JP2010177985A - 増幅回路、及びオーディオ機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 異なる基準電位を有する外部機器から音声信号が入力されたときでもその各々を増幅可能な増幅回路を提供する。
【解決手段】基準電位が入力されるグランド線路をグランドとの間に設けられ、ベースが接地ノードを介してグランドに接続されるとともに前記接地ノードに印加されるベース電圧に応じてエミッタ−コレクタ間の導通状態が制御される第1のトランジスタと、前記接地ノードに前記第1のトランジスタのベース電圧を印加する制御部と、前記接地ノードと前記第1のトランジスタのベースとの間に設けられ、エミッタ−コレクタ間が導通状態に保たれる第2のトランジスタとを有するので、最小限の追加構成で増幅回路のグランド線路をグランドから遮断でき、外部機器とのインピーダンス不整合やコモンモードノイズの影響を防止できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、異なる基準電位を有する外部機器から前記基準電位に対する電位差信号が入力される増幅回路に関し、特に、前記増幅器のグランド線路をグランドから遮断する技術に関する。
近年の車載用のオーディオ機器は、CDやMDなどの記憶媒体から音声信号を読み出して単に再生出力するだけでなく、多様なデータソースを利用でき、しかも良好な音質を鑑賞者(乗員)に提供することが求められる。
かかる要請に応えるために、パーソナルコンピュータや携帯音楽プレーヤといった外部機器と接続し、かかる外部機器に備えられたさらに大容量のメモリやハードディスクなどの記憶媒体に格納された音声信号を取り込んで再生出力するオーディオ機器が提案されている。
また、良好な音質を乗員に提供するための機能として、車室内に配置された複数のスピーカから乗員までの距離差に起因する音声のずれを解消するタイムアライメント機能が知られている。タイムアライメント機能を有するオーディオ機器は、乗員の座席に設置したマイクロフォンを接続した状態で楽曲を再生出力し、マイクロフォンが収集した音声信号を取り込んでスピーカの出力位相等を調節することにより、乗員に所望の音質を提供する。特許文献1には、かかるオーディオ機器の一例が記載されている。
このように車載用のオーディオ機器は、上述したような要請に応えるために、種々の外部機器、すなわちマイクロフォン、あるいはパーソナルコンピュータや携帯音楽プレーヤなどと接続可能に構成される。
特開2007−189515号公報
ところで、一般的にオーディオ機器内の電子回路内では、2本の信号線路(信号線路とグランド線路)における電位差を信号とする差動伝送方式により信号が伝送される。すなわち、グランド線路の基準電位に対する電位差信号が信号線路により伝送される。そして、車載用のオーディオ機器では、車載バッテリから電源が供給されるとともにグランド線路を車載バッテリの負電極やボディアースに接続することでグランドに接続し、グランド電位、つまり0ボルトを基準電位として用いることが一般的である。
ここで、外部機器から入力される音声信号を増幅する増幅器としてオペアンプを備えた増幅回路を例として、基準電位が異なる外部機器と接続される場合を考慮する。まず、タイムアライメントを行う際に接続するマイクロフォンは、オーディオ機器を介してグランドに接続され、グランド電位を基準電位とする電位差信号を音声信号としてオーディオ機器に入力する。よってこの場合、オーディオ機器とマイクロフォンの基準電位は一致しているので、増幅回路はグランド線路をグランドに接続した状態でマイクロフォンから入力される音声信号を増幅する。すなわち、このとき増幅回路のオペアンプはいわば非反転増幅器として機能する。
一方、パーソナルコンピュータや携帯音楽プレーヤなどの外部機器は携帯性を有するので、通常、アース接地などの方法によりグランドに接続する代わりに所定の基準電位を有し、その基準電位に対する電位差信号を音声信号とて伝送する。よって、これら外部機器からの音声信号を取り込む場合に、外部機器の基準電位とオーディオ機器の基準電位、つまりグランド電位とが異なるので、そのままではインピーダンス不整合が生じる。よってこの場合、オーディオ機器の増幅回路はグランド線路をグランドから遮断して外部機器のグランド線路から基準電位を取得することで、インピーダンス不整合を解消する。このとき、増幅回路のオペアンプは、いわば差動増幅器として機能する。
