JP2010177500A - パターンの重ね合わせ評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
露光ショット内の任意の位置で合わせずれ量とずれ方向とを評価することが可能なパターンの重ね合わせ評価方法を提供する。
【解決手段】
重ね合わせ評価パターンを用いるパターンの重ね合わせ評価方法であって、重ね合わせ評価パターンの画像を、電子顕微鏡10、109を用いて取得し(S1)、取得した画像と、記憶部111に登録されていた、重ね合わせ評価パターンが配置されるべきレイアウト情報とを比較して、各露光ステップのずれ量と方向とを算出(S2)し、評価結果を表示(S3)する。
【選択図】図1

Description

本発明は、異なる露光ステップで同一領域に形成される微細パターンの重ね合わせ評価方法に関する。
半導体製造工程において、多層に形成される各種薄膜に微細パターン(半導体パターン)を形成する際、上下層のパターン間の重ね合わせ精度が、半導体素子の性能を左右するものとして重要な評価項目となっている。
従来、上下層のパターン間の重ね合わせ評価は、特許文献1にあるように、あらかじめウエハ上に作り込まれた、重ね合わせ評価用パターンの光学像を取得し、画像解析により各層間のずれ量を評価していた。本手法により十分な重ね合わせ評価精度を得るためには、十分な分解能の光学像を取得することが必要である。これに対し、近年の半導体パターン微細化に伴い、必要な重ね合わせ評価精度も厳しくなり、取得可能な光学像の分解能では、必要な重ね合わせ評価精度が得られなくなってきた。
これを解決する手段として、特許文献2にあるような、あらかじめウエハ上に作り込まれた、重ね合わせ評価用パターンの分光波形を取得し、波形解析により各層間のずれ量を算出する方法が使われている。本手法を用いることで、十分な重ね合わせ評価精度を得ることができるようになっている。
特開平6−202311号公報 特開2001−272207号公報
パターンの微細化技術として、同一層上に異なる露光ステップでパターンを作り込み、高密度パターンを実現する、ダブルパターンニング(DP)の開発と実用化が進んでいる。ダブルパターンニング技術のひとつである、2重露光技術について図10を用いて説明する。まずウエハ(基板)1000上に形成された下層膜1001上にレジストを塗布して第1のレジスト膜1002を形成し(図10(a))、これを露光および現像することで、1回目の露光によるレジストパターン1002aを形成する(図10(b))。次に、このレジストパターン1002aをフリージングさせ2回目の露光において感光しないように処理する(図10(c))。この上に2回目露光用のレジストを塗布して第2のレジスト膜1003を形成し(図10(d))、2回目の露光により、1回目の露光によるパターンの隙間にレジストパターン1003aを形成する(図10(e))。以上の手法を用いることにより、1回の露光でレジストパターンの形成が可能な最小ピッチの半分のピッチで、レジストパターンを形成することが可能となる。
本技術の実用化に伴い、上下層のパターン間のずれのみならず、同一層上に異なる露光ステップで作り込まれたパターン間での重ね合わせ評価が必要となっている。しかしながら、特許文献2における分光波形解析による重ね合わせ評価手法では、上下層のパターンの識別は可能だが、同一層上にあるパターンの重ね合わせ評価を行う場合に、各露光ステップパターンの識別をすることができないという課題があり、相対的なずれ量の評価はできるものの、ずれ方向を評価することができない。つまり、評価結果を露光プロセスに適切にフィードバックして、ずれを修正することができない。
また、パターンの微細化に伴い重ね合わせ精度への要求が厳しくなると共に、マスクの製造誤差や、露光時のショット内(一度の露光光照射で露光される領域内。1ショットで1チップ〜数チップ分が露光される)のひずみ等が無視できなくなり、露光ショットごとのマスク全体の合わせずれのみならず、露光ショット内における複数点での重ね合わせ評価が必要となっている。特許文献2による重ね合わせ評価では、あらかじめ作り込まれた評価専用パターンを用いる必要がある。この評価専用パターンは、最低数ミクロン程度の領域における繰り返しパターンである必要があるため、ショット内に複数箇所の専用パターンを分散させて配置することは、現実的でない。このことから、従来の重ね合わせ評価手法では、露光ショット内の任意の位置における重ね合わせ評価ができないという課題がある。
本発明の目的は、露光ショット内の任意の位置で合わせずれ量とずれ方向とを評価することが可能な重ね合わせ評価方法を提供することにある。
