JP2020134165A - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

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研太 佐川
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Abstract

【課題】検査感度が向上した検査装置を提供する。【解決手段】ウェハ、電子ビーム照射源、輪郭を有する検査画像取得検出回路、参照画像より構成され、基準輪郭の第1の許容変位量と、画素サイズの第1自然数よりも大きな第2の許容変位量を保存し、基準輪郭に対応する、検査画像の第1自然数倍における平均輪郭計算し、第1自然数倍を含む、第2自然数倍において、第1自然数倍で計算された平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が第2の許容変位量よりも短い場合に、平均輪郭と第1基準位置の距離を第3の許容変位量とし、第2自然数倍は、第1自然数倍で計算された平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が第2の許容変位量と同じ又は長い場合には第2の許容変位量を第3の許容変位量として設定し、第3と第1の許容変位量を加算し、第1自然数倍の平均輪郭と第1最長距離が総許容変位量より長い場合には検査画像は欠陥を有すると判断する検査装置である。【選択図】図10

Description

本発明は、検査装置及び検査方法に関する。例えば、電子線によるマルチビームを照射して放出されるパターンの2次電子画像を取得してパターンを検査する検査方法に関する。
近年、大規模集積回路(LSI)の高集積化及び大容量化に伴い、半導体素子に要求される回路線幅はますます狭くなってきている。これらの半導体素子は、回路パターンが形成された原画パターン(マスク或いはレチクルともいう。以下、マスクと総称する)を用いて、いわゆるステッパと呼ばれる縮小投影露光装置でウェハ上にパターンを露光転写して回路形成することにより製造される。
そして、多大な製造コストのかかるLSIの製造にとって、歩留まりの向上は欠かせない。しかし、液浸露光とマルチパターニング技術によって既に20nmを切る加工寸法が実現され、さらにはEUV(極端紫外線リソグラフィ:Extreme Ultraviolet Lithography)露光の実用化により10nmを切る微細加工が実現されようとしている。近年、半導体ウェハ上に形成されるLSIパターン寸法の微細化に伴って、パターン欠陥として検出しなければならない寸法も極めて小さいものとなっており、同じ面積であっても検査しなければならないパターン数も膨大なものとなっている。よって、半導体ウェハ上に転写された超微細パターンの欠陥を検査する検査装置の高精度化と高速化が必要とされている。その他、歩留まりを低下させる大きな要因の一つとして、半導体ウェハ上に超微細パターンをフォトリソグラフィ技術で露光、転写する際に使用されるマスクのパターン欠陥があげられる。このため、LSI製造に使用される転写用マスクの欠陥を検査する検査装置の高精度化が必要とされている。
検査手法としては、拡大光学系を用いて半導体ウェハ等のウェハやリソグラフィマスク等のマスクといった試料の上に形成されているパターンを所定の倍率で撮像した光学画像と、設計データ、あるいは試料上の同一パターンを撮像した光学画像とを比較することにより検査を行う方法が知られている。例えば、検査方法として、同一マスク上の異なる場所の同一パターンを撮像した光学画像データ同士を比較する「die to die(ダイ−ダイ)検査」や、パターン設計されたCADデータをマスクにパターンを描画する時に描画装置が入力するための装置入力フォーマットに変換した描画データ(設計パターンデータ)を検査装置に入力して、これをベースに設計画像データ(参照画像)を生成して、これとパターンを撮像した測定データとなる光学画像(検査画像)とを比較する「die to database(ダイ−データベース)検査」がある。かかる検査装置における検査方法では、検査対象基板はステージ(試料台)上に載置され、ステージが動くことによって光束が試料上を走査し、検査が行われる。検査対象基板には、光源及び照明光学系によって光束が照射される。検査対象基板を透過あるいは反射した光は光学系を介して、センサ上に結像される。センサで撮像された画像は測定データとして比較回路へ送られる。比較回路では、画像同士の位置合わせの後、測定データと参照データとを適切なアルゴリズムに従って比較し、一致しない場合には、パターン欠陥有りと判定する。
上述した検査装置では、レーザ光を検査対象基板に照射して、この透過像或いは反射像を撮像することにより、光学画像を取得する。これに対して、直線上に同一ピッチで配列されるビーム列が複数列並ぶようなアレイ配列の複数の電子ビームで構成されるマルチビームを検査対象基板に照射して、検査対象基板から放出される各ビームに対応する2次電子を検出して、パターン像を取得する検査装置の開発も進んでいる。かかるマルチビームを含む電子ビームを用いた検査装置では、検査対象基板の小領域毎に走査して2次電子を検出する。
上述の電子ビームを用いた検査装置は、レーザ光を用いた検査装置に比較して解像度の高い検査を行うことが出来るという利点を有する。しかし、レーザ光を用いた検査装置に比較して、検査により時間がかかるという問題点を有する。そこで、上述のようにマルチビームを用いたより高速な検査が行われている。
ここで電子線を用いた検査の場合には、検査画像のエッジの位置と参照画像のエッジの位置の比較を行い、欠陥を検出する。検査画像のエッジの中には、ウェハ/マスク内座標の変化に対して、参照画像のエッジとの差分が緩やかに変化する欠陥もあれば、参照画像のエッジとの差分が急激に変化する欠陥もある。参照画像のエッジとの差分が緩やかに変化する欠陥はパターンのラフネス等に起因するものも多く、このために微小な欠陥を検出できない場合があった。
特開2002−250707号公報
本発明が解決しようとする課題は、検査感度が向上した検査装置及び検査方法を提供することである。
本発明の一態様の検査装置は、ウェハ上に形成されたパターンに電子ビームの照射を行う照射源と、照射によりパターンから生じる、輪郭を有する検査画像を取得する検出回路と、検査画像の参照となる、基準輪郭を有する参照画像について、画素サイズの第1自然数倍の範囲内における基準輪郭の第1の許容変位量と、画素サイズの、第1自然数よりも大きな第2自然数倍の範囲内における基準輪郭の第2の許容変位量と、を保存する許容変位量保存部と、基準輪郭に平行な方向に対応する検査画像内の方向における、検査画像の画素サイズの第1自然数倍の範囲内における輪郭の平均輪郭を計算する平均輪郭計算回路と、画素サイズの第1自然数倍の範囲を含む、画素サイズの第2自然数倍の範囲内において、画素サイズの第1自然数倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が第2の許容変位量よりも短い場合には平均輪郭と第1基準位置の距離を第3の許容変位量として設定し、画素サイズの第2自然数倍の範囲内において、画素サイズの第1自然数倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が第2の許容変位量と同じ又はより長い場合には第2の許容変位量を第3の許容変位量として設定する許容変位量設定回路と、第3の許容変位量と第1の許容変位量を加算した総許容変位量を計算する許容変位量加算回路と、第1自然数倍の範囲内で計算された平均輪郭と第1基準位置の第1最長距離が総許容変位量と同じまたはより短い場合には検査画像は欠陥を有しないと判断し、第1最長距離が総許容変位量より長い場合には検査画像は欠陥を有すると判断する判断回路と、を備える検査装置である。
