JP2006273517A - ハイブリッド型フォークリフト - Google Patents

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賢 菅井
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Abstract

【課題】大動力の取り出しが可能でありながらエネルギー効率の優れたハイブリッド型フォークリフトを提供することを課題とする。
【解決手段】エンジン1を作動させると、エンジン1の動力が第1の出力軸1aと第2の出力軸1bとにそれぞれ出力され、第1の出力軸1aに出力されたエンジン1の動力がトルクコンバータ2及び変速機3を介して走行負荷4に機械的に伝達されてこの走行負荷4が駆動される。また、第2の出力軸1bに出力されたエンジン1の動力により発電機5が発電してバッテリ7が充電されると共に、バッテリ7に蓄えられた電力を荷役モータ9に供給してこの荷役モータ9を作動させることにより荷役負荷10が駆動される。
【選択図】図1

Description

この発明は、ハイブリッド型フォークリフトに係り、特にエンジン及び電動型のモータの2つの動力源を有するハイブリッド型フォークリフトに関する。
一般に、産業車両として知られているフォークリフトは、エンジンや電動型のモータを動力源として、走行のための走行負荷と、荷役作業を行うための荷役負荷を駆動している。
例えば特許文献1には、単一のエンジンにより走行負荷と荷役負荷の双方を駆動するエンジン型フォークリフトが開示されている。走行兼荷役作業時には、荷役レバーの操作量に基づいてエンジンの運転を制御し、油圧式のクラッチ及びブレーキを有する変速機構により走行速度を制御している。
一方、例えば特許文献2には、走行負荷及び荷役負荷にそれぞれ対応する2つのモータを有し、バッテリから各モータに電力を供給して作動させることにより走行負荷及び荷役負荷を駆動するバッテリ型フォークリフトが開示されている。
また、例えば特許文献3には、上述の特許文献2のような走行負荷用及び荷役負荷用の2つのモータに加えて、バッテリに充電を行うためのエンジンを搭載したハイブリッド型フォークリフトが開示されている。このハイブリッド型フォークリフトでは、エンジンにより発電機を駆動してバッテリを充電すると共にバッテリから各モータに電力を供給して作動させることにより走行負荷及び荷役負荷が駆動される。
特開平6−247190号公報 特開2003−192299号公報 特開昭60−153436号公報
しかしながら、特許文献1のエンジン型フォークリフトでは、走行兼荷役作業時に、荷役レバーの操作量に基づいてエンジンの運転条件を決定し、変速機構により走行速度を制御するため、荷役負荷と走行負荷の双方のトルクパターンに対し、エンジンを低燃費で駆動させる最適な動作状態を実現することが困難であった。また、このとき、油圧式のクラッチ及びブレーキを制御して走行速度を調整するので、大きなエネルギー損失を生じる場合があった。
また、一般に、モータを用いてエンジンと同等の出力を得ようとすると、エンジンに比べてかなり大型のモータとバッテリとが必要となる。このため、特許文献2あるいは特許文献3のようにフォークリフトに搭載されたモータ及びバッテリにより走行負荷と荷役負荷とをそれぞれ駆動する場合、実際には大きな動力を取り出すことが困難となる。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、大動力の取り出しが可能でありながらエネルギー効率の優れたハイブリッド型フォークリフトを提供することを目的とする。
この発明に係る第1のハイブリッド型フォークリフトは、エンジンと、エンジンに接続される発電機と、発電機で発生された電力を蓄えるためのバッテリと、バッテリから電力を供給されて作動される荷役モータと、荷役モータに接続されると共に荷役作業を行うための荷役負荷と、エンジンに接続されると共に走行を行うための走行負荷とを備え、エンジンにより発電機を回転させて発生した電力がバッテリに蓄えられ、バッテリから荷役モータに電力を供給してこの荷役モータを作動させることにより荷役負荷が駆動されるものである。
エンジンは、第1の出力軸及び第2の出力軸を有し、第1の出力軸に走行負荷を接続すると共に、第2の出力軸に発電機を接続することができる。
また、エンジンに発電機の回転軸を介して走行負荷を接続することができ、この場合、走行負荷を、エンジンの動力及びバッテリから電力が供給されてモータとして作動される発電機の動力の少なくとも一方によって駆動することができる。
また、この場合、エンジンと発電機との間に配設されたクラッチをさらに備えれば、クラッチでエンジンと発電機とを切り離すことにより、走行負荷を、モータとして作動される発電機の動力のみによって駆動することができる。
また、エンジンに接続されると共にエンジンの動力を第1出力端と第2出力端とに分割して出力する動力分割機構と、動力分割機構の第1出力端に接続されると共に発電手段として兼用される走行モータとを備え、動力分割機構の第1出力端に走行モータの回転軸を介して走行負荷を接続すると共に、動力分割機構の第2出力端に発電機を接続し、走行モータはバッテリから電力を供給されて作動されると共にこの走行モータが発電手段として発生した電力はバッテリに蓄えられるように構成することもでき、この場合、走行負荷を、エンジンの動力、または走行モータとエンジンの合算の動力、または走行モータの動力のみによって駆動することができる。
この発明に係る第2のハイブリッド型フォークリフトは、第1の出力軸及び第2の出力軸を有するエンジンと、エンジンの第1の出力軸に接続される発電機と、発電機で発生された電力を蓄えるためのバッテリと、バッテリから電力を供給されて作動される走行モータと、走行モータに接続されると共に走行を行うための走行負荷と、エンジンの第2の出力軸に接続されると共に荷役作業を行うための荷役負荷とを備え、エンジンにより発電機を回転させて発生した電力がバッテリに蓄えられ、バッテリから走行モータに電力を供給してこの走行モータを作動させることにより走行負荷が駆動されると共に、エンジンにより荷役負荷が駆動されるものである。
この発明に係る第3のハイブリッド型フォークリフトは、第1の出力軸及び第2の出力軸を有するエンジンと、エンジンの第1の出力軸に接続されると共に発電手段として兼用される走行モータと、走行モータの回転軸を介してエンジンの第1の出力軸に接続されると共に走行を行うための走行負荷と、走行モータで発生された電力を蓄えると共に必要に応じて走行モータに電力を供給して作動させるバッテリと、エンジンの第2の出力軸に接続されると共に荷役作業を行うための荷役負荷とを備え、走行負荷はエンジンの動力及び走行モータの動力の少なくとも一方により駆動されると共に、荷役負荷はエンジンにより駆動されるものである。
