JP2010174697A - 内燃機関の排気バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、内燃機関の排気バルブに関し、傘裏面に付着した燃料が排気バルブとバルブシートとの隙間に入り込むこと、及び傘裏面に付着した燃料がシリンダライナに伝わることを抑制することを目的とする。
【解決手段】排気バルブ34は、バルブ軸34aと、バルブ軸34aの一端に設けられた燃焼室22に面する傘裏面34cを有する傘部34bとを備える。傘裏面34cはその外縁に凹型の湾曲部34dを有する。湾曲部34dの形状は、閉弁状態において、ピストン頂面18aに垂直で且つバルブ軸34aの軸線を含む平面上にある湾曲部34d端部の接線36が、下死点位置のピストン頂面18aと交わる形状とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、内燃機関の排気バルブに関する。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、燃料を、排気バルブの燃焼室に面する傘裏面に直接衝突させるように噴霧する燃料噴射弁を備えた内燃機関が知られている。また、本公報には、排気バルブの傘裏面に噴霧燃料の衝突を受ける円錐状の突起部を設けることが開示されている。このような構成によれば、噴射燃料を高温の突起部に当てて燃料の微粒化及び気化を促進させることができる。
特開平4−143456号公報 特開2008−151083号公報 特開2007−170206号公報 特開平7−310512号公報
しかしながら、排気バルブに衝突した燃料の一部は排気バルブの傘裏面に付着する。付着した燃料が傘裏面上を流れて、排気バルブとバルブシートとの境界に達すると、毛管現象により一部燃料が排気バルブとバルブシートとの隙間に入り込み、PM(Particulate Matter)粒子数の増加を招くこととなる。また、残りの付着燃料は、燃焼室壁面からシリンダライナに伝わってエンジンオイルと混ざり、オイル希釈の要因になるという課題がある。このような課題に対し、上記従来の内燃機関では十分な対策がなされていなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、傘裏面に付着した燃料が排気バルブとバルブシートとの隙間に入り込むこと、及び傘裏面に付着した燃料がシリンダライナに伝わることを抑制しうる内燃機関の排気バルブを提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の排気バルブであって、
軸部と、前記軸部の一端に設けられ、燃焼室に面する傘裏面を有する傘部とを備え、
前記傘裏面は、外縁に凹型の湾曲部を有し、
前記湾曲部の形状は、閉弁状態において、ピストン頂面に垂直で且つ前記軸部の軸線を含む平面上にある前記湾曲部端部の接線が、下死点位置のピストン頂面と交わる形状であることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記傘部の側面部は、閉弁状態においてバルブシートよりも燃焼室に向けて突出しており、該側面部と前記湾曲部とは鋭角に隣接していることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記傘裏面は、傘裏面の中心部から前記湾曲部に向けた放射状の突起を有すること、を特徴とする。
第1の発明によれば、ピストン頂面に向けられた湾曲部の形状により、排気バルブの傘裏面に付着した燃料を、吸気流の流れに乗せてピストン頂面方向に誘導することができる。付着燃料が吸気流の流れに乗って燃焼室空間に誘導されることで、排気バルブとバルブシートとの隙間への燃料の入り込みを低減することができる。また、ピストン頂面に向けて付着燃料を誘導することにより、付着燃料が燃焼室壁面からシリンダライナに伝わることを低減することができる。このため、本発明によれば、排気バルブとバルブシートとの隙間への燃料の入り込みを低減し、PM粒子数の増加を抑制することができる。また、シリンダライナに到達する燃料を低減し、エンジンオイルのオイル希釈を抑制することができる。
第2の発明によれば、傘部の側面がバルブシートよりも燃焼室に向けて突出し、且つ側面と湾曲部とが鋭角に隣接しているため、付着燃料が傘部側面に回り込むことを大きく低減できる。そのため、排気バルブとバルブシートとの隙間に燃料が入り込むことを大きく低減することができる。このため、本発明によれば、PM粒子数の増加を大きく抑制することができる。
第3の発明によれば、傘裏面の窪みに放射状に設けられた突起により、排気バルブの傘裏面を数箇所に仕切ることができる。傘裏面を数箇所に仕切ることで、全ての付着燃料が一箇所に集中することを回避することができる。そのため、吸気流の流れに乗らないような大きな燃料液滴の形成を抑制することができる。吸気流の流れに乗らないような大きな燃料液滴の形成を抑制することで、燃料液滴のピストン頂面への再付着を低減し、PM粒子数の増加を抑制することができる。更に、上述した突起により、排気バルブの傘裏面の表面積を増やすことができる。表面積が増えることで受熱面積が増え、傘裏面の表面温度が上昇し易くなる。そのため、排気バルブに付着した燃料の蒸発を促進させることができる。このため、本発明によれば、傘裏面に放射状に突起を設けることで、PM粒子数の増加を抑制し、且つ傘裏面に付着した燃料の蒸発を促進させることができる。