上記目的を達成するための一形態として、第1の露光ステップで試料上に形成された第1のパターンと第2の露光ステップで前記試料上に形成された第2のパターンとを用いるパターンの重ね合わせ評価方法であって、前記第1パターンと前記第2パターンとが配置されるべきレイアウトの情報をデータベースに登録するステップと、前記試料上に形成された前記第1のパターン及び前記第2のパターンの画像を荷電粒子顕微鏡により取得するステップと、前記データベースに登録されている前記レイアウトの情報と前記画像とを比較し、前記第1のパターンと前記第2のパターンのずれ量とずれの方向とを求めるステップとを有することを特徴とするパターンの重ね合わせ評価方法とする。
露光ショット内の任意の位置で合わせずれ量とずれ方向とを評価することが可能な重ね合わせ評価方法を提供することができる。
第1の実施例の説明図で、(a)は走査電子顕微鏡システム、(b)は重ね合わせ評価フローを示す。 重ね合わせ評価パターンの概略図で、(a)は第1パターンと第2パターンが含まれる評価パターン領域、(b)は第1パターンの輪郭線、(c)は第2パターンの輪郭線、(d)は理想的位置座標に配置された第1パターンと第2パターンの輪郭線を示す。 ウエハ上にある任意のパターンを重ね合わせ評価パターンとして設定する場合のレイアウト情報登録手順の説明図で、(a)はレイアウト登録フロー、(b)は重ね合わせ評価対象パターンの電子顕微鏡画像の模式図、(c)は評価対象パターン領域、(d)は第1パターンの輪郭線、(e)は第2パターンの輪郭線、(f)は理想的位置座標に配置された第1パターンと第2パターンの輪郭線を示す。 設計データから、重ね合わせ評価に適したパターンを自動的に選択する場合のレイアウト情報登録手順の説明図で、(a)はレイアウト登録フロー、(b)は設計データから選択された重ね合わせ評価対象パターン、(c)は第1パターン及び第2パターンの設計上の配置を示す。 レイアウト情報が既知の重ね合わせ評価パターンをウエハ上に作りこんでおく場合のレイアウト情報登録手順の説明図で、(a)はレイアウト登録フロー、(b)は重ね合わせ評価に適した第1パターン、第2パターンを含む評価パターン領域、(c)は第1パターン及び第2パターンの設計上の配置を示す。 パターンのずれ量とずれ方向算出の説明図で、(a)はパターンのずれ量とずれ方向算出フロー図、(b)は評価対象パターンを含む走査電子顕微鏡画像の模式図、(c)は第1パターンに関する取得画像とレイアウト情報との比較図、(d)は第2パターンに関する取得画像とレイアウト情報との比較図を示す。 重ね合わせ評価結果を表示するGUIの一例を示す図である。 実施例2に係る重ね合わせ評価と測長を同時に行なう手法の説明図で、(a)は全体フロー図、(b)は重ね合わせ評価用パターン兼寸法計測パターンの走査電子顕微鏡画像の模式図、(c)は第1パターンに関する取得画像とレイアウト情報との比較図、(d)は第2パターンに関する取得画像とレイアウト情報との比較図を示す。 実施例3に係る重ね合わせ評価と測長を同時に行なう手法の全体フロー図である。 2重露光技術を説明するための露光ステップ断面図で、(a)は第1のレジスト塗布ステップ、(b)は第1回目の露光、現像ステップ、(c)は第1回目の現像後の第1のレジストフリージングステップ、(d)は第2のレジスト塗布ステップ、(e)は第2回目の露光、現像ステップを示す。 重ね合わせ評価パターンの配置図で、(a)はウエハ上配置、(b)はチップ内配置を示す。 位置決め用パターン、自動焦点合わせ用パターン及び寸法評価パターンのレイアウトの一例を示す平面図である。
以下に、本発明による、荷電粒子顕微鏡の一例として、走査電子顕微鏡を用いた微細パターンの重ね合わせ評価手法について、図を用いて説明する。
本実施例に係る走査電子顕微鏡による半導体パターンの重ね合わせ評価手法に関して、走査電子顕微鏡システムの構成と全体フローを述べた後、各ステップについて詳述する。
[走査電子顕微鏡システム]
図1(a)に、本実施例による重ね合わせ評価機能を備えた走査電子顕微鏡システムの構成を示す。本実施例による走査電子顕微鏡システムは、走査電子顕微鏡本体10と画像処理・全体制御部109、PC110で構成され、ネットワークを介してデータサーバ120と繋がっている。
走査電子顕微鏡(荷電粒子顕微鏡)本体10は、電子銃(荷電粒子発生源)101、電子銃101から発射された電子線(荷電粒子線)102を加速する加速電極103、集束レンズ104、電子線102の軌道を偏向させる偏向電極105、電子線102の収束する焦点位置がパターンが形成された試料107の表面に位置するように電子線102の焦点位置を制御する対物レンズ106、電子線102が照射された試料107から発生した2次電子(試料からの信号)の一部を検出する検出器108で構成される。この検出器108の検出信号は画像処理・全体制御部109に送られて処理され、走査電子顕微鏡画像が得られる。この走査電子顕微鏡画像が、PC110内の記憶部111に蓄積されている情報を用いて、PC110内の演算処理部112によって処理され、重ね合わせに関連する情報が抽出される。その結果は通信回線を介してデータサーバ120へ送られて記憶される。
