型空調機50a専用の通信線5dを介し、互いに信号の授受を行っている。
各室内機52は、制御部55を有している。制御部55には、リモコン56が1対1、あるいは、多対1で専用の通信線5eを介して接続されている。リモコン56は、対応する1又は複数の室内機52に対する運転指令(運転パラメータの変更を命じる指令であり、例えば、起動又は停止を命じたり、設定温度の変更を命じたり、運転モードの変更を命じたり、設定風量の変更を命じたりするもの)の入力を建物1内の利用者から受け付けるユーザインタフェース機器である。
各制御部55は、リモコン56又はコントローラ10からの運転指令に従って、室外機51の制御部51aと協調しつつ、冷媒回路に含まれる各種部品の動作を制御し、室内を空調する。具体的には、圧縮機の周波数、ファンの回転数および各種弁の開度の調整等を行う。
また、室外機51の制御部51aは、旧型空調機50aに関する情報(以下、機器情報という)を接点監視機器30aからの命令に応じて接点監視機器30aに送信する。旧型空調機50aの機器情報には、旧型空調機50aの運転パラメータ(旧型空調機50aの起動/停止の起動状態を含む)を示す情報が含まれる。
(4)コントローラ
以下、図2を参照しつつ、コントローラ10について説明する。
以下、図2を参照しつつ、コントローラ10について説明する。
コントローラ10は、主として通信部11、制御部12および記憶部15から構成されており、新型空調機40および旧型空調機50a,50b,・・・を監視および制御する機能を有している。なお、コントローラ10は、入力装置および表示装置などのユーザインタフェース機器を有さない装置である。
通信部11は、コントローラ10をサブネットワーク5aひいてはインターネット6、および新型空調機40専用の通信線5bに接続可能にするネットワークインタフェースである。
制御部12は、主としてCPU、ROMおよびRAMから構成されており、記憶部15に記憶されているプログラムを読み出して実行する。
制御部12は、所定の時間間隔で(本実施形態では、1分毎に)、各室内機42の機器情報を当該室内機42の制御部45から取得する。また、制御部12は、所定の時間間隔で(本実施形態では、1分毎に)、旧型空調機50a,50b,・・・の機器情報をそれぞれ旧型空調機50a,50b,・・・の室外機51の制御部51aからそれぞれ接点監視機器30a,30b,・・・経由で取得する。さらに、制御部12は、所定の時間間隔で(本実施形態では、1分毎に)、室外機41の機器情報を室外機41の制御部41aから取得する。制御部12が取得した機器情報は、記憶部15内に確保されている所定の記憶領域に蓄積される。
当該記憶領域内の機器情報は、コントローラ10と遠隔管理サーバ20との所定の時間間隔での(本実施形態では、30分毎の)定期通信時に、制御部12によりインターネット6を介して遠隔管理サーバ20にアップロードされる。また、当該定期通信時には、新型空調機40および旧型空調機50a,50b,・・・を制御するための制御データ(運転スケジュールを含む)が、制御部12によりインターネット6を介して遠隔管理サーバ20からダウンロードされ、記憶部15内に保存される。なお、コントローラ10と遠隔管理サーバ20との通信は、コントローラ10がWebクライアントとして動作し、遠隔管理サーバ20がWebサーバとして動作することにより実現される。
また、制御部12は、記憶部15に記憶されている運転スケジュールに従って、適当な運転指令を適当なタイミングで適当な室内機42,52に送信する。例えば、「ある室内機42に、毎日9時から、設定温度27℃かつ風量弱で、冷房モードでの運転を行わせる」という運転スケジュールが組まれている場合には、制御部12は、毎日9時になると、起動指令とともに、設定温度を27℃に、設定風量を弱に、運転モードを冷房モードに設定する設定指令を、当該室内機42に送信する。また、「空調機50aのある室内機52を毎日9時に起動する」という運転スケジュールが組まれている場合には、制御部12は、毎日9時になると、起動命令を、接点監視機器30a経由で当該室内機52に送信する。
コントローラ10は、DHCP機能を有しており、サブネットワーク5a上のプライベートIPアドレスを自動取得する。
(5)接点監視機器
以下、図3を参照しつつ、接点監視機器30aについて説明するが、その他の接点監視機器30b,・・・についても同様であるものとする。
以下、図3を参照しつつ、接点監視機器30aについて説明するが、その他の接点監視機器30b,・・・についても同様であるものとする。
接点監視機器30aは、主として通信部31、制御部32および記憶部35から構成されている。なお、接点監視機器30aは、リモートI/Oコントローラである。
通信部31は、接点監視機器30aをサブネットワーク5aおよび旧型空調機50a専用の通信線5dに接続可能にするネットワークインタフェースである。
