JP2010177654A - 抵抗変化型不揮発性記憶装置および製造方法 - Google Patents

抵抗変化型不揮発性記憶装置および製造方法 Download PDF

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裕子 久保
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巧 三河
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Abstract

【課題】抵抗ばらつきを抑制し製造歩留りを向上可能な抵抗変化型不揮発性記憶装置を提供する。
【解決手段】基板21と、基板21上に形成された第1、第2のn型拡散層22a、29aと、第1、第2のn型拡散層22a、29a上に形成された第1の層間絶縁層23と、第1の層間絶縁層23上に形成され、下部電極27、第1、第2の抵抗変化層24a、24b、上部電極28を積層してなる抵抗変化素子30と、抵抗変化素子30及び第1の層間絶縁層23上に形成された第2の層間絶縁層25と、第2の層間絶縁層25上に形成された配線26と、配線26から、抵抗変化素子30を介して、第1のp型拡散層22bに至る第1の電気的接続経路と、配線26から第2のp型拡散層29bに至る第2の電気的接続経路とを備え、前記第2の電気的接続経路のインピーダンスは前記第1の電気的接続経路のインピーダンスより低い。
【選択図】図1

Description

本発明は、与えられるパルス電圧に応じてその抵抗値が変化する状態変化材料を用いた抵抗変化型不揮発性記憶装置およびその製造方法に関する。
近年、デジタル技術の進展に伴って携帯情報機器や情報家電等の電子機器が、より一層高機能化している。これらの電子機器の高機能化に伴い、使用される半導体素子の微細化および高速化が急速に進んでいる。その中でも記憶素子として低消費電力で高速読み書きが可能な不揮発性記憶素子の用途が急速に拡大している。素子の記憶部として抵抗変化層を用いた構成の素子が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
従来例として、非特許文献1で開示されている不揮発性抵抗記憶素子を図7に示して説明する。
図7は、従来例に係る不揮発性抵抗記憶素子である抵抗変化メモリの断面図である。第1の配線2の上にコンタクトプラグ形状を有する下部電極6が形成され、その上に2元素系の酸化物からなる抵抗変化膜1、上部電極4が配置されている。さらに上部電極4の上には第2の配線5へ電位を引き出すコンタクト3が配置されている。
特開2004−87069号公報 IEDM2005 Session 31−4:Multi−layer Cross−point BinaryOxide Resistive Memory(OxRRAM) for Post−NAND Storage Application
図8は、抵抗変化層を遷移金属の酸化物で構成する場合の酸素含有率と抵抗との関係を示した図である。図8から、酸素含有率が高くなるほど抵抗は増大することが分かる。そのため、抵抗変化層中の酸素プロファイル(抵抗変化層中のどの部分により高濃度に酸素を含む領域をつくるか、例えば、上部電極近傍に高酸素含有率領域を形成するなど)を決定することにより初期抵抗を調整することができる。
しかしながら、所望の酸素プロファイルを持つように抵抗変化層を作製しても、予想した初期抵抗を得られない課題がある。
図9は、上層側の抵抗変化層中の酸素含有率が、下層側の酸素含有率より高い抵抗変化素子に、抵抗変化素子より後に形成される配線を加工するためのドライエッチングや、膜堆積のためのプラズマCVD等によってチャージダメージが加わった時の影響を模式的に示す図である。なお、右に示したグラフは、酸素含有率の抵抗変化層の深さ方向に対する分布をオージェ解析(AES)により測定した結果の一例である。実線が抵抗変化層作製当初の酸素プロファイルを示し、点線がチャージダメージを受けた後の酸素プロファイルを示している。
上部電極側にマイナスのチャージダメージが加わると、それにともなってマイナスの電荷を帯びた酸素イオンは下層側へ引き寄せられる。このように酸素が抵抗変化層中を移動するため、当初作製した酸素プロファイル(実線)が破壊される(破線)。
特に、図8に示すように酸素含有率が高くなるほど抵抗が変化する度合いが大きくなるため、酸素含有率が高い上層側の抵抗変化層中の酸素の移動は、抵抗に大きな影響を与える。その結果、予想した初期抵抗を得られないという課題が生じる。
本発明は上記課題を解決するものであり、初期抵抗のばらつきを低減し、抵抗変化素子の製造歩留りを飛躍的に改善する抵抗変化型不揮発性記憶装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の抵抗変化型不揮発性記憶装置は、基板と、前記基板上に形成された第1の拡散層及び第2の拡散層と、前記第1の拡散層及び前記第2の拡散層上に形成された層間絶縁層と、前記層間絶縁層の中に形成され、下部電極、金属酸化物からなる抵抗変化層、上部電極をこの順に積層してなる抵抗変化素子と、前記層間絶縁層上に形成された配線と、前記配線から、前記抵抗変化素子を介して前記第1の拡散層に至る第1の電気的接続経路と、前記配線から前記第2の拡散層に至る第2の電気的接続経路とを備え、前記第2の接続経路のインピーダンスは前記第1の接続経路のインピーダンスより低いことを特徴とする構成である。