試料107はテーブル(試料台)150に載置され、試料上の所望の領域が電子線102の照射領域に位置するように、テーブル150が画像処理・全体制御部109で制御される。
PC110は、記憶部111、演算処理部112、表示画面を備えた入出力部113を備えている。
[全体フロー]
図1(b)に、演算処理部110で行う、重ね合わせ評価の全体フローを示す。
(S1):走査電子顕微鏡本体10にて、試料107に形成されていた重ね合わせ評価パターンを撮像し、撮像して得られた信号を画像処理・全体制御部109で処理して、走査電子顕微鏡画像を得る。
(S2):演算処理部112において、あらかじめ記憶部111に登録しておいた、評価パターンのレイアウト情報と、取得した走査電子顕微鏡画像を照合し、各プロセス(露光)ステップのパターンのずれ量と方向を算出する。
(S3):算出した、各プロセス(露光)ステップのパターンずれ量と方向が、入出力部113に表示される。
以上が、重ね合わせ評価の全体フローである。各フローの詳細を、以下に説明する。
[重ね合わせ評価パターン]
重ね合わせ評価に用いるパターンの詳細を説明する。
重ね合わせ評価パターンの例を、図2(a)に示す。本例は、図2のX方向へのパターンずれ量と、回転ずれ角度を算出することを目的としている。重ね合わせ評価パターンは、その領域(評価パターン領域)202内において、評価対象とする各プロセスステップで作られたパターンを含む。図2(a)に示す例では、2重露光プロセスにおける、1回目露光によるパターン203(以下、第1パターンと記す)と、2回目露光によるパターン204(以下、第2パターンと記す)の両方を含む。
また、第1パターン203は、第2パターン204とは異なる形状のパターンを含む。また、重ね合わせ評価パターンには、評価したいずれ方向と平行な方向へ長く続く直線パターン以外のパターンを含む。
パターンの大きさに限定はないが、一般的に線幅およびピッチの小さなパターンほどプロセスマージンが小さく、プロセス管理の重要性が高いことから、例えば、最小ピッチ90nmのプロセスでパターンが形成される場合には、同程度のピッチのパターンであることが望ましい。この場合、図2(a)に示すような重ね合わせ評価パターンでは、パターン領域202の大きさが、おおよそ400nm四方となり、従来(数マイクロメートル以上)と比較して、数分の一に小さくすることが可能である。
図2のY方向へのパターンずれ量を評価する場合には、図2(a)に示したパターンを90度回転させたパターンを用いる。また、図2のX方向、Y方向へのパターンずれ量を同時に評価する場合には、図2(a)に示したパターンと、これを90度回転させたパターンの両方を含むパターンを用いる。
なお、本実施例では、2重露光プロセスにおける1回目露光パターンを第1パターン、2回目露光パターンを第2パターンとしたが、第1パターンと第2パターンは、各々、上層パターンと下層パターンの組み合わせでも良い。
[レイアウト情報の内容]
図1(b)のS2のステップで用いる、記憶部111に登録された、重ね合わせ評価パターンのレイアウト情報の詳細を説明する。
重ね合わせ評価に必要な情報は、パターン形状、パターン各部のプロセスステップ情報(第1パターンと第2パターンの識別)、各プロセスステップにより作成するパターン間での理想的な位置関係もしくは距離、および評価パターンのウエハ内およびショット内における位置座標である。
図2(a)に示した重ね合わせ評価パターンを例に挙げると、図2(b)、図2(c)、図2(d)に示すように、第1パターンの輪郭線206、第2パターンの輪郭線207、および第1パターンに対する第2パターンの理想的な相対位置座標208が、レイアウト情報として登録される。
[レイアウト情報登録手順]
これらのレイアウト情報を、走査電子顕微鏡システムの記憶部111に登録する手順を説明する。手順として、(1)ウエハ上にある任意のパターンを重ね合わせ評価パターンとして設定する場合、(2)設計データから、重ね合わせ評価に適したパターンを自動的に選択する場合、(3)あらかじめレイアウト情報が既知の重ね合わせ評価パターンを、ウエハ上に作りこんでおく場合の3つのケースについて説明する。
(1)ウエハ上にある任意のパターンを重ね合わせ評価パターンとして設定する場合の、レイアウト情報登録フローを、図3(a)に示す。
(S31):図3(b)に示すように、重ね合わせ評価対象としたいパターンを含む走査電子顕微鏡画像301を取得する。撮像対象がレジストパターンであることから、サンプルへのダメージの両方を考慮した撮像条件で、画像を取得する。例えば、サンプルへ打ち込む一次電子の加速電圧は500Vとする。また、重ね合わせ評価用パターン領域の大きさが400nm四方程度であることから、撮像視野はこれより大きくなるように設定し、パターンの輪郭線を先鋭に取得するため、画素サイズは1nm四方程度となるように撮像する。