第3のハイブリッド型フォークリフトにおいて、エンジンの第1の出力軸と走行モータとの間に配設されたクラッチをさらに備えれば、クラッチでエンジンの第1の出力軸と走行モータとを切り離すことにより、走行負荷を、走行モータの動力のみによって駆動することができる。
また、第3のハイブリッド型フォークリフトにおいて、エンジンの第1の出力軸に接続されると共にこのエンジンの第1の出力軸に出力されるエンジンの動力を第1出力端と第2出力端とに分割して出力する動力分割機構と、動力分割機構の第2出力端に接続されると共に発生した電力がバッテリに蓄えられる発電機を備え、動力分割機構の第1出力端に走行モータの回転軸を介して走行負荷を接続すれば、走行負荷をエンジンの動力、または走行モータとエンジンの合算の動力、または走行モータの動力のみによって駆動することができる。
なお、動力分割機構は、遊星歯車装置または差動歯車装置を有するものから構成することができる。
ここで、遊星歯車装置は、第2出力端を有するサンギヤと、それぞれサンギヤに噛合し且つ入力端を有するキャリアにより互いに連結された複数のプラネタリーギヤと、複数のプラネタリーギヤに噛合し且つ第1出力端を有するリングギヤとを有し、第1出力端に走行モータの回転軸が接続されると共に第2出力端に発電機の回転軸が接続され、入力端にエンジンからの動力を伝達させることができる。
また、発電機のみを用いて、または、発電機及び走行モータを用いてエンジンを始動することもできる。
この発明によれば、大動力の取り出しが可能でありながらエネルギー効率の優れたハイブリッド型フォークリフトを実現することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、この発明の実施の形態1に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトでは、エンジン1が第1の出力軸1a及び第2の出力軸1bを有しており、第1の出力軸1aにトルクコンバータ2及び変速機3を介して走行のための走行負荷4が接続されている。また、第2の出力軸1bに発電機5が接続されており、この発電機5は発電機インバータ6を介して、図示しない機台に搭載されたバッテリ7に電気的に接続されている。また、バッテリ7には、荷役インバータ8を介して荷役モータ9が電気的に接続されており、この荷役モータ9に、フォークの昇降等の荷役作業を行うための荷役負荷10が接続されている。
なお、具体的には、走行負荷4として走行用の駆動輪が変速機3の出力軸に接続されると共に、荷役負荷10として荷役作業用の油圧装置に作動油を供給する油圧ポンプが荷役モータ9の回転軸に接続されている。また、変速機3は、図示しない機台の前進及び後進を切り替えるための前後進切替機構と減速機とを含むものである。また、発電機5は、発電機インバータ6を介してバッテリ7から電力を供給されることによりモータとしても作動されるように構成されている。
次に、この発明の実施の形態1に係るハイブリッド式フォークリフトの動作を説明する。エンジン1を作動させると、エンジン1の動力が第1の出力軸1aと第2の出力軸1bとにそれぞれ出力され、第1の出力軸1aに出力されたエンジン1の動力がトルクコンバータ2及び変速機3を介して走行負荷4に機械的に伝達されることによりこの走行負荷4が駆動される。また、第2の出力軸1bに出力されたエンジン1の動力により発電機5が回転されることにより電力が発生されてこの電力が発電機インバータ6を介してバッテリ7に蓄えられると共に、この蓄えられた電力をバッテリ7から荷役インバータ8を介して荷役モータ9に供給してこの荷役モータ9を作動させることにより荷役負荷10が駆動される。
なお、エンジン1の第1の出力軸1aと第2の出力軸1bとは、互いに一定の比率の回転数で回転されるように構成されている。
ここで、図2に、燃費が最小となるエンジン回転数とエンジントルクの関係を表す最小燃費曲線を示す。すなわち、この曲線はエンジン1を燃費が最小となる最適な動作状態で運転することができる運転条件を表している。この実施の形態1では、荷役負荷10がエンジン1に直結されているのではなく、バッテリ7から供給される電力で作動する荷役モータ9により駆動されると共に、走行時に、バッテリ7から発電機インバータ6を介して発電機5に電力を供給して発電機5をモータとして作動させ、この発電機5により第2の出力軸1bを介してエンジン1による走行負荷4の駆動をアシストすることができる。そのため、エンジン1を最小燃費曲線上の動作点(Ne,Te)で運転することができる。
また、図3に示されるように、このフォークリフトはコントローラ11を有しており、このコントローラ11により荷役モータ9が駆動制御される。荷役負荷10で必要とされる所望の回転数Nと荷役モータ9の実際の回転数Nとの偏差が減算器12で演算され、コントローラ11はこの偏差がゼロとなるようなトルク指令Tを荷役モータ9に与えて制御する。同様に、発電機5も、モータとしての作動時にはコントローラ11により駆動制御される。
以上のように、エンジン1を燃費が最小となる最適な動作状態で運転することができるため、エネルギー効率の優れたハイブリッド型フォークリフトを実現することが可能となる。
また、走行負荷4をエンジン1の動力により直接に駆動することができるため、大動力の取り出しが可能である。また、エンジン1を発電機5でアシストして走行負荷4を駆動できるため、さらに大きな動力を取り出すこともでき、エンジン1単体の出力を低減することもできる。
また、走行負荷4はエンジン1により駆動され、荷役負荷10はバッテリ7により電力を供給されて作動される荷役モータ9により駆動されるため、エンジン1の回転数にかかわらず、荷役負荷10の回転数を任意に制御することができ、これにより走行負荷4と荷役負荷10とを独立して制御することが可能であり、操作性が向上する。
また、荷役作業を行わないときはいつでも荷役負荷10である油圧ポンプを停止させることができるため、無駄な油圧損失の発生を未然に回避することができる。
また、エンジン1の第2の出力軸1bに発電機5が接続されているので、走行減速時に発電機5で発電することにより走行エネルギーの回生を行うことができ、また、走行用のアクセルペダルを離すことで自動的に減速するアクセルオフブレーキも可能となる。
また、エンジン1の始動時にバッテリ7から発電機インバータ6を介して発電機5に電力を供給してこの発電機5をモータとして作動させることにより、第2の出力軸1bを介してエンジン1を始動することができる。したがって、エンジン1を始動させるための専用のスタータを設ける必要がなくなる。
実施の形態2.