この構成により、抵抗変化素子形成後のチャージダメージ電流は抵抗変化素子よりもインピーダンスの低い拡散層へと流れ、抵抗変化素子へは流れにくいため、チャージダメージによる酸素プロファイルの破壊を阻止できる。
また、前記抵抗変化型不揮発性記憶装置は、前記基板はp型半導体であり、前記第1の拡散層及び前記第2の拡散層はn型半導体であり、前記抵抗変化層は、前記下部電極側に配置される第1の抵抗変化層および前記上部電極側に配置される第2の抵抗変化層からなる積層構造を有し、前記第2の抵抗変化層の酸素含有率は前記第1の抵抗変化層の酸素含有率より高く構成してもよい。
この構成により、抵抗変化素子形成後のプラスのチャージダメージは酸素含有率の低い層から高い層への酸素の移動を助長するものの抵抗変化素子の酸素プロファイルを破壊しにくく影響は小さい。一方、マイナスのチャージダメージ電流は抵抗変化素子よりもインピーダンスの低い第2の拡散層へと流れ、抵抗変化素子へは流れにくいため、チャージダメージによる酸素プロファイルの破壊を阻止できる。
また、前記抵抗変化型不揮発性記憶装置は、前記基板と前記第1の拡散層との間に第3の拡散層を有し、前記基板及び前記第1の拡散層はp型半導体であり、前記第2の拡散層及び前記第3の拡散層はn型半導体であり、前記抵抗変化層は、前記下部電極側に配置される第1の抵抗変化層および前記上部電極側に配置される第2の抵抗変化層からなる積層構造を有し、前記第2の抵抗変化層の酸素含有率は前記第1の抵抗変化層の酸素含有率より高く構成してもよい。
この構成により、抵抗変化素子形成後のプラスのチャージダメージは酸素含有率の低い層から高い層への酸素の移動を助長するものの抵抗変化素子の酸素プロファイルを破壊しにくく影響は小さい。一方、マイナスのチャージダメージに対しては、第1の拡散層がp型半導体であるため第1の接続経路はpn接合に関して逆方向接続となり電流は遮断され、結果として抵抗変化素子よりもインピーダンスの低い第2の拡散層へと第2の接続経路を通って流れるため、チャージダメージによる酸素プロファイルの破壊を阻止できる。
また、前記抵抗変化型不揮発性記憶装置は、前記基板と前記第2の拡散層との間に第3の拡散層を有し、前記基板及び前記第2の拡散層はp型半導体であり、前記第1の拡散層及び前記第3の拡散層はn型半導体であり、前記抵抗変化層は、前記下部電極側に配置される第1の抵抗変化層および前記上部電極側に配置される第2の抵抗変化層からなる積層構造を有し、前記第2の抵抗変化層の酸素含有率は前記第1の抵抗変化層の酸素含有率より低く構成してもよい。
この構成により、抵抗変化素子形成後のマイナスのチャージダメージは酸素含有率の低い層から高い層への酸素の移動を助長するものの抵抗変化素子の酸素プロファイルを破壊しにくく影響は小さい。一方、プラスのチャージダメージに対しては、第1の拡散層がn型半導体であるため第1の接続経路はpn接合に関して逆方向接続となり電流は遮断され、結果として抵抗変化素子よりもインピーダンスの低い第2の拡散層へと第2の接続経路を通って流れるため、チャージダメージによる酸素プロファイルの破壊を阻止できる。
また、前記抵抗変化型不揮発性記憶装置は、前記基板と前記第1の拡散層及び前記第2の拡散層との間に第3の拡散層を有し、前記基板及び前記第1の拡散層及び前記第2の拡散層はp型半導体であり、前記第3の拡散層はn型半導体であり、前記抵抗変化層は、前記下部電極側に配置される第1の抵抗変化層および前記下部電極側に配置される第2の抵抗変化層からなる積層構造を有し、前記第2の抵抗変化層の酸素含有率は前記第1の抵抗変化層の酸素含有率より低くてもよい。
この構成により、抵抗変化素子形成後のマイナスのチャージダメージは酸素含有率の低い層から高い層への酸素の移動を助長するものの抵抗変化素子の酸素プロファイルを破壊しにくく影響は小さい。一方、プラスのチャージダメージ電流は抵抗変化素子よりもインピーダンスの低い第2の拡散層へと流れ、抵抗変化素子へは流れにくいため、チャージダメージによる酸素プロファイルの破壊を阻止できる。
また、前記抵抗変化型不揮発性記憶装置は、前記第2の拡散層の面積が、前記第1の拡散層の面積より大きいことを特徴とする構成である。
この構成により、抵抗変化素子形成後のチャージダメージ電流は抵抗変化素子よりもインピーダンスの低い拡散層へと流れ、抵抗変化素子へは流れにくいため、チャージダメージによる酸素プロファイルの破壊を阻止できる。それに加えて、第2の拡散層の面積を第1の拡散層の面積より大きくすることで、第1の接続経路と第2の接続経路とのインピーダンスの差を確実にすることができ、また、過電流を駆動するようなチャージダメージが加わったとしても大面積拡散層によって対応できる、という効果をさらに有する。
なお、本発明は、抵抗変化型不揮発性記憶装置として実現できるだけでなく、抵抗変化型不揮発性記憶装置の製造方法として実現することもできる。