(S32):取得した画像から評価対象パターンの領域302を選択する。
(S33):図3(c)に示すように、選択された評価対象パターンの領域302において、パターンの輪郭線303を抽出する。輪郭線の抽出方法は、ユーザーが入出力部113を用いて決定する他、演算処理部112において、自動抽出を行う手段も含む。
(S34):図3(d)、図3(e)に示すように、各輪郭線303におけるプロセスステップごとにパターンを登録することで、第1パターン306と第2パターン307を識別し、記憶する。登録方法は、ユーザーがGUI(Graphical User Interface)上に示された輪郭線データに対し、パターンごとにプロセスステップを指定することで、登録する。
(S35):登録した各プロセスステップのパターン(306、307)が、理想的な相対位置関係になるように、座標を補正した輪郭線データ(図3(f))を記憶部111に登録する。
(2)設計データから、重ね合わせ評価に適したパターンを自動的に選択する場合の、レイアウト情報登録フローを、図4(a)に示す。
(S41):図4(b)に示すように、評価対象とする複数のプロセスステップの設計データ401から、重ね合わせ評価に適したパターンを含む評価パターン領域402を自動的に選択する。自動選択の際には、あらかじめ指定した設計データの検索エリア内において、あらかじめ指定した評価対象とする複数のプロセスステップのパターンの中から、重ね合わせ評価に適したパターンを検索する。重ね合わせ評価に適したパターンの詳細については、先述の[重ね合わせ評価パターン]の項で説明した通りである。この他に、適切な評価パターンサイズ、評価パターン領域の大きさや、評価対象とする方向等の検索条件を与えても良い。
(S42):S41のステップにおいて選択した、重ね合わせ評価パターンの設計データ(第1パターンの輪郭線406、第2パターンの輪郭線407、各パターンの位置情報等を含む)(図4(c))を、各プロセスステップのパターンごとに、記憶部111に登録する。
なお、S41のステップにおいて、重ね合わせ評価に適したパターンを自動的に選択する代わりに、ユーザーが設計データから、任意に選択しても良い。
(3)あらかじめ、レイアウト情報が既知の重ね合わせ評価パターンをウエハ上に作りこんでおく場合の、レイアウト情報登録フローを、図5(a)に示す。
(S51):図5(b)に示すように、重ね合わせ評価に適した第1パターン503、第2パターン504を含む評価パターン領域502を、プロセスステップごとに、評価ウエハ上に作りこむ。重ね合わせ評価に適したパターンの詳細については、先述の[重ね合わせ評価パターン]の項で説明した通りである。
(S52):S51のステップにおいてウエハ上に作りこんだ、重ね合わせ評価パターンの設計データ(第1パターンの輪郭線506、第2パターンの輪郭線507、各パターンの位置情報等を含む)(図5(c))を、各プロセスステップのパターンごとに、記憶部111に登録する。
以上の手段により、あらかじめ重ね合わせ評価パターンのレイアウト情報を記憶部111に登録しておく。
[パターンのずれ量とずれ方向算出]
図1(b)のS2のステップにおける、パターンのずれ量と方向算出フローを、図6(a)に示す。
(S61):図6(b)に示すように、評価対象パターンを含む走査電子顕微鏡画像600を取得する。撮像対象がレジストであることから、サンプルへのダメージの両方を考慮した撮像条件で、画像を取得する。例えば、サンプルへ打ち込む一次電子の加速電圧は500Vとする。また、重ね合わせ評価用パターンの大きさが400nm程度であることから、撮像視野はこれより大きくなるように設定し、パターンの輪郭線を先鋭に取得するため、画素サイズは1nm程度となるように撮像する。(S31と同じ)
(S62):図6(c)、図6(d)に示すように、取得した走査電子顕微鏡画像600と、データベースに登録されていた、プロセスステップごとのパターン形状情報(第1パターンの輪郭線606、第2パターンの輪郭線607)のマッチングを行い、登録された各プロセスステップのパターン形状情報に対する、走査電子顕微鏡画像のずれ量dX1(653)、dX2(655)、回転量dθ1(654)、dθ2(656)を算出する。
(S63):式(1)および(2)に従って、プロセスステップ間での相対的な、ずれ量dX、ずれ方向、回転量dθ、回転方向を算出する。
dX=dX2−dX1 (1)
dX>0;第2パターンは第1パターンに対し右に|dX|ずれている
dX≦0;第2パターンは第1パターンに対し左に|dX|ずれている
