JP2010174926A - 差動歯車装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊星運動を行う入力外歯車と出力外歯車とで個別に歯面の滑り速度を調整して差動歯車装置の動力損失を低減し、加工工数を低減すること
【解決手段】固定支持された入力内歯車5と、入力内歯車5と同軸かつ回転自在に支持された出力内歯車8と、入力内歯車5及び出力内歯車8とかみ合って遊星運動を行なう入力外歯車10及び出力外歯車11からなる外歯車3と、から構成される差動歯車装置において、入力内歯車5と出力内歯車8は、それぞれモジュールが等しく、かつ歯数が異なり、入力外歯車10と出力外歯車11は、それぞれモジュール、歯数、転位係数が等しく、かつ歯たけが異なる構成とする。換言すると、入力外歯車10と出力外歯車11は、それぞれ歯底円直径が等しく、歯先円直径が異なる構成である。
【選択図】図1
【解決手段】固定支持された入力内歯車5と、入力内歯車5と同軸かつ回転自在に支持された出力内歯車8と、入力内歯車5及び出力内歯車8とかみ合って遊星運動を行なう入力外歯車10及び出力外歯車11からなる外歯車3と、から構成される差動歯車装置において、入力内歯車5と出力内歯車8は、それぞれモジュールが等しく、かつ歯数が異なり、入力外歯車10と出力外歯車11は、それぞれモジュール、歯数、転位係数が等しく、かつ歯たけが異なる構成とする。換言すると、入力外歯車10と出力外歯車11は、それぞれ歯底円直径が等しく、歯先円直径が異なる構成である。
【選択図】図1
Description
本発明は、遊星歯車機構の一種である差動歯車装置を構成する外歯車の形状設計方法に係わり、特に、建設機械や荷役機械等に適用される大減速比の歯車装置の製造コスト及び動力損失低減技術に関する。
建設機械や荷役機械等においては、作業や走行の目的で大きなトルクを要求されることがあるが、内燃機関や油圧モータ、電動機等の一般的な原動機が発生するトルクはそれほど大きくないため、歯車装置を使用して減速し、大きなトルクを得ることが多い。このような場合、遊星歯車機構の一種である差動歯車装置を使用すると、大きな減速比を比較的少ない減速段数で得ることができる。
大きな減速比を得るための従来技術として、例えば特許文献1に示すような、いわゆるヴォルフロム型歯車装置によると、100以上の減速比を得ることが可能となる。このような差動歯車装置においては、外歯車である遊星歯車の歯幅の概略半分は回転しないように支持された内歯車とかみ合い、残りの半分が回転自在に支持された内歯車とかみ合う構造を有している。
この構造において、軸直角断面を基準とすると、多くの場合、前者の内歯車側から動力が入力され、後者の内歯車側より出力されるため、これらをそれぞれ入力内歯車、出力内歯車と称するが、通常、入力内歯車と出力内歯車とは歯数が異なるため、それぞれの内歯車とかみ合う外歯車の歯は、おのおのの内歯車に合わせて仕様決定される。
このようにすると、歯面の滑り速度を入力側と出力側とで個別に調整できるため、歯車装置の動力損失を小さくできるというメリットがある。この結果として、外歯車の歯先円直径は、入力側と出力側(以後、入力外歯車、出力外歯車と呼ぶことにする)とで異なり、歯車の外周部には軸方向に段が付く構造になる。
しかしながら、上記の特許文献1を含めた従来技術の構造によると、入力外歯車と出力外歯車とは歯車仕様が異なるため、それぞれ個別に作成して組み合わせる必要がある。この場合、歯車を2個作成するとともに、嵌合部の仕上げ加工やキー溝の加工等が必要となり、製造コストが増大するという課題がある。
1個の材料から歯車を削り出す場合でも、2種の歯部を加工するためには少なくとも2工程を経る必要があり、歯切工具を逃がすためのスペースを設けることにより歯車の寸法が増大するという副次的な課題も生じる。
本発明は、遊星運動を行う入力外歯車と出力外歯車とで個別に歯面の滑り速度を調整して歯車装置の動力損失を低減し、加工工数を低減することで歯車の製造コストを抑制して、高効率かつ低コストの差動歯車装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は主として次のような構成を採用する。