制御部32は、主としてCPU、ROMおよびRAMから構成されており、記憶部35に記憶されているプログラムを読み出して実行する。制御部32は、旧型空調機50aの機器情報をコントローラ10からの命令に応じて室外機51の制御部51aから取得し、当該命令の発信元であるコントローラ10に送信する。また、制御部32は、旧型空調機50aに対する運転指令をコントローラ10から受け取ると、当該宛先に転送する。
接点監視機器30aは、DHCP機能を有しておらず(無効化されている場合を含む)、初期設定時に割り振られるサブネットワーク5a上のプライベートIPアドレスを固定IPアドレスとして使用する。
(6)初期設定ツール
図4に示すように、初期設定ツール70は、主として通信部71、制御部72、出力部73、入力部74および記憶部75から構成されるパーソナルコンピュータであり、コントローラ10および接点監視機器30a,30b,・・・のネットワーク設定に関する初期設定を支援するツールである。初期設定ツール70は、Webクライアント機能を有しており、Webサーバ機能を有するコントローラ10および遠隔管理サーバ20に対しHTTP接続を行う。従って、コントローラ10および遠隔管理サーバ20側からは、原則として初期設定ツール70にアクセスできないようになっている。
図4に示すように、初期設定ツール70は、主として通信部71、制御部72、出力部73、入力部74および記憶部75から構成されるパーソナルコンピュータであり、コントローラ10および接点監視機器30a,30b,・・・のネットワーク設定に関する初期設定を支援するツールである。初期設定ツール70は、Webクライアント機能を有しており、Webサーバ機能を有するコントローラ10および遠隔管理サーバ20に対しHTTP接続を行う。従って、コントローラ10および遠隔管理サーバ20側からは、原則として初期設定ツール70にアクセスできないようになっている。
通信部71は、初期設定ツール70をサブネットワーク5aひいてはインターネット6に接続可能にするネットワークインタフェースである。
制御部72は、主としてCPU、ROMおよびRAMから構成されており、記憶部75に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、検索部72a、割当部72bおよび登録部72cとして動作する。検索部72a、割当部72bおよび登録部72cは、コントローラ10および接点監視機器30a,30b,・・・のネットワーク設定処理を実行する。
出力部73は、主としてディスプレイおよびスピーカから構成されており、入力部74は、主としてマウスおよびキーボードから構成されている。記憶部75は、主としてハードディスクから構成されている。
(7)遠隔管理サーバ
図5に示すように、遠隔管理サーバ20は、主として通信部21、制御部22、出力部23、入力部24および記憶部25から構成されるサーバコンピュータであり、コントローラ10経由で新型空調機40および旧型空調機50a,50b,・・・を監視および制御する機能を有している。遠隔管理サーバ20は、Webサーバ機能を有しており、Webクライアント機能を有するコントローラ10および初期設定ツール70からのHTTP接続を受け付けている。従って、遠隔管理サーバ20側からは、原則としてコントローラ10および初期設定ツール70にアクセスできないようになっている。
図5に示すように、遠隔管理サーバ20は、主として通信部21、制御部22、出力部23、入力部24および記憶部25から構成されるサーバコンピュータであり、コントローラ10経由で新型空調機40および旧型空調機50a,50b,・・・を監視および制御する機能を有している。遠隔管理サーバ20は、Webサーバ機能を有しており、Webクライアント機能を有するコントローラ10および初期設定ツール70からのHTTP接続を受け付けている。従って、遠隔管理サーバ20側からは、原則としてコントローラ10および初期設定ツール70にアクセスできないようになっている。
通信部21は、遠隔管理サーバ20をインターネット6に接続可能にするネットワークインタフェースである。
制御部22は、主としてCPU、ROMおよびRAMから構成されており、記憶部25に記憶されているプログラムを読み出して実行する。遠隔管理センター2の職員および空調機40,50a,50b,・・・の利用者は、制御部22に対し、空調機40,50a,50b,・・・の運転スケジュールを受け渡すことができる。なお、制御部22へのアクセスは、入力部24、又はインターネット6に接続されているWebクライアント機能を有する任意の端末を介して行われる。制御部22は、コントローラ10と遠隔管理サーバ20との定期通信時にコントローラ10にダウンロードされるよう、当該運転スケジュールを記憶部25内の適当なディレクトリに保存する。
出力部23は、主としてディスプレイおよびスピーカから構成されており、入力部24は、主としてマウスおよびキーボードから構成されている。