dθ=dθ2−dθ1 (2)
dθ>0;第2パターンは第1パターンに対し時計回りに|dθ|回転
dθ≦0;第2パターンは第1パターンに対し反時計回りに|dθ|回転
以上のステップにより、第1パターンに対する第2パターンのずれ量、回転量だけでなく、ずれ方向、回転方向を明らかにすることができた。
[重ね合わせ評価パターンのレイアウト]
重ね合わせ評価時の、ウエハ上およびチップ上における、重ね合わせ評価パターンのレイアウトの例を図11に示す。
露光装置の合せ精度を評価するには、図11(a)に示すように、ウエハ1111上の各チップに、重ね合わせ評価パターン領域1102を設定し、評価を行う。ウエハ面内で、重ね合わせずれ量やずれ方向が異なる場合には、その結果を露光装置のショット位置補正にフィードバックすることで、重ね合わせ精度の向上が期待される。
露光装置の収差、マスクデザインによる転写特性による、ショット内での重ね合わせ評価を行うには、図11(b)に示すように、同一ショットで露光されたチップ1112内に、複数の重ね合わせ評価パターン領域1102を設定し、評価を行う。本実施例で説明した重ね合わせ評価パターン領域1102の大きさは400nm四方程度であることから、各辺数センチ程度のチップ内に、重ね合わせ評価パターン領域を複数個含む領域を作りこんだとしても、集積密度への影響を小さくできる。なお、収差補正は1ショット内で行うため、1ショットで複数チップを露光する場合には、複数チップ内に評価パターン領域を分散して形成すればよく、1チップ当たりの評価パターン領域の数を減らすことができる。
[GUI(Graphical User Interface)]
図1(b)のS3のステップで、走査電子顕微鏡システムの入出力部113に表示される、重ね合わせ評価結果のGUIの例を図7に示す。
表示画面700上にある、重ね合わせ評価レシピ選択ボタン701により、結果を表示したいデータセットを選択し、結果表示ボタン708を押下すると、結果が表702に出力される。表702には、各データのチップ番号703、チップ内座標704、第1パターンに対する第2パターンのX方向のずれ量705、Y方向のずれ量706および回転角707が含まれる。また、重ね合わせ評価画像選択ボタン709により表示したい画像を選択すると、画像表示部710に、走査電子顕微鏡画像およびレイアウト情報が表示される。
また、この結果に基づき、ウエハ面内での合わせずれ量分布711が表示される。さらに、表示画面上にある、チップ番号選択ボタン712によりチップを選択すると、該当するチップ上における合わせずれ量分布713が表示される。チップ番号選択ボタン712では、特定のチップを選択できる他に、チップの平均を表示することを選択できる。なお、画面表示にあたり、図7では画像表示部710、表702、ウエハ面内での合わせずれ量分布711、チップ上における合わせずれ量分布713等々が一画面に表示されるように記載したが、一つの結果を一画面、二つの結果を一画面、三つの結果を一画面となるように表示してもよい。
走査電子顕微鏡を用いて、微小な領域での重ね合わせ評価が可能となることで、ウエハ面内だけでなくチップ内での重ね合わせずれ量分布の評価が可能となる。ウエハ面内の評価結果に基づき、露光装置の合わせ誤差を修正することが出来る。また、チップ内での評価結果に基づき、露光装置の収差補正を行うことができる。露光プロセス条件を最適化することで、チップ内での合わせずれ補正が可能となり、半導体製造プロセスにおける歩留まり向上が期待できる。
本実施例では、パターン形状情報として輪郭線情報を例に挙げたが、輪郭線の代わりに、パターン領域や、パターンの中心座標と置き換えても良い。
本実施例で説明した重ね合わせ評価パターンは、パターン寸法評価用パターンや、パターン形状評価用パターンを兼ねても良い。また、重ね合わせ評価パターンは、走査電子顕微鏡を用いた自動寸法計測シーケンスにおいて必要な、自動焦点合わせ用のパターンや、位置決め用のパターンなどを兼ねても良い。
レイアウトの例を図12に示す。自動寸法計測においては、まず位置決め用パターン1201に移動して、より高精度な座標位置の校正を行う。次に自動焦点合わせ用パターン1202において焦点合わせを行った後、寸法評価座標1203に移動して撮像および寸法計測を行う。このシーケンスにおいて、自動焦点合わせ時に取得される画像、もしくは、位置決め用に取得される画像を用いて、同時に重ね合わせ評価を行うことが可能となる。なお、破線で示したパターン1220が一回目の露光で形成されたパターン、実線で示したパターン1221が二回目の露光で形成されたパターンを示す。