図4に、この発明の実施の形態2に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトは、図1に示す実施の形態1に係るハイブリッド型フォークリフトにおいて、エンジン1が第1の出力軸1aのみを有し、発電機5をエンジン1の第1の出力軸1aとトルクコンバータ2との間に配置したものである。すなわち、エンジン1の第1の出力軸1aに発電機5の回転軸の一端部が接続され、発電機5の回転軸の他端部にトルクコンバータ2及び変速機3を介して走行負荷4が接続されている。
エンジン1を作動させると、エンジン1の動力が、エンジン1の第1の出力軸1a、発電機5の回転軸、トルクコンバータ2及び変速機3を介して走行負荷4へ機械的に伝達されることによりこの走行負荷4が駆動される。
また、エンジン1を作動させると共にバッテリ7から発電機インバータ6を介して発電機5に電力を供給してこの発電機5をモータとして作動させることにより、走行負荷4を、この発電機5の動力とエンジン1の動力との合算により駆動することもできる。
また、エンジン1の出力を走行負荷4の駆動に必要な動力よりも大きくすることにより余剰動力を発生させ、この余剰動力により発電機5を作動させて電力を発生し、この電力を発電機インバータ6を介してバッテリ7に蓄えることができる。
なお、上述の実施の形態1と同様に、バッテリ7から荷役インバータ8を介して荷役モータ9に電力を供給してこの荷役モータ9を作動させることにより、荷役負荷10が駆動される。
また、この実施の形態2では、荷役負荷10がエンジン1に直結されているのではなく、バッテリ7から供給される電力で作動する荷役モータ9により駆動されると共に、走行負荷4が発電機5の回転軸を介してエンジン1に接続されている。そのため、エンジン1を図2の最小燃費曲線上の動作点(Ne,Te)で運転する、すなわち最小燃費曲線上に沿って運転し、エンジン1の動力が足りないときは発電機5をモータとして作動させてこの発電機5とエンジン1の合算の動力により走行負荷4を駆動すると共に、エンジン1の動力が余るときはこの余剰動力により発電機5で発電することができる。
なお、上述の実施の形態1と同様に、荷役モータ9も、モータとして作動する際の発電機5も図3のコントローラ11により駆動制御される。
以上のように、エンジン1を燃費が最小となる最適な動作状態で運転することができるため、優れたエネルギー効率を有するハイブリッド型フォークリフトを実現することが可能となる。
また、走行負荷4をエンジン1の動力により直接に駆動することができるため、上述の実施の形態1と同様に、大動力の取り出しが可能である。
また、この実施の形態2では、エンジン1を作動させると共にバッテリ7から発電機5に電力を供給して発電機5をモータとして作動させ、この発電機5とエンジン1の合算の動力により走行負荷4を駆動することができるため、さらに大きな動力を取り出すこともでき、エンジン1単体の出力を低減することもできる。
また、走行負荷4はエンジン1の動力により、またはモータとして作動された発電機5とエンジン1との合算の動力により駆動され、荷役負荷10はバッテリ7により電力を供給されて作動される荷役モータ9により駆動されるため、エンジン1の回転数にかかわらず、荷役負荷10の回転数を任意に制御することができ、これにより走行負荷4と荷役負荷10とを独立して制御することが可能であり、操作性が向上する。
また、荷役作業を行わないときはいつでも荷役負荷10である油圧ポンプを停止させることができるため、無駄な油圧損失の発生を未然に回避することができる。
また、エンジン1の第1の出力軸1aと走行負荷4との間に発電機5がその回転軸を介して接続されているので、走行減速時に発電機5で発電することにより走行エネルギーの回生を行うことができ、また、走行用のアクセルペダルを離すことで自動的に減速するアクセルオフブレーキも可能となる。
また、エンジン1の始動時にバッテリ7から発電機インバータ6を介して発電機5に電力を供給してこの発電機5をモータとして作動させることにより、第1の出力軸1aを介してエンジン1を始動することができる。したがって、エンジン1を始動させるための専用のスタータを設ける必要がなくなる。
実施の形態3.
図5に、この発明の実施の形態3に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトは、図4に示す実施の形態2に係るハイブリッド型フォークリフトにおいて、エンジン1の第1の出力軸1aと発電機5との間にクラッチ21を配置したものである。すなわち、エンジン1の第1の出力軸1aにクラッチ21を介して発電機5の回転軸の一端部が接続されており、このクラッチ21によりエンジン1と発電機5との間の接続/切り離しを行なうことができる。
クラッチ21でエンジン1と発電機5との間を接続して動力の伝達を可能にすることにより、上述の実施の形態2と同様に、走行負荷4をエンジン1の動力のみ、またはモータとして作動された発電機5とエンジン1との合算の動力により駆動することができ、また、エンジン1の余剰動力により発電機5が発電してバッテリ7を充電すると共にこのバッテリ7により電力を荷役モータ9に供給して作動させることにより荷役負荷10を駆動することができ、これにより実施の形態2と同様の効果が得られる。
加えて、この実施の形態3では、バッテリ7に十分な電力が蓄えられている場合や、走行負荷4が小さい場合などに、クラッチ21でエンジン1と発電機5との間を切り離して動力の伝達を遮断することにより、エンジン1を停止させると共にバッテリ7から発電機5に電力を供給して発電機5をモータとして作動させ、この発電機5のみで走行負荷4を駆動することができる。すなわち、バッテリ7の電力のみによりモータとしての発電機5及び荷役モータ9を作動させて走行及び荷役作業を行うEVモードが可能となって排ガスの発生を防止することができ、したがって特に屋内等において有効に用いることができる。
また、クラッチ21でエンジン1と発電機5との間を切り離して動力の伝達を遮断した状態で、モータとして作動される発電機5を駆動制御することにより、トルクコンバータ2がなくても発進することができるため、図6に示されるように、トルクコンバータ2を省略することもでき、その場合、部品点数を低減できるだけでなく、坂道停止が可能となると共にアクセルオフブレーキ及びEVモード等をより効果的に行うことができる。
なお、クラッチ21として電磁クラッチを用いることができる。この場合には、エンジン1の始動時に、クラッチ21によりエンジン1と発電機5とを接続した状態で、バッテリ7から発電機5に電力を供給してこの発電機5をモータとして作動させることにより、クラッチ21及び第1の出力軸1aを介してエンジン1を始動することができる。したがって、エンジン1を始動させるための専用のスタータを設ける必要がなくなる。
また、クラッチ21として、エンジン1の第1の出力軸1aから発電機5の方向には動力を伝達し、発電機5からエンジン1の第1の出力軸1aの方向には動力を伝達しないようにエンジン1の第1の出力軸1aと発電機5との間を接続するワンウェイクラッチを用いれば、クラッチ21の制御を行うことなく同様の効果が得られる。
実施の形態4.