記憶部25は、主としてハードディスクから構成されており、機器情報データベース25aおよびネットワーク設定データベース25bを保持している。
機器情報データベース25aには、コントローラ10から送られてくる空調機40,50a,50b,・・・の機器情報が適当な形式で蓄積される。機器情報データベース25a内の機器情報は、遠隔管理サーバ20が提供する異常検知サービスなどの各種遠隔管理サービスに利用される。
ネットワーク設定データベース25bは、「IPアドレス」「サブネットマスク」「MACアドレス」「名称」の4つのフィールドを有する表形式のデータベースであり(図7参照)、コントローラ10および接点監視機器30a,30b,・・・のネットワーク設定に関する情報を格納する。
(8)コントローラおよび接点監視機器のネットワーク設定処理の流れ
図6〜図10を参照しつつ、初期設定を行う作業員が初期設定ツール70を操作しつつ実行する、コントローラ10および接点監視機器30a,30b,・・・のネットワーク設定処理の流れを説明する。図6は、ネットワーク設定処理に関与する2つの要素(初期設定ツール70および遠隔管理サーバ20)の動作の時間的関係、および当該要素間で受け渡されるデータの流れを示している。なお、図6では、上から下に時間の流れが規定されている。図7は、ネットワーク設定処理の実行後における、遠隔管理サーバ20のネットワーク設定データベース25b内の様子を示す。図8〜図10に示される画面は、ネットワーク設定処理の実行時に初期設定ツール70のディスプレイ上に表示されるネットワーク設定画面である。
図6〜図10を参照しつつ、初期設定を行う作業員が初期設定ツール70を操作しつつ実行する、コントローラ10および接点監視機器30a,30b,・・・のネットワーク設定処理の流れを説明する。図6は、ネットワーク設定処理に関与する2つの要素(初期設定ツール70および遠隔管理サーバ20)の動作の時間的関係、および当該要素間で受け渡されるデータの流れを示している。なお、図6では、上から下に時間の流れが規定されている。図7は、ネットワーク設定処理の実行後における、遠隔管理サーバ20のネットワーク設定データベース25b内の様子を示す。図8〜図10に示される画面は、ネットワーク設定処理の実行時に初期設定ツール70のディスプレイ上に表示されるネットワーク設定画面である。
以下では、例示として、コントローラ10および3台の接点監視機器30a〜30cが新規に登録される場合(つまり、サブネットワーク5aが遠隔管理サーバ20に新規に登録される場合)の処理の流れを説明した後、登録済みのサブネットワーク5aに1台の接点監視機器30dが新規に登録される場合の処理の流れを説明する。なお、両処理は、初期設定ツール70および遠隔管理サーバ20上の同じプログラムによって実現される処理である。
a)サブネットワークの新規登録時の処理の流れ
サブネットワーク5aの新規登録時におけるネットワーク設定処理は、初期設定を行う作業員がサブネットワーク5aにコントローラ10および初期設定ツール70を接続し、初期設定ツール70上にネットワーク設定画面を立ち上げることにより開始する。
サブネットワーク5aの新規登録時におけるネットワーク設定処理は、初期設定を行う作業員がサブネットワーク5aにコントローラ10および初期設定ツール70を接続し、初期設定ツール70上にネットワーク設定画面を立ち上げることにより開始する。
まず、初期設定ツール70の制御部72は、ディスプレイ上に図8に示すネットワーク設定画面を表示させる。当該画面は、作業員に登録しようとしている接点監視機器の台数の入力を要求する画面である。ここでは、制御部72は、作業員により入力される、接点監視機器30a〜30c分の「3」の値を受け取る(ステップS1)。
次に、初期設定ツール70の検索部72aは、ディスプレイ上に図9に示すネットワーク設定画面を表示させつつ、サブネットワーク5a内に存在するIPノード(初期設定ツール70を除く)を検索し、当該IPノードのMACアドレスのリストを取得する(ステップS2)。ここでは、コントローラ10のMACアドレスのみを含むリストが取得される。
次に、初期設定ツール70の制御部72は、ステップS2のMACアドレスのリストを遠隔管理サーバ20に送信する(ステップS3)。
次に、遠隔管理サーバ20の制御部22は、初期設定ツール70からのMACアドレスのリストに含まれるMACアドレスが、ネットワーク設定データベース25b内に格納されているか否かを判断することにより、サブネットワーク5aが登録済みであるか否かを判断する(ステップS4)。登録済みであると判断される場合には、ネットワーク設定データベース25b内に格納されている、サブネットワーク5a内のIPノードのIPアドレスのリストを初期設定ツール70に送信し、未登録であると判断される場合には、空のIPアドレスのリストを送信する(ステップS5)。ここでは、サブネットワーク5aが未登録の状態であるため、空のIPアドレスのリストが送信される。