以上、半導体集積回路装置を製造する際に用いられるパターン(半導体パターン)を例に説明を行なったが、本手法は、特に、よりパターン密度が高く,寸法管理精度も厳しい,ゲートパターン形成のためのDP工程での重ね合わせ評価に適用して有効である。ゲート形成のためのDP工程では、1回目と2回目の主パターンは繰り返しパターンであることが多く,ずれ方向を求めるために、重ね合わせ評価用の第1パターンと第2パターンとでは異なるように予め適切なデザインのパターンを選ぶことが必要である。なお、半導体パターンに限らず、微細なパターンの重ね合わせ評価に用いることも出来る。
本実施例によれば、露光ショット内の任意の位置で合わせずれ量とずれ方向とを評価することが可能な重ね合わせ評価方法を提供することが出来る。これにより、露光プロセスにフィードバックすることで高精度な重ね合わせ管理が可能となる。また、合わせずれ量とずれ方向の評価結果が容易に得られる、重ね合わせ評価に好適な荷電粒子顕微鏡を提供することが出来る。
実施例1で説明した手法による、走査電子顕微鏡による半導体パターンの重ね合わせ評価を、走査電子顕微鏡による半導体パターンの寸法計測と同時に行う手法に関して、全体フローを述べた後、各ステップについて詳述する。なお、実施例1に記載され、本実施例に未記載の事項は実施例1と同様である。
[全体フロー]
図8(a)に、走査電子顕微鏡10において行う、寸法計測および重ね合わせ評価を同時に行う場合の、全体フローを示す。
(S81):走査電子顕微鏡10にて、重ね合わせ評価用パターンを兼ねた寸法計測パターンを撮像し、撮像して得られた信号を画像処理・全体制御部109で処理して、図8(b)に示すような走査電子顕微鏡画像800を得る。撮像対象がレジストであることから、サンプルへのダメージの両方を考慮した撮像条件で、画像を取得する。例えば、サンプルへ打ち込む一次電子の加速電圧は500Vとする。また、重ね合わせ評価用パターンを兼ねた寸法計測パターンの大きさが400nm程度であることから、撮像視野はこれより大きくなるように設定し、パターンの輪郭線を先鋭に取得するため、画素サイズは1nm程度となるように撮像する。
(S82):演算処理部112において、あらかじめ記憶部111に登録しておいた、評価パターンのレイアウト情報と走査電子顕微鏡画像を照合し、図8(c)、図8(d)の第1パターン801および第2パターン802に示すように、各プロセスステップのパターンの識別を行う。
(S83):識別した、各プロセスステップのパターンにおいて、パターンの寸法計測を行う。
(S84):ステップ83と同時に、識別した各プロセスステップのパターンの走査電子顕微鏡画像と、あらかじめ記憶部111に登録しておいた、評価パターンのレイアウト情報とを照合し、各プロセスステップのパターンのずれ量と方向を算出する。
(S85):算出した、各プロセスステップのパターン寸法、および重ね合わせずれ量とずれ方向が、入出力部113に表示される。
以上が、重ね合わせ評価を兼ねた寸法計測手順の全体フローである。各フローの詳細を、以下に説明する。
[重ね合わせ評価を兼ねた寸法計測パターン]
重ね合わせ評価を兼ねた寸法計測パターンの詳細を説明する。本パターンは、パターン製造プロセスにおいて、プロセス管理のために寸法を計測すべきパターン種において、実施例1の重ね合わせ評価パターンの条件を満たしているものとする。
パターンの例を、図2(a)に示す。図2(a)に示す例では、各プロセスのパターンピッチが、本パターンの製造プロセスにおいて、プロセスマージンが比較的小さい、高密度パターンとなっている。同時に、実施例1の重ね合わせ評価パターンで説明した条件を満たしていることから、重ね合わせ評価を兼ねた寸法計測パターンといえる。
[レイアウト情報]および[レイアウト情報登録手順]および[パターンのずれ量と方向算出]および[GUI]については、実施例1で説明した内容と重複するため、説明を省略する。
本実施例によれば、実施例1と同様の効果が得られる。さらに、パターンの寸法計測と重ね合わせ評価を同時に行うことで、従来から行っていた寸法計測と同じ所要時間で、重ね合わせ評価まで行える他、寸法計測においても、各プロセスステップを識別した計測を行うことが可能となる。
(位置決めマークで重ね合わせ評価+測長)
実施例1で説明した手法による、走査電子顕微鏡による半導体パターンの重ね合わせ評価を、走査電子顕微鏡による半導体パターンの寸法計測と同時に行う手法に関して、全体フローを述べた後、各ステップについて詳述する。なお、実施例1に記載され、本実施例に未記載の事項は実施例1と同様である。
[全体フロー]
図9に、走査電子顕微鏡10において行う、寸法計測および重ね合わせ評価を同時に行う場合の、全体フローを示す。