本発明の抵抗変化型不揮発性記憶装置はインピーダンスのより低い拡散層を並列に具備しているため、チャージダメージによる電流が抵抗変化層中を流れることがほとんどなくなるので酸素プロファイルを破壊することがない。これにより、初期抵抗のばらつきを低減し、抵抗変化型不揮発性記憶装置の製造歩留りを飛躍的に向上できるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態に係る抵抗変化型不揮発性記憶装置について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する場合もある。また、図面においては説明を分かりやすくするために、縮尺などを誇張して記述している部分がある。
(第1の実施の形態)
図1に、本発明の第1の実施の形態の抵抗変化型の不揮発性記憶装置100の断面図を示す。
図1に示すように、不揮発性記憶装置100において、p型の導電型をもつ基板21の主面上にAs等のn型不純物による第1のn型拡散層22a、As等のn型不純物による第2のn型拡散層29aが設けられている。基板21上には、さらに、厚さ350nmのシリコン酸化膜からなる第1の層間絶縁層23、TaNからなる厚さ30nmの下部電極27、遷移金属の酸化物(例えば、タンタル酸化物)からなる厚さ40nmの第1の抵抗変化層24a、遷移金属の酸化物(例えば、タンタル酸化物)からなる厚さ10nmの第2の抵抗変化層24b、Ptからなる厚さ50nmの上部電極28、および厚さ350nmのシリコン酸化膜からなる第2の層間絶縁層25が下から順次配置されている。第2の層間絶縁層25の上には、厚さ500nm、幅が0.3μmのAl材料からなる配線26が設けられている。
ここで、下部電極27、第1、第2の抵抗変化層24a、24b、上部電極28が、抵抗変化素子30を構成する。
さらに上部電極28、第1、第2の抵抗変化層24a、24b、下部電極27を介して第1のn型拡散層22aと配線26とを接続する領域には上下2つの直径0.25μmのコンタクトホール32、31が設けられている。また、第1、第2の層間絶縁層23、25を介して配線26と第2のn型拡散層29aとを接続する領域には直径0.25μmのコンタクトホール33が設けられている。コンタクトホール31、32、33内には、第1、第2の層間絶縁層23、25の一方または両方を貫通してタングステン(W)と窒化チタン(TiN)の材料からなるコンタクトプラグが埋め込まれている。
第1、第2の抵抗変化層24a、24bの一部を抵抗変化素子30の記憶部として動作させるために、第1、第2の抵抗変化層24a、24bには電気的パルスを印加することで記憶部の抵抗値を安定に増加または減少させる材料が用いられる。この時に記憶部の抵抗値は印加される電気的パルスの特性により、二つの異なる抵抗値を安定に持つことができる。
第1、第2の抵抗変化層24a、24bを遷移金属の酸化物で構成する場合、酸素の含有量に応じて初期抵抗が変化する。
本実施形態では、第1の抵抗変化層24aに比べて第2の抵抗変化層24bに、より高濃度に酸素を含む(言い換えれば、第1の抵抗変化層24aを構成するタンタル酸化物をTaOx、第2の抵抗変化層24bを構成するタンタル酸化物をTaOyと表したとき、x<yとなる)ように作製した場合における抵抗変化素子30に対するチャージダメージを防止する構成について説明する。
不揮発性記憶装置100において、配線26から、コンタクトホール33に設けられたコンタクトプラグ、および第2のn型拡散層29aを経由して、基板21に至る第2の接続経路のインピーダンスは、配線26から、コンタクトホール32に設けられたコンタクトプラグ、抵抗変化素子30、コンタクトホール31に設けられたコンタクトプラグ、および第1のn型拡散層22aを経由して、基板21に至る第1の接続経路のインピーダンスよりも低く構成する。
第2の接続経路のインピーダンスを第1の接続経路と比べて低く構成するために、一例として、第2のn型拡散層29aを第1のn型拡散層22aよりも大きな面積で設置することが有効である。第2のn型拡散層29aの面積は、微細化の制約が許す限り大きく(例えば、第1のn型拡散層22aの面積の2倍以上に)設計する。
ここで、第1、第2の抵抗変化層24a、24bが形成された後に作製される配線26のドライエッチングなどのプラズマプロセスによる加工で発生する、配線26から基板21へ向かうプラスのチャージダメージ電流は、酸素含有率の低い第1の抵抗変化層24aから酸素含有率の高い第2の抵抗変化層24bへの酸素の移動を助長するものの第1、第2の抵抗変化層24a、24bの酸素含有率の高低差が強調される向きであり、抵抗変化素子30の酸素プロファイルを破壊しにくく影響は小さい。
一方、抵抗変化素子30の酸素プロファイルを破壊する要因となる、基板21から配線26へ向かうマイナスのチャージダメージ電流は、第1、第2の抵抗変化層24a、24bを含む第1の接続経路と、第1の接続経路よりもインピーダンスの低い第2の接続経路とを並列に設けたことで、第2の接続経路に主に流れる。その結果として、第1、第2の抵抗変化層24a、24bに流れるマイナスのチャージダメージ電流が減少し、酸素プロファイルの破壊を軽減できる。