図7に、この発明の実施の形態4に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトは、図1に示す実施の形態1に係るハイブリッド型フォークリフトにおいて、エンジン1が第1の出力軸1aのみを有し、エンジン1の第1の出力軸1aに接続された動力分割機構31を備え、この動力分割機構31を介して発電機5をエンジン1の第1の出力軸1aに接続したものである。動力分割機構31は、第1出力端及び第2出力端として2つの回転軸31a及び31bを有しており、第1出力端としての回転軸31aに走行モータ32及び変速機3を介して走行負荷4が接続され、第2出力端としての回転軸31bに発電機5が接続されている。ここで、走行モータ32は、発電手段として兼用されると共に、発電機5及び荷役モータ9と同様に、走行インバータ33を介してバッテリ7に電気的に接続されている。
動力分割機構2は、エンジン1の動力を分割して出力するためのものであり、図8及び9に示されるような遊星歯車装置から構成することができる。この遊星歯車装置は、中央に配置されるサンギヤ34、サンギヤ34の外周部に互いに間隔を隔てて配置される3つのプラネタリーギヤ35と、これらサンギヤ34及び3つのプラネタリーギヤ35の周りを囲うように配置される環状のリングギヤ36とを有している。サンギヤ34及び3つのプラネタリーギヤ35はそれぞれ外周部に歯が配列形成された外歯歯車からなると共にリングギヤ36は内周部に歯が配列形成された内歯歯車からなり、3つのプラネタリーギヤ35はそれぞれサンギヤ34及びリングギヤ36の双方に噛合している。また、3つのプラネタリーギヤ35はキャリア37により互いに連結されており、各プラネタリーギヤ35は自転すると共にサンギヤ34の周りを公転することができる。
また、キャリア37には入力端として用いられる回転軸37aが連結されており、この回転軸37aにはエンジン1の第1の出力軸1aが接続されている。また、リングギヤ36に第1出力端として用いられる回転軸31aが連結されると共に、サンギヤ34に第2出力端として用いられる回転軸31bが連結されており、このサンギヤ34の回転軸31bに発電機5が接続されている。また、リングギヤ36の回転軸31aに走行モータ32の回転軸の一端部が接続され、走行モータ32の回転軸の他端部に変速機3を介して走行負荷4が接続されている。
エンジン1を作動させると、エンジン1の動力が第1の出力軸1aを介してキャリア37の回転軸37aに入力されると共にキャリア37及び3つのプラネタリーギヤ35を介してサンギヤ34及びリングギヤ36に伝達され、これによりエンジン1の動力がリングギヤ36の回転軸31aとサンギヤ34の回転軸31bとに分割されて出力される。ここで、リングギヤ36の回転軸31aに出力されたエンジン1の動力が走行モータ32の回転軸及び変速機3を介して走行負荷4に機械的に伝達されることによりこの走行負荷4が駆動されると共に、サンギヤ34の回転軸31bに出力されたエンジン1の動力により発電機5が駆動され、この発電機5により発生された電力が発電機インバータ6を介してバッテリ7に蓄えられる。
また、エンジン1を作動させると共にバッテリ7から走行インバータ33を介して走行モータ32に電力を供給して作動させることにより、走行負荷4を、リングギヤ36の回転軸31aに出力されたエンジン1の動力と走行モータ32の動力との合算により駆動することもできる。
また、エンジン1を停止させると共にバッテリ7から走行インバータ33を介して走行モータ32に電力を供給して作動させることにより、走行負荷4を走行モータ32の動力のみにより駆動することもできる。なお、このとき発電機5が逆回転することで、エンジン1の停止状態が維持される。
また、リングギヤ36の回転軸31aに出力されるエンジン1の動力に余剰動力が発生すると、この余剰動力により走行モータ32が発電手段として作動されて電力を発生し、この電力が走行インバータ33を介してバッテリ7に蓄えられる。
なお、上述の実施の形態1と同様に、バッテリ7から荷役インバータ8を介して荷役モータ9に電力を供給してこの荷役モータ9を作動させることにより、荷役負荷10が駆動される。
また、例えば図10に示されるように、走行負荷4に必要な回転数Ndが決まると、次のようにしてエンジン1の回転数Neが求められる。
まず、変速機3における減速機の減速比をkとすると、リングギヤ36の回転数Nrは、
Nr=Nd/k
で表される。また、リングギヤ36の回転数Nrと、エンジン1の回転数Neと、発電機5の回転数Ngとは、リングギヤ36の歯数に対するサンギヤ34の歯数の比率をρとすると、
(Ne−Ng)/(Nr−Ne)=ρ ・・・(1)
と表される。
ここで、エンジン1を図2の最小燃費曲線上の動作点、例えばエンジン回転数Neとこのエンジン回転数Neに対する最適なトルクTeとで運転すると、上述の式(1)から、
Ng=(1+ρ)Ne−ρ・Nr ・・・(2)
となり、発電機5はこの回転数Ngで回転することとなる。
このエンジン1のトルクTeは発電機5の回転軸及び走行負荷4の回転軸に対してそれぞれ以下に示すトルクTeg及びTedに分配される。
Teg=Te/(1+ρ)
Ted=ρTe/[k・(1+ρ)]
ここで、走行負荷4の回転軸にかかるトルクTedと走行モータ32のトルクTmdとの合算トルクが走行負荷4の駆動に必要なトルクTdとつり合うことになる。
すなわち、
Td=Tmd+Ted=Tmd+ρTe/[k・(1+ρ)] ・・・(3)
である。
このとき、Tmd<0であれば、走行モータ32が発電手段として作動してバッテリ7を充電する一方、Tmd≧0であれば、走行モータ32がトルクTedを補助するトルクTmdを生じることとなる。
なお、この実施の形態4では、上述の実施の形態1と同様に、図3に示すコントローラ11により荷役モータ9が駆動制御されるだけでなく、走行モータ32もこのコントローラ11により駆動制御される。すなわち、走行負荷4で必要とされる所望の回転数Nと、走行モータ32の実際の回転数Nとの偏差が減算器12で演算され、コントローラ11はこの偏差がゼロとなるようなトルク指令Tを走行モータ32に与えて制御する。すなわち、上述の式(3)を満たすように、コントローラ11により走行モータ32のトルクTmdが制御される。
以上のように、エンジン1を燃費が最小となる最適な動作状態で運転することができるため、優れたエネルギー効率を有するハイブリッド型フォークリフトを実現することが可能となる。
また、走行負荷4をエンジン1の動力により直接に駆動することができるため、上述の実施の形態1と同様に、大動力の取り出しが可能である。
また、この実施の形態4では、エンジン1を作動させると共にバッテリ7から走行モータ32に電力を供給して作動させ、この走行モータ32とエンジン1の合算の動力により走行負荷4を駆動することができるため、さらに大きな動力を取り出すこともでき、エンジン1単体の出力を低減することもできる。
また、走行負荷4はエンジン1の動力により、またはエンジン1と走行モータ32との合算の動力により駆動され、荷役負荷10はバッテリ7により電力を供給されて作動される荷役モータ9により駆動されるため、エンジン1の回転数にかかわらず、荷役負荷10の回転数を任意に制御することができ、これにより走行負荷4と荷役負荷10とを独立して制御することが可能であり、操作性が向上する。