上述の態様の検査装置において、許容変位量保存部は、画素サイズの、第2自然数よりも大きな第3自然数倍の範囲内における第4の許容変位量を保存し、許容変位量設定回路は、画素サイズの第1自然数倍の範囲と画素サイズの第2自然数倍の範囲を含む、画素サイズの第3自然数倍の範囲内において、画素サイズの第1自然数倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第2基準位置の距離が第4の許容変位量よりも短い場合には平均輪郭と第2基準位置の距離を第5の許容変位量として設定し、画素サイズの第3自然数倍の範囲内において、第1自然数の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第2基準位置の距離が第4の許容変位量と同じ又はより長い場合には第4の許容変位量を第5の許容変位量として設定し、許容変位量加算回路は、第5の許容変位量をさらに加算した総許容変位量を計算し、判断回路は、第1自然数倍の範囲内で計算された平均輪郭と第2基準位置の第2最長距離が総許容変位量と同じまたはより短い場合には検査画像は欠陥を有しないと判断し、第2最長距離が総許容変位量より長い場合には検査画像は欠陥を有すると判断することが好ましい。
上述の態様の検査装置において、第2の許容変位量は第1の許容変位量よりも大きいことが好ましい。
上述の検査装置において、参照画像は、パターンの設計データから生成された画像であることが好ましい。
本発明の一態様の検査方法は、ウェハ上に形成されたパターンに電子ビームの照射を行い、照射によりパターンから生じる、輪郭を有する検査画像を取得し、検査画像の参照となる、基準輪郭を有する参照画像について、画素サイズの第1自然数倍の範囲内における基準輪郭の第1の許容変位量と、画素サイズの、第1自然数よりも大きな第2自然数倍の範囲内における基準輪郭の第2の許容変位量と、を保存し、基準輪郭に平行な方向に対応する検査画像内の方向における、検査画像の画素サイズの第1自然数倍の範囲内における輪郭の平均輪郭を計算し、画素サイズの第1自然数倍の範囲を含む、画素サイズの第2自然数倍の範囲内において、画素サイズの第1自然数倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が第2の許容変位量よりも短い場合には平均輪郭と第1基準位置の距離を第3の許容変位量として設定し、画素サイズの第2自然数倍の範囲内において、画素サイズの第1自然数倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が第2の許容変位量と同じ又はより長い場合には第2の許容変位量を第3の許容変位量として設定し、第3の許容変位量と第1の許容変位量を加算した総許容変位量を計算し、第1自然数倍の範囲内で計算された平均輪郭と第1基準位置の第1最長距離が総許容変位量と同じまたはより短い場合には検査画像は欠陥を有しないと判断し、第1最長距離が総許容変位量より長い場合には検査画像は欠陥を有すると判断する、検査方法である。
本発明の一態様によれば、検査感度が向上した検査装置及び検査方法の提供が可能になる。
実施形態の検査装置の模式構成図である。 実施形態の成形アパーチャアレイ部材の構成を示す概念図である。 実施形態の検査装置内のビームの軌道を説明するための図である。 実施形態におけるウェハ上のパターンの検査画像を取得する方法を示す模式図である。 実施形態における検査画像の輪郭の抽出の一例を説明するための図である。 実施形態における検査画像内のパターンの端部(エッジ)の抽出の仕方を説明するための図である。 実施形態における位置合わせ補正の一例を示す図である。 実施形態の検査手順の一例を示す概念図である。 実施形態の検査方法のフローチャートである。 実施形態の検査方法を説明するための模式図である。 実施形態の検査方法を説明するための模式図である。 実施形態の他の形態の検査方法を説明するための模式図である。 実施形態の他の形態の検査方法を説明するための模式図である。 実施形態の他の形態の検査方法を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(実施形態)
実施形態の検査装置は、ウェハ上に形成されたパターンに電子ビームの照射を行う照射源と、照射によりパターンから生じる、輪郭を有する検査画像を取得する検出回路と、検査画像の参照となる、基準輪郭を有する参照画像について、画素サイズの第1自然数倍の範囲内における基準輪郭の第1の許容変位量と、画素サイズの、第1自然数よりも大きな第2自然数倍の範囲内における基準輪郭の第2の許容変位量と、を保存する許容変位量保存部と、基準輪郭に平行な方向に対応する検査画像内の方向における、検査画像の画素サイズの第1自然数倍の範囲内における輪郭の平均輪郭を計算する平均輪郭計算回路と、画素サイズの第2自然数倍の範囲内において、画素サイズの第1自然数倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が第2の許容変位量よりも短い場合には平均輪郭と第1基準位置の距離を第3の許容変位量として設定し、画素サイズの第2自然数倍の範囲内において、画素サイズの第1自然数倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が第2の許容変位量と同じ又はより長い場合には第2の許容変位量を第3の許容変位量として設定する許容変位量設定回路と、第3の許容変位量と第1の許容変位量を加算した総許容変位量を計算する許容変位量加算回路と、輪郭と第1基準位置の第1最長距離が総許容変位量と同じまたはより短い場合には検査画像は欠陥を有しないと判断し、第1最長距離が総許容変位量より長い場合には検査画像は欠陥を有すると判断する判断回路と、を備える検査装置である。