固定支持された入力内歯車と、前記入力内歯車と同軸かつ回転自在に支持された出力内歯車と、前記入力内歯車及び前記出力内歯車とかみ合って遊星運動を行なう入力外歯車及び出力外歯車からなる外歯車と、から構成される差動歯車装置において、前記入力内歯車と前記出力内歯車は、それぞれモジュールが等しく、かつ歯数が異なり、前記入力外歯車と前記出力外歯車は、それぞれモジュール、歯数、転位係数が等しく、かつ歯たけが異なる構成とする。
固定支持された入力内歯車と、前記入力内歯車と同軸かつ回転自在に支持された出力内歯車と、前記入力内歯車及び前記出力内歯車とかみ合って遊星運動を行なう入力外歯車及び出力外歯車からなる外歯車と、から構成される差動歯車装置において、前記入力内歯車と前記出力内歯車は、それぞれモジュールが等しく、かつ歯数が異なり、前記入力外歯車と前記出力外歯車は、それぞれモジュール、歯数、転位係数が等しく、かつ歯たけが異なる構成とする。
また、固定支持された入力内歯車と、前記入力内歯車と同軸かつ回転自在に支持された出力内歯車と、前記入力内歯車及び出力内歯車とかみ合って遊星運動を行なう入力外歯車及び出力外歯車からなる外歯車と、から構成される差動歯車装置において、前記入力内歯車と前記出力内歯車は、それぞれモジュールが等しく、かつ歯数が異なり、前記入力外歯車と前記出力外歯車は、それぞれ歯底円直径が等しく、歯先円直径が異なる構成とする。
また、前記差動歯車装置を旋回減速機として使用するパワーショベルに適用した場合に、前記外歯車に連結された入力軸に原動機として電動機が接続された場合、前記電動機に制動機能と発電機能を具備させ、前記パワーショベルの減速動作時に前記発電機能で得た電力を蓄電手段に蓄える構成とする。
本発明によれば、遊星運動を行う入力外歯車と出力外歯車の歯車は、基本的に同一仕様となるため、少ない工程で歯部を加工することが可能となる。加工に際して入力外歯車と出力外歯車を分離する必要はない(一体的構造である)ため、製造コスト及び歯車の寸法を最小限に抑制することができる。
また、入力外歯車と出力外歯車とで歯先円直径が異なるため、歯面の滑り速度を個別に調節して動力損失を低減することが可能となる。これらの効果によって、高効率かつ低コストの差動歯車装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る差動歯車装置について、図1〜図5を参照しながら以下詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る差動歯車装置の歯車群の配置と構造を示す斜視図である。図2は本実施形態に係る差動歯車装置の内歯車と外歯車の歯のかみ合い状態を示す構成図である。図3は一般的な差動歯車装置の動作原理を示す説明図である。
また、図4は本実施形態に係る差動歯車装置を建設機械のパワーショベルの旋回減速機に適用した構成例を示す図である。図5は本実施形態に係る差動歯車装置の適用されたパワーショベルの構造を示す断面図である。
まず、本実施形態に係る差動歯車装置の動作原理について図3を用いて(図1をも参照して)説明すると、一般に差動歯車装置は原動機20にその入力軸1が接続され、入力軸1の偏芯位置に偏芯軸2が設けられ、偏芯軸2と同軸かつ回転自在に外歯車3が設けられ、外歯車3の外周かつ入力側に設けられた入力外歯車10は、回転しないように支持された入力内歯車5とかみ合い、外歯車3(遊星歯車とも云う)の外周かつ出力側に設けられた出力外歯車11は、入力軸1と同軸かつ回転自在に支持された出力内歯車8とかみ合い、出力内歯車8と同軸に固定された出力軸7が負荷21に接続されて差動歯車装置32を形成している。換言すると、遊星運動を行う外歯車3(図1を参照すると、入力外歯車10と出力外歯車11とからなる)は、固定の入力内歯車5と、出力として取り出す回転する出力内歯車8(入力内歯車5と同軸)と、にかみ合って偏芯して回転するものであり、この外歯車3の自転量を出力内歯車8の回転量として取り出し,入力軸1の回転を大減速させる。
通常、入力内歯車5と出力内歯車8とは、数枚の歯数差があり、両歯車の直径は異なる。これらの内歯車5,8に対して、歯車伝達の動力損失の低減を目的として歯面の滑り速度を個別に調整する場合、対応する入力外歯車10と出力外歯車11の仕様(モジュール、歯数、歯たけなど)はそれぞれ異なるものになるため、入力外歯車10と出力外歯車11は個別に製作され、組み合わされて外歯車3を形成することになり、多くの場合歯車の製造コストは増大することとなる。