また、荷役作業を行わない時はいつでも荷役負荷10である油圧ポンプを停止させることができるため、無駄な油圧損失の発生を未然に回避することができる。
また、エンジン1の始動時にバッテリ7から走行モータ32及び発電機5に電力を供給して作動させることにより、動力分割機構31及び第1の出力軸1aを介してエンジン1を始動することができる。したがって、エンジン1を始動させるための専用のスタータを設ける必要がなくなる。
また、この実施の形態4では、動力分割機構31と走行負荷4との間に走行モータ32がその回転軸を介して接続されているので、走行減速時に走行モータ32で発電することにより走行エネルギーの回生をさらに効果的に行うことができ、また、走行用のアクセルペダルを離すことで自動的に減速するアクセルオフブレーキや坂道停止も可能となる。
加えて、この実施の形態4では、バッテリ7に十分な電力が蓄えられている場合や、走行負荷4が小さい場合などに、エンジン1を停止させると共に走行モータ32及び荷役モータ9のみによりそれぞれ走行負荷4及び荷役負荷10を駆動することができる。すなわち、バッテリ7の電力のみにより走行モータ32及び荷役モータ9を作動させて走行及び荷役作業を行うEVモードが可能となって排ガスの発生を防止することができ、したがって特に屋内等において有効に用いることができる。
また、エンジン1の出力を走行負荷4の駆動に必要な動力よりも大きくすることによりエンジン1の余剰動力を発生させ、この余剰動力により走行モータ32及び発電機5を用いて電力を発生してバッテリ7に蓄えることができると共に、この蓄えられた電力を荷役モータ9、走行モータ32、モータとして作動される際の発電機5で共用することができる。したがって、エネルギー効率の優れたハイブリッド型フォークリフトが得られる。
なお、図11に示されるように、エンジン1を停止させる(Ne=0)と共に走行モータ32を動作させると、上述の式(2)から、発電機5の回転数Ngは、
Ng=−ρ・Nr
とマイナスの値になり(発電機5が逆回転し)、動力分割機構31におけるリングギヤ36の回転数Nrとエンジン回転数Neと発電機5の回転数Ngとのバランスが保たれる。これにより、エンジン1を停止させても、走行モータ32のみで走行負荷4を駆動することができる。
また、エンジン1を図2に示す最小燃費曲線上の任意の動作点、すなわち任意の回転数Ne及びトルクTeで運転することにより、燃費が最小となり、エネルギー効率の優れたフォークリフトを実現することができるが、この実施の形態4では、この最小燃費曲線上でも最も効率のよい動作点A(回転数Nea,トルクTea)で運転することにより、さらにエネルギー効率を向上させることができる。例えば、バッテリ7に十分な電力が蓄えられているときは、発電機5及び走行モータ32の出力をバランスさせることによりエンジン1を常にこの動作点Aで運転するように構成することもできる。
また、バッテリ7の充電量の変動を抑えるようにエンジン1の動作点を最小燃費曲線上の原点Oと点Aとの間の領域Z1で変化させて運転すれば、バッテリ7の長寿命化を達成することができる。また、エンジン1を点A以降の領域Z2で運転すれば高出力を得ることができる。
実施の形態5.
図12に、この発明の実施の形態5に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトは、図1に示す実施の形態1に係るハイブリッド型フォークリフトにおいて、エンジン1の第1の出力軸1aに発電機5を、第2の出力軸1bに荷役負荷10をそれぞれ接続すると共に、走行負荷4を駆動するための走行モータ41を備え、バッテリ7により電力をこの走行モータ41に供給して作動させることにより走行負荷4を駆動するものである。エンジン1の第1の出力軸1aに接続された発電機5に発電機インバータ6を介してバッテリ7が電気的に接続されている。バッテリ7には、走行インバータ42を介して走行モータ41が電気的に接続されており、この走行モータ41に減速機43を介して走行負荷4が接続されている。また、エンジン1の第2の出力軸1bには直接に荷役負荷10が接続されている。
なお、走行モータ41は、発電手段として兼用されると共に、発電機5は、上述の実施の形態1と同様に、発電機インバータ6を介してバッテリ7から電力を供給されることによりモータとしても作動されるように構成されている。
エンジン1を作動させると、エンジン1の動力が第1の出力軸1aと第2の出力軸1bとにそれぞれ出力され、第2の出力軸1bに出力されたエンジン1の動力により荷役負荷10が駆動される。また、第1の出力軸1aに出力されたエンジン1の動力により発電機5が回転され、ここで発生した電力が発電機インバータ6を介してバッテリ7に蓄えられると共に、この蓄えられた電力をバッテリ7から走行インバータ42を介し走行モータ41に供給して作動させることにより、走行モータ41の動力は減速機43を介して走行負荷4に機械的に伝達され、走行負荷4が駆動される。
また、この実施の形態5では、走行負荷4がエンジン1に直結されているのではなく、バッテリ7から供給される電力で作動する走行モータ41により駆動されると共に、荷役作業時に、バッテリ7から発電機インバータ6を介して発電機5に電力を供給して発電機5をモータとして作動させ、この発電機5により第1の出力軸1bを介してエンジン1による荷役負荷10の駆動をアシストすることができる。このため、エンジン1を図2の最小燃費曲線上の動作点(Ne,Te)で運転することができる。
なお、走行モータ41、及びモータとして作動する際の発電機5が、上述の実施の形態1と同様に図3のコントローラ11により駆動制御される。
以上のように、エンジン1を燃費が最小となる最適な動作状態で運転することができるため、エネルギー効率の優れたハイブリッド型フォークリフトを実現することが可能となる。
また、この実施の形態5では、荷役負荷10をエンジン1の動力により直接に駆動することができるため、大動力の取り出しが可能である。また、エンジン1を発電機5でアシストして荷役負荷10を駆動できるため、さらに大きな動力を取り出すこともでき、エンジン1単体の出力を低減することもできる。
また、荷役負荷10はエンジン1により駆動され、走行負荷4はバッテリ7により電力を供給されて作動される走行モータ41により駆動されるため、エンジン1の回転数にかかわらず、走行負荷4の回転数を任意に制御することができ、これにより走行負荷4と荷役負荷10とを独立して制御することが可能であり、操作性が向上する。
また、走行負荷4に走行モータ41がその回転軸を介して接続されているので、走行減速時に走行モータ41を発電手段として作動させて発電することにより、走行エネルギーの回生をさらに効果的に行うことができると共に、走行用のアクセルペダルを離すことで自動的に減速するアクセルオフブレーキや坂道停止も可能となる。
また、エンジン1の始動時にバッテリ7から発電機インバータ6を介して発電機5に電力を供給してこの発電機5をモータとして作動させることにより、第1の出力軸1aを介してエンジン1を始動することができる。したがって、エンジン1を始動させるための専用のスタータを設ける必要がなくなる。
また、この実施の形態5では、走行負荷4がバッテリ7により電力を供給されて作動される走行モータ41により駆動されるため、前後進切替機構やトルクコンバータを設ける必要がなく、したがって部品点数を低減できる。
実施の形態6.