(S91):走査電子顕微鏡10にて、重ね合わせ評価用パターンを兼ねた寸法計測パターンの位置決め用パターンを撮像し、撮像して得られた信号を画像処理・全体制御部109で処理して、走査電子顕微鏡画像を得る。撮像対象がレジストであることから、サンプルへのダメージの両方を考慮した撮像条件で、画像を取得する。例えば、サンプルへ打ち込む一次電子の加速電圧は500Vとする。また、位置決め前の位置決め精度を考慮して、撮像視野を設定し、パターンの輪郭線を先鋭に取得するため、画素サイズは1nm程度となるように撮像する。
(S92):ステップ91における撮像座標と撮像した走査電子顕微鏡画像中のパターン位置の関係を評価し、あらかじめ登録された寸法計測パターンへの移動量を算出する。
(S93):ステップ92の算出結果に基づき、寸法計測パターンの撮像位置へ移動し、寸法計測パターンを撮像し、撮像して得られた信号を画像処理・全体制御部109で処理して、走査電子顕微鏡画像を得る。
(S94):ステップ93で得られた走査電子顕微鏡画像から、寸法計測パターンの寸法を計測する。
(S95):ステップ92から94と同時に、ステップ91で取得した、重ね合わせ評価用パターンを兼ねた寸法計測パターンの位置決め用パターンの走査電子顕微鏡画像と、あらかじめ記憶部111に登録しておいた評価パターンのレイアウト情報とを、演算処理部112において、照合し、各プロセスステップのパターンのずれ量と方向を算出する。
(S96):算出した、各プロセスステップのパターン寸法、および重ね合わせずれ量とずれ方向が、入出力部113に表示される。
以上が、重ね合わせ評価を兼ねた寸法計測手順の全体フローである。各フローの詳細を、以下に説明する。
[重ね合わせ評価を兼ねた寸法計測パターンの位置決め用パターン]
重ね合わせ評価を兼ねた寸法計測パターンの位置決め用パターンの詳細を説明する。本パターンは、寸法計測パターンの位置決めのためのパターンマッチングに適したパターンにおいて、実施例1の重ね合わせ評価パターンの条件を満たしているものとする。パターンの例を、図2(a)に示す。パターンマッチングに適したパターンの条件は、繰り返しパターン以外のユニークなパターンが存在すること、および、寸法計測パターンへの移動方向に対し、同じ方向へ続くパターン以外のパターンが存在することといった、重ね合わせ評価用パターンの条件と類似の条件であることから、重ね合わせ評価用のパターンを、寸法計測パターンの位置決め用パターンに選定しやすい特徴がある。
[レイアウト情報]および[レイアウト情報登録手順]および[パターンのずれ量と方向算出]および[GUI]については、実施例1で説明した内容と重複するため、説明を省略する。
本実施例においては、寸法計測パターンの位置決め用パターンと、重ね合わせ評価用パターンとを兼ねる手順について説明したが、寸法計測パターンの位置決め用パターンの他に、走査電子顕微鏡でのパターン寸法計測に必要な、他の画像取得用パターンと兼ねてもよい。
本実施例に拠れば、実施例1と同様の効果が得られる。さらに、パターンの寸法計測と、重ね合わせ評価とを同時に行うことで、従来から行っていた寸法計測と同じ所要時間で、重ね合わせ評価まで行うことが可能となる。
10…走査電子顕微鏡本体、101…電子銃、102…電子線、103…加速電極、104…収束レンズ、105…偏向電極、106…対物レンズ、107…試料、108…検出器、109…画像処理・全体制御部、110…PC、111…記憶部、112…演算処理部、113…入出力部、120データサーバ、150…試料台、202,302,502、1102…評価パターン領域、203、503…第1パターン、204、504…第2パターン、206、306、406、506、606…第1パターンの輪郭線、207、307、407、507、607…第2パターンの輪郭線、600,800…走査電子顕微鏡画像、653、655…X方向のずれ量、654、656…回転量、700…表示画面、701…重ね合わせ評価レシピ選択ボタン、708…結果表示ボタン、709…重ね合わせ評価画像選択ボタン、710…画像表示部、711…ウエハ面内での合わせずれ量分布、712…チップ番号選択ボタン、713…チップ上における合わせずれ量分布、1000、1111…基板(ウエハ)、1001…下層膜、1002…第1のレジスト膜、1002a…第1のレジストパターン、1003…第2のレジスト膜、1003a…第2のレジストパターン、1112…チップ。

Claims (15)

  1. 第1の露光ステップで試料上に形成された第1パターンと第2の露光ステップで前記試料上に形成された第2パターンとを用いるパターンの重ね合わせ評価方法であって、
    前記第1パターンと前記第2パターンとが配置されるべきレイアウトの情報をデータベースに登録するステップと、
    前記試料上に形成された前記第1パターン及び前記第2パターンの画像を荷電粒子顕微鏡により取得するステップと、
    前記データベースに登録されている前記レイアウトの情報と前記画像とを比較し、前記第1パターンと前記第2パターンのずれ量とずれの方向とを求めるステップとを有することを特徴とするパターンの重ね合わせ評価方法。