実施形態の検査方法は、ウェハ上に形成されたパターンに電子ビームの照射を行い、照射によりパターンから生じる、輪郭を有する検査画像を取得し、検査画像の参照となる、基準輪郭を有する参照画像について、画素サイズの第1自然数倍の範囲内における基準輪郭の第1の許容変位量と、画素サイズの、第1自然数よりも大きな第2自然数倍の範囲内における基準輪郭の第2の許容変位量と、を保存し、基準輪郭に平行な方向に対応する検査画像内の方向における、検査画像の画素サイズの第1自然数倍の範囲内における輪郭の平均輪郭を計算し、画素サイズの第2自然数倍の範囲内において、画素サイズの第1自然数倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が第2の許容変位量よりも短い場合には平均輪郭と第1基準位置の距離を第3の許容変位量として設定し、画素サイズの第2自然数倍の範囲内において、画素サイズの第1自然数倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が第2の許容変位量と同じ又はより長い場合には第2の許容変位量を第3の許容変位量として設定し、第3の許容変位量と第1の許容変位量を加算した総許容変位量を計算し、輪郭と第1基準位置の第1最長距離が総許容変位量と同じまたはより短い場合には検査画像は欠陥を有しないと判断し、第1最長距離が総許容変位量より長い場合には検査画像は欠陥を有すると判断する、検査方法である。
図1は、実施形態における検査装置の構成を示す構成図である。図1において、基板に形成されたパターンを検査する検査装置100は、荷電粒子ビーム検査装置の一例である。電子ビームは、荷電粒子ビームの一例である。検査装置100は、電子光学画像取得機構(画像取得機構)155、及び制御系回路160(制御部)を備えている。電子光学画像取得機構(画像取得機構)155は、電子ビームカラム102(電子鏡筒)、検査室103、検出回路106、ストライプパターンメモリ123、駆動機構127、及びレーザ測長システム122を備えている。電子ビームカラム102内には、電子銃(照射源)201、電磁レンズ202、成形アパーチャアレイ基板203、縮小レンズ205、電磁レンズ206、対物レンズ207、主偏向器208、副偏向器209、一括ブランキング偏向器212、制限アパーチャ基板213、ビームセパレーター214、電磁レンズ224,226、及びマルチ検出器222が配置されている。
検査室103内には、少なくともXY平面上を移動可能なXYステージ(試料台)105が配置される。XYステージ105上には、検査対象となるチップパターンが形成された基板(試料)101が配置される。基板101は、例えばシリコンウェハ等である。基板101は、例えば、パターン形成面を上側に向けてXYステージ105に配置される。また、XYステージ105上には、検査室103の外部に配置されたレーザ測長システム122から照射されるレーザ測長用のレーザ光を反射するミラー216が配置されている。マルチ検出器222は、電子ビームカラム102の外部で検出回路106に接続される。検出回路106は、ストライプパターンメモリ123に接続される。
制御系回路160では、コンピュータとなる制御計算機110が、バス120を介して、位置回路107、展開回路111、ステージ制御回路114、レンズ制御回路124、ブランキング制御回路126、偏向制御回路128、画像保存部132、許容変位量保存部138、参照画像生成回路139、輪郭抽出回路140、比較回路141、平均輪郭計算回路142、許容変位量設定回路143、許容変位量加算回路144、判断回路145、差分回路146、磁気ディスク装置等の設計データ保存部109、モニタ117、メモリ118、プリンタ119、に接続されている。また、XYステージ105は、ステージ制御回路114の制御の下に駆動機構127により駆動される。駆動機構127では、例えば、X方向、Y方向、θ方向に駆動する3軸(X−Y−θ)モータの様な駆動系が構成され、XYステージ105が移動可能となっている。これらの、図示しないXモータ、Yモータ、θモータは、例えばステップモータを用いることが出来る。XYステージ105は、XYθ各軸のモータによって水平方向及び回転方向に移動可能である。そして、XYステージ105の移動位置はレーザ測長システム122により測定され、位置回路107に供給される。レーザ測長システム122は、ミラー216からの反射光を受光することによって、レーザ干渉法の原理でXYステージ105の位置を測長する。
電子銃201には、図示しない高圧電源回路が接続され、電子銃201内の図示しないフィラメントと引出電極間への高圧電源回路からの加速電圧の印加と共に、所定の引出電極の電圧の印加と所定の温度のカソード(フィラメント)の加熱によって、カソードから放出された電子群が加速させられ、電子ビームとなって放出される。縮小レンズ205、及び対物レンズ207は、例えば電磁レンズが用いられ、共にレンズ制御回路124によって制御される。また、ビームセパレーター214もレンズ制御回路124によって制御される。一括ブランキング偏向器212は、少なくとも2極の電極群により構成され、ブランキング制御回路126によって制御される。主偏向器208、及び副偏向器209は、それぞれ少なくとも4極の電極群により構成され、偏向制御回路128によって制御される。
基板101が複数のチップ(ダイ)パターンが形成された半導体ウェハである場合には、かかるチップ(ダイ)パターンのパターンデータが検査装置100の外部から入力され、設計データ保存部109に格納される。なお、基板101が露光用フォトマスクである場合には、かかる露光用フォトマスクにマスクパターンを形成する基になる設計パターンデータが検査装置100の外部から入力され、設計データ保存部109に格納される。
ここで、図1では、実施形態を説明する上で必要な構成を記載している。検査装置100にとって、通常、必要なその他の構成を備えていても構わない。
図2は、実施形態における成形アパーチャアレイ基板203の構成を示す概念図である。図2において、成形アパーチャアレイ基板203には、2次元状の横(x方向)m列×縦(y方向)n段(m,nは2以上の整数)の穴(開口部)22がx,y方向に所定の配列ピッチで形成されている。図2の例では、512×512の穴(開口部)22が形成されている場合を示している。各穴22は、共に同じ寸法形状の矩形で形成される。或いは、同じ外径の円形であっても構わない。これらの複数の穴22を電子ビーム200の一部がそれぞれ通過することで、マルチビーム20が形成されることになる。ここでは、横縦(x,y方向)が共に2列以上の穴22が配置された例を示したが、これに限るものではない。例えば、横縦(x,y方向)どちらか一方が複数列で他方は1列だけであっても構わない。また、穴22の配列の仕方は、図2のように、横縦が格子状に配置される場合に限るものではない。例えば、縦方向(y方向)k段目の列と、k+1段目の列の穴同士が、横方向(x方向)に寸法aだけずれて配置されてもよい。同様に、縦方向(y方向)k+1段目の列と、k+2段目の列の穴同士が、横方向(x方向)に寸法bだけずれて配置されてもよい。次に検査装置100における電子光学画像取得機構155の動作について説明する。
電子銃201(放出源)から放出された電子ビーム200は、電磁レンズ202によって屈折させられ、成形アパーチャアレイ基板203全体を照明する。成形アパーチャアレイ基板203には、図2に示すように、複数の穴22(開口部)が形成され、電子ビーム200は、すべての複数の穴22が含まれる領域を照明する。複数の穴22の位置に照射された電子ビーム200の各一部が、かかる成形アパーチャアレイ基板203の複数の穴22をそれぞれ通過することによって、マルチビーム1次電子ビーム(マルチビーム)20が形成される。