ここで、上記のような動作を行う増幅回路の構成を図1に示す。増幅回路2は、オペアンプで構成される増幅器4と、増幅器4に基準電位を入力するグランド線路G1と、音声信号として基準電位に対する電位差信号を入力する信号線路S1とを有する。そして、グランド線路G1は外部機器6のグランド線路G2と、信号線路S1は外部機器6の信号線路S2とそれぞれ端子PG、PS(これらは図2の接続端子P1に対応する)で接続される。なお信号線路S1には抵抗R1とコンデンサC1とで構成されるハイパスフィルタ回路が、また、グランド線路G1には抵抗R2とコンデンサC2とで構成されるハイパスフィルタ回路が設けられ、それぞれを伝送される信号から高周波ノイズを除去する。
増幅器4は、定電圧源VDDから電源を取得するとともに、定電圧VDDは抵抗R3、R4により抵抗分圧されて増幅器4に対するオフセット電圧として信号線路S1に印加される。そして、増幅器4は音声信号を増幅して出力し、出力された音声信号は抵抗R8とコンデンサC3とで構成されるハイパスフィルタにより高周波ノイズが除去された後、DSP(Digital Signal Processor)などで構成される音声再生部10に入力される。そして、音声再生部10は、音声信号に基づいてスピーカSP1、Sp2、・・・に音声を再生出力させる。
ここで、グランド線路G1は、抵抗R5を介してトランジスタTR1によりグランドに接続/遮断可能に構成される。トランジスタTR1は、ベースが接地ノードNにより抵抗R6を介してグランドに接続されるベース接地型のNPN型トランジスタで構成される。
マイクロコンピュータで構成される制御部8は、乗員からの入力信号に応答してトランジスタTR1に抵抗R7と接地ノードNとを介してベース電圧を印加することで、トランジスタTR1のエミッタ−コレクタ間の導通状態を制御する。例えば、タイムアライメントを行うときにはマイクロフォンが外部機器6として接続されるので、かかる動作モードを選択する入力に応答して制御部8はHレベルのベース電圧を印加してトランジスタTR1のエミッタ−コレクタ間を導通させ、グランド線路G1をグランドに接続する。また、外部のオーディオソースからの音声信号を再生出力するときには携帯音楽プレーヤなどが外部機器6として接続されるので、かかる動作モードを選択する入力に応答して制御部8はLレベルのベース電圧を印加することでトランジスタTR1のエミッタ−コレクタ間を非導通にして、グランド線路G1をグランドから遮断する。
しかしながら、上記構成の増幅回路2では、制御部8がトランジスタTR1を非導通にした場合であっても、グランド線路G1からのリーク電流がベースから抵抗R6を介してグランドに流れる。すると、携帯音楽プレーヤなどを外部機器6として接続した場合に、グランド線路G1における基準電位が変動してしまい、外部機器6とのインピーダンス不整合が生じる。すると、増幅器4が差動増幅器として機能できず、あるいは外部機器6のグランド線路G2に重畳したコモンモードノイズの影響を受けやすくなるという問題が生じる。
この点、機構的にグランドに常時接続された増幅回路と、機構的にグランドから常時遮断された増幅回路とを複数設け、外部機器の種類に応じて外部機器を接続する増幅回路を選択的に切り替える方法によればかかる問題は生じないが、複数の増幅器を設けることは部品点数の増加に伴う回路規模の大型化とコスト増を招くので好ましくない。
そこで、本発明の目的は、異なる基準電位を有する複数の外部機器から音声信号が入力されたときでもその各々を増幅可能な増幅回路を最小限の追加構成により提供することにある。
本発明の増幅回路は、異なる基準電位を有する外部機器から前記基準電位が入力される第1の線路と前記基準電位に対する電位差信号が入力される第2の線路と、当該第1、第2の線路にて伝送される電位差信号を増幅する増幅器とを有する増幅回路であって、前記第1の線路をグランドとの間に設けられ、ベースが接地ノードを介してグランドに接続されるとともに前記接地ノードに印加されるベース電圧に応じてエミッタ−コレクタ間の導通状態が制御される第1のトランジスタと、前記接地ノードに前記第1のトランジスタのベース電圧を印加する制御部と、前記接地ノードと前記第1のトランジスタのベースとの間に設けられ、エミッタ−コレクタ間が導通状態に保たれる第2のトランジスタとを有することを特徴とする。