実施の形態1におけるシステム構成を説明するための構成図である。 実施の形態1における排気バルブ34及びその周辺の構成を示す断面図である。 実施の形態1における排気バルブ34の軸方向の断面を表した縦断面図である。 実施の形態2における排気バルブ34の傘裏面34cの形状を示す図である。 図4に示す傘裏面34cのA−A面及びB−B面による断面を示した断面図である。 実施の形態1における内燃機関10の吸気行程において、燃焼室22の上面を気筒12方向から見た図である。 実施の形態1における内燃機関10に比較対象排気バルブ60を用いた場合のシステム構成図である。 図7に示す噴霧Bの一部が比較対象排気バルブ60の傘裏面60cに付着した場合の付着状態を示す図である。 実施の形態1における比較対象排気バルブ60について軸方向の断面を示した縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
[実施の形態1のシステム構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係るシステム構成を説明するための構成図である。図1に示すシステムは内燃機関10を備えている。内燃機関10は図示しない複数の気筒を有している。図1にはそのうちの一つの気筒12の断面が示されている。気筒12はシリンダブロック14内に形成されている。気筒12の内面にはシリンダライナ16が設けられている。気筒12内には、ピストン18がシリンダライナ16に対し摺動可能に配置されている。シリンダブロック14の上部には、シリンダヘッド20が組み付けられている。また、シリンダブロック14内の気筒12、ピストン18、およびシリンダヘッド20で囲まれた空間により燃焼室22が形成されている。シリンダヘッド20には、燃焼室22内に向けて、筒内噴射用のインジェクタ24と点火プラグ26とが配置されている。さらに、シリンダヘッド20には、燃焼室22に連通する吸気ポート28と排気ポート30とが各2つ形成されている。吸気ポート28の下流端には、吸気ポート28を燃焼室22に対して開閉する吸気バルブ32が設けられている。一方、排気ポート30の上流端には、排気ポート30を燃焼室22に対して開閉する排気バルブ34が設けられている。また、シリンダヘッド20には、吸気バルブ32及び排気バルブ34の傘部が、閉弁時において密着するバルブシート35が設けられている。
本実施形態のシステムはECU(Electronic Control Unit)50を備えている。ECU50の出力側には、前述のインジェクタ24、点火プラグ26等が接続されている。
本実施形態のシステムの内燃機関10は、吸気行程において、吸気バルブ32が開弁状態となり、排気バルブ34が閉弁状態となる。吸気バルブ32を開弁することで、図1に示されるように吸気流Aが燃焼室22内に流れ込み、タンブル流が形成される。ECU50は、燃料を吸気流Aの流れに乗せるように、吸気行程においてインジェクタ24に燃料を噴霧させる。例えば、吸気バルブ32の吸気ポート28側に面する傘表面を含む範囲に燃料を噴霧させる(図1に示す噴霧B)。噴霧Bにより、吸気バルブ32の傘表面に当たって飛び跳ねた燃料の多くは、吸気流Aの流れに乗って燃焼室空間に案内されつつ蒸発するが、一部の燃料は排気側の燃焼室壁面に到達し付着する。
[実施の形態1における特徴的構成]
続いて、本実施形態のシステムの特徴的構成について説明する。本実施形態のシステムの特徴的構成は主に排気バルブ34の構造にある。そこで、まず、本実施形態のシステムにおける排気バルブ34の比較対象として、一般的な排気バルブ(以下、比較対象排気バルブ60という。)について図7〜図9を用いて説明する。
図7は、実施の形態1における内燃機関10に比較対象排気バルブ60を用いた場合のシステム構成図である。図8は、噴霧Bの一部が比較対象排気バルブ60の傘裏面60cに付着した付着状態を示す図である。図7に示す噴霧Bによって、燃焼室22に面した傘裏面60cには付着燃料が生じる(図8(A))。傘裏面60cに付着した燃料は、図7に示すように、吸気流Aによって傘裏面60cを流れる。その結果、付着燃料は、比較対象排気バルブ60とバルブシート35との境界に到達し、図8(B)に示すように、比較対象排気バルブ60とバルブシート35との隙間を伝って一箇所に集まる(b部)。このとき、上述した境界に到達した付着燃料の一部は、図8(C)に示すように毛管現象によって比較対象排気バルブ60とバルブシート35との隙間に入り込む(c部)。また、残りの付着燃料は燃焼室22の壁面を流れて、シリンダライナ16に到達する(c部)。