形成されたマルチ1次電子ビーム20は、電磁レンズ205(縮小レンズ)、及び電磁レンズ206によってそれぞれ屈折させられ、中間像及びクロスオーバーを繰り返しながら、マルチ1次電子ビーム20の各ビームのクロスオーバー位置に配置されたビームセパレーター214を通過して電磁レンズ207(対物レンズ)に進む。そして、電磁レンズ207は、マルチ1次電子ビーム20を基板101にフォーカス(合焦)する。電磁レンズ207により基板101(試料)面上に焦点が合わされた(合焦された)マルチ1次電子ビーム20は、主偏向器208及び副偏向器209によって一括して偏向され、各ビームの基板101上のそれぞれの照射位置に照射される。なお、一括ブランキング偏向器212によって、マルチ1次電子ビーム20全体が一括して偏向された場合には、制限アパーチャ基板213の中心の穴から位置がはずれ、制限アパーチャ基板213によって遮蔽される。一方、一括ブランキング偏向器212によって偏向されなかったマルチ1次電子ビーム20は、図1に示すように制限アパーチャ基板213の中心の穴を通過する。かかる一括ブランキング偏向器212のON/OFFによって、ブランキング制御が行われ、ビームのON/OFFが一括制御される。このように、制限アパーチャ基板213は、一括ブランキング偏向器212によってビームOFFの状態になるように偏向されたマルチ1次電子ビーム20を遮蔽する。そして、ビームONになってからビームOFFになるまでに形成された、制限アパーチャ基板213を通過したビーム群により、検査用(画像取得用)のマルチ1次電子ビーム20が形成される。
基板201の所望する位置にマルチ1次電子ビーム20が照射されると、かかるマルチ1次電子ビーム20が照射されたことに起因して基板101からマルチ1次電子ビーム20(マルチ1次電子ビーム)の各ビームに対応する、反射電子を含む2次電子の束(マルチ2次電子ビーム300)が放出される。
基板101から放出されたマルチ2次電子ビーム300は、電磁レンズ207を通って、ビームセパレーター214に進む。
ここで、ビームセパレーター214はマルチ1次電子ビーム20の中心ビームが進む方向(電子軌道中心軸)に直交する面上において電界と磁界を直交する方向に発生させる。電界は電子の進行方向に関わりなく同じ方向に力を及ぼす。これに対して、磁界はフレミング左手の法則に従って力を及ぼす。このため電子の侵入方向によって電子に作用する力の向きを変化させることができる。ビームセパレーター214に上側から侵入してくるマルチ1次電子ビーム20には、電界による力と磁界による力が打ち消し合い、マルチビーム1次電子ビーム20は下方に直進する。これに対して、ビームセパレーター214に下側から侵入してくるマルチ2次電子ビーム300には、電界による力と磁界による力がどちらも同じ方向に働き、マルチ2次電子ビーム300は斜め上方に曲げられ、マルチ1次電子ビーム20から分離する。
斜め上方に曲げられ、マルチ1次電子ビーム20から分離したマルチ2次電子ビーム300は、偏向器218によって、さらに曲げられ、電磁レンズ224,226によって、屈折させられながらマルチ検出器222に投影される。マルチ検出器222は、投影されたマルチ2次電子ビーム300を検出する。マルチ検出器222には、反射電子及び2次電子が投影されても良いし、反射電子は途中で発散してしまい残った2次電子が投影されても良い。マルチ検出器222は、例えば図示しない2次元センサを有する。そして、マルチ2次電子ビーム300の各2次電子が2次元センサのそれぞれ対応する領域に衝突して、電子を発生し、2次電子画像データを画素毎に生成する。マルチ検出器222にて検出された強度信号は、検出回路106に出力される。
図3は、実施形態における基板(ウェハ)101に形成される複数のチップ領域の一例を示す図である。図3において、基板(ウェハ)101の検査領域330には、複数のチップ(ウェハダイ)332が2次元のアレイ状に形成されている。各チップ332には、露光用マスク基板に形成された1チップ分のマスクパターンが図示しない露光装置(ステッパ)によって例えば1/4に縮小されて転写されている。各チップ332内は、例えば、2次元状の横(x方向)m列×縦(y方向)n段(m,nは2以上の整数)個の複数のマスクダイ33に分割される。実施形態では、かかるマスクダイ33が単位検査領域となる。
図4は、実施形態におけるマルチビームの照射領域と測定用画素との一例を示す図である。図4において、各マスクダイ33は、例えば、マルチビームのビームサイズでメッシュ状の複数のメッシュ領域に分割される。かかる各メッシュ領域が、測定用画素36(単位照射領域)となる。図4の例では、8×8列のマルチビームの場合を示している。1回のマルチビーム20の照射で照射可能な照射領域34は、(マルチビーム20のx方向のビーム間ピッチにx方向のビーム数を乗じたx方向サイズ)×(マルチビーム20のy方向のビーム間ピッチにy方向のビーム数を乗じたy方向サイズ)で定義される。図4の例では、照射領域34がマスクダイ33と同じサイズの場合を示している。但し、これに限るものではない。照射領域34がマスクダイ33よりも小さくても良い。或いは大きくても構わない。そして、照射領域34内に、1回のマルチビーム20の照射で照射可能な複数の測定用画素36(1ショット時のビームの照射位置)が示されている。言い換えれば、隣り合う測定用画素36間のピッチがマルチビームの各ビーム間のピッチとなる。図4の例では、隣り合う4つの測定用画素36で囲まれると共に、4つの測定用画素36のうちの1つの測定用画素36を含む正方形の領域で1つのサブ照射領域29を構成する。図4の例では、各サブ照射領域29は、4×4測定用画素36で構成される場合を示している。
実施形態におけるスキャン動作では、マスクダイ33毎にスキャン(走査)される。図4の例では、ある1つのマスクダイ33を走査する場合の一例を示している。マルチビーム20がすべて使用される場合には、1つの照射領域34内には、x,y方向に(2次元状に)m×n個のサブ照射領域29が配列されることになる。1つ目のマスクダイ33にマルチビーム20が照射可能な位置にXYステージ105を移動させる。主偏向器208によって、マルチビーム20が走査するマスクダイ33の基準位置にマルチビーム20全体を一括偏向する。この位置でXYステージ105を停止させ、当該マスクダイ33を照射領域34として当該マスクダイ33内を走査(スキャン動作)する。XYステージ105を連続移動させながらスキャンを行う場合には、主偏向器208によって、さらにXYステージ105の移動に追従するように、トラッキング偏向を行う。マルチビーム20を構成する各ビームは、互いに異なるいずれかのサブ照射領域29を担当することになる。そして、各ショット時に、各ビームは、担当サブ照射領域29内の同じ位置に相当する1つの測定用画素28を照射することになる。