また、別の側面における増幅回路は、異なる基準電位を有する外部機器から前記基準電位が入力される第1の線路と前記基準電位に対する電位差信号が入力される第2の線路と、当該第1、第2の線路にて伝送される電位差信号を増幅する増幅器とを有する増幅回路であって、前記第1の線路をグランドとの間に設けられ、ベース電圧に応じてエミッタ−コレクタ間の導通状態が制御される第1のトランジスタと、定電圧源と前記第1のトランジスタのベースとの間に設けられ、エミッタ−コレクタ間が導通状態に保たれる第2のトランジスタとを有することを特徴とする。
本発明によれば、最小限の追加構成で増幅回路のグランド線路をグランドから遮断でき、外部機器とのインピーダンス不整合やコモンモードノイズの影響を防止できる。
従来の増幅回路の構成を説明する図である。 本実施形態におけるオーディオ機器の概略構成図である。 本実施形態における増幅回路の構成図である。 本実施形態における増幅回路の異なる回路構成を説明する図である。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図2は、本実施形態におけるオーディオ機器の概略構成図である。このオーディオ機器1は、車室内のインストルメントパネルに搭載される車載用オーディオ機器であり、CDやMDなどの記憶媒体や内臓のハードディスクに格納された音声信号、あるいは、携帯音楽プレーヤやパーソナルコンピュータなどの外部機器のメモリやハードディスクに格納された音声信号をオーディオソースとして用いるとともに、良好な音質を乗員に提供するためのタイムアライメント機能を有する。
オーディオ機器1は、音声信号を増幅する増幅回路2と増幅された音声信号に基づいて車室内の各所に設けられた複数のスピーカSP1、SP2、・・・から音声を再生出力せる音声再生部10とを有する。オーディオ機器1は、CDやMDといった記憶媒体読み取り装置16を有し、記憶媒体読み取り装置16はこれらの記憶媒体に格納された音声信号を読み取って増幅回路2に入力する。また、オーディオ機器1は内臓のハードディスクドライブ14を備え、ハードディスクドライブ14はハードディスクから読み取った音声信号を増幅回路2に入力する。さらにオーディオ機器1は、種々の外部機器6と接続可能な接続端子P1を備え、接続端子P1を介して外部機器6から音声信号が入力される。
オーディオ機器に接続される外部機器6の一例として、携帯音楽プレーヤやパーソナルコンピュータがあげられる。この場合、外部機器のメモリやハードディスクに格納された楽曲などの音声信号が増幅回路2に入力される。そして、増幅された音声信号に基づいて、音声再生部10が楽曲の音声を再生出力する。
オーディオ機器に接続される外部機器6の他の例として、マイクロフォンがあげられる。この場合、乗員座席に設置されるマイクロフォンが収集した音声信号が増幅器2に入力される。そして、増幅された音声信号は音声再生部10に入力され、音声再生部10にて各スピーカSP1、SP2、・・・における出力音声の位相等の調節を行うことでタイムアライメントが実行される。
なお、音声再生部10は、一例としてDSPなどのプロセッサで構成される。
また、オーディオ機器1は、公知のマイクロコンピュータで構成される制御部8を有する。さらに、オーディオ機器1はタッチパネルなどで構成される操作入力部18を有する。操作入力部18からの入力信号は、制御部8に入力される。そして、制御部8は入力信号に応答してオーディオ機器1の動作を制御する。
ここで、タイムアライメントを行う際にオーディオ機器1に外部機器6として接続されるマイクロフォンは、オーディオ機器1を介してグランドに接続され、グランド電位を基準電位とする電位差信号を音声信号としてオーディオ機器1に入力する。よって、制御部8はかかる動作モードを選択する入力に応答して、後に詳述するように増幅回路2におけるグランド線路をグランドに接続する。一方、他のオーディオソースを利用する際にオーディオ機器1に外部機器6として接続される携帯音楽プレーヤやパーソナルコンピュータは、オーディオ機器1とは異なる基準電位に対する電位差信号を音声信号としてオーディオ機器1に入力する。よって、制御部8はかかる動作モードを選択する入力に応答して、増幅回路2におけるグランド線路をグランドから遮断して外部機器6の基準電位を取得するように増幅回路2を制御する。