図13に、この発明の実施の形態6に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトは、図4に示す実施の形態2に係るハイブリッド型フォークリフトにおいて、荷役インバータ8及び荷役モータ9を省略すると共にエンジン1が第1の出力軸1aだけでなく第2の出力軸1bを有し、この第2の出力軸1bに直接に荷役負荷10を接続したものである。
エンジン1を作動させると、エンジン1の動力が第1の出力軸1aと第2の出力軸1bとにそれぞれ出力され、第2の出力軸1bに出力されたエンジン1の動力により荷役負荷10が駆動される。
また、走行負荷4については、上述の実施の形態2と同様に、エンジン1を図2の最小燃費曲線上の動作点(Ne,Te)で運転する、すなわち最小燃費曲線上に沿って運転し、エンジン1の動力が足りないときは発電機5を走行モータとして作動させてこの発電機5とエンジン1の合算の動力により走行負荷4を駆動すると共に、エンジン1の動力が余るときはこの余剰動力により発電機5で発電することができる。
なお、走行モータとして作動する際の発電機5が、上述の実施の形態2と同様に図3のコントローラ11により駆動制御される。
以上のように、エンジン1を燃費が最小となる最適な動作状態で運転することができるため、エネルギー効率の優れたハイブリッド型フォークリフトを実現することが可能となる。
また、この実施の形態6では、荷役負荷10及び走行負荷4をそれぞれエンジン1の動力により直接に駆動することができるため、大動力の取り出しが可能である。
また、エンジン1を作動させると共にバッテリ7から発電機5に電力を供給して発電機5を走行モータとして作動させ、この発電機5とエンジン1の合算の動力により走行負荷4及び荷役負荷10を駆動することができるため、さらに大きな動力を取り出すこともでき、エンジン1単体の出力を低減することもできる。
また、上述の実施の形態2と同様に、エンジン1の第1の出力軸1aと走行負荷4との間に発電機5がその回転軸を介して接続されているので、走行減速時に発電機5で発電することにより走行エネルギーの回生を行うことができ、また、走行用のアクセルペダルを離すことで自動的に減速するアクセルオフブレーキも可能となる。
また、エンジン1の始動時にバッテリ7から発電機インバータ6を介して発電機5に電力を供給してこの発電機5をモータとして作動させることにより、第1の出力軸1aを介してエンジン1を始動することができる。したがって、エンジン1を始動させるための専用のスタータを設ける必要がなくなる。
実施の形態7.
図14に、この発明の実施の形態7に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトは、図13に示す実施の形態6に係るハイブリッド型フォークリフトにおいて、エンジン1の第1の出力軸1aと発電機5との間にクラッチ51を配置したものである。すなわち、エンジン1の第1の出力軸1aにクラッチ51を介して発電機5の回転軸の一端部が接続されており、このクラッチ51によりエンジン1と発電機5との間の接続/切り離しを行なうことができる。
クラッチ51でエンジン1と発電機5との間を接続して動力の伝達を可能にすることにより、上述の実施の形態6と同様に、走行負荷4をエンジン1の動力のみ、または走行モータとして作動された発電機5とエンジン1との合算の動力により駆動することができ、また、第1の出力軸1aに出力されるエンジン1の余剰動力により発電機5が発電してバッテリ7を充電することができ、これにより実施の形態6と同様の効果が得られる。
加えて、この実施の形態7では、バッテリ7に十分な電力が蓄えられている場合や、走行負荷4が小さい場合などに、クラッチ51でエンジン1と発電機5との間を切り離して動力の伝達を遮断することにより、エンジン1を停止させると共にバッテリ7から発電機5に電力を供給して発電機5を走行モータとして作動させ、この発電機5のみで走行負荷4を駆動することができる。すなわち、排ガスの発生を防止することができ、したがって特に屋内等において有効に用いることができる。
また、このようにクラッチ51でエンジン1と発電機5との間を切り離すことにより、荷役負荷10はエンジン1により駆動され、走行負荷4はバッテリ7により電力を供給されて走行モータとして作動された発電機5により駆動されるため、エンジン1の回転数にかかわらず、走行負荷4の回転数を任意に制御することができ、これにより走行負荷4と荷役負荷10とを独立して制御することが可能であり、操作性が向上する。
また、クラッチ51でエンジン1と発電機5との間を切り離して動力の伝達を遮断した状態で、モータとして作動される発電機5を駆動制御することにより、トルクコンバータ2がなくても発進することができるため、図15に示されるように、トルクコンバータ2を省略することもでき、その場合、部品点数を低減できるだけでなく、坂道停止が可能となると共にアクセルオフブレーキをより効果的に行うことができる。
なお、クラッチ51として電磁クラッチを用いることができる。この場合には、エンジン1の始動時に、クラッチ51によりエンジン1と発電機5とを接続した状態で、バッテリ7から発電機5に電力を供給してこの発電機5を走行モータとして作動させることにより、クラッチ51及び第1の出力軸1aを介してエンジン1を始動することができる。したがって、エンジン1を始動させるための専用のスタータを設ける必要がなくなる。
また、クラッチ51として、エンジン1の第1の出力軸1aから発電機5の方向には動力を伝達し、発電機5からエンジン1の第1の出力軸1aの方向には動力を伝達しないようにエンジン1の第1の出力軸1aと発電機5との間を接続するワンウェイクラッチを用いれば、クラッチ51の制御を行うことなく同様の効果が得られる。
実施の形態8.