図4の例では、副偏向器209によって、各ビームは、1ショット目に担当サブ照射領域29内の最下段の右から1番目の測定用画素36(測定用画素28)を照射するように偏向される。そして、1ショット目の照射が行われる。続いて、副偏向器209によってマルチビーム20全体を一括してy方向に1測定用画素36分だけビーム偏向位置をシフトさせ、2ショット目に担当サブ照射領域29内の下から2段目の右から1番目の測定用画素36を照射する。同様に、3ショット目に担当サブ照射領域29内の下から3段目の右から1番目の測定用画素36を照射する。4ショット目に担当サブ照射領域29内の下から4段目の右から1番目の測定用画素36を照射する。次に、副偏向器209によってマルチビーム20全体を一括して最下段の右から2番目の測定用画素36の位置にビーム偏向位置をシフトさせ、同様に、y方向に向かって、測定用画素36を順に照射していく。かかる動作を繰り返し、1つのビームで1つのサブ照射領域29内のすべての測定用画素36を順に照射していく。1回のショットでは、成形アパーチャアレイ基板203の各穴22を通過することによって形成されたマルチビームによって、最大で各穴22と同数の複数のショットに応じた2次電子300が一度に検出される。
以上のように、マルチビーム20全体では、マスクダイ33を照射領域34として走査(スキャン)することになるが、各ビームは、それぞれ対応する1つのサブ照射領域29を走査することになる。そして、1つのマスクダイ33の走査(スキャン)が終了すると、隣接する次のマスクダイ33が照射領域34になるように移動して、かかる隣接する次のマスクダイ33の走査(スキャン)を行う。かかる動作を繰り返し、各チップ332の走査を進めていく。マルチビーム20のショットにより、この都度、照射された測定用画素36から2次電子300が放出され、マルチ検出器222にて検出される。実施形態では、マルチ検出器222の単位検出領域サイズは、各測定用画素36から上方に放出された2次電子300を測定用画素36毎(或いはサブ照射領域29毎)に検出する。
以上のようにマルチビーム20を用いて走査することで、シングルビームで走査する場合よりも高速にスキャン動作(測定)ができる。なお、ステップアンドリピート動作で各マスクダイ33のスキャンを行っても良いし、XYステージ105を連続移動させながら各マスクダイ33のスキャンを行う場合であってもよい。照射領域34がマスクダイ33よりも小さい場合には、当該マスクダイ33中で照射領域34を移動させながらスキャン動作を行えばよい。
以上のように、電子光学画像取得機構(画像取得機構)155は、マルチビーム20を用いて、パターンが形成された基板(ウェハ)101上を走査し、マルチビーム20が照射されたことに起因して基板(ウェハ)101から放出される、マルチ2次電子300を検出する。マルチ検出器222によって検出された各測定用画素36からの2次電子の検出データ(2次電子画像)は、測定順に検出回路106に出力される。検出回路106内では、図示しないA/D変換器によって、アナログの検出データがデジタルデータに変換され、ストライプパターンメモリ123に格納される。そして、例えば、1つのチップ332分の検出データが蓄積された段階で、チップパターンデータとして、位置回路107からの各位置を示す情報と共に、比較回路141に転送される。
図5は、実施形態における検査画像の輪郭の抽出の一例を説明するための図である。輪郭抽出回路140は、検査対象となる検査画像を画像保存部132から読み出す。また、輪郭抽出回路140は、例えば画像保存部132から、検査対象となるマスクダイ画像内のパターンに対応する基準パターンの基準輪郭データ、又は、検査対象となるマスクダイ画像内のパターンに電子ビームを照射して得られた参照となる画像から得られた基準輪郭データを読み出す。検査画像内のパターンは測定用画素36毎の階調値データとして定義されるので、輪郭抽出回路140は、図5に示すように、例えば1測定用画素36分のサイズ毎に、基準パターンの基準輪郭10上の点11の座標を特定する。そして、輪郭抽出回路140は、図5に示すように、基準輪郭10上の複数の点11の各座標位置から基準輪郭10の法線方向に向かって検査画像内のパターンの端部(エッジ)を抽出する。輪郭抽出回路140は、上述の端部(エッジ)を繋げることで、輪郭を抽出する。
図6は、実施形態における検査画像内のパターンの端部(エッジ)の抽出の仕方を説明するための図である。図6(a)の例では、基準輪郭10上の1つの点11付近を拡大して示している。基準輪郭10上の点11の座標と同じ測定画像内の座標から基準輪郭10の法線方向に向かって例えば1測定用画素36ずつ検査画像のパターンのエッジを探索する。設計上の座標を測定画像に適用する場合でも、基準輪郭10とパターンとの間の位置ずれは数画素サイズ(例えば3画素程度)以下に抑えることができる。図6(b)の例では、階調値と探索方向VV’(法線方向)の位置との関係を示している。基準輪郭10上の点11の座標上の画素AからV方向とV’方向(−V方向)とに探索を開始する。基準輪郭10とパターンとの距離が大きく離れていない場合、図6(b)に示すように、点11の座標上の画素Aからパターンに向かう方向の隣接画素Bの階調値はエッジを決める閾値Th’に近づく。逆に画素Aからパターンとは逆の方向に向かう隣接画素Eの階調値はエッジを決める閾値Th’から離れていく或いは変化しない。図6(a)の例では、基準輪郭10がパターンの外側に位置する場合を示している。このため、隣接画素Bの階調値は画素Aの階調値より大きくなり閾値Th’に近づくことになる。そして、隣接画素Eの階調値は画素Aの階調値より小さいか或いは同じ値になる。一方、基準輪郭10が対象パターンの内側に位置する場合、隣接画素Bの階調値は画素Aの階調値より小さくなり閾値Th’に近づくことになる。そして、隣接画素Eの階調値は画素Aの階調値より大きいか或いは同じ値になる。以上により、画素Aからパターンに向かう方向が画素B側であると判定できる。そして、画素Aから基準輪郭10の法線方向(V方向)に向かって例えば1測定用画素36ずつ順に画素B,C,Dの階調値を参照し、閾値Th’を超える(或いは跨ぐ)画素Dまで探索する。これにより、パターンの端部(エッジ)は、画素C,D間に存在することがわかる。画素C,Dの階調値を例えばサブ画素単位で線形補間などの補間を行なうことで、パターンの端部(エッジ)の位置を特定できる。輪郭抽出回路140は、基準輪郭10上の複数の点11について、同様にパターンの端部(エッジ)の位置を抽出する。これにより、検査画像の輪郭を取得できる。
なお、検査画像の輪郭の抽出方法は、上記のものに限定されない。
次に、制御計算機110は、位置合わせ回路147を用いて、基準輪郭と抽出された対象パターンの輪郭との位置合わせ(アライメント)を行う。この際、基準輪郭を最小二乗法等のモデルを用いて補正しても好適である。