大面積の第2のn型拡散層29aを設置することは、過電流を駆動するような大きなチャージダメージが加わった場合に、不揮発性記憶装置100を破壊することなく過電流を流すためにも有効である。
なお、不揮発性記憶装置100の動作時において、抵抗変化素子30の抵抗状態の変更および判別(データの書き込みおよび読み出し)は、第1の接続経路を通したバイアス電圧の印加によって行われるので、第2の接続経路は不揮発性記憶装置100の動作に関係しない。
例えば、第2のn型拡散層29aをオープン(フローティング)状態とするか、または、基板21および第2のn型拡散層29aの接合によってできるpnダイオードの逆バイアス電圧で不揮発性記憶装置100を動作させることにより、第2の接続経路には電流が流れず、第2の接続経路は不揮発性記憶装置100の動作にとって支障とならない。
図2に、本実施例の第2の接続経路を設けた場合と、設けない場合での抵抗変化素子30の初期抵抗の比較を示す。図中の点はウェハ面内44点の抵抗のメジアン値を示し、エラーバーはウェハ面内44点の抵抗の1σの範囲を示している。図2より、第2の接続経路を設けると、メジアン値が高抵抗に維持され、かつ、ばらつきが減少していることが分かる。
したがって、第1、第2の抵抗変化層24a、24b中の酸素含有率分布を当初設計どおりに維持することができ、初期抵抗のばらつきを低減し、抵抗変化型の不揮発性記憶装置の製造歩留りを飛躍的に向上できる。
次に、図3に本実施の形態で示した不揮発性記憶装置100の製造方法の工程断面図を示す。図3Aから図3Fまでは不揮発性記憶装置100のプロセスフローを順に示している。
図3Aに示すように、基板21の主面上にAs等のn型不純物を例えばエネルギー20keV、ドーズ量1×1015/cm2でイオン注入することにより第1、第2のn型拡散層22a、29aを形成し、基板21上にCVD法等によりシリコン酸化膜からなる第1の層間絶縁層23を形成する。
なお、第2のn型拡散層29aのドーズ量は、第1のn型拡散層22aのドーズ量よりも多くしてもよい。ドーズ量を多くすることで第2のn型拡散層29aの抵抗値は、第1のn型拡散層22aの抵抗値よりも小さくなるので、第2の接続経路のインピーダンスを第1の接続経路に比べて低く構成するために有効である。
また、図示していないが、第2のn型拡散層29aの上に、例えば厚さ数nmのコバルトシリサイド(CoSi2)層を形成してもよい。CoSi2層を介在することで、第2のn型拡散層29aと、後の工程でコンタクトホール33に設けられるコンタクトプラグとのコンタクト抵抗が減少するので、第2の接続経路のインピーダンスを第1の接続経路に比べて低く構成するために有効である。
製造方法の説明を続ける。
さらに、図3Bに示すように、ドライエッチング法により直径0.25μmのコンタクトホール31を第1の層間絶縁層23を貫通して第1のn型拡散層22aに到達するまで掘り進める。
さらに、図3Cに示すように、コンタクトホール31をCVD法により窒化チタン(以下、TiN)を蒸着した後にタングステン(以下、W)で埋め込み、第1の層間絶縁層23の上まで堆積した後にCMP技術を用いて第1の層間絶縁層23の上のWとTiNを除去すると共に表面を平坦化する。これによりWおよびTiNからなるコンタクトプラグがコンタクトホール31の位置に形成される。
さらに、図3Dに示すように、CVD法によりTaNを厚さ30nmで蒸着し、Ta等の遷移金属の酸化物を反応性スパッタ法により厚さ50nmで成膜し、スパッタ法によりPtを厚さ50nmで堆積した後、ドライエッチング法により上部電極、抵抗変化層、下部電極からなる抵抗変化素子30が形成される。
さらに図3Eに示すように、CVD法等によりシリコン酸化膜を堆積し、その後にCMP技術を用いて厚さ350nmの第2の層間絶縁層25が形成される。この後、ドライエッチング法により直径0.25μmのコンタクトホール32、33を形成するが、コンタクトホール32にあっては第2の層間絶縁層25を貫通して上部電極28に到達するまで、コンタクトホール33にあっては第2、第1の層間絶縁層25、23を貫通して第2のn型拡散層29aに到達するまで掘り進める。
さらに、図3Fに示すように、コンタクトホール32、33をCVD法によりTiNを蒸着した後にWで埋め込み、第2の層間絶縁層25の上まで堆積した後、CMP技術を用いて第2の層間絶縁層25の上のWおよびTiNを除去すると共に表面を平坦化する。これにより、WおよびTiNからなるコンタクトプラグがコンタクトホール32、33に形成される。これらのコンタクトプラグ上にAl材料からなる配線26を蒸着法とドライエッチング法により幅0.3μm、厚さ500nmで形成する。
以上のプロセスフローにより不揮発性記憶装置100が製造される。この製作プロセスにより、配線26を加工するためのドライエッチングを実施する前に、抵抗変化素子30を含む第1の接続経路と並列に、第1の接続経路よりもインピーダンスの低い第2の接続経路を設けるので、配線26のドライエッチングによる加工などで発生するチャージダメージによる電流を主に第2の接続経路を通して拡散層へ導き、結果として、第1、第2の抵抗変化層24a、24bに流れるチャージダメージ電流が減少する。