図16に、この発明の実施の形態8に係るハイブリッド型フォークリフトの構成を示す。このフォークリフトは、図7に示す実施の形態4に係るハイブリッド型フォークリフトにおいて、荷役インバータ8及び荷役モータ9を省略すると共にエンジン1が第1の出力軸1aだけでなく第2の出力軸1bを有し、この第2の出力軸1bに直接に荷役負荷10を接続したものである。
エンジン1を作動させると、エンジン1の動力が第1の出力軸1aと第2の出力軸1bとにそれぞれ出力され、第2の出力軸1bに出力されたエンジン1の動力により荷役負荷10が駆動される。
また、走行負荷4は動力分割機構31を介してエンジン1の第1の出力軸1aに接続されているため、上述の実施の形態4と同様に、走行負荷4を、第1の出力軸1aに出力されたエンジン1の動力のみにより駆動する、または、第1の出力軸1aに出力されたエンジン1の動力と走行モータ32の動力との合算により駆動することもでき、さらに、走行モータ32の動力のみにより駆動することもできる。なお、走行モータ32の動力のみにより走行負荷4を駆動するときには、上述の実施の形態4と同様に、発電機5が逆回転することでエンジン1の停止状態が維持される。
また、上述の実施の形態4と同様に、回転軸31bに出力されるエンジン1の動力により発電機5が発電し、バッテリ7が充電されると共に、回転軸31aに出力されるエンジン1の動力に余剰動力が発生すると、この余剰動力により走行モータ32が発電手段として作動されて発電し、バッテリ7が充電される。
また、この実施の形態8では、走行負荷4が、エンジン1に直結されているのではなく、動力分割機構31を介してエンジン1に接続されているため、エンジン1を図2の最小燃費曲線上の動作点(Ne,Te)で運転する、すなわち最小燃費曲線上に沿って運転することができる。
なお、この実施の形態8では、走行モータ32、及びモータとして作動する際の発電機5が、上述の実施の形態4と同様に図3のコントローラ11により駆動制御される。
以上のように、エンジン1を燃費が最小となる最適な動作状態で運転することができるため、優れたエネルギー効率を有するハイブリッド型フォークリフトを実現することが可能となる。
また、この実施の形態8では、走行負荷4及び荷役負荷10をそれぞれエンジン1の動力により直接に駆動することができるため、大動力の取り出しが可能である。
また、この実施の形態8では、エンジン1を作動させると共にバッテリ7から走行モータ32に電力を供給して作動させ、この走行モータ32とエンジン1の合算の動力により走行負荷4を駆動することができるため、さらに大きな動力を取り出すこともでき、エンジン1単体の出力を低減することもできる。
また、走行モータ32及び発電機5を制御することにより、エンジン1の回転数にかかわらず、走行負荷4の回転数を任意に制御することができ、これにより走行負荷4と荷役負荷10とを独立して制御することが可能であり、操作性が向上する。
また、エンジン1の始動時にバッテリ7から走行モータ32及び発電機5に電力を供給して作動させることにより、動力分割機構31及び第1の出力軸1aを介してエンジン1を始動することができる。したがって、エンジン1を始動させるための専用のスタータを設ける必要がなくなる。
また、動力分割機構31と走行負荷4との間に走行モータ32がその回転軸を介して接続されているので、走行減速時に走行モータ32で発電することにより走行エネルギーの回生を効果的に行うことができ、また、走行用のアクセルペダルを離すことで自動的に減速するアクセルオフブレーキや坂道停止も可能となる。
また、バッテリ7に十分な電力が蓄えられている場合や、走行負荷4が小さい場合などに、エンジン1を停止させると共に走行モータ32のみにより走行負荷4を駆動することができるため、排ガスの発生を防止することができ、したがって特に屋内等において有効に用いることができる。
また、エンジン1の第1の出力軸1aに出力されるエンジン1の動力を走行負荷4の駆動に必要な動力よりも大きくすることによりエンジン1の余剰動力を発生させ、この余剰動力により走行モータ32及び発電機5を用いて電力を発生してバッテリ7に蓄えることができると共に、この蓄えられた電力を走行モータ32及びモータとして作動される際の発電機5で共用することができる。したがって、エネルギー効率の優れたハイブリッド型フォークリフトが得られる。
なお、上述の実施の形態4及び8において、走行モータ32と走行負荷4との間に変速機3を配置する代わりに、動力分割機構31の第1出力端として用いられるリングギヤ36の回転軸31aと走行モータ32との間に変速機3を配置することもできる。また、実施の形態4において、図17及び18に示されるように、リングギヤ36が動力分割機構2の第2の出力端として用いられる外歯を有し、このリングギヤ10の外歯に直接に連結される変速機61を用いることもできる。ここで、変速機61は、外歯歯車からなり且つリングギヤ36の外歯に噛合する回転取出用歯車62と、回転取出用歯車62の回転軸に接続された変速ギヤ63とを有しており、変速ギヤ63に走行モータ32を介して走行負荷4が接続されている。このような変速機61を用いても、リングギヤ36に伝達されたエンジン1の動力を変速機61及び走行モータ32を介して走行負荷4に機械的に伝達してこの走行負荷4を駆動することができ、実施の形態4と同様の効果が得られる。
同様に、実施の形態8においても、リングギヤ36の外歯に直接に連結される変速機61を用いることができる。
また、実施の形態4及び8では、サンギヤ34に発電機5が、リングギヤ36に走行負荷4がそれぞれ接続されていたが、これとは反対に、リングギヤ36に発電機5が、サンギヤ34に走行負荷4がそれぞれ接続されていてもよい。
また、上述の実施の形態4及び8において、3つのプラネタリーギヤ35を有する遊星歯車装置の代わりに、2つ以下、あるいは4つ以上のプラネタリーギヤを有する遊星歯車装置を動力分割機構31として用いることもできる。また、動力分割機構31として、遊星歯車装置の代わりに、差動歯車装置(ディファレンシャルギヤ)等を用いることもできる。
さらに、上述の実施の形態4及び8では、エンジン1を停止すると共に走行モータ32を作動すると、発電機5の回転数Ngはマイナスの値になってバランスが保たれ、これにより走行モータ32のみにより走行負荷4を駆動することができるように構成されていたが、この代わりに、エンジン1の第1の回転軸1aから動力分割機構31の方向には動力を伝達し、動力分割機構31からエンジン1の第1の回転軸1aの方向には動力を伝達しないようにエンジン1の第1の回転軸1aと動力分割機構31とを連結するワンウェイクラッチ等の連結機構を設けても、エンジン1を停止させた状態で走行モータ32のみの動力により走行負荷4を駆動することができ、実施の形態4及び8と同様の効果が得られる。
なお、上述の実施の形態5〜8において、荷役負荷10として用いられる油圧ポンプとして、可変容量型のポンプを用いれば、荷役負荷10の回転軸に与えられるトルクに対して回転数をある範囲で変更することが可能であり、したがって、エンジン1をより高効率の動作状態で運転することができ、さらにエネルギー効率の優れたハイブリッド型フォークリフトが得られる。
また、実施の形態1〜8において、燃費が最小となる最適な動作状態の代わりに、エンジン1の排気中のNOが最小となる、またはエンジン1で生じる音が最小となるような最適な動作状態を目標にして、エンジン1を運転することもできる。
