JP2010173547A - 車両用シート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員にとって快適であってシートベルトの着用を十分に促すことのできる車両用シート装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る車両用シート装置10は、シート制御ECU1によって、バックルスイッチ2がシートベルトの未装着状態を検出するとシートバックを立てた初期位置とし、シートベルトの装着状態を検出するとシートバックを所定のリクライニング角で後ろに倒れるリクライニング位置とする。よって、シートベルトの未装着時には、シートバックが乗員にとって快適なリクライニング位置よりも立った乗降に適する位置とするため、乗員は乗車の度に快適なリクライニング位置を求めるようになり、シートベルトの着用を十分に促すことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シート装置に関する。
従来、車両の乗員に対してシートベルトの装着を促す装置が提案されている。例えば、特許文献1に開示された装置では、シートに着座した乗員がシートベルトを装着していない状態でイグニッションスイッチをオンした場合に、ヘッドレストを前方に移動する等により圧迫力を付与して乗員に違和感を与えることにより、乗員に対してシートベルトの装着を促すようにしている。
また、特許文献2に開示された装置では、シートベルトの着用が検出された場合に、車両用シートをドライバ毎の最適ドライビングポジションに調整することにより、シートベルトの着用率を向上させるようにしている。
特開2004−196285号公報 実開昭62−28657号公報
しかしながら、特許文献1に開示された装置では、乗員に違和感を与えることによってシートベルトの装着を促すため、乗員に対して不快感を与えてしまうという問題があった。また、特許文献2に開示された装置では、自動車のユーザが単独である場合には、シートベルトが着用されていなくても、それより前に乗車したときのシートベルトの着用によりシートが最適ドライビングポジションに調整されているため、シートベルトの着用促進効果が得られなかった。
そこで、本発明の目的は、乗員にとって快適であってシートベルトの着用を十分に促すことのできる車両用シート装置を提供することにある。
本発明の車両用シート装置は、車両のシートに着座する乗員を保護するために装着されるシートベルトと、シートベルトの装着を検出する装着検出手段と、シートを移動させる移動手段と、装着検出手段によって検出されたシートベルトの装着状態に基づいて移動手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、移動手段を制御し、装着検出手段によってシートベルトの未装着状態が検出された場合にはシートのシートバックが立つ初期位置とし、装着検出手段によってシートベルトの装着状態が検出された場合にはシートのシートバックが所定のリクライニング角で後ろに倒れるリクライニング位置とすることを特徴とする。
この車両用シート装置によれば、装着検出手段によってシートベルトの未装着状態が検出されると、制御手段によって移動手段が制御され、シートのシートバックが立つ初期位置とされる。また、装着検出手段によってシートベルトの装着状態が検出されると、制御手段によって移動手段が制御され、シートのシートバックが所定のリクライニング角で後ろに倒れるリクライニング位置とされる。ここで、シートバックが立つ初期位置とは乗員にとって乗降に適した位置であり、リクライニング位置とは乗員にとって快適なシートバックのリクライニング位置である。
このように、シートベルトの未装着時には、シートバックは、乗員にとって快適なリクライニング位置よりも立った乗降に適する位置とされるため、乗員は乗車の度に快適なリクライニング位置を求めるようになり、乗員に対してシートベルトの着用を十分に促すことができる。しかも、シートバックが立つ初期位置は乗降に適しているため、乗員が快適に乗降できる。
また、制御手段は、装着検出手段によってシートベルトの未装着状態が検出された場合には、シートの着座部を所定位置よりも後方の初期位置とすることが好ましい。このようにすれば、シートベルトを装着していない乗降時においてはシートの着座部が所定位置よりも後方の初期位置にあるため、シートバックが立つ初期位置と合わせて乗降を促す環境を作り出せる。
また、乗員がシートに着座していることを検出する着座検出手段を備え、制御手段は、着座検出手段によって乗員の着座が検出された後にシートベルトの装着状態が検出された場合にのみ、シートバックを所定のリクライニング角で後ろに倒れるリクライニング位置とすることが好ましい。このようにすれば、シートに着座した状態でシートベルトを着用して初めて、シートバックを快適なリクライニング位置とすることができる。よって、シートに着座せずにシートベルトを装着し、この状態でシートベルトの上に着座するような行為を防止することができ、シートベルトの装着を乗員に対してより確実に促すことができる。