次に、初期設定ツール70の割当部72bは、遠隔管理サーバ20からのIPアドレスのリストに含まれないIPアドレスを、ステップS1の台数分特定する(ステップS6)。言い換えると、ステップS2のMACアドレスのリストに含まれるMACアドレスのうち、遠隔管理サーバ20のネットワーク設定データベース25b内に格納されていなかったものに対応する接点監視機器に対し、サブネットワーク5a内で重複することのないIPアドレスを割り当てる。ここでは、遠隔管理サーバ20からのIPアドレスのリストが空であるため、デフォルト値より昇順に3つのIPアドレスが接点監視機器30a〜30cに割り当てられる。
次に、初期設定ツール70の制御部72は、ディスプレイ上に図10に示すネットワーク設定画面を表示させる。当該画面は、作業員に登録しようとしている接点監視機器の名称の入力を要求するとともに、登録しようとしている接点監視機器をサブネットワーク5aに接続するよう要求する画面である。制御部72は、図10の画面内の「次へ」ボタンが押されたことにより、作業員による接続作業の終了を確認すると、登録しようとしている接点監視機器にステップS6のIPアドレスを固定IPアドレスとして設定する(ステップS7)。ステップS7は、登録しようとしている接点監視機器のそれぞれについて繰り返される。つまり、ここでは、ステップS7が3回繰り返されることにより、3台の接点監視機器30a〜30cに固定IPアドレスが付与される。なお、ステップS7の実行時には、初期設定ツール70のIPアドレスは、登録しようとしている接点監視機器のデフォルトの(例えば、工場出荷時などに設定されている)IPアドレスと通信可能なIPアドレスに一時的に変更される。ステップS7は、接点監視機器に実装されているIPアドレス設定プロトコルに従って実行される。
次に、初期設定ツール70の登録部72cは、サブネットワーク5a内に存在するIPノード(初期設定ツール70を除く)のそれぞれについて、そのIPアドレスとそのMACアドレスとそのサブネットマスク(あれば)とその名称(ステップS7で入力されていれば)とを互いに関連付けた態様で遠隔管理サーバ20に送信し、ネットワーク設定データベース25b内への登録を命じる(ステップS8)。なお、DHCP機能により自動取得されるIPアドレスについては、IPアドレスそのものではなく、IPアドレスがDHCP機能により自動取得される旨を示す情報が送信される。ここでは、コントローラ10に関し、IPアドレスがDHCP機能により自動取得される旨を示す情報と、MACアドレスとが互いに関連付けられた態様で送信されるとともに、接点監視機器30a〜30cのそれぞれに関し、IPアドレスとMACアドレスとサブネットマスクと名称とが互いに関連付けられた態様で送信される。
次に、遠隔管理サーバ20の制御部22は、初期設定ツール70からのステップS8の情報を適当な形式に整形し、ネットワーク設定データベース25b内に登録する(ステップS9)。図7(a)は、当該登録後のネットワーク設定データベース25b内の様子を示している。つまり、ここでは、コントローラ10および接点監視機器30a〜30cのそれぞれについて、そのIPアドレスと、そのMACアドレスと、そのサブネットマスクと、その名称とが互いに関連付けられた態様でネットワーク設定データベース25bに格納される。なお、上記説明では省略されているが、コントローラ10の名称に関しては、作業者により適当なタイミングで入力されているものとする。
以上のネットワーク設定処理が終了すると、遠隔管理サーバ20の制御部22は、ネットワーク設定データベース25b内に登録済みのコントローラ10のIPアドレスを参照することにより、コントローラ10との間で新型空調機40に関する各種管理データの授受を行うことが可能になる。同様に、接点監視機器30a〜30cのIPアドレスを参照することにより、コントローラ10経由で接点監視機器30a〜30cとの間で旧型空調機50a〜50cに関する各種管理データの授受を行うことが可能になる。
b)接点監視機器の追加登録時の処理の流れ
接点監視機器30dの追加登録時におけるネットワーク設定処理は、初期設定を行う作業員がサブネットワーク5aに初期設定ツール70を接続し、初期設定ツール70上にネットワーク設定画面を立ち上げることにより開始する。サブネットワーク5aの新規登録時および接点監視機器30dの追加登録時のネットワーク設定処理は、初期設定ツール70および遠隔管理サーバ20上の同じプログラムによって実現される処理である。従って、以下では、既に説明したステップS1〜S9の基本的な処理については、説明を簡略化する。
接点監視機器30dの追加登録時におけるネットワーク設定処理は、初期設定を行う作業員がサブネットワーク5aに初期設定ツール70を接続し、初期設定ツール70上にネットワーク設定画面を立ち上げることにより開始する。サブネットワーク5aの新規登録時および接点監視機器30dの追加登録時のネットワーク設定処理は、初期設定ツール70および遠隔管理サーバ20上の同じプログラムによって実現される処理である。従って、以下では、既に説明したステップS1〜S9の基本的な処理については、説明を簡略化する。