図7は、実施形態における位置合わせ補正の一例を示す図である。位置合わせとして、例えば、x,y方向の並進移動、及び回転(θ)のみを許容する補正変換を考える。補正後の基準輪郭と、抽出された対象パターンの差異を表す評価関数は、輪郭間の距離などによって表す。これを最小二乗法等で最適化することで補正変換のパラメータ、すなわち並進移動距離および回転角度を決定する。図7(a)に示すように基準輪郭10と抽出された輪郭があったとき、かかる並進および回転変換を使って、図7(b)に示すように、基準輪郭10を補正して、輪郭に近づけた基準輪郭13に補正する。なお、補正する場合に、ここでの補正の内容は並進と回転に限られているため、補正後においても基準輪郭が欠陥個所を含む対象パターンの輪郭に合致することはなく、欠陥部の差異は明瞭に検出可能である。
図8は、実施形態の検査手順の一例を示す概念図である。図8は、「die to database(ダイ−データベース)検査」の検査手順による一例である。まず、電子光学画像取得機構155を用いて取得された検査画像は、例えば、画像保存部132に保存される。一方、設計データ保存部109に保存された対象パターンの設計データは、展開回路111を用いて展開される。参照画像生成回路139は、展開された設計データを用いて参照画像を作成する。検査画像と参照画像は比較回路141に送られる。次に、例えば、差分回路146を用いて、検査画像と参照画像の差分を取得する。この差分と、後述する許容変位量保存部138に保存された許容変位量Δを用いて、欠陥判定が行われる。許容変位量とは、例えば基準輪郭等の、所定の基準となるものからどの程度の変位(距離)まで輪郭がずれていても欠陥と判断しないか、という許容量をあらわすものである。なお、本実施形態では、後述するように、適宜、許容変位量Δに所定の倍数をかけたものを組み合わせて欠陥の判断を行っている。図8の「欠陥判定」と記載された部分(ブロック)には、例えば判断回路145が設けられている。なお、図8においては、比較回路141の内部に差分回路146、許容変位量保存部138、及び「欠陥判定」が記載されている。しかし、構成はこれに限定されるものではなく、例えば図1のように比較回路141と差分回路146と許容変位量保存部138が別個に設けられているものでも構わない。
図9は、実施形態の検査方法のフローチャートである。
図10及び図11は、実施形態の検査方法を説明するための模式図である。図10及び図11は、検査画像が欠陥を有する場合を例にして説明する模式図である。基準輪郭10は、第2基準位置の一例である。第1の輪郭14は、輪郭の一例である。基準輪郭10は直線状の輪郭であり、x方向に平行に配置されているものとする。なお、基準輪郭10がパターンの角部等に該当し直線状の輪郭となっていなくても良い。
まず、図10に示したように、基準輪郭10に平行な方向(x方向)に対応する検査画像内の方向(x方向)における、画素サイズの第3自然数(M=5N)倍の範囲内において、画素サイズの第1自然数(M=N)倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれか(平均輪郭12a、12b、12c、12d又は12e)と第2基準位置の距離と、第4の許容変位量を比較する(S102)。そして、画素サイズの第1自然数(M=N)倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第2基準位置の距離が第4の許容変位量よりも短い場合は平均輪郭と第2基準位置の距離を第5の許容変位量として設定し(S104)、画素サイズの第1自然数(M=N)倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第2基準位置の距離が第4の許容変位量と同じ又はより長い場合には第4の許容変位量を第5の許容変位量として設定する(S106)。
検査画像の画素サイズと参照画像の画素サイズは、例えば、等しいものである。検査画像の画素サイズと参照画像の画素サイズが等しくない場合には、例えば、検査画像の画素サイズと参照画像の画素サイズが等しくなるように適宜演算を行えば良い。
自然数Nは、通常、例えば2の倍数である。しかし、自然数Nはもちろんこれに限定されるものではない。
後述する第2自然数は第1自然数よりも大きい。また、第3自然数は第2自然数よりも大きい。実施形態の記載では、第1自然数をN、後述する第2自然数を3N、第3自然数を5Nとしている。すなわち、第2自然数は第1自然数の3倍、第3自然数は第1自然数の5倍としている。しかし、第2自然数は第1自然数の3倍であることに限定されるものではない。また、第3自然数は第1自然数の5倍であることに限定されるものではない。
画素サイズの第1自然数(M=N)倍の範囲内で計算された平均輪郭については、図10では、画素サイズの第3自然数(M=5N)倍の範囲を5等分し、5等分された第1の輪郭14の各部分について、図10の左側から順に、平均輪郭12a、平均輪郭12b、平均輪郭12c、平均輪郭12d及び平均輪郭12eを示している。なお平均輪郭12の計算は、例えば、平均輪郭計算回路142を用いて行う。
実施形態の記載では、画素サイズの第3自然数(M=5N)倍の範囲内における基準輪郭10の第4の許容変位量を0.6Δ、後述する画素サイズの第2自然数(M=3N)倍の範囲内における基準輪郭10の第2の許容変位量を0.3Δ、画素サイズの第1自然数(M=N)倍の範囲内における基準輪郭10の第1の許容変位量を0.1Δとしている。第4の許容変位量は第2の許容変位量より大きく、第2の許容変位量は第1の許容変位量より大きいことが好ましい。ここで、許容変位量は、例えば許容変位量保存部138に保存されているものとする。
実施形態では、第2基準位置は基準輪郭としているが、これに限定されるものではない。なお、基準位置は、例えば基準位置保存部148に保存されているものとする。
図10では、平均輪郭12eと基準輪郭10(第2基準位置)の距離は第4の許容変位量0.6Δよりも短い。そこで、平均輪郭12eと基準輪郭10(第2基準位置)の距離を第5の許容変位量として設定する。そして、平均輪郭12eを第1基準位置として設定する。第1基準位置については基準位置保存部148に保存される。
次に、図11に示したように、画素サイズの第2自然数(M=3N)倍の範囲内において、画素サイズの第1自然数(M=N)倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれか(平均輪郭12b、12c又は12d)と第1基準位置(平均輪郭12e)の距離と、第2の許容変位量を比較する(S108)。そして、画素サイズの第1自然数(M=N)倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が第2の許容変位量よりも短い場合は平均輪郭と第1基準位置の距離を第3の許容変位量として設定し(S110)、画素サイズの第1自然数(M=N)倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が第2の許容変位量と同じ又はより長い場合には、第2の許容変位量を第3の許容変位量として設定する(S112)。
図11においては、平均輪郭12b、12c及び12dと第1基準位置(平均輪郭12e)の距離が、第2の許容変位量(0.3Δ)より長い。そこで、第2の許容変位量(0.3Δ)を第3の許容変位量として設定する。