図3は、本実施形態における増幅回路の構成図である。この増幅回路2は、基本的な構成は図1で示した従来の増幅回路2と同じである。すなわち、増幅回路2は、外部機器6の信号線路S2とグランド線路G2とそれぞれ接続端子PS、PGを介して接続される信号線路S1とグランド線路G1とを有し、さらにグランド線路G1と信号線路S1の電位差信号として伝送される音声信号が入力される増幅器4を有する。そして、増幅器4は、音声信号を増幅して、音声再生部10に出力する。そして、音声再生部10は、音声信号に基づいて、スピーカSP1、SP2、・・・に音声を出力させる。
そして、グランド線路G2は、制御部8によりエミッタ−コレクタ間の導通状態が制御されるトランジスタTR1によりグランドに接続/遮断される。このトランジスタTR1は、ベースが接地ノードN1、抵抗R6を介してグランドに接続される、ベース接地型のNPN型トランジスタで構成される。また、抵抗R1〜R5、R7、R8、コンデンサC1〜C3の構成も図1と同じである。
本実施形態ではさらに、接地ノードNとトランジスタTR1のベースとの間に設けられるとともに、エミッタ−コレクタ間が導通状態に保たれるトランジスタTR2を有する。
トランジスタTR2はPNP型トランジスタで構成され、ベースが抵抗R9を介して接地されることでベース電圧はLレベルに保たれる。よって、エミッタ−コレクタ間が導通状態に保たれる。
このように構成される増幅回路2の動作は、次のとおりである。
まず、タイムアライメントを行う際にオーディオ機器1に外部機器6としてマイクロフォンが接続される場合には、制御部8はかかる動作モードを選択する入力に応答して、Hレベルの電圧信号を出力する。制御部8がHレベルの電圧信号を出力すると、この電圧信号はトランジスタTR2のエミッタに入力され、コレクタから増幅されて出力される。そして、増幅された電圧信号は、トランジスタTR1のベース電圧として印加される。これにより、トランジスタTR1のエミッタ−コレクタ間が導通し、グランド線路G1がグランドに接続される。ここにおいて、増幅器4は非反転増幅器として機能する。よって、外部機器6としてマイクロフォンが接続されたときには、外部機器6のグランド線路G2と増幅回路2のグランド線路G1の基準電位はともにグランド電位を有する。よって、増幅回路2は外部機器6とのインピーダンスが整合するので、外部機器6から入力された音声信号を増幅して、音声処理部10に出力することができる。
一方、他のオーディオソースを利用する際にオーディオ機器1に外部機器6として携帯音楽プレーヤやパーソナルコンピュータが接続される場合には、制御部8はかかる動作モードを選択する入力に応答して、Lレベルの電圧信号を出力する。制御部8がLレベルの電圧信号を出力すると、この電圧信号はトランジスタTR2のエミッタに入力され、コレクタから増幅されて出力されて、トランジスタTR1のベース電圧として印加される。すると、トランジスタTR1のエミッタ−コレクタ間が非導通になり、グランド線路G1がグランドから遮断される。
このとき、トランジスタTR1のリーク電流がベースに流れても、トランジスタTR2がエミッタからコレクタに向けてのみ導通状態に保たれることにより、トランジスタTR2のベースから抵抗R9を介してグランドに流れることはない。ここにおいて、グランド線路G1はグランドから遮断され、グランド線路G1の基準電位は外部機器6として接続される携帯音楽プレーヤにおけるグランド線路G2の基準電位と一致するので、インピーダンス不整合を防止できる。よって、増幅器4は差動増幅器として機能することができ、外部機器6から入力された音声信号を増幅して、音声再生部10に出力することが可能となる。また、増幅器4が差動増幅器として機能することで、外部機器6のグランド線路G2に重畳するコモンモードノイズの影響を受けることがない。
図4は、本実施形態における増幅回路の異なる回路構成を説明する図である。図4では、トランジスタTR1の代わりにPNP型トランジスタTR3が用いられ、トランジスタTR2の代わりに、ベースが定電圧源VDDに接続されるNPN型のトランジスタTR4が用いられる。
この場合、トランジスタTR4はHレベルのベース電圧が印加されることで、コレクタ−エミッタ間が導通状態に保たれる。そして、制御部8の制御電圧が、トランジスタTR4により増幅された後、抵抗R7を介してトランジスタTR3のベース電圧として印加される。