まず、初期設定ツール70の制御部72は、作業員により入力される、接点監視機器30d分の「1」の値を受け取る(ステップS1)。
次に、初期設定ツール70の検索部72aは、ディスプレイ上に図9に示すネットワーク設定画面を表示させつつ、サブネットワーク5a内に存在するIPノード(初期設定ツール70を除く)を検索し、コントローラ10および接点監視機器30a〜30cのMACアドレスのリストを取得するが(ステップS2)。
次に、初期設定ツール70の制御部72は、ステップS2のMACアドレスのリストを遠隔管理サーバ20に送信する(ステップS3)。
次に、遠隔管理サーバ20の制御部22は、初期設定ツール70からのMACアドレスのリストに含まれるMACアドレスがネットワーク設定データベース25b内に格納されていると判断し、サブネットワーク5aが登録済みであると判断する(ステップS4)。登録済みであると判断されるため、ネットワーク設定データベース25b内に格納されている、サブネットワーク5a内のコントローラ10および接点監視機器30a〜30cのIPアドレスのリストを初期設定ツール70に送信する(ステップS5)。
次に、初期設定ツール70の割当部72bは、遠隔管理サーバ20からのIPアドレスのリストに含まれないIPアドレスを、ステップ1の台数分(つまり、1つ)特定する(ステップS6)。言い換えると、接点監視機器30dに対し、サブネットワーク5a内で重複することのないIPアドレスを割り当てる。より具体的には、デフォルト値+3(登録済みの接点監視機器30a〜30cの台数に対応)の値より1つ大きいIPアドレスが接点監視機器30dに割り当てられる。
次に、初期設定ツール70の制御部72は、図10に示すネットワーク設定画面を介し、作業員から接点監視機器30dの名称を受け取るとともに、接点監視機器30dをサブネットワーク5aに接続するよう要求する。制御部72は、作業員による接続作業の終了後、接点監視機器30dにステップS6のIPアドレスを固定IPアドレスとして設定する(ステップS7)。
次に、初期設定ツール70の登録部72cは、コントローラ10に関し、IPアドレスがDHCP機能により自動取得される旨を示す情報と、MACアドレスとを互いに関連付けた態様で送信するとともに、4台の接点監視機器30a〜30dのそれぞれに関し、IPアドレスとMACアドレスとサブネットマスクと名称とを互いに関連付けた態様で送信する(ステップS8)。
次に、遠隔管理サーバ20の制御部22は、初期設定ツール70からのステップS8の情報をネットワーク設定データベース25b内に登録する(ステップS9)。図7(b)は、当該登録後のネットワーク設定データベース25b内の様子を示している。つまり、ここでは、コントローラ10および接点監視機器30a〜30dのそれぞれについて、そのIPアドレスと、そのMACアドレスと、そのサブネットマスクと、その名称とが互いに関連付けられた態様でネットワーク設定データベース25bに格納される。
以上のネットワーク設定処理が終了すると、遠隔管理サーバ20の制御部22は、ネットワーク設定データベース25b内に登録済みの接点監視機器30dのIPアドレスを参照することにより、コントローラ10経由で接点監視機器30dとの間で旧型空調機50dに関する各種管理データの授受を行うことが可能になる。
<特徴>
(1)
上記実施形態では、DHCP機能を有さない接点監視機器30a,30b・・・のネットワーク設定時に、接点監視機器30a,30b・・・に固定IPアドレスが自動的に割り当てられ、当該固定IPアドレスが遠隔管理サーバ20に自動的に登録されるようになっている。従って、初期設定を行う作業員が接点監視機器30a,30b・・・のIPアドレスを意識することのないまま、接点監視機器30a,30b・・・に固定IPアドレスが設定され、その結果、コントローラ10による遠隔管理サーバ20および接点監視機器30a,30b・・・間の円滑な中継が実現されるようになっている。
(1)
上記実施形態では、DHCP機能を有さない接点監視機器30a,30b・・・のネットワーク設定時に、接点監視機器30a,30b・・・に固定IPアドレスが自動的に割り当てられ、当該固定IPアドレスが遠隔管理サーバ20に自動的に登録されるようになっている。従って、初期設定を行う作業員が接点監視機器30a,30b・・・のIPアドレスを意識することのないまま、接点監視機器30a,30b・・・に固定IPアドレスが設定され、その結果、コントローラ10による遠隔管理サーバ20および接点監視機器30a,30b・・・間の円滑な中継が実現されるようになっている。
(2)
上記実施形態のネットワーク設定処理が終了すると、遠隔管理サーバ20の制御部22は、ネットワーク設定データベース25b内の適当なIPアドレスを指定することにより、コントローラ10宛および接点監視機器30a,30b・・・宛の各種管理データをコントローラ10に送ることが可能になる。