したがって、第1、第2の抵抗変化層24a、24b中の酸素含有率分布を当初設計どおりに維持することができ、初期抵抗のばらつきを低減し、不揮発性記憶装置の製造歩留りを飛躍的に向上できる。
(第2の実施の形態)
図4に、本発明の第2の実施の形態の抵抗変化型の不揮発性記憶装置200の断面図を示す。
図4に示すように、不揮発性記憶装置200において、p型の導電型をもつ基板21主面上にAs等の不純物による第3のn型拡散層34、B等のp型不純物による第1のp型拡散層22b、As等の不純物による第2のn型拡散層29aが設けられている。基板21上には、さらに、厚さ350nmのシリコン酸化膜からなる第1の層間絶縁層23、TaNからなる厚さ30nmの下部電極27、遷移金属の酸化物(例えば、タンタル酸化物)からなる厚さ40nmの第1の抵抗変化層24a、遷移金属の酸化物(例えば、タンタル酸化物)からなる厚さ10nmの第2の抵抗変化層24b、Ptからなる厚さ50nmの上部電極28および厚さ350nmのシリコン酸化膜からなる第2の層間絶縁層25が下から順次配置されている。第2の層間絶縁層25の上には、厚さ500nm、幅が0.3μmのAl材料からなる配線26が設けられている。
ここで、下部電極27、第1、第2の抵抗変化層24a、24b、上部電極28が、抵抗変化素子30を構成する。
さらに上部電極28、第1、第2の抵抗変化層24a、24b、下部電極27を介して第1のp型拡散層22bと配線26とを接続する領域には上下2つの直径0.25μmのコンタクトホール32、31が設けられている。また、第1、第2の層間絶縁層23、25を介して配線と第2のn型拡散層29aとを接続する領域には直径0.25μmのコンタクトホール33が設けられている。コンタクトホール31、32、33内には、第1、第2の層間絶縁層23、25の一方または両方を貫通してタングステン(W)と窒化チタン(TiN)の材料からなるコンタクトプラグが埋め込まれている。
第1、第2の抵抗変化層24a、24bの一部を抵抗変化素子30の記憶部として動作させるために、第1、第2の抵抗変化層24a、24bには電気的パルスを印加することで記憶部の抵抗値を安定に増加または減少させる材料が用いられる。この時に記憶部の抵抗値は印加される電気的パルスの特性により、二つの異なる抵抗値を安定に持つことができる。
第1、第2の抵抗変化層24a、24bを遷移金属の酸化物で構成する場合、酸素の含有量に応じて初期抵抗が変化する。
本実施形態では、第1の抵抗変化層24aに比べて第2の抵抗変化層24bにより高濃度に酸素を含むように作製した場合における抵抗変化素子30に対するチャージダメージを防止する構成について説明する。
第1、第2の抵抗変化層24a、24bが形成された後に作製される配線26のドライエッチングなどのプラズマプロセスによる加工で発生する、配線26から基板21へ向かうプラスのチャージダメージ電流は、酸素含有率の低い第1の抵抗変化層24aから酸素含有率の高い第2の抵抗変化層24bへの酸素の移動を助長するものの第1、第2の抵抗変化層24a、24bの酸素含有率の高低差が強調される向きであり、抵抗変化素子30の酸素プロファイルを破壊しにくく影響は小さい。
一方、抵抗変化素子30の酸素プロファイルを破壊する要因となる、基板21から配線26へ向かうマイナスのチャージダメージ電流は、第1、第2の抵抗変化層24a、24bを含む第1の接続経路では、第3のn型拡散層34と第1のp型拡散層22bとの接合によってできるpnダイオードに関して逆方向となって遮断され、第2の接続経路に主に流れる。すなわち、不揮発性記憶装置200では、マイナスのチャージダメージ電流に対して、第2の接続経路のインピーダンスは、第1の接続経路のインピーダンスよりも低く構成される。
第1、第2の抵抗変化層24a、24bを含む第1の接続経路と、マイナスのチャージダメージ電流に対して第1の接続経路よりもインピーダンスの低い第2の接続経路とを並列に設けたことで、マイナスのチャージダメージ電流は第2の接続経路に主に流れる。その結果として、第1、第2の抵抗変化層24a、24bにはマイナスのチャージダメージ電流をほとんど流さずにすみ、酸素プロファイルの破壊を阻止できる。
したがって、第1、第2の抵抗変化層24a、24b中の酸素含有率分布を当初設計どおりに維持することができ、初期抵抗のばらつきを低減し、抵抗変化型不揮発性記憶装置の製造歩留りを飛躍的に向上できる。
(第3の実施の形態)
図5に、本発明の第3の実施の形態の抵抗変化型の不揮発性記憶装置300の断面図を示す。
図5に示すように、不揮発性記憶装置300において、p型の導電型をもつ基板21主面上にAs等の不純物による第3のn型拡散層34、As等のn型不純物による第1のn型拡散層22a、B等の不純物による第2のp型拡散層29bが設けられている。基板21上には、さらに、厚さ350nmのシリコン酸化膜からなる第1の層間絶縁層23、TaNからなる厚さ30nmの下部電極27、遷移金属の酸化物(例えば、タンタル酸化物)からなる厚さ40nmの第1の抵抗変化層24c、遷移金属の酸化物(例えば、タンタル酸化物)からなる厚さ10nmの第2の抵抗変化層24d、Ptからなる厚さ50nmの上部電極28および厚さ350nmのシリコン酸化膜からなる第2の層間絶縁層25が下から順次配置されている。第2の層間絶縁層25の上には、厚さ500nm、幅が0.3μmのAl材料からなる配線26が設けられている。