この発明の実施の形態1に係るハイブリッド型フォークリフトを示すブロック図である。 燃費が最小となるエンジン回転数とエンジントルクの関係を示すグラフである。 実施の形態1におけるモータ制御系を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るハイブリッド型フォークリフトを示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係るハイブリッド型フォークリフトを示すブロック図である。 実施の形態3の変形例に係るハイブリッド型フォークリフトを示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係るハイブリッド型フォークリフトを示すブロック図である。 実施の形態4における動力分割機構近傍の構造を示す断面図である。 実施の形態4における動力分割機構の構造を示す正面図である。 実施の形態4における動力分割機構の各入出力端の回転数の関係を示す共線図である。 実施の形態4におけるエンジン停止時の動力分割機構の各入出力端の回転数の関係を示す共線図である。 この発明の実施の形態5に係るハイブリッド型フォークリフトを示すブロック図である。 この発明の実施の形態6に係るハイブリッド型フォークリフトを示すブロック図である。 この発明の実施の形態7に係るハイブリッド型フォークリフトを示すブロック図である。 実施の形態7の変形例に係るハイブリッド型フォークリフトを示すブロック図である。 この発明の実施の形態8に係るハイブリッド型フォークリフトを示すブロック図である。 実施の形態4の変形例における動力分割機構近傍の構造を示す断面図である。 実施の形態4の変形例における動力分割機構近傍の構造を示す正面図である。
符号の説明
1 エンジン、1a 第1の出力軸、1b 第2の出力軸、2 トルクコンバータ、3,61 変速機、4 走行負荷、5 発電機、6 発電機インバータ、7 バッテリ、8 荷役インバータ、9 荷役モータ、10 荷役負荷、11 コントローラ、12 減算器、21,51 クラッチ、31 動力分割機構、31a,31b、37a 回転軸、32,41 走行モータ、33,42 走行インバータ、34 サンギヤ、35 プラネタリーギヤ、36 リングギヤ、37 キャリア、43 減速機、62 回転取出用歯車、63 変速ギヤ。

Claims (14)

  1. エンジンと、
    前記エンジンに接続される発電機と、
    前記発電機で発生された電力を蓄えるためのバッテリと、
    前記バッテリから電力を供給されて作動される荷役モータと、
    前記荷役モータに接続されると共に荷役作業を行うための荷役負荷と、
    前記エンジンに接続されると共に走行を行うための走行負荷と
    を備え、前記エンジンにより前記発電機を回転させて発生した電力が前記バッテリに蓄えられ、前記バッテリから前記荷役モータに電力を供給してこの荷役モータを作動させることにより前記荷役負荷が駆動されることを特徴とするハイブリッド型フォークリフト。
  2. 前記エンジンは第1の出力軸及び第2の出力軸を有し、前記第1の出力軸に前記走行負荷が接続されると共に、前記第2の出力軸に前記発電機が接続されている請求項1に記載のハイブリッド型フォークリフト。
  3. 前記エンジンに前記発電機の回転軸を介して前記走行負荷が接続され、前記走行負荷は、前記エンジンの動力及び前記バッテリから電力が供給されてモータとして作動される前記発電機の動力の少なくとも一方によって駆動される請求項1に記載のハイブリッド型フォークリフト。
  4. 前記エンジンと前記発電機との間に配設されたクラッチをさらに備え、前記クラッチで前記エンジンと前記発電機とを切り離すことにより、前記走行負荷は、モータとして作動される前記発電機の動力のみによって駆動される請求項3に記載のハイブリッド型フォークリフト。
  5. 前記エンジンに接続されると共に前記エンジンの動力を第1出力端と第2出力端とに分割して出力する動力分割機構と、前記動力分割機構の第1出力端に接続されると共に発電手段として兼用される走行モータとをさらに備え、前記動力分割機構の第1出力端に前記走行モータの回転軸を介して前記走行負荷が接続されると共に、前記動力分割機構の第2出力端に前記発電機が接続され、前記走行モータは前記バッテリから電力を供給されて作動されると共にこの走行モータが発電手段として発生した電力は前記バッテリに蓄えられ、前記走行負荷は、前記エンジンの動力、または前記走行モータと前記エンジンの合算の動力、または前記走行モータの動力のみによって駆動される請求項1に記載のハイブリッド型フォークリフト。
  6. 第1の出力軸及び第2の出力軸を有するエンジンと、
    前記エンジンの第1の出力軸に接続される発電機と、
    前記発電機で発生された電力を蓄えるためのバッテリと、
    前記バッテリから電力を供給されて作動される走行モータと、
    前記走行モータに接続されると共に走行を行うための走行負荷と、
    前記エンジンの第2の出力軸に接続されると共に荷役作業を行うための荷役負荷と
    を備え、前記エンジンにより前記発電機を回転させて発生した電力が前記バッテリに蓄えられ、前記バッテリから前記走行モータに電力を供給してこの走行モータを作動させることにより前記走行負荷が駆動されると共に、前記エンジンにより前記荷役負荷が駆動されることを特徴とするハイブリッド型フォークリフト。
  7. 第1の出力軸及び第2の出力軸を有するエンジンと、
    前記エンジンの第1の出力軸に接続されると共に発電手段として兼用される走行モータと、
    前記走行モータの回転軸を介して前記エンジンの第1の出力軸に接続されると共に走行を行うための走行負荷と、
    前記走行モータで発生された電力を蓄えると共に必要に応じて前記走行モータに電力を供給して作動させるバッテリと、
    前記エンジンの第2の出力軸に接続されると共に荷役作業を行うための荷役負荷と
    を備え、前記走行負荷は前記エンジンの動力及び前記走行モータの動力の少なくとも一方により駆動されると共に、前記荷役負荷は前記エンジンにより駆動されることを特徴とするハイブリッド型フォークリフト。
  8. 前記エンジンの第1の出力軸と前記走行モータとの間に配設されたクラッチをさらに備え、前記クラッチで前記エンジンの第1の出力軸と前記走行モータとを切り離すことにより、前記走行負荷は、前記走行モータの動力のみによって駆動される請求項7に記載のハイブリッド型フォークリフト。
  9. 前記エンジンの第1の出力軸に接続されると共にこのエンジンの第1の出力軸に出力される前記エンジンの動力を第1出力端と第2出力端とに分割して出力する動力分割機構と、前記動力分割機構の第2出力端に接続されると共に発生した電力が前記バッテリに蓄えられる発電機をさらに備え、前記動力分割機構の第1出力端に前記走行モータの回転軸を介して前記走行負荷が接続されると共に、前記走行負荷は前記エンジンの動力、または前記走行モータと前記エンジンの合算の動力、または前記走行モータの動力のみによって駆動される請求項7に記載のハイブリッド型フォークリフト。
  10. 前記動力分割機構は、遊星歯車装置を有する請求項5または9に記載のハイブリッド型フォークリフト。
  11. 前記遊星歯車装置は、第2出力端を有するサンギヤと、それぞれ前記サンギヤに噛合し且つ入力端を有するキャリアにより互いに連結された複数のプラネタリーギヤと、前記複数のプラネタリーギヤに噛合し且つ第1出力端を有するリングギヤとを有し、前記第1出力端に前記走行モータの回転軸が接続されると共に前記第2出力端に前記発電機の回転軸が接続され、前記入力端に前記エンジンからの動力が伝達される請求項10に記載のハイブリッド型フォークリフト。
  12. 前記動力分割機構は、差動歯車装置を有する請求項5または9に記載のハイブリッド型フォークリフト。
  13. 前記発電機を用いて前記エンジンを始動する請求項1〜4,6〜8のいずれか一項に記載のハイブリッド型フォークリフト。
  14. 前記発電機及び前記走行モータを用いて前記エンジンを始動する請求項5,9〜12のいずれか一項に記載のハイブリッド型フォークリフト。
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