これに対して、図1及び図2に示す本発明の実施形態に係る差動歯車装置によれば、外歯車3の外周に形成された歯部4は、入力外歯車10及び出力外歯車11から構成されていて、両歯車10,11がモジュール、歯数、転位係数を等しくするため、少ない工程で加工可能であり、製造コストは小さい。ここで、歯車のモジュール、歯数、転位係数は歯車仕様を表すものであって、歯の大きさを表すモジュールは、ピッチ円直径(歯先円直径と歯底円直径間の直径)を歯数で除した値であり、転位係数は基準ラックの基準ピッチ線をモジュールのX倍だけずらして得られる歯車においてこのXを転位係数といい、歯の切り込みを変えることによる歯の形状変更を表している。
また、本実施形態に係る差動歯車装置では、入力外歯車10の歯底円直径16と、出力外歯車11の歯底円直径19とは同一となる(図2を参照)。一方、歯切加工の前段階で素材の直径を変えておくことにより(段付き円柱体を準備することにより)、入力外歯車10の歯先円直径14と出力外歯車11の歯先円直径17は容易に変えることができる。これによって、入力外歯車10と出力外歯車11は入力内歯車5と出力内歯車8に対して個別に歯面の滑り速度を調節可能となり、歯車伝達の動力損失を低減することができる。図2に示すように、出力外歯車11のかみ合い箇所は、入力外歯車10のそれに比べて歯底側になる。この場合、入力外歯車10の歯たけ15と出力外歯車の歯たけ18はそれぞれ異なる大きさとなる。このように、入力外歯車10と出力外歯車11のモジュール、歯数、転位係数が等しく、歯たけが異なる構造であることが、本実施形態に係る差動歯車装置の特徴の1つである。また、この特徴を歯車の外観上から表現すると、入力外歯車10と出力外歯車11とは歯底円直径16,19が等しく歯先円直径14,17が異なると云える。
上述した動力損失の低減とは異なる観点でみると、入力外歯車10と出力外歯車11は、製造上の利便性を考慮して基本的に歯車仕様(モジュール、歯数、転位係数)を同一として歯たけを異にしている。換言すると、図2に示す、出力外歯車11の歯先円直径17は入力外歯車10の歯先円直径14より短くなっていて、その歯先が削り取られたような形状(点線Dを参照)となっている(上述した段付き円柱体を歯切りするとこのような形状となる)。そして、点線Dで示す削り取る意味は、出力外歯車11と出力内歯車8の噛み合い歯たけを2モジュールとするためである。そして、噛み合い歯たけを2モジュールとすると標準工具で加工可能となる。逆に云えば、図2の点線Dのように削り取らないと、回転する出力内歯車8の歯たけが2モジュールを可成り超える(例えば、2.5モジュール)ことになって、特殊な工具による加工を強いられることになる。勿論、歯たけを異ならせることの本質的な意味は上述したように歯車伝達の動力損失を低減するため、換言すると、後述する電力回生における逆駆動の効率を高くするためである。
図2において、図示例のとおり通常では、入力内歯車5の歯数は出力内歯車8の歯数より多く、入力外歯車10の歯たけ15が出力外歯車11の歯たけ18より大であるが、この大小関係が逆であってもよい。すなわち、入力外歯車10の歯たけ15と出力外歯車11の歯たけ18のいずれかの外歯車の歯たけの大きい方が2.25モジュール以下とすることで、入力軸1に電動機の軸を連結した場合における電力回生の回収効率、具体的には差動歯車装置の逆駆動による伝達効率を高くし、さらに、特殊な加工用の工具を使用することなく標準工具による加工を可能とする。ここで、歯たけに具体的数値として2.25を挙げているのは、JIS規格において標準工具でカットできる歯モジュールの数値が2.25として規定されており、2.25モジュール以下であれば、特殊工具を用いることなく標準工具で歯をカットできるからである。
以上のように、本実施形態に係る差動歯車装置を構成して入力軸1を回転させると、入力外歯車10の一方の歯面12が入力内歯車5の歯面と接触し、出力外歯車11の反対歯面13は出力内歯車8の歯面と接触して、外歯車3は遊星運動を行なうことになる。外歯車3の自転を取り出すことにより大減速が得られ、出力軸7は入力軸1に対して非常に低速で回転することになる。このとき、入力外歯車10の歯たけ15は2.25モジュール程度の並歯とし、出力外歯車11の歯たけ18を2モジュールあるいはそれ以下の低歯とすることで、標準的な工具を用いての加工が可能となり、製造コストは一層削減される。