ここで、下部電極27、第1、第2の抵抗変化層24c、24d、上部電極28が、抵抗変化素子40を構成する。
さらに上部電極28、第1、第2の抵抗変化層24c、24d、下部電極27を介して第1のn型拡散層22aと配線26とを接続する領域には上下2つの直径0.25μmのコンタクトホール31、32が設けられている。また、第1、第2の層間絶縁層23、25を介して配線と第2のp型拡散層29bとを接続する領域には直径0.25μmのコンタクトホール33が設けられている。コンタクトホール31、32、33内には、第1、第2の層間絶縁層23、25の一方または両方を貫通してタングステン(W)と窒化チタン(TiN)の材料からなるコンタクトプラグが埋め込まれている。
第1、第2の抵抗変化層24c、24dの一部を抵抗変化素子40の記憶部として動作させるために、第1、第2の抵抗変化層24c、24dには電気的パルスを印加することで記憶部の抵抗値を安定に増加または減少させる材料が用いられる。この時に記憶部の抵抗値は印加される電気的パルスの特性により、二つの異なる抵抗値を安定に持つことができる。
第1、第2の抵抗変化層24c、24dを遷移金属の酸化物で構成する場合、酸素の含有量に応じて初期抵抗が変化する。
本実施形態では、第2の抵抗変化層24dに比べて第1の抵抗変化層24cにより高濃度に酸素を含むように作製した場合における、抵抗変化素子40に対するチャージダメージを防止する構成について説明する。
ここで、第1、第2の抵抗変化層24c、24dが形成された後に作製される配線26のドライエッチングなどのプラズマプロセスによる加工で発生する、基板21から配線26へ向かうマイナスのチャージダメージ電流は、酸素含有率の低い第2の抵抗変化層24dから酸素含有率の高い第1の抵抗変化層24cへの酸素の移動を助長するものの第1、第2の抵抗変化層24c、24dの酸素含有率の高低差が強調される向きであり、抵抗変化素子40の酸素プロファイルを破壊しにくく影響は小さい。
一方、抵抗変化素子40の酸素プロファイルを破壊する要因となる、配線26から基板21へ向かうプラスのチャージダメージ電流は、第1、第2の抵抗変化層24c、24dを含む第1の接続経路では、p型の基板21と第1のn型拡散層22aとの接合によってできるpnダイオードに関して逆方向となり遮断されるが、第2の接続経路には流れる。すなわち、不揮発性記憶装置300では、プラスのチャージダメージ電流に対して、第2の接続経路のインピーダンスは、第1の接続経路のインピーダンスよりも低く構成される。
第1、第2の抵抗変化層24c、24dを含む第1の接続経路と、プラスのチャージダメージ電流に対して第1の接続経路よりもインピーダンスの低い第2の接続経路とを並列に設けたことで、プラスのチャージダメージ電流は第2の接続経路に主に流れる。その結果として、第1、第2の抵抗変化層24c、24dにはプラスのチャージダメージ電流をほとんど流さずにすみ、酸素プロファイルの破壊を阻止できる。
したがって、第1、第2の抵抗変化層24c、24d中の酸素含有率分布を当初設計どおりに維持することができ、初期抵抗のばらつきを低減し、抵抗変化型不揮発性記憶装置の製造歩留りを飛躍的に向上できる。
(第4の実施の形態)
図6に、本発明の第4の実施の形態の抵抗変化型の不揮発性記憶装置400の断面図を示す。
図6に示すように、不揮発性記憶装置400において、p型の導電型をもつ基板21主面上にAs等の不純物による第3のn型拡散層34、B等のp型不純物による第1のp型拡散層22b、B等の不純物による第2のp型拡散層29bが設けられている。基板21上には、さらに、厚さ350nmのシリコン酸化膜からなる第1の層間絶縁層23、TaNからなる厚さ30nmの下部電極27、遷移金属の酸化物(例えば、タンタル酸化物)からなる厚さ40nmの第1の抵抗変化層24c、遷移金属の酸化物(例えば、タンタル酸化物)からなる厚さ10nmの第2の抵抗変化層24d、Ptからなる厚さ50nmの上部電極28および厚さ350nmのシリコン酸化膜からなる第2の層間絶縁層25が下から順次配置されている。第2の層間絶縁層25の上には、厚さ500nm、幅が0.3μmのAl材料からなる配線26が設けられている。
ここで、下部電極27、第1、第2の抵抗変化層24c、24d、上部電極28が、抵抗変化素子40を構成する。
さらに上部電極28、第1、第2の抵抗変化層24c、24d、下部電極27を介して第1のp型拡散層22bと配線26とを接続する領域には上下2つの直径0.25μmのコンタクトホール32、31が設けられている。また、第1、第2の層間絶縁層23、25を介して配線と第2のp型拡散層29bとを接続する領域には直径0.25μmのコンタクトホール33が設けられている。コンタクトホール31、32、33内には、第1、第2の層間絶縁層23、25の一方または両方を貫通してタングステン(W)と窒化チタン(TiN)の材料からなるコンタクトプラグが埋め込まれている。