次に、第1の許容変位量と第3の許容変位量と第5の許容変位量を加算した総許容変位量を計算する(S114)。総許容変位量は、例えば、許容変位量加算回路144を用いて計算する。
次に、判断回路145は、第1の輪郭14と第2基準位置(基準輪郭10)の最長距離(第2最長距離の一例)と総許容変位量を比較する(S116)。そして、第1の輪郭14と第2基準位置(基準輪郭10)の最長距離が総許容変位量と同じまたはより短い場合には、検査画像は欠陥を有しないと判断し(S118)、第1の輪郭14と第2基準位置(基準輪郭10)の最長距離が総許容変位量より長い場合には、検査画像は欠陥を有すると判断する(S120)。
図11においては、第1の輪郭14と第2基準位置(基準輪郭10)の最長距離は、総許容変位量(第1の許容変位量と第3の許容変位量と第5の許容変位量の和)よりも長い。従って、検査画像は欠陥を有するものと判断される。
図12ないし図14は、実施形態の他の形態の検査方法を説明するための模式図である。図12ないし図14は、検査画像が欠陥を有しない場合を説明するための模式図である。
図12ないし図14では、第2の輪郭16(輪郭の一例)が欠陥を有するか、ということを考えている。まず図12で、画素サイズの第3自然数(M=5N)倍の範囲内において、画素サイズの第1自然数(M=N)倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれか(平均輪郭14a、14b、14c、14d及び14e)と第2基準位置(基準輪郭10)の距離は、第4の許容変位量(0.6Δ)よりも長い。そこで、第4の許容変位量を第5の許容変位量として設定する(図9のS102、S106)。また、第2基準位置(基準輪郭10)に平行で第2基準位置(基準輪郭10)から第4の許容変位量(0.6Δ)離間した線を、第1基準位置として設定する。
次に、図13で、画素サイズの第2自然数(M=3N)の範囲内において、画素サイズの第1自然数(M=N)倍の範囲内で計算された平均輪郭のいずれか(平均輪郭14b、14c及び14d)である平均輪郭14dと第1基準位置の距離は、第2の許容変位量0.3Δよりも短い。従って、平均輪郭14dと第1基準位置の距離を、第3の許容変位量として設定する(図9のS108、S110)。
次に、第1の許容変位量と第3の許容変位量と第5の許容変位量を加算した総許容変位量を計算する(S114)。総許容変位量は、例えば、許容変位量加算回路144を用いて計算する。
次に、図14で、第2の輪郭16と第2基準位置(基準輪郭10)の最長距離は、総許容変位量より短い。そこで、検査画像は欠陥を有しないとして判断される(S116、S118)。
次に、本実施形態の作用効果を記載する。
仮に、「基準輪郭10から所定の許容変位量Δ内で輪郭がずれている場合、その輪郭は欠陥を有しない」と判断することにすると、図10及び図11で説明した第1の輪郭14と、図12ないし図14で説明した第2の輪郭16のいずれもが欠陥を有しないこととなる。
しかし、第2の輪郭16のように、比較的緩やかに変化しているような場合は欠陥として検出をせず、第1の輪郭14のように比較的急激に、周波数の高い成分を有して変化している場合には、欠陥として検出をしたい場合があり得る。
そこで、許容変位量Δを分割する。上述の実施形態では、第4の許容変位量を0.6Δ、第2の許容変位量を0.3Δ、第1の許容変位量を0.1Δとして、許容変位量を3つに分割している。
そして、平均輪郭と第1基準または第2基準の距離を、分割された第4の許容変位量及び第2の許容変位量と比較している。そして、平均輪郭と第1基準または第2基準の距離の方が短い場合には、平均輪郭と第1基準または第2基準の距離を第3の許容変位量または第5の許容変位量として設定している。いわば、実施形態の検査装置及び検査方法は、平均輪郭を用いて許容変位量を小さくすることにより、周波数成分の高い欠陥を主に検出しようというものである。
特に検査の際には、時間を節約するため、検査画像にフーリエ変換等の処理を行うことなしに、欠陥の有無の判断を行う事が好ましい。実施形態の検査装置及び検査方法では、簡易的に、周波数の高低の区別を取り入れた欠陥検出を行う事が出来る。
第4の許容変位量は第2の許容変位量より大きく、第2の許容変位量は第1の許容変位量より大きいことが好ましい。これは、比較的大きな第3自然数(M=5N)倍の範囲内で設定された第4の許容変位量を相対的に大きく設定することによりパターンのラフネス起因による欠陥の検出を抑制し、比較的小さな第2自然数(M=3N)倍及び第1自然数(M=N)倍の範囲内で設定された第2の許容変位量及び第1の許容変位量を相対的に小さく設定することにより、周波数の高い欠陥、言い換えると局所的にとんがっていたりへこんだりしている欠陥を検出するためである。もちろん、第4の許容変位量、第2の許容変位量及び第1の許容変位量の設定の仕方は、これに限定されるものではない。
実施形態の検査装置及び検査方法は、die to database(ダイ−データベース)検査装置及びdie to database(ダイ−データベース)検査方法において適用されることが好ましい。言い換えると、参照画像は、パターンの設計データから生成された画像であることが好ましい。これは、die to die(ダイ−ダイ)検査の場合には、参照画像の方も検査画像と同様に輪郭の部分が明確に観測されない場合があり、十分な検査を行うことが出来ない場合があるためである。
以上の説明において、一連の「〜回路」は、処理回路を含み、その処理回路には、電気回路、コンピュータ、プロセッサ、回路基板、量子回路、或いは、半導体装置等が含まれる。また、各「〜回路」は、共通する処理回路(同じ処理回路)を用いてもよい。或いは、異なる処理回路(別々の処理回路)を用いても良い。プロセッサ等を実行させるプログラムは、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録されればよい。また、「〜記憶部」、「〜保存部」又は記憶装置は、たとえば磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、ROM(リードオンリメモリ)、SSD(ソリッドステートドライブ)などの記録媒体を含む。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。上述の実施形態はあくまで、例として挙げられているだけであり、本発明を限定するものではない。例えば、実施形態ではマルチビームを用いた検査装置について記載したが、1本のビームを用いた検査装置であっても良い。また、各実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもかまわない。
実施形態では、検査方法及び検査装置の構成やその製造方法等、本発明の説明に直接必要としない部分等については記載を省略したが、必要とされる検査方法の構成を適宜選択して用いることが出来る。その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての検査方法は、本発明の範囲に包含される。本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその均等物の範囲によって定義されるものである。