また、シートの移動に合わせてシートベルトを巻き取り及び繰り出し可能な巻取手段を備えることが好ましい。このようにすれば、シートの移動に合わせてシートベルトにかかる張力が調整されるため、シートの移動中にシートベルトにより締め付け感が最適とされる。
このように、本発明によれば、乗員にとって快適であってシートベルトの着用を十分に促すことのできる車両用シート装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る車両用シート装置を示すブロック構成図である。 シートのポジションを示す模式的側面図である。 図1に示す車両用シート装置による処理手順を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る車両用シート装置を示すブロック構成図である。 図4に示す車両用シート装置による処理手順を示すフローチャートである。 図4に示す車両用シート装置による他の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明による車両用シート装置の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(一実施形態)
図1は本発明の一実施形態に係る車両用シート装置を示すブロック構成図、図2はシートのポジションを示す模式的側面図である。本実施形態の車両用シート装置10は、車両の後部座席のシートに適用されるものであり、当該シートの状態を制御し所定のポジションに調整することにより、乗員に対してシートベルトの着用を促すものである。
図1及び図2に示すように、車両用シート装置10は、着座部であるシートクッション5aと背もたれとなるシートバック5bとを備える後部座席のシート5のそのポジション調整を制御するシート制御ECU(electronic control unit;制御手段)1と、シート5に着座する乗員6を保護するシートベルト7のその装着を検出するバックルスイッチ(装着検出手段)2と、シート5のポジションを検出するポジションセンサ3と、シート5を移動させるシート駆動部(移動手段)4とを備えている。これらのバックルスイッチ2、ポジションセンサ3、シート駆動部4のそれぞれは、シート制御ECU1に電気的に接続されている。
シートベルト7は、ベルト7a、このベルト7aに設けられたプレート7b、このプレート7bが着脱可能に装着されるバックル7c等により構成されている。また、シートベルト7に対しては、ベルト7aを巻き取り及び繰り出し可能なリトラクタ(巻取手段)8が設けられている。このリトラクタ8は、シート制御ECU1に電気的に接続されている。なお、図2では、図1に示した車両用シート装置10の各構成要素については図示を省略している。
図1に示すシート制御ECU1は、バックルスイッチ2及びポジションセンサ3から出力される信号に基づいて所定の処理を実行し、処理の結果に応じてシート駆動部4を制御するものである。このシート制御ECU1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random AccessMemory)などを含むコンピュータにより構成されている。
このシート制御ECU1は、具体的にはシートベルト装着検出部11と、ポジション検出部12と、シート移動制御部13と同様の機能を備えている。これらは、シート制御ECU1の処理の一部をシート制御ECU1の構成として示したものであるが、詳細については後述するシート制御ECU1の動作説明において説明する。
バックルスイッチ2は、シートベルト7のバックル7cに設けられたスイッチ等により構成されており、バックル7cに対するプレート7bの着脱によるオン/オフを検出することによりシートベルト7の装着状態又は未装着状態を検出するものである。このバックルスイッチ2は、検出したオン/オフを示すオン/オフ信号を生成し、生成したオン/オフ信号を装着有無信号としてシート制御ECU1に出力する。
ポジションセンサ3は、シート5に取り付けられ、シート5のリクライニング角等を検出することによりシート5の位置すなわちポジションを検出するセンサである。このポジションセンサ3は、検出したシート5のポジションを示すポジション信号を生成し、生成したポジション信号をシート制御ECU1に出力する。
シート駆動部4は、駆動モータ等を備えてシート5に対して設けられており、シート制御ECU1によって駆動モータの回転駆動が制御されることによりシート5を駆動し、所定のポジションに移動するものである。