第1、第2の抵抗変化層24c、24dの一部を抵抗変化素子40の記憶部として動作させるために、第1、第2の抵抗変化層24c、24dには電気的パルスを印加することで記憶部の抵抗値を安定に増加または減少させる材料が用いられる。この時に記憶部の抵抗値は印加される電気的パルスの特性により、二つの異なる抵抗値を安定に持つことができる。
第1、第2の抵抗変化層24c、24dを遷移金属の酸化物で構成する場合、酸素の含有量に応じて初期抵抗が変化する。
本実施形態では、第2の抵抗変化層24dに比べて第1の抵抗変化層24cにより高濃度に酸素を含むように作製した場合における抵抗変化素子40に対するチャージダメージを防止する構成について説明する。
第4の実施の形態では、第1の実施の形態と同様、第2の接続経路のインピーダンスを第1の接続経路と比べて低く構成するために、一例として、第2のp型拡散層29bを第1のp型拡散層22bよりも大きな面積で設置する。
ここで、第1、第2の抵抗変化層24c、24dが形成された後に作製される配線26のドライエッチングなどのプラズマプロセスによる加工で発生する、基板21から配線26へ向かうマイナスのチャージダメージ電流は、酸素含有率の低い第2の抵抗変化層24dから酸素含有率の高い第1の抵抗変化層24cへの酸素の移動を助長するものの第1、第2の抵抗変化層24c、24dの酸素含有率の高低差が強調される向きであり、抵抗変化素子40の酸素プロファイルを破壊しにくく影響は小さい。
一方、抵抗変化素子40の酸素プロファイルを破壊する要因となる、配線26から基板21へ向かうプラスのチャージダメージ電流は、第1、第2の抵抗変化層24c、24dを含む第1の接続経路と、第1の接続経路よりもインピーダンスの低い第2の接続経路とを並列に設けたことで、第2の経路に主に流れる。その結果として、第1、第2の抵抗変化層24c、24dに流れるプラスのチャージダメージ電流が減少し、酸素プロファイルの破壊を軽減できる。
したがって、第1、第2の抵抗変化層24c、24d中の酸素含有率分布を当初設計どおりに維持することができ、初期抵抗のばらつきを低減し、抵抗変化型不揮発性記憶装置の製造歩留りを飛躍的に向上できる。
以上、本発明の抵抗変化型不揮発性記憶装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、上記の実施の形態に当業者が思いつく各種変形を施した抵抗変化型不揮発性記憶装置、および上記実施の形態を組み合わせた抵抗変化型不揮発性記憶装置も本発明の範囲内に含まれる。
第2、第3の実施の形態では、第2の接続経路のインピーダンスを、第1の接続経路のインピーダンスよりも低く構成するために、第1の接続経路に含まれるpnダイオードの逆方向特性を利用した。この構成に、例えば、第1、第4の実施の形態で説明した、第2のn型拡散層29aまたは第2のp型拡散層29bを第1のn型拡散層22aまたは第1のp型拡散層22bよりも大きな面積で設置する構成を組み合わせることにより、過電流を駆動するような大きなチャージダメージが加わった場合に、不揮発性記憶装置100を破壊することなく過電流を流せる効果を付け加えることもできる。
なお、上記の第1、第2、第3、第4の実施の形態では、抵抗変化層材料として遷移金属の酸化物(例えば、タンタル酸化物)を例に説明したが、他の遷移金属であるNi、Ti、Hf、Zr、Fe等の酸化物を用いてもよい。
また、配線材料としてAlを用いたが、Si半導体プロセスで用いられるCu、Pt、Ir、W等を用いてもよい。
また、コンタクトプラグとしてWを、下部電極としてTaNをそれぞれ用いたが、他の電極材料であるCu、Pt、Ir、Al、TiN、TaN、TiAlN、W等を用いてもよい。
また、上記の第1、第2、第3、第4の実施の形態では、説明の便宜のため、配線26と基板21との間に1つの抵抗変化素子30または抵抗変化素子40が形成されているものについて説明したが、配線26と基板21の間に複数個の抵抗変化素子が形成されている場合であっても同様の効果を奏する。
本発明にかかる抵抗変化型の不揮発性記憶装置は、低電力、高速書き込み、高速消去、大容量化を指向した次世代の不揮発性メモリ等として有用である。
本発明の第1の実施の形態における抵抗変化型不揮発性記憶装置の断面図 本発明の第1の実施の形態の効果の説明図 本発明の抵抗変化型不揮発性記憶装置の製造方法を示す工程断面図 本発明の抵抗変化型不揮発性記憶装置の製造方法を示す工程断面図 本発明の抵抗変化型不揮発性記憶装置の製造方法を示す工程断面図 本発明の抵抗変化型不揮発性記憶装置の製造方法を示す工程断面図 本発明の抵抗変化型不揮発性記憶装置の製造方法を示す工程断面図 本発明の抵抗変化型不揮発性記憶装置の製造方法を示す工程断面図 本発明の第2の実施の形態における抵抗変化型不揮発性記憶装置の断面図 本発明の第3の実施の形態における抵抗変化型不揮発性記憶装置の断面図 本発明の第4の実施の形態における抵抗変化型不揮発性記憶装置の断面図 従来例に係る不揮発性記憶素子の断面図 抵抗変化層中の酸素含有率と抵抗との関係説明図 抵抗変化層中の酸素含有率分布とチャージダメージの影響説明図