比較対象排気バルブ60とバルブシート35との隙間に入り込んだ燃料は、PM(Particulate Matter)粒子数を増大させる主要因となる。また、シリンダライナ16に到達した燃料は、ピストン18とシリンダライナ16との摺動面からシリンダブロック14下部のオイルパン(図示略)内に流れ込み、オイル希釈の主要因となる。さらに、比較対象排気バルブ60は、図9のa部に示すように、傘裏面60c外縁の端部に傘表面に向かって丸みを有しているため、端部から傘表面に向かって付着燃料の回り込みが生じる。そのため、比較対象排気バルブ60とバルブシート35との隙間に燃料が入り込み易い。また、付着燃料を運ぶ吸気流Aも、シリンダライナ16方向に案内され易いため、シリンダライナ16に燃料が再付着するという課題もある。
そこで、これらの課題に対して、本実施形態のシステムでは、排気バルブ34とバルブシート35との隙間に入り込む付着燃料と、シリンダライナ16に到達する付着燃料とを低減できる排気バルブ34を設けることとした。
次に、本実施形態のシステムの特徴である排気バルブ34の具体的構成について、図2と図3を用いて説明する。図2は、実施の形態1における排気バルブ34及びその周辺(図1に示すC部近傍)を示す断面図である。排気バルブ34は、バルブ軸34aと、バルブ軸34aの一端に設けられた傘部34bとを有している。傘部34bは、燃焼室22に面する全体的に滑らかな傘裏面34cを有している。傘裏面34cの外縁部は、傘裏面34cの他部分よりも突出するように湾曲(以下、湾曲部34dという)した形状となっている。
詳細には、湾曲部34dの形状は、排気バルブ34の閉弁状態において、ピストン頂面18aに垂直で且つバルブ軸34aの軸線を含む平面上にある湾曲部34dの端部の接線36が、下死点におけるピストン頂面18aと交わる形状をしている。すなわち、湾曲部34dの端部は、シリンダライナ16方向には向かわず、ピストン頂面18aに向かっている。さらに、湾曲部34dの形状には次の特徴がある。図3は、実施の形態1における排気バルブ34について軸方向の断面を示した縦断面図である。図3に示すように、排気バルブ34の湾曲部34dと側面部34eとは鋭角に隣接して、エッジ34fを形成している。加えて、このエッジ34fは、図2に示すように、排気バルブ34の閉弁時において他部材(例えば、バルブシート35や燃焼室内壁)よりも燃焼室22に向けて突出するように配置されている。
以上説明したように、図2〜図3に示す本実施形態の構成によれば、排気バルブ34の傘裏面34cの外縁に設けられた湾曲部34d及びエッジ34fにより、傘裏面34cに付着した燃料の傘部側面への回り込みを抑制しつつ、付着燃料を吸気流Aの流れに乗せて燃焼室空間に誘導することができる。そのため、排気バルブ34とバルブシート35との隙間への燃料の入り込みを低減しつつ、付着燃料を、吸気流Aの流れに乗せて燃焼室空間に運びながら蒸発させることができる。
また、湾曲部34d端部をピストン頂面18a方向に向けたことにより、吸気流A及び付着燃料がシリンダライナ16方向に運ばれることを抑制できる。そのため、付着燃料がシリンダライナ16に再付着することを低減することができる。シリンダライナ16への燃料の再付着を低減することで、オイル希釈を低減するこができる。加えて、湾曲部34dは、吸気流Aをスムーズにピストン頂面方向に向かわせるガイドとしての役割も果たすため、タンブル流を強める効果も得られる。
このように、本実施例のシステムによれば、排気バルブ34とバルブシートの隙間に燃料が留まることによるPM粒子数の増大を抑制し、且つシリンダライナ16に燃料が付着することによるオイル希釈を低減することができる。
ところで、上述した実施の形態1のシステムにおいては、傘裏面34cの形状を、その外縁部が湾曲した形状であることとしているが、この傘裏面34cの形状はこれに限定されるものではない。例えば、傘裏面34cの全体を凹型に湾曲させた断面形状としても良い。なお、この点は以下の実施の形態でも同様である。
また、上述した実施の形態1のシステムにおいては、燃料を、吸気バルブ32の傘表面を含むように噴霧することとしているが、この噴霧形状はこれに限定されるものではない。図6は、吸気行程において、気筒12方向から燃焼室22の上面を見た図である。噴霧形状は、図6に示すように、排気バルブ34の傘裏面34cに積極的に当てるように、左右に分割された中抜きの形状としてもよい。このような噴霧形状にすることで、左右の吸気バルブ32間を抜けて燃焼室壁面やシリンダライナ16に直接向かう噴射燃料を大きく低減することができる。そのため、シリンダライナ16への燃料付着によるオイル希釈も低減することができる。また、このような噴霧形状にすることで、排気バルブ34の傘裏面34cに向かう燃料噴霧の割合が増すため、PM粒子数の増加を抑制することができる。なお、この点は以下の実施の形態でも同様である。
尚、上述した実施の形態1においては、バルブ軸34aが前記第1の発明における「軸部」に、傘裏面34cが前記第1の発明における「傘裏面」に、傘部34bが前記第1の発明における「傘部」に、湾曲部34dが前記第1の発明における「湾曲部」に、ピストン頂面18aが前記第1の発明における「ピストン頂面」に、接線36が前記第1の発明における「接線」に、側面部34eが前記第2の発明における「側面部」に、それぞれ相当している。
実施の形態2.