次に、本発明の実施形態に係る差動歯車装置を建設機械の一種であるパワーショベルの旋回減速機に適用した場合における構成例について、図4及び図5を参照しながら、その構造及び動作を説明する。
差動歯車装置32の入力軸1は、軸受26及び27により歯車箱24に対して回転自在に支持され、入力軸1に対して偏芯位置に偏芯軸2が設けられ、外歯車3が軸受28及び29により、偏芯軸2に対して回転自在に支持されている。軸上には、偏芯により生じるアンバランス荷重を打ち消すためのカウンターウェイト23が設けられている。入力内歯車5は入力軸1と同軸かつ歯車箱24に対して回転しないように支持され、出力内歯車8及びこれと同軸に設けた出力軸7は、軸受30及び31により、入力軸1と同軸かつ歯車箱24に対して回転自在に支持され、出力軸7の先端には旋回ピニオン25が同軸に設けられている。
電動機20の軸22は、スプライン嵌合により入力軸1と連結されており、外歯車3は入力内歯車5及び出力内歯車8とかみ合わされているため、電動機20が回転すると、外歯車3は遊星運動を行ない、出力軸7は電動機軸22に対して低速で回転する。外歯車3の歯部は図1に示す構成と同様の構成となっており、低コストで製造可能であり、かつ動力損失も低い。
一方、パワーショベル37のシャシー35上には、旋回内歯車33が固定されており、軸受36を用いてシャシー35に対して回転自在に支持された旋回部34上には差動歯車装置32が固定されており、旋回ピニオン25と旋回内歯車33はかみ合わされている。このような構成のため、電動機20を回転させると、旋回ピニオン25が回転し、差動歯車装置32を固定した旋回部34が回転して、旋回部34の方向を変えるための旋回動作を行なうことができる。
電動機20は動力回生機能を有しているため、旋回動作の減速時には発電を行なって燃料の消費量を低減する。ここで、回生機能で発電した電力は、旋回部34に設けられた二次電池(電動機20の駆動用バッテリであるとともにパワーショベルの各種制御に使用されるバッテリ)又はキャパシタ等の蓄電手段40に充電することができる。動力再生機能についてさらに述べると、電動機20に入力を印加してパワーショベルを旋回させた後に停止させる際に、入力を遮断し発電モード(例えば、電動機励磁回路を励磁動作させるとともに慣性でロータが回転していることに伴い発電機として機能させる状態)に移行させて、すなわち入力遮断後で停止に至るまでの間、電動機2を制動機能と発電機能として奏させて、動力回生を図っている。本実施形態に係る差動歯車装置は動力損失が小さいため、動力回生の効率も高く、電動機を原動機とするパワーショベルに好適である。なお、実機では、回動可能なアーム38が旋回部34に設置され、アーム先端のバケット39を用いて掘削作業を実施するが、本発明と直接の関係はないのでその説明を省略する。
このように本実施形態に係る差動歯車装置を構成することで、外歯車の歯を少ない工程で加工することにより製造コストが削減され、入力外歯車と出力外歯車の歯たけを変えることにより歯面の滑り速度を個別に調整して動力損失を低減することができ、加えて、燃料費が少なく連続稼動時間の長い電動機駆動のパワーショベルを提供することができる。なお、本実施形態では差動歯車装置をパワーショベルの旋回減速機に適用したが、類似構造の走行用終減速機に適用してもよいし、他の建設機械や荷役機械、あるいは他の産業機械に適用してもよいことは言うまでもない。
以上説明したように、本実施形態に係る作動歯車装置においては、回転しないように支持された入力内歯車と、これと同軸かつ回転自在に支持された出力内歯車と、これらの歯車とかみ合って遊星運動を行なう入力外歯車及び出力外歯車を備えている。そして、入力内歯車と出力内歯車とはモジュールが等しく歯数が異なり、入力外歯車と出力外歯車とはモジュール、歯数、転位係数が等しく歯たけが異なっている。歯たけを変えることにより、少ない工程で歯の加工を可能とし、歯面の滑り速度を個別に調整することにより動力損失を低減して、高効率かつ低コストの差動歯車装置とすることができる。この結果、入力外歯車と出力外歯車とは歯底円直径が等しく歯先円直径が異なるという外観上の特徴を有している。