10 基準輪郭
11 点
20 マルチ1次電子ビーム
22 穴
28,36 測定用画素
29 サブ照射領域
33 マスクダイ
34 照射領域
36 画素
100 検査装置
101 基板
102 電子ビームカラム
103 検査室
106 検出回路
107 位置回路
109 設計データ保存部
110 制御計算機
111 展開回路
114 ステージ制御回路
117 モニタ
118 メモリ
119 プリンタ
120 バス
122 レーザ測長システム
123 ストライプパターンメモリ
124 レンズ制御回路
126 ブランキング制御回路
127 駆動機構
128 偏向制御回路
132 画像保存部
138 許容変位量保存部
139 参照画像生成回路
140 輪郭抽出回路
141 比較回路
142 平均輪郭計算回路
143 許容変位量設定回路
144 許容変位量加算回路
145 判断回路
146 差分回路
147 位置合わせ回路
148 基準位置保存部
155 電子光学画像取得機構(画像取得機構)
160 制御系回路
200 電子ビーム
201 電子銃(照射源)
202 電磁レンズ
203 成形アパーチャアレイ基板
205 電磁レンズ(縮小レンズ)
206 電磁レンズ
207 電磁レンズ(対物レンズ)
208 主偏向器
209 副偏向器
212 一括ブランキング偏向器
213 制限アパーチャ基板
214 ビームセパレーター
216 ミラー
222 マルチ検出器
224,226 電磁レンズ
228 偏向器
300 マルチ2次電子ビーム
330 検査領域
332 チップ(ウェハダイ)

Claims (5)

  1. ウェハ上に形成されたパターンに電子ビームの照射を行う照射源と、
    前記照射により前記パターンから生じる、輪郭を有する検査画像を取得する検出回路と、
    前記検査画像の参照となる、基準輪郭を有する参照画像について、画素サイズの第1自然数倍の範囲内における前記基準輪郭の第1の許容変位量と、前記画素サイズの、前記第1自然数よりも大きな第2自然数倍の範囲内における前記基準輪郭の第2の許容変位量と、を保存する許容変位量保存部と、
    前記基準輪郭に平行な方向に対応する前記検査画像内の方向における、前記検査画像の前記画素サイズの前記第1自然数倍の範囲内における前記輪郭の平均輪郭を計算する平均輪郭計算回路と、
    前記画素サイズの第1自然数倍の範囲を含む、前記画素サイズの前記第2自然数倍の範囲内において、前記画素サイズの前記第1自然数倍の範囲内で計算された前記平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が前記第2の許容変位量よりも短い場合には前記平均輪郭と前記第1基準位置の距離を第3の許容変位量として設定し、前記画素サイズの前記第2自然数倍の範囲内において、前記画素サイズの前記第1自然数倍の範囲内で計算された前記平均輪郭のいずれかと前記第1基準位置の距離が前記第2の許容変位量と同じ又はより長い場合には前記第2の許容変位量を前記第3の許容変位量として設定する許容変位量設定回路と、
    前記第3の許容変位量と前記第1の許容変位量を加算した総許容変位量を計算する許容変位量加算回路と、
    前記第1自然数倍の範囲内で計算された前記平均輪郭と前記第1基準位置の第1最長距離が前記総許容変位量と同じまたはより短い場合には前記検査画像は欠陥を有しないと判断し、前記第1最長距離が前記総許容変位量より長い場合には前記検査画像は前記欠陥を有すると判断する判断回路と、
    を備える検査装置。
  2. 前記許容変位量保存部は、前記画素サイズの、前記第2自然数よりも大きな第3自然数倍の範囲内における第4の許容変位量を保存し、
    前記許容変位量設定回路は、前記画素サイズの第1自然数倍の範囲と前記画素サイズの前記第2自然数倍の範囲を含む、前記画素サイズの前記第3自然数倍の範囲内において、前記画素サイズの前記第1自然数倍の範囲内で計算された前記平均輪郭のいずれかと第2基準位置の距離が前記第4の許容変位量よりも短い場合には前記平均輪郭と前記第2基準位置の距離を第5の許容変位量として設定し、前記画素サイズの前記第3自然数倍の範囲内において、前記第1自然数の範囲内で計算された前記平均輪郭のいずれかと前記第2基準位置の距離が前記第4の許容変位量と同じ又はより長い場合には前記第4の許容変位量を前記第5の許容変位量として設定し、
    前記許容変位量加算回路は、前記第5の許容変位量をさらに加算した前記総許容変位量を計算し、
    前記判断回路は、前記第1自然数倍の範囲内で計算された前記平均輪郭と前記第2基準位置の第2最長距離が前記総許容変位量と同じまたはより短い場合には前記検査画像は前記欠陥を有しないと判断し、前記第2最長距離が前記総許容変位量より長い場合には前記検査画像は前記欠陥を有すると判断する、
    請求項1記載の検査装置。
  3. 前記第2の許容変位量は前記第1の許容変位量よりも大きい請求項1又は請求項2記載の検査装置。
  4. 前記参照画像は、前記パターンの設計データから生成された画像である請求項1ないし請求項3いずれか一項記載の検査装置。
  5. ウェハ上に形成されたパターンに電子ビームの照射を行い、
    前記照射により前記パターンから生じる、輪郭を有する検査画像を取得し、
    前記検査画像の参照となる、基準輪郭を有する参照画像について、画素サイズの第1自然数倍の範囲内における前記基準輪郭の第1の許容変位量と、前記画素サイズの、前記第1自然数よりも大きな第2自然数倍の範囲内における前記基準輪郭の第2の許容変位量と、を保存し、
    前記基準輪郭に平行な方向に対応する前記検査画像内の方向における、前記検査画像の前記画素サイズの前記第1自然数倍の範囲内における前記輪郭の平均輪郭を計算し、
    前記画素サイズの第1自然数倍の範囲を含む、前記画素サイズの前記第2自然数倍の範囲内において、前記画素サイズの前記第1自然数倍の範囲内で計算された前記平均輪郭のいずれかと第1基準位置の距離が前記第2の許容変位量よりも短い場合には前記平均輪郭と前記第1基準位置の距離を第3の許容変位量として設定し、前記画素サイズの前記第2自然数倍の範囲内において、前記画素サイズの前記第1自然数倍の範囲内で計算された前記平均輪郭のいずれかと前記第1基準位置の距離が前記第2の許容変位量と同じ又はより長い場合には前記第2の許容変位量を前記第3の許容変位量として設定し、
    前記第3の許容変位量と前記第1の許容変位量を加算した総許容変位量を計算し、
    前記第1自然数倍の範囲内で計算された前記平均輪郭と前記第1基準位置の第1最長距離が前記総許容変位量と同じまたはより短い場合には前記検査画像は欠陥を有しないと判断し、前記第1最長距離が前記総許容変位量より長い場合には前記検査画像は前記欠陥を有すると判断する、
    検査方法。
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