上記実施形態のネットワーク設定処理が終了すると、遠隔管理サーバ20の制御部22は、ネットワーク設定データベース25b内の適当なIPアドレスを指定することにより、コントローラ10宛および接点監視機器30a,30b・・・宛の各種管理データをコントローラ10に送ることが可能になる。
より具体的には、コントローラ10に対し、コントローラ10に接続される新型空調機40用の管理データを送ろうとする場合には、定期通信時にコントローラ10にダウンロードされる管理ファイル内に、宛て先としてコントローラ10のIPアドレスを指定する(より正確には、宛て先としてDHCP機能が有効になっているIPノードを指定する)管理データを埋め込めばよい。
一方、接点監視機器30a,30b・・・に対し、接点監視機器30a,30b・・・に接続される旧型空調機50a,50b,・・・用の管理データを送ろうとする場合には、定期通信時にコントローラ10にダウンロードされる管理ファイル内に、宛て先として接点監視機器30a,30b・・・の固定IPアドレスを指定する管理データを埋め込めばよい。従って、コントローラ10は、遠隔管理サーバ20からの管理ファイル内に接点監視機器30a,30b・・・の固定IPアドレスを指定する管理データが埋め込まれている場合には、当該管理データを当該接点監視機器30a,30b・・・に送るに当たり、当該固定IPアドレス宛に当該管理データをサブネットワーク5a内に送出するだけで足りることとなる。
なお、仮に、管理ファイル内には接点監視機器30a,30b・・・のMACアドレスを指定する管理データを埋め込む仕様になっている場合には、コントローラ10は、当該MACアドレスをIPアドレスに変換する処理を実行しなければ、接点監視機器30a,30b・・・宛に管理データを送ることができない。しかしながら、上記実施形態の仕様によれば、当該変換処理を省略することが可能となり、コントローラ10の負荷が低減される。
<変形例>
(1)
上記実施形態において、コントローラ10および接点監視機器30a,30b,・・・に接続される機器は、空調機40,50a,50b,・・・でなくてもよい。例えば、照明機器であってもよい。また、接点監視機器30a,30b,・・・および旧型空調機50a,50b,・・・の代わりに、それぞれ信号変換器および電力計が配置される構成となっていてもよい。
(1)
上記実施形態において、コントローラ10および接点監視機器30a,30b,・・・に接続される機器は、空調機40,50a,50b,・・・でなくてもよい。例えば、照明機器であってもよい。また、接点監視機器30a,30b,・・・および旧型空調機50a,50b,・・・の代わりに、それぞれ信号変換器および電力計が配置される構成となっていてもよい。
(2)
上記実施形態において、コントローラ10は、新型空調機40に内蔵されていてもよい。例えば、コントローラ10の機能が、新型空調機40の制御部(制御部41a又は制御部45)に組み込まれていてもよい。つまり、新型空調機40そのものがIPノードであってもよい。
上記実施形態において、コントローラ10は、新型空調機40に内蔵されていてもよい。例えば、コントローラ10の機能が、新型空調機40の制御部(制御部41a又は制御部45)に組み込まれていてもよい。つまり、新型空調機40そのものがIPノードであってもよい。
同様に、接点監視機器30a,30b,・・・が、それぞれ旧型空調機50a,50b,・・・に内蔵されていてもよい。例えば、接点監視機器30a,30b,・・・の機能が、それぞれ旧型空調機50a,50b,・・・の制御部(制御部51a又は制御部55)に組み込まれていてもよい。つまり、旧型空調機50a,50b,・・・そのものがIPノードであってもよい。
(3)
上記実施形態において、接点監視機器30a,30b,・・・の代わりに、コントローラ10と同様のコントローラが用いられてもよい。なお、当該代わりとなるコントローラは、上記実施形態のネットワーク設定処理に関しては、接点監視機器30a,30b,・・・と同様の機能を有するものとする。
上記実施形態において、接点監視機器30a,30b,・・・の代わりに、コントローラ10と同様のコントローラが用いられてもよい。なお、当該代わりとなるコントローラは、上記実施形態のネットワーク設定処理に関しては、接点監視機器30a,30b,・・・と同様の機能を有するものとする。
(4)
上記実施形態において、遠隔管理サーバ20のネットワーク設定処理に関する機能の全部又は一部を、コントローラ10が保持するようにしてもよい。例えば、ネットワーク設定データベース25bをコントローラ10に保持させてもよい。
上記実施形態において、遠隔管理サーバ20のネットワーク設定処理に関する機能の全部又は一部を、コントローラ10が保持するようにしてもよい。例えば、ネットワーク設定データベース25bをコントローラ10に保持させてもよい。