次に、車両用シート装置10によって調整されるシート5のポジションについて説明する。本実施形態では、シート5は、図2(a)に示すシート5のシートバック5bが立つポジションと、図2(b)に示すシートバック5bが後ろに倒れるポジションとの2種類のポジションに自動的に調整される。以下の説明において、図2(a)に示すポジションを「乗降時ポジション」といい、図2(b)に示すポジションを「着座時ポジション」という。
図2(a)に示すように、乗降時ポジションでは、シートバック5bが立つ初期位置とされている。また、図2(b)に示すように、着座時ポジションでは、シートバック5bが所定のリクライニング角で後ろに倒れるリクライニング位置とされている。
また、図2(a)と図2(b)との比較において明らかなように、乗降時ポジションでは、着座時ポジションに比してシートクッション5aが所定位置よりも後方の初期位置とされている。これは、後部座席のシート5のリクライニング形式が、シートバック5b上部の軸を支点に移動する、いわゆるシートクッション移動式とされているためである。
このシートクッション移動形式では、乗降時ポジションから着座時ポジションへの移動に際し、シート5はシート駆動部4による駆動を受けて、シートバック5bが立つ初期位置から所定のリクライニング角で後ろに倒れると同時に、シートクッション5aが初期位置から前方の所定位置へスライド移動する。また、着座時ポジションから乗降時ポジションへの移動に際し、シート5はシート駆動部4による駆動を受けて、シートバック5bが所定のリクライニング角から初期位置に立つと同時に、シートクッション5aが所定位置から後方の初期位置へスライド移動する。
このように、乗降時ポジションでは、シートバック5bが立っているため、乗員6の体が起き、かつシートクッション5aが後方に移動しているため前部座席との間の足元空間が拡がり、乗員6にとって降車姿勢を取りやすい。また、車両への乗車時においても乗員6の上体が起きているため、シートベルト7の着用等の操作を行いやすい。一方、着座時ポジションでは、シートバック5bがリクライニング位置に倒れているため、乗員6にとって快適な姿勢をとることができる。
次に、車両用シート装置10の動作について説明する。図3は、車両用シート装置10による処理手順を示すフローチャートである。以下の処理は、車両用シート装置10のシート制御ECU1によって行われる。また、以下の処理は、エンジンが始動されてから停止されるまで、システムスリープ時以外において実行される。
まず、ステップS1において、シートベルト7が装着されているか否かをシートベルト装着検出部11によって判断する。ここでは、シートベルト装着検出部11は、バックルスイッチ2から出力された、プレート7bがバックル7cに装着されているか否かを示す装着有無信号を取得し、取得した装着有無信号に基づいてシートベルト7が装着状態であるか未装着状態であるかを判断する。
ステップS1においてシートベルト7が装着状態であると判断した場合、ステップS2に移行し、シート5のポジションが着座時ポジションであるか否かをポジション検出部12によって判断する。ここでは、ポジション検出部12は、ポジションセンサ3から出力された、シート5のポジションを示すポジション信号を取得し、取得したポジション信号に基づいてシート5が着座時ポジションであるか否かを判断する。
ステップS2においてシート5が着座時ポジションではないと判断した場合、ステップS3に移行し、着座時ポジションを生成すべく、シート移動制御部13によってシート駆動部4を制御する。ここでは、シート移動制御部13は、シート5の着座時ポジションへの移動を指示する着座時ポジション生成信号を生成し、生成した着座時ポジション生成信号をシート駆動部4に出力して、シート5が着座時ポジションとなるよう制御する。そして、ステップS1へ戻る。
ここで、シート5が着座時ポジションとなるよう制御されて移動する最中、シートベルト7上端に設けられたリトラクタ8はシート移動制御部13によって制御され、シート5の移動に合わせて、ベルト7aにかかる張力を緩め、又は強める。すなわち、リトラクタ8は、シート5の移動に合わせてベルト7aを繰り出し、又は巻き取る。
一方、ステップS2においてシート5が着座時ポジションであると判断した場合、ステップS4に移行し、シート移動制御部13はシート駆動部4への通電をオフし、シート駆動部4へ信号を出力しないままステップS1へ戻る。
このような処理によって、バックルスイッチ2によりシートベルト7の装着状態が検出されると、シート制御ECU1のシート移動制御部13によってシート駆動部4が制御されてシートバック5bが所定のリクライニング角で後ろに倒れるリクライニング位置とされ、乗員6は快適な姿勢をとることができる。
一方、ステップS1においてシートベルト7が未装着状態であると判断された場合、ステップS5に移行し、シート5のポジションが乗降時ポジションであるか否かをポジション信号に基づきポジション検出部12によって判断する。