1 抵抗変化膜
2 配線
3 コンタクト
4 上部電極
5 配線
6 下部電極
21 基板
22a 第1のn型拡散層
22b 第1のp型拡散層
23 第1の層間絶縁層
24a 第1の抵抗変化層
24b 第2の抵抗変化層
24c 第1の抵抗変化層
24d 第2の抵抗変化層
25 第2の層間絶縁層
26 配線
27 下部電極
28 上部電極
29a 第2のn型拡散層
29b 第2のp型拡散層
30、40 抵抗変化素子
31、32、33 コンタクトホール
34 第3のn型拡散層
100、200、300、400 不揮発性記憶装置

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成された第1の拡散層及び第2の拡散層と、
    前記第1の拡散層及び前記第2の拡散層上に形成された層間絶縁層と、
    前記層間絶縁層の中に形成され、下部電極、金属酸化物からなる抵抗変化層、上部電極をこの順に積層してなる抵抗変化素子と、
    前記層間絶縁層上に形成された配線と、
    前記配線から、前記抵抗変化素子を介して前記第1の拡散層に至る第1の電気的接続経路のインピーダンスは、
    前記配線から前記第2の拡散層に至る第2の電気的接続経路のインピーダンスより低いことを特徴とする抵抗変化型不揮発性記憶装置。
  2. 前記基板はp型半導体であり、
    前記第1の拡散層及び前記第2の拡散層はn型半導体であり、
    前記抵抗変化層は、前記下部電極側に配置される第1の抵抗変化層および前記上部電極側に配置される第2の抵抗変化層からなる積層構造を有し、
    前記第2の抵抗変化層の酸素含有率は前記第1の抵抗変化層の酸素含有率より高い
    ことを特徴とする請求項1記載の抵抗変化型不揮発性記憶装置。
  3. 前記基板と前記第1の拡散層との間に第3の拡散層を有し、
    前記基板及び前記第1の拡散層はp型半導体であり、
    前記第2の拡散層及び前記第3の拡散層はn型半導体であり、
    前記抵抗変化層は、前記下部電極側に配置される第1の抵抗変化層および前記上部電極側に配置される第2の抵抗変化層からなる積層構造を有し、
    前記第2の抵抗変化層の酸素含有率は前記第1の抵抗変化層の酸素含有率より高い
    ことを特徴とする請求項1記載の抵抗変化型不揮発性記憶装置。
  4. 前記基板と前記第2の拡散層との間に第3の拡散層を有し、
    前記基板及び前記第2の拡散層はp型半導体であり、
    前記第1の拡散層及び前記第3の拡散層はn型半導体であり、
    前記抵抗変化層は、前記下部電極側に配置される第1の抵抗変化層および前記上部電極側に配置される第2の抵抗変化層からなる積層構造を有し、
    前記第2の抵抗変化層の酸素含有率は前記第1の抵抗変化層の酸素含有率より低い
    ことを特徴とする請求項1記載の抵抗変化型不揮発性記憶装置。
  5. 前記基板と前記第1の拡散層及び前記第2の拡散層との間に第3の拡散層を有し、
    前記基板及び前記第1の拡散層及び前記第2の拡散層はp型半導体であり、
    前記第3の拡散層はn型半導体であり、
    前記抵抗変化層は、前記下部電極側に配置される第1の抵抗変化層および前記上部電極側に配置される第2の抵抗変化層からなる積層構造を有し、
    前記第2の抵抗変化層の酸素含有率は前記第1の抵抗変化層の酸素含有率より低い
    ことを特徴とする請求項1記載の抵抗変化型不揮発性記憶装置。
  6. 前記第2の拡散層の面積が、前記第1の拡散層の面積より大きい
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の抵抗変化型不揮発性記憶装置。
  7. 基板上に第1の拡散層及び第2の拡散層を形成する工程と、
    前記第1の拡散層及び前記第2の拡散層上に第1の層間絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の層間絶縁層を貫通して前記第1の拡散層に達する第1のコンタクトを形成する工程と、
    前記第1の層間絶縁層の前記第1のコンタクトが形成された部分に、下部電極、抵抗変化層、上部電極を順に積層することにより抵抗変化素子を形成する工程と、
    前記抵抗変化素子及び前記第1の層間絶縁層上に第2の層間絶縁層を形成する工程と、
    前記第2の層間絶縁層を貫通して前記上部電極に達する第2のコンタクトを形成する工程と、
    前記第2の層間絶縁層および第1の層間絶縁層を貫通して前記第2の拡散層に達する第3のコンタクトを形成する工程と、
    前記第2の層間絶縁層上に配線を形成する工程と
    を含み、
    前記配線から、前記第2コンタクト、前記抵抗変化素子、前記第1コンタクトを介して、前記第1の拡散層に至る第1の電気的接続経路のインピーダンスは、前記配線から、前記第3のコンタクトを介して、前記第2の拡散層に至る第2の電気的接続経路のインピーダンスより低い
    ことを特徴とする抵抗変化型不揮発性記憶装置の製造方法。
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