JP2010174697A - 内燃機関の排気バルブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排気バルブ34は、バルブ軸34aと、バルブ軸34aの一端に設けられた燃焼室22に面する傘裏面34cを有する傘部34bとを備える。傘裏面34cはその外縁に凹型の湾曲部34dを有する。湾曲部34dの形状は、閉弁状態において、ピストン頂面18aに垂直で且つバルブ軸34aの軸線を含む平面上にある湾曲部34d端部の接線36が、下死点位置のピストン頂面18aと交わる形状とする。
【選択図】図2
Description
軸部と、前記軸部の一端に設けられ、燃焼室に面する傘裏面を有する傘部とを備え、
前記傘裏面は、外縁に凹型の湾曲部を有し、
前記湾曲部の形状は、閉弁状態において、ピストン頂面に垂直で且つ前記軸部の軸線を含む平面上にある前記湾曲部端部の接線が、下死点位置のピストン頂面と交わる形状であることを特徴とする。
前記傘部の側面部は、閉弁状態においてバルブシートよりも燃焼室に向けて突出しており、該側面部と前記湾曲部とは鋭角に隣接していることを特徴とする。
前記傘裏面は、傘裏面の中心部から前記湾曲部に向けた放射状の突起を有すること、を特徴とする。
[実施の形態1のシステム構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係るシステム構成を説明するための構成図である。図1に示すシステムは内燃機関10を備えている。内燃機関10は図示しない複数の気筒を有している。図1にはそのうちの一つの気筒12の断面が示されている。気筒12はシリンダブロック14内に形成されている。気筒12の内面にはシリンダライナ16が設けられている。気筒12内には、ピストン18がシリンダライナ16に対し摺動可能に配置されている。シリンダブロック14の上部には、シリンダヘッド20が組み付けられている。また、シリンダブロック14内の気筒12、ピストン18、およびシリンダヘッド20で囲まれた空間により燃焼室22が形成されている。シリンダヘッド20には、燃焼室22内に向けて、筒内噴射用のインジェクタ24と点火プラグ26とが配置されている。さらに、シリンダヘッド20には、燃焼室22に連通する吸気ポート28と排気ポート30とが各2つ形成されている。吸気ポート28の下流端には、吸気ポート28を燃焼室22に対して開閉する吸気バルブ32が設けられている。一方、排気ポート30の上流端には、排気ポート30を燃焼室22に対して開閉する排気バルブ34が設けられている。また、シリンダヘッド20には、吸気バルブ32及び排気バルブ34の傘部が、閉弁時において密着するバルブシート35が設けられている。
続いて、本実施形態のシステムの特徴的構成について説明する。本実施形態のシステムの特徴的構成は主に排気バルブ34の構造にある。そこで、まず、本実施形態のシステムにおける排気バルブ34の比較対象として、一般的な排気バルブ(以下、比較対象排気バルブ60という。)について図7〜図9を用いて説明する。
また、湾曲部34d端部をピストン頂面18a方向に向けたことにより、吸気流A及び付着燃料がシリンダライナ16方向に運ばれることを抑制できる。そのため、付着燃料がシリンダライナ16に再付着することを低減することができる。シリンダライナ16への燃料の再付着を低減することで、オイル希釈を低減するこができる。加えて、湾曲部34dは、吸気流Aをスムーズにピストン頂面方向に向かわせるガイドとしての役割も果たすため、タンブル流を強める効果も得られる。
このように、本実施例のシステムによれば、排気バルブ34とバルブシートの隙間に燃料が留まることによるPM粒子数の増大を抑制し、且つシリンダライナ16に燃料が付着することによるオイル希釈を低減することができる。
[実施の形態2のシステム構成]
次に、図4及び図5を参照して本発明の実施の形態2について説明する。本実施形態のシステムは図1に示した構成において、排気バルブ34の傘裏面34cの形状を変更した点を除いて、図1に示す構成と同様である。以下、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
上述した実施の形態1では、傘裏面34cの外縁に設けられた湾曲部34dにより、吸気流Aの流れに乗せて付着燃料を燃焼室空間に誘導することができる。しかしながら、付着燃料は、傘裏面34c窪みの一箇所に集まり易い。全ての付着燃料が一箇所に集まると大きな燃料液滴が生じることとなり、吸気流Aにより燃焼室空間に運ばれながら蒸発することなく、ピストン頂面18aに到達し再付着してしまうことが考えられる。このような付着燃料はPM粒子数の増大要因となる。そこで、本実施形態では、傘裏面34cの形状を、付着燃料が一箇所に集まらないような形状にすることとした。
また、フィン状突起38を設けることにより、燃焼室22に面する傘裏面34cの表面積を増やすことができる。受熱面積が増えることにより、排気バルブ34の表面温度を上昇させることができる。そのため、傘裏面34cに付着した燃料の蒸発を促進させることができる。このように、本実施形態のシステムによれば、PM粒子数の増加を抑制しつつ、付着燃料の蒸発を促進させることができ、良好な燃焼を実現することができる。
18 ピストン、18a ピストン頂面
22 燃焼室
24 インジェクタ
26 点火プラグ
32 吸気バルブ
34 排気バルブ
34a バルブ軸、34b 傘部、34c 傘裏面、34d 湾曲部、34e 側面部、34f エッジ
35 バルブシート
36 接線
38 フィン状突起
Claims (3)
- 軸部と、
前記軸部の一端に設けられ、燃焼室に面する傘裏面を有する傘部と、を備え、
前記傘裏面は、外縁に凹型の湾曲部を有し、
前記湾曲部の形状は、閉弁状態において、ピストン頂面に垂直で且つ前記軸部の軸線を含む平面上にある前記湾曲部端部の接線が、下死点位置のピストン頂面と交わる形状であること、
を特徴とする内燃機関の排気バルブ。 - 前記傘部の側面部は、閉弁状態において、バルブシートよりも燃焼室に向けて突出しており、該側面部と前記湾曲部とは鋭角に隣接していること、
を特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気バルブ。 - 前記傘裏面は、傘裏面の中心部から前記湾曲部に向けた放射状の突起を有すること、
を特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の排気バルブ。
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