[実施の形態2のシステム構成]
次に、図4及び図5を参照して本発明の実施の形態2について説明する。本実施形態のシステムは図1に示した構成において、排気バルブ34の傘裏面34cの形状を変更した点を除いて、図1に示す構成と同様である。以下、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
[実施の形態2における特徴的構成]
上述した実施の形態1では、傘裏面34cの外縁に設けられた湾曲部34dにより、吸気流Aの流れに乗せて付着燃料を燃焼室空間に誘導することができる。しかしながら、付着燃料は、傘裏面34c窪みの一箇所に集まり易い。全ての付着燃料が一箇所に集まると大きな燃料液滴が生じることとなり、吸気流Aにより燃焼室空間に運ばれながら蒸発することなく、ピストン頂面18aに到達し再付着してしまうことが考えられる。このような付着燃料はPM粒子数の増大要因となる。そこで、本実施形態では、傘裏面34cの形状を、付着燃料が一箇所に集まらないような形状にすることとした。
次に、本実施形態のシステムの特徴である排気バルブ34の傘裏面34cの具体的形状について図4と図5を用いて説明する。図4は、実施の形態2における排気バルブ34の傘裏面34cの形状を示す図である。図5は、図4に示す傘裏面34cのA−A面とB−B面による各断面を示した断面図である。
実施の形態1で説明したとおり、傘裏面34cの外縁に湾曲部34d及びエッジ34fを有している点については、実施の形態1と同様である。実施の形態2では、これに加えて、図4に示すようなフィン状突起38が、窪んだ傘裏面34cの中央部から湾曲部34dにかけて放射状に設けられている。フィン状突起38を含む断面を示す図5(A)に表されるように、フィン状突起38の形状は、傘裏面34c中央部から湾曲部34dに向かって上るように傾斜した形状をしている。また、フィン状突起38は、図5(B)に示すように、フィン状突起38を有さない傘裏面34cの他の箇所よりも全体が突出した形状をしている。
以上説明したように、図4〜図5に示す本実施形態の構成によれば、フィン状突起38により、傘裏面34cの窪みを複数の領域に仕切ることができる。複数の領域に仕切ることで、付着燃料が一箇所に集まり大きな燃料液滴が生じることを抑制できる。よって、大きな燃料液滴が燃焼室空間に飛び出すことを回避できる。そのため、吸気流Aに乗らない大きな燃料液滴が、ピストン頂面18aに再付着することを抑制することができる。そのため、実施の形態1よりも確実にPM粒子数を低減することができる。
また、フィン状突起38を設けることにより、燃焼室22に面する傘裏面34cの表面積を増やすことができる。受熱面積が増えることにより、排気バルブ34の表面温度を上昇させることができる。そのため、傘裏面34cに付着した燃料の蒸発を促進させることができる。このように、本実施形態のシステムによれば、PM粒子数の増加を抑制しつつ、付着燃料の蒸発を促進させることができ、良好な燃焼を実現することができる。
尚、上述した実施の形態2においては、フィン状突起38が前記第3の発明における「突起」に相当している。
16 シリンダライナ
18 ピストン、18a ピストン頂面
22 燃焼室
24 インジェクタ
26 点火プラグ
32 吸気バルブ
34 排気バルブ
34a バルブ軸、34b 傘部、34c 傘裏面、34d 湾曲部、34e 側面部、34f エッジ
35 バルブシート
36 接線
38 フィン状突起

Claims (3)

  1. 軸部と、
    前記軸部の一端に設けられ、燃焼室に面する傘裏面を有する傘部と、を備え、
    前記傘裏面は、外縁に凹型の湾曲部を有し、
    前記湾曲部の形状は、閉弁状態において、ピストン頂面に垂直で且つ前記軸部の軸線を含む平面上にある前記湾曲部端部の接線が、下死点位置のピストン頂面と交わる形状であること、
    を特徴とする内燃機関の排気バルブ。
  2. 前記傘部の側面部は、閉弁状態において、バルブシートよりも燃焼室に向けて突出しており、該側面部と前記湾曲部とは鋭角に隣接していること、
    を特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気バルブ。
  3. 前記傘裏面は、傘裏面の中心部から前記湾曲部に向けた放射状の突起を有すること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の排気バルブ。
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