ステップS5においてシート5が乗降時ポジションではないと判断した場合、ステップS6に移行し、乗降時ポジションを生成すべく、シート移動制御部13によってシート駆動部4を制御する。ここでは、シート移動制御部13は、シート5の乗降時ポジションへの移動を指示する乗降時ポジション生成信号を生成し、生成した乗降時ポジション生成信号をシート駆動部4に出力して、シート5が乗降時ポジションとなるよう制御する。このステップでも、ステップS3と同様、リトラクタ8によってベルト7aの張力が調節される。そして、ステップS1へ戻る。
一方、ステップS5においてシート5が乗降時ポジションであると判断した場合、ステップS7に移行し、シート移動制御部13はシート駆動部4への通電をオフし、シート駆動部4へ信号を出力しないままステップS1へ戻る。
このような処理によって、バックルスイッチ2によりシートベルト7の未装着状態が検出されると、シート制御ECU1のシート移動制御部13によってシート駆動部4が制御されてシートバック5bが立つ初期位置とされ、乗員6は乗降に適した姿勢を容易にとることができる。
このように、本実施形態に係る車両用シート装置10によれば、バックルスイッチ2によってシートベルト7の未装着状態が検出されると、シート制御ECU1によってシート駆動部4が制御され、シートバック5bが立つ初期位置とされる一方で、バックルスイッチ2によってシートベルト7の装着状態が検出されると、シート制御ECU1によってシート駆動部4が制御され、シートバック5bが所定のリクライニング角で後ろに倒れるリクライニング位置とされる。
こうして、シートベルト7の未装着時には、シートバック5bは、乗員6にとって快適なリクライニング位置よりも立った乗降に適する位置とされるため、乗員6は乗車の度に快適なリクライニング位置を求めるようになり、乗員6に対してシートベルトの着用を十分に促すことができる。しかも、シートバック5bが立ち、シートクッション5aが後方に移動した初期位置は乗降に適しているため、乗員6が快適に乗降できる。
また、シートベルト7を装着していない乗降時においては、シートバック5bが立ち、シートクッション5aが所定位置よりも後方に移動した初期位置にあるため、乗員6に対して乗降を促す環境を作り出せる。
また、シート5の移動に合わせてリトラクタ8によってベルト7aが巻き取り又は繰り出されるため、ベルト7aにかかる張力が調整されて、シート5の移動中にベルト7aにより締め付け感が最適とされる。
また、後部座席に着座する乗員6に対して、シートベルト7の着用を十分に促すことができるため、後部座席のシートベルト着用義務に対して十分に対応できる。
(他の実施形態)
図4は、本発明の他の実施形態に係る車両用シート装置を示すブロック構成図である。
図4に示す車両用シート装置20が図1に示した車両用シート装置10と違う点は、乗員6がシート5に着座していることを検出するシートセンサ(着座検出手段)9を備えると共に、シートセンサ9の検出結果に基づいて後述の所定の処理を行う着座検出部14をシート制御ECU1に備えた点である。
シートセンサ9は、シートクッション5a付近に取り付けられて、乗員6がシート5に着座しているか否かを検出するセンサである。このシートセンサ9は、検出した着座の有無を示す着座有無信号を生成し、生成した着座有無信号をシート制御ECU1に出力する。
図5は、車両用シート装置20による処理手順を示すフローチャートである。図5に示す処理手順が図3に示す車両用シート装置10による処理手順と違う点は、図3のステップS1に替えてステップS11の処理を行う点である。
具体的には、ステップS11では、着座検出部14及びシートベルト装着検出部11によって、乗員6がシート5に着座しており且つシートベルト7が装着状態であるか否かを判断する。ここでは、着座検出部14はシートセンサ9から出力された着座有無信号を取得し、シートベルト装着検出部11はバックルスイッチ2から出力された装着有無信号を取得し、先の実施形態と同様に判断する。
そして、乗員6がシート5に着座しており且つシートベルト7が装着状態であると判断すると、ステップS2に移行し、図3に示したステップS2〜S4の処理と同様の処理を行い、シートバック5bが所定のリクライニング角で後ろに倒れるリクライニング位置とされる。また、乗員6がシート5に着座していない、且つ/又はシートベルト7が未装着状態であると判断すると、ステップS5に移行し、図3に示したステップS5〜S7の処理と同様の処理を行い、シートバック5bが立つ初期位置とされる。
このように、本実施形態に係る車両用シート装置20によれば、シートベルト7が装着されているか否かのみならず、乗員6がシート5に着座していることを条件として着座時ポジションが生成される。このため、乗員6がシート5に着座していないにも関わらず、バックル7cがプレート7bに装着されているために着座時ポジションが生成されシートバック5bがリクライニング位置とされるような誤動作を防止できる。