例えば、外部機器6としてマイクロフォンが接続されるときに制御部8がLレベルの制御電圧を出力すると、Lレベルのベース電圧が印加されることでトランジスタTR3のエミッタ−コレクタ間が導通し、グランド線路G1がグランドに接続される。よって、増幅器4は非反転増幅器として機能する。一方、外部機器6として携帯音楽プレーヤやパーソナルコンピュータが接続されるときに制御部8がHレベルの制御電圧を出力すると、Hレベルのベース電圧が印加されることでトランジスタTR3のエミッタ−コレクタ間が非導通となり、グランド線路G1がグランドから遮断される。このときトランジスタTR4がコレクタからエミッタに向けてのみ導通状態に保たれることにより、トランジスタTR3のベースから制御部8のグランドに向けてリーク電流が流れることはない。ここにおいて、グランド線路G1はグランドから遮断され、グランド線路G1の基準電位は外部機器6におけるグランド線路G2の基準電位と一致するので、インピーダンス不整合を防止できる。よって、増幅器4は差動増幅器として機能することができ、外部機器6から入力された音声信号を増幅して、音声再生部10に出力することが可能となる。また、増幅器4が差動増幅器として機能することで、外部機器6のグランド線路G2に重畳するコモンモードノイズの影響を受けることがない。
上述の説明では、車載用のオーディオ機器を例として説明したが、本実施形態における増幅回路は、異なる基準電位を有する複数の外部機器から音声信号が入力されるオーディオ機器であれば、車載用以外のオーディオ機器に適用できる。また、オーディオ機器以外でも、異なる基準電位を有する複数の外部機器から基準電位に対する電位差信号が入力される増幅回路に本実施形態は適用できる。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、異なる基準電位を有する複数の外部機器から音声信号が入力されたときでもその各々を増幅回路2は最小限の追加構成によりその各々の音声信号を増幅することができる。そして、外部機器の基準電位に重畳するコモンモードノイズの影響を排除できる。
1:オーディオ機器、2:増幅回路、4:増幅器、8:制御部、10:音声再生部、TR1〜4:トランジスタ、G1:グランド線路、S1:信号線路

Claims (4)

  1. 異なる基準電位を有する外部機器から前記基準電位が入力される第1の線路と前記基準電位に対する電位差信号が入力される第2の線路と、当該第1、第2の線路にて伝送される電位差信号を増幅する増幅器とを有する増幅回路であって、
    前記第1の線路をグランドとの間に設けられ、ベースが接地ノードを介してグランドに接続されるとともに前記接地ノードに印加されるベース電圧に応じてエミッタ−コレクタ間の導通状態が制御される第1のトランジスタと、
    前記接地ノードに前記第1のトランジスタのベース電圧を印加する制御部と、
    前記接地ノードと前記第1のトランジスタのベースとの間に設けられ、エミッタ−コレクタ間が導通状態に保たれる第2のトランジスタとを有することを特徴とする増幅回路。
  2. 異なる基準電位を有する外部機器から前記基準電位が入力される第1の線路と前記基準電位に対する電位差信号が入力される第2の線路と、当該第1、第2の線路にて伝送される電位差信号を増幅する増幅器とを有する増幅回路であって、
    前記第1の線路をグランドとの間に設けられ、ベース電圧に応じてエミッタ−コレクタ間の導通状態が制御される第1のトランジスタと、
    定電圧源と前記第1のトランジスタのベースとの間に設けられ、エミッタ−コレクタ間が導通状態に保たれる第2のトランジスタとを有することを特徴とする増幅回路。
  3. 請求項1または2において、
    グランド電位を基準電位として有する第1の外部機器からの電位差信号が入力される場合には前記第1の線路がグランドに接続され、グランド電位と異なる基準電位を有する第2の外部機器からの電位差信号が入力される場合には前記第1の線路がグランドから遮断されることを特徴とする増幅回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の増幅回路を有し、
    前記増幅回路は前記電位差信号としての音声信号を増幅し、
    前記増幅された音声信号に基づき音声を再生出力するオーディオ機器。
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