1…入力軸、2…偏芯軸、3…外歯車、4…外歯車の歯部、5…入力内歯車、7…出力軸、8…出力内歯車、10…入力外歯車、11…出力外歯車、12…入力外歯車の歯面、13…出力外歯車の歯面、14…入力外歯車の歯先円直径、15…入力外歯車の歯たけ、16…入力外歯車の歯底円直径、17…出力外歯車の歯先円直径、18…出力外歯車の歯たけ、19…出力外歯車の歯底円直径、20…電動機、21…負荷、22…電動機軸、23…カウンターウェイト、24…歯車箱、25…旋回ピニオン、26,27…入力軸軸受、28,29…外歯車軸受、30,31…出力軸軸受、32…差動歯車装置、33…旋回内歯車、34…旋回部、35…シャシー、36…旋回軸受、37…パワーショベル、
Claims (8)
- 固定支持された入力内歯車と、前記入力内歯車と同軸かつ回転自在に支持された出力内歯車と、前記入力内歯車及び前記出力内歯車とかみ合って遊星運動を行なう入力外歯車及び出力外歯車からなる外歯車と、から構成される差動歯車装置において、
前記入力内歯車と前記出力内歯車は、それぞれモジュールが等しく、かつ歯数が異なり、
前記入力外歯車と前記出力外歯車は、それぞれモジュール、歯数、転位係数が等しく、かつ歯たけが異なる
ことを特徴とする差動歯車装置。 - 固定支持された入力内歯車と、前記入力内歯車と同軸かつ回転自在に支持された出力内歯車と、前記入力内歯車及び出力内歯車とかみ合って遊星運動を行なう入力外歯車及び出力外歯車からなる外歯車と、から構成される差動歯車装置において、
前記入力内歯車と前記出力内歯車は、それぞれモジュールが等しく、かつ歯数が異なり、
前記入力外歯車と前記出力外歯車は、それぞれ歯底円直径が等しく、歯先円直径が異なる
ことを特徴とする差動歯車装置。 - 請求項1または2において、
前記入力外歯車と前記出力外歯車のいずれかの歯たけで大きい方の歯たけを、標準工具の使用可能な2.25モジュール以下とすることを特徴とする差動歯車装置。 - 請求項1、2または3において、
前記外歯車には偏芯軸を介して結合された入力軸が設けられ、
前記入力軸は、原動機として動力回生機能を有する電動機を接続可能とする
ことを特徴とする差動歯車装置。 - 外部からの原動機に接続されて回転する入力軸と、前記入力軸の偏芯位置に設けられた偏芯軸と、前記偏芯軸と同軸かつ回転自在に設けられた外歯車と、前記外歯車の外周かつ入力側に設けられた入力外歯車と、前記外歯車の外周かつ出力側に設けられた出力外歯車と、前記入力外歯車とかみ合い回転しないように固定支持された入力内歯車と、前記出力外歯車とかみ合い回転自在に支持された出力内歯車と、前記出力内歯車と同軸で外部の負荷に接続される出力軸と、を備えた差動歯車装置であって、
前記入力内歯車は、その歯数が前記出力内歯車の歯数より多く、
前記入力外歯車は、そのモジュールと歯数が前記出力外歯車のモジュールと歯数に等しく、前記入力外歯車の歯たけが略2.25モジュールであって前記出力外歯車の歯たけが2モジュール以下である
ことを特徴とする差動歯車装置。 - 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の差動歯車装置を旋回減速機として使用するパワーショベル。
- 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の差動歯車装置を走行用終減速機として使用するパワーショベル。
- 請求項6または7において、
前記外歯車に連結された入力軸に原動機として電動機が接続された場合、前記電動機に制動機能と発電機能を具備させ、
前記パワーショベルの減速動作時に前記発電機能で得た電力を蓄電手段に蓄えることを特徴とするパワーショベル。
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---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012246946A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Towaparts Inc | 揺動差分減速機 |
CN108006164A (zh) * | 2017-12-05 | 2018-05-08 | 李诗濛 | 星轮减速器及具有该星轮减速器的机电一体化设备 |
CN109404522A (zh) * | 2018-12-06 | 2019-03-01 | 曹廷云 | 转换机械能量高效提升动力的装置 |
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