これに代えて又は加えて、初期設定ツール70のネットワーク設定処理に関する機能の全部又は一部を、コントローラ10に内蔵するようにしてもよい。
(5)
上記実施形態において、ネットワーク設定処理を実行する度に、作業員にサブネットワーク5aの識別IDを入力させるようにしてもよい。
上記実施形態において、ネットワーク設定処理を実行する度に、作業員にサブネットワーク5aの識別IDを入力させるようにしてもよい。
あるいは、サブネットワーク5aの新規登録のためのネットワーク設定処理の実行時に、作業員にサブネットワーク5aの識別IDを入力させるとともに、当該識別IDをコントローラ10内に保存しておくようにしてもよい。
当該変形例によれば、ネットワーク設定処理の対象となっているサブネットワーク5aを遠隔管理サーバ20が識別IDにより識別することが可能となるため、ネットワーク設定処理のステップS3,S4を省略することが可能になる。
(6)
上記実施形態では、ネットワーク設定処理のステップS5において、サブネットワーク5a内に以前から存在するIPノードのIPアドレスのリストが遠隔管理サーバ20から初期設定ツール70に送信されるようになっている。しかしながら、IPアドレスのリストではなく、使用されているIPアドレスの最大値が送信されるようになっていてもよい。
上記実施形態では、ネットワーク設定処理のステップS5において、サブネットワーク5a内に以前から存在するIPノードのIPアドレスのリストが遠隔管理サーバ20から初期設定ツール70に送信されるようになっている。しかしながら、IPアドレスのリストではなく、使用されているIPアドレスの最大値が送信されるようになっていてもよい。
当該変形例によれば、初期設定ツール70は、登録しようとしている接点監視機器30a,30b,・・・に対し、当該最大値+1のIPアドレスを順に割り当ててゆけばよくなる。
(7)
上記実施形態において、同じサブネットワーク5a内に含まれる接点監視機器30a,30b,・・・の種類が互いに異なり得る場合には、接点監視機器30a,30b,・・・の種類に応じたIPアドレス割り当て区間を定義し、同じ種類の接点監視機器30a,30b,・・・に対しては同じ区間内のIPアドレスを割り当てるようにしてもよい。例えば、種類Aの機器については、51〜80の区間で昇順に割り当て、種類Bの機器については、81〜100の区間で昇順に割り当てるなどしてもよい。
上記実施形態において、同じサブネットワーク5a内に含まれる接点監視機器30a,30b,・・・の種類が互いに異なり得る場合には、接点監視機器30a,30b,・・・の種類に応じたIPアドレス割り当て区間を定義し、同じ種類の接点監視機器30a,30b,・・・に対しては同じ区間内のIPアドレスを割り当てるようにしてもよい。例えば、種類Aの機器については、51〜80の区間で昇順に割り当て、種類Bの機器については、81〜100の区間で昇順に割り当てるなどしてもよい。
(8)
上記実施形態において、ステップS5を省略し、ステップS6を遠隔管理サーバ20側で実行し、その結果のみを初期設定ツール70に送信するようにしてもよい。
上記実施形態において、ステップS5を省略し、ステップS6を遠隔管理サーバ20側で実行し、その結果のみを初期設定ツール70に送信するようにしてもよい。
(9)
上記実施形態において、初期設定ツール70が実行する処理の一部又は全部を、コントローラ10が担うようになっていてもよい。
上記実施形態において、初期設定ツール70が実行する処理の一部又は全部を、コントローラ10が担うようになっていてもよい。
(10)
上記実施形態において、初期設定ツール70が実行するネットワーク設定処理用のプログラムは、初期設定時に遠隔管理サーバ20から初期設定ツール70にダウンロードされるようになっていてもよい。
上記実施形態において、初期設定ツール70が実行するネットワーク設定処理用のプログラムは、初期設定時に遠隔管理サーバ20から初期設定ツール70にダウンロードされるようになっていてもよい。
本発明は、孫ノードを、孫ノードと異なるIPネットワーク内の親ノードにより、孫ノードと同じIPネットワーク内の子ノード経由で管理する機器管理システムとして有用であり、初期設定を行う作業員にIPアドレスを意識させることなく、孫ノードに固定IPアドレスを設定し、それにより、子ノードによる親ノードおよび孫ノード間の円滑な中継を実現することができるという効果を有する。
5a サブネットワーク(IPネットワーク)
10 コントローラ(子ノード)
20 遠隔管理サーバ(親ノード)
22 制御部(管理部)
25 記憶部
25b ネットワーク設定データベース(記憶領域)
30a,30b,・・・ 接点監視機器(孫ノード)
40 新型空調機(第2機器)
50a,50b,・・・ 旧型空調機(第1機器)
70 初期設定ツール(設定手段)
72a 検索部
72b 割当部
72c 登録部