  2. 請求項1記載のパターンの重ね合わせ評価方法において、
    前記レイアウトの情報は、
    予め形成された前記第1パターンと前記第2パターンの画像を荷電粒子顕微鏡により取得するステップと、
    前記画像が含まれる評価パターン領域を選択するステップと、
    前記第1パターンと前記第2パターンの輪郭線を抽出するステップと、
    前記第1パターンと前記第2パターンとの相対位置座標を理想位置に補正するステップとを経て求められた補正された輪郭線データを含むことを特徴とするパターンの重ね合わせ評価方法。
  3. 請求項1記載のパターンの重ね合わせ評価方法において、
    前記レイアウトの情報は、前記第1パターンと前記第2パターンの設計データから選択された情報が含まれることを特徴とするパターンの重ね合わせ評価方法。
  4. 請求項3記載のパターンの重ね合わせ評価方法において、
    前記選択は、前記第1パターンと前記第2パターンの設計データから自動選択されたものであることを特徴とするパターンの重ね合わせ評価方法。
  5. 請求項1記載のパターンの重ね合わせ評価方法において、
    前記レイアウトの情報には、前記第1パターン及び前記第2パターンの形状情報、プロセスステップ情報、前記第1パターン及び前記第2パターン間での目標相対位置情報が含まれることを特徴とするパターンの重ね合わせ評価方法。
  6. 請求項1記載のパターンの重ね合わせ評価方法において、
    前記第1パターンと前記第2パターンの少なくとも一者は、寸法計測パターンを兼ねており、重ね合わせ評価と合わせて寸法評価も行なうことを特徴とするパターンの重ね合わせ評価方法。
  7. 請求項1記載のパターンの重ね合わせ評価方法において、
    前記第1パターンと前記第2パターンの少なくとも一者は、寸法計測パターンの位置決め用パターンを兼ねており、前記位置決め用パターンの位置に基づいて前記寸法計測用パターンの位置を求めることにより、重ね合わせ評価と合わせて寸法評価も行なうことを特徴とするパターンの重ね合わせ評価方法。
  8. 荷電粒子発生源と、
    前記荷電粒子発生源から放出された荷電粒子を偏向する偏向電極と、
    第1の露光ステップおよび第2の露光ステップで形成された重ね合わせ評価パターンを備えた試料を載せる試料台と、
    前記評価パターンへの前記荷電粒子の照射により前記評価パターンからの信号を検出する検出器と、
    前記検出器からの検出信号を処理して画像を得る画像処理全体制御部と、
    前記重ね合わせ評価パターンのレイアウト情報が登録される記憶部と、
    前記画像と前記レイアウト情報とを用いて演算する演算処理部と、
    前記演算処理部での演算結果に基づき、前記第1の露光ステップと前記第2の露光ステップとの重ね合わせずれ量と、ずれの方向とを含む情報を表示する表示画面を備えた入出力部とを有することを特徴とする荷電粒子顕微鏡。
  9. 請求項8記載の荷電粒子顕微鏡において、
    前記レイアウト情報には、前記重ね合わせ評価パターンの形状情報、プロセスステップ情報、位置情報が含まれることを特徴とする荷電粒子顕微鏡。
  10. 請求項8記載の荷電粒子顕微鏡において、
    前記入出力部は、重ね合わせ評価レシピ選択機能、重ね合わせ評価画像選択機能を有することを特徴とする荷電粒子顕微鏡。
  11. 請求項8記載の荷電粒子顕微鏡において、
    前記試料は、複数のチップ領域を有するウエハであり、
    前記入出力部は、前記ウエハの面内での合わせずれ量分布を前記表示画面に表示するための選択機能、および前記チップの面内における合わせずれ量分布を前記表示画面に表示するためのチップ選択機能を有することを特徴とする荷電粒子顕微鏡。
  12. 請求項8記載の荷電粒子顕微鏡において、
    前記重ね合わせ評価パターンは、前記第1の露光ステップで形成される第1パターンと前記第2の露光ステップで形成される第2パターンとを含むことを特徴とする荷電粒子顕微鏡。
  13. 請求項12記載の荷電粒子顕微鏡において、
    前記第1パターンと前記第2パターンとは形状が異なることを特徴とする荷電粒子顕微鏡。
  14. 請求項8記載の荷電粒子顕微鏡において、
    前記重ね合わせ評価パターンは寸法計測パターンを兼ね、前記寸法計測パターンの計測結果は前記表示画面に表示されることを特徴とする荷電粒子顕微鏡。
  15. 請求項8記載の荷電粒子顕微鏡において、
    前記重ね合わせ評価パターンは、寸法計測用位置決めパターンを兼ね、寸法計測結果は前記表示画面に表示されることを特徴とする荷電粒子顕微鏡。
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