また、本実施形態において、図6に示すような他の処理手順にて車両用シート装置20による処理を行ってもよい。すなわち、図6に示すように、まずステップS21において乗員6がシート5に着座しているか否かを判断し、ステップS21において乗員6がシート5に着座していると判断すると、ステップS22に移行し、シートベルト7が装着状態であるか否かを判断する。さらに、ステップS22においてシートベルト7が装着状態であると判断すると、ステップS2に移行し、図3に示したステップS2〜S4の処理と同様の処理を行い、シートバック5bが所定のリクライニング角で後ろに倒れるリクライニング位置とされる。
一方、ステップS21においてシートベルト7が未装着状態であると判断したり、たとえ装着状態であってもステップS22において乗員6がシート5に着座していないと判断すると、ステップS5に移行し、図3に示したステップS5〜S7の処理と同様の処理を行い、シートバック5bが立つ初期位置とされる。
このように、図6に示したような処理手順によれば、シート5に着座した状態でシートベルト7を着用して初めてシートバック5bを快適なリクライニング位置とするため、シート5に着座せずにシートベルト7を装着し、この状態でベルト7aの上に着座するような行為を防止することができ、シートベルト7の装着を乗員に対してより確実に促すことができる。
以上、本発明による車両用シート装置の好適な実施形態について詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では車両用シート装置は後部座席のシートに対して適用することとしたが、運転席や助手席等のシートに対して適用し、ドライバや助手席の乗員に対してシートベルトの着用を促すこととしてもよい。なお、運転席のシートに適用する場合は、走行状態を考慮した構成及び処理手順とすることにより、運転動作に悪影響を与えることなく、ドライバに対してシートベルトの着用を促すことができる。
また、上記実施形態ではシートのリクライニング形式をシートクッション移動形式としたが、シートバック5bが可動な構成としてもよい。この場合、シートバック5bとシートクッション5aとの連結部においてシートバック5bを回動させることによりリクライニング角を調整すれば、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、上記実施形態ではリトラクタ8をシートベルト7上端に設けることとしたが、シートベルト7の下端(アンカ側)にリトラクタを設けてもよい。また、車両用シート装置によって調整される乗降時ポジションや着座時ポジションは、単独又は複数のユーザのそれぞれについて、体型や体格、好みの姿勢等に合わせて設定してもよい。
1…シート制御ECU(制御手段)、2…バックルスイッチ(装着検出手段)、4…シート駆動部(移動手段)、5…シート、5a…シートクッション(着座部)、5b…シートバック、6…乗員、7…シートベルト、8…リトラクタ(巻取手段)、9…シートセンサ(着座検出手段)、10,20…車両用シート装置。

Claims (4)

  1. 車両のシートに着座する乗員を保護するために装着されるシートベルトと、
    前記シートベルトの装着を検出する装着検出手段と、
    前記シートを移動させる移動手段と、
    前記装着検出手段によって検出された前記シートベルトの装着状態に基づいて前記移動手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記移動手段を制御し、
    前記装着検出手段によって前記シートベルトの未装着状態が検出された場合には前記シートのシートバックが立つ初期位置とし、
    前記装着検出手段によって前記シートベルトの装着状態が検出された場合には前記シートのシートバックが所定のリクライニング角で後ろに倒れるリクライニング位置とすることを特徴とする車両用シート装置。
  2. 前記制御手段は、前記装着検出手段によって前記シートベルトの未装着状態が検出された場合には、前記シートの着座部を所定位置よりも後方の初期位置とすることを特徴とする請求項1記載の車両用シート装置。
  3. 前記乗員が前記シートに着座していることを検出する着座検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記着座検出手段によって前記乗員の着座が検出された後に前記シートベルトの装着状態が検出された場合にのみ、前記シートバックを前記所定のリクライニング角で後ろに倒れる前記リクライニング位置とすることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用シート装置。
  4. 前記シートの移動に合わせて前記シートベルトを巻き取り及び繰り出し可能な巻取手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の車両用シート装置。
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