100 空調機管理システム(機器管理システム)
10 コントローラ(子ノード)
20 遠隔管理サーバ(親ノード)
22 制御部(管理部)
25 記憶部
25b ネットワーク設定データベース(記憶領域)
30a,30b,・・・ 接点監視機器(孫ノード)
40 新型空調機(第2機器)
50a,50b,・・・ 旧型空調機(第1機器)
70 初期設定ツール(設定手段)
72a 検索部
72b 割当部
72c 登録部
100 空調機管理システム(機器管理システム)
Claims (9)
- IPネットワーク(5a)内に存在し、第1機器(50a,50b,・・・)を管理する1又は複数の孫ノード(30a,30b,・・・)と、
前記IPネットワーク内に存在する子ノード(10)と、
前記IPネットワーク外に存在し、前記子ノード経由で前記第1機器を管理する親ノード(20)と、
前記IPネットワーク内に存在し、前記孫ノードの初期設定を行う設定手段(70)と、
を備え、
前記親ノード又は前記子ノードは、
前記孫ノードの固定IPアドレスを登録可能な記憶領域(25b)を有する記憶部(25)、
を有し、
前記設定手段は、
前記IPネットワーク内に存在する前記孫ノードを検索する検索部(72a)と、
前記検索部が検索した前記孫ノードに固定IPアドレスを割り当てる割当部(72b)と、
前記割当部が割り当てた前記孫ノードの固定IPアドレスを前記記憶領域に登録する登録部(72c)と、
を有する、
機器管理システム(100)。 - 前記記憶領域(25b)には、前記孫ノード(30a,30b,・・・)の固定IPアドレスに関連付けて当該孫ノードのMACアドレスをさらに登録可能であり、
前記検索部(72a)は、前記IPネットワーク(5a)内に存在する前記孫ノードのMACアドレスを検索し、
前記割当部(72b)は、前記検索部が検索した前記孫ノードのMACアドレスのうち、前記記憶領域に未登録のものに対応する前記孫ノードに固定IPアドレスを割り当て、
前記登録部(72c)は、前記割当部が割り当てた前記孫ノードの固定IPアドレスに関連付けて当該孫ノードのMACアドレスを前記記憶領域にさらに登録する、
請求項1に記載の機器管理システム(100)。 - 前記親ノード(20)は、
前記記憶領域(25b)に登録済みの前記孫ノード(30a,30b,・・・)の固定IPアドレスを参照して、前記子ノード(10)経由で前記孫ノードとの間で管理データの授受を行う管理部(22)、
を有する、
請求項1又は2に記載の機器管理システム(100)。 - 前記子ノード(10)は、前記第1機器(50a,50b,・・・)と異なる第2機器(40)を管理し、
前記記憶領域(25b)には、前記子ノードのIPアドレスをさらに登録可能であり、
前記管理部(22)は、前記記憶領域に登録済みの前記子ノードのIPアドレスを参照して、前記子ノードとの間で管理データの授受をさらに行う、
請求項3に記載の機器管理システム(100)。 - 前記IPネットワーク(5a)は、前記親ノード(20)に管理されるノードのみが接続されるネットワークである、
請求項1から4のいずれかに記載の機器管理システム(100)。 - 前記親ノード(20)が、前記記憶部(25)を有する、
請求項1から5のいずれかに記載の機器管理システム(100)。 - 前記設定手段(70)は、少なくとも一時的に前記IPネットワーク(5a)に接続されるノードである、
請求項1から6のいずれかに記載の機器管理システム(100)。 - 前記設定手段(70)は、前記子ノード(10)に内蔵される、
請求項1から6のいずれかに記載の機器管理システム(100)。 - 前記子ノード(10)は、IPアドレスを自動取得する、
請求項1から8のいずれかに記載の機器管理システム(100)。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112737830A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-04-30 | 杭州迪普科技股份有限公司 | 一种对机构上报的检测目标信息进行校准的方法及装置 |
-
2009
- 2009-01-30 JP JP2009019842A patent/JP2010178152A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112737830A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-04-30 | 杭州迪普科技股份有限公司 | 一种对机构上报的检测目标信息进行校准的方法及装置 |
CN112737830B (zh) * | 2020-12-25 | 2022-07-29 | 杭州迪普科技股份有限公司 | 一种对机构上报的检测目标信息进行校准的